昨日から父(ハラムランランの彼氏)宅に宿泊中。
「ちょっと!ユキ!!」
とハラムランラン言うので、玄関から外を見るとボタボタと雪が降っていた。 すこし扉を開けては そとのしろいろを見てはしゃぎ、 またすこし扉をあけて その景色を確認。
閑静な住宅街はまっしろ。
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ひざのうえ。
駅前までハラムランランらに送ってもらった。寒くて白い景色は、好きな人たちと歩くと あたらしいしろいろはひどく新鮮で。 最高に美しくて楽しい。
雪の影響でどの電車も遅れた。 もともと予定していた時刻より遅く電車に乗ったし、電車も遅れて、そのぶん帰る時間も遅くなった。
車内は暖房がついていても寒い。 足が冷たくなり過ぎてビリビリしてきた。
改札にダ−が待っててくれた。 誰かが待ってるっていいな、と思うのは今日みたいな日。
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夜から実家へ。 お母さま達は温泉宿で正月を迎えるため、正月留守番。
私は編み物、ダーはテレビとゲームをしながら だらだらと明け方2、3時すぎまで起きて眠った。
年が変わって、2004年をふりかえると、 猫とお日様とダ−。な毎日だった。
なんて。 なんて、優しい一年だったのだろう。
そんなこと想ったら、 あたたかい気持ちになった。
渋谷の街はびっくりするくらい汚くて、 にぎやかで、キラキラしていた。
初めて渋谷に来たときは 京都の街とちがって アスファルトがゴミっぽくてで、なにやら臭いなあと思ったもんだ。
そんな事を思いながらマツキヨでマスカラを買ってたら ハラムランランから電話が入って、私はクアトロに向かった。
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私の目当ては“髭”と“メレンゲ”のライブだった。 初めて“髭”を観た。やられた。殿方のおかっぱ頭、イイ!最高。 “メレンゲ”は聞きたかった曲が聴けて、2バンドでおなかいっぱい。
ビールを紙コップ1杯のんだら眠くなってしまって、 残りのバンドの音なんか頭に入ってこなくなった。
イベントの途中でクアトロを後にし、 お腹が空いてきたので女子3人でスープ屋へ行きディナー。 久しぶりにひととたくさんお話をした。
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夜は父(ハラムランランの彼氏)の家に お世話になった。
あいかわらず、ふたりとも寝つきがいい。 と、思っていたら私もいつの間にか眠ってしまった。
昨日は明け方帰ったので、 今日も午後まで寝てた。
起きて、ダーはゲームを始め、 私はコーヒーを煎れたり洗濯したりPC立ち上げたりしながら、 なんとなく着替えた。
私にはリストがあって
「買うもの」 ・カーテンを吊る金具 ・カーテンランナー(レール上を左右に動いてカーテン自体を吊るもの) ・靴底のゴム ・ネコ砂
ネコ砂以外は100均で用が足りる。 ふたりで「赤まる」へ行った。
買い物が終わって、出口でくじびきみたいなのをやってて 私が引いたらハズレだった。 ダーが引いたら「2等」だった。
わ。「2等」だって!!!
「オーディオ電化製品が景品です。」 とくじびき係のオニイサン。
ちょっとキャキャキャとなった私たちに、オニイサンは説明をはじめた。 4万相当の電化製品が後日届きます。これは有線で…
有線??
