ダーは昨日会社をズル休みして、 私と軽井沢へ行きました、内緒だよ。
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朝寝をしてしまった。 何か夢をみた後、その続きのように夢をみた。
なにもないシンプルな世界に 私は凛として立っている。
そして、 プリンとか買ったらついてくるプラスチック製のスプーンで 自分のおしりの肉に穴をあける。 少しだけ血がでるけど気にしない。 そこに針を通す。 すうっと糸が通る。
こんどは反対側の肉にスプーンで穴をあける。 そして、針を通す。 すうっと糸が通った。
私は、すっくと立ったまま、 自分のおしりをきっちり縫い合わせた。
そういう夢。
夢の中で痛みはなかったけれど、 起きてその痛みを思ったら胸がずきずきした。
こわい夢をみた。 そういうきもち。
自分の収入に対する経済的な不安、 自分を憎む気持ち、現状の改善・状況打破。
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おひつじ座1位だったけど、何も出来なくていちにちがおわる。
今日した事、室内掃除機、ベランダ掃除機、洗濯3回、ふとん干し。 ベランダから階下をあるく猫にパンをあげる。逃げられた。
空は美しすぎるほど晴れていて、平和で、テレビも世界もいつもとおなじ。 昨日が楽しく終わって、今日がやってきて平凡に過ぎていこうとしている。 そんな優しい世界、目に映るものと対照的に。オノレの内側は。
夢のせいで気分が晴れない。
夕方には鬱々としてきて、 理由のない不安に包まれる。
外に出る。 くすんだ夕暮れのオレンジのなかに浅間山が浮かび、 それは絵画のようだった。
・らくがきがちをながす
2005年01月24日(月) |
★ かえるところのいみ、いきていくことのりゆう |
電話がかかってきて、声の調子で、 もうそのひとがどんな状態なのか一瞬で解った。
「ごめん、またかけるね。」
電話は切れた。 電話してきておいて何も話さないなんて。
なにかあったのだ、 慌てて私はかけなおした。
そのひとは
「かえるところがない」
と言って、泣きだした。 なにも語らない、ただそれだけ。 その短い言葉に込められた悩みの壮大さと、 ささやかなものを求めるそのひとの寂しさに、 私は言葉を失ってしまって なにも言えくなった。
ただただかなしかった。
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かえるところのいみ、いきていくことのりゆう。
そんなこと考えていた。
誰にも優しい夜が訪れますように。 やすらかな夢が降りますように。
2005年01月23日(日) |
★ サスペンスドリーム2本だて |
●お金を借りる夢をみた。
一瞬 生活は不自由がなくなって、快適になった。 5000円のトランクスをダーに。と、浮かれ選ぶコンビニ。 そんな生活もつかの間のお話で。 すぐにお金は底を尽き苦しくなった。 また借りようかなぁ なんて考えながらコンビニを物色していたら 取り立て屋が来た。返済迫り軽くジャブされる。 そして最後に取り立て屋は言った 「でも〜さんは、お前を喜んで買ってくれるだろうよ」 私は貸し主の顔を想像しながら その時はじめてことの重大さに気付き恐ろしい気持ちになった。
●ネコズを失う夢もみた。
私はあらゆるものを失って、生活更正支援施設みたいなところに入所した。 こっそりネコズだけは連れてきた。6帖畳の部屋で暮らしはじめる。 あるとき不意をついてターリンが外へ飛び出してしまう。 階段をおりようとする背中を必死で抱き上げて連れ戻る。 外に世界がある事を知ったネコズは脱走を試みる、 私はネコズまで失ってしまう恐ろしさにおびえている。
目が覚めて この部屋が夢のような現実である事を実感して、そして。 とってもあたたかい気持ちで となりで丸くなるターリンを抱いた。
2005年01月21日(金) |
★ さみしいひと、さみしいよる |
T氏が来て、ダーと3人で十八番で肉を食べた。
T氏がふぅちゃん にキレられてすっぱりフラれた。と言った。 ふうちゃんを大事にしなかったことの積み重ねで、 これは身からでたサビだと私は思った。 でもT氏はそういうことぜんぜん解ってないみたいだった。
私はもどかしくなってしまって、ふぅちゃんの側に立った 私的なる指摘と見解を ビシびしッ。と言ってしまった。
ちょっと、はっ。とした顔のT氏。
爪たてちゃったかな。でもちょっと勉強してもらわんとな。
先日、お酒屋で「!!」となったラベル。 -------------------
