監督:ジョエル・シュマッカー 出演:アンソニー・ホプキンス クリス・ロック ピーター・ストーメア、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 チェコの首都プラハ、ここでロシアマフィアからポータブル核爆弾(P.N.B)の闇取引をする2人の男がいた。実はCIAの囮捜査だったのだが、このP.N.Bを狙う他のテロリスト組織によって仲買人役だったCIA敏腕諜報員「ケヴィン」が殺されてしまった。 彼なしでは囮捜査は進められない・・・困ったCIAはケヴィンの双子の兄弟「ジェイク」を急遽ケヴィンの代役に仕立て上げる事にしたのだが・・・
【感想】 ジョエル・シュマッカーが監督だけど、結局プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーの名前しか出てこないじゃんね(笑) 要するにこの映画はブラッカイマーの映画なんだな、と。 ふーん・・・そっかー。この映画を見て確信したね。ぴよはブラッカイマーとは相性が悪いんだな、って(爆)
前作の「パール・ハーバー」に制作費がかかり過ぎて資金難だったのだろうか・・・特にクライマックスに入ってからのスゴイはらはらドキドキの心踊るBGMからはあまりにかけ離れた
金のかかってない映像!(爆)
うっへー!今日も吠えましたー♪
じゃあつまんない映画なのか?と言うと、決してそうじゃない。ちょっとダレる程引っ張り過ぎる感はあるものの話自体は相当緊迫感もあって面白い。それにしてももうちょっと、せめて「見せ場」シーンは金かけて欲しかったなぁ。 静かな演技に定評のある名優アンソニー・ホプキンスにアクションをやらせたカーチェイス・シーンが一番の見せ場になるのかもしれないけど、それもただ草原の中をぐるぐる走り回ってるだけぢゃーどうしようもないっす(苦笑)
大体からして、プラハでのP.N.Gの闇取引でクライマックスを迎えた後に、更にクライマックスを用意する。 ブラッカイマーという人は欲張りさんなんだろうな。これでもか、これでもか!と観客を喜ばせたいという気持ちは判らなくもないけれど、どんなに美味しいステーキだって2日続けて出てくるとさすがに胃にもたれる。この人はそこんとこが判ってらっしゃらないんじゃないだろうか?(^_^;)
グランドセントラル駅でのシーンをクライマックスにしたいのなら、その前の闇取引のシーンはもっとサラリと流した方が緊迫感が出るだろうし、闇取引のシーンをクライマックスにしたいならその後の展開は用意せずにあそこで何らかの決着をつけた方がよかったような気がぴよはしたんだけどね。
アンソニー・ホプキンスが主役のようなキャストテロップだけど、あくまでこの映画はクリス・ロックが主役。 要するにクリス・ロックを大々的にハリウッドで売り出す為にお膳立てされた映画って事なんだけど、クリスは意外にも見応えがあってよかったし、アンソニー・ホプキンスと絡んでも決して遜色のない演技だったと思う。
この映画でクリス・ロックの「出世作」は出来た。 後は彼にとって当たり役と言える「代表作」に巡り合えれば、彼もハリウッドの「ドル箱俳優」の仲間入りだね♪(笑)
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