ウェブ日記
2007年01月31日(水) フランシュフック3日目
フランシュフック3日目

11時過ぎ出発。村中を一日中歩き回る。

昨日訪れたユグノーチョコレートで保冷剤を返却したら 混血の女性の店員が喜ぶ。

その後ある写真店(コダック)でインターネットを利用したけど、 日本語フォントがインストールできなかったうえ Firefoxが使えないし、 インターネットエクスプローラ(IE)がブラウズ中固まるしで散々な目に。 ファンダンゴはちゃんとしていたのね。

村から東に少し外れた所にある ユグノー博物館を訪問。 ユグノーとは近世のフランスのプロテスタント教徒のこと。 信教の自由を認めたナントの勅令を フランス王アンリ4世が取り消した(revoke)ため 信教の自由を求めてユグノー達が国外へ脱出、 オランダ等でなかなか職が見付からず、 代りにケープタウンを往来する船に食糧を供給するため 農業の需要があった 南アのこの地に開拓民としてやって来たのが この村フランシュフック(Franschhoek、直訳はフレンチコーナー)の始まり。 館内の展示の案内は英語、アフリカーンス語と歴史的背景からフランス語で表示。 私は知っていたが、 歴史の項目では南アの原住民はコイサン族 (ホッテントットやブッシュマン)と書かれてあった。 開拓民に奪われた土地を奪い返すため何度か戦争して敗れた後、 彼らは伝染病(確かsmallpox)でほとんど全滅。 だから現在南アでたくさん見かけるコイサン族以外の黒人は原住民ではなく、 白人達と同じくらいの時期に南下してこの国に来たのである。 ちなみに展示によるとホッテントットとは彼らが踊るときの囃子言葉が訛ったものという。 また彼らが病気で激減し他の部族やグループに同化されて、 彼らが使い始めた言葉がアフリカーンス語に進化したという。

卵3個使用というオムレツがおいしそうだったので 博物館内のカフェCafé Antoinetteで昼食に頂く。 メニューによると卵3個が使われているという。 スプリングボックのハムと、 確か茸のフィリング(オムレツの具)を注文。 応対した混血の女性店員の勧めで Eikenhof Cabernet Sauvignonと楽しむ。

その後博物館隣のユグノー記念碑を訪問。 入場料は博物館、記念碑ともそれぞれ5ランド。

次の訪問地への足と是非行きたいワイナリーへの足を手配。 後者の費用は100ランド。

村に比較的近いGrande ProvenceとFranschhoek Cellarワイナリーを訪問。 前者ではケープダッチの家Jonkershoekに入り感激し、 Angel's Tearsという安いワインの中のソーヴィニョンブランが ほんのり甘く香り高くて最も印象的だった。 後者ではあまりにたくさん試せるワインがあったので、 安いものを味見。 テースティング料は5種15ランド。

SPARスーパー(日本ではコンビニだけど、 こちらではスーパーマーケット)で買物して帰宅。 酒屋のコーナーでたくさんのワインに見とれる。 豪州同様ほとんどが国産。 今回はビールだけ購入。 ピルズナーウルケル(有名なチェコのビールで南アのビール会社の傘下にある)が6.7ランド、 ヴィントフックラガーが4.79ランド、 カースルミルクスタウト(ロング缶)が7ランド。 ビール小瓶が約85円、豪州での値段の半分未満とはオージーは信じまい。


2007年01月30日(火) フランシュフック2日目
フランシュフック2日目

よく寝たはずなのにまだ眠い。

朝コテージのトイレ掃除をしたら、 便器の内側の縁の水の出る所が物凄く汚れていてショック。 昼シャワー室を掃除したら、 やはりスクリーンの端が汚れていた。 このコテージはインテリアは洒落ているし小さなプールまであるけど、 大事な部分が…

14時前外出。 宿泊地に一番近いDieu Donéeでテースティング。 ソーヴィニョンブランは豪州のアデレードヒルズなみに香り高いうえ マウスフィールが円やかですばらしかった。 1本40ランド弱とは信じられない。 南アで初めて試したアンウッディド・シャルドネは ノーズがやや弱かったけど アロマとフレーバーがバランス良かったのでなかなか良かった。 カベルネ・シラーズとカベルネが果実味豊かで 野菜やオークのキャラクターとバランスを取っていて素晴らしかった。 スパークリングワイン(ブランドブラン)は パラットがJ. C.ルルー(LeRoux)のピノノワールより勝るかも。 混血の太った小母さんが特別に「小さい --それでも一人分にしては多過ぎた--」 cheese platterを用意してくださってありがたかった。 ここはそれほどワインは期待していなかったけど、 ワインの品質は良かったし、 トイレがきれいだったし、 景色がきれいだったので行って良かった。

この村の大通りであるユグノー通りを歩き、 ユグノーチョコレート店(Huguenot Fine Chocolates)でチョコレート8個を買って、 --この店では十数種類の高級チョコレートを自由に選べてまとめて量り売りする-- ピックアンドペイスーパーで買物して帰宅。 スーパーではDettolの消毒液や昨日に続き不織布雑巾を買い、 トイレやシャワー室等の掃除に備える。


2007年01月29日(月) 午後フランシュフックへ
午後フランシュフックへ

8時前NBに車で市場通りの観光事務所まで送って頂く。 彼女の母親から預かったバイブル用のレースの栞を頂く。 日本には南アの1/3の土地に1億2千万人が住んでいると言ったら驚かれる。 こちらの国の人口を聞いたら 答えたら嘘になる(見当が付かない)と言われる。 黒人の半分、特に年配の者が教育を受けていないし、 政府がそれほど教育に熱心でないという。 南アは犯罪が大きな問題で、 テーブル山も(今は--14年前訪れたときはそんなことは聞かなかった--)物取りが多いと言う。 でもステレンボッシュは安全で、 私が(アデレードと違って)ヴァンダリズム (バス停や公衆便所等の公共物の破壊)が無いと言ったら激しく同意された。 事務所前で彼女の写真を撮ってお別れ。 またおいでと言われる。

ファンダンゴインターネットカフェが開いていないし、 書店もまだ開いていないだろうから、 チェッカーズスーパー前のカフェ"Mugg & Bean"で ロイボス茶のエスプレッソ! "Red espresso"を頂きながら休憩。 枸杞のような味。 カフェアメリカーノも頂く。日本のドリップコーヒーに味は近い。

アンドリンガ(Andringa)通りのプロテア書店(Protea Boekhandel)に 再び行き、最新版のアフリカーンス語辞書2冊を購入、 配送を注文する。 500ランド以上の航空便に比べ 140ランドと安かったので 船便を選ぶ。 8週間ほどで着くというが本当か否かは不明。

その後同じ通りのパイ屋"Simple Simon Pies"で ソーセージロールとステーキ・キドニーを買う。 以前ここを通る際カレーのおいしそうな匂いがしたので 試してみたかったのだ。 どちらもおいしく、生地の層が薄くてカジュアルな食物とは言え品がなかなか良かった。 南アのパイはおいしいのに対し、 豪州のパイは犬も食うまい。 店員たちは混血の小母さんばかり。 無愛想だったのが残念。 ちなみに先日このパイ屋を通った際は 入口に「22時から開店」という謎めいた札を見た。

ACプラグアダプタがもう1つあると便利なので、 Shopriteスーパーそばの 電器屋の黒人の小母さんの店員に聞いたら 親切に第一国立銀行(Eerste Nasionale Bank)の隣の電器店にあると教えてもらう。 アンドリンガ通りのFidders、明りの店で1個入手。 値段は42.4ランド。 応対したどこか東洋風の男の店員 は実際にプラグをアダプタに指して動作を確かめたり、 私が見つけて興味を持ったLED懐中電灯について商品説明をちゃんとしたりしたりした --クリプトン電球の方が明るいし、近くのアウトドア店の方が品揃えが良いと答えた-- ので、好印象を持つ。 ファンダンゴカフェでメールチェックの後、 正午市場通りの観光事務所からマイクロバスに乗ってフランシュフックへ。 運転手はヴァインホッパー・ワインツアーの時の若い男。 お代は220ランド。

13時前次の宿に着く。 黒人の太った小母さんが応対。 17時頃帰宅していたオーナーの小柄な小母さんに会い、 宿泊費の残りを払う。 今度の宿はコテージで、 1泊280ランドは安い。

その後小さな市街を散歩、 Pick 'n Payスーパー(南ア最大のスーパー)で買物して帰宅。 Pick 'n Pay's Choise即席麺(茸味とスパイシーカレー味) をおいしく頂く。 おいしいと思ったら中国産だった。 疲れたので食器の後片付けを明日に延ばして寝る。


