昨日のおデートで、委託販売をしているビーズのお店を見てきた。 私も置きたいと思ったので行ったわけだが、なんとも複雑な思いで帰ってきた。 置いてある作品のクオリティや値段、店の雰囲気、店員の姿勢などなどが、 どうもしっくりこないものが多い。 あくまで私にとって、だが。
丸小ビーズとファイアポリッシュの指輪に400円という値段を付けている人がいた。 この値段はどうなんだろう。 確かに委託料を引いても充分に原価は出ると思う。 趣味でやっているならそれでいいのかも。 でも私はイヤだなあ。 やるからには続けたいし、値段の安さではなく作品の質で評価されたい。 1500円払っても欲しいと思ってもらえるようなものが作りたい。 だから、400円指輪の横に自分の作品を置きたくないと思う。
昨日からそんなことをいろいろ考え続けてきたけど、 じゃあ隣の値段の安さに負けない作品を作れば、って結論に先ほど達した。 人がどうとかじゃなくて、自分がちゃんとしてればいいのですってことですね。 昨日と同じですね。 進歩がないですね。 3歩あるいて2歩さがっているような気が。
博物館の特別展があきらさんの好きな曼陀羅だったので、ふたりでお出かけ。 会場のイベントで『曼陀羅塗り絵』がやっていたので参加してみた。 丸や幾何学模様が整然と配置された白い紙が3種類ほどあり、 それに好きな色を塗っていくというものだった。 塗るだけでも楽しいが、出来上がりを見ればある程度の精神状態をはかれるという オマケつき。 私は緑、黄緑、黄、橙、水色を選び、あきらさんは青、群青、緑、赤、赤紫、橙。 私の曼陀羅はまぜまぜしたミックスベジタブルみたいで、 あきらさんのはベリーのタルトみたいな出来上がり。 オマケとしては、私は舞い上がりであきらさんはどよん、ということらしい。 うーむ。
思いがけず2時間ほどもかかってしまったが、 黙々と何も考えずにひたすら色を塗りつぶすのは楽しかった。 残念だったのは、前に座っていた、年の頃は20代前半か真ん中あたりの ハマグチさんとコマツさん。 会話が「やっべ、まじやっべ」「じんじょうじゃなくない?」の繰り返し。 静かな中で喋り続けていることだけでも腹立たしいが、 内容が苛々させられるような言葉ばかり。 コマツさんが、一足先に塗り終えたハマグチさんにオマケの内容を読み上げるように 促したときはさすがに我慢できなかった。 先にネタをばらすような事しやがったらタダじゃおかねえ、 と臨戦態勢を調えて待ちかまえていたら、意外にもハマグチさんは断った。 それはそれで良かったけど、なーんとなく拍子抜け。 イヤイヤ、人の振り見て我が振り直せですわ。 あきらさんとのボケツッコミも場所をわきまえなくっちゃという教訓です。 ということにしておきましょう。
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