私たちは内心ちょっと引いたんだけど。 少し説明を聞いて、お断りした。 月額6000円で有線。CD2枚ぶん!とかオニイサンは言ったけど。 いいような、悪いような。
陰と陽。
そのあと、ダーの希望により漫画喫茶へ行った。 受付したら、先月に漫画喫茶で抽選キャンペーンしてたのが当たってた。 アロマキャンドルと入浴剤3回ぶん。 いらないような、悪くないような。
でもなんか、ちょっぴり嬉しかったりして。
今日は微妙に当選する日だ。 運がいいのか悪いのか。
「今年のツキ」の余ってたぶんが今日やってきたって感じ。
ダーは実家の倉庫を改築して隠れ家をつくる計画をたてている。 年内にどうしても計測だかなんかが必要だから、ちょっと行ってくる・と、 手伝ってくれるという友達に呼びだされ 正午すぎ、出て行ってしまった。
「すぐ帰ってくるから。」
と言った割には帰ってこない。
3時。帰ってこない。
4時。帰ってこない。
最近「帰ってきて」と電話するのがイヤになった。 いつものことなので。 自主的に、自分の意志で早く帰ってきて欲しいから。 今日も電話しない。
無性になんか作りたくなってきて。
過去ヤフオクで買っておいた デットストックのカーテン生地を使うときが来た。
でも今日はややこしいのイヤだから直線ミシンでダダダダダ。 クッションカバーふたつ縫った。 夕方が始まっている。
ダーは帰ってこない、どうせ麻雀でもやってるのかなあ。
クリスマスなのに、麻雀。 まさかね。と、言えない所が苦しい所だ。
部屋のカーテンを外した。
思いきって、南の窓に、カーテン。やってみよう。 幅300.丈178を作る。 テント作ってるみたい、ごわごわして大変。
ちょっと歯をくいしばるようなキモチで直線ミシンでダダダダダ。
ついでにカーテンレールの旧くなったランナーも変えて。 ネジしめなおして、メンテナンスなんかやってみたりして。
カーテンというか、窓そのものを仕上げても。 ダーは帰ってこない。
あたらしい、まオレンジ。 手のひらくらいおおきいお花柄なの。
クリスマスにひとりってひさしぶりだ。 ダーから、連絡もこないし。 私、ミシンやってるけど 内心では結構待ってたりして。
電話が来たのは夜10時、案の定。雀荘に。いた。 ずいぶんいい時間じゃん。
「いまから飲みに行かない?雀荘の友達と一緒に。」
は?…どっちでもいいけど
「イヤだったらふたりで飲みに行こうよ、とりあえず今から帰るから」
………………うん。
電話を切った。 なんか。すっっっごく。納得行かないんですけど。 クリスマスって恋人たちのものじゃないんですか?? 私たち、【一応】恋人ですよね。
テレビの中のカップルは電話でどっか予約したり チケットとったり、プレゼント用意したりして、 なんか。はしゃいだりしてるんですけど。 「クリスマス」と名のつく日は 愛する人と過ごすためにあるんじゃないの?
私は、いちにちひとりで。 地味に。派手なカーテンなんか縫ったりしてて。
あなたは麻雀ですか???
なんか楽しくない。 こんどは私から電話した。
あのね。帰ってこなくていいから。友達と楽しんできて。
「えっ、だって今日は…じゃあ、いちど帰るよ。 お家でまったりしてもいいし」
帰ってこようとするダーを断固阻止した。
今日。クラブ行ってくるから。
ダーって、史上最悪の彼氏。決定。
なにやってんの??
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イベントはハウスとジャズ、ついでにロックもチラとかかるようなものだった。 2時間くらい満喫した。飽きてきたから帰ることにした。
帰るときに女の子ふたりが来て
「あの、楽しかったです。」と言った。 私が好き勝手に踊ってたから。自分達も同じように楽しめました。 ありがとうございます。
ですって。きゃ。女の子にモテて本望ですわ。 連絡先は交わさなかったけど。 だって若すぎるんだもん。お洋服がcancan.vivi系なんだもん。 ミニスカートにロングブーツですよ。しかも「黒」ですよ。 でもなんか嬉しかったので、ちょっとお話してなげキッスして帰って来た。
ああもう、なんか男に産まれりゃよかったのか。わたし。
ちなみにこのカーテンは実家の倉庫で ボロみたいに扱われてる所をもらってきた。
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雀荘仲間の家までダーを迎えにいった。 ダーを誘った友達は雀荘の新人さんで、私の存在を知らなかったのだそうだ。 なんかいい人そうなひとで。一生懸命ひらあやまりに謝ってくれた。
「気にしないでください。私は私で楽しんできましたから。(ニコ。」
悪いのは彼じゃなくて。 ダーだ。本人の意志が「私」にないところだ。
私に聞くまでもなく今日は友達の誘いは断るべきだったし、 そもそも雀荘なんか行くべきじゃなかった。 例え、今日なにする・とか約束も予約もしていなくても。
私と 本当に一緒に過ごそうと思っていたら、 スグに帰ってきてくれてるだろうと思う。
でも私は、「恋人達のクリスマス」と「私が過ごしたクリスマス」について ダーに何もいわなかった。
「ダーってば、史上最悪の彼氏ね。」
とだけ、言った。 それだけ。
ダーは、ほんとうにいつか、 麻雀でなにもかもを失うだろう。と思う。
お金とか資産とかじゃなくて、もっと大事なもの。
Mステを見た。
平原綾香と林檎ちゃんにドキドキした。 この人たち、うたうたいになれて本当によかったなーと思った。
