私のカケラ...me☆

 

 

最後のキス - 2006年01月28日(土)

車の時計は、もう3時をさしていた。

「もう帰らなくちゃね・・・」

家のすぐそばだったから、いつも降ろしてもらう場所へはすぐ着いた。

正面を向いたままの私をもう一度引き寄せ、キスをした。

「気をつけて帰ってね」

「うん。ありがと。・・・愛してるよ。また会おうね」

私は何も答えず、ただ笑った。
そんな私を見て、彼はせつなそうにまたキスをした。

「・・・最後のキスかもしれないね」

「違う。これからもいっぱいするんだから!」

彼の手を解き、降りかけると、彼はさっきの私の言葉を気にしたのか、もう一度キスをした。

「またね」

「バイバイ」

いつもは見送る彼の車に、私はすぐ背を向けて家へと歩き出した。



...

小さな公園で - 2006年01月27日(金)

夜中の高速は空いていて、あっという間に家の近くへ近づいてきた。

「公園かどこか、ある?」

「・・・いいよ」

「教えて。近くにどこかあるでしょう?」

「もう帰るから」

「なんで?お話しようよ・・・」

「別にもういいから」

「me・・」

「・・小さな公園しか知らないよ」

「そこでいいよ」

近所の、住宅街の中にある、本とに小さな公園に着いた。
夜中で人通りはないけど、家がすぐそばにある場所に車を駐車した。

きつく私を抱き寄せ、何度もキスをした。

「もういや・・・」

「ごめん・・ごめんなさい。仕方なかったんだよ・・・」

彼が何か言い訳をしていたけど、私の耳には入らなかった。
離れようとする私の肩をしっかりと掴み、無理矢理私を抱こうとした。

胸をまさぐり、私の手を自分のズボンへと導き、舌を私の口へ差し入れようとしたけど、私は口を開かなかった。
悔しそうに私の唇を吸い、唾液を口の中へ流し入れた。垂らす訳にもいかず、飲み込んだ。
こんな風に抱くことで紛らわそうなんてことも、イヤだった。

「もう終わりだよ」

「いやだ。終わりになんかしない。愛してるんだよ」

「・・・愛してないよ。あんなに長い間待たせて」

「ごめん・・・でも終わりなんて言わないで」

「さよならだよ」

「しないよ!me・・・絶対離さないから!」

「もうだめだよ・・・」

「ダメじゃない!・・・本当に愛してるんだよ」

彼は離れようとする私を何度も引き寄せ、キスをした。
でも私の心の氷は溶けなかった。





...

フザケルナ - 2006年01月26日(木)

「ごめんね・・・」

助手席に座ると、暖房を強くして、冷たくなった私の手を握って車を発進させた。

「ごめんね・・長い間待たせちゃって。何か食べに行こう」

「帰る」

「どうして・・・お腹空いてるでしょう。ラーメンでも食べようか」

「もう帰るから」

彼は運転しながら、強張った私の体を無理矢理抱き寄せた。冷たくなっているのに気が付き、体をさすった。

「me・・・ごめんね。何か食べようよ」

「いらない」

「そっか・・・」

美味しいものを食べに行こう。
彼がそう言っていたから、食べ物で溢れかえるコンビニでも、何も買って食べなかったのに。
ラーメンを食べて帰ろうなんて・・・確かに夜中の2時過ぎで、やっているお店なんかないだろうけど、その無神経さに嫌気が差した。

高速を走るのに、彼は私を左手に抱き締めたままだった。
私は腕を解き、助手席へ戻った。

そして彼は、私の手を繋ぎ、どうでもいい話をしだした。この場の雰囲気を変えたかったのだろう。ホームページはどうだとかなんとか・・・。私は適当に答えた。彼のする全てが私の気持ちを逆撫でした。

心を閉ざした時の私を、彼はもう知ってる。
凍り付いて手がつけられなくなるのも。
そんな私を察して、また私を引き寄せ、無理矢理キスをした。

「危ないよ」

「大好きだよ」

シートに戻ろうとする私をきつく抱き寄せ、離さなかった。
お互いのシートの間が空いている車だから、私はとても辛い姿勢だったし、回りからも見える。

営業してる飲食店が見えるたび、食べていこうと彼が誘ったが、私は断り続けた。
実際はお腹は空いていたのかもしれないけど、食べる気になどなれなかった。



...