そのあと、飲み足りなくて近所の串揚げ屋に行った。 そのあと、「カラオケ行きたいカラオケ行きたい」とT氏が言うので 最初断ってた私たちもつきあってあげることにした。 1年ぶりくらいに行った、カラオケ。
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私は、いい男って。
女の数じゃないし、 見た目でもないし、(いや見た目でもあるけど) 洗練された何かでもないし(いやそういう場合もあるけど)
そういうのじゃなくて。
隣にいる女の子が可愛く見えるかどうかだと思う。 女の子の容姿がどうだとかじゃなくて、
隣にいる女の子がいつもいつも笑えていて、 それがたまらなくかわいらしく見える、 そういう平凡な事が守れるおとこのひとだと思う。
猫また焼酎。 かわいすぎ。 これがちょっと高くて買えない。
ひとそれぞれ求める姿というのは違うものなので別に構わないんだけど T氏の主張する「イイ男」論はときどき寒さを覚える。 せっかく一緒に成長してくれそうな女の子と出会えたのに、 そんな風だから 見限られてしまったじゃないか。
T氏は ほんと寂しいひとだった。
お酒も煙もカラオケも一瞬のぬくもり。
午後から、王子の家にころがりこんでいるたまちゃんのところへ行った。 実は今日で3日めだ。連続訪問しておる。
何をするという訳でもなく、ホットカーペットの上で座って、 テレビつけたままお茶を飲んでただ話をするだけ。 私はたまちゃんの隣でひたすら編み物をしている。 王子が帰宅する少し前…夕方5時半になったら帰る。
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「内緒だよ。」と たまちゃんは手書きのチケットを見せてくれた。 ボールペンでメッセイジが書いてある。 でも、統べて英語だからぜんぜん読めない。
「えっワカンナイ。読んで。」
と言うとたまちゃんはそれを声に出して読んでくれた。
・このチケットを持ってくればたまちゃんは○○(地名)へ旅行できます。 ・○○(店名)の食べ放題がついてきます。何を頼んでもいいし、 何を飲んでもいいよ。自由に好きなものをいっぱい食べて楽しんでいいよ。 ・たまちゃんは運転しなくていい、ただ助手席にいてくれるだけでいいよ。 眠たかったら寝てしまってもいいし、喋りたくなかったら黙っていてもいいよ。 ・僕はたまちゃんが笑って隣にいてくれるだけでいいんだ、だから何の 心配も要らない。体ひとつで来てくれていいよ。 ・でも、もしもたまちゃんがこの旅行をしたくないというんだったら、 来なくていい。そのときは僕はひとりで○○へ行こうと思う。
…だったかな、うら覚えだから内容がおろそかなんだけど。
チケットはルームメイトだった たまちゃんの元カレから貰った物で。
たまちゃんが帰国する数カ月前からふたりは些細なことで喧嘩ばかり続いていた。 さいご、とても大きな喧嘩をして。次の日たまちゃんはバイト先に行った。 バイト先はアパートから少し遠くて車じゃないと来れない距離にあって、 元カレとふたりで1台をシェアしていたので バイト先まで元カレが来れるはずもない、のに、バイトを終えて車に寄るとこのチケットが車に貼ってあったのだそうだ。 歩いて持ってきたんだ、と思うとわあわあ泣いてしまった。とたまちゃん。
私にも、元カレの優しさとか愛とかが染みた。
「アメリカに、帰りなよ。」
と私はこころから言った。 いまからでも遅くないし、これからでも遅くない。
このチケットは ペラペラしてるけど一生ものだ。と思った。
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元カレはルームメイト含め9年めのたまちゃんと結婚しようと思っていた。 でも。休暇中に王子とたまちゃんはこんな関係になってしまって。 そのことも許す、と言ってくれたのだそうだ、 でもたまちゃんは王子を選んだ。
いい人だからとか、優しいからとか、お金があるからとか、いいオトコだからとか、何年一緒にいるからとか、居心地がいいから、気心がしれているからとか、誰よりも想ってくれていて、幸せにしてくれるからとか、そういうことと、関係なく、選ばれてしまうんだ、恋愛って。
残酷だ。
たまちゃんの元カレは 王子にはできない魔法を持った人だと思った。 でも、そんな魔法も恋を前にすると効かないんだなあ。
私は、眠る前すこしだけダーにたまちゃんの元カレの話をし、 (同郷なのでダーも元カレ様の事を知っている) …さすがにチケットの話は善い話すぎて大泣きしてしまいそうで言えなかったが、 悲しかった善い人のことを思って布団の影で少し泣いた。
