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優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2001年11月30日(金) 金曜日/電器屋とホームセンター

朝起きると寒い。
あたしは寒いのが大の苦手。
でも、今日はどうしてもレディスクリニックに行かなければならない。

・・・と思っていたのに、また寝てしまった。

ふと起きるとすでに11時前。
携帯にはmasayaからのメール。

出動したのか?

おはやう。今起きた。

どこに出動するのだ?

婦人科。ピル貰いに。

いきたまへ。


お尻を叩かれて、やっとのことであたしは出かける用意をする。
masayaが近所の電器屋に行くというので、それじゃぁ誘ってと言うと
『婦人科が終わったらメールを入れろ』と言われたからだ。
いかざるをえない。

そういうところ、彼はあたしのコントロールの仕方を良く知っているように思う。というか、あたしはとても単純なので簡単なんだろう。

診察が終わり、無事に2ヶ月分のピルも入手して、
あたしは彼にメールを入れる。
行き先は近所の大手電器店とホームセンターが一緒になっているところ。
あたしの方が少しだけ早く着いたので駐車場でmasayaを待つ。
ちょっとだけ遅れて来た彼が、あたしの隣に車を止めた。

2階の電器店で、彼は買うものがあるという。
あたしはその間、マッサージチェアに座って待つ。
買い物を終えたmasayaがあたしの隣に座る。

はぁ。気持ちいいよぉ。

でもマッサージチェアはやっぱナショ○ル。


その後、ハンディタイプのマッサージ器で遊んだり、
ティッシュが底値だと言って悔しがったりして
1階のホームセンターへ。
あたしはここでいろいろ御買い物をして、masayaはふらふらと歩き回って
そういうのも楽しい。

買い物が終わって駐車場に上がってからあたしは彼に聞く。


もう仕事に戻る?

いや。まだいい。

じゃ、不二家にいきませう。

なぜ不二家?

いいの!不二家に行きたいの!


不二家はあたしの家の近くなので2台で移動する。
だってその方が帰る時楽だもの。

珈琲を頼んで、あたしは甘い物を頼む。
masayaはそれを見て笑う。結局頼むのか?
そだよ。頼むよ。不二家だもの。

スプーンで時折彼の口に運びながら、あたしは小さいコーヒーゼリーと
小さいプリンアラモードを食べてしまう。
そんなことをしてたら、すぐに時間がたってしまうよね。
時刻は午後2時過ぎ。


もう戻るよね?

そだね。ところでゆうちゃんのこの後の予定は?

あたし?えっと、3時過ぎには何もないです。

そうか。俺は一旦戻るけどその後お誘いしても良い?

あい。良いです。


--------------------------------

一旦家に帰って、あたしは少し用事をする。
masayaも一旦職場に帰って、やることを済ませる。

午後3時半過ぎ。2度目の待ち合わせ。
4時には青い部屋。


昨日は何もしなかったので、今日は積極的に脱がせてみよう。

そうなのね。脱がされるのね。

あい。脱がせます。

masayaもmasayaで昨日何もしなかったのを反省したらしい。笑。


抱き合うと気持ち良い。
彼の体温があたしより少し高くて
あたしの体温も少し上昇する。

少しだけの愛撫なのに、あたしはもう濡れてしまって、
確認してmasayaが笑う。

まだ何もしてないよ。

いじわる。


いつもより長時間のセックス。
いつもより繋がっている時間が長い。
すごく感じて。とても良くて。
やっぱり、一方的に身体だけ満足するのとは桁違いだと思う。

上になって動いていると我慢出来なくて
声が出そうになる。
あたしはmasayaの親指を噛んで堪える。

痛っ。

あ、ごめんなさい。

あまりにも強く噛んでしまって、激痛だったらしい。
彼の下に組み敷かれて、深く深く挿入される。
下半身の震えが止まらなくて
御願い止めてと訴えても、止めて貰えなくて
あたしは壊れたように声を上げ始める。

もう、ダメ。もういい。

もういいの?

だって、時間もないもの。


そう、もうすぐ帰らないといけないから。
少し慌ただしくmasayaがあたしの中でイク。
痙攣。余韻。

御願い、しばらくこうしてて。御願い。

しばらくそのまま抱き合って
名残惜しく身体を離すと、あたしの中から液体が出て
ベッドシーツを濡らした。


煙草を吸いながら、あたしは彼に言う。


ねぇ。すごかったの。すごい感じた。

そうか?

うん。きっと今までで一番。

ははは。それはよかった。


ねぇ。頂上ってあるのかなぁ?
ふとそんな事を考えてみたりもする。
あたしは今日も結構しあわせ。






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2001年11月29日(木) 木曜日/押しかける

水曜日の夜のチャットの途中、masayaに呼び出しがかかった。
徹夜になるかもしれないと言う。

気をつけてね。

木曜朝。携帯にメールを入れるがレスはない。
昼頃まで待ってみるが、結局まだレスがない。
ああ、寝てるんだろうなとそう思う。

あたしはアタマの中で少し考える。

顔、見に行こうかなぁ。

そう思ったとたんに、もうあたしは車のキーを握っていた。
相変わらず後先考えずに行動してしまう。


車を運転していると、やっと彼からメールの着信。

おはやう。

あたしは折り返しでmasayaに電話を入れる。
寝ぼけた声。


もう行くの?

うーん。復活したら行く。

じゃぁ、行くから。あと10分。

・・・。

顔見に行くだけだから!

じゃぁ、ポカリなど買って来てくださひ。


頼まれたポカリスウェットをコンビニで調達して
あたしは彼の部屋に行く。
玄関の鍵は開けておいてもらった。

そぉっと中に入ると、布団の中で丸くなって眠るmasaya。
起こさないように、部屋の端に座って、あたしはコーラを飲む。

おはやう。

あ。おはよう。

買って来たポカリをぐびぐびと飲んで、彼はまた眠りに入る。
子供のような寝顔は見てるだけでジタバタしてしまうくらい可愛い。
スカートを脱いで、Tシャツだけになって、あたしは布団に潜り込む。


ああ、冷たいのが入って来たよぉ。


そう言いながら抱き締めてくれる。
でも、すぐに寝息。
寝てはいるが、手はたまに悪戯をする。

軽くキスをして、masayaに抱き着いているうちに
あたしはどうしてもしたくなって、
また襲ってしまいました。


masayaの身体は反応してるのに、
でも寝てる。笑。
あたしは勝手に彼の上で動いて勝手に果てる。


でもね、つまんない。

だって寝てるんだもん。
だってちゃんとキスもしないんだもん。
だってちゃんと抱き締めてくれないんだもん。

身体は満足しましたが、精神的にはぜんぜん満足しませんでした。


そんなことをしているうちに
あたしはもう帰る時間だ。
相変わらずぐーぐー寝るmasayaに帰るねと告げて
あたしは彼の部屋を出る。

帰りの車の中で、ちょっと反省。
またやっちゃった・・・。
嫌いって言われたらどうしよう。






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2001年11月27日(火) 火曜日/ランチのお誘い

masayaは今週も忙しそうだ。
夜のチャットで、あたしは聞いてみる。

masayaくん。今週もお忙しいの?