お茶とチョコレート - 2006年01月25日(水)

始めの30分ほどは、待たされても仕方ないと思った。

家まで訪ねるのだし、お茶くらいと家へあがることになるかもしれないとは思ったからだ。
それでも1時間経っても何の連絡もなく、『もう帰る〜』とメールを送った。

ずっとコンビニで、何をするでもなく居座り続けることもできず、夜中でお店なんてほとんど閉まっている見知らぬ街を、別のコンビニ目がけて歩くしかなかった。

3軒ほどのコンビニを転々として、寒さに耐えられず、調度見つけたファミレスへ入り、温かい紅茶を飲んだ。なんだか泣きそうになった。

11時半に彼と別れて、時計はもう2時を指していた。
『もう耐えられないよ』そうメールすると、やっと『今から帰る』と返事が来た。私がお店を出るとすぐ、またメールがきた。

『どこにいる?』

彼のメールからは、どうして待っていないんだという気持ちが伝わってきた。コンビニで2時間も座れないまま、待てるとでも思ってるのだろうか。

私は寒い夜道を歩きながら、涙が出そうになった。
一軒目のコンビニで買った、お茶と小さなチョコレートが入ったビニール袋を、植え込みに投げ捨てた。ほんとは彼と車で食べたかったんだ。

メールの返事をしないでいると、電話がかかってきた。彼はいつもそう。待たせることは平気でも、自分が待つことは好きじゃない。

一度切ったけど、仕方なく掛けなおした。

「もしもし?どこ?」
「・・外」
「外ってどこ?」
「・・・道を歩いてるよ」
「どのあたりなの?今コンビニ見たらいないから・・・」
「・・・」
「そこから何が見える?すぐ行くから」
「さぁ・・・」
「me!どこ??」
「・・・そっちに向かって歩いているよ」
「道路のどっち側?」
「コンビニがあった側」
「・・・あ、見えた」

彼の車が視界に入った。
私は無表情のまま、車に乗り込んだ。


...

I was waiting him so long time - 2006年01月24日(火)

ホテルから彼と出ると、1月の冷たい風が二人を包んだ。
足早に車に乗り、彼の友人の家まで行くことになった。

「結婚祝いを渡すってことで、家を出てるんだよ。だから、届けたらすぐ戻るから、コンビニかどこかで少し待っててもらえる?」

「すぐって・・・それでお友達、大丈夫なの?」

「うん。渡したらすぐ迎えに来るから。何か美味しいもの食べに行こう」

「うん」

そんなわけで、友人の家のすぐそばのコンビニの前で私は降り、彼は友人宅へ向かった。

昼間出かけていたのと、晩御飯を食べてなくてお腹が空いていたのと、抱き合ったばかりで疲れてたのと。
コンビニじゃ座ることもできないし辛かったけど、すぐ来ると言っていたので、待つことにした。

そして私は、そのまま何の連絡もないまま、2時間以上彼に待たされることになった。




...

burning love - 2006年01月23日(月)

何度も電話で私を抱いた後。
いつも彼は優しく抱き締めるように話す。

「ずっとmeは俺の彼女だからね。わかった?」

悪戯に笑う私に念を押す。

「ん?わかった?」

「はい(笑)」

「・・イイコだ。愛してるよ」

「うん。愛してる。大好き」

同じ言葉たちの繰り返し。
それでも私のこころは変わらずに熱くなる。

いつかこの想いが燃え尽きる時が来るのだろうか。


...

彼の素顔 - 2006年01月22日(日)