何年後でもいいから、 また ふたりが出会うといいなあと思った。 こころからそう願う。
王子のギター。 美しく壁にかかっている。
楽器は ボロボロでも安物でも、いつも傍らにあって[いま弾いてました]みたいな風に存在した方が、好きだ。 その方が愛されているかんじがする。
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正午すぎに起きる。 私はダーのリクエストでコーヒをたてた。 昨日に続きうだうだと過ごす。
「指輪を買いに行こう。」
と、ダ−が言った。
そのうち出かけようかぁ、でもあと少しだらだらとしよう…という 雰囲気で過ごしていたら 王子(と彼女)から電話が入った。 夕食のお誘いだった。手料理してくれるって。キャア。
18時半に約束した。
時間が中途半端で出かけられないね、とふたりで話し、 ダーは15時ごろ部屋のどまんなかでいびきをかいて昼寝開始。 私は洗濯物をしたり自分の準備をしたりして過ごした。
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王子の彼女(仮名:たまちゃん)は 先週の土曜日、アメリカ留学から帰ってきた。 ときどき地元に帰ってきては 親しくしてくれている女の子だ。
王子もたまちゃんもお料理が上手だと前から聞かされていたが、今日それを初めて体験するのだ!!きゃきゃきゃ。
ダーとビール買って 「モノポリー」とお酒持って出かけた。
ごちそうになったお料理はお店ででるくらい美しいもので、この辺のお店で食べるよりもずっとずっと美味しいものだった。家庭料理というよりプロの味。ドレッシングもソースも市販インスタントではなくてちゃんと作ってあった。
洗練されたキッチンと室内で作られる美しいお料理たち。 雑誌から抜け出たような風景。 なんかセレブだぁ。
たまちゃんはサンペイと同じ料理学校を卒業していた。 だからかあ。好きな事を学んできた人の料理は素晴らしいのだ。
とても素敵なおもてなしだったけれど、お料理がシェフなので 同じようにお料理でおもてなしっていうのは恥ずかしくてできないなー。 と思った。
たまちゃんの彼氏になった王子は 過去見た、モトカノと恋人として一緒にいるときの王子と ぜんぜん違っていて。
べったりで。
ホネヌキという感じで。 お酒が増すと王子のハートマークもいっぱい飛んだ。 たちあがるときにたまちゃんの頭を触れたり、 となりに座ったとき腰に手をまわしたり、 キッチンに向かって肩をくっつけて立ったり、 恋する普通のおとこのひとだった。
王子の中心にたまちゃんが存在している事は誰の目にも解った。
王子がアレしてコレしてと頼むと たまちゃんはすぐに立って お酒を作ったりたばこを持ってきたりしてあげていた。 そういう態度は少し亭主関白な感じもしたけど、 決してたまちゃんのことを粗末にしていなくて。
いまふたりがとてもいい関係であることが感じられて、 きっと、いいふたりになるなあ、と思った。
ほんとよかった。
ダーは帰ってから王子の行動を 「きもちわるい。」と言ったので笑った。
王子を内に・密に・クールに・閉じ込めていたのは 王子モトカノとの関係や存在だったのかもしれないと思った。
今日の王子は あたたかい。 感情やら表情やらがどんどん外に外に発信されていた。
王子に新しい恋が産まれて、 なにか素敵に開放してくれる人に出会えて、 自身もなにか新しくなってるんだろうなあと思った。 きっと 王子はこれからどんどん変わるだろう。 このままいい感じに成長していけたらいいなと思った。
ほんとよかった。
昨日の夜、金曜なのに ダ−は外出せず私と居てくれた。
「いただきストリート」をふたりでやって、 それから私が「いたスト」をしている横で ダーはお酒を飲んだ。
そして3時すぎごろ、眠った。
今日は 14時ごろ起きた。 出かけようか、とか言いながらゴロゴロと過ごし 暗くなりかけてから外にでた。
マクドナルドで夕食兼ランチをし、 ぐるっとまわって帰ってきた。
ダーは6時ごろ出かけたいと言いだし、 私は「いたスト」をしていたので お出かけしてきていいよ、と言った。 ダーは実家に寄って そのあと先輩の店で飲むと言って出かけた。
私はしばらくしてPSをやめて編み物をはじめた。 こんどこそ、自分用にお帽子を編むのだ!と固く決意。
24時ごろダ−が帰宅、 実家に行ってうだうだしてそのまま帰ってきたのだそうだ。
帽子は2時頃できあがった。
「うわっ。できた♪♪♪」
とかぶってみせると
「…似合わないよ。」
と、いぶかしげにダ−。
私がどんな思いで一生懸命編んだと思ってるんだ!