2007年01月28日(日) 礼拝とかレストランとか
礼拝とかレストランとか

NBに車で連れられて、 彼女が通っている、ギムナジウム(中学/高校)の体育館を借りた教会へ。 昨晩私が彼女にお願いしていたのだ。

途中車道の真中で募金活動の若い男に出会う。 NBは彼に集めた金はどうしているのかと訊く。 彼はちゃんと答えなかった。 お金の使途が不明なので、 彼女は募金の大部分が彼らの飲み代に化けていると疑っている。 日本でも同様の問題が起きていると話すと残念がっていた。

南アの教会を訪れたのは初めて。 ここの教会の名前はStellenbosch Gemeente、 ステレンボッシュ組合派教会とでも訳せるのだろうか。 もっとオールドファッションな礼拝を想像していたのに 大型ディスプレイ2つにバンド付き、皆普段着の カジュアルな礼拝に驚く。 NBによると若い人達の行く教会 --礼拝は夕方-- はもっとカジュアルで、 本当は彼女もそちらに行きたいと言う。 使われる言葉はアフリカーンス語と一部英語。 説教の題目は「場所」について。 神様は意図があって人々をあらゆる場所に送られた、 世の中に卑しい場所は無い、 我々は自分達の住んでいる場所で良く生きねばならない、 そして国境等を越えて他の土地も訪れ、 他の人達とも親しくならねばならない等の内容だった。 自分は住む場所の問題に悩まされたので 関心を向けずにはいられなかった。

NBに車に乗せてもらって チェッカーズスーパーで彼女と解散。 米国産keta salmon (聞いたことの無い名前)を含む魚の缶詰を買いまくり、 多分バターフィッシュのフリッター(batter)、 サモサ(samoosa)も夕食に買っておく。

NBの勧めてくれた Cape Town Fish Marketで昼食。 生牡蛎中6個をBoland Chenin Blancと楽しみ、 半時間以上も待ってから シーフードカレーをWindhoek Lagerとおいしく頂く。 白人の若いウェイター2人が 「調理中と確認した」とか 「あと3分でできる」と言って親切にしてくれたのが痛々しかった。 こちらの人達(多くは白人)は寿司が好き。 箸も一応使う。 男達は箸を嘗める悪い習慣を持つ者が多かった。 ステレンボッシュでは海苔を巻いていない"maki"が多く、 アデレードと違って刺身や握り寿司も一般的。 興味深いことに、こちらでは中華料理店より日本料理店が賑わっている。

教会/アンドリンガ通り交差点の土産物店で ステレンボッシュ、フランシュフックと パールの絵葉書を切手ごと買って、 ファンダンゴカフェでメールをチェックして、 Wijnhuisカフェで南ア産ピノノワールを味見してから帰宅。

夕方ゲストルーム周辺を散歩。

スーパーで買って来た即席麺Maggi 2-Minute Noodles barbeque flavourを夜頂く。 チーズフレーバーよりおいしい。


2007年01月27日(土) ステレンボッシュを離れて
ステレンボッシュを離れて

7:30 CMに車でゲストハウスまで迎えに来てもらい、 ローソンヴィル(Rawsonville)を中心にワイナリーを幾つか案内して頂く。 夜中蚊に悩まされたため睡眠不足で眠くて道中困った。 ローソンヴィルへの途中Nietvoorbij (ワイン関係の研究所)、カノンコップ、シモンシヒ (どちらも有名なワイナリー)、Elsenburgカレッジ(ワイン関係の大学)を眺める。

3つほどワイナリーを見学。 彼の仕事の関係で白ワインのジュースを試す機会を得た。 小規模のワイナリーのものは酸化して茶色になっていて問題があったけど、 その他のワイナリーではなかなか上質だった。 Novelle?なる、セミヨンとリースリングの交配種のジュースを味見。 色が緑色と健全で揉んだ唐辛子の葉のような、 くしゃみしそうなアロマが印象的だった。 別のワイナリーでは1リットル6ランド(100円強!、本当か?)の若いカベルネソーヴィニョンも味見。 ファイニング(清澄?)はまだ。 豪州のセミプレミアムワインと同等の品質で値段がずっと安価なので驚いた。

ワイナリーを回った後、パール(Paarl)経由で彼の勤め先に戻ることに。 途中ケープの山々、ブレーデ川(Breede Rivier)等に車を停めて 私に写真を撮らせてくれる。 雨の少ない夏なのに太く、澄んだ川を見るのは久しぶり (豪州では細く濁った川しか見かけない)。

CMは帰り道ヴスター(Worcester)のある店でコーラを買う。 町中で寝ている黒人を指して 彼らは朝から酔い潰れている、 雇主が賃金の代りにワインを与えると言う。 黒人女性が妊娠中酒を飲み、 障碍を持った子供がたくさん生れるのも問題になっていると言う。 彼らは毎年国境を越えてやって来るので、南アの人口が増えていると言う。

途中市立美術館と見まがうくらいの富豪なたたずまいのTokaraワイナリーを訪れ、テースティング。 ここの畑はテラロッサ(「赤い土」)と土壌は良いし、 ワイナリーには最新の設備 --ただし豪州で見られる便利な醗酵タンク等が無かった-- が導入されていたけど、 ワインは私の好みでは無かったし、高過ぎた。 テースティングのスタッフの白人の眼鏡の若い女性がきれいだった。

その後彼の勤めている大量生産のワイナリーに寄ってから、市街で別れる。 丁寧に礼を言う。

解散後はステレンボッシュ大学を訪れたり ファンダンゴカフェででメールをチェックしたり。 インターネットを使っているうちに 17時にスーパーが閉ってしまい、 また大学の学生センターのコンビニへ食料を買いに行く。 歩いてへとへとで帰宅。 今日買って来た、豪州では見かけないチーズ味のインスタントラーメン (Maggi 2-Minute Noodles Cheese flavour)を夜頂く。 まあまあおいしかった。


2007年01月26日(金) 続ワイナリー訪問
続ワイナリー訪問

今朝のSABCテレビニュースによると今日は税関の日らしい。 2010年のサッカーワールドカップに備えて 偽物の不買運動等をやっていた。

黒人の家政婦Sが私の部屋の入口に来て、 近くに置いてあった、借りていた箒を指して 「フィー」と言ったので、 「箒が要るんですね」とアフリカーンス語で話して 掃除道具一式を渡す。 「フィー(vee)」とはこの言葉で「箒で掃く」の意味。 英語しか知らない人は何のお代(fee)かと不思議がるに違いない。

10時ゲストルームから観光会社の車で迎えてもらい、 デヴォンヴァレーのClos Malverneを訪問。 テースティングルームがツアー客でいっぱいだったので、 ワイナリーを歩き回っていたら ワインメーカーの小父さんに出会い、 ワインセラーを案内してもらう。 コンクリートの醗酵槽(5キロリットル ×3)を初めて見る。 品種はピノタージュでもうすぐ醗酵が終わると言う。 アデレード大のワイナリーと違って香りがきれい。 ワイナリーも葡萄畑にも入って写真を撮っても良いと言うのでそうする。 葡萄畑にはピノタージュとソーヴィニョンブランが育てられていて、 良く手入れされていた。 テースティングルームでは2人の比較的若い女性のスタッフと 慣れないアフリカーンス語で話す羽目に。 おいしいワインとともに楽しい一時を過ごす。

昼にワイナリーを離れ、 デヴォンヴァレーの景色を楽しみながら35分ほど歩いて スパークリングワインで有名というJ. C. Le Rouxへ。 若くて比較的小柄で快活なアフリカーナらしい女性が 矢継ぎ早にスパークリングワインを注いでくれたのでゆっくり味見できず。 テースティングのお代は20ランドと高く、 6種試したが、初めに頂いたピノノワール・キャプクラシック1998年が 最も気に入ったので1本購入。 値段は60.3ランド(約1000円)。 豪州なら倍以上の値段で売れると思うほど上等。 観光会社の車を携帯電話で呼んで外で待っていると スタッフが呼んで外より涼しいテースティングルームに入れてくれたうえ 私の選んだピノノワールをグラスに持って来てくれたので驚き、 ありがたく頂いた。 ここの人達も南ア人らしく客を良くもてなす(gasvry)人達であった。

市場通りの観光案内所まで送ってもらい、 次の訪問地までの交通を予約して、 ファンダンゴカフェでメールをチェックしてから、 夕方、私にメールをくれた、大学の知人の友人の知人であるCM宅を訪問。 彼の作った個性的で上質なワイン(シラーズ2004年と2005年)を試しながら雑談後、 ゲストハウスまで送ってもらう。 彼はアデレード大学のワインメーカーとドイツでワイン作りに携っていたそうだ。 明日彼がワイナリーを幾つか仕事で回るので一緒に来ないかと誘われる。 もちろん二つ返事。


2007年01月25日(木) ケータイを買ったり
ケータイを買ったり

NBが午後から働きに行くと言うし、 私も昨日のテースティングで疲れていたので、 昼過ぎまで宿に籠もって日記を付けたり洗濯したり休んだりして過ごす。

私を市街まで車で送ってくれるはずのNBが出掛けてしまったようなので、 14時半出発、 近道を探そうとして駅附近で迷いそうになり、 幸いカラードの小父さんに市街への道を教えてもらう。 アレキサンダー通りから市街へ。 市場通りの観光案内所で スタッフの若い男に尋ねて 明日訪問したいワイナリーまでのタクシーを手配してもらう。 次の宿泊地までの交通は後日確保しなければならなかったけど。