彼を口で気持ちよくさせることができて、私も満たされた気がした。

起き上がり、彼の胸に顔を乗せて横たわった。

「気持ちよかったよ。ありがとう」
「うん・・嬉しかったよ」
「me・・・」

愛しそうに腕に抱いて、おでこにキスをしてくれた。

なんとなく、彼のを飲んだばかりで恥ずかしくて、彼の腕の中で背を向けるようにして休んだ。

「me・・・」

うまく言えないけど、私がいるのを確かめるように、そばにいることを噛み締めるように、何度も私の名を呼んだ。

「愛してるよ」
「うん・・俺もだよ。ありがとう」

私が腕を撫でていると、彼の寝息が聞こえた。
相変わらず寝つきが早くて笑っちゃうけど、少しだけ寝かせてあげることにした。

しばらく寝かせてから、彼の頬にキスをして起こした。

「お友達、連絡来ないね・・」
「ん・・・そうだね・・」

11時過ぎに彼の友達から連絡が入り、彼は友達と少しの間会うことになっていた。

「先にシャワー浴びてこようか」
「ごめんね。そうしてくれる?」

シャワーを浴びている間に、友達と連絡が取れたようだった。
そして入れ替わりに彼もシャワーを浴びに行って、着替えている間に友達から電話が入った。

電話で友達と話している時の彼は、いつもの彼とはまた違って新鮮だった。

電話が終わり、まだ上半身裸だった彼の背中にキスをしようとしたら、動かれてしまって失敗。(笑)
気付いた彼が振り返り、少し笑って、そのままベッドに寝転がった。

「me・・・おいで」

仰向けの彼の顔に顔を近づけると、優しくキスをしてくれた。

「愛してるよ」
「うん。meも愛してる・・」

着替えて外へ出ると、風がとても冷たかった。





...

やっと。 - 2006年01月21日(土)

彼の足元へしゃがみ、お腹や太ももに舌を這わせた。
そして彼自身へ舌で触れると、彼の切ない声が聞こえ、また少しずつ固くなってゆく。ついさっき逝ったばかりなのに。

唾液をいっぱいにして、口に含んだり舌で舐めたり。
彼の手も私の濡れた場所をまさぐる。

口で愛していると、また入れて欲しくてたまらなくなった。起き上がって彼の首筋にキスをした。

「どうしたの・・?」
「だって・・・」
「こうして欲しいの?」

そう言うと私の腰を持って自分の上に乗せた。

「ほら。自分で動いてごらん」

ゆっくりと彼のモノが私の中へ沈められる。
そう。これが欲しかったの。

さっき私の中に放たれた精液と、私の愛液とで、私が腰を動かすとぐちゃぐちゃと卑猥な音がした。

「すごい音がしてるよ・・・」
「いや・・・」

少し体を前に出し、彼の胸を舐めながらゆっくり動いた。

「あぁ・・気持ちいいよ」

目を開けると、下から見つめる彼と目が合った。
いやらしく動いている私を見ていたのだと思ったら恥ずかしくなって、降りようとした。

「ダメ・・いっちゃいそうだから」
「そうなの?逝ってごらん。見ててあげるから」
「やだ・・・」
「どうしたら逝くの?ほら」

彼は興奮して下からどんどん突き上げ、軽く逝ってしまった。

彼の上から降り、隣へ横たわった。

「気持ちよかった?触って・・・」

私の手を彼自身へ導く。ぬるぬるというよりは、びしょびしょだった。

そんな状態の彼のものを手でしごくと、彼もたまらなくなったのか、

「舐めなさい」
「だって・・びしょびしょだよ」
「全部舐めなさい。ほら早く・・・」

少し強引に私の頭を彼自身へ押しやり、汚れたモノを口に含ませた。

「あぁ・・気持ちいい・・」

彼の精液と私自身のものが絡み合い、ベタベタになった彼のものに唾液を垂らしてしごき、先を舐めた。

「そろそろ逝きそうだ・・・」
「ん・・逝っちゃうの?meの中に出してくれないの・・?」
「出すよ・・・後で・・今はお口に出したい・・・」
「いいよ・・全部飲んであげる」
「残さず飲むんだぞ。ほら・・・あぁっ。逝くぞ、逝く・・・!」

口の中で、ドクドクと何度も脈打つ。
そのたびに口の中に彼の精液が広がった。
逝ったばかりなのに、たくさん出てたと思う。

全部搾り出すように、何度か吸い上げて、飲み込んだ。
まだ大きいままの彼のものを優しくしごき、舐めて綺麗にした。

彼のものを口で受け止めたのは、初めて逢って以来だった。



...

