オモフトコロアリ。
past / will
2001年02月13日(火) 鬼平ワールド。 

台東区の生涯学習センターに池波正太郎文庫ができるそうである。
ああ、見に行きたい!

読書記録を見れば分かる通り私は時代小説も読むのだが、
特に池波正太郎は「鬼平犯科帳」が大のお気に入りである。
ここ何日かも22〜24冊目「鬼平犯科帳十九〜二十一」を読んでいるところだ。
何せ長谷川平蔵をはじめとする登場人物が魅力的である。
舞台も細かく書きこまれており、臨場感がある。

 平蔵や与力・同心が食べる食べ物の一つ一つにいたるまで、
 「においのただよってきそうな」
 感じがするものだ。

上の3行はいかにもありそうな書き方を真似てみたのだが、
あの独特の文体もよいのだ。

いくら言葉を連ねて見てもあの魅力は伝えられないだろう。
とにかく読んでいただくのが一番である。
TVシリーズもよかった。池波氏が平蔵を描くのに、
中村吉右衛門の父上である先代松本幸四郎を念頭においたと言うだけあって、
今「長谷川平蔵」を演じるのに中村吉右衛門以上の人はいないだろう。
それでもTVシリーズは小説の魅力に今一つ及ばない。
そう思うくらい私はあの小説にいれこんでいる。

冒頭の池波正太郎文庫であるが、今年の9月頃公開であるらしい。
1度は行ってみたいものである。

menu

My追加