nobodyknows、?、という新人?もよかった。 ステージ1本勝負!精魂込められている感じがとても伝わってきた、 とってもいいライブだと思った。
メジャーになってスグのライブってだいたいいい。 でもステージ慣れしてくるとペース配分というか これくらいでやっておこうみたいな賢さがでてきて 画面を通して伝わってくるものが見えなくなるアーティストが多い。 それとも、何かを失ってしまうのかな。
すごく一生懸命「自分たちのステージ」している感じがあった。 好感◎。
林檎ちゃん見たさにテレビにかじりついてたので 10時すぎまでひっぱられてしまった。なんてこと。 テレビ見すぎ。
残りはどうせBZとかグレイとか浜崎Aとかなんだろうから 林檎ちゃんが終わったらテレビを消した。
テレビの前で手紙を書いたり 落書きしたり
便座カバーのゴム変えたりしながら
…色気もないイブ過ごしてる。
ダーは日付けが変わる頃帰宅。 鮭と水菜のクリームパスタを作ってふたりで食べた。
今夜も「メリークリスマス。」で乾杯。
これで充分。しあわせよ。 お仕事お疲れサマなのだ。
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林檎ちゃん普通の人ぽかった。 初期の頃のような演じ的キテレツ感をわざと避けているようにも感じた。
誰とも違う自分、をある意味手にいれた林檎ちゃんは もっと別の“誰とも違う自分”を手にいれようとしているのかもしれない。 と、思った。
バンドになって寂しい思いをしているファンも多いらしいけど 私は、林檎ちゃんはソロでできること以上のことをやりたいから バンドで音楽やりたいと思ったんじゃないかなと思った。
すごく楽なキモチで自分を表現している林檎ちゃんも素敵だと思った。 彼女の声が脳内に流れてきて、泣きそうになった。 どきどきした。 これがホンモノというものだと思った。
画面を通じても「ライブ」できる、 彼女はやっぱり素敵なアーティストだと思った。
椎名林檎というウタウタイがいる、 この時代に産まれてよかったと思った。
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・携帯電話の機種変更をした。 ・掃除機をかけて 夕刻、スーパーに買い物にいった。 クリスマスケーキが安くなるのを待ってみることにした。
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きたないことばや よくないそうぞうは ちくせきして わたしのからだをむしばむ
きょうも わたしはよごれてゆく
ダーは22日よる飲みに行き、深夜3時ご帰宅。 飲んでるのでお迎えに行った。
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午後起きて、昨日ダ−が置き去りにした車を取りに行き、 そのあと蕎麦を食べに行った。
大きなえびの天婦羅が2本乗ってて、 それが有名な「八幡庵」へ。
注文すると おお!と 思わず唸る大きさのエビが2本のっかったお蕎麦が来た。
まじでエビがでかい!
でも。おつゆは市販のめんつゆみたいな味で、濃かった。 でかいえびのころもがどんどんおつゆに溶けて 濃いつゆにころもが増殖して行く。
でかいエビ天を「食べる」というより 「やっつける」という感覚になってきた。
そのうえ麺がちょっとゆるいのだ。
く。くるしい。
私たちは半分も食べれないで出てきた。 1300円もとっておいて、こりゃないよ。
私たちが店を出る頃、盛況になりあとからあとからお客さんが来た。 みんな本当にこれを美味しいと思って食べてるんだろうかと すごく疑問を感じた。
ダーと もうあそこには行かないね。と、 両者協議の上、決定。
そのあと 住宅街を無意味に無謀にくねくね走りドライブ。 知らない街の作りは難しい。
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帰ったら ちょうど月のモノが来た。
私はいつも生理前になると 気が高ぶり、イライラする。
今回は そういうのが 全くなかったので ぜんぜん気付かなかった。
昨日の異常な程の物欲は、 それが理由だったのか。と、
妙な納得はしたけれど。
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12時になって ダーが
「メリークリスマス」
と、言った。 私も
「メリークリスマス」
と、言った。
いつもの部屋に、 なんか ちょっとだけ特別な空気が流れてきた。
2004年12月22日(水) |
★ ゴキゲンなおかいもの |
わ。 今日もとってもいいお天気。 うふふふふ。 うふふふふふふふふふ。
ご機嫌ついでに遠出。
見て、浅間山も。 ゴキゲンな煙ふかしてる。
お代官さま。
か…買い物しすぎた。 無印へ行き アディダスへ行き ナイキへ行き
そのあと 帽子屋と 靴屋と
外からみた赤に惹かれ MKミッシェルクランに入ってしまった。
そして入った店で何か必ず、 何か買ってしまうのだった。 もう歯止めが利かない。
脳内が物欲に犯されてる。
本当は、ダーの会社用のスニーカが欲しかったので行ったのに。 それ以上の成果をあげてしまった。
アディダススニーカ×4 ナイキスニーカ×2 素敵なお帽子×2 MKミッシェルクランコート×1 ツモリチサトブーツ×3 無印まくらカバー×2
おお!大漁じゃ!!!