近況 - 2006年01月20日(金)

年末からどうにも落ち着かなかった私の気持ち。

年明けもそれは変わらず、差し伸べる彼の手も、「そうじゃない!」って意地を張って振り払い。

そのうち彼がいることを承知で、私を手に入れようとする人が現れ。

その人の手を握ろうと考え始めると、途端にHは見抜いているかのように私を引き寄せ、絶対に手を離すまいとする。


今回は本当に終わりにするつもりだった。
彼もそれを察知したのだろう。

深夜のメッセで、私は今の気持ち全部を出した。
彼を傷つける言葉をたくさん並べた。
それでも彼は、あきらめなかった。

「寂しくさせないで。いつも手を握ってて」
「うん。いつも握ってる」

メッセの画面がぼやけて、涙が溢れた。
ずっとずっと思ってた気持ち。
寂しくさせないで。いつも構ってて。

「泣いちゃった・・・」
「ごめんね」

それからずっと、夜帰宅後に毎晩のように遅くまでメッセをしてくれるようになった。
私も、ずっと自分からは出していなかったメールも、自然と毎日出せるようになった。

彼よりいい条件の男なんてたくさんいるのに。
今もそばにいるのに。

また私は彼の腕の中に落ち着いてしまった。



...

easy but not so easy - 2006年01月16日(月)

簡単なんだ。

私があなたに擦り寄って、ご主人様構ってくださいって言えば済むことなんだ。
そうしたらあなたは、「イイコだね」って頭を撫でて抱き上げてくれる。

そうやって簡単にあなたをコントロールできるってわかっていても。

この私がそんな風にするのは、どうにも悔しくて、今までの自分を覆さなくちゃいけなくて、そこへたどり着けないんだよ。

だから私は何度も何度もあなたから離れようと、気持ちという荷物をまとめようとするんだよ。



...

I've got to go - 2006年01月15日(日)

進むべき道はわかってる。

もう繰り返すのは止めよう。

愛していても愛されていても、二人相容れないのだから。


...

離れたいのに - 2006年01月13日(金)

わざと音を出すようにして 自分の愛液のついた指を電話口で舐める

「あぁ、気持ちいいよ・・・」

私の口の周りは 舐めている間に愛液だらけになり 淫乱な気分になる

「舐めたい・・お口に入れたい」

「欲しいの?」

「欲しいよ・・・Hのが欲しい・・」

「meの唇気持ちいいよ」

「・・・唇でしごいてあげる」

「うん・・・meのかわいいお口に出したいよ」

「して・・全部飲んであげる」

「我慢できないよ・・・早く抱きたい」

「うん・・したい・・」



「いっぱいイッたね」

「うん・・・びしょびしょだよ」

「かわいいよ。大好きだよ」

「・・愛してる」

「ん・・ありがと」

・・そんな風に離れた心を引き寄せるのは、ずるいよ。


...

eat me - 2006年01月12日(木)

「お風呂・・・溢れちゃってるかな(笑)」
「あ・・・忘れてた。絶対そうだ・・・(笑)」

古いホテルで、お風呂も自動で止まらないやつで、長い間溢れていたようだ。そしてそのままお風呂へ入ることに。
いつものように彼が先に入り、私は後から入る。

バスタブに浸かると、いつもの彼のあの笑顔。
どうしてそんなに嬉しそうな顔するの?って思うくらい。

「逢いたかった・・・大好きだよ」
「うん。逢いたかった」

抱き締めあってキスをして。明るい浴室が恥ずかしくて、背中を向けて後ろから抱きかかえるようにして入った。

彼は私の胸を触りながら、右肩にキスをして、舐めて、噛み付く。

「食べられちゃう」
「うん・・・食べちゃいたい」
「お風呂の前に犯されちゃった」
「また・・我慢できなかった。(笑)気持ちよくて・・・」

お湯が少し私には熱めで、のぼせそうだったので上がることにした。
いつもは飲み物を私が持っていることが多いのだけど、今日は食事に先に行くと思っていたので買ってなかった。

少し火照った頬を彼の胸へ乗っけて、腕枕をしながらテレビを観た。
お正月のバラエティ番組で、芸能人がゴルフをしてた。

「・・寝ちゃいそう。今日はmeが出かけ先から帰り運転だったから疲れた・・・」

「そうか・・眠い?・・・ほら、触って」

いつもは終わった後すぐ寝ちゃう彼だけど、今日は時間の制限もあったからか、眠らずに私の手を彼の下半身へ導いた。

まだやわらかいままの彼のものを指で撫でていると、彼がチャンネルをエッチなところへ替える。・・・やっぱり犯す系の。

「舐めて・・・」

彼の腕から抜け出し、彼のおなかや太ももにゆっくりと舌を這わせた。




...