ん?明日あたりお誘いしようと思ったんだが。
ダメですか?

いへ。ダメぢゃありません。


ああ、あたしったら、また誘われる前に聞いてしまったわ。
いっつもそうだよ。いっつも誘われる前に聞いてしまう。
困ったものです。


火曜日。
午前11時半の予定に合わせてあたしは出かける支度をする。
11時過ぎにメールが入る。

もう少しかかる。

良いです。ちょっとくらい遅くても。だって先週の水曜日から
逢ってないんだもん。
逢えるだけであたしは良いです。


12時にホームセンターの駐車場で待ち合わせて
masayaの車に乗って、お昼御飯を食べに行く。
あたしはなんていうか、ひさしぶりに逢えたのが嬉しくて、
何を食べると聞かれても、思い付かない。

結局、変な和風イタリアンと言うのを食べに行った。
サーモンクリームスパゲティを食べるmasaya。
あたしは和風ペペロンチーノ。
不思議な味。


お昼御飯を食べ終わって、そのまま彼の部屋に行く。
ひさびさの=青い部屋=は少しだけ懐かしいような気もする。

外がとっても寒かったので
ファンヒーターの前であたしは少しあったまる。
masayaに抱き締められて、あたしはもっとあったまる。

逢いたかったとか、淋しかったとか言っちゃいそうだけど。
抱き締められるともうそんなことどうでもいいやと言う気持ちになる。
裸でくっつくととても暖かくて、
途中でファンヒーターはいらなくなる。
ひさしぶりの彼とのセックスは、泣きたくなる程感じて
あたしは相変わらず何度も何度もイク。

抱き合ってウトウトと眠る時間がとても心地よくて。
いつも帰る時間が遅くなる。


身支度をして外に出ると、満月にまだ少し間がある月。
手を繋いで歩きながら月を見たら
なぜか2重に見えた。
いっぱい感じて疲れたから?

ねぇねぇ、月が二重に見えるよ。
そんなことってほんとにあるんだね。

さぁ?俺はわからんが。

masayaがそういう。



あたしたちは、手を繋ぎながら笑った。 






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2001年11月25日(日) 週末は3連休

逢えない。

あたしは基本的に甘えたで寂しがり屋だ。
逢えないのは嫌い。

週末は金曜日から3連休。
どっちにしろ逢えない。

その上、masayaの彼女がこっちに来るらしい。

はぁ、、、メールも入れられないのね。


わかってて付き合ってるんだから、それはそれで仕方がない事なんだけど。
全く妬かないわけでもありません。
それはそれで当たり前だね。
ただ妬いても仕方がないなぁという思いがあるだけだ。

なんとなく忙しく3連休が過ぎ、
連休3日目の午後9時過ぎに、やっとメールが1通来た。


ふぅ。滞りなく終了。藁


たったこれだけなのだが、それはそれで結構嬉しかったりもする。
相変わらず単純な女だなぁと苦笑してみたり。

3連休にはちょっと嫌な事もあったりした。
まぁ、逢えない事もあって、ヤヤ凹み気味であったり。

今週もきっとmasayaは忙しいんだろう。
時間を取ってくれと言うことさえ、はばかられる雰囲気。
年末にかけてちょっとキツイなぁと思う、そんな毎日。



とりあえず、早急に抱き締めて頂戴。






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2001年11月19日(月) 月曜日/ただひま。藁

masayaは最近忙しい。
なかなか時間が取れなくて。
仕方ないと言う事はちゃんとわかってる。
彼が普通のサラリーマンじゃないだけ、
あたしはまだ救われてるんだし。

今日も午前中は陽の差し込む和室であたしはうつらうつらと過ごす。
午後も別に予定はなかったので、HPの新しいページを作ったりと
ひとりの時間をなんとなく過ごしていた。


午後3時過ぎ。
masayaからのメール着信。

ただひま。藁

おかへり。


ん?どこかに行ってたの?気になって聞いてみると
家に帰って来たという。

ええ?なんでぇ?
んもう、それならあたし行けたのに。

でも、仕事をしているらしい。

時間がないのはわかってるから、
顔を見るだけでも逢いたい。
そう思って、行ってもいいかと聞いてみた。


午後4時。あたしはmasayaの部屋で、煙草を吸っていた。
彼の目の前には、英文の書類が何十枚と積み上げられている。
それに目を通しながら、英文で何かを書いて行く。

なんか、すごいねぇ。いつもと違う人みたい。

えらい人みたいだろ?


いつもテキトーなmasayaの違う顔をちょっと見られたのかなぁ。
でも、なんかかっこいいよぉ。…あたしってば単純だ。

今日は仕事の邪魔にならないように、おとなしくしてるつもりだった。


ああ、でももうお仕事飽きちゃったよぉ。他の事でもしてみよう。

masayaがそういって、あたしを抱き寄せる。
うううん、嬉しい。でも仕事は?

いいんだよ。どうせ夜にするんだから。



いつも抱き合う前に、あたしと彼はじゃれあう。
焦らされたり、いぢめられたり、
笑われたり、からかわれたり。
んもう、すぐ虐めるんだから。

可愛がってるだけだよ。

masayaはいつもそういう。

今までの調教?の結果なのか、
キスされるだけで、あたしは感じるようになってしまってる。
何もしてないよと彼は言うけど、
あたしにしてみれば、『キスしたじゃない』
だから、いつでもキスされただけで、あたしは濡れる。


気付くともう裸になってて、
じゃれあいが愛撫に変わってしまう。
笑い声が、吐息に変わる。

焦らされて潤んでいるあたしは
いとも簡単に大きくなった彼を受け入れる。入る瞬間の快感は
どう表現していいかわからないくらい。

いつもよりずっと感じる…とあたしはmasayaと抱き合う度に思う。
自然に身体が動いて、もっと奥へもっと奥へと
あたしは腰を動かす。
快感。

彼の上になって、動いていると、抑え切れない声がでる。
でも、これ以上するとおかしくなると思うから
まだ先があるような気がしてるのに、あたしはそこまで行けない。
イカナイというわけではなくて、
もっと大きな快感があるんだろうと、
確信はしているのだけど、なかなか踏み込めないあたしがいる。

きっと、抑え切れないあたしの声は
薄い壁を通して、隣や外に聞こえてるのだろう。
それも少し、気になってしまうのは確かなこと。

騎乗位で、イッテ、あたしはいつも動けなくなる。

どうしたの?

