Sotto voce
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大好きな、大切な友達が 突然いなくなったあの日から、今日で満7年。
まだ消せない彼のアドレス 彼の結婚式の写真 彼が生前綴っていた言葉 彼の笑顔 彼の歌声 彼と交わした最後の約束
普段は思い出さなくても 11月14日が近づくと、次々と思い出す。 まだどこかで、 彼の時間が31年で止まってしまったことを 受け入れられずにいるのかもしれない。
あれから7年。 同い年だった彼は、永遠に31歳のまま。 残された私たちだけが、年を重ねていく。
彼のことは、まだしばらく忘れられない。 ならば、彼が空から見守ってくれているから 私たちはこうやって生きているんだ、そう思うことにした。 無理に記憶から消すことは辞めようと思った。
じゃなきゃ、なんで、どうして、もっと生きたかった。 そんな感情を抱く暇すらないほど あっという間に逝ってしまった彼に申し訳ない。
彼がどこかで見ていてくれるから こうやって頑張れる。 彼と関わった仲間たちが、いつか彼のことを忘れたとしても。 私もいつか、気持ちの整理がついて 彼のことを忘れてしまう日が来るかもしれないとしても。 こうやって思い出している間は 彼は私たちの記憶の中で生きているのだから。
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