こぼさないように - 2006年01月11日(水)

彼が後ろからゆっくり私の中へ入ってきた。

「meの中気持ちいいよ・・・すぐ出ちゃいそう・・・」

「(笑)いいよ・・・」

「やだ・・・今日は一度目はmeのお口の中に出すんだから」

そう言いながらも、たまらなくなっているのがわかる。彼は動きを止めた。

「ほら・・自分で動いてごらん」

「イヤだ・・・恥ずかしいよ」

「腰振って、いやらしいmeを見せて・・・」

私はゆっくり、彼自身を確かめるように腰を前後に動かした。

「気持ちいい・・・」

「あぁ・・・俺もだよ」

我慢できず、彼が腰を抱えて激しく突き上げた。

「あぁっ・・!Hダメ」

「我慢できないよ。・・出すよ。このまま奥に・・・」

「いいよ、来て・・」

私の中で脈打つのを感じた。
私の背中にキスをして、ゆっくり抜いた。放った液体をこぼさないように。





...

lost my way - 2006年01月10日(火)

ここにあるものは何?

私の中での あなたへの気持ち これは何?

私とあなたを繋いでいるものは何?

ここはどこ?

私はもう あなたの腕の中にはいないの?





...

ベルトを外す音。 - 2006年01月09日(月)

お互い上半身裸で、ベッドの真ん中で抱き締めあった。

「見せて。きれいだよ」
「見ちゃやだ・・」

わざと体を離し、眺めて胸にしゃぶりつく。

「んっ・・シャワーしてないよ」
「かわいい・・俺のものだよ」

彼も自分の胸を舐めて欲しそうにしてたけど、キスがしたくて彼の唇を舐めると、舌を絡めながら私のお尻を揉んだ。そしてまたストッキングの中に手を突っ込み、溢れている場所へ指を差し入れてきた。

「あっ・・ダメだよ。汚れちゃう・・・」

そう言うと、ストッキングと下着を一気にひざまで下ろし、私の奥深くを何度も突き上げた。私は彼にしがみつきながら、くちゅくちゅという音でまた彼の手を汚していることに気が付く。

「すごいよ。ずっとこうしてほしかったんでしょ?」

指を入れたまま私を四つんばいにさせ、私の手を濡れた場所へ導いた。

「自分でしてごらん。いつも電話口でしてるみたいに」
「やだ・・・」
「ほら・・いつもしてるんだろ?見せて・・」
「できないよ・・」

彼は後ろからミニスカートを捲り上げ、指を出し入れした。
そして背後からカチャカチャとベルトを外す音が聞こえた。早くいれたくてもどかしそうにしてる彼が感じられ、私もゾクゾクする。

「あぁっ・・」
「気持ちいい・・・あぁme・・・」

彼は私の腰を持ち、指と入れ替わりで私の中に彼自身を鎮めた。




...

decide - 2006年01月08日(日)

誰かを愛すること。
ただ信じること。

彼の「愛してる」という言葉を信じること。
彼の胸の鼓動や、優しい眼差しを忘れないこと。

ただそれだけのことが、できなかった。
したくなかった。
いつか必ず離れなくてはならない日に、苦しまないために。

でも彼と出逢ってもうすぐ2年。

私はそろそろ選択しなければいけないのかもしれない。
彼を愛するか、愛さずに終わりにするか。

お互いが壊せないものがあるのだし、それでは愛し合うと言えないのかもしれない。

それでも。
誰にもわからなくていい。
私と彼だけがわかりあえたら、それでいい。

少し、突っ張ってばかりに疲れた。
あなたが愛してくれないならそれでいいのと、ただの遊びだと言い聞かせて付き合っていくことが辛くなった。

本とは失くしたくない。
優しくいつもあなたに寄り添って励まして、抱かれたい。

強がりな私にそれができるのか・・・。





...

remember me - 2006年01月07日(土)