気持ちいいの…


枕を腰の下に入れると、より深く彼を受け入れられる。
膣の上側を刺激されると、泣きそうになる。
動かないように、抱き締められて、もうこれ以上奥まで入らないくらいに
貫かれるのが好き。
身体の中心が彼でいっぱいになる。
早い動きよりも、そうした圧迫されるような方が感じるんだろうか?

masayaがイキそうだとあたしに伝える。

ヤだ。ダメ。まだ、いかないで。御願い。
もっとシテ。もっと突いて、もっともっともっと。

ちょっといじわるもあったのかもしれない。
でも、今日は本当にそう思った。

もっともっとシテ。
もっと気持ちよくシテ。

何度もあたしはイク。
それでも、まだあたしはシテ欲しいと思う。

最近少し、おかしいのかしら?


『イカセテ下さい。』

と珍しく彼が言った。
あたしは、頷いて、彼に合わせて感じるようにする。
最後にあたしの中でmasayaが痙攣するのに合わせて、あたしもイった。

終わった後も、暫くそのままでいたい。
そのまま、膣が収縮するのに合わせて、余韻を感じていたいから。
masayaの身体の重みと、汗と、体臭と、コロンの香と体液の匂い。
どれも淫らなあたしを幸せな気分にさせる。

できれば、抱かれたまま眠ってしまいたい。



ねぇ。

ん?

いっちゃダメって言ったらどうする?

イクよ。笑。

そかぁ。じゃあさぁ、

何?

イキそうになったらねぇ、ドラえもんの歌歌ってよ。
♪こんなこっといいな でっきたっらいいな〜って。

何を。そんなおバカな。

だから萎えるでしょ?イカナイでしょ。
それで、今度は1時間とか入れっぱなしにしてみて下さい。笑。

じゃぁ、俺はゆうちゃんを起動させといて、ほったらかしてこともあるんだよ。

それはヤだよぉ。仕返しですか?

いや、人の嫌がることをしたらいけないってことだよ。

1時間はヤなの?

ヤだよぉ。

あたし、3時間くらいでもいいよ。
途中で休憩しながら。
ね?笑






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2001年11月17日(土) 土曜日/回転ベッド

土曜日に時間が取れそうだったので、
あたしはmasayaにそう言ってみる。

ん?家で仕事をするつもりだったので、良いよ。

そう?じゃぁ、お昼くらいから。でも4時に帰るからあまり時間がないです。


お昼過ぎに待ち合わせる。
今日はいつもの=青い部屋=じゃなくて
違う場所にしようと。
目当ては、エステゼリーという入浴剤。

masayaの家は小さいお風呂なので、きっと無理。
ひとりでいっぱいなんだもん。
だから、それを体験しに行く。…という名目。

たまには場所を変えてみたいでしょう。あたしだって。


何軒かを見てまわって、ピンクの建物のホテルに決めた。
部屋は4階。
そして、部屋に入ると回転ベッド。

スイッチを押すと低いモーター音とともに、ゆっくりと回り出す。

あたしたちは、こういう少し変な物とかが好きなので
けっこう喜んで遊んでしまう。
たくさん画像を撮って、
たくさん回って
そして、お風呂にお湯をためて
真っ赤なエステゼリーに浸かったりもした。


お風呂から上がって、ベッドの上に横になる。
天井には鏡。
鏡にはバスタオルを巻いたままの、あたしとmasayaが写る。

では、失礼して。

そう言いながらmasayaはキスをする。
目を閉じて、キスの快感にあたしは酔う。
ふと、目を開けてみると、天井の鏡にはあたしと彼が絡み合う姿が写っていた。

ああ、写ってる…

そうだね。ほら、写ってるよ。

脚を広げられて、鏡に写るようにmasayaはあたしを触る。


ヤダ…んもう、恥ずかしいじゃない…

そう言うあたしはすごく感じているのが自分でもわかる。
彼が入って来て、ああ、やっぱり今日はいつもと違うと感じた。
騎乗位になると、子宮口なんだろうか?
masayaのペニスがあたしの中にコリコリと当たる音がする。
その音はいつもより大きくて、
彼が不安気にあたしに聞く。

大丈夫?

…ん、大丈夫…。


確かにすごく当たってる。いつもと全然違う感じ。
そのまま、彼に背中を向けた姿勢で、あたしは感じるままに腰を動かす。
壁の鏡に乱れるあたしが写っていた。

ちょっと、見せてもらおうかなぁ。

masayaはそう言うと、鏡に良く写るように入れたまま体の位置をずらす。
鏡には、淫らに腰を振るあたしと、
あたしと彼との繋がってる部分がいやらしく写る。
恥ずかしくて見てられない、、でも見てしまう。

鏡に写っているのを見られていると言う快感。
写っているあたしは、まるでAVの様だ。
…いやらしい、、、。
そう思うと余計に興奮してしまう。

そのままバックの体勢になって、
彼が激しくあたしを突いて来た。

ああ、いいのぉ、、。

あたしの中で彼が痙攣するのがわかった。

…やだぁ、勝手にいっちゃ。
言ってくれなきゃ、合わせられないのに。


円いベッドの中で抱き合って少し眠った。
携帯のアラームのバイブ音で目が覚める。
あたしの携帯はいつも2時と3時過ぎにはアラームがなるようになってる。

あ、もう2時かなぁ、、、。

そうかもね。

そういいつつ、時間を見ると、3時10分。


え?嘘ぉ。寝ちゃったんだねぇ。



4時には戻らなきゃいけないのに、
あたしはまだ欲している。
少し元気になった彼の物を愛撫して、
また馬乗りになってしまう。

ねぇ。動かなくていいから。

あい。

そのままにしといて。あたしが勝手に動くから。



実を言うと、彼のペニスは大きいので
一番元気な時には、あたしのGスポットなんか通り越してしまうの。
だから、今くらいが調度当たるの。
そういいながら、あたしは自分で自分のGに当たるように動く。
少しづつ高まる快感。

もう少し、もう少し、、、。ああっ。


それが最後の一口。笑。
あ、もう時間がない!

あたしは4時に戻らないと行けないのに、
もう時間は3時50分。
全然間に合わないかも。

慌てて支度をして、出る時にはもう5分前。

ああ、ダメだねぇ。

そうだねぇ、跨がってる場合ぢゃないだろ?

