僕の、場所。
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僕の、場所。

今日の僕は誰だろう。



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夜明け前、いつもの…

延々と 延々と繰り返されるのは
白いCD、くるくると
陳腐なスピーカーから紡がれる穏やかな声
それはまるで
まるで
誰かに愛を囁くような そんな

夜が明ける瞬間をまた
こうして一人過ごしている

柔らかなギターノイズによく似合う
空の色が変わっていくグラデーション
雨雲から差し込む光りの あの眩しさ

君の声で満たされた部屋
誰かに愛を囁くような そんな


葛藤と矛盾と不整合

君の声を探して
行き着いた波の音はひどく切なく儚く
世界が滅んでも変わらないだろうその
太古から紡がれてきた声に音に響きに
僕はいつも金縛りに合う

神がかってすらいるその存在を前に
僕は意味のないものに成り下がる

ねえ? この感情をどう説明したらいい?

「死ぬほど愛したはずなのに、まだ生きている」
なんて
抉る角度のなんと鋭いことか

夕陽の落ちるさまを見ながら
そういえば僕は朝日が海から昇るのを見た事がない
僕の海はいつも太陽を飲み込むのだ
君の町なら見えるのだろうか――?

今度また君に会えるね
小旅行を楽しみにしているよ






ところで前回の投票ボタンの成果には驚きました。
まさかそんなに押してもらえるとは思っても居らず。
そのうえメールまで頂いてしまってありがとうございます…!
おかげさまで風邪は翌日ちゃんと治りました。
良いなぁ、enpitu…。


票を乞う管理人

こんばんは、管理人です……。ぐて…。

えぇと…何を隠そう、風邪っぴきです。仕事ひとつサボり。後々フォローしておきましょう。鼻で息ができないので酸素不足です。そして喉が渇いて痛いです。寝りゃー治るだろう…。ダルいのをまげて出勤してみれば上司いないし! どこ行ってるんだあの人は! ゴーサインもらえないと仕事進まないってのにねぇ。愚痴愚痴。やる気無くして帰ろうと思えば目の前でバスが発車。運転手が恨めしい。走ろうにも体重くて走れないのに頑張ったのに…。
…というような内容を薄めてメールすれば律儀に返してくれる僕の可愛い人。(惚気んな)

ではなく…。いや、なんだか普段あまり身体の丈夫な人間ではないのですが、やっぱりこの頭のぼーーーっとした感じはすごいイイですね。アルコール無しでほろ酔い状態、というか。いくらかレベルダウンした思考回路はまた面白い所作を引き起こすもので、創作に関してはネタが浮かびます。

なんだかもうすぐ6月末で、一年前のちょうど今頃、というか日付もちゃんと覚えているのですが、ちょっとした出来事があったので思い出してはグダグダしてしまう僕の頭ん中が大嫌いだ。いくら良い思い出だってアンハッピーエンドでは全体の印象も変わってしまうというもの。なんだってあんな奴ごときで僕が未だに一年前のごたごたを引き摺ってなきゃならんのだ。大嫌いで大好きで、感情をゼロに戻したりなんて出来やしない。どこか遠い場所で幸せになって、たまにハガキでもくれたら良いのに。
やってらんねーや。暑いしだるいし頭痛いし。あの子は可愛くて仕方ないし。

ということで、管理人「君に届け(略)」、最初でおそらく最後の試み。こんなだるだるぐてぐての僕に救いの手を…。同情と冷笑を込めてカチリとマウスの左ボタンを押してやってください。きっとそれだけ早く快復します。







>ぐ○さん
すみません、今月のネタパクってしまいました…!(ネタ浮かんだんじゃないのかよ!)


栄養不足

動かない身体引き摺って
走れない思考奮い立たせて

ずっと何かを探してるんだ
どこかにあるはずで
でも何か分からないけど
あるって事だけ ただ事実

見えない目で 聞こえない耳で
ずっと探しているんだけど
なかなか見つからないね

ひょっとすると
意外と近くにあるのかも知れない
遠くばかり高みばかり見ていて
足元のささやかな野の花に気付く余裕を忘れている

でも、でも
想いだけ募って
重圧って名前の真綿が僕の首を締めるよ

せめてあと一歩
前に進めたらな……


会いたくて。

美味しいお茶を買ったんだ

ちょっと変わったお店を見つけたんだ

面白そうな映画があるんだ

髪をちょっと切ったんだ

そういえば此処って隠れた名所なんだ

なんだか疲れてしまったよ

すごく良い仲間たちがいるんだ

キレイな景色の場所を見つけたんだ


……ねえ、こんな時

君に会いたいね、やっぱり


嗚呼 思い出だけで

年単位で時を遡る
メール受信トレイ

まだ正視できない
君からの手紙
君からの言葉

その行間、その言葉の選び方
自嘲的な音色

懐かしい名前
声に出して呼んでみた
とても
とても懐かしい響きが
頭の中をぐるぐるぐるぐる

引越しの連絡もくれないのに
(でもまあ知ってたけど)
オンラインで偽っている君の年齢職業
本当のところを知っていたり

ちょっと嬉しかったりして

でももう
君の隣に居る資格をなくした僕に
これ以上なにもなくて

僕は
僕は
違う人の隣を選んで 今

ねえ?

どうしたらいい?
また会えるかな?
友達として?
まだ仲間だと思ってくれている?
まだ僕を覚えてくれている?

君がいなければ
今の僕はありえない

とてもとても
かけがえのなく大切な
僕を構成する大きな柱の一本を立ててくれた

かけるべき言葉が思いつかない
けど
やっぱり
「ありがとう」、かな


うまく言えないけど

もう一度言うよ
何度でも言うよ
君に
君に会えて良かった

この気持ちをどうやって表したらいい?
鞄の中も
引き出しの奥も
いくら探しても見つからない
貧相な辞書でなんて
とうてい言い表せないね

あまりに嬉しくて突っ伏した
頬が緩んで仕方なかった
同僚に怪しまれないように席を立った

君の事が大好きで仕方なくて
君の幸せのためだったら何も苦労ではなくて
もしかしたら一方的過ぎる想いなのに
それでも
「大切な人」と称してくれた君

言葉でなんてあらわせないくらい
まったく、どれだけ僕を幸せにしたことか

君に伝えたい
何度でも確かめて
ねえ
何度でも思い出して

君に会えて良かった


約束の地

柔らかな夜道に
キラリと光るのは
君がくれた銀色
クルリと輪を描いて
僕の胸に宿る

あの日の笑顔
どうか忘れないで
僕の隣にいた君
そっと手をとった
胸の動悸が苦しいまでに

輝く銀の道標
また会う日を想いながら
僕はここにいるよ、大丈夫
きっと今日も君は笑っているよね
いつかまた君に触れるその日まで
どうか健やかに安らかに

想いの刻まれたリング
握り締めて願うよ


夜来香−ye lai xiang−

終わらない夜に包まれて
また眠れない時間が始まる

輝く夜の闇にひそむ何かが
僕の眠りを邪魔して仕方ない

だから僕は裸足で部屋を抜け出す
そして夜来香を探しに行く

冷たいアスファルトがほのかに夜
白金に輝く月は丸く丸く丸く

あの信号で左に曲がる

ひたひたと歩いていても見つからない
いつの間にか川辺に来ている

黒い川面に月光がきらりと波を映し出す
何を探していたんだっけ

橋を渡ってしまって僕はもう帰れない


more different


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