2001年12月26日(水) |
ペイ・フォワード 可能の王国 |
監督:ミミ・レダー 出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント ケビン・スペイシー ヘレン・ハント、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 11歳の少年トレバーは、社会科の授業で「世界を変るために何ができるか」という課題が出されたことをきっかけに、あるアイディアを思いつく。 それが"ペイ・フォワード"親切を受けたらその厚意を他の人へ贈ってゆくことで善意の輪を広げてゆこうというものだった。 シンプルかつ奇想天外なこのアイディアは、いつしか彼の知らない場所で広がってゆく
【感想】 天才子役ハーレイ君の映画ね。 劇場公開中に見損ねてようやくDVDで見たんすわ(^_^;)
「善意の受け渡し」がもちろんこの映画の柱にはなってるんだけど、それにケビン・スペイシー演じるトレバーの担任教師とヘレン・ハント演じるトレバーの母親との恋愛ストーリーがうまく絡んでいる。 幼児虐待というトラウマを抱え、顔の醜いやけど痕にコンプレックスを持つ担任教師と、夫からの暴力に悩み疲れ果てたが母親がトレバーのお膳立てでお約束通り惹かれ合って行く様子は見ていて微笑ましくも感じちゃう。
この映画の中に出て来る様々な悪は正に現代社会の「膿」そのもの。 幼児虐待、ドメスティック・バイオレンス、親子の確執、貧困とそれに伴う犯罪、そして学校での執拗ないじめ等々・・・ それらの「膿」を「善意の受け渡し」によってまっとうな社会にする事が出来るのか? ちょっと真面目に考えさせられる内容だったと思う。
それにしてもぴよが納得出来ないのは、結局あのラストはどーなの!?って事。 トレバー少年自身はアレで結果的に幸せだったの? つーか、泣かせりゃいいでしょ!的オチってどーなのよっ!?(^_^;) いや・・ぴよも何だかんだで泣いちゃったから文句言う筋合いないかもしんないけどさー(苦笑) それにしても、あのオチはなんだかなぁ〜って気がちょっとしちゃう。
ま、この手の映画は泣かせたもん勝ちなんでしょうかね。
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