ファンダンゴ(Fandango)カフェでインターネットにアクセス。 最後の宿泊予定地から宿代のデポジットのため 2日以内にクレジットカードの番号を教えるか指定の銀行に代金を振り込めとの お願いのメールが届いていて少し慌てる。 他にもこちら在住の大学の知人の友人の知人!に 電話しなければならなくなった。 でも携帯電話はアデレードに置いて来た (私は電話が嫌い)。

ちなみにどうして大学の知人の友人の知人と知り合うことになったかというと、 南ア出身の大学の知人が、大学の休み中帰省しないので、 代りにステレンボッシュのワイナリーで働いているという彼の友人を紹介してくれたのだ。 ところが彼女にメールしたところ、 彼女はナミビアに引っ越していたことが判明。 彼女が来られない代りに彼女の知人を紹介してくれたという訳。

他にチェックすべきウェブサイトを覗くのを忘れ、 携帯電話を探しに街をさ迷う。 チェッカーズスーパーへ行こうとしてショッピングセンターに入ったら スーパーの向かいにケータイの店があったので、 店員のカラードの太った小母さん --名前は不思議なことに中華風だった--に尋ねて 一番シンプルな機能のノキアを764.95ランドで購入。

その後スーパーに入ったらまたNBに遭遇。 彼女は娘さんを急いで大学のカーニバルのためホステルに泊めるのに夢中で 私のことを忘れたと言う。 Absolutely no worriesと返事。 スーパーでは鰯(pilchard--この魚がこちらでは最も普通に見られた--)の小さな缶詰2つ、 麺のサラダ(西洋風の味付けのthin Hokkien noodlesもどき)、 白身魚のフリッター2枚、 ブラジルナッツと野菜ジュースを買う。 魚が食べたかったのだ。

NBと彼女の車で帰宅。 彼女にお願いして箒とちり取りを貸してもらい、 夕方玄関を掃除。 これはただの私の習慣。 そうしたら犬が寄って来る。 暫く遊んで アフリカーンス語で 「もう帰る時間だからまたね」と言ったら おとなしくNBの家へ帰って行った。 この言語を学んで良かった。

今日買ったケータイはハンガリー製で、 南アで購入され、豪州や日本で使われることになる。 何とワールドワイドなケータイか。 表示できる言語には 英語、フランス語、アフリカーンス語、 ズールー語、コーサ語、南ソト語があり、 これだけで私には買う価値があった。 もっとも後三者を選択するとパニックに陥るが。 帰宅後このケータイを使って件の宿に クレジットカードの番号を伝えて一安心。 古いケータイに比べ、 音声がより明瞭なのがありがたい。


2007年01月24日(水) ワイナリー巡り開始
ワイナリー巡り開始

今日はとにかくワイナリー巡りをすることに決めた。 そのために今回来たのだから。 観光案内所で参加できるワイナリー巡りのツアーは数えるほどしか無かったけれど、 幸い昨日チラシを手に入れた「ヴァインホッパー(Vine Hopper)」のツアーに参加できた。

8時に車に乗せてくれる約束をしていたNBがこちらの部屋に8時半まで来なかったので 私がトイレにいる間来てもう行ってしまったのかと思い、 歩いて市街へ。 彼女の車を駐車場で見なかったので やはりもう出発したのかと思っていたら、 何と歩いている途中彼女に車から声を掛けられた。 乗せて頂き、 同乗の娘さんAを市街の外れの歯医者に降ろしてから市街へ。 途中の交叉点で学生達が缶を持って募金活動を危なっかしくやっているのを見る。 大学の新学期のカーニバルの資金集めと言う。 Aも明日やると言う。

9時前に教会通り(Kerkstraat/Church Street)の旅行案内所 (Cape Town Information Centre)で降ろしてもらい、 女の子のスタッフに尋ねて ワイナリーツアーに参加。 最初である9時の便は過ぎたので次回10時半の便に参加することに。 時間ができたので道を覚えるのを兼ねて市街を散策。 Andringa通りのプロテア書店(Protea Boekwinkel)で (最新の)アフリカーンス語の辞書を発見。

旅行案内所に戻ったら、 10時半に若い男の案内人に誘われて ツアーに参加。 カナダ人の父娘と一緒。 父親はイタリア出身で彼の父はワイン醸造学校の講師と言う。 娘さんは私と同じ位の齢に見え、 スーダンに住んでいると言う。 彼らとは最後のワイナリーに着いたところでお別れ。 5番目のワイナリーからミネソタ出身の若い男と現地人らしい (アフリカーンス語も喋っていたので)若い細みのきれいな黒人女性の組も参加。

最初に訪れたのはVredenheim。 庭がきれい。 ワインについては全体的に樽のきつくないドライなものばかり。 アルコール度数は14%以下と低めのものが多かった。 醸造自体は健全。 赤ワインはピノタージュ、カベルネ、メルローとシラーズを試したと覚えているが、品種の個性に乏しかった。 南アのワインに一般に言えるが、 赤ワインはヴェジーキャラクター、野菜を連想させる香りや味が目立った。 ソーヴィニョンブランはパッションフルーツ主体のキャラクターで悪くはなかった。 テースティングはグラスにつき2ランド。

なおこのワイナリー附近でスプリングボック、ダチョウ、 野牛(ヌー?)、シマウマを見る。 このワイナリーが保護しているらしい。

次にVan Ryn蒸留所を訪問。 ここはブランデーとリキュールしか生産していない。 エルサという若くてきれいな既婚女性 --左薬指に指輪をはめていたので--に案内される。

原料はシュナンブランとコロンバール、たまにパロミノが使われ、 葡萄は房の「茎」を除いた後軽く破砕し(バンチプレスではない) フリーランを取られる。 ポットスティルで2度蒸留し (2度目の蒸溜でメタノールを除く)、 輸入したフレンチオーク (こちらで見かけるオークは漏るので使えない) を職人が樽に作り、 これに入れて熟成する。 10年ものと12年ものを試飲したが、 後者が明らかにおいしかった。 前者は中性アルコールで伸ばされているから。 アロマとフレーバーはよく覚えていないけど、 コニャックとアルマニャックを足して中性アルコールで2倍に薄めた感じ、 つまりいまいち物足りなかった。 「Angel Share」リキュールもいまいち。 どれも品質は良かったのだけど。

試飲とツアーは有料。確か15ランドだったと思う。

その後Spierへ。 ここは娯楽施設もあるワイナリーで 商業的なワイン(豪州のヤルンバみたいな)を作る。 テースティングは5グラス単位で10ランド。 ピノタージュロゼは苦みが豊か(悪くない)で 色がサーモンオレンジで 豪州のグルナッシュロゼよりロリー(豪州のキャンディー)のアロマはそれほど多くなかった。 でも悪くはない。 普及品のソーヴィニョンブランと高級白ワイン(ヴィオニエ等)は スクリューキャップ(Savin)で栓されている。 ソーヴィニョンブランは複雑さに欠けるが、 フルーティかつフレッシュで悪くはなかった。 白ワインにはシュナンブランとシャルドネがあったが、 同行のツアー客の「お父さん」の言葉を借りるとどれもフラット、 品種の個性に乏しかった。 赤ワインにはピノタージュ、カベルネとシラーズがあったけど、 こちらも品種の個性に乏しいうえオーバーオーク、 樽の風味がきつかった。 ノートは付けなかったものの、 真面目にテースティングし過ぎて すっかり疲れてしまう。

Spierでも食事できたけど、 カナダ親子と案内人と同意見で 次の訪問地Dombeyaで昼食を取る。 静かで景色が良く緑が多かったので満足。 お父さんはダチョウのロール(ギリシャのイロ似)、 娘さんは全粒粉のトースト料理、 私はBoerewors、南ア名物のビーフソーセージ --直訳は百姓ソーセージ--とイガイ入りのシェルパスタを頂く。 おいしかったけどそんなにお腹が空いていなかったうえ ばてていたので料理を楽しめなかったのが残念。 ここのソーヴィニョンブランとシャルドネはなかなか良かった。 葡萄畑に入ることができた。 葡萄栽培を専攻しているので色々観察してしまった。 良く手入れされていたよ。

次に訪れたのがBilton、ここのワインが一番良かった。 豪州の名産地クナワラと互角以上の上等なワインだった。 ヴェジーキャラクターは適度にあり、 他のベリー、オーク等のフレーバーやアロマと良く融合している。 テーステング担当の黒人の若い女性が感じの良い人で、 ワインの知識も十分持っていて素敵だった。 グラスはシュピーゲラウ。 ここは葡萄畑を所有、 取れた葡萄の1割をワインに利用し、 残りは他のワイナリーに売ると言う。

