今日、masayaからメールがあった。


「来週の金曜夜から土曜昼のご予定は？」

「特に何もありませんが。」

「後で電話します。」


しばらくすると電車を降りたmasayaから電話がかかってきた。
最初は他愛無い話し。近況伝えたり、体調伝えたり。

「こないだは、なんばのホテルでひとりでゆっくりしました。」

ああ、あたしの入院前日だね。行けなかったんだ、あの日。


それからも何度かメールがあって。
今年で知り合って10年だよって話しをした。


「masaya君。10周年だよ。」

「そうか。なんか考えてみますか。」

「じゃ、なんか考えといてね。」


期待はしてない。
masayaは忙しいもの。

その後、「7月は仕事が詰まってて忙しい」のメール。いいよ。忙しいんでしょう。



今日の電話。
仕事絡めて、こっちに出て来るって。
いつもはmasayaが勝手にホテル予約入れるのに、何故か「探しておいて」って言われた。


「なんで？いつも当日とったりしてるじゃん。」

「ん？~*Yuuちゃんが泊まりたいホテルあるかなとか思ったから。」

「堂島ホテルとかリッツカールトンとか、ホテル阪急インターとか言うよ。」

「またそんなお高いホテルを…。」

「いいよ、masaya君探しといて。仕事だし到着遅いんでしょ。」

「奈良からだから、まぁ夜になるな。」


…奈良って。先週先生と行ったばかり。変な偶然。


ね、なんやかんやで10年も続いたね。
あたしとmasayaの関係って、ほんとなんなんだろう。

なんでもいいけど、masayaは10年前と全然変わらない。
「テキトーに。適切に。」