2002年03月20日(水) |
マルホランド・ドライブ |
監督:デヴィッド・リンチ 出演:ナオミ・ワッツ ローラ・エレナ・ハリング ジャスティン・セロウ オススメ度:☆☆☆☆+
【あらすじ】 女優を目指すベティは旅行中で留守宅の叔母の家に一人身を寄せている。そこに謎の交通事故で記憶喪失になった絶世の美女が転がり込んで来た。 彼女を仮にリタと呼ぶ事になり、リタに好感を持ったベティは彼女の記憶を取り戻すためにリタがひょんな事で思い出した「ダイアン・セルウィン」という名前を手がかりにダイアンの家を探し当てて訪ねて行くのだが、そこで2人が目にしたものは・・・
【感想】 デヴィッド・リンチの独特な不思議ワールドに引き込まれる映画ファンは多いと思うけど、もちろんぴよもその一人。 謎、恐怖、官能、映像美と音楽の融合、切なく悲しく、そして謎、謎、謎・・・
とにかく・・・超難解!訳わからず!!(笑)
毎度毎度訳わかんないリンチ映画なのにどうしてこんなに引き込まれるのでしょう・・2時間半の上映時間があっと言う間に過ぎ去って行くのです。一瞬たりとも観客の目を反らさせないリンチってばやっぱり天才だよっ!!
見終わってもずーっと現実に帰って来れずに(笑)映画の内容の事ばっかり考えちゃうのですが、よくよく考えるとこの映画あちこちに「ヒント」がちりばめられていて話の大筋としては実はとても単純ですっきりしていたんだな、とふと気付く。 いや、それでも不思議で謎な部分はあまりに多く残されるのですが。(^-^; 正に見た人個々の感覚で解釈して欲しいって事なんだろーな。うん。
下の↓【】内をドラッグするとネタバレ?があります 【どーしても納得いく解釈が欲しいというワガママさんは(笑)映画のスタッフロールが流れてもイライラして席を立たないよーにね♪最後にHPの解説ページに入るパスワードが出ますよん。】
とにかくゾクゾクさせられっぱなしの映像、そして素晴らしい音楽!各シーンに流れる効果音もドキドキさせられたり恐怖感をそそられたり、実に巧みなのです。 特にベティとリタの性描写はそそる!同性のぴよが見ても本当にドキドキするくらい官能的!! この映画ってR指定じゃないよねぇ?言っちゃ何だがR−18だった「ブリジッド・ジョーンズの日記」なんかよりも100倍はそそられますわよっ!!(*^^*ゞ リタ役のローラ・エレナ・ハリング、この人よく知らなかったんだけどすんごい色っぽいのよ! そしてベティ役のナオミ・ワッツ、女優を夢見る目のキラキラした清純な乙女がリタの魅力に引き込まれて彼女に友情以上の思いを寄せて行く様、そしてその後の・・・とにかくいい役者だねぇ〜!この人今後注目だねぇ〜!
こんなに大絶賛した映画なんだけど☆は4+ 本当は☆5つにしたい所なんだけどねー、やっぱこの映画万人ウケしないと思うんだよね。(^-^; たぶん評価がパッキリ分かれちゃうんだろーなぁ・・「訳わかんねーぞ!こらぁ!」で終わっちゃう人にはまるで評価されない映画なんだと思うのよね。 でもね、訳わかんなかったアナタ!!あの映像、あの音楽、引き込まれませんでしたか!? たとえ万人ウケする内容じゃなかったとしても余りに素晴らしいリンチ・ワールドに文句なく☆をあげたいのです♪
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