うんうん。そなんだけどねぇ。
だって、したかったんだもん。


駐車場まで送って貰って、
軽いキスをして、バイバイした。


でもねぇ、
結果。ぜんぜん間に合いませんでした。






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2001年11月15日(木) 木曜日/少しだけ

水曜日の夜に話す。
仕事が忙しいmasayaは、木曜日朝はきっと家で寝てるだろうと言う。
あたしは午前中は用事があるので、
もし、昼までいるなら行くよと彼に伝えた。

木曜日。お昼前にあたしは彼の部屋に向かう。
近くのコンビニで、飲み物を買って。軽い昼食を買って。
コンビニから電話をかけると、やっぱりまだ寝てた。

今から行く。

あい。だうぞ。


部屋に入るとmasayaはまだ布団の中。
あたしは買って来たアーモンドシロップ付きの珈琲ゼリーを食べる。
ほろ苦いゼリーにアーモンドの香り。

おいしいねぇ。

うん。おいしいんねぇ。

一つのゼリーをmasayaと半分づつ食べる。
食べてしまって、それからグレープフルーツジュースを飲んで
あたしはベッドのmasayaの隣にすべりこむ。

キスをする。
何度もキスをしているうちに、あたしは感じはじめて来る。

んもう、ダメだよぉ。

そう言いながら、焦らされる事に期待している。
どうして、こんなに感じるんだろう。
あたしは何度もイッテ。
彼が、あたしの中でイク。

最後の痙攣を感じるのが好きだ。
とてつもなく気持ちがよくて。

暫くの間、抱き合って眠る。ウトウトしてるともう2時過ぎ。
あたしはもう一度感じたくて、彼のものを口に含む。

ねぇ、入れてもいいですかぁ?

はい、どうぞ。

ううん、淫乱なのかなぁ。
あたしはいくらでもセックス出来るかもしれないと
いつもそう思うもの。

masayaは2度目はいかない。時間もないし。
ふと見ると携帯に自宅から着信。

ああ、もう帰らないと。

慌てて服を着て、あたしは彼の家を出る。
今日は送ってもらう時間もないな。

じゃぁね。ありがと。


慌ただしいなぁ。んもう。
1日ゆっくり逢いたいです。






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2001年11月14日(水) 水曜日/元彼

masayaは仕事が忙しいんだろうか?
昼間に少し携帯メールが来ただけ。

正直淋しいなぁと思う。
忙しいのはわかってるけど、
何が一番不安になるかと言うと、
【状況】がわからないのが、あたしは一番嫌なのです。

忙しいなら、忙しいと言う状況を伝えてくれればそれで納得が行く。

今まで色んな男の人と付き合って来たけど
結局いつもこれで、あたしは不安になる。
情緒不安定になる。
一言でいいのにね。

でも、masayaは例えばすぐにレスを入れられなくても
明け方や、深夜や、翌日の朝、
必ずメールをくれている。それが救いになる。

でも、そのメールが来るまでは、やっぱり勝手に凹むんだけど。


しかも、今日。
調度、レスがなくて、落ち込んでる時に
メッセンジャーに夏に別れた彼をみつけた。
別れたというか、やはり、あたしの中での
『捨てられた感』は消しされない。

普段ならあたしは話し掛けたりしない。
元彼の話しを聞くと、無性にイライラしてくるから。
でも、ちょっと淋しかったので、話し掛けてしまった。

話し掛けてすぐに、あたしは後悔する。
どうして、話し掛けたんだろうと、自分を責めたりもする。
また嫌な話を聞いてしまった。

落ち込む。
元彼に対する【嫌悪感】
ああ、嫌だ。
彼のタイプする文章を読みながら、あたしは吐き気がした。

別れてからの彼の行動を見ていると
あたしは、どんどん彼の事を嫌いになっていく。

自慢気に話す一時の情事。
『セックスと食欲が満たされればそれでいいんだよ。』
性欲の処理としか、女の事を見ていない、そういう言葉の数々。

あたしは吐き気を覚えながら、そんな彼に言葉を放つ。

そう。良かったね。あなたがそれでいいならいいんでしょう。


お前はどうなんだと言わんばかりの言葉。
あたし?あたしはあたしよ。
確かに、一度は別れて、ちゃんとしようと思ったけど
壊れてしまったあたしには、masayaが必要だった。
彼がいなければ完全に崩壊していたもの。


あたしは、もう、あなたとのセックスを思い出せない。
あんなにたくさんキスをして、あんなにたくさん抱き合って
あんなにとっても好きだったのに、
もう、あなたとのセックスの記憶は薄れていくばかりよ。
もう、思い出す事もない。

それは、お前が他の男に抱かれてるからだよ。

そうね。そうかもしれない。



もういい。
あたしはもう、あなたには何も感じない。
見たくない。聞きたくない。

そう思いつつ、適当な言葉をタイプして、あたしはチャットを落ちた。


masayaも同じなんだろうか?
男はみんなそんなものなんだろうか?
性欲の処理だけの相手としか、見てないんだろうか?

ふと、そんな事を思って、淋しくてメールを入れてみた。
レスはまだない。

---------------------------------------


と、さっきまで落ち込んでいたけど、
今、まだ仕事をしているというメールが入った。
少し落ち着く。

たった一通のメールで
すぐに、気持ちを切り替える事ができるのに。

たった一言で、
すぐに不安から解き放たれるのに。


そして、別れた彼は
たった一言で、あたしに嫌悪を抱かせる。

女の傷つけるだけの男はあたしはいらない。






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2001年11月12日(月) 月曜日/てんぷら

日曜深夜。といっても、もう日付けも変わって月曜日。
あたしは1日寝てたので、眠れない。
体調は万全とまではいかないが、だいぶに元気になってきた。
メールでmasayaと話す。


寝過ぎて眠れない。

あい。そーですね。

じゃーんと起動してみたりする。


PCを立ち上げるとメッセに彼の姿はない。
少し残念に思ってると、彼のメッセがオンラインになった。

どーも。

いっつも最初の一言は『どーも』だ。
体調のこととか、今回から飲みはじめてるピルの事とか
そんなことをチャットで話す。
まぁ、別に話題は何でも良いのだが。

ねぇねぇ、明日、時間ある?

ん?

お昼にてんぷらを食べようかと思って。買いに行くので声をかけてみました。

いただきます。

あい。では午前中に買いに行きます。



月曜日の朝。メールを入れて、あたしはまたウトウトとし始める。
ふと気付くと10時過ぎ。
あたふたと、てんぷら屋まで御買い物に行ってみた。
てんぷらと言っても、衣をつけて揚げるやつではない。
魚のすり身のてんぷらの事。
あれもこれもとたくさん買い込んでしまって、
車の中が油の匂いでいっぱい。
masayaにメールを送ると、もうすこし時間がかかると言うので、
ふらふらと彼の家の方向に向かう。

ピルの副作用のせいか、吐き気がするあたしには、
油の匂いはけっこうキツイ。
待ち合わせ場所について、すぐに、あたしはレモンスカッシュを買った。
まるで妊婦みたい。酸っぱい物が食べたい。


レスカを飲みながら少しまってると彼が車でやって来た。
油の匂いがするてんぷらの袋を持って、あたしたちは、青い部屋へ。
masayaはさっそくひとつまみ。

これ、何?