す。すいません。。。。
物欲に征服され。 欲しいものを制覇した気分で。
なんだか久々な充実感を味わったりして。 物欲を満たすってこういう感覚。忘れてた。
その裏で 支払いのこと考えておびえてたりして。
脳内がおかしくなってきて。
買いすぎ。買いすぎ。買いすぎ。
買いすぎて。
変な笑いが止まらない。
ひさしぶりにオシャレな買い物をした。 全盛期以来の買い物っぷり発揮。
充実!!! というか、ちょっと病んでるような気もしてきた。
大きな袋を手一杯もってると、 何処の店員さんも優しい。
2004年12月21日(火) |
★ 誰か愛しいと思ううちは手を離さない方がいい. |
ほんとうに手を繋ぎたくなったとき、
もう出会えないから。
なんであれ 手を繋いでいる、 それ以上に 強い結びつきなんてないのです。
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午後のおわり.さむざむとあわい青のそらに.しろい月がのぼる.
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白昼
午後のおわり さむざむとあわい青のそらに しろい月がのぼる
夜もはじまらぬうちから 誰に会いに来たんだか
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●晴れ、今日は秋のように暖かい。 布団を干してシーツを洗い、他にも洗濯物を数回まわす。 掃除機をかけたらすっきりしてきもちいい。
抱き上げたターリンの肉球をふにふに。 きちんとお手入れした爪をみて、昨日のキジ猫の件を思い出した。 正直、ドキッとした。
我が家のネコズの爪は常に手入れされる。 とてもじゃないけど、外の野良猫には勝てない。 生きる事に対する意気込みだけじゃなくて。
この爪が。 勝つことが生きることにつながるような、 そんな経験を必要としないので。
ごめんね。 後生大事にするからね。
抱きしめる手に力がくわわる。
●昨日のママお帽子を発送した。
それから発送用の袋がなくなったので買いに行った。 包装紙って、なんか好き。
●この数日ヤフオク徘徊。 必要なような、どうでもいいような買い物をしてます。
・CD2枚 ・携帯電話(いまのがもうすぐ壊れそうなので ・501(持ってるやつが相当くたびれてるので、同じく旧いものを探した ・定価7000円の化粧水(憧れの。
合計で1万くらい。安く買い物はできたけど。 もっと違う使い道もあったかなあと思ってみたり。
●軽井沢アウトレットへ行こう!と意気込んで 一応ネットで調べたら今日が月に一度の休館日である事が判明。 よりによって今日が休みだなんて。
いや、休みの日に行きたくなるなんて。 自分に対する挫折を味わう。
もしかして はじまりからそこにいた? -------------------- ゆめをみた。
・子猫の夢。
ベランダに続くサッシが開く音がして、ネコズ(主にターリン)が勝手に開けたんだなと思う。慌てて起きてベランダに出ると ホタちゃんくらいの子猫がいてネコズとむつましく遊んでいる。何処から来たんだろう。ベランダつたいに、他の部屋からかな。とにかく部屋に置いてあげるためノミとりシャンプーをしよう。と浴室へ連れて行こうとした。
・聴覚だけ現実にかえったようなゆめ。
寝ていると台所の方でガサガサとネコズ(主にターリン)がよからぬイタズラをしている音がするが体がめざめない。一生懸命 起きよう目覚めようと脳内で葛藤して、やっと口をひらくことができた。ネコズを叱る。 「駄目っ。」
寝ていると部屋に入ってくる足音がして、制服と靴下を着たダーの足もとを思う。午前中、ときどき突然ダ−が仕事ついでに寄ってくれるので 今日もソレかと思う。…こっそり朝寝している事がバレてしまった。ごめん。と、いう気持ちと、ダーが来て嬉しいという気持ちがまじりあう。
目が覚めて、ああ夢だったのか・と思った。
いわゆる、馬乗り。 ターリンは人の背中とかお腹とかが好き。
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木曜日ママから電話があった。 話のなかで、
「わたし、洗濯物を干す時 ベランダで帽子かぶってるよ」 (まさにこの帽子。→)
と言うとママは笑った。
ママの笑い声には、かわいいと可笑しいが混じっていて それがなんか優しくてくすぐったくて照れくさくなった。
ママにはソバカスがいっぱいあって、 幼い私はそれがなんか許せなかった。 でも、最近ソバカスが…きっと私もそうなる、 「…と、イヤだから。」
とか言い訳すると
「ああそうだ、ママに帽子編んで。」
とママが言った。
