2002年12月10日(火) |
ギャング・オブ・ニューヨーク |
監督:マーティン・スコセッシ 出演:レオナルド・ディカプリオ キャメロン・ディアス ダニエル・デイ=ルイス、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 1846年ニューヨーク「ファイブ・ポインツ」、開拓先住民と新興移民者との激しい争いの末、先住民のリーダー「ビル」に目の前で父親を殺されたアムステルダム少年。自らもその後少年院に投獄され、15年もの歳月が流れた。 1861年、ようやく釈放されたアムステルダムは、父の仇を討つべくファイブ・ポインツに戻って来た。素性を偽りビルに近付き、彼の信頼を得たアムステルダム。だがビルが自分の父を深く敬愛していた事を知り、動揺が走る。そして道ならぬ運命の女性との出会いをした事でアムステルダムの計画は思わぬ方向に動くのだ・・・
【感想】 何しろ「構想30年、撮影270日、制作費150億円」だもんねー。本当なら昨年末には公開の予定だったのに、アメリカ同時多発テロの影響で、延び延びになってようやく晴れて公開っすよー! (いや、ぴよは試写会で見てますヨ。一般公開は12月21日のハズです。はい・・・)
さてこの映画。実に上映時間2時間40分のかーなーりー長い映画なんですけど、これはたぶん構想に30年も費やしたが為に、構想練り過ぎて色んな事を詰め込み過ぎちゃったせいなんじゃないかと。(笑)
要するにネ、
主題が何なのかさっぱりわかんねーんだ(爆)
とにかく時代考証だったり当時の風俗、衣装、人々の生活ぶりなんかは滅茶苦茶細かく設定されてて、そりゃーすんごい出来になってんだけどサ。色々詰め込み過ぎなんだよ。うん。
この映画は父親の復讐に立ち上がった男の話?それとも19世紀アメリカの南北戦争に絡む当時の世相や人々の風俗の話?はたまた時代物ロマンス映画?・・・その全ての要素を、余りにもまんべんなく時間かけて見せてくれるもんだから、見終わっても何がこの映画の一番柱になってたのか、さーっぱりわかんないんだよネ。(^_^;) 予告編だけ見ると「親の仇討ちの話」がメインなのかなー?とも思えるんだけど、決してそーいう作りだとも言い難くて。
先に書いたけど、確かに映像はスゴイ!とにかく実に細部に渡って当時の世相を再現した素晴らしい映像には、思わず息を呑むね!呑むね、呑むんだけどぉー・・・エピソードが何もかも小さく感じるのはなぜ?(をい) だってさー、本当にきっとすんごい大作なんだろーけど、見終わっても頭の中では「だから何だったんすか?」って疑問符が飛び交っちゃって、これと言った感想すら思い付かない状態なんだもーん!(わはは)
果たして「ギャング・オブ・ニューヨーク」のタイトルの意味するトコロは何だったのか? この映画見て何か感じ取った方、アホなぴよにそっと教えて頂けないでしょうか?(苦笑)
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