Kleine Zalzeが最後の訪問地。 ワインの品質自体は良いけど、 ワインは全体的にオーバーオークで 赤ワインはヴェジーキャラクターが強い。 シュナンブラン・オールドヴァインは葡萄自体は悪くないけど、 これもオーバーオーク。

帰りは市場通りの観光案内所でスタッフとアメリカ人の一行が下車、 別の若者が運転を代行(ゲストハウスに住所が近いため)、 ゲストハウスまで送ってもらう。 私がブルムフォンテンを旅行したことがあると話したら、 彼が自由州出身と知る。 ヴァインホッパーのスタッフは皆親切だった。


2007年01月23日(火) ステレンボッシュ2日目
ステレンボッシュ2日目

朝ゲストハウス附近を散歩。涼しい。

ゲストハウスの朝食(コンチネンタル、つまり大陸式)を頂く。 ライチ(アデレードでは食べられない生)、 杏(種が小さい)等のフルーツは香り高く、 豪州のものより食材がおいしい。 こちらの牛乳は1リットルで売られる場合は プラスチックのレトルトパウチみたいな袋に入れられる。 袋をタッパーウェアのジャグに入れ、 袋の両端を切って注ぐ。 未開封の袋は冷凍保存できるので便利。

朝NBと挨拶。 彼女に娘がいると知る。

レシート等を整理しながら日記を付け始める。 13時前完了。

昼過ぎNB、彼女の娘のA、 家政婦Sと車で外出。 Sは柵のある居住区へ帰る。 私は教会通り(Kerk Straat) 8番地の旅行案内所前で下車、 娘さんは大学まで送ってもらったはず。

旅行案内所でワイナリーツアーのパンフを入手、 ワインカフェWijnhuis (ワインの家の意)でワイン6種をテースティング、 ソーヴィニョンブランをグラス(125 ml)で頂く。 品質の良いものが多かった。 その後チェッカーズ(Checkers)スーパーマーケットで買物。 Shopriteより感じが良い。 NBに出会う。 彼女、娘さんと車で帰宅。 買物の荷物を運ぶのを手伝う。

Aはステレンボッシュ大学の1年生で 宝石のデザインを専攻していると言う。 人見知りしない可愛い女の子。

帰宅したらNBの飼い犬(マルチーズ?)になつかれる。 この犬がくわえる黄緑色をした星形の玩具の音が 幼児の音の出る靴の音を出すのに気付く。 小さな子供がいるのかと思っていた。

帰宅後はとにかく水分補給。 チェッカーズで買って来たKlein Turbagh Pinotage Reserve 2003を楽しむ。 値段は59.99ランドで豪州だと倍の値段で売れるくらい 上等なピノタージュ。 他には昨日買って来たWindhoek Draught (4% Alc. 450 ml、Namibia Breweries Ltd. http://www.nambrew.com/)を頂く。 オールモルトビールの純粋な味を楽しむ。


2007年01月22日(月) ステレンボッシュへ

約14時間のフライトの後ケープタウンに到着。 南アを訪問するのは三度目7年ぶり。 今回の目的はこちらの葡萄畑、ワイナリーを見て回り、 こちらのワインを味見し、 こちらのワイン産業がどんなものか確かめること。 私は本当は豪州ではなく南アで学びたかった --ステレンボッシュ大学というワイン関係では有名な大学がある--し、 こちらで暮らしたい --国全体では犯罪が多いけど、一方でステレンボッシュのように安全な土地もかなりある--ので、 こちらのワイン事情を知りたかったのだ。 他の目的は最新のアフリカーンス語の辞書を手に入れること。

白人ばかりだった7年前と異なり入国係官は案内以外全て黒人。 でも無愛想さは昔同様。 応対した小母さんの係官に 「コークーケン」と言われ、 搭乗券を出したら違うと言われ、 旅程表を出したら判子を押された。 こちらでの行き先を確認したかったらしい。

入国審査の部屋に大統領ともう1人 --西ケープ州知事かも-- の大きな写真が飾られているのを見て不安になる。 この国は基本的には先進国だから こんなことはしてはならない。 以前入国したときはこんな光景は見なかったのに。

ロシュかノヴァルティスか忘れたが、 ある世界的な製薬会社が空港に糖尿病のキャンペーンの 大きなポスターを天井から何枚も飾っているのを見たけど、 そんなにこの病気が南アで深刻とは思えなかった。

D. F. マラン空港からシャトルでステレンボッシュへ移動。 空港の角に2つシャトルサービスのコーナーがあって、 どちらのスタッフも手招きしていたのだけど、 看板で"Stellenbosch"の名を見つけた方を選ぶ。 スタッフは南アジア系に見える30台の男。 私のリュックサックが開いているのを指摘したり、 荷物を預けてくれて、 私が現地の通貨に慣れていなかったため遅れてお代を払う前に レシートを先に発行するという、 感じの良いシャトルサービスだった。 代金は260ランド--約4400円(1ランドは約17円)--と高かったけど、 慣れない土地で無駄ではない金をけちってはいけない。

シャトルでの移動の前、 スタッフに聞いて空港内の最寄りのATMで現金ランドを引き出す。 6000ランドを引き出そうとしたら失敗、 上限の3000ランドを引き出す。 案内の言語にアフリカーンス語を選んだら、 この言語でレシートを受け取った。 英語の他黒人の一部族の言葉であるコーサ(Xhosa)語も利用可能。

私の他にOというきれいな私くらいの歳の小柄な女性、 スラブ系と思われる老夫婦と同行。 Oは見た目は東ヨーロッパ人のようだったけどトルコ人で、 黄熱病の研究で修士を取ったけど、 今度はワインの研究のためステレンボッシュ大に来たという。

ローレント・フィッシュバーン (映画マトリックスのモーフィアス役)に似た中年黒人の運転手とともに ステレンボッシュへ向かう。 途中クロスロードでスラム街を目にする。 ここはヨハネスブルク(何でドイツ語読みなのだろう)やアメリカの南ブロンクスより治安が悪いので、 行ってはならない。 スラム街を見るとその国の印象を悪くする人が多いが、 こんな国の暗部を観光客にもあからさまにしている国はむしろ正直な国として 評価すべきである。

老夫婦は行き先であるフォルクス・コンバイス (Volkskombuis)レストランの名を忘れ (こちらに案内人がいるらしい) 婦人は車内に腕時計を忘れるというだらし無さを目にする。

シャトルは町から少し離れた閑静な住宅地に入り、 ここでOとお別れ。 最初の宿泊先のゲストルームに着いたら 管理人の母親が応対。 彼女に電話してもらい、 管理人の小母さんNBにお会いする。 彼女は町で働いていて、 また戻るときに私を車で送ってくれる。

市場通り(Mark Straat/Market Street) 36番地の旅行案内所 (Stellenbosch Tourism Information Bureau)で降ろして頂き、 ステレンボッシュ市内を歩いて回る。 Shopriteスーパーマーケットで ナミビア産スプリングボックのビルトング(南ア名物の干し肉)、 トルコ産ターキッシュディライト(菓子)と、 宿には石鹸やシャンプーが無いのでボディーウォッシュを購入。 スーパーバッグは15セント。 Bayerskloof Pinotage --豪州で手に入るワイン-- 2005が スクリューキャップで売られているのを見る。 バッグインボックスワインも少し見かける。

Van der Stel --これはこの町を作った人物の苗字-- 酒屋でカースル・ミルクスタウトと ヴィントフック・ドラフトを買う。 ワインもたくさんあったけど、 店内が暑かったので購入は遠慮する。

ステレンボッシュ大のキャンパスに入り、 Neelsie学生センターを訪問。 学生センターというよりここはショッピングモール。 書店でアフリカーンス語の辞書3冊 --Du Plessis, M. (1998) Aanleerders-woordeboek Afrikaans - Engels (Learner's Dictionary English - Afrikaans), 6th ed., Pharos. Kromhout, J. (compiler) (2004) Skoolwoordeboek Afrikaans - Engels (School Dictionary English - Afrikaans), Pharos, Kaapstad/Cape Town. Kromhout, J. (2005) Klein Woordeboek (Little Dictionary), Pharos, Kaapstad/Cape Town.-- と 同語の教本1冊 --Lutrin, B. (2004) Afrikaans Handbook & Study Guide (TM), Berlut Books.-- を購入。 計4冊452.35ランド。書籍は豪州より安いかも。 ジュース店で人参ジュースを飲んでビタミン補給。 西日の中歩いて帰宅。 疲れて何度も寝てしまう。 NBから明日の朝食を受け取る。


2007年01月21日(日) シンガポール経由
シンガポール経由

アデレードは珍しくここ4日ほど雨が続く。

10時ロッジを出発。 近くのホテルでタクシーを捕まえようとしたら 大家さん夫妻が空港まで送ってくれると言うので 御好意に甘える。 私が毎日ロッジを掃除しているお礼と言う。