「うん分かった。 でもすぐじゃないと思うから、(来年かもという雰囲気で) 待っててね」
とあんまり期待できない解答をしておきながら。 電話を切ったあとすぐ毛糸買いに出た。 その夜にでも編んでしまいたい勢いで。
できた。 ママのご希望の黒いろお帽子。 -----------------------------
うちのマンション周辺で子猫が増え、見かけない猫が増えた。 顔なじみの猫さま衆と会わなくなった。
今日午前中、 ナワバリ争いをする猫の声がしてた。
同じ声が午後にもしたのでベランダから階下を見ると 声の主は、まだ半年くらいの黒い子猫だった。 目を凝らすと同じくらいの大きさのキジ猫がそこにいて、動かない。 黒猫はさらに声を荒げる。
私はすぐに階下に降りて マンションの裏にまわり猫らの所へ向かった。 黒猫は私に気付きさっと立ち去った。
キジ猫をぱっと抱き上げると、なんてことなくつかまった。 キジ猫は耳の付け根から肩にむかって深いふかい傷があって肉が見えていた。
しばらくしてからキジ猫は私に気付いて暴れようとした。 ていうか、ぼんやりさん。
私はこのまま連れ戻って保護する事を考えたが、 キジ猫は子猫だけど大きいので 暴れられると部屋まで辿り着けなそうだと思った。
だから、車の下に逃がしてやった。
やっぱり相手が少しでも大きいと ホタちゃん のようにはいかないなあと思った。
キジ猫が爪をたてたところが晴れてかゆくなりはじめた。 爪をたてたといっても針が軽く肌をかするという程度で痛くもない程度。 野良猫ってやっぱり、いろいろ菌を持ってるんだなあと思った。 ネコズにうつらないよう 何回も手を洗い、マキロン。
キジ猫の首の傷口はぱっくりと開いていて、 化膿してしまったらあのこは死んでしまうんじゃないだろうかと思った。 それから目が少し腫れているように見えたけど。 そのうえ、ぼんやりしてて。さっと逃げればいいのに不器用な子だったなあ。 …野良猫に向かないなあ。
外猫・野良猫は生きるか死ぬかなのだ。 キジ猫の傷口に、殺伐とした厳しさを想った。
ウチのネコズなんて平和すぎ。
この周辺は気の強い子猫が多くて、成猫もたくさんいる。 やっぱり連れ帰った方がよかったかなあと思った。 しんぱい。しんぱい。
ホタちゃん、と言えば今日のキジ猫と同じ模様だった。 もしかして腹違いの兄弟かな。
次回から猫を包む柔らかい布か、キャリーを用意しようと思った。
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★ギャグセンス?あふれる猫サイトを発見!!★
2004年12月19日(日) |
★ あまいものがあれば世界は平和 |
きのうぶんと更新しました。
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源泉100%かけながしでイイ!と評判の 「砦の湯」へ、ダーと行った。
松井田から山を目指し細い道をのぼっていく。
“ろうばいの里”の看板ばっかりあって、 狼狽してしまいそう! …“老梅の里”ですから。残念。なんて。ひとりノリツッコミ。
近くなって、やっと看板があった。 その先に こじんまりした建物があって、 横には山水を引いてつくられた池が3つあり鯉とカモが住んでる。 みわたすところ山と森。
なんだかとっても善い所に来た気持ちになった。
館内は民間の温泉にしては趣味がよく綺麗。 変に和風に片寄る訳でもないし ごちゃごちゃとイランものが飾られている訳でもない。 (民間の日帰り温泉は見苦しい施設がたまにある) めっちゃハイセンスでもないけど、居心地のよい空間。 すごく程よい。
ちいさな内湯と外湯がふたつあるだけのシンプルな浴場。 でも本来はこれこそが温泉なのだと思わされた。
お湯はぬるく、入ったとたん するするとありがたい湯に包まれてスベスベになった。
なによりも気に入ったのは、露天風呂で。 露天スペースに赤いキノコのオブジェが幾つかあった。 ナゼニキノコ!??と思ったが可愛いから許す。 こんな温泉初めて。うん、イイ。
ただ、お湯を本当にそのまま浴槽へ引いているのでぬるい。 雪が降るような寒い日は露天に入れないかもしれないと思った。
今までいきつけのお湯は「峠の湯」だったのだけど 乗り換えてもいいかなー。。。なんて。
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帰り道、シャトレーゼでチープにデザートを買った。
それから回転寿司食べて帰った。
好きな人とおでかけして お湯でちょっとほぐされ&ほっこりして 甘いものもばっちり装備、 で、おなかいっぱい。
