2002年07月24日(水) |
ウインド・トーカーズ |
監督:ジョン・ウー 出演:ニコラス・ケイジ アダム・ビーチ ピーター・ストーメア、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 第二次世界大戦激化中の1944年サイパン島、ことごとく暗号を日本軍に解読されたアメリカ軍は一計を案じ、アメリカ先住民族「ナホバ族」の言葉を暗号に使う事にした。ナホバ族は文字を持たず独特の言語を使用していたために暗号にはうってつけだったのだ。 海兵隊員ジョーは日本兵に暗号を解読されないようにナホバ族の通信兵を護衛する任務に着く。しかしその任務は「暗号を解読されないように決してナホバ族を日本兵の捕虜にさせない」という事。それがいかなる犠牲を、たとえ仲間であるハズのナホバ族を自らの手で犠牲にしたとしても・・・
【感想】 最初に宣言しておこう。 ぴよはジョン・ウーが好きだ。そしてニコラス・ケイジは大好きだ。だからこの映画の事は悪く書かない!(をい)
が。実は戦争映画って苦手なジャンルなんですよ。結局アメリカさんが作る戦争映画って「アメリカ万歳」な系統多いですし、正直言ってこの映画もジョン・ウーが監督で、しかも主演がニコラス・ケイジじゃなかったらたぶん見に行かなかったんじゃないかなーって。(^_^;) ま、試写会当たったから結局は見たんだろーけど。
まずね、戦闘シーンスゴイよ。すんごい迫力!どーやって撮影したんだろー?とにかく凄かった!!・・・けどちょっと戦闘シーン長過ぎ(笑)ちょっと疲れた・・つーか実は前日寝不足だったので前半ウトウトしちゃった♪(をい) でもね、細かいシーンの撮り方とかやっぱジョン・ウーっぽい♪とにかくあっちでちゅどーん☆こっちでちゅどーん☆どっかんどっかんやりまくってますよ。あー本当にスゴイ!(笑) んでジョン・ウー好きには気になる「白い鳩」ですが(ぷぷ)・・ま、これは見てのお楽しみって事でね♪
戦争モノってね、どうしても「戦争反対!」っていう啓蒙系か「アメリカってこんなにスゴイ国!万歳三唱よろぴくね♪」っていうアメリカ正義主張系のどちらかになりがちだと思うんだけど・・・この映画、そのどちらでもないと思う。海兵隊員「ジョー」のトラウマや心の機微、ナホバ族の通信兵「ベン」との交流、アメリカ国内で今も語られる人種問題、そういう部分にスポットが当たっている感じがしたんだけど。 個人的には最初自分の任務を考えるとナホバ兵と馴れ合ったりしたくない、と思ってたハズのジョーが少しずつ少しずつベンと心を通わせていくくだりが・・後の展開が生きるね。ジョーが自分の事を語るトコロもいい♪
ラストがね、ちょっと意外だった?んだけど、この終わり方すごくぴよは気に入ったよ!ジーンと来た! あの大きく引くジョン・ウー独特の撮り方、すごく生きてる。 戦争映画苦手だけど、ぴよはこの映画結構気に入ったね♪ニコラス・ケイジもウマかったし(ご贔屓なので♪)それに・・
ナホバ兵役のアダム・ビーチ!彼可愛いよ!!この役者さん全然知らなかったんだけど日本人好みする顔じゃない!? ・・・織田裕二系。織田クン嫌いじゃないので♪(つーか結構好きな顔なので♪惚)
よくありがちな戦争映画とは一味違った味わい、と言うよりも「第二次世界大戦」が舞台になってるだけのジョン・ウーらしい映画とも言えるかな。お説教じみた戦争映画が嫌いな人には結構オススメ出来ると思うんだけど・・・どうでしょ?
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