Sotto voce
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2002年04月06日(土) 答えはすでに出ていたというのに。

今日は両親が親戚の結婚式で湯布院へ。

この機会に休みを取って一人旅、としゃれこみたかったのだが、

鬼上司の電話で全てがぶち壊しに(泣)。

それでもなんだかどこかに行きたくて、仕事が終わった後に

あてもなくぷらぷらと海を横目に見ながら、ひたすら車を走らせた。

とにかくひとりになれるところに行きたかったのかもしれない。

やがてたどり着いたとある海岸の駐車場に車を止め、

ぼんやりと考え事をしていた。

親のこと、仕事のこと、そして恋のことなんかを。

彼を好きになってもう年単位の月日が流れている。

自分の気持ちに気付いた時点で彼にはもう彼女がいて。

彼が私に向けてくれる気持ち、優しさは友達に向けてのそれだと

ちゃんとわかっていた。

彼にとっての私のポジションが友達以上になることはないと

わかっていたというのに何を期待していたんだろう。

あの告白の詩を書いて以来、彼とはまともに話せない状態が続いている。

もう、ひょっとしたら友達にさえ戻れないまま、

このまま縁遠くなってしまうのかもしれない。

とても嫌で悲しいことだけど、全ては私が種をまいたこと。

自分で招いた結果なのだから、それはちゃんと受け止めないといけない。


男女の友情は成立すると思っていた。

事実、今までそれでやってこれた。

でも、恋愛感情を抱いてしまったら終わりなのだと

今回のことで痛感した。

忘れていかなければならない。すぐには無理でも。

答えを出すのが遅すぎたけれど。

これから私たちの関係がどうなるかわからないけれど

それに縛られていたらこの先きっと生きていけない。



今日、HP(表)からもパソコンのデータからも

あの告白の詩を削除した。

もう誰の目にとまることはない。作者である私自身でさえも。

詩で書いたように、この恋から『卒業』するために。


安積 紗月 |MAILHomePage

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