たまねぎ。

うーん。たまねぎだぁ。

これは?

げそ。

うーん。げそだぁ。

後なにがある?

ごぼう蓮根と、きくらげと、青シソ。


あたしは少し気持ち悪くて、あんまり食べれない。
masayaはあれやこれやとパクパクと食べてる。
でも、大量に買ったので、なかなか減らない。

うむ。もうお昼御飯としてはいいです。

お昼御飯のてんぷらが終わって、あたしは彼に抱き締められる。



【起動】させてはいけないんですね?病み上がりだしなぁ。

うーんとぉ。「ジャーン」もう起動してるかも。

何もしてなひぞ。


抱き合ってるだけじゃ、やっぱりヤだ。
ちゃんとキスして欲しいです。

今日のキスは油っぽい。
だって、ふたりともてんぷらなんだもの。
でも気にせずにキスを繰り返す。
気にしない気にしない。

【起動】させないようにか、いぢわるなのか、
彼は軽いキスしかしない。
うーん。ちゃんとしたい。


いやぁ、起動させてはいけないので。

そんなの、もう抱き締められた時に起動だよっ!だから一緒。

起動させてほっとくってのはどうだぁ?



ちゃんとキスして。
舌を絡めて。
耳を噛んで。
首筋に舌を這わせて。
胸を触って。
乳首を噛んで。
ちゃんとちゃんと。ねぇ。


・・・いぢわる。
いいもん。あたしもmasayaくんを起動させるぅ。
ジーンズ脱いで。脱がせられないもの。

masayaはジーンズを脱いでしまう。


えへ。起動させられたいんぢゃん。やっぱり。

そうだよ。悪いか?

彼の元気になったそれをみて、あたしは思う。
もう起動してるぢゃない。

いつものように、唇と舌を使って
あたしは彼を愛でる。
フェラをしてる時にいつも思う事は
「こんなに大きいのがあたしに入ってるんだぁ、、、」
不思議な気がする。
こんなのが全部入るなんて。
唇で愛撫を続けながら、あたしは欲情。
入れて欲しい、、、。躯は欲している。


脱がせてみようかなぁ。

あ。あたしね、まだちゃんと終わってないの。

ん?そなの?
じゃぁ、起動させるだけさせて楽しんでみようか?

・・・ヤだ。入れて。


ベッドの上にバスタオルを敷いて、
あたしは彼が入って来るのを体中の五感を使って感じる。
少しづつ少しづつ。
あたしの襞を押し開いて、彼のものが入って来る。
抱き締められて、彼の体重を感じる。期待感。

もっと、奥まで。御願い。

ぐいっと貫かれて、思わず声が出る。すごい快感。
ひさしぶりのような気がするが、
先週の水曜日に抱き合ってる。まだ一週間も開いてない。
力強く腰を打ち付けられる度に、
あたしは声を上げてしまう。
勝手に体が動く。
もっと奥まで。一番奥まで。突いて。貫いて欲しいと思う。
自分で動く度に、また快感が高まる。

あっ。ああっ。

・・・気持ちいいよ。

あたしも、すごい、、気持ちいい、、。


あたしはやっぱり何度かイッテ、
彼のイキソウだと言う声を聞く。
頷き返して、あたしは全神経を集中させる。
一緒にイキタイ。

彼があたしの中で痙攣する。
あたしもほとんど同時にイク。

ああ、、。

いつもは外で出してるので、
中でイク時はすごく気持ちいい。
彼の痙攣と、あたしの収縮。

ね、もすこし、このまま。御願い。

汗ばんだ躯で抱き合ったまま、少し余韻にひたる。

はぁ、、、。


いつもより短い時間のセックスだけど
すごく感じた。




セックスの後、ごろごろとしながら話す。

ねぇ、すごい良かったよ。

うん。俺も良かったよ。

中でイクとね、いいね。

うん。そうだね。



てんぷらの油っぽいキスだったけど。
それもまたたまには良いです。

あ。今思い出して、子宮がきゅぅと収縮した。






My追加



2001年11月11日(日) 日曜日/電話

土曜日の夜。
体調が悪くて、救急で病院に行った。

masayaにメールで知らせてみる。

お大事にしてくださひ。

うううむ。相変わらずなレスだなぁ。
テキトーなやつだ。
でも、そんなテキトーなメールは結構元気が出たりもする。


日曜日、お昼前にメールを送ってみる。


だいぶましだよぉ。

それは良かった。で、どうしたの?

うーん。電話して良い?

五分後なら。家にいる。


五分後にあたしはmasayaの家に電話をかける。

もしもし?

もしもし。おはやうござひます。


起き抜けの声だ。

やっぱりちょっと声に元気がないねぇ。病人だねぇ。

そだよ。病人だよ。

どしたの?

いやぁ、恥ずかしい話なんだけどねぇ、寒いグランドにずっといてて
血尿が出て慌てて病院に行ったのぉ。今回からピル飲んでるから
副作用かと思ったよぉ。

そかそか。


そうやって、少し状況を話して、
ちと落ち込んでたけど、くだらないお話をしてると
笑顔になる。


今日は今からまた寝ます。masayaは?

うーん。もう寝ないだろうなぁ。

そっかあぁ。洗濯とかだね。

うむ。しなければいけないだろうなぁ。


なんてことない電話だったけど。
ちと元気になったような気がした。
 
 
 



2001年11月09日(金) 金曜日/HD増設

金曜日の朝。
いつものように、おはようのメールを入れる。

おはやう。

おはやう。

ねぇ、今日時間ない?

ん?どした?

PC持って行こうかと思って。

お昼前ならいいぞ。


あたしはPCをもう3年程つかっているが、
そんなにすごく詳しいわけではない。
そろそろメモリーも増設したいと思ってたし、HDも容量が少ないので増やしたかった。
でも、なんとなく、面倒だし、自分でやるには難しそうなので
今まで手付かずにしていた。

でもmasayaがPCを自作したり、
あたしの使うMacにもとても詳しいので、前に少し頼んでいた。


2週間程前に、彼と電話で話していたら
彼が突然にこう言った。

じつはさぁ、ゆうちゃんに内緒にしてたんだけど・・・。

何?

メモリーが安かったので買ったんだよ。

えっ?

