監督:ベン・スティラー 出演:ベン・スティラー オーウェン・ウィルソン クリスティーン・テイラー、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 マレーシア新首相の政策によって、労働者の最低賃金を引き上げられる事になった。東南アジアの安い賃金をアテにしている欧米アパレル業界の重鎮は密かに会議を開き、マレーシア首相の暗殺を計画する。その殺し屋として白羽の屋が立てられたのは「マヌケでバカで尚且つ言う事をすんなり聞く男」最優秀男性モデル賞を3年連続受賞した天然バカのスーパーモデル「デレク・ズーランダー」だったのだ!
【感想】 おバカ映画ファンのみなさま、お待たせしました!おバカ映画の決定版!ズーランダーですっ!!
この映画、ザ・ロイヤル・テネンバウムズで激しく濃いキャラクターを演じた「ベン・スティラー」が監督、原案、製作、脚本に主演もこなす、正にマルチなおバカ才能を花開かせた作品なんだけど(笑) テネンンバウムズで共演した親友、オーウェン・ウィルソンもライバルモデルの役でしっかり出てるし、ベン・スティラーの家族も総出演&共演したクリスティーン・テイラーとは、この映画が縁で結婚までしちゃうし、もうやりたい放題なのだっ!!
何がスゴイって、ベン・スティラーが、オーウェン・ウィルソンが、スーパーモデルの役なんだよ!ブラピとか、トム・クルーズとか、キアヌとか、そーいう「美形俳優」がやるんじゃなくて、彼らが!なんだYO!(をい) 彼らがスーパーモデルを演じるという事がギャグなんじゃなくて、彼らは当たり前のよーにスーパーモデルな訳で、あまりに堂々とスーパーモデルしちゃってるので、見てて「うん♪やっぱりスーパーモデルだ♪」って妙に納得しちゃえるトコロがあまりにもスゴイんだ!(何言ってんだか。苦笑)
かなり「オースティン・パワーズ」を意識した作りなのかもしれないけど、ぴよは「オースティン〜」よりもこの映画の方が断然イケてると思う! その理由の一つに「カメオ出演」があるんだけど、オースティンはカメオはカメオ、あくまでも本編には絡ませないおまけ扱いになってるのに対して、ズーランダーはカメオ出演の錚々たる顔ぶれが、ちゃんと映画の内容に食い込んでいる・・・簡単に言えば「エキストラ」「チョイ役」できちんと出演している。
突然現れてた「デヴィッド・ボウイ」には驚いたけどね。(笑)
スーパーモデルという職業、ファッション業界をかなり痛烈に皮肉って笑わせる。世の中の偏見?「イロ男=バカ」をそのままそっくりギャグっちゃって、「データはパソコンの中にある」という言葉をそのままそっくり受け取って、i−macをぶち壊しちゃう辺りなんて、もう笑い通り越して呆れちゃうくらいのバカっぷり炸裂!!(^◇^;)
ただ難癖付けると、余りにもおバカの度を越すと、おバカぶりに観客が着いてこれなくなってしまう・・・正にぴよもこの状態に近かったんじゃないかと思う。(^_^;) ぴよももう一皮剥ければこの映画の炸裂おバカギャグの世界を堪能出来たと思うのにぃ〜!修行不足だぁー!(苦笑)
いや、でもね・・・おバカ映画ファンだったらこの映画を見逃してはダメです。はい♪
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