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2005年08月29日(月)
絽デビュー

なかなか着られなかった夏着物ですが、
長野だったら涼しいだろう、と夕方宿で着てみました。



絽の着物は骨董市で買ったもの。
完全な対丈ですが、それでもちょっと着丈が短い。
帯はポリの羅、帯揚げはDes Presのスカーフ。
帯留めは竹蔵龍さんの万寿菊・珊瑚色です。
半襟も足袋も淡いピンクで、ちょっとかわいくまとめすぎかも。
夏物に合わせられるものをあまり持っていないので、
いつも同じような組み合わせになってしまいます。

なにか忘れそうだと思っていたら、やっぱり忘れた衿芯。
しかたがないのでパンフレットを折って入れてみました。
紙がかなり短かったので首の後ろ部分しか入ってないけど、
なんとかなるものですね。


2005年08月28日(日)
ふたつの宿場

翌日は、信州・北国街道の海野宿へ。
明治時代に宿場の機能は失われましたが、宿の広い部屋を利用して
養蚕・蚕種業を始めた家も多く、古い建物がそのまま残っています。
長短2本ずつ交互に組み込まれた美しい格子と出桁造りが特徴で、
屋根には“気抜き”と呼ばれる養蚕用の小屋根が乗っています。


お昼はすいとんとくるみおはぎ。
店の脇の無人販売で野菜をいくつか買いました。



帰りに中山道、奈良井宿に寄りました。
妻籠や馬籠は何度か訪れたことがありますが、ここは初めて。
木曽路で一番栄えた宿場だけあって、馬籠、妻籠よりも道幅が広い。
なだらかな坂になった約一kmの家並みは、今も人々が日常生活を営んでおり、
屋根の高さや軒の張り出しも不揃いなのが観光的に作られた町とは違った趣。


ここで興味深いのは“鎧庇(よろいひさし)”。
桟木の下に屋根板を重ねて敷くという造りが鎧の襞のように見えるため、
そう呼ばれるのだとか。
逆さ釘と吊り金具で支えられた庇は弱く、泥棒が足をかけると
崩れ落ちてしまうというおもしろい構造なのです。
写真ではちょっとわかりにくいかなぁ。


2005年08月27日(土)
仙仁温泉

長野県須坂市にある仙仁温泉、岩の湯へ両親と一泊で行ってきました。
この宿はすばらしいサービスとなかなか予約が取れないことで有名で、
11ヶ月前に電話をして以来、ずっと楽しみにしていたのでした。


今回は宿が目的ですから、途中どこにも寄らずに早めにチェックイン。
ロビーで抹茶とともにいただいたお菓子がおいしかった!!
つぶあんにワッサー(かたいネクタリンのようなフルーツ)をのせ、
柚子を散らした寒天をかぶせたもの。

増築を重ね迷路のようになった館内は、テラスやサロン、読書室など
パブリックスペースが充実しています。
どこも屋外の自然をうまく取り入れた心地よい空間でした。


お風呂は洞窟風呂という珍しいもの。
かなり温めのお湯は無色透明でほのかに硫黄のにおいがします。
混浴で、男女ともにバスタオルを巻いて入ります。
入り口から源泉の湧き出す最深部までは約30m。想像以上に洞窟で、探検隊の気分。


写真は貸切露天風呂。露天はこちらしかありません。
(内湯に露天風呂と間違えそうな池がありますが・・)
アジアンリゾート風の開放的な造り。
湯上がりは部屋の縁側でもちろんビールです。


2005年08月14日(日)
大人の水遊び

ビール好きの仲間たちと三島市の源兵衛川で水遊び。
富士の雪解け水が湧き出る三島には駅から歩いて5分ほどの街中にも
こんなせせらぎがたくさんあるんです。



木陰と水面の間をわたる風が涼しい、飛び石の遊歩道。
人と水をごく自然に近づけてしまう空間です。
さっそくジーンズの裾を折り上げ裸足で水の中へ。
子供の膝下ほどの水深なのでじゃぶじゃぶ歩けます。
楽寿園の小浜池が水源ですが、川のあちこちで冷たい水が湧き出していました。

川沿いの家から張り出しているのは“川端”と呼ばれる水汲み場。(下の写真、右)
昔は水汲みや洗い物など、生活に必要な水はここですべて間に合わせていたのだそう。
夏場には川端の杭に結びつけたフネに腐りやすい食べ物など入れておき、
天然の冷蔵庫として使っていたとか。


源兵衛川は今でこそ美しい清流ですが、産業活動の活発化により水辺の環境が悪化し、
ゴミだらけのドブ川となっていた時期もありました。
市民が行政や地元企業を巻きこんで活動し、8年かけて生き返ったのは10年ほど前のこと。
再生後もたえず注がれる市民の愛情により、この美しい流れは維持されているのです。

水辺で足を浸した後は、もっと街の中を歩く計画だったのですが、
水遊びに夢中になってしまい、気が付いたら1時間経過。
予定していた散策はできなかったけれど、よいルートでした。

 その後は当然、沼津のタップルームへ。
 こちらのビールも富士の湧き水(水道水!)を使って
 作られています。
 ここで合流したメンバーとマニアックな話も交えつつ、
 ビール話を肴に飲んでいたら、20時を過ぎていました。
 (お店に入ったのは15:30です・・)

 帰りの電車は、よ〜く眠れました。


2005年08月11日(木)
小さなビアガーデン

一晩かぎりのビアガーデン。
知人が主催した小さな手作りイベントです。
予想以上にお客さんが集まり、ビールが売り切れるという事態に!



