監督:山崎貴 出演:金城武 鈴木杏 岸谷五朗、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 依頼者からの情報を元に闇取引の現場に出向き、ブラックマネーを奪還して依頼者に金を戻す「リターナー」をしているミヤモト。彼は孤児だった少年時代に何物かに親友を殺されて、その犯人をリターナーとして活動しながら復讐の為に追っていた。 ある日とある闇取引の現場で親友を殺した犯人「溝口」をようやく見つける。溝口に挑みかかるミヤモト・・・ところがそこで敵と間違えて誤って一人の少女を撃ってしまう。一命をとりとめたその不思議な少女「ミリ」は半ばミヤモトを脅して「重大な仕事を手伝って欲しい」と依頼をするのだ。
【感想】 予告編見て「日本でも本格的SFちっくな映画作るまでになったのだなぁ」と感慨深く・・・試写会が当たったのでちょっと期待しながら見に行って来ましたわさ。
まー。この映画ね、一言で言わせていただくと
実に素晴らしい予告編の出来だなぁ、と。
邦画にしてはよく頑張った方なんだろう・・って言いたいトコロだけど、洋画だから許せなくて邦画だから許してあげるって訳にはいかないんだいっ!(^_^;) とにかく色んな映画のオイシイ部分を繋ぎ合わせてダイジェスト版にしたら、実にお笑い映画になっちゃったみたいなさー、いかんでしょう!コレは!!(以下ネタバレに付き映画未見の方はドラッグしないよーにね♪) 【マトリックスとETとロボットアニメをごった煮にしちゃってしかも肝心なクライマックスがスクービー・ドゥーよ。これってどーなのよ!?つーか感動?のハズのクライマックスシーンが会場笑いの渦だったぢゃねーかよっ!(苦笑)】
岸谷ゴロちゃん、とにかく身も蓋もない悪もん役なんだけど、ちょい迫力に欠ける。それよりも「ミリ」役の鈴木杏ちゃん、彼女の事全然知らないんだけどなかなかお上手でしたわ。英語も違和感なくてウマイ。岸谷ゴロちゃんのイケてない北京語に比べてずっとよかった(笑)
樹木希林とか出てるしさ、ちょっとしたユーモアっつーかクスっと笑わせようっていうシーンもあったりするんだけど、そーいう脚本の意図した「笑わせ」部分よりもマジで見せ場のハズの場所で爆笑が起こるってのはどーなんでしょ?これも製作者側の計算だとしたら、相当面白い「コメディ映画」だと評価出来るんだけど♪(をいをい)
ラストのエピソードはなかなかいいオチしてたんだけどねー。 まーはっきり言っちゃって金城クン目当てファンの為の映画なんですかねー・・・「とほほ」でしたわ。(^_^;)
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