と、カチン!!!!!ときて鏡を見てみると。
…似合ってナイ。。。
ヒョイ、とダ−がかぶってみせると それはそれはダーに似合うお帽子なのだった。
本気で悔しくなって
「私の今日を返せ!!!」
とダーに迫ったりして。
今日編んだお帽子はダーに似合い過ぎるほど似合っており、 本来なら喜ぶべきところなんだけど 似合えばにあうほど・私のくやしさは募るのだった。
今日編んだお帽子は。 本当に、似合わなかった。
グレーって、誰にでも似合うと思ってたんだけど 誰かれ似合わない色はない!似合わないという思い込みだ!と思ってたんだけど。 …つまり、私に似合わない色もない!と思ってたんだけど。
暗めのダークグレーは私に合わないらしかった。
自分の中の神話がひとつ、 いや、ふたつ。 崩壊した日だった。
ハナ「・・・・・・・」 ターリン「・・・!!!」 ハナ「・・・・・!?」 いろいろ、セリフ入れて遊んでしまう。 このあとネコズの暴走が始まる。 びゅんびゅん走る2匹。かわいい。
先日ヤフオクで落札したPSの中古ソフト「いただきストリート」が届く。 私はゲームが解らないし好きではないのだけど 「いただきストリート」は何故か好きなのだ。 しばらくハマってそうである。ふっふっふ。
2005年01月12日(水) |
★ シチューご飯ハヤシライスもどき |
夕刻、自分のアパートからも浅間山が見える事を初めて知る。 しろい煙がのびて雲と一体化している。
「いまから帰るよ」
の連絡を受け、今日の帰りが早いことが嬉しくて お風呂に熱い湯を落とし、それから。
ダーの好きなデミグラスソースのシチューを作ろうと思う。 お肉がないので 野菜だけ煮込んで、火を止めて外にでた。 階下に降りるとちょうど駐車場に車を入れたダーが帰ってきていたので そのまま便乗して灯油も買いに行った。
スーパーでカレースナックとか菓子パンの類いとか、とお肉と買って。 帰って、ふたりでシチューご飯ハヤシライスもどきを食べた。
ターリンてときどき 子猫じゃない顔をする。 いや、もう子猫ではないんだけど…。
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昨日のことがあって、 いつものように朝がきて、 いつものふたりになった。
いつものまいにちがながれている
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マクドナルドの割引クーポンに私は弱い。 毛糸とらくがき帳とを持って朝マック。
自分用に真っ赤な毛糸で帽子を編んでるんだけど 一度完成して気に入らなかったから解いた。 そのつづきをしながら正午前まで過ごした。
編み物は、はかどらない。 数段編んでは解いて、 また編んでは解いた。 もう、ぜんぜん気に入らんのだ。
今年に入って幾つか編んだけど 自分用の帽子より 誰かのために編む帽子の方が ぐっと、すんなりできあがる。 未だ自分用の帽子できず。
お昼が近くなって、客足がいきなり増え 店内が戦場と化したので退却。
夕食は鮭と白菜とまいたけの和風パスタ。
脳内はどんどん更新される。
凍りつきそうな箇所にも いずれ やさしい日々の流れが訪れるのだろう。
束縛されるのとは違う糸で まもられているということ
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ダーが今日から飲むお酒。 このラベルの微妙な緑っぷりが、 ダーぽかったのでこれにした。
昨日の日記をつけて、文末の言葉を綴ったあと それを実行にうつした。
【結婚も今後のおつき合いもオコトワリします。】 という内容の簡単なメールを送った。
なぜメールかというと、 どうせ麻雀してるから。
そのあとはネットでお部屋検索。
新生活は、 敷礼金なしで。もう風呂がなくても仕方ない、 最初は貸し間からで。家賃2、3万前後で。 京大周辺か丸太町近辺が希望。
何件かヒットを見つけたりして。 そんなことやってたら、扉の開く音がしてダーご帰宅。
メール見て慌てて帰ってきたんだろうな, とき既に遅しだなあと思った。
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●ダーの言い訳
金曜の夜は夢中になっていて、電話が出来なかった。 土曜の正午までゲームやってて帰ろうというとき眠くなって 寝てしまった。3時ごろの電話には出れなかった。 4時ごろ電話が不通だったあとなんで帰ってこなかったかというと 「怖かったから。」だそうだ。 6時の電話後も上記の理由で帰宅できず、麻雀を続けたのだと言う。
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「なんで、“怖かった”から帰って来れないの? それって結局わたしより自分が大事って事でしょう? だったらひとりで生きて行けばいいじゃん」
そう。 ダーは私が悲しみ怒っていると感じた時点で帰ってくるべきだったのだ。 そうすれば私の中で【解決】してしまったりしなかった。 ふたりで答えを導くことができただろう。
恋人が悲しんだり怒ったりしていること、 その感情たちが自身に向けられてしまう事を、 ダーは“こわい”という理由で逃げるのだ。
そして私をほんとうのひとりにするのだ。
こういうことこそ一緒に解決していくべきなんじゃないだろうか。 今日はいつものササクレを10本束にしたくらい大きなことで。 でも ふたりで歩んでいくだろう人生にしてみればささやかな事態で。
だけど、本当に大きなおおきな事態が起こったときは??