いやぁ、Macの。
お誕生日と言うことでいいよ。


びっくりした。
あたしはHDと一緒に買おうと思ってたし
まさかmasayaが用意してくれるなんて思ってなかったし。
でもね、すっごく嬉しくて。
だから早く、自分のPCにそのメモリーを入れたかったのもある。


電器屋で待ち合わせて、まだ買ってなかったHDを購入する。
彼に勧められるままに、IBM製の40GのHDを買う。
あたしひとりだと、きっとぜんぜんわからなかっただろう。
なんて、いい加減。

あたしの車はそこに置いたままにして、
PCをmasayaの車に積み換えて、あたしたちは、彼の部屋へ行く。

あたしは途中のコンビニで調達したサンドイッチを食べながら
masayaがPCを分解していくのを、感心して見てた。

うーん。すごいねぇ。

そうかぁ?これが、メモリーでこれがCPUで。


説明されてもいまいちピンと来ないや。
あっと言うまに、あたしのPCは分解されて、メモリーも増設されて
HDも外すのに少しだけ手間取ったが、最終的には新しい40Gになった。
パーテーションを切り、OSをインストールする。
その間、masayaはベッドに座りふぅっと煙草を吸う。
待ってたかのように、キスをする。

インストールが終わって、設定が終わって、やっとHDとメモリーの増設が一通り終わった。


さて。と押し倒してみよう。

うん。


やっとちゃんと抱き締めてもらえる。
PCの前ではあたしの存在は薄いなぁ。などと少し淋しかったり。
でも、たくさんキスして、たくさん抱き締めて貰って、
うーん。満足ぅ。


あ。ダメだよ。

ん?どして?

生理はぢまっちゃったから。血まみれになります。

そか。それぢゃぁしかたない。

だから、【起動】させないでよぉ。


あたしもしたいけど。2日目ぢゃ無理。
少し悪戯心が出て来て、
あたしは彼を弄ぶことにした。
ベッドに寝る彼の上になって、たくさんのキス。
耳朶。首筋。唇。
ねっとりと舌が絡まる。
反応する彼の体。

・・・楽しい。


ジーンズを降ろして、あたしは彼を唇で愛撫する。


ねぇ。あたしフェラ嫌いって知ってた?

それは知らなかったよ。

えへ。ほんとは嫌いなんだよ。だって下手でしょう。

ん?気持ちいいよぉ。

100%になったら教えてね。


暫く彼の物に舌と唇を這わせて愛撫する。
徐々に大きく堅くなる。
大きくなると、全部が入りきらない。
咽の奥までくわえても、彼のもの全部を飲み込むのは
とうてい無理。
それでも、あたしは、入る所までと思っていっぱいに飲み込んでみる。
もう、これがいっぱいかなと思う所で、
あたしは彼から口を離した。


ねぇ、100%?

うん。そうだね。起動してしまったね。

えへへ。じゃぁ、スリープしてくださひ。


またたくさんキスをして、
あたしは耳を噛まれて、子宮が疼くのを感じる。

ああ、、。ダメだぁ。んもぉ。


そんなことをして、遊んでるともう時間。
masayaも仕事に戻らないといけない。
あたしも帰らないといけない。

乱れた下着を治していると、masayaがあたしの乳首にキスをする。


んもぅ、帰るんだから。

御挨拶だよ。

【再起動】しちゃうでしょぉ。

ジャーンって?
俺も【起動】させられたんでね。


PCを車に積み込んで、
待ち合わせた電器屋の駐車場まで送ってもらった。

彼に増設してもらったPCは
元気に動いてます。

ありがと。
 
 



2001年11月07日(水) 水曜日/”水曜日の情事”

火曜日の夜、ネットに繋ぐとmasayaがメッセに居た。
だいたいの事は昼間の電話で話していたから
あまり心配はしてないみたい。
良かった。彼に迷惑がかかるのが一番困る。

今の状況をチャットで話して、あたしは彼にこういう。


今度誘う時は昼間にしてください。

明日はダメかなぁ。

ん?大丈夫と思いますが。

そかぁ。じゃぁ、メール入れるよ。

ていうか、懲りてないね。

そんなもんだよ。


共犯者めいたやりとり。
大変な事が起こったので、あたしはもうmasayaに逢えないのかと思ってた。
彼が逃げ出すのかなとも思っていた。


水曜日。おはようのメールにレスはない。
11時前にやっとメールが来た。

もうすこし待ってておくれ。

あい。了解。


11時過ぎにほぼオッケーとメールが来たので、
あたしは車で待ち合わせの場所へ向かう。
ぐずぐずと用事をしてて、家を出るのが遅くなったので
少し遅いかもと焦っていると、
彼からもうついたとメールが入る。


駐車場に車を入れて、店にいる彼のもとへ。
こんにちわと挨拶をして、彼の車にふたりで乗り込む。


ねぇ、お昼どうする?

俺は朝食べたからなぁ。

じゃぁ、どうするの?

懲りずにおうちに連れていってしまおう。


コンビニであたしの軽い昼食を調達して
あたしたちは、青い部屋でまたゴロゴロと抱き合う。
今回のアクシデントは結構きつかったので
あたしは少し落ち込みがちだったけど。
抱き締められて少し落ち着いた。

月曜の深夜の続きをしているかのように
あたしとmasayaは絡み合う。
生理前のあたしの体は驚く程敏感で、
いつもよりずっと感じていた。
いつもより少し早く彼がイク。

あたしはもっとしていたかった。
生理前はいつもそう。
欲しくて欲しくて、抑えが効かない。

終わった後、ベッドで抱き合いながら過ごす。
物足りないあたしは、彼の小さくなった物を指で弄んだり。
でもね、こういう時間もとっても好き。


masayaの唇は赤い。
肉厚で、ぽってりとしてて、
吸い付くようなキスで、
あたしはいつも、キスされるだけで感じてしまう。
寝ている彼の上になって
あたしは何度も彼にキスをする。

音を立てて軽くしてみたり
下唇だけにキスしてみたり
たまには首筋や耳朶を軽く噛んでみたり。
温かい舌の感触。
舌と舌を少しづつ絡ませて
最初は軽く、だんだん激しく、息ができないかと思う程。


いやらしい舌ね。
この舌で、あたしにいろんな事するのね。

そう言いながら、あたしはまた彼に舌を絡ませる。
キスの快感に、あたしはまた欲情する。
masayaの体が徐々に反応しはじめる。
あたしの体に当たっている場所が
徐々に硬度を持ちはじめていた。

