2002年04月13日(土) |
スペース・カウボーイ |
監督:クリント・イーストウッド 出演:クリント・イーストウッド トミー・リー・ジョーンズ ドナルド・サザーランド、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 ロシアの通信衛星「アイコン」のシステムが制御不能となり通信網壊滅の危機に陥ってしまう。これを直せるのはアイコンと同じシステムを備えたアメリカの通信衛星「スカイラブ」を設計したコービンしかいないのだ。 コービンはアイコンのシステムを直す交換条件として、かつての空軍の伝説テストパイロットチーム「ダイダロス」メンバーをプロジェクトに参加させて宇宙に飛ぶ事を要求。 40年前「夢の宇宙初飛行」を1匹のサルに奪われた雪辱を果たそうと「チーム・ダイダロス」が再結成される!
【感想】 クリント・イーストウッドの監督・製作・主演モノ。 出て来る役者も超大物名優揃いの正に「ハリウッドぷち同窓会」状態。 みごとなまでに爺さんが出て来る!出て来る!!(笑)
まず映画はモノクロで40年前のコービン達の屈辱の過去の話から入る。 空軍でテストパイロットとして厳しい訓練に耐えて悲願の「初の宇宙探索の実験飛行パイロット」を目前にして、プロジェクトがNASAに持って行かれた挙句、初飛行のパイロット役を1匹のサルに取られてしまうのだ。 もちろん若かりし頃の「ダイダロス」メンバーは若い役者さん達が演じてますよ。
大体からして、いくら余りに古過ぎるシステムだからと言って、御年70歳(役上)のジイ様じゃないと直せないなんて事が有り得るのでしょうか!?もしコービンが既に亡くなってたらNASAはどーするつもりだったんだい!・・・なぁ〜んて話の筋の根本部分からツッコミ入れたくなっちゃいますけど(苦笑)ま、それ言っちゃったらこの映画成り立たなくなっちゃうからご愛嬌っつー事で。(^_^;)
まあそれにしても脚本が余りにご都合主義に走り過ぎてる感は否めません。 いつ逝っちゃってもおかしくないよーなジイさん達なのにやたらに元気いいしやたらにモテたりして(笑) でも超一流俳優さん達が揃ってますから皆様ソツのない素晴らしい演技でそんなご都合主義をカバー。 娯楽映画としてちゃんと面白く話が進んで行って、飽きさせる事はありませんです。 しかもNASAの全面協力も得られて、撮影の大部分は実際にヒューストンのジョンソン宇宙センターやオーランドのケネディ宇宙センター内で行われたそーで、これだけでもかなり臨場感溢れてて見応えはあります。
男の子ってみんな一度は宇宙飛行士に憧れるよね。 そーいう夢っていくつになっても忘れないで「少年の心」を持ち続けているんだよね・・みたいな判り易い男のロマンと友情と情熱とプライドと・・・そんな「男の子のおもちゃ箱」を映画化したって考えると単純に楽しめる一作だと思う。
それにしても・・・クリント・イーストウッドの宇宙服姿は・・・顔が引きつってて妙だった(こらこら)
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