僕の、場所。
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僕の、場所。

今日の僕は誰だろう。



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クレイジー・ナイト

理由もなく泣きたくなるような夜に
君の顔を思い浮かべてしまいました

その手をとって肩を抱いて
今にも涙してしまいそうで

しかしそれは
敵わない夢だ

どうか
どうか

嗚呼


Die, Not Alive

研ぎ澄まされた刃の表面に
冷たく映った誰かの瞳

まっすぐに
そう、まっすぐに
僕の喉元を貫くといい


こんな気持ちは久々で
もてあましている。





ああ、なんて愛しいがいっぱい。

(分かってますパクリです)


CALL

深夜 俺の携帯が鳴り響く
聞こえてくるのは君の声
柔らかい夜に包まれて
俺の意識は君に飲まれる

サイレント・コール

電話越しに聞こえる君の
笑い声が聞きたくて
俺はひたすら冗談ばっか
転がるような声が好き

少し 真面目になった電話の声
聞いている俺の裸眼じゃ
この世界は全てがぼやける
触れるものと見えるものは
どちらが真実なのだろう

帰ってこいよと笑う
俺の本心が読めているか

サイレント・コール
サイレント・コール


再び

君が悲しいとき
君が悲しいとき

僕には一体何が出来るのだろうと
そればかり そればかり

その背中に届くほど
僕の腕は長くない

その目に届くほど
僕の姿は大きくない

小さく 小さく呟く

どうか君が誰より幸せであるように


未だ見ぬ人へ

あなたを思い続ける人がいます
あなたを愛し続けている人がいます

あなたを愛する事のなかった人もいるように
あなたを愛している人もいるのです

あなたはきっと幸せだ。

名前も顔も性別さえも
見せてくれないまま
けれど

きっと幸せに違いない。

あなたは愛されています
誰よりも誰よりも深い愛情の中
あなたはきっと誰より幸せ


永遠に老いない人へ

あなたを失って二年経ちました

僕は ふたつ歳をとりました

あなたは まだその年齢のままなのですね




黒い服、そして白く細い手

この太陽の季節に





もう泣けないでいる僕を許して欲しいのです

祝うべき誕生日すら知らない僕を、どうか。


ひっそりと。ひっそりと。

この日付で文章を書くのはちょっと気が引けます。

戦争は仕方がない。しかし核兵器は仕方なくない。管理人ですこんばんは。

この日は知人の誕生日。小学校の頃から、さぞかし重たい誕生日を過ごしてきたのだろう、と思う。



しかし僕は他の思案事でいっぱいだ。この日も、いつもと同じ、日。





もののはずみで、消えたい願望的な弱音を吐いてしまい、

「馬鹿言えっ」と言われて、ふと泣けてしまいました。

健常人の薄っぺらい説教じゃないのが分かったからです。
ほんとうに怒ってくれているのだと分かったからです。

普段は比較的口調の柔らかい人間が、語尾に促音をつけてきましたよ…。

チャットでの会話なのですけれどね。

本人はここを知らないけれど、嬉しかったので記録しておきましょう。



人のあたたかい言葉は素敵だ、と恥ずかしげもなく思う。







「できるだけ遠くまで行かなくちゃ。」

最近気に入っている言葉を残して、また僕は隠れます。

常にこれを思って生きていたい。




某創作日記作者さん、メール頂きました有難う御座います。
またネタを思いつきましたら再開してください、楽しみにしています。


自分勝手な自鳴琴

とても とても気に入っていました
それは本当なのです
君が別の人の体温を求めたところで
僕には何ら止める権利など無いのだけれど

まあ 良いのです

僕は人を愛する事などできやしないのだから
申し訳ない気持ちで一杯だったのです





だから

なんて接続詞は相応しくはないが





やはり僕は君が大好きで仕方ないのです
甘く幼く儚い世迷言を本気にする程に
先約を振り切って君に会いに行く程に

君の元にこのメロディを届けられないのだとすれば
一体何のための櫛歯だというのだろうか

準備は整った
あとは仕事を片付けるだけ
それで それでまた君の笑顔に会えるのだろうか
僕は些細なチャンスさえ逃したくはないのです





夏の日 ふたたび
愛しい人に一歩近づきたくて


元の鞘

やっと戻ってきた この世界は
まだ時間が止まったまま

まだ僕は君を好きでいて良いのだろうか


the last night

海。

僕は立っていた。
聞こえるのは波の音、遠くを走る車の呻き。

空は町の光でほの白い。暗闇になり切れない悲しさ。
松の防風林だけが黒く、夜だということを思い出させる。
木々の中の小道を抜ければそこは一面の砂と水。

「立入禁止」と書かれたプレートを無視して、
動きを止められた首の長い鉄の塊の脇を抜ける。
水平線を邪魔しているのは、人工のコンクリート。
さらに港の明かりがただ幾つかだけ灯る。

ここは静かだ。時も思考も、何もかも止まってしまったかのよう。
波の音と、砂に遊ばれる足元だけが現実の指標。


僕のイメージの中で、白いシャツの彼女は歩く。
波が靴を濡らさないラインを測りながらゆっくりと。



傾いた月が黙って、ただ空に佇んでいる。
絶え間ない波を黒く照らしている。
星達は気恥ずかしそうに目を細めて、歌っていた。
僕はただ、そこに居た。

誰もいない。
人工の光もない。
風すらなく、ただ月の光と波の音。そして水。


ふと立ち止まった彼女は微笑む。
そして、そのまま



波の届かない砂浜は、僕に土の感覚を思い出させるに充分だ。
不規則なくぼみ、そして細かい粒子。
すべては僕を翻弄して足元に纏わりつく。
そして僕はそれすらも楽しくて仕方がない。


そして、そのまま消えてしまう。



まるで異世界のような夜の浜辺。
町の喧騒から隔てられた別空間。
今夜、そこに君を連れ出したい。

ここは、黒く輝く海辺。


公園の風景

餌をあげていた猫が誰かに拾われた気分



公園のベンチでサンドイッチを食べる僕の
足元でみゃあみゃあ鳴いた三毛猫

切れ端を落としてみたら
嬉しそうに食べるからさ

それから僕は小さなクロワッサンを一つ余分に買うようになったんだ

くだらないかもしれない
でも小さな猫との友情がこんなに楽しいなんて
温かな毛並みは次第に艶を増して
僕の事を認識しているかのように足元にすり寄ってきた
喉をなでれば幸せそうにごろごろと鳴らす

疲れた僕に ささやかな癒しを与えてくれていたんだ





ある時いつまで経っても現れない君 可愛い三毛猫
飼い猫じゃないんだからとそのまま帰ってしまったが
次の日も次の日も
小さな姿が見えないと僕は心配になってしまう




僕はある日気付いたんだ
向かいのベンチに座る老婦人の手の中に
首にリボンを巻いた三毛猫

きっと上等なキャットフードを貰っているのだろう
喉をごろごろと鳴らす それは僕の隣で、ではなく
大きなきれいな瞳も 愛嬌のあるまだら模様も
そう 初めから君は僕の飼い猫じゃないのだから





「かわいい猫ですね。」

「まあ、ありがとう。」




僕がもうクロワッサンを買わなくても 君は生きていけるんだね

ばいばい
ちゃんと幸せになるんだよ






餌をあげて可愛がっていた猫が誰かに拾われてしまった寂しい気分


 白 状 

実は好きだったんだよ、なんて

今更言えやしないよね


more different


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