ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2002年12月19日(木) マーサの幸せレシピ

監督:サンドラ・ネットルベック
出演:マルティナ・ゲデック
    セルジョ・カステリット
    マクシメ・フェルステ、他
オススメ度:☆☆☆☆−


【あらすじ】
ドイツにあるフランス料理店でシェフとして働く30代独身女性「マーサ」、彼女は際立った料理センスと一流の腕前でありながらも、レストランのオーナーからは「街で2番目のシェフ」と呼ばれてしまう。その意味を知ろうとしないマーサは、他人との関わりを拒み、自分の殻に閉じこもり、レストランと自宅を往復するだけの生活を送っていた。
ところがある日、事故死した姉が残した8歳になる娘「リナ」を引き取る事になったのだ。母親を失ったショックで食べ物を口にしないリナ。時同じくしてレストランに陽気なイタリア人シェフ「マリオ」が入って来て、マーサの生活は一変するのだ・・・


【感想】
予告編のキャッチコピーからして、「至福のダイニング・ムービー」「幸せはほんのちょっとの匙加減」
ヒューマンと恋愛モノを絡めたハッピーになれる映画なんだろうなぁ〜・・・と予感させる映画で。

ある意味予告編で予感させる物を何1つ裏切らない、実に気持ちのいい映画だと言えるんだけど、ぴよは何故か入り込めなかったんだな。(^_^;)
たぶんこの映画を見て「イマイチだな」という人はほとんどいないと思う。むしろ「見てよかった!」という人がほとんどだと思う。確かにぴよも「見てよかった」とは思ったものの、映画を見終わってもこれと言って心に残る物がなかった・・・これはぴよの性格がヒネくれてるだけの事なんだと思う(きゃー)

母親を失ったショックで摂食障害になって、自分の殻に閉じこもってしまった8歳の少女「リナ」を預かるマーサ自身が、人に美味しい料理を提供する立場でありながらも、自身が摂食障害であるという設定。リナの心の殻を打ち破ってやる為には、自身の殻も打ち破らなければならない。
そこへ登場する陽気なイタリアン「マリオ」の存在。最初はその陽気な様子がマーサを苛立たせるものの、段々彼の魅力にリナもマーサも心を開いて・・・ここらのキャラの描き込みや設定は実に巧みで、文句の付けようがないんだけど。

マーサの性格と同じように、この映画も1分の隙もない程に神経質に木目細かく描かれ過ぎていて、正直言って面白味を感じなかったんだよな。あまりに完璧過ぎて、自分の感情を映画の中に投影させたり、共感させたりする隙間を与えられなかったと言うのか。

レストランが舞台なだけあって、美味しそうな料理が沢山出て来るんだけど、マーサの作る料理が全然美味しそうに見えなくて。つまらなそうな、気難しそうな顔で作られた料理が美味しく見えないのは当たり前。逆に陽気に鼻歌交じりに作るマリオの料理は実に食欲をそそる・・・こういう感想を持ったら、この映画的には大成功なんだとわかっていても、神経質なマーサの様子や、マーサの作る料理を見てイライラしちゃったぴよは、どーにもこーにもやるせない気分になっちゃうんだよね。

たぶんさ、マーサみたいな女性の事をぴよが好きになれなかったのが一番の原因なんだろーな。(^_^;)
映画見ながら「この女、絶対に友達になれねーわ」と思っちゃったから、彼女の何もかもがぴよを苛立たせちゃって・・・


本来なら、マーサがリナと心を通わせていく過程に共感したり、マリオに癒されて少しずつ心を開いていく姿に、ホッとしたり優しい気持ちにならなきゃいけないハズなのに(この映画のツボは正にここだと思う!)どーしてぴよはマーサにイライラしなきゃいけないんすかぁー!
・・・あぁ。だからぴよの性格がヒネ曲がってるって事っすか!?あらら〜ん。(涙)




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