監督:サム・ライミ 出演:ケイト・ブランシェット キアヌ・リーブス ジョヴァンニ・リビジー、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 夫を事故で亡くし3人の息子を育てる未亡人アニーは生まれながらに持った霊能力を生かしてカード占いで細々と生計を立てている。 ある日町の有力者の娘が失踪し、彼女の行方についてアニーは不可思議な夢を見て警察に話をして捜索してもらうのだが、それはあまりに凄惨で衝撃的なものだった・・・
【感想】 映画館に見に行こうと思ってた内に公開が終わっちゃって、ようやくDVDで見たんだねー♪ 予告編見て相当期待していた一作。
話の展開が・・・めちゃ淡々としてる(^_^;) 途中まで見てて「一体いつ衝撃的事件が起こるのよぅっ!」って地団駄踏みたくなっちゃうくらい地味で淡々と話が進む(笑) それにしてもこの映画って確か「ホラー・ミステリ」だったと思うんだけど、全然ミステリでもサスペンスでもないんだなぁ。 だって、事件が起こって早々に犯人の予想が付いちゃったんだもん(爆) 一応トラップかけてるつもりなんだろーけど、それも余りにわざとらし過ぎて全然惑わされる要素がないんだな。 ホラーの部分は映像で見せると言うよりもむしろ心理的にぞぞーっと来る感じ。 これは悪くないと思ったんだけどなぁ。うん
キアヌ・リーブスってば前に見た「ザ・ウォッチャー」もそうだったけど悪役やるのが好きなのかぁ?(笑) この映画でも相当イっちゃってるヤなヤツを演じてるんだわ。 (しかもこれが案外似合ってるから面白い) でもねー、この役は別にキアヌじゃなくてもよかったんじゃないの?って気がするんだよね。 彼はこの映画の話題作りの為に呼ばれた「客寄せパンダ」なのかぁ?(苦笑)
ぴよ的にこの映画の唯一の救いは幼児虐待の精神的トラウマを持つバディ役のジョヴァンニ・リビジー。 彼の演技は秀逸だと思ったね。 正気と狂気ギリギリラインの彼の演技は本当に心を打つものがあったわ。
いや・・でもね。 この映画の一番気に入らない所は何と言ってもラストなのよ。 映画評論見ると、このラストが「泣かせ」入って一番のオイシイ部分って事になってるみたいだけど(笑) それでなくても「霊能者ネタ」って『霊感で判っちゃった♪』って事にすれば何でもアリになっちゃうちょっと卑怯な部分あるじゃない?(^_^;) そこへ持って来てクライマックスのオチを不可思議なファンタジーちっくにしちゃったら「卑怯ネタ」の二段落としになっちゃうじゃないのよぅ!(爆) やっぱここは理屈の通る現実味のあるネタでオチを付けてもらいたかった。
久々に「やっちまったよぉ〜(ため息)」って映画だったわよ。 ふぅ〜・・・ちょっと厳し過ぎる評価かしらん?(^_^;)
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