つきあってきた数年間で同じことの繰り返しを重ねてきた。 …やっぱり私はふたりでいても 困難をひとりで解決しなくてはならないのだろうと思う。
価値観が違い過ぎるのかなあ。
私はダーを嫌いになったりはしていないけれど ダーを決して許すことはなかった。 もう、これで終わっても仕方ないと思った。
「もう麻雀やめる。」とダー。
ほんとに?ほんとにやめれるの?ほんとに?何度も尋ねた。 その度に心の動揺が顔に出るダー、そんな約束怪しいね。
私は「実家に帰って。」と主張し、 なんの解決もせぬまま、夜を眠る。
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次の日は、ダーの『ごめんね大作戦』が続いた。
PCをしていれば後ろから羽交いしめにされ「仲直りしようよ」 立ち上がれば私の進路に立ちはだかり「仲直りしようよ」 ちゃぶ台前に座ってお茶でも、と思えば傍に来て「仲直りしようよ」 “かわいい”と“ウザい”のスレスレ路線ですよ。
昨日ダ−が帰ってきた時点で私はすでに怒ってはいなくて、 もう自己の中で【解決】をしていたことなので。 それほど腹もたたず。私は私の決定事項を通すまでで。
「じゃあ、【麻雀を一生しません。】って書いて。」
素直にペンを走らせるダーに
「【約束をやぶったら別れます】」
と続きの文章を述べると、「そんなのイヤだ」と 一度書いた紙を丸めて捨ててしまった。
麻雀することが ダーにとって決して悪い事ではないと、私は思ってきた。 なので、別に麻雀してくれてもいいんだけど ダーは麻雀するにあたり、必要になる、私に対するマナーが悪いのだ。 こういう喧嘩の根源は大抵それだから。 麻雀しなければ、事態は変わるかもしれない。と思う。
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「あのね、結婚はしないよ」
と言うと、 ダーは 納得が行かない!というご様子だった。
なので、結婚相手として見たダーを 私がどんなふうに感じているか …昨日や今日の日記に書いたような事を、説明した。
それから問答。
ハナの3連休だよ?…3連休ってさあ、 世の中の恋人達は脳内にお花咲かせて一緒に過ごすもんなんじゃない? ダーは3連休も麻雀。クリスマスも麻雀。 私が部屋でどんな気持ちで待っているか感じていても フォローもない、連絡もしてくれないし、帰ってこない。 女の子によっては『浮気してる』って疑われても、仕方ないような、 そういう責任のない行動してるんだよ??
私のサンレンキュウ返して!って感じじゃない?
そんな人を相手に結婚して、私かわいそうな主婦になるんじゃない?
夕方が夜に変わって。 ダーは諦めて 【麻雀を一生しません。約束をやぶったら別れます】と書いてくれた。
これでめでたく、私たちは恋人に戻った。
「あっ…、でも結婚してくれないんだっけ。」うっかり書いちゃった、 みたいな感じで、ダ−。
そうです。と無言で私。
ダーはなんでここまでして、私と仲直りしたいんだろう。 その熱意、昨日の午後に使って欲しかった。
あーあ、3連休がくだらんことで終わった…。
昨日の夕方、ダーは いつものように突然麻雀病が出て、 私は編み物をするつもりだったので許可した。
「何時に帰ってくるの?」
と尋ねたが、何時だかまだ解らないご様子だった。 気の済むまでやればいいかな、と思って特に時間の希望も言わなかった。 明日、私と遊んでくれたらそれでいいか。みたいな。
編み物も完成して、 PCで少々作業やって、 朝6時ごろ寝た。
もちろん、ダーは帰ってこない。 それどころか一本の連絡もない。
にちようびのさむいあさがはじまろうとしている ---------------
午後2時ごろ目が覚めた。 そとは曇り、私は部屋にひとりだった。
お洗濯をして、 掃除機をかけて、 ダーに電話を入れてみた。 繋がらない。
夕方4時頃ダーから電話があったけど出なかった。 応答がないんだから、帰ってくるだろうと思った。
…帰ってこない。
6時、温泉セットを用意して出かけた。 峠の湯へ。 ひさしぶりの温泉。うふふ。
湯舟からあがって 携帯見たけどぜんぜん連絡もないし、 電話してみた。
こんどは繋がった。 麻雀をしているという。
「どこにいるの?」と言うから 「家だよ」と嘘をついてみる。
「いまから帰るよ、」と言うので 「もう、いいよ。」と逆ギレ即切り。
帰途、スーパーによって鶏肉とワインとお野菜を買った。 今日はひとりで飲もう、なんて。
12時、日付けが変わって月曜日になる。 ダー帰途の気配なし。
ダーは私の事を思って電話の一本をするということが出来ない。 部屋で待っているのを知っていても連絡とかしてくれない。 このン年間、何度もなんどもお願いしてきた。
誰よりも、一緒にいようとしてくれない。 そういう私に対する気遣いや熱意や好意が感じられない。