「シャワーしようか」
「うん」

やっと開放されて、ブーツを脱ぐことができた。
でもコートをかけ終わると、またすぐにベッドに押し倒され、抱き締められる。

「ん・・シャワーは・・?」
「うん。逢いたかった・・・」
「私もだよ」
「ん・・・me・・・」

愛しさが溢れて、何度も私を確かめるように体を撫でてキスをして。優しく私の名を呼んだ。

「me・・かわいいよ」

スカートを捲り上げ、太ももをあらわにして撫で回す。しばらく眺めて、ストッキング越しに熱い場所を指でなぞる。

「や・・・」
「ストッキングの上から、濡れてるのがわかるよ」

そう言うと、強引に私の足を引き寄せ、私の股間に顔をうずめた。

「やぁだ!シャワーしてない」
「おいしいよ」

大きく足を開かせ、ストッキングの上からでも感じるくらい強く舐め上げられ、声が出てしまう。
恥ずかしくて隙を見て離れると、悪戯そうに笑って抱き締めた。

「・・意地悪」
「かわいいよ。・・お風呂入れてくるね」

名残惜しそうに体を起こし、お湯を張りに行ってくれた。
私は乱れた服を直して、ベッドの真ん中でちょこんと正座して待っていると、ニコニコして彼が戻ってきた。

「me・・・愛してるよ」
「ん・・愛してる」

向かい合うようにして彼もベッドの上に座り、キスをして、私のブラを外した。

「脱いで」
「今?」
「うん。お風呂入るんだから」

そろそろと彼の前で薄手のカーディガンを脱いだ。
彼も自分のシャツを脱ぎ、上半身裸になった。

「全部?」
「うん。上だけ全部。・・きれいなおっぱい見せて」
「やだ・・・」

仕方なくキャミとブラを脱いで、私も上半身裸の状態になった。
恥ずかしくて、見られないようにすぐに彼に抱きついた。
懐かしい、彼を抱き締めた時のこの感触。
彼も私を抱き締めながら、私を懐かしく思ったりするのかな。



...

記録 - 2006年01月06日(金)

忘れたくないの
あの日のあなたも 私の胸の痛みも

全部全部 残しておきたい
あなたが私を好きで 私があなたを好きだった時を




この日記で私は、自分の普段の姿はほとんど書いていない。

表の私を出す場は別にあって、内面の彼を想うこの気持ちを吐き出す場がここだ。
それと、彼との思い出、全て書いておきたい。いつでもその風景を思い出せるように。

彼と続く限り、私はどこかで内面を出す場を持ち続けるだろう。
そして彼との記録を書き続けるだろう。


...

くうをみる - 2006年01月05日(木)

彼と逢ってしばらくは、時々ふと空を見てしまう。
そこには私を見る優しい彼の顔があるから。
キスする彼の唇があるから。



コートもブーツも脱げないまま、彼はキスを続け、体を撫でていた。

「かわいい・・・」

「いや・・シャワーは・・?」

彼が段々と、興奮して抑えられなくなるのがわかる。
コートのボタンを外し、白いキャミの胸元から手を入れ、私の胸をむき出しにして揉みしだき、スカートを捲り上げお尻を撫で回した。

「やめて。ちゃんと脱いでない・・」

「犯されたかったんでしょ?こうして・・・」

そう言うとストッキングの中に手を入れ、直に熱い部分に触れる。

「あぁ・・もうこんなにして」

「や・・」

濡れたそこは、すぐに彼の指を飲み込み、いやらしい音がした。

「ダメだよ。汚れちゃう」

「熱くて気持ちいいよ。meの中・・」

彼は指を抜き、その指を私の口元に持ってきた。
恥ずかしくてためらっていると、無理矢理濡れた指を口に数本入れた。

「やらしいなmeは・・」

きれいになった指を口から抜くと、彼は愛しそうに微笑んで、私の愛液の味のする唇を舐め回した。







...

