2002年11月24日(日) |
ピーター・パン2−ネバーランドの秘密− |
監督:ロビン・バッド 声の出演:ブレイン・ウィーバー ハリエット・オーウェン コーリー・バートン、他 オススメ度:☆☆+
【あらすじ】 成長したウェンディは幸せな結婚をし、2人の子供に恵まれていつもピーター・パンとネバーランドでの冒険の話を夜毎聞かせる優しい母親になった。ところが時代は1940年代、第2次世界大戦下のロンドンでの厳しい現実を前に、上の子供「ジェーン」の心はいつしか夢見る心を忘れ、ピーター・パンやティンカー・ベルの存在も信じようとしなくなっていた・・・
【感想】 ディズニー映画を見た事がない人だって「ピーター・パン」の名前くらいは知ってるハズ。 永遠に子供のままのピーター・パン。そしてちょっぴりヤキモチ焼きの小さな妖精「ティンカー・ベル」ピーター・パンを目の敵にするフック船長や海賊達、そして夢の島ネバーランド・・・
この映画は1953年に製作されたディズニー映画「ピーター・パン」の続編として、ピータ・パンと夢の冒険をしたウエンディが大人になり、結婚した後彼女の子供「ジェーン」とピーター・パン達との交流を描いた作品になってます。
今更ピーター・パン達のお遊びや冒険だけを映画化したって話になんない(苦笑)・・って事で、まるで夢を信じない超現実的な女の子「ジェーン」を真中に据える事で、ストーリーを展開させてます。 根本的にお子ちゃま向けの「愛と勇気と夢の冒険」ストーリーなのに変わりはないけど、ジェーンの存在がまるまる「夢を忘れた大人=自分」を重ねて見る事が出来るので、ある程度鑑賞に耐え得る物語になっていたと思う。
そう考えながら見てると、ネバーランドに連れ去られたジェーンが、ピーター・パン達と出会い、彼らの無邪気な行動にイライラしたり、ティンカー・ベルに光の粉を振りかけられても「この私が飛べる訳ないじゃない!」と呆れたような表情を浮かべるシーンにはぴよも共感出来てしまって(笑) 『ぴよも大人になってすっかり夢も忘れたヨゴレになっちまったんだなぁ』と思わずにいられなかったっす。(^_^;)
世界中でテロが続く現在で、殺伐とした世の中でも夢見る心を忘れてはいけないよ、という大人達へのメッセージなのか、それとも単に子供達に「信じる心、勇気を持つ心を大切にしようね♪」という道徳啓発映画なのか・・・
どちらにしても、この手の映画は親子で見に行くケースがほとんどでしょうから、大人にも子供にも何かしらのメッセージを発したいんだという意図はよーくわかります。 果たして今の子供にこのファンタジーは受け入れられるのか?そして厳しい現代を生き抜く大人は・・・?
共感出来るかは見た人次第でしょうね(苦笑)
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