帰途、私は なんていうか、満ち足りたきもちになった。 こういう感覚、すっごい久しぶり。
「ねえ、なんか久々に充実してる、毎週末こうだといいのに」 と、ダーに言うと毎週そうじゃん!と言った。
ぜっっったい、そんなことない!!!と思ったので ふたりで先週末がどうだったか思い出そうとしたが 記憶が午後半ばまでで切れている。
「きっとこうやってふたりでどっか行ったよ。」
そうだったかも???。。。
「ほらね。毎週こうだよ。」
とダーが言った。 私は(そうかなあ、そうかなあ。。。)と思ったが、全く記憶がなく、 話はそれでまるく終わった。
ところが、だ。 さっき先週末の日記を見たら最悪だった。 「ほらね。」と言いたいのは私の方だった。
しかし、人間は都合よくできているもので。実感。 もっとも辛いと感じた記憶こそ、抜け落ちていた。
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ふたりで重ねてゆく日々の生活で
どんどん私のこころは更新される。
ダーは 昨日の会社帰り電話をかけてきて 「王子とご飯を食べて帰る」 と言った。
うんわかった。 いってらっしゃい。 で。 「遅くなる」の連絡もなしに ご帰宅、早朝4時。
もうフテ寝シカト。
おかえりなさい、も 言ってやんない。
いつか私も連絡なしに 朝、帰ってやる。と、 布団のなかで 復讐を誓ったりして。
朝、目が覚めてちゃぶ台の上を見ると個展の葉書があった。 目を通すと王子のモトカノの個展だった。
王子は私も知ってる女の子といまいい感じで、だから。なんか。 この葉書の存在はマユツバものだった。 王子と王子モトカノの間に線が引かれる。
まだ繋がってるのかなあ。
王子と王子モトカノの交際は11年続いた。 私がふたりのことを知った時には、もう末期で あんまり幸せそうじゃなかった。王子が。
でも例え幸せばかりじゃなかったとしても恋人の過去は気になる事であって、 それが11年も続いてきたものだとすれば彼女にとっては脅威的な存在になる。 気にするだろうなあ、こういうの。と思った。
ダーが起きてきたので、王子モトカノが飲んでる場にいたのか聞いてみた。 それは違うようだった。
同じ夜、王子モトカノは違う場所で新しい彼氏と飲んでいた。 その場にたまたま居合わせた友達に葉書を渡し、 王子に渡すよう言ったのだそうだ。 「あとからおいで。一緒に飲もうよ。」という王子宛の伝言付きで。
交際の結末、別れ際には 王子が泥をなめるような気持ちを味わったのだろうと察している。
新しい彼女の存在を 王子モトカノが多少は面白く思ってないのだ、とも思う。
モトカレ と 新しい彼氏。 自分 と モトカノ。
この溝を眺めながらお酒を飲むなんて。できないなあ。 王子が傷つく事をわかって誘ってるのかなあ。
自分が相手を忘れるのは構わないんだけど 相手が自分を見なくなるのはイヤなんだ。
…なんて。妄想です。
私は基本が意地悪なので。女の意地悪心理を予想。 ついでに私の詮索好きなこころがうごく。
女のプライドがチラリと覗く、 そんな意地悪をかい間見た気がした。
私は彼女の心配をやめて、王子のことを案じた。
王子のモトカノは、 鼻が高くて色が白くて目が大きくて、それはそれは美しい。 そして金持ちの娘で高飛車でプライドが高く性格がキツいらしい。 (あんまりいいウワサは聞かない。)
王子モトカノとつきあうって、 美しくて傍若無人な猫を飼うようなものだな。 気にいらない事をすれば容赦なく爪をたてられる。
女王猫は今宵誰を主と思うのだろうか。
ほんだなのうえ。 ネコ専スペース。 ---------------------------
ケンタッキーではマグカップ付きのセットというのをやってて、 このマグカップがすっごくいい。デザインがというより、サイズが。 私はお茶ガブのみ生活なので でっかいのをいつも探している。 陶製ビアジョッキくらい大きいもの。これがなかなか出会えないものなのだ。
出会いを感じたジャストサイズなマグだったがうっかり割ってしまった。 同じものを求めてケンタッキーへ行った。 個数限定なのでもう終了していた。がっくり。
仕方なくチキン買ってお店を出た。
そのあと、新しい駅を見に 安中榛名駅へ行った。 駅は街からずいぶん離れていて、生活密着型とは言えない所にできていた。 こじんまりとした、綺麗でプチゴージャスな構内はガラガラで。
私たちは待ち合い室に入り込み 缶ジュース買ってチキンを食べた。 まわりは数台だけ駐車している車と。空と、大地。 人気のまったくない駅に夕暮れがはじまっていて、
「なんか正月みたい」
と、ダー。妙に納得。
