監督:クレール・ドゥニ 出演:ヴィンセント・ギャロ ベアトリス・ダル トリシア・ヴェッセイ、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 新婚旅行でパリに訪れたアメリカ人シェーンとジューン夫妻。ところが旅行先をパリにしたのは訳があった。夫シェーンは、愛し合う相手の体を噛み、引き裂き、そして血まみれになる事に快感を覚えるという異常性癖があったのだ。自分の性癖を理解していたシェーンはどうしても妻が抱けない。パリに自分の性癖について論文を書いている医師がいる事を付き止めて、どうしても医師に合って自分の心の病を治して欲しかったのだ。 ところが医師がその論文を書いたのにも訳があった。医師の愛する妻がまさしくシェーンと同じ性癖の持ち主だったのだ。
【感想】 予告編見た時から「な〜んかヤバそーな映画だよなぁ」とは思ってたものの、逆にそれがどうしても気になって見に行っちゃったぢゃんね。んもー!ぴよったらマスコミの宣伝に躍らされ過ぎなんだってばぁー(^_^;)
ずーっとセリフのない(もしくは極力少ない)バラバラのシーンが次から次へと流れてね、人間関係も各々のシーンの繋がりも全然わかんなくって「???」の連続なんだけど、段々時間が経って来ると「あぁ、多少繋がりはあるんだけど、話の筋自体での繋がりはあんまりないのね」って判る。(をい)
つーかさぁ。
訳わかんねーんだよ!
ほらぁー。また吠えちゃったぢゃ〜ん。
簡単に言うと、異常性癖を持った2人の人間の各々の様子を、バラバラに見せてて、多少そのお互いに関わりのある人達の様子なんかも差し入れるんだけど、結局何が言いたいのかさーっぱりわかんなくって。
ぴよがアホだから?(うっ)
論文を発表した医師は、一応妻の異常性癖を治す為の治療薬を開発中らしいんだけど、結局シェーンは捜し求めた医師には出会えず、自分と同じ性癖を持つ医師の妻にだけ出会っちゃって (ここからネタバレ?映画見てない人はドラッグしないよーにね) 【医師の妻がこれぢゃ〜結局自分の性癖は治らない?つーか、逆にますます覚醒しちゃって、ホテルの女に欲情して殺して「やっぱ我慢はよくないねぇ〜!はぁ〜、すっきりした♪」で終り?・・って、そりゃオチなしぢゃねーかよう!(苦笑)】
絵の撮り方とか結構キレイなんだよね。凄惨極まりないシーンもちょっとした絵画を見るような、シュールで官能的で・・ 何しろ「ヴィンセント・ギャロ」だもん。こいつの顔って胡散臭さ爆発してんぢゃん?(爆)しかも同じ性癖を持つ医師の妻の役を「ベアトリス・ダル」が演じてるんだけど、彼女の眼力は凄みがあったよ。この役ハマってたさ!
でもね、結局この映画は何がいいたかったの? 人間の中に潜む異常な性衝動を赤裸々に表現する事で、何かその先はあるの?・・もーさっぱりわかんないぢゃんか! この映画見て共感する人って、どこの部分に共感するのか教えて欲しいっすわぁ。
「あー。私も彼氏とエッチすると、よく噛み付いて殺しちゃうわぁー」とか?(をい)
|