監督:サイモン・ウェルズ 出演:ガイ・ピアース サマンサ・マンバ ジェレミー・アイアンズ、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 1899年NY。若き科学者アレクサンダーは今正にプロポーズをして永遠の愛を誓い合った愛しい恋人エマを目の前で強盗に殺されてしまう。その4年後・・アレクサンダーは何かにとり憑かれたように研究に没頭し、ついに「タイムマシン」を完成させたのだ。これで過去に戻り、エマを死から救ってやる事が出来る・・・! ところが過去に戻って強盗からエマを守ったものの、やはり同日同時刻にエマを不慮の事故で亡くしてしまうのだ。 過去に戻っただけではエマの運命は変えられない。ならばもっと未来に行けばエマを救える技術が見つかるかも!?運命の輪を変えるべくアレクサンダーは未来へのタイムトラベルを決意するのだが・・・
【感想】 原作は1世紀も前にこの奇想天外なSF小説を書いた天才作家H・G・ウェルズの同名作品。しかも映画化するに当たってこの映画の監督を務めたのがそのウェルズの曾孫、サイモン・ウェルズ(更にサイモンはこの映画が初監督だ!)と来れば話は出来過ぎ!(笑)
ぴよはこの原作を読んでないので原作とどれくらい違うのかわからないんだけど・・・もし原作がこの映画とほとんど変わらない内容だったとしたら、H・G・ウェルズという人は本当に天才だったんだな、と思わずにいられないですよ! 全くオチが見えなかった。本当に予想もしなかった展開に唖然とさせられましたわ。
どーやらこの映画、ぴよが生まれるずっと前に1度映画化されているようで(一緒に見に行った人はその古い映画をよく覚えていらっしゃった)結末は一緒だったそうですが、やはり今回の映画はCG技術の向上も手伝って途中の展開が絵的にかなり見せてくれるモノになっていたよーです。
確かにタイムマシンに乗って未来や過去に行く辺りの映像はスゴイ!実際にタイムトラベルが出来たらこんな風に見えるんじゃないだろーか(と言うよりも、こんな風に見えて欲しい♪)と思わされる。 それから映画前半の19世紀のニューヨーク。すごくステキです♪町並みと言い、人々の服装、部屋の細部に至るまでその時代の雰囲気が実にイキイキと描かれていて、見ててかなりのめり込んじゃったわ♪
が、ぴよにはこの80万年後の世界がどーにもしっくり来なかった・・・と言うか、余りに予想していなかった状態にちょっと面食らってしまったと言うのか。正直言ってこの世界観はあまりお好みじゃーなかったです(苦笑) 結局・・・(以下、超ネタバレに付き、この映画見てない人はドラッグしない方がいいかと。大汗) 【人間と地下生物?の2つの進化の結果地下生物の方が人間よりも進化したって事でしょ。人間ってただ地下生物の食料と優良種の繁殖用に成り下がっちゃった訳でしょ。・・つーか、あの地下生物ってばキモいんだよ!キモ過ぎ!!(涙) それにしても、2037年ってさ・・・不慮の事故とか病気にならない限りぴよって確実に生きてるよねぇ?(^_^;) もしこんな未来が待ってるとしたら、老後の貯金する気力無くなるっすよ(爆)】
ガイ・ピアースさ、「メメント」見てあのステキな体に目がハート♪になったんだけど、最初出て来た時『なに?この生気のないやつれた兄ちゃん』って思っちゃったわよ。・・でも時代が進んでどんどんうらぶれて(をい)ボロボロになって行くにつれて、ぴよお好みのガイになってくれてちょっと嬉しかったわ♪(※注 ぴよは変質者でも変態でもないです)
エマに贈ったあの指輪さ・・やっぱ後の展開を予感させる小道具?こーいう細かいトコロはウマいなぁ〜って思ったよ。
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