改装・拡張後のアデレード空港から出国したのは初めて。 チボーカフェでRistricted espressoを「少量」頂いてから空港を出発。 シンガポール航空を利用するのは初めて。

シンガポール・チャンギ空港を初訪問。 眼鏡っ子の、多分アルバイトの学生風の女の子に エスカレーターの場所を聞いたら わざわざ案内してもらう。 私が日本人と知ると日本が好きと言う。 街がきれいと言う。

"Family Zone" --「家族の地帯」--の店の佇いが 日本の店のそれに似ているのでちょっとほっとした。 特に菓子屋のブンガワン・ソロ(Bengawan Solo)は 羽田空港等で見かける菓子屋にレイアウトがそっくりだった。

ワイン店や高級ブランド店の品揃えはそれほど充実せず。 でも久しぶりに豪州産以外のワインを見て少しほっとする。

トランジットホテル(Transit hotel、飛行機を乗り換える客用の数時間泊まれる空港内のホテル)に泊まろうとしたけど、 満員で利用できず。 代りにシャワーを利用。 15分で8.4シンガポールドル(688円)。 シャワー室は清潔。

結局2つのターミナルを何度も見て回って時間を潰す。 案内は英語、マレー語、多分広東語、タミル語の他、 日本語でも表示。 アナウンスは英語以外では日本語のみ聞かれた。 Totoの便器、日立や三菱製のエスカレータ等の 日本製品が採用されている。 日本はこの国に好かれているようで嬉しい。

眠くなって来たので、 Spinelli Coffee --サンフランシスコが発祥地らしい-- でコーヒー(ハウスブレンド)を頂く。 薄かったけど元気を出すのに十分おいしかった。 幸い豪州ドルが米ドル、英ポンド、日本円ともに使えた。 お釣りはシンガポールドルで貰ったけど、 後日キーウィの付いたニュージーランドの20セントが混じっていたのに気付く。

22日1時頃またシンガポール航空で空港を発つ。


2007年01月20日(土) 旅行の準備
旅行の準備

でなかなか忙しかった。


2007年01月19日(金) メモ
メモ

朝から小雨だったためか、 朝なかなかぐっすり寝てしまう。 明け方色んな夢を見たけど昼までに忘れる。

午後ノーステラスの学生課で旅行関係のメールを印刷。 すぐ帰る。

夜23時過ぎ停電。 1時間ほども長く停電したのはこちらに来て初めて。


2007年01月18日(木) 魚の缶詰とか/ドボラク8日目他
魚の缶詰とか

中華街で買って来た魚の缶詰のメモ。

  • Ligo Sardines in tomato sauge chili added: 鰯のチリトマトソース煮。 425グラム1.85ドル。 フィリピン産。 原材料は鰯、トマトソース、 沃素入り食塩と唐辛子。 ソースが濃くておいしかった。
  • Hokkaido Brand Mackerel in oil, salt added: 鯖の水煮。 425グラム1.95ドル。 フィリピン産。 身が少ないので勧められない。 味はおいしいとは言えるけど、 ほろ苦く鯖節を連想させられる。
  • Jaya Brand Mackerel in natural oil salt added: これも鯖の水煮。 425グラム1.85ドル。 チリ産。 こちらは身が大きめで十分入っている。 素朴な味。
  • 梅林・四鮮[火考]麸(Ma Ling Szuhsien Bran Dough): 麸の煮物。 354グラム1.39ドル。 中国産。 原材料は[火考]麸(噛み応えのある生地の粗い麸)、 筍、金針菜(甘草の蕾)、木耳、香[サ姑] (茸の一種)、 ピーナッツ油、塩と香料。 なかなか上手に味付けされていて、 肉代りになる。
ドボラク8日目

ドボラクのタイピングの練習のページ を見つけて一日中練習。 タイピングは速くなったはずなのに、 この日記をろくに打てない。 神経がすっかりまいってしまう。

その他

旅行に備えて散髪を済ませる。


2007年01月14日(日) 味味A/Dvorak 4日目
味味A

昨日今日と台湾・味丹のインスタントラーメン、 「味味A」を試してみた。

  • 排骨鶏麺: スープの色が濃い割に味付けは意外と薄く、 あっさりしている。 最近のインスタントラーメンでは珍しく ラードが使われているが、 これが純粋かつ新鮮でとても良い。
  • 素食麺: 卍の付いたベジタリアンヌードル。 ワカメや湯葉が少し付いていて素敵。 海鮮ラーメンをさらにあっさりさせた感じで おいしかった。
  • 香辣牛肉麺: 私好み。 康師傅や統一100より後味がすっきりしている。
  • 海鮮麺: 素食麺に海老のフレーバーを加えた感じ。 素食麺の方がおいしくてお勧め。

全体的なコメントとしては、 日本のインスタントラーメンより重くどっしりしているけど、 すっきりした味。 他のメーカーよりも原料が厳選されているような印象を受けた。 少なくとも康師傅と違って、 フレーバーは全て天然のようである。 麺は康師傅や統一100よりも腰があり、 煮るのに少し時間が要る。

ところで、日本のインスタントラーメンの味の表記には どうして調味料の名前が主に使われているのだろう? 具がほとんど無いからと思うけど、 調味料は飽くまで料理の脇役に過ぎないから、 ちょっと不思議な気がする。

Dvorak 4日目

もう4日目。 ずっとキーマップはDvorakのまま。 Dvorakのタイピングには調子の良い時と悪い時のムラがある。 母音のキーが皆左手のホームポジションにあるのは良いけど、 どの指がどの文字に対応しているか未だにきちんと覚えていない。 ちなみに今日一瞬Qwertyに戻したら暫くうまくタイプできなかった。


2007年01月13日(土) コイントスとか
コイントスとか

11日秋田大医学部付属病院の院長がコイントスで決められたそうだ。 記事のURLは、すぐ無効になりそうだけど、 ここに挙げる。 クリケットで先攻後攻を決めるみたいで良いね。

この決め方に抵抗を覚える人は、 物事を決めることの大事さを知らない人かもしれない。 最悪の決定や決断は、決めない(または決められない)ことより 千倍優ることを、決断のできない無能な上司のいる職場で学んだ。

昨日大学へ行って生徒用のコンピュータで キーボードの配列をQwertyからDvorakに変えられるか調べてみたけど、 「コントロールパネル」が使用不可なので変えられず。 アデレード大は変な所は保守的なのかな?

夜、3日前に知った言葉 「反日日本人」をぐぐってみたら、 何と約6万件ヒットした。 ショックの後悲しくなった。 私は日本が嫌いだけど、 決して「反日日本人」--反祖国ではない。 大体私があの国が嫌いな大きな理由の1つは その「反日日本人」があの国に跋扈しているからである。


2007年01月12日(金) Dvorak 2日目
Dvorak 2日目

昨日突然Dvorak配列を覚え始めたが、 これには思い当たる理由が幾つかあった。 一つはQwerty配列でキーを叩いていると、 手首が痛くなりやすかったこと。 他には、Qwertyのキー配列が「きれい--何らかの規則がある--」とは思えなかったこと。 後は言語同様キーボードの配列を1種類しか知らないで良い理由が無いこと。

あと、Qwerty、Dvorakを問わず、 私のキーボードの運指法は、 「タイピング〜運指法の謎」 のウェブページで化け猫氏が紹介している通りである。

タイプの練習を兼ねてつれづれなるままに日記を書いてみる。

どうして私が仮名タイパーにならなかったかというと、 日本文字の他に英数字も一緒にPCで入力することが多いし、 普通の仮名キーボードでは数字を除いた文字の入力に4段もキーを使わねばならないから。

参考のためにX上の私の設定ファイル.Xmodmap.dvorakを挙げる。 この設定ファイルをホームディレクトリに保存し、 "xmodmap ~/.Xmodmap.dvorak"と入力すれば 109キーボードでDvorak配列が使用できる。 この設定では「半角/全角」キーが使用可能で、 「\|」キーにバッククオートとチルダを、 「]}」キーにバックスラッシュとバー(縦線)を宛てている。