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帰ったらダーはゲーム、私はPC。 日付けが変わる頃、郵便局へ行くついでにマクドナルドへ。 いまダーが好きなナゲットが安いキャンペーンなので。 ちょっとおなか空いていたので今月安いバーガを2個買った。 バーガー2個+Sポテト1+ナゲット2箱=ふたりぶんの夜食で¥600。 うわ。マクドナルドって安いよね。 そのあと明け方4時頃、寝た。
夜ジャンク。昼もジャンク。太りそう。
2004年12月17日(金) |
★ 041205、深夜あめ |
たった一日だけ友達の古着屋を手伝った日があって、 お店に入って来た彼に人生でにどめのひとめぼれをして、 お家に帰って「コレは恋だ」と思って、 名前も知らないそのひとに出会いたくて猛烈アタック。 4年後の冬までつきあいました。
出会って5年めの春、 私の誕生日にその人は 色いっぱいのフルーツケーキと色鉛筆を持って私の所へ来てくれた。 でも、私は彼を許すことができませんでした。
私は、誰かを許したり 何か受け入れるということに欠けていました。
あるとき、彼は手紙をくれました。 ごめんなさいごめんなさい、ありがとうこれからはふたりのことを大切にします、ごめんなさい…と丁寧に書かれていました。一生懸命書いたり消したり考えて書いてくれたことは明白な手紙でした。 私はさらっと読んで、なんとなく それをゴミ箱に投函してしまいました。 なんてことでしょう。
あとから その彼にありがとうと言いたくなったけれど、 その手紙に出会いたくなったけれど、 もう、遅いのです。
私は その人のことを、やっぱり好きだと思って、 だけどもうその時 彼には新しい生活と新しい環境があって、 どうやら私がその場所へ参加することは出来ないようでした。
いま、つきあうとかつきあわないとか、 その人にとって自分の存在が特別だとかそうじゃないのだとか、 そういう事は、もう関係ないと思いました。
私は彼のことが大好きで、その事を大切にしたい。と思いました。
「私、いまが最後だと思わない。 5年後でも10年後でも、その時が来たらつきあいたいと思う」
と彼に言いました。
しばらくして私たちは 男と女の関係のない、 恋人時代の延長みたいな「友達」関係になりました。 私たちはもともと関係が少なかったので何も変わりません。 でも変わらない、と思っているのは私だけだったかもしれません。
バレンタインの日、私は彼にクッキーを焼きました。 そしてこころからすきなひとにだかれました。 私はこころからすばらしくしあわせだとおもった。
だけど 私が彼の特別なひとになることはありませんでした。
悲しかった。 いとしくもないくせにあいされたことが悲しかった。
私はそれでも彼を好きでした。 私はそれでも彼をずっと好きでした。
途中、誰かに恋したり、 ちょっとだけ恋人ができたりしました。 だけど しばらくして恋の魔法が解けると 彼のことをやっぱり好きだ、この人じゃぜんぜんだめだ、と 目が覚めたような気持ちになりました。
今の彼氏と出会っても 最初の1年は彼のことを想ったりしました。 それからときどきは思い出す程度になりました。
私が目標とした5年が過ぎて10年後に向かって時間がながれています。
だけどこの傷は眠る事があっても死ぬ事がありません。 ときどき じくじくと血が流れるのです。
彼と出会った時から12年めになろうとしています。
これまで、私たちはときどき電話で話したり会ったりしていました。 でもその頻度もどんどん減ってきました。 ここ数年では3ヶ月に1回くらいの割合で電話があったりなかったり。
連絡があったり会ってくれたりするときに もしかしたら、今が「つきあう時」なのかな、と思う事もありました。 でも私は彼氏と別れてまでつきあうという気持ちにはなりませんでした。
今夜電話があって、 夕方、久しぶりに彼のことを考えていたので
「ちょうど今日あたり電話しようと思ってたの」
とほんとうのことを言うと
「そんなこと言うなよ」
と彼が言いました。
わたしたちのみちすじは、 ほんとうにまじわることがあるのでしょうか …なんて。
もう私はこんな遠いところまで来ていて、 彼は新しい仕事と新しい仲間と生活があって、 私たちは別々に過ごした記憶をそれぞれ持ち合わせていて、 もう、同じではないのです。わかってる。
かけがえのない人とこんなに幸せな生活をしておきながら、 私はこんなことで ときどき血を流しています。
あ、いま。 深夜の街に雨が降ってきました。
甘えているとき。 背中がこんもりまるくなる。 ----------------------------
ダーは帰ってくると、怒ってイライラしていた。
もう、家計は任せられん!! 通帳とカードを 返せ!
