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■ 家に帰ったら。
家に帰ったら母が怒っている。 「将史がそんなやつだったなんて思ってなかったわ!」 将史とは私の弟の名前。 何故怒っているか聞いてみたら、 弟は大阪の豊中から三重の伊勢まで 自転車で向かったそうである。 しかも家を出たのは昼の2時、 そして今は8時でまだ目的地まで100キロ近くある。 しかも、伊勢の奥に私の祖母の家がある。 彼はそこへ向かっているのだ。 私はそれに対して 「いいじゃん、男の子だし、そういう冒険は してみたいものだと思う。若さゆえの思い立ちだよ」 母は、あきれた。 「そんな計画性のないことしてどうするの!!! 前、自転車に乗って頭をうって大変だったじゃないの!!!」 あー、そうだった。 気持ちはわかる。 でも、前から弟が自転車で旅をしてみたいと いっていたことは知っていたし 前の事故があったから無理なことはしないだろう。 面倒なことや体力を使うことを 極力避けたいと思う私は、 弟の行動は、勇気あることだと思い、 少し誇らしげだった。 若気の至りってそういうことじゃないか。 一夏の思い出だしいいんじゃないか。 そういう経験をするのもありだと思うぞ。 私が言えば言うほど母は「あんたまでそうなの!?」と 怒りまくる。確かに、理性的に言えば 何の計画性もないし、昼に出て夜までに着く訳ないし 車どおりも多いし山だらけだし あほな行為といえば、確かにそれは否めないけど 大人になってからなんて絶対に出来ないことだよね。 しかも、弟の携帯は電池切れで連絡がつかない。 痺れを切らしては母は諦めたように 「もういい、寝る・・・・」と 夜遅くまで連絡を待っていたものの寝にいった。
夜3時。こっそり携帯に連絡してみた。 すると、出た。元気そうだ。 こっちの心配なんて全く気にかけていない様子。 とりあえず生存は確認できたのでよかった。 でも、また目的地までかなり距離があるぞ。 頑張れ!!
2002年07月21日(日)
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