--ここから--
keycode   8 =
keycode   9 = Escape
keycode  10 = 1 exclam
keycode  11 = 2 at
keycode  12 = 3 numbersign
keycode  13 = 4 dollar
keycode  14 = 5 percent
keycode  15 = 6 asciicircum dead_circumflex dead_circumflex dead_circumflex dead_circumflex
keycode  16 = 7 ampersand
keycode  17 = 8 asterisk
keycode  18 = 9 parenleft dead_grave NoSymbol dead_grave
keycode  19 = 0 parenright
keycode  20 = bracketleft braceleft
keycode  21 = bracketright braceright dead_tilde NoSymbol dead_tilde
keycode  22 = BackSpace Terminate_Server
keycode  23 = Tab ISO_Left_Tab
keycode  24 = apostrophe quotedbl dead_acute dead_diaeresis dead_acute dead_diaeresis
keycode  25 = comma less dead_cedilla dead_caron dead_cedilla dead_caron
keycode  26 = period greater dead_abovedot periodcentered dead_abovedot periodcentered
keycode  27 = p P
keycode  28 = y Y
keycode  29 = f F
keycode  30 = g G
keycode  31 = c C
keycode  32 = r R
keycode  33 = l L
keycode  34 = slash question
keycode  35 = equal plus
keycode  36 = Return
keycode  37 = Control_L
keycode  38 = a A
keycode  39 = o O
keycode  40 = e E
keycode  41 = u U
keycode  42 = i I
keycode  43 = d D
keycode  44 = h H
keycode  45 = t T
keycode  46 = n N
keycode  47 = s S
keycode  48 = minus underscore
keycode  49 = Zenkaku_Hankaku Kanji
keycode  50 = Shift_L
keycode  51 = backslash bar
keycode  52 = semicolon colon dead_ogonek dead_doubleacute dead_ogonek dead_doubleacute
keycode  53 = q Q
keycode  54 = j J
keycode  55 = k K
keycode  56 = x X
keycode  57 = b B
keycode  58 = m M
keycode  59 = w W
keycode  60 = v V
keycode  61 = z Z
keycode  62 = Shift_R
keycode  63 = KP_Multiply XF86_ClearGrab
keycode  64 = Alt_L Meta_L
keycode  65 = space
keycode  66 = Caps_Lock
keycode  67 = F1 XF86_Switch_VT_1
keycode  68 = F2 XF86_Switch_VT_2
keycode  69 = F3 XF86_Switch_VT_3
keycode  70 = F4 XF86_Switch_VT_4
keycode  71 = F5 XF86_Switch_VT_5
keycode  72 = F6 XF86_Switch_VT_6
keycode  73 = F7 XF86_Switch_VT_7
keycode  74 = F8 XF86_Switch_VT_8
keycode  75 = F9 XF86_Switch_VT_9
keycode  76 = F10 XF86_Switch_VT_10
keycode  77 = Num_Lock Pointer_EnableKeys
keycode  78 = Scroll_Lock
keycode  79 = KP_Home KP_7
keycode  80 = KP_Up KP_8
keycode  81 = KP_Prior KP_9
keycode  82 = KP_Subtract XF86_Prev_VMode
keycode  83 = KP_Left KP_4
keycode  84 = KP_Begin KP_5
keycode  85 = KP_Right KP_6
keycode  86 = KP_Add XF86_Next_VMode
keycode  87 = KP_End KP_1
keycode  88 = KP_Down KP_2
keycode  89 = KP_Next KP_3
keycode  90 = KP_Insert KP_0
keycode  91 = KP_Delete KP_Decimal
keycode  92 =
keycode  93 = Mode_switch
keycode  94 =
keycode  95 = F11 XF86_Switch_VT_11
keycode  96 = F12 XF86_Switch_VT_12
keycode  97 = Home
keycode  98 = Up
keycode  99 = Prior
keycode 100 = Left
keycode 101 =
keycode 102 = Right
keycode 103 = End
keycode 104 = Down
keycode 105 = Next
keycode 106 = Insert
keycode 107 = Delete
keycode 108 = KP_Enter
keycode 109 = Control_R
keycode 110 = Pause Break
keycode 111 = Print Sys_Req
keycode 112 = KP_Divide XF86_Ungrab
keycode 113 = ISO_Level3_Shift Multi_key
keycode 114 =
keycode 115 = Super_L
keycode 116 = Super_R
keycode 117 = Menu
keycode 118 =
keycode 119 =
keycode 120 =
keycode 121 =
keycode 122 =
keycode 123 =
keycode 124 = ISO_Level3_Shift
keycode 125 = NoSymbol Alt_L
keycode 126 = KP_Equal
keycode 127 = NoSymbol Super_L
keycode 128 = NoSymbol Hyper_L
keycode 129 =
keycode 130 =
keycode 131 =
keycode 132 =
keycode 133 = grave asciitilde
keycode 134 =
keycode 135 =
keycode 136 =
keycode 137 =
keycode 138 =
keycode 139 =
keycode 140 =
keycode 141 =
keycode 142 =
keycode 143 =
keycode 144 =
keycode 145 =
keycode 146 =
keycode 147 =
keycode 148 =
keycode 149 =
keycode 150 =
keycode 151 =
keycode 152 =
keycode 153 =
keycode 154 =
keycode 155 =
keycode 156 = NoSymbol Meta_L
keycode 157 =
keycode 158 =
keycode 159 =
keycode 160 =
keycode 161 =
keycode 162 =
keycode 163 =
keycode 164 =
keycode 165 =
keycode 166 =
keycode 167 =
keycode 168 =
keycode 169 =
keycode 170 =
keycode 171 =
keycode 172 =
keycode 173 =
keycode 174 =
keycode 175 =
keycode 176 =
keycode 177 =
keycode 178 =
keycode 179 =
keycode 180 =
keycode 181 =
keycode 182 =
keycode 183 =
keycode 184 =
keycode 185 =
keycode 186 =
keycode 187 =
keycode 188 =
keycode 189 =
keycode 190 =
keycode 191 =
keycode 192 =
keycode 193 =
keycode 194 =
keycode 195 =
keycode 196 =
keycode 197 =
keycode 198 =
keycode 199 =
keycode 200 =
keycode 201 =
keycode 202 =
keycode 203 =
keycode 204 =
keycode 205 =
keycode 206 =
keycode 207 =
keycode 208 =
keycode 209 =
keycode 210 =
keycode 211 =
keycode 212 =
keycode 213 =
keycode 214 =
keycode 215 =
keycode 216 =
keycode 217 =
keycode 218 =
keycode 219 =
keycode 220 =
keycode 221 =
keycode 222 =
keycode 223 =
keycode 224 =
keycode 225 =
keycode 226 =
keycode 227 =
keycode 228 =
keycode 229 =
keycode 230 =
keycode 231 =
keycode 232 =
keycode 233 =
keycode 234 =
keycode 235 =
keycode 236 =
keycode 237 =
keycode 238 =
keycode 239 =
keycode 240 =
keycode 241 =
keycode 242 =
keycode 243 =
keycode 244 =
keycode 245 =
keycode 246 =
keycode 247 =
keycode 248 =
keycode 249 =
keycode 250 =
keycode 251 =
keycode 252 =
keycode 253 =
keycode 254 =
keycode 255 =
--ここまで--

なお、Dvorak配列に慣れていないため、 元のQwerty配列に戻したい場合は、 「;dkbvnmar cr (つまりsetxkbmap jp)」 と入力すればいい。


2007年01月11日(木) Dvorak配列
Dvorak配列

朝ふとタイピングについてネットで調べているうちに、 Dvorak配列のウェブページを幾つか訪問。 Linux/X上で簡単にキー配列をQwertyからDvorakに変更できる (setxkbmap dvorak)ことが分かったので、 実際に変更して、初めて使ってみる。 この日記は、今Dvorak配列で書いている。 まだ使い始めて1時間ほどしか経っていないのでタイプがまだ遅い。 でも、意外と慣れるのは早い気がする。

Dvorak配列は私のようなvi使いには辛いかも (viではカーソルの前、下、上、後1字単位の移動をそれぞれ 小文字のh、j、k、lキーで行うのだが、 これはQwerty配列だとキーが横一列に並ぶのでとても便利)… と最初は思っていたけど、 慣れて来ると意外とそうでもないようだ。

あ、一応断っておくが、 キーボードはQwertyのままなので Dvorak配列はタッチタイプで使っている。


2007年01月10日(水) 昨日の女の子/鶏骨草/康師傅その後
昨日の女の子

昨日(付で)紹介した ユーチューブの女の子は コメントからどうも名前を張[青見]穎 (括弧内は1文字)というらしい。 昨日見た動画では学生服を着ていたので素人と思っていたけど、 プロの歌手のようである。 ユーチューブにたくさん動画がアップロードされている… 幾つか見たけど、 歌の出来にむらがあるみたい。 声楽をきちんと学んだら彼女は成功するのではないかと思う。

鶏骨草

今日中華街で鶏骨草(正確には鶏は[奚隹]--括弧内は1文字--と書く) という四角の500 mlペットボトル入りのお茶を初めて買った。 包装にはこの名前の植物らしき稲の苗のような きれいな緑の草の群がプリントされているので、 外見は日本のペットボトル入り緑茶にそっくり。 茶の色は麦茶や烏龍茶にそっくり。 でも味は全く違い、 おしるこを水で伸ばして干し龍眼を混ぜたような、 漢方薬のような味。 棗と甘草が入っていて、甘い。 私は好きだけど、日本ではまず売れそうにない。 メーカーは香港の 鴻福堂

