監督:ジョナサン・リン 出演:ブルース・ウィルス マシュー・ペリー ナターシャ・ヘンストリッジ、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 義父の借金を抱える歯科医オズはお互い殺し合いたいと思う程夫婦仲も冷め切っている。 ある日オズ家の隣に引っ越して来たのは17人も殺した上マフィアを裏切って服役を終えて出所して来た伝説の殺し屋ジミーだった。 付き合ってみると心優しいジミーに惹かれたオズだったが、妻にそそのかされてジミーの首にかかった懸賞金目当てにマフィアの元を訪れるのだが・・・
【感想】 上のあらすじだけ読んじゃうと、すごいハードボイルドな映画かと思うだろーけど、これがどーして思いっきりコメディなのです。 シニカルな会話の笑いあり、いわゆるアメリカンなドタバタギャグあり、その中にもやっぱりハードボイルドだったり友情だったり恋愛だったり、正にモリモリに詰め込んだコメディなのですわ。
気が弱くて、でも正義感の強い「にくめない」歯科医オズ役のマシューペリーが本当に面白い!彼を見るだけでもこの映画は見る価値あるかも!! 緊張したり驚いたりして一人あたふたする姿は思わず「あはは!」と声をあげて笑っちゃう♪ 会話も気が利いてて思わずくすりと笑える部分が多い。 ブルース・ウィルスの寡黙だけど心優しい殺し屋役はハマってるね。 つーか、彼ってどんな役やらせても一緒だから(をいをい)周りを固める俳優陣との「あ・うん」の呼吸如何で映画の面白さが決定付けられちゃう感はある。 そういう意味ではこの映画のキャストは成功してると思うな♪
それでも殺し屋とマフィアの殺し合いってのがネタの本流にあるから、思いっきりハードボイルドに人がじゃんじゃん死んでっちゃうんだけど、全体に漂うコメディ感が殺伐とした雰囲気をうまく消してくれて、みなさん気持ちよく逝ってくれてます(爆) (むちゃくちゃ書いてるなぁ〜<自分) ラストのまとまりもよかったと思う。 やっぱりコメディなんだから人殺しまくっちゃっても救いがないとみんな気持ちよく見終われないもんね(^_^;)
ぴよ個人的にはオズの歯科医院の助手(でも本当はオズの妻に雇われた殺し屋)役のアマンダ・ピートが気に入ったわ♪ とってもキュート♪そして全裸で派手に人殺す所なんてワクワクしちゃう! 何より銀行でジミーの妻(ナターシャ)とやり合うシーンはいい。彼女の子悪魔っぽい表情があのシーンを本当に魅力的にしていると思ったわ♪
全体的にこの映画に出て来る登場人物ってみんな「にくめない」愛らしいキャラクターを持ってる。 これってコメディの基本なんでしょうかね?(^-^)
基本的に映画館で金出して見るまでもない映画だとは思うんだけど(大汗)、DVDやビデオを借りて来て、おうちでカウチで横になってビール片手に週末見るには超オススメの一本って感じでしょう!
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