監督:フランク・ダラボン 出演:ジム・キャリー ローリー・ホールデン マーティン・ランドー、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 1951年アメリカ西海岸の田舎町「ローソン」の海岸にある日一人の青年が倒れていた。彼は体中に傷を負い過去の記憶を失っていたのだ。しかしローソンの住民は彼を見て歓喜に沸き立つ。 海岸に打ち上げられた青年は第二次世界大戦に出征し、戦闘中に行方がわからなくなって誰もが戦死したとばかり思っていた英雄「ルーク・トリンブル」に瓜二つだったのだ。 ルークの年老いた父親、幼馴染み、そして復員後結婚を約束した恋人に暖かく迎えられ、そして父親が経営するも現在は閉館中の映画館「マジェスティック」を再建しようと立ち上がるルーク達なのだが・・・
【感想】 ネット友達から横流しの試写会チケットで見ちゃった、見ちゃった♪この夏話題沸騰確実の「マジェスティック」 かつて映画ファンを感動の渦に巻き込み、今も名作映画というと必ずそのタイトルが上がる「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」の監督フランク・ダラボンの感動3部作完結編ですぜぇー♪
ジム・キャリーと言うとぴよのイメージは「トゥルーマン・ショー」に代表される悲哀系コメディアン。 彼はこの映画でコメディアン俳優のイメージが確実に払拭されるね。間違いないよ。 記憶を失って困惑しつつも暖かく自分を迎えてくれる町の人達の心に応えたいという真摯な青年をステキに演じてます♪
映画ファンのツボを心得た「古き良きアメリカ映画黄金時代」を柱に据えて、劇中にもかつての名作をビシバシ流してくれるトコロなんざぁ〜ニクイじゃないですか!それに随所に織り込まれる田舎町の美しい風景、特にかつての恋人と訪れる夕日の美しい「思い出の場所」のシーンなんていかにもフランク・ダラボンの真骨頂とも言える演出!ウマイんだなぁ〜!!(*^^*)
さて。 これはちょっと意外だったんだけど・・・この映画、丸々先が読める展開。大抵の人が思ったとーりに話が進んで、本当に思ったとーりの着地点に落ち着くのよ。予告編見て勝手にサスペンス要素高め?と思ってたぴよにはこの展開にはちょっと驚いたんですけど。(^_^;)
いや・・でもね、それが決していけないというんじゃないんだわ。この映画で見せたい主題はサスペンスじゃなくて人の心の交流だったり正義だったり愛だったりっていう人間の一番ハートにじんと来る「ベタな」部分な訳なので、逆にこの展開で観客は安心するのかもしれない。 個人的にクライマックスの聴聞会シーン、記憶を取り戻した青年が語る最後の一言にジーンと来ましたわ。
2時間半超えのかなり長い映画の類だと思うけど、ぴよには退屈する部分はなかった。 かなり完成度の高い一作だとは思った・・・が、やっぱり先の2作品に比べると多少パンチが弱いかな?とは思わずにいられないのよねー・・・って、ちょっと期待し過ぎたのかしらん?(^_^;)
でも見て絶対に損はないよ!ジム・キャリーに対する評価、絶対に変わると思うし!!(^-^)
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