康師傅その後

未だに康師傅のインスタントラーメンを頂いている。 味がしっかりしているので他の商品と違い1袋でも満足できる。 言い替えれば胃袋の弱い人には勧められない。

昨日flashをヴァージョンアップしたので、 康師傅のウェブサイトを覗いてみたけど、 表紙が依然真っ白の上、 夏のキャンペーンのページしか見られず、 残念。 中国大陸のウェブサイトは 豪州からは応答が遅過ぎてほとんど見られない。 ファンや客をもっと多く掴むチャンスを逃している… 一方日清食品の香港のサイトは フラッシュ画像ばかりだけど一応見られたのに。 包装の表記の不統一も思い出しながら、 康師傅の経営は大丈夫かとつい心配してしまった。

日清の香港のサイトの出前一丁コーナーを見ていると、 香港には日本通の人がたくさん居るのかと思ってしまう。


2007年01月09日(火) 今日のPC/今日のユーチューブ
今日のPC

firefox 2.0.0.1にflash 9ベータ版を導入。 ochusha (おちゅ〜しゃ) 0.5.8.2とIPAモナーフォント1.0.5をインストール。 flashはヴァージョン7からのアップデート。 以前firefoxでうまく動作しなかったけど、 これはブラウザのヴァージョンが1.5だったからかもしれない。 画像がきれいで一時停止が早いうえ、 動画と音声の時間差が少ない。 flash 8以上でないと見られなかった動画を楽しむ (例えば Hapland 3Terminal #71: CyclicTerminal #71: Future)。

ちなみにTerminal #71は メキシコのCelarent氏(21歳、男性)のウェブサイト。 日本のアニメが好きでアニメの二次元性と "The People's Mario" (「人民のマリオ」。日本のウェブサイトでは「リアルマリオ」とか 「ハードボイルドマリオ」と紹介されている)に見られるような、 メキシコのエネルギッシュでパワフルな絵画の様式を融合させた ユニークな画風が魅力的。

2ちゃんねる用ブラウザとフォントを使ったのは初めて。 おちゅ〜しゃ用のライブラリはエラーメッセージを参考に、 /usr/local/libから/usr/libに移して起動できた (/usr/local/libにパスを通すにはどうしたらいいのだろう)。 マウスの代りにviエディタのようにキーでも簡単に操作できると良いのだけど。

ちなみに私は2ちゃんねるには比較的好意的である。 投稿者(2ちゃんねらー)には偽善(者)が嫌いで保守的な者が多いことと、 過去ログが見られることが大きな理由である。 半角カナが多用されているのは気持ち良くないけど、 あの掲示板の中でなら問題無いと思う。 情報源がはっきりしないことが多いけど、 情報の真偽は見るものが調べるべきと思っているし (あちらではそれが前提になっている)、 これは日本の多くのウェブサイト同様 (これは歓迎されないこと)であるし、 これについても問題では無い。 1つ気になるのは、 あの掲示板での用語を他のウェブサイトでも 用いる者がいること。

今日のユーチューブ

一昨日サインアップしたけど、 登録フォームが暗号化されていないのが気になる。

歌番組の1シーンと思うけど、 この中国の女の子、 歌(Loving You)がうまいので紹介します。


2007年01月06日(土) 康師傅再び他
康師傅再び他

昨日康師傅をまた買って来て、 おいしく頂く。 初めて頂いた「香コ鶏麺(「コ」は草冠に「姑」、Chicken with mushroom flavor)」は 私好みの白い濃厚なスープの麺。 康師傅の中ではやはり紅焼牛肉麺が標準の味に思える (このブランドを代表する商品のようである)。 麻辣排骨面は麻婆豆腐から豆腐と挽肉を抜いた感じの味。 香辣牛肉面は紅焼牛肉麺をさらに辛くした感じ。 「香噴噴火辣辣!」という文句は日本人にも分かりやすく笑える。

上の4商品の製造元は広州(Guangzhou)のETDD (Economical and Technological Development Districts?経済特区?)にあるTing Yiという会社。 頂いて気付いたことが3つある。 1つは広州で四川風の食品が作られていること。 もう1つは麻辣排骨面だけは繁体字の他簡体字もパッケージに使われていること。 他にはめんの字が一方では「麺」、他方では「面」と統一されていないこと。 そのためパッケージは少し怪しげである。

即席麺と言えば、 日清食品の創業者、 安藤百福さんが亡くなったんですね。 外地(台湾)生まれだったから 内地の人より発想が豊かだったのかな。

大家さんに問い合わせたところ、 ユーチューブの動画にはまった1月3日は ネットで約1ギガバイトもダウンロードしていたことが判明。 1〜1.5ヶ月のダウンロード量を1日で達成。


2007年01月04日(木) 中華街の食品/ワレリヤ他
中華街の食品

最近頂いたものの紹介。全て中国産。

  1. 明発(Ming Fa)・梅菜扣肉(Pork with salted mustards): 397 g 2.4ドル。 カラシ菜と豚バラ肉の缶詰。 原材料は豚肉、カラシ菜、醤油、糖、塩と香料というシンプルさが良い。 味付けが角煮に似ていて、良い。 でも肉も野菜もバラバラなのが残念。 肉自体の臭みが少し気になる。
  2. 明発・紅焼元蹄(Stewed pork leg, boneless): 397 g 2.4ドル。 豚腿肉の料理なのに豚バラ肉の角煮にそっくり。 原材料は豚肉、醤油、塩と香料というシンプルさが良い。 味付けが角煮に似ていて、良い。 日本で市販されている角煮より味が良い。 脂が多いけど白く新鮮で固まっているのでそれほど問題ではない。 でも、これも肉自体の臭みが少し気になる。
  3. 花乃美(Elegant Flower)ブランドの回鍋肉: 198 g 1.35ドル。 以前頂いた別ブランドの回鍋肉よりおいしくなかった。
  4. 古龍(Gulong)・豆[豆支] (括弧の中は1文字、Blackbean): 総量200 g、固形物120 gで1.45ドルの瓶詰め。 原料はブラックビーン、水と塩。 ほろ苦さがあり、日本人も好きになると信じている調味料。 ブラックビーンはインゲンの一種と思っていたけど、 大豆の一種かもしれない (外見は納豆の小粒に似ている)。 なお、ブラックビーンの調味料には 唐辛子やニンニク等の他の材料も添加されているものが多いので注意。 このブランドは品質が良さそう。
ワレリヤ他

たらこキューピー」のテーマ曲 「たらこ・たらこ・たらこ」がロシア民謡っぽいので、 これらの曲についてネットで情報を漁っているうち、 ワレリヤ(Valeriya)という ロシアの女性歌手の存在を知る。 彼女のようなきれいな人は世界にごまんといるけれど、 理由を考えさせる暇無く見る者全てを惹き付ける力を持った人はなかなかいない。 こちらの人に例えると、 カイリー・ミノーグのような人か。

その他O-Zoneの"Dragostea Din Tei (恋のマイヤヒ)"の歌詞と動画を見つけて深夜歌う。 豪州ではアングロサクソン系のポップ音楽ばかり流れるのでうんざりしている。 大陸の曲が恋しい。


2007年01月03日(水) ユーチューブにはまる/アニメで思ったこと/リア・ディゾン
ユーチューブにはまる

昨日画像を少し見たのがきっかけで、 深夜までユーチューブのウェブサイト で画像を見まくる。 200メガバイトは見たかもしれない。 色んな面白い画像が楽しめたけど、 今回紹介するものを含めて 著作権の問題はクリアしているのだろうかは疑問。 主に見たのは既存のアニメを他の作品と継ぎ合わせて作られた パロディや二次作品(MADと称するみたい)と 日本で昨年人気が沸騰したらしい リア・ディゾン(Leah Dizon)出演のテレビ番組他。 これらについては別項目で書く。

特に印象的だったものを挙げると、

  • "Rumsfeld gets cute at the podium"。 ラムズフェルド氏の記者会見でのお茶目な様子。 共和党支持者も民主党支持者も笑えるのが素敵。 長いヴァージョンもあるけど、リンク先の方が楽しめる。 オリジナルの動画はCBSにあるかも。
  • "Celtic Woman - Harrys Game"。 アイルランドのアーティスト、クラナド(Clannad)の代表作 "Theme from Harry's Game (ハリーのゲームのテーマ)"のカバーライブ。 オリジナルより良い。 それにしても、これは何度聞いても一番印象に残るゲール語の曲だ。
  • あとネットでも話題となる、 たらこキューピー のCFをこちらのウェブサイトで初めて見た。 コメント等を見ると外国人にもインパクトが強いみたい。 歌っている小学生の女の子2人組「キグルミ」の クリスマスヴァージョンのテレビ中継も2つ見たけど、 あまり良い出来とは思わなかった。
アニメで思ったこと

ユーチューブでアニメ関係の動画(パロディ等)をたくさん見たのだけど、 オリジナルをほとんど知らないのでなかなか楽しめなかった。 主に見たのは戦闘ものや復讐もの、例えば

