2002年07月18日(木) |
猫の恩返し・ギブリーズ episode 2 |
*今回2本立てだったので2本続けて書いてあります*
−猫の恩返し−
監督:森田宏幸 声の出演:池脇千鶴 袴田吉彦 丹波哲郎、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 17歳の女子高生ハルはどこにでもいる普通の女の子。毎日退屈な授業を受け、ドジでその上容姿も誇れる特技もない。楽しみは親友とのおしゃべりくらい? そんな変わり映えしないある日、車に轢かれそうになっている1匹の猫を偶然助けてあげたのだ。 この猫、実は猫の国の王子様だった!・・王子様を助けてくれたお礼に「猫の国」に連れてってくれると言うのだ。
【感想】 今年のジブリは宮崎さんが監督じゃなーい!宮崎作品じゃない年のジブリはイマイチな事が多いんだよねぇ(ぼそ) この映画、かつてのジブリ作品「耳をすませば」の姉妹編として企画されたそーですが・・・言ってもいい?(^_^;)
「耳をすませば」ってあんまり面白くなかったんすけどぉ〜
ま、好みの問題っすから・・・(←一応耳をすませばファンへのフォロー・・にすらなってないか?大汗) 内容は全然「耳をすませば」じゃないしさ、あの映画の中に出てた猫の「バロン」が今回大活躍するお話。 バロンはいいね♪声がいい♪袴田クンってこんないい声だったんだぁ〜(しみじみ) イイ男系の声ぢゃん♪ちょい惚れ♪(笑)
でもねー。 やっぱ何が気に入らないって・・・キャラクターデザインだなぁ。魅力ないんですよ。 バロン以下、猫さん達はかなり魅力的に描かれてると思うんだけど、如何せん主人公のハルがいけません。監督を若手使いたかった宮崎サンの気持ちは判らないでもないけど、せめてキャラデザインは宮崎サンにやって欲しかった。それだけでも随分この映画の印象は変わったんじゃないかと思うんだけど。
それからアニメーション自体が貧弱。背景からキャラの動きの隅々まで瑞々しい動きを見せてくれるのがジブリ映画だぁー!と期待して行くとがっくり来る。正直言ってよくある低予算30分TVアニメクラスの域を出てないと思う。(CGはまぁまぁよく出来てたかなー?って感じ)
ハルのセリフも首を傾げたくなる個所があちこちに・・・まぁ、こーいうキャラっていう設定なのかもしれないけど、それにしてもごくありふれた高校生役のハズ?と思って見てたからあまりにすっ飛んだセリフ多いんではないか?と。キャラに思い入れ出来ないってのが超痛いっすわぁ〜。 あー。今の高校生の感覚ってこんなんなんですかね?ぴよは高校卒業してかーなーりー時間経ってるので、逆に今の高校生が見たら同調出来るのかもしれないんだけど(うわーん!)
話自体はそんなに悪くないと思うんだけどね・・なんだろう?共感する部分も少なければ面白みもイマイチ欠けるっつーか。 バロンだね。バロンはよかった♪ってそれだけなのか!?をい。(笑)
−ギブリーズ episode 2−
監督:百瀬義行 声の出演:西村雅彦 鈴木京香 古田新太、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 架空のアニメ製作会社「スタジオギブリ」で働く人々(=ギブリーズ)のごく普通の日常のごく普通な1コマを取り上げて一瞬の主人公にしてしまおう!というショート・ショート4作品。
【感想】 「猫の恩返し」の前に上映しました(試写会)実際の公開もそーなるのかな? ショート・ショートは「カレーなる勝負」「ダンス」「美女と野中(やぢゅう)」「初恋」の4本に加えて「カレーなる勝負」への序章?とエピローグがおまけ?で付いてます。 キャラはヘタうま脱力系。絵が上手な人が落書きみたいにちゃちゃっと描いちゃった♪みたいな感じです。
これが・・・たぶんぴよと同世代、それ以上もしくは前後の辺りの年代の人達は共感しまくる事請け合い!(笑) こんな脱力系アニメなのに、かなり手の込んだ映像に仕上がってたりして(CGも生きてる♪)なかなかイケてますよ!
特に「初恋」には力が入ってる。細かいエピソードが短い話の中に散りばめてあるんだけど、「あー。子供の頃ってこんな感じだったなぁ〜♪こーいう気持ちって懐かしいなぁ〜」って思わず頷いちゃったね。(*^^*)
あと「美女と野中(やぢゅう)」ですわ。これは終電に乗るとたまに見かける光景・・・つーか、ぴよは野中クンよりも爆睡美女の方に同調しまくり!!(笑)これってやっちゃってるんだよねぇ〜・・・数限りなく(^_^;)
はっきり言って、ギブリーズは子供が見てもぜーんぜん面白くないと思う。思いっきり「大人向け」 大人のメルヘンって言うか、本当によくありがちな日常に「そー!そー!そー!」って頷いちゃう微笑ましい話。
・・・ギブリーズの方が面白かったかもぉ〜(苦笑)
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