監督:ゴア・ヴァービンスキー 出演:ブラッド・ピット ジュリア・ロバーツ ジェームス・ガンドルフィーニ、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 組織の下っ端運び屋ジェリーはドジばかりでまるで仕事の出来ないツイてない男。 付き合いの長い彼女サマンサはジェリーに組織を抜けて欲しいとヒステリーを起こし、彼に愛想をつかして一人ラスベガスに行ってしまう。 一方ジェリーは仕事をするか殺されるかの二者択一でやむなくメキシコに伝説のアンティーク拳銃「メキシカン」を受け取りに行くハメになる。 お約束通りまたしてもドジったジェリーは拳銃を盗まれ、組織にはあらぬ疑いをかけられてしまう・・
【感想】 夢の共演なのねー。ブラピにジュリア・ロバーツ!豪華過ぎっ!! 豪華過ぎるんだけど、ぜーんぜん2人の演技が噛み合ってない。 作品中も2人が絡んでるシーンは本当に少ないのよ。これってタブロイド紙がピーチクパーチク書きたててた通りやっぱりあの2人ってば仲がすっごく悪いのが影響してるって事なのぉ?(苦笑)
とにかく脚本がマズイと思ったのよね。はっきり言うけど話自体が面白くないんだもん!(爆) 「メキシカン」にまつわる伝説が何度か挿話として入って来るんだけど、何だか唐突な感じがするし、あそこまでみんなが熱狂する理由付けにもなっていない。 第一、この映画の柱になるハズ?のジェリーとサマンサの「恋人」としての関係がすごく希薄な感じがして、命がけで守りたい恋しい人・・っていう風に思えないのよ。 あーん!ダメダメじゃない!!
でもね、そんな映画にも救いはある。(笑) サマンサを人質に取る組織の殺し屋リロイ役のジェームス・ガンドルフィーニ、彼はよかったね。 彼がよかったと言うか、サマンサとリロイの2人の絡みは面白かった。 ブラピと絡んでるシーンでは全然魅力が引き出せてないジュリア・ロバーツだけど、リロイとのシーンでは彼女の持ち味である「子悪魔的」な魅力がふんだんに出ていて好感が持てたわ。 ブラピも個人的にはすっごく好きなんだけどねー。 ドジだけど憎めないキャラを好演してるとは思うんだけど・・・正直言って「この映画は引き受けるべきじゃなかった」と言ってやりたいぞ!
本当は☆1つにしたい所だけど、この豪華キャストの共演を見られたっつー事で何とか☆2つって感じかな
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