いま、私は こんなことばかり想いというカタチになってしまう。
愛されているのかどうかも見失ってしまいたい気持になる。 こころは勢いをつけて限界に向かっている。
いつものパターンみたいに その場限りの謝罪なんて欲しくないなあ、と思う。
別れようかなあ。
今日、初めてそんなこと思いついた。
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結婚しているから・してくれるからという理由をつけて、
相手が自分を省みないことをうやむやにしたくはないと思う。 そんな結婚生活もイヤだし、そして。
きっとこの人が相手だと 私は寂しい主婦になるだろと思う。
その思いと違和感は、前々からずっと感じていたことで。 こんなことを考える私はやっぱり結婚しない方がいいな、 と今日は何度も思った。 そうだ、やめてしまおう。
シャンプーとかコーラとか買って帰ってきて、 郵便受けに行くと足下に“大佐”がやってきた。
もう、触れるよ。ってくらい、 間違えたら蹴飛ばされるくらい足下に“大佐”の背中がある。
「にゃ〜〜ん」と“大佐”が言うので、 「えーっ、わたし今日何ももってないよー。。。」 とお返事をしたけれど
“大佐”の「にゃ〜〜ん」は続く。
猫にお願いされちゃったなあ。
部屋に戻って、とうふの空容器にキャットフードざくざく盛って “大佐”のところへ戻ってさしあげた。
“トミイ”も出てきた。“トミイ”は04秋生のキティで、こないだまで目がくりんくりんのかわいこちゃんだったのに、今日見たら左目がうまく開かない様子だった。
他の猫にやられたかなあ。 猫世間の厳しさに触れる年頃になったか。
“トミイ”は私の存在が気になって、 お腹は空いてるんだけど食べれない様子だった。
“大佐”は食事をひととおり終えると、しゃがんでいる私の真ん前でうずくまった。触らせてくれるのかなあ、と そっ と撫でてみる。“大佐”はじっとしているので、ハナちゃんやターリンが喜ぶところを撫でてあげた。
“大佐”は“トミイ”が食事できるように、私のことを接待してくれたのかしらん、なんて思った。“大佐”に意識が集中すれば、“トミイ”の食事できるチャンスができる。
“大佐”の背中は堅かった。
ターリンと同じくらいの背格好の白黒キャットなんだけど、毛並みは硬かった。 そして。げんこつの山を撫でているかのように、骨がゴツゴツしてた。 おなかに肉がない。 近くで見ると“大佐”の目やにがすごかったので、 その汚さにどきどきしながら 拭ってあげた。
“大佐”のやせ具合があまりにも凄いのでショックだった。 “トミイ”の左目が痛々しくて気になるし、 外は寒くて 風は刺すように痛い。 里親を見つけた方がいいんじゃないかなあと思ったりした。
------------------------ あんたはしあわせな猫だよ。。。
部屋に帰ると、ターリンが出迎えてくれた。 ターリンがやたらぴかぴかに見えた。
私はすぐに手を洗った。
ターリンは柔らかい、そして私の優しい存在だ。
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相変わらず非・生産的に編み物をしている。
いい感じのテンポで編んでるので 今晩はずっと編み物をしていたい気分なんだけど ダーが友達と鍋をするというので一緒に行った。
今日ご一緒したのは雀荘で働いている店員とメンバーだった。 女子2人、男子3人、私たち。
行かない、今夜は編み物する。と断っても別によかったのだけど ダ−がどんな人と遊んでいるのか知りたかったので同行した。 少し、ダーのことを知れた気がした。
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100均で猫グッズを買ったので おのおの1個づつ玩具をあげた。
ターリンは白いふわふわが好きなので、それを。 ハナちゃんには黒いねずみを。
ターリンは夢中で遊んでいる。 ハナちゃんは目の前のねずみよりターリンの事が気になる様子だった。
ハナちゃんの気を盛り上げようと、黒いねずみを動かしてみる。 ハナちゃんが少しノッてるくるとターリンが参入、 黒いねずみVSネコズになった。
ひとつの玩具のとりあいをしなくていいように、2個開封したのに、 各自それぞれに楽しむと言う事ができないご様子、
猫2匹=玩具2個って図式は成り立たないんだ、 1空間で1つのおもちゃでしか遊べないのかなぁ。 ちょっと新発見。
2005年01月05日(水) |
★ ねむいねむいねむい |
12月末あたりからいっきに更新しました。
いろいろ記録しておきたい心の断片があるのだけど、PCに向かう気分じゃなくて、今日に至る。 記憶は、日々更新され、蓄積されているようで 抜け落ちてしまう。もう、なくしてしまったものがなんなのか、わかんないよ。
