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優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2013年04月14日(日) 後ろめたいデート。

明方、淡路島で大きな地震があった。
うちの辺りも、かなり揺れた。
 
初めて、携帯の緊急地震速報が鳴った。
 
みんなの無事をネットで確認して、また揺れないことを願いながら、もう一度眠る。
 
 
メールの受信音で目覚めた。
 
 
「到着。昼食べたら移動。」
 
「地震あったでしょ。影響なかった?」
 
「飛行機は大丈夫だったぞ。」
 
 
飛行機?
てっきり新幹線だと思ってたから、吃驚した。
 
 
「千中に向います。」
 
「あたしまだ準備してないよ。」
 
「到着。軽く飲んでる。」
 
「もう少し飲んでて下さい。」
 
 
慌てて、支度して、車を走らせた。
駐車場に車を入れて、電話をかける。…出ない。
 
折り返しで電話がかかってくる。
 

「どこ?」
 
「バス乗り場あたり。」
 
「お茶する?」
 
「スタバでコーヒーを買ったよ。」
 
「んじゃ、あたしも買う。」
 
「レシート持ってって『お代わり下さい』で100円だな。」
 
「何?そんなの知らない。とにかく行くから。スタバ前ね。」
 
 
逢うのは、久しぶり。
あたしは逢わなかった間に、かなり太ってて、それも伝えたんだけど…。
 
スタバ前のベンチに座るmasayaを発見。
 
「こんにちわ。」

「あい。こんにちわ。」
 
「スタバでコーヒー買って来る。」
 
「じゃあ、これを持って行くといい。100円になるから。」
 
「そなの?」
 
「そうだよ。」
 
彼に手渡されたレシートを見せて、カウンターで注文。アイスコーヒーで。
グランデサイズのアイスコーヒーが100円。
 
 
「ほんとに100円だった!」
 
「そうだろ。」
 
 
コーヒーを飲みながら、広場でやってた物産展を物色。
かまぼこと、明太チーズの天ぷらを買った。何買ってんだろ?あたし。
 
駐車場まで歩いて、ホテルへ。
千中からは車で10分程。
 

チェックインの間、masayaの後ろ姿をずっと見てた。
相変わらず、背が高くて、少し姿勢が悪い。また、痩せた?
 
部屋に入ると、やっぱりダブルの部屋。
 
…後ろめたいな。
 
 
何で、あたしはmasayaと逢っちゃうのかな?
 
  
単純に一緒に居るのは、楽しいと思う。
話していて、面白い。博識だし、何でも知ってるし。
 
ダブルベッドに腰掛けて、買って来た紅茶を飲んで、二人でテレビを観る。
 
何?この変な時間!笑
 
 
何もなければ、ないで、それでいいんだ。
一緒に居る時間が楽しいから。
 
2時間くらい、テレビ観てて、そしたら急に襲われた。
 
 
「あ。イッちゃうよ。」
 
「え?ほんとに。」
 
「はぁ。イってしまった。」
 
「何それ?ええええ。」
 
「我慢が足りなくて申し訳ない。」
 
 
なんだよ、それ。
あたしの歳上の彼氏のこと、散々言っといて。自分もダメじゃん。笑
 
もうね、なかったことにした。
いいの、アクシデント。
その方が、後ろめたい思いしなくて済むから。
 
 
一通だけ、メールを送信。彼に。
 
「お友達とご飯に行くので、今日は電話なしでいいです。
 出来たら明日電話下さい。明日は何時頃?」
 
やっぱり、後ろめたいや。
返事も、ない。
しばらく待ってたけど、やっぱりない。
 
 
夕方から、居酒屋に行って、3時間半くらいご飯食べながら、喋ってた。
masaya君、相変わらず、面白いね。そして、やっぱ頭の回転早い。
 
 
ホテルに戻って、お風呂に入って、健やかに寝る体勢。
携帯を確認したら、彼からメールが来てた。
 
「明日は1日中試合なので、電話出来ません。月曜日にするよ。」
 
胸がチクっと痛い。
 
 
テレビを観て、チューハイを飲んで、御機嫌なmasaya。
お布団に入って、すぐに健やかにお休みなさいのmasaya。
相変わらずだね、変わってないね。
 
でもね、やっぱりあたしは、歳上のおやじが好きなんだ。今。
 
それなのに、masayaとの関係も手放したくない。
 
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朝、ひとりで起きて、ひとりでホテルのレストランへ。
masayaはまだ寝ています。
 
ひとりで朝食を摂って、コーヒーを飲んで。

部屋に戻ると、もう起きてた。
 
 
「masaya君。今日はどっか行くの?」
 
「梅田にでも出ようかなぁ。」
 
「んじゃ、どっかまで送る。」
 
「新大阪でいいよ。」
 
「じゃ、新大阪まで送るね。」
 
 
なんか、すごく早く家に帰りたい気分で。
…こんなの初めてだ。
 
自分の感情に着いて行けなくて、そのままmasayaを新大阪まで送る。
新御堂沿いに停めて、降りてくmasayaを見送る。
 
なんだろう、この気持ち。
 
振り返らないことを、確認して、車を発進させた。
 
 
masayaのことは、好きだと思う。
付き合い出して、もうすぐ丸12年。
あまりにも依存し過ぎてた。
彼が居ないと、生きて行けないと思う、そんな時もあった。
 
ね、なんだろうね、あたし達の関係って。
masaya君は、なんであたしに逢いに来てくれるの?

わかんない。
 
 

 



2013年04月12日(金) 前日。

着信音が鳴る。
あ。メールが来た。
 
予定なら、明日来るはず。
 
キャンセルかもしれないと思いながら、開く。
 
 
「ホテルがありません。」
 
「大阪なら、どっかあるでしょ?」
 
 
…ツインなら、いっぱい空いてるよ。masaya君。
 
 
何故か、彼はダブルの部屋をとる。毎回。
なんでだろう。もう抱き合って眠ったりもしないのに。
ツインでも構わないのに。
 
それでも、ダブルの部屋に拘り続けてるのは、優しさなのかな?
 
 
「南千里のホテルをとりました。」
 
 
近っ。
あまりにも近過ぎて、笑える。
 
明日、来るんだね。ほんとに。
 
 



2013年04月07日(日) 返事。

いつもいつも、いきなり。
 
「次の土日なら可能かな。」
 
え?何?
名古屋泊まりのこと?
 
なんだかんだで、逢うんだ…。笑
 
 
長い時間メールをやりとりしてて、ホテルをどうするか聞かれた。
 
 
「名古屋なら、名駅か栄辺りでしょう?」
 
「私は大阪に行くんですが。」
 
 
何?なんでそれを先に言わないの?
どうりで噛み合ないと思った!
 
でも
本気で来るつもりなのかな?
 
 
彼の仕事は時間が安定してるわけじゃないし、直前までわからない。
それも知ってる。わかってる。
だから、直前キャンセルでも、あたしは大丈夫。
 


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~*Yuu
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