でもこれらについてもオリジナルをほとんど見ていない。

  • ドラえもんは日テレの以外はほとんど見たことがないし、
  • アンパンマンもポンキッキでしか見たことがないし、
  • 北斗の拳は20年前映画を見たけど、 ジャンプで雲のジュウザが倒れるところまでしか知らないし、
  • エヴァは再放送で1回しか見ていないし (43号機が暴走する回)。

「先行者」はウェブであの「大砲」の存在を含めて知っていたけど。

これらの作品を見た後でまず思ったのは、 アニメは世代や年代を越えて共有されていること。 今の十代や二十代は彼らが生まれた頃のアニメも知っている。 DVD、インターネットが普及したのが原因だろうか。 文学同様アニメも文化の仲間入りをしたんだね。

次に思ったのは、 アニメばかり見ていると3次元の想像がしにくくなること。 なので今後も私はあまりアニメは見ないだろう。

ちなみに私が最後に見ていたアニメは、 こちらで英語の吹替えのためストーリーが良く分からないまま終った 攻殻機動隊Stand-alone Complexを除けば… 宇宙船サジタリウスかもしれない。

リア・ディゾン

彼女の存在は数ヶ月前国内ニュースをウェブで読んでいて知った。 今日彼女の出たテレビ番組をユーチューブで初めて見た --あちらのサイトで「リアディゾン」で検索すれば色々な動画が見付かる-- のだが、 英語の喋り方が米国からの女子留学生達 (親切な人が多く皆辛抱強い人だった) にそっくりなので、 親近感を覚えた。 彼女は二十歳だから大学へは行っていないし、 アジア系の父親のではなくフランス系である母親の苗字を名乗っているし、 ネットアイドル以前の活動の詳細が不明なので、 きっとアメリカで色々苦労したのだろうと思う。 でも、日本の芸能事務所宛の売り込みの動画を見たら 真剣な表情で日本の歌を歌っているし、 日本語がうまいし、 日本の若い女性の芸能人より品があって素敵なので、 日本の芸能界で成功して欲しいと思う。


2007年01月02日(火) インスタント麺食べまくり/ユーチューブとウィー
インスタント麺食べまくり

大晦日の日記でちょっと触れたように、 先月下旬から個別包装のインスタントラーメンを食べまくり、 今朝やっと飽きた。 日本ではまだ手に入らないかもしれないので 頂いたものをここにリストアップしておこう。 今回紹介するものの値段はどれも65セント前後。

まず日清の出前一丁。 パッケージのレイアウトは日本のものと似ているけど、 フレーバーがより多様。香港産。 "Nissin Demae ramen"と表示されている。

  • 醤油味:これはこちらの普通のスーパーでも目にする
  • 味噌味
  • 豚骨味

これらは味が想像できるし、 他に気になる商品があるので今回試していない。

  • Spicy flavor香辣麺:日本の醤油味に唐辛子を加えて辛くした感じ
  • Curry flavor[口加][口厘]麺(カレー、括弧の中で一字、以下同様)
  • Beef flavor五香牛肉麺:五香粉入り

以上は私にはあっさりして物足りなかった。

  • Chicken flavor[奚隹]蓉麺: これもあっさりしているけど、飽きなそう。
  • XO sauce seafood flavor XO醤海鮮麺: これが今回試した出前一丁の中で一番好みだった。豚骨味をリッチにした感じ。

麺は細みで腰があり、 あっさりした味付けとともに日本人好みと思う。 でも正直言って私は好みではなかった。

ちなみに「出前坊や」は「清仔」と紹介されている。 鉢巻に下駄の姿は他のアジア人が日本人を描くとき使われることが多いけど、 それはこの坊やがきっかけと思う。

次に康師傅。最初康師傳(伝の旧字)と間違って覚えてしまった。 日本ではカンシーフと呼ぶみたい。 英語名は"Mr. Kon"。 台湾のメーカーらしいが、製品は中国産。 時々聞くブランド名だったのでトライ。 麺とかやく、スープを開けて熱湯を注いで作る。

  • Beef stew flavor紅焼牛肉麺
  • Spicy hot pork rib flavor麻辣排骨面
  • Hot beef flavor香辣牛肉面

おいしい。私好み。韓国のインスタントラーメンに味とフレーバーが少し似ている。 ただ注意して頂かないとこれら三品の区別が互いにしにくい。

  • Thai Tom Yum泰式酸辣麺: 先ほどの姉妹品と違ってさっぱりしてすっぱくておいしい。
  • Sea food flavor海鮮麺:アジアのどの国の人にも親しみやすい味付けと思う。 ワカメが少し入っていてこの食材は海外でも親しまれているようである。

康師傅は私好み。また買うと思う。 健康の康とシェフの意味もあり響きも似ている師傅を繋げた良い名前と思う。 ただ気になったのは上級品輸出用(Premium quality for export only)との貼紙が 包装にあること。 このブランドは中国で人気らしいが、 こちらとあちらの国では中身が違うかもしれない。

最後に統一100 (Unif-100)。 これは台湾のメーカーだけど中国産。 作り方は康師傅同様。 頂いたのは、

  • Stewed pork chop flavor noodles清[火屯]排骨麺
  • Shallot beef flavor noodles葱爆牛肉面

この2つはまあまあおいしかった。

  • Black pepper beef flavor noodles黒胡椒牛肉面: 名前の通り黒胡椒がよく効いている。 私好みだったけど、 単に他の製品に黒胡椒をしこたま入れた方が自分好みの味を見つけそう。
  • Furong shrimp flavor noodles芙蓉鮮[虫下]面: アジア共通と思えるシーフード味。 かやくが多めなのが素敵。ワカメも入っている。 パッケージに車海老が写っているので、 英名はアメリカ式で、 豪州英語だと"Furong prawn flavour noodles"だね。
  • Spicy beef flavor noodles紅椒牛肉面: このブランドの中で一番のお気に入り。
  • Tart beef flavor noodles酸辣牛肉面: 同ブランドの中で2番目にお気に入り。 酸味はそれほど目立たない。

個人的には出前一丁より好きだけど、 それほど個性が感じられないので、 ラーメン好きはこのブランドよりも 日清か康師傅のどちらかを選びそうな気がする。

番外でVit's唯一麺というスープ無しで10個入りで約1.5ドルと安い インスタントラーメンを紹介する。 これはマレーシア・クアラルンプール産で メーカーのウェブサイト によると製造の機械は日本のオータカという会社から導入したという。 麺はどこかオールドファッションでふやけにくい。私のお気に入り。

ユーチューブとウィー

ネットでユーチューブの画像を見ているうち ウィー(Wii)関係のものを2つ発見。 ビデオゲーム機には関心が無いのだけど、 どちらも素敵なので紹介する。

1つは"Nintendo Wii Sports' Boxing"。 投稿者の小さな娘さんが初めてボクシングゲームをする様が見られる。 15秒の可愛い動画。

もう1つは「I want a Wii!!!〜Wiiが欲しくて気が狂った男」。 昔ならただの馬鹿馬鹿しい実写に過ぎなかったけど、 かなりリアルになったテレビゲームの画像に慣れた人の多くなった昨今では、 作品中の男のように自分の想像を膨らませることの大事さに気付かされる。 私も豆腐とソーセージと駄菓子を持ってウィーごっこしようかな… 腐りやすいのが欠点。


2007年01月01日(月) ワケギとウィーンフィル
ワケギとウィーンフィル

アデレードには葱や玉葱みたいな植物がたくさんあるけど、 日本で見られないので、未だ正体を掴めないものがある。 その1つが、先日初めて中央市場のアジア食材のスーパーで買って来た、 ラッキョウのような根を持ち葱のような葉を持つ野菜 --スプリングオニオンより細み-- である。 これはもしかしてワケギなのかと思いネットで調べてみた。 '80年くらいの園芸雑誌「趣味の園芸(NHK出版)」には ワケギは葱の変種と書かれていたけど、 ネットでは何とシャロットと葱の雑種と紹介されている。 だけどなかなかソースが見付からなかった。 でもやっと見つけた。

田代洋丞(1984)ワケギの起源に関する細胞遺伝学的研究、佐賀大学農学部彙報 56:1-63 (Tashiro, Y. (1984) Cytogenetic Studies on the Origin of Allium wakegi Araki, Bull. Fac. Agr., Saga Univ. 56:1-63)。

この記事は佐賀大学農学部彙報 のウェブページからpdfで利用できる。 こちら同様日本でも農業の研究がちゃんと行われているんだね。 なのにどうしてあちらの農作物や食品は高くて競争力が無いのだろう (こちらでは日本産の食品の値段は他国産の倍はする)?

夜ロッジの仲間とテレビでウィーンフィルの新年演奏会を見る。 ズービン・メータが指揮。 彼がインド出身であることをベンガル出身のSDが教えてくれる。 見たのは第二部で、 ポルカが退屈だったけど、 後半の演奏は良かった。 例年通りきれいなバレリーナ達がバレリーノ達ときれいに踊ったけど、 彼らはホールの観客には見られないのね。


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