欲情/愛情 - 2006年01月04日(水)

彼の実家からそう離れていない場所に、ホテルが幾つか点在してる場所があって、そこをうろうろするも満室だったりでなかなか入れず。
何とか見つけて入ったけど、古そうだし部屋も狭かった。
でもそんなのはいつも気にしない。
ベッドとお風呂があれば、どこだっていい。

「また和室だね(笑)」
「お風呂も、フツーのお風呂だよ(笑)」

どこで靴を脱げばいいのかよくわからず、畳の前までブーツで進んだ。
3畳ほどの畳の上に、大きなベッドが乗っていた。変わったつくり。

ブーツのファスナーを下ろしていると、彼が待ちきれず抱き締める。

「あぁ・・いい匂い。・・・逢いたかった・・」

息が苦しいくらい、強く強く抱き締める。私もいっぱい抱き締める。
いつもはすぐにキスをするけど、今日は長い間彼の胸に抱き締められたままだった。
最近の彼は変わったと思う。欲情より、彼の愛情をひしひしと感じる。

「me・・・」

私の顔を両手で包み、優しくキスをして、愛しそうに私の瞳を覗きこんだ。
私はいつもの通り、恥ずかしくて彼の胸に顔をうずめる。

それでも優しかった彼の手は、段々熱くなり、コートの上から私の体中を撫でる。

「かわいいよ・・」

私のあごを持ち上げ、キスをする。今度は荒々しく、私の唇を味わうように。

「待って・・ブーツ脱いでない・・・」
「いっぱい犯してあげるよ」

段々欲望をあらわにする彼に、私の奥深くが疼く。



...

彼のペース - 2006年01月03日(火)

「予定が変わったんだよ」

「そうなの」

「会おうと思ってたやつが電話でなくてさ。(笑)急遽別の友達と会うことにしたんだけど、11時過ぎないと帰らないらしくて。だからその間、少し待っててもらうことになりそうなんだ」

彼も家族と帰省してるわけだし、抜け出して私と逢うのは何かと口実が必要だろう。

「お腹すいてる?」

「そうだね・・夜はご飯食べてないよ。Hは食べた?」

「ううん。昼遅かったから、まだ食べてない」

「じゃ、なんか食べに行こうか」

「ん・・ホテル行こうよ」

「なんで〜?お腹すいた・・」

「だって早く抱きたい」

ふて腐れる私の太ももを撫で、スカートの中に手を忍び込ませる。

「もう。やーだ」

「ね?いいでしょ・・」

悪戯そうな彼の目が光る。
やっぱり今年も、彼のペースだ。



...

今年も - 2006年01月02日(月)

結局、彼の友達とは会えなかったけど、彼は本気で友達と一緒に飲む気だったようだ。
一体、どう紹介するつもりだったんだか・・・でも結婚してるのは勿論知ってるだろうし、そういう風に紹介するしかないのだろうけど。

裏の世界でしか繋がれない関係だから、少し嬉しかった。



彼と逢う日。
私は昼間はずっと出かけていて、帰宅してすぐに支度をしてまた待ち合わせ場所へ向かった。

今回は彼が遅めに時間を指定したので、それに合わせて出たのに、急にその時間よりも1時間近く前に出れるとメールが来た。・・・もう。
それでも乗換駅を走り、なんとか30分ほど早く逢うことができた。
待ち合わせに彼の方が先に待ってたのって、どれくらいぶりだろう。

車に乗るとすぐに手を握る彼。

「冷えちゃったね」

暖房を強くして、冷たくなった私の手をさすった。

懐かしい彼の手。
大きくて熱い、大好きな彼の手。

今年もまた、彼の手を握ってしまったな・・・。




...

友達と? - 2006年01月01日(日)

年が明けた。

彼は元旦にこちらへ帰省すると言っていたけど、こちらからメールは送れないし、逢う当日までメールできないと思っていた。

昼過ぎ、初詣に行った帰り道、彼から明けましておめでとうのメールが届いた。もうこちらへ来たようだ。

普段、帰宅するとメールは受信しないようにしてるけど、実家にいるので少しはできるようで、ゆっくりとやりとり。お互い家族といるので仕方ない。

そしたらどうも、逢う時間が2時間も遅れるよう。・・・ということは、彼のことだから3時間は遅れそう。

『逢う口実に、友達と会う』

『ん〜・・・じゃ、一人でどこかで飲んでようかな。遅くなると出にくいから』

まぁ、友人と飲みに行くと言って外出してるのだし、わかるんだけど。
なんだかテンションが一気に↓。

『3人で飲むのはへんだよね?それともmeの友達も呼んで4人で飲む?』

・・・?
意味がわからず私の頭の中はしばし混乱。

でもオヤスミメールだったのでその後はやり取りできなかった。





...



 

 

 

 

INDEX
past  will



Mail