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■ 最終話 〜卒検の巻〜
■中型二輪免許への道 〜最終話〜
・今日の課題
卒業検定試験
朝の7時50分に教習所に集合。
昨日の雪のため、路面は濡れていた。 僕は濡れた路面での教習をしたことが なかったので、ちょっと不安になった。
小一時間くらいの説明のあと、二輪から 早速試験が行われた。
僕は時間ギリギリに行ったので、その日 の受験者3人中3番目になった。
まず1人目。 大柄で気の優しそうな男。 試験直前まで僕と話をしていた。
彼が試験中、急制動で転倒してしまった。
それを見た僕と2人目の受験者は、完全 にビビってしまった。濡れた路面こえぇ (> <;)
もちろん転倒は一発不合格を意味する。
試験が終わったあと、彼は僕に「いつもより 緩めにブレーキかけたほうがいいよ」とアド バイスをくれた。怪我はなかったようなので 良かった。
2人目。
途中までは順調だったのだが、急制動に入 るときのスピードが指定されたものに達して いなかったので、再度やり直し。
やはり1人目の転倒を見て完全にビビって いたのだ。
そして僕の番。
緊張で腕が硬くなった。
いつも通りの運転ができない。
硬い、硬い、硬い。 全ての動きが硬い。
急制動がきた。
スピードを上げる。
速度メーターを見ると、ちょうど太陽の光を 反射していて、速度が全くわからなかった。
あせった。
「まぁいいや」と思い、指定のポイントで ブレーキを軽めにかける。
転倒はしなかった。
僕は試験管のほうを見た。
何も言わない。
・・・一発クリアだ。
その後は気が楽になっていつも通りの 運転が出来た。
数時間後に出た結果は、「合格」だった。
卒業式のときに、こんな言葉を言われた。
「キミずいぶん早く卒業したねぇ。こんなに 短い期間で取る人はあまりいないよ。」
合計で17営業日での取得は、結構早かっ たらしい。
外に出ると、緊張感のあとの何ともいえない 安堵感と、春先の少し冷たい空気が僕を包ん だ。
「短い期間だったけど、お世話になりました。」
誰にも聞こえないほどの声で、僕はそう言った。
ウソ。本当は何も言っていない。
・今日の感想
いま手元にあるのは、卒業証明書だ。 このあと、免許センターに行って二輪の項目を 書き足してもらわなければならない。
でもいま持っている免許の書き換えが5月なの で、それと一緒に更新するつもり。
これで僕の中型二輪免許への道は幕を閉じる。
次は大型かな?普通二種かな?
いずれにしろ、それはだいぶあとのお話になり そうです。
ひとまず、おしまい。
2005年03月05日(土)
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