Sotto voce
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2013年10月07日(月) 縁。

その報告を聞いたのは、いつだったか。


突如、夜中に女友達からのLINE着信。

私に話したいことがある、そう切り出して
彼女が綴った文字は、
私が、否、私たち・彼女の周りの人間が
気づいてはいたけど見て見ぬ振りしてきた、
彼女と、彼女の交際相手との別れの報告だった。


一年前、ここで彼女のことは綴っていたから
詳細は今更書かないが、
飲み会サークルで出会った我々、
そのリーダー格の男性と、
友人が付き合っているというのは、
他人の恋愛のなんちゃらに疎い私でも
さすがに気がついていた。

ただ、妻子ある人との恋ゆえ
彼女は時々、その苦しみを
ネット上に綴っていた。

ただ、我々が心配して
話を聞こうとしてもなんでもない、と
心を閉ざす人だったから
我々は苛立ちを覚えつつも、
ただ黙って見守るしかなかった。



そんな中届いた、彼女からのLINE。

4年間付き合った彼と別れたと。
彼が、本業と平行しながら
念願であった自分の店を持つことになったのを機に、
関係を白紙に戻すことにした、と。


やっと本心を言ってくれたか、というのと、
果たして彼女はこれでいいのだろうか?
本当にこれで終わるのだろうか?
そんな思いが、ずっと消えないでいた。

(続く、かも)


安積 紗月 |MAILHomePage

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