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ダー今日から仕事始め、 昨日の夜も麻雀で帰りが夜中。 仕事前日なのに。
「なに考えてんの??」
と、とうとう言ってしまった。 ほんと呆れた。
定位置。 いまも、目の前におる。
夕方から、家事もしたくないし、 十八番(というホルモン屋がある、安くて美味しい)へ行きたい気分になる。
夕方から、眠くなってターリンを布団に連れ込み ふたりでこっそり仮眠。
ダーから電話があり、
「今日、十八番 行かない?」
うわ。行きます。行きますとも。 ぱっと目がさめて、準備する。
ダーの友達2人と肉食べた。
肉を食べたい訳じゃなくて、なんか、十八番という場所で ご飯+お味噌汁+おかず…というトライアングルを食べたい。 そういう気持ち。以心伝心で叶ってしまった。
男子3人と鉄板を共にすると追いつける訳もなく、 あんまりおなかいっぱいにならなかった。 帰りにスーパーへ行き、 タイムセールになったお刺身とお寿司とチョコフレーク買って帰る。
最近のマイブームはチョコフレークで、 ことあるごとに買ってきてしまう。
よくない習慣がついている。
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ゆうぐれ いちばんぼし、 あけがた さいごのほし。
ひるまのしろいつきと 御池にのぼる紅くおおきなつき、 手を繋いであるく。
平凡で美しいみちのり。
2005年01月03日(月) |
★ きれいなこいびとたち |
深夜。 編み物をしつつTVを見た。
“ジョンレノン音楽祭2004”のライブの模様が放送されてた。 ああ、こんな時期になったなあと思った。
--------------------- ストーブ前&ホットカーペットの上にてまったり。
去年は ダーと夜更かしついでに、 こんな風になんとなくチャンネルを変えたら始まっていて、 ふたりで見た。
去年の感想は。 ジョンは今もオノヨーコの活動によって生かされている。 と、思った。
オノヨーコがジョンを語る限り、 ジョンは生命を断たれた人でありながら 今を生きる 魂ある存在になっている。
そしてこのステージの収益金が、 世界の何処かに学校を作っている。
ジョンの描いた曲が 美しい未来を描いている。
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今年も ミュージシャン達がステージの最後、ラブ&ピースを歌うなか、 オノヨーコが登場した。 去年と同じく、 ジョンの描いた曲に合わせて踊りながらステージを練り歩く。
私の、編み物の手が止んでしまった。
オノヨーコの踊りはよくワカンナイ踊りなんだけど、 彼女の、音に合わせた自由なステップは、 なんか。なんか、愛があって泣いてしまった。
オノヨーコはジョンの曲に包まれて幸せそうだった。
今年の感想は。 オノヨーコを生かしているのはジョンだ。と思った。 ジョンの愛を一心に受けているオノヨーコは、 いまもジョンの恋人であり、伴侶だった。
さいご、PVが流れて、 しろいピアノの前でキスをした若いふたりは 最高にきれいなこいびとたちだった。
誰かを好きなまま、 愛をまっとうできぬまま、 生きて触れあえなくなってしまったジョンの事を思ったりした。
この世のきれいなものに触れた気がして、 わあわあ泣きたいキモチになった。
--------------------- …かと思えば、一触即発。 このあと2匹走り回る。
今日は、午後3時前に起きる。 昨日に続き 何もする気になれなくて、動けなくて、 ダーにご飯を作ってもらった。
そのあとは、 PCも立ち上げる気にならず ただ、だらだらとテレビを見た。
夕刻、ダーは麻雀に出かけて、 そのまま友達に誘われたらしく飲みに行ってしまった。
私はひとりの部屋でテレビの音に包まれながら 編み物をしている。
正午頃、初群馬来訪!な ハラムランランらを迎えに行く。
ふだんは混まない街なかが渋滞。 (高崎市はふだん市内が閑散としている、 車社会なためすこし離れたところに人が集まる) ナンダナンダ。と思っていると お正月三が日で参拝のため神社周辺と、 バーゲンのためか駅周辺がコミコミ。
混まない方へとなんとなく進路を変えていると、 いつのまにか 目指していた西口ではなく、 むこうがわの東口へ出てしまった。マイッタ。
今日は、なぜか混んでいる方へ走ってしまうようだ。 そのうえ、進路ミス多し。
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ダーの実家の旧さを自慢すべく案内、 少しお茶をのんで 私たちのアパートへ移動。
4人で鍋を囲んで、そのあとは ネコと戯れつつ ボードゲームに励んだ。
時間は、あっというまに過ぎてしまって、 もう帰らなくてはならない時間になった。