欲しくてたまらなくなって、
あたしは、布団に潜り込んで
彼自身にキスを始める。

唇で、舌で、愛撫して、咽の奥までくわえこむ。
変化していく様が楽しい。
あたしの唇で、彼が感じてくれるのが嬉しい。

2度目はさっきの余韻と
欲情してる体のせいもあって、
あたしはすぐに喘ぎはじめる。
バックから貫かれて、泣きそうになる。

あ、、ああっ、、あかんのぉ、。

そのまま彼がベッドの上に寝た体勢で、
あたしは彼に背中を向けたまま、動き始める。
どこに当たっているのかわからないが
ぜんぜん違う場所に当たるの。

すごく気持ちがいいの。

繋がっている場所から、卑猥な音がする。
くちゅくちゅと粘液がたてる音。

すごい音がしてるよ。

恥ずかしい、、、すごく気持ちいいの、、。


あのまま続いていたら、また以前に感じたすごい快感を
味わえたのかもしれない。
でも、少し怖くて、やめてしまった。


入れたままで、彼の方に向きあった形に体位を変えて
あたしはまた動き出す。
ふとしたはずみで、外れてしまったそれを
あたしはもう一度躯の中へと導く。
掴んだものは、あたしの体液で、ぬるぬるしていて
体液というか粘液は、
生理前独特の発情した匂いがする。

こんなにも自分で濡れていたのかと、少し驚いて
とても恥ずかしいような感じがした。

2度目なので、masayaはいかないかと思ってたけど
結局、少し無理矢理に終わった。

終わってすぐ、あたしは脚の震えを感じる。
とても感じるとあたしはいつもこうなる。
プルプルと脚が震えて、子宮はいつまでもドクドクと収縮していて
快感の余韻が長い。


無理にいかなくても良かったのに。

いいぢゃん。

いいけど。


珈琲を入れに行った彼が居ない間も
あたしの体の震えはずっと止まらない。
でも止まってしまうと勿体無いような気もして
このままずっとこの快感の余韻に浸っていたいと思う。


珈琲をつれて戻って来た彼と
ベッドの中でまた戯れる。

ねぇ、肩を噛んで。

軽く噛まれると、また痙攣したように震える。
耳を噛まれても、また痙攣したように震える。
自動的にスイッチが入るように。

噛んであたしが震えるのを確認するたびに
masayaは笑う。


楽しいのぉ?

ん?楽しいよぉ。

ねぇ、あたしたちって、懲りてないよね。

そだね。



午後2時過ぎまでそうした時間をすごしていた。
水曜日の真昼の情事。
masayaとあたしは共犯者だ。


こうして、情事を思い出してタイプすると
子宮が収縮するのがわかる。

あたしの下着に被われた部分は
もう、恥ずかしいくらいに濡れている。

・・・奥まで突いて。壊れる程に 
 
 
 



2001年11月05日(月) 月曜日/アクシデント

月曜日。
あたしはmasayaにメールで彼の予定を聞く。


ねーねー、今夜暇?

ん?どうして?

逢えるかも。

ぢゃぁ、遊びませう。


日付けが変わる頃masayaが車で迎えに来てくれた。


こんばんわぁ。

こんばんわぁ。

コンビニで煙草と飲み物を買って、あたしと彼は青い部屋へと向かう。

彼の部屋は寒い。
古い文化住宅だもの。
風通しも良いのだもの。
寒いので、ベッドの中でくっついて過ごす。
お風呂が沸くまでの間、テレビを見ながらゴロゴロ。
こういう時間が好き。
抱き締められてキスされる時間。
あったかい時間。

たくさんキスをして、彼があたしの敏感な部分を指で確認して笑う。


まだ、なにもしてないよ。

恥ずかしい、、。だって、キスしたぢゃない。

じゃぁ、俺は風呂にでも入ってくるよ。
ウメッシュでも飲んで、くつろいでてくれ。

あい。いってらっしゃい。


彼がお風呂に入ってる間
あたしは買って来たウメッシュを飲んで
テレビを見て、少しそこにあった本を読んでた。
アルコールも入ってちょっとふんわりした気分。
彼が上がって来てあたしに言う。

ん?なんか気持ち良さそうだなぁ。もう赤いぞ。

あい。気持ちよいですぅ。


着ていたワンピースを脱がされて、裸になる。
少し酔っている体に彼の愛撫が心地よい。
あたしはもう恥ずかしいくらい濡れている。

彼が入って来る。
すごい快感、夜中だと言うのに、声が出てしまう。
正常位で強く抱き締められて、
あたしの躯の一番奥に、彼を感じる。
体の芯が痺れる感じ。

ああっ、、。

気持ちいいよ。

、、あたしも、、。


もっと奥まで突いて。
壊れるくらい掻き回して。
あたしの中を。

体位によって、感じ方はぜんぜん違う。
上になって、下から突き上げられる。
あたしは、もっと奥へ奥へと彼が入って来れるように
夢中で動く。
そして、あたしとmasayaが繋がった場所は
ぴちゃぴちゃと水音にも似た音をたてはじめていた。



ふと気付くと携帯のバイブ音が聞こえる。

こんな時間、、、。誰?

メールではない、長い時間、それが聞こえていた。
確認すると、着信履歴はあたしの自宅からだった。
折り返しかけて、少し話をして
すぐに帰らなきゃならなくなった。


ごめん、帰らないと。

いいよ。気をつけて。

うん。心配しないで。大丈夫だから。
タクシーが来る場所まで送ってくれる?

わかった。


少し慌てて帰る支度をして、最寄りの駅前まで送って貰う。
そこにはたくさんのタクシーが止まっているから。


明日電話するね。

うん。気をつけて。午前中以外なら、大丈夫だ。


軽くキスをして、あたしは彼の車を降りてタクシーに乗り込んだ。



masaya大丈夫よ。心配しないで。
 
 
 



2001年11月04日(日) 日曜日/健全なデート。

日曜日。
外はいい天気。
少し時間が出来たのでmasayaに声をかけてみる。

今からお茶にいかない?

いいけど。桃色になりたいのだが。

じゃぁ、その間に洗濯干してる。電話して。


桃色って言うのは、お風呂上がりのこと。
masayaは色が白いので、ほんのり湯上がりはピンクになる。

1時間程待っただろうか。
洗濯も干し終わって、出かける用意をしてると
メールが入った。

桃色♪

レスを返そうとすると、携帯が震えた。

どうしたらいい?

