ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2002年04月05日(金) ビューティフル・マインド

監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ
    ジェニファー・コネリー
    エド・ハリス、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
ノーベル賞学者ジョン・フォーブス・ナッシュJr.の伝記を脚色して映画化。
若き数学者ジョン・ナッシュはプリンストン大学で仲間が変人扱いするほど研究に没頭していた。
そんな日々でナッシュが構築した画期的理論が認められ、彼の切望だったMIT(マサチューセッツ工科大学)のウィーラー研究所への切符を手にするが、彼の才能に目をつけた国防省の諜報員パーチャーによって対ソ連の暗号解読スパイとなる。
毎日暗号解読という危険な任務に没頭するナッシュはいつしか精神が蝕まれていた・・・。


【感想】
すごく楽しみにしてたんだよねぇ。オスカー4部門も取ってるし♪
あー。今回はネタバレ多いかも!?まだ見てない人は気を付けて下さい!!
(一応ネタバレ部分は【】内に書いたつもりなのでドラッグして読んでちょーだい!)


まず、全体的にかなり押さえた(つーか暗い!?)話の展開だと思ったんすけどね、いやいや・・それなのに2時間半全然飽きる事なく見ちゃいましたねー。さすがロン・ハワード!策士ですわ(笑)
原作を読んでないからどの部分が脚色なのかはぴよにはよくわかんないんだけど、それにしてもナッシュが精神分裂症だと診断されてからの驚きの展開!これはちょっと意外だったのよ。
ちょっと【「シックス・センス」を髣髴させますね。】うん。
それにしてもまさか【あのチャールズまで幻覚だったとはなぁ】こりゃ一本取られた!って感じ。

ラッセル・クロウの演技は本当に秀逸だね。
今回どーしてこれで主演男優賞が取れなかったのか首をかしげたくなるほど彼の演技は素晴らしかった!!
ちなみにぴよはデンゼル・ワシントンの大ファンなので当然「トレーニング・ディ」も見てるんだけど、どう考えてもラッセル・クロウの方がうまかったと思う。これってやっぱり「オージーに2年連続オスカーはあげられないっしょー!」みたいな思惑があった訳ぇ?って勘繰りたくなっちゃうわよ。

まぁ、全体として実話に基づいているってのとネタ的にオスカー好みだな、っていうのは確かにある。
ぴよも「うん。これはすごくいい映画だなぁ〜!」と思った。
でもね、逆に文句の付けドコロも結構あったかなーって。(^_^;)

まずね、【幻覚3人がしつこ過ぎるっつーねん!(笑)】あそこまで登場させる意味あったの?もう充分判ってるってばー!ってイライラして来ちゃったじゃない!
それからノーベル賞受賞のきっかけになった「ゲームの理論」についてもうちょっと掘り下げて数学理論を知らない人にも説明して欲しかったのよ。つーか、映画では全然ノーベル賞まで取ったすごい理論なんだっていう有り難味が感じられないじゃない!!
も1つ文句言っちゃうと、この映画って基本的にサスペンスちっくな部分も持たせつつも、基本は「夫婦愛」
ヒューマンな部分に焦点当ててると思うのね。(違うのかなぁ?大汗)
ナッシュを支え続けた奥さんの苦悩にもう少しスポット当てた方がノーベル賞の授賞式でのナッシュの演説が生きたんじゃないかなぁ・・と思ったのね。

何だか文句だらけって感じするかもしれないけど(苦笑)この映画は本当にいい映画だと思ったわよ。
ただ「お涙ちょーだい」ってだけじゃない。精神分裂症の苦悩も丁寧に描かれてるし役者の演技力はピカ1☆
感動のツボみたいな部分もきちんと押さえてある本当に「良く出来た映画」

ただね。なんだろう・・・ぴよは単純に入り込めなかったんだな。うん。
たぶん好みの問題なだけなんだろーけど、もうこればっかりは仕方ないのだ。(^_^;)

が!
この映画は金払って映画館で見るだけの価値はあるね。それだけは保証するよっ!!






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