2002年03月06日(水) |
マリー・アントワネットの首飾り |
監督:チャールズ・シャイア 出演:ヒラリー・スワンク ジョナサン・プライス サイモン・ベイカー、他 オススメ度:☆☆☆−
【あらすじ】 かつてのフランス王族の直系という名門のヴァロア家の一人娘ジャンヌは、政治的な理由で父を殺され、家も財産も全てをルイ王朝に取られた挙句母をも病気で失い天涯孤独になってしまう。 彼女の夢はただ一つ「ヴァロア家の再興」そのために手段を選ばないジャンヌは怪しげな貴族と名ばかりの結婚をして爵位を得、宮廷に近付き家名を取り戻そうとするがうまく行かず・・ フランス王朝の一大スキャンダル、そして革命のきっかけを作ったとも言われる有名な「首飾り事件」が21世紀に蘇る
【感想】 最近大昔の実話を再現とか世界的ベストセラーの映画化って多いっすね。 (フロム・ヘル然り、ハリポタや指輪物語然り) 映画界では新しいネタがなくて困ってるんでしょうか?(笑)
さて、世界史を勉強したかつてのお子様諸氏にはお馴染みの「首飾り事件」ですが、ぴよは高校時代日本史しか勉強してないので馴染みがありませーん! も、もちろん知ってますよ!「ベルバラ」愛読児でしたもんっ(自慢にもならないなぁ〜)
豪華絢爛な当時の貴族の衣装や城内の調度品、クルンクルンの巻き髪、ここに中世フランスの王侯絵巻を再現!みたいな・・そりゃまぁ〜ため息モノの映像ですわ。 それこそ「ベルバラ世代」の女性のみなさん大喜び♪
話の筋がお馴染みなので、味付けで映画の良し悪しを見るしかないね・・って所なんですが、ジャンヌにすごく肩入れした描写なんですよ。いや、それが悪いって訳じゃないんですけど。 要するに、映画の方向性が「首飾りを詐欺るまでのプロセスをサスペンスっぽく見せる」というよりも、どちらかと言えば「首飾りを詐欺っちゃったジャンヌの心理を知ってちょーだい!」というお涙ちょうだい系映画に近い。 近い、と書いたのは全然ぴよが感情移入出来なくてお涙が出なかったから(をいをい)
だってムリだよぉ〜! ぴよってば名家の出でもなきゃ御家取り潰しに遭った事もないし(当たり前) だからね、観る側を惹き付けようと思ったらここはもっとスピード感のあるサスペンス調にしちゃった方が面白かったんじゃないかなーってちょっと思っちゃったのね。 ジャンヌの心理描写がこの映画を中途半端な3流メロドラマ風にさせちゃった感じがしなくもない。
むむむ・・・今回かなり厳しい評価してる・・・
けどね、やっぱり映画見終わったらマンガ喫茶に行って「ベルバラ」読んじゃったんだねー♪ この映画の本当のオチって「ベルバラがもう一度読みたくなるぅ〜!」って所かしらん(^_^;)
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