うーんと、お昼御飯食べる?もうそんな時間だよ。

そうだね。そうしようか。


待ち合わせを決めてあたしは出かける。
日曜日なので少し道路が混んでて、まだ半分も行ってないのにメールが着信。

ついた。

じゃぁ、何食べるか考えておいて。


今日の目的はもうひとつある。
あたしは実家から古い一眼を貰って来たのだけど
使い方もわからないし、第一シャッターもおりない。
それを、masayaに見てもらおうと思ってた。
彼は高校時代、写真部の部長だったらしいから。


待ち合わせの駐車場に入ろうとしたら、彼が店から出てくるのが見えた。
そのまま、masayaは自分の車に乗り込む。
あ。あっちで移動するのねと、あたしは勝手に解釈して、自分の車を置いて
古いカメラを抱えて彼の車に移動。


乗り込むとすぐにmasayaはカメラを手に取る。
いろいろと触って、レンズをはずしてみて、でも外したレンズが元に戻らない。
10分近く触って、やっとレンズの装着の仕方と
どうすればシャッターがおりるのかが、やっとわかった。

古いのに、バッテリーがいるのね。

そうだよ。買いに行かないと。


すぐに、近くのディスカウントストアにバッテリーを買いに行く
が、、、ない。
仕方ない、今日じゃなくてもいいよと言うあたしに、
彼はもう一件大きい電器店に行くといって、
すでに、車はそこに向かってる。

電器店に行ってみると、求めていた小さなバッテリーを発見。
それを購入して、車の中でカメラに入れてみた。

カシャ。

思いのほか良いシャッター音。
嬉しくなって、何度もシャッターを切ってみる。
マニュアルフォーカスなので、自分でピントを合わせないといけない。

ちゃんと、動くぢゃないか!

うんうん。ありがとう。



お昼は帰り道にある、回転寿司に行く。
ひと皿65円と100円。
あたしは、マヨネーズの乗ってるお寿司が好きで、
それを取る度に彼が笑う。

いいぢゃない。

ん?マヨネーズの多いのばっかり取ってるよ。

変なハンバーグとかかき揚げとかが乗ってる皿を取って
そんな事を言うmasayaに強制的に半分食べさせた。
口に入れる度に、彼は少し嫌な顔をしてみせる。
こういうのって、楽しくていい。


食事が終わって、コーヒーを飲みに行こうと店を移動する。
1軒目は本日貸しきり。残念。
masayaがいつも行くという、珈琲専門店に行くことにした。

ハワイアンコナとスマトラマンデリン?

ひさびさに飲むコナコーヒーは苦味が強くて、
masayaのマンデリンがマイルドに感じる。
でも、苦いコーヒーは結構好き。
一杯の珈琲を、ゆっくりとすすって、
あたしはもう帰らないといけない。

うーん、時間ってすぐに経つよね。


駐車場の車に戻って、少しだけキス。
そのまま、最初に待ち合わせた店に送って貰う。

日曜日のレンタルビデオ屋の駐車場は
車と人の出入りが多い。

あたしは帰る前にもう一度ちゃんとキスしたくて
うだうだとmasayaの車の中で過ごす。
masayaはあたしの腰の辺りをさわさわと触って楽しんでいる。


だめだね。人も車も多いね。

そうだね。

てか、こんなとこでキスしようってのが間違ってるように思うが?

うーん。そっかなぁ。


少し、車が途絶えたところで、素早くキスをする。
舌を絡めて、少しだけ長く。
ふと、見ると、ずっと向こうの車にドライバーが乗ってた。
こっちを見てる。

見てたねぇ。

そだね。

うーん。いいや。別に。

付き合ってくれてありがと。


たまには、こういうデートもすごく新鮮で楽しくていい。


でも、帰ってみると、あたしは濡れてたりして。笑。 
 
 
 



2001年11月01日(木) 木曜日/癒して。壊して。

水曜日に婦人科に行ったあたしは
検査の結果がおもわしくなくて、すこし凹んでいた。
ストレスと不安から来る過食がひどい。
もちろん、生理前と言う事も関係してるんだろうけど。

水曜日の夜もmasayaはネットにあがらなくて
不安を抱えて凹んでたあたしは、すこし淋しかった。
PCにメールを送ってみる。


木曜日の朝、いつもの様にネットに接続して
メールチェックをする。masayaからのメールは来てない。落胆。

すると、珍しい事に彼がメッセンジャーに上がって来た。



どうしたの?仕事場?

おうち。

徹夜だったの?

そうだよ。今から寝る。

ね、襲わないから。行ってもいい?

ははは。いいよ。寝てるかもだが。

いいです。横で一緒に寝ますから。


あたしは急いで家の用事を済ませて、車で彼の部屋に向かった。
鍵は開けておいてくれたので、
そぉっと入る。
青い部屋はカーテンも閉じて、暗い部屋になってる。
masayaは熟睡してるようで、あたしが入って来た事にも気付かない。

バッグを床に置き、上着を脱いで、少し寝顔を眺めてみる。
相変わらず子供のようにグーグーと寝息を立てている。
あたしはそれをふふっと笑いながら少し見てた。

ふっと、彼が目を覚ます。


おはよう・・・。

寝ぼけた顔でそう言って、かけ布団を上げて、あたしを招く仕草。
ジーンズを履いたまま、あたしはベッドに入って、彼に抱き締められた。
凹んでたのに、masayaの子供みたいな寝顔を見ると
自然に笑みがこぼれる。
抱き締められると、安心してしまう。
いつも、そうやって、あたしは勝手に癒されてるのね。きっと。
またすぐに寝息が聞こえる。

少ししてから、あたしはジーンズを脱いでしまう。
だって、窮屈だから。
Tシャツとブラとショーツで、彼に纏わりつく。
相変わらずmasayaは寝息を立てたままで
でも、時折、あたしの躯を撫でたり抱き締めたりする。

まるで、あたしは抱き枕のようだ。


そうしながら、いつしか眠ってしまった。

お昼前、目覚めたあたしはまだ眠っている彼の横で
少し本を読んだりしてみる。
無理に起こしたりはしない。
でも、だいぶに眠りが浅くなって来たのか
たまに悪戯を始める。


もうお昼前だよ。

その声を合図のように、悪戯がいつしか前戯に変わって行った。
何度もキスをして、耳を噛んで、乳房に触れて
あたしにとっては、一緒に寝ている間も前戯なのかもしれない。
でも、いつまでたっても、彼はそれ以上をしてくれない。

いぢめてるの?

可愛がってるんだよ。

いぢわる。

嫌?

嫌ぢゃない。


やっと、彼の手があたしのショーツにかかる。
ショーツを脱がせて、確認しようとする。

ヤだ。んもう、見ないで。

長い前戯で焦らされたあたしは
恥ずかしい程濡れてしまってて、
黒いショーツはきっと染みになってしまってる。
自分でもわかるもの。
溢れ出て来るのを感じるもの。


もう何度も抱き合ったのに
まだ、あたしの躯にはあたし自身も知らない秘密があるみたい。
セックスをする度に、違う発見をしてしまう。
どこまで、昇ることができるんだろう。
果たして、頂上と言う場所はあるんだろうか?

先が見えたような気がしてたのに
また、見えなくなったみたい。

でも、火曜日の水遊びには、今日は勝てなかったね。



あの快感をもう一度あたしは体験出来るんだろうか?
壊れそう。
・・・壊して。
 
 
 


 < past  INDEX  will>


~*Yuu
エンピツ