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楽しくて たのしくて キャキャキャとした気持ちのまま、
もう暗くなって、寒くなった駅の改札でお別れ。
見送っている後ろすがたは どんどんちいさくなって 4番ホームへ降りて行くかわいいふたりを見ていたら、
急におおきな喪失感が私を包んだのでした。
「うゎ。さみしい。」
と、ダーに言うと 気分転換にどこか行こうか?? と言ってくれたけど 結局部屋に帰った。
年末、東京へ行って刺激をうけたことと 年始に実家の留守番をしたことの疲れと。 今夜の喪失感と。
急に何かの糸が切れてしまって、蓄積していたものが一気に押し寄せてきた。 どっ。と力が抜け、その後はもう動けなくなった。
本当に動けなくなった。
あたたかい部屋、立つこともままならないので。 ダーの横で じっ として夜を過ごした。
ダーは私のおねがいを聞いてくれ、 私の代わりに立って お茶を作ってくれたりした。
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こうやって、楽しく遊んではしゃいでいると、 あしたもあさってもらいしゅうもらいげつも、 今日みたいなのが続くんじゃないかと思える。
でも、そうじゃないんだ。
そうじゃないから、 その瞬間の美しさが悲しいほどきわだつ。
今日が素敵だった事を、たいせつにします。 遠くから会いに来てくれて、ありがとね。
実家で留守番をしている。 玄関のあたりが急に騒がしくなって、 ガラッ。と戸が開く音がして、 起き上がってみたら次女姉さま夫婦だった。
次女姉さま夫婦とはほんとうに気まずいまま なので、私はどうしていいものか解らず、 私は 本当はスパッと目覚めがイイ人なんだけど 今日は“寝起きはボーッとしてよく解りません”な人を演じてみた。 それしか思いつかなくて。起き上がったまま、ぼんやりしてた。 ぼんやりしている水面下で脳内はいろいろ考えてみたりして。
次女姉さまは私の事をひとめも見なかった。 それについて、くやしいともかなしいとも思わなかったけど。
「ネコはどうしてる。」と次女姉ダンナが言うので 「前とちがって仲良くやってるよ。お陰さまで。」と返事した。 次女姉ダンナは私の解答に満足したようだった。
「また、顔みせに来なよ」と次女姉ダンナが言ったが もう近寄りたくないという気持ちの方が大きくてなんとも解答できなかった。
「おまえたち結婚はどーするんだ。」と、次女姉ダンナの話はつづく。
対応のほとんどを、ダーに任せた。…と言っても、 ダーも私の隣で座ってるだけだったけど。
次女姉さま夫婦はお線香を仏壇にあげに来たのだそうだ。 去年のお正月は、食料品とかだしの素だとか金目のものだとか、 なんか持って帰れるものをゴソゴソ漁ってたけど 今年はささっと帰ってった。
さいご、次女姉さまは「ハイこれ。」と私たちにお茶を煎れて置いてった。 ふたつならんだカップを前に、 次女姉さまにも多少の心境の変化はあったのかなあと思ってみた。
「…にがっ。」
次女姉さまが煎れてくれたお茶はすごくすごく苦かった。 昨日からのお茶葉をそのまま使ったからであって、 意図的なものではないのだけれど。
お茶の苦さは、私たちの距離感を克明にした気がした。
-------------------------- ダーがお雑煮を作ってくれた。 私たちの食卓がお正月になった。
一日中、ふたり寝巻きのまま こたつにいた。 ダーはチャンネルを忙しく変えたり、 ゲームを始めてみたり、 濱マイクのDVDを見たりした。 私はその隣で お茶を煎れたり お腹のすき具合で食べ物をだしてきては片付けたりしながら、 編み物をした。
外は昨日の雪が積もっていて、旧い家は冷える。 私たちの居る部屋以外は歩いただけで足が冷たくなった。
12帖の部屋に住むと、そのスペースだけで生活ができてしまう。 実家みたいに部屋がいっぱいあっても、 私たちが使ったのはひと部屋だけだった。
道路を覆う雪の上を歩く人が滑りながら歩いている。
暗くなってから、雪掻きをした。 もう凍っていたので水をまきながら作業をした。
そのあと、近所の神社へお参りにいった。
-------------------------- 2005年、いちばんさいしょの作品。 変な形のお帽子。 つくってみて気に入ったので 同じ形の帽子を増産中。
夕方、庭先のおいなりさんに煮干しをあげた。 次の日見たら煮干しはなくなっていた。 ダーの家の庭はネコの通り道になっている。 誰かキャッツが食べてくれたんだと思うと、嬉しくなった。
父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥
レイ
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