ビールは盛岡のベアレン工房のクラシックとシュバルツ。



おつまみはソーセージの他にパンケーキ(おやき?)や
黒パンとチーズのセット、4日前から仕込んだというアイスバインなど。



2005年08月09日(火)
濁河温泉

月曜日は日帰りで岐阜へ。
高山でお昼を食べた後、濁河(にごりご)温泉を目指します。

濁河温泉は、岐阜県と長野県の県境、御嶽山の七合目付近に位置し、
通年営業の温泉としては日本一高い所に湧いているのだとか。
下呂温泉より少し北だな、という軽い気持ちで向かったら、
途中でニホンザルの群れに出会うような険しく長い道のりでした。


まずは露天風呂の大きな看板が出ていた旅館で立ち寄り湯を。
内湯は木造りで2、3人入ればいっぱいというサイズ。
露天も狭く、混浴だったので早々と上がりました。

二軒目は町営露天風呂へ営業時間ぎりぎりでとびこみ。
ちょうどひどい通り雨が来ていたのに、ここは名前の通り露天のみで、
屋根はまったくありません。(洗い場も屋根なし)
脱衣所で一緒になったおばあちゃんと、一応用意されていたボロ傘をさし、
世間話をしながら熱めのお湯に浸かりました。

ここは海抜1800mという場所柄、星がとてもきれいに見えるそう。
冬場もよさそうだけど、雪の中、この山奥までたどり着ける自信がありません。
(バスもありますが、事前予約が必要なようです。)


2005年08月08日(月)
線香花火

週末、小さな花火の会に参加しました。
日が落ちるのを待って、みんなでしゃがんで国産の線香花火に点火。
小松葉、大松葉、柳・・と火花の変化を楽しみます。


綿芭蕉の浴衣に麻の半幅を角出し風に結び、竹蔵龍さんの雫の根付けを。
浴衣で行ったら水風船がもらえてうれしかった。


2005年08月07日(日)
そうめんかぼちゃ

そうめん生地にカボチャを練り込んだもの、ではありません。
マクワウリよりふたまわりくらい大きい細長い黄色のカボチャ。
茹でるとそうめんのようになるというのです・・。
何度聞いても想像できず、実際に食べさせてもらうことになりました。
↓一番上に乗っているのが「そうめんかぼちゃ」。



まずは輪切りにして皮付きのまま、箸がすっと通るくらいに茹でます。
縦に切るとそうめんが短くなってしまうので、必ず輪切りで。



茹であがったらワタを取り除きます。
ワタを中心に繊維が巻いているのがわかる?
茹で上がりはカボチャのようなトウモロコシのような甘い香り。



冷水にとり、実の部分を押し出すようにほぐすと・・



“そうめんかぼちゃ”の出来上がり。
皮はきれいに外れます。



千切りではありません。糸状にほぐれた実は長いもので20cmほど。
シャキシャキとした食感で、大根のツマのような感じ。
今回はそうめん汁でいただきましたが、
淡泊でクセがないので酢の物でもドレッシングでもおいしそうです。

これはカボチャというよりは瓜?と後で調べてみたら
「金糸瓜」「いとかぼちゃ」とも呼ぶようです。
“ペポかぼちゃ”という品種でズッキーニもこの部類に入るとか。

八百屋さんでもなかなか売っていないかもしれませんが、旬は7〜8月。
見つけたらぜひおためしください!


2005年08月06日(土)
笹の葉さらさら

明日は旧暦の七夕ということで、
とあるイベント用の七夕飾りを作ってきました。
メンバーは私の親の世代やそれ以上の方がほとんどなので、
おもしろい話をたくさん聞けます。



昔は紙が貴重だったのでコヨリではなく、シュロの葉を裂いたもので
短冊や飾りを吊したとか。結び目で留めるのがかわいい。
古布を切ったものなども短冊として使っていたそうです。



お供え物も必要ね、と野菜を作っているおばさんが持ってきてくれたもの。
おこわはクチナシの実で染めました。
この中に初めて食べるおもしろい野菜があったので次でご紹介。


2005年08月03日(水)
レモンズッキーニ



またまたかわったズッキーニを見つけました。
黄色いズッキーニは見たことあるけれど、色はもう少し淡く、
形はまさにレモン。
サイズも大きい方で12cmと、レモンサイズでした。
これもボートにしてみようかな。