と言った。
「どうしたの?お腹すいてイライラしてるの?」と私。
…ダーの携帯が止まってしまったのだ。
先月引き落としが出来なくて、 月初めに払い込み票が来てたのに、 支払うのをすっかり忘れてた。
なぜ先月引き落としが出来なかったかといえば、残高不足な訳で。 私のやりくりが下手くそだからだ。→だから、来月からダーが家計を握る! というのが、ダーの主張だった。
私は群馬に来てからというもの、 節約してるって訳でもないけど無駄遣いもしない。 たまにささやかな買い物をする。その程度。 だけど、やりくりとなると別で。 脳内計算がヘタクソなのだ。月末はギリギリ。
私が電話でお話するのが苦手であまり電話を使わないせいもあるけどダーの携帯代は私の倍ちかくある。私は、ちょっと高いなあといつも思う。ムダな長電話が多いのだ、女みたいに話してる。これが普通なのかなあ。それと、ダーのお小遣いは 私たちの収入の割には高い。そんなに家計のことが心配なら、自分の無駄を減らして協力して欲しいなあと思う。(たまに黙って自分で携帯代を払ってしまうとか、そういう男っぷり見せて欲しいなあ。)
いつもお金の話になるとこういう主張で話が進む。 私たちは、つつかれるとイタイところがお互いにあるのだ。
そして保身にかえったダーをまえに。 結論をださずに話を終える。
毎日仕事の事を考えて、家計の事も考えるのは大変な事だろうと思う。 卵買うのもお豆腐買うのも、お野菜買うのも、できるだけ美味しいものを安く。 そういう ひとつの仕事なのだ。それ全部ダ−がやるというのだ。 無理じゃないかなあ。
で、今日は私が悪かったので、 お風呂からあがって
「いつでも支払えると思って、先延ばしにしてた。ごめんね。 次からは引き落としがたとえできなくても、 次月の支払票が届いたらすぐに振込むようにするから。」
と謝った。 ダーは もういいよ、と笑った。 優しかった。
あくび。
今年を表わすひと文字が「災」になった。 次々来る台風、地震、また地震。 天災続き。
テレビで清水さんのの住職が「災」とおおきく描いて、 鎮魂とかそういうものが込められているような気がした。 「災」という字が、力強くて優しかった。
その文字がすばらしく生きていたので 感動して 泣いてもいい気持ちになった。
被災地で冬を迎えるひとびとのことを思って、 今年の冬があたたかくてよかったと思った。
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きのう、こうやってラブMacちゃんと向き合っていると 台所の方でパキパキ音がした。
あー、ネコズのいたずらだなぁ。と思って室内を見渡すと 視界に台所を伺うハナちゃんが居た。 犯人はターリンか? …ところがターリンは私の背後で。目を細めていた。
んん?
異変を感じ台所へいくと、コンロ周辺で炎があがっていた。 黄色い火がまるでちいさなエイリアンのようにうねっている。
お茶を火にかけて、そのままだった。 コンロ周辺のものが炎の餌食になってた。
慌てて吹き消した。 壁紙を少しだけ焼いてしまった。 がっくり。
- - - - - - - -
先週から、コンロ周りの汚れが気になっていて そろそろコンロを持ち上げて掃除しなくちゃなあ、と 思ってなんかひっかかってたんだけど。 面倒臭くて。ずるずる延ばしのばしにして今に至る。
「しなくちゃなあ」という気持ちは、 「やっておいたほうがいい」ということなんだ。
実感。
きっとこの火事、本能ではヨカンしてたんだわ。 今日は コンロまわりにアルミの壁をつくらんと買い物にいく。 帰宅後、コンロを持ち上げ この1m四方のスペースを1時間ほどかけて大掃除した。
私はアパートひと部屋をまるまる火事にしたことがある。 火事が未遂に終わったことも何度かある。
だから、ヤカンはかわいいのじゃなくて 実用的な笛吹きケトルしかダメで、 でもケトルも役に立たないこんなボヤで。
私の所にも「災」がきた。
どきまぎした。 ためいきがでる。
-------------------------- お手入れしあっている。 らぶりー。 …毎度のパターンでいくと、このあと ターリンがハナちゃんの耳かうなじに噛みつき、 一瞬ハナちゃんがフリーズする。 そのあとハナちゃんのネコパンチが炸裂し、 2匹の追いかけっこが始まる。 ・ハナちゃんは寝ているターリンに相手をして欲しい時、 ターリンが起きるまで心を込めて舐める。 ・ターリンは寝ているハナちゃんに相手をして欲しい時、 ハナちゃんをちょっとだけ舐めてそのあと。 ガブ。と噛みつき ムカ。とさせ 気持ちをあおる。 でも最初はこんな感じでラヴリーな所から始まる。
私たちに対しターリンは、
・私に遊んで欲しい時は 私の手に軽く歯を立て、私が「あっ!」と思った時には走り去っている。 もしくはアゴをすりつけてくる。高い声で呼ぶ。
・ダーに遊んで欲しい時は いきなりガブ。と噛み「んにゃ〜ぁぁぁぁ。」と挑戦的な泣き声で鳴く。 その際、尻尾でパタパタと床をたたく。 もしくは、無理矢理ダーの手を敵と見立ててとびかかる。
ターリンが噛むと強さに関わらず「イタイ!」と私が高く鋭く叫ぶので、 私には痛いイタズラをしなくなくなってくれた。
2004年12月14日(火) |
★ おとなりさんは最強 |
昨日の電話で 「明日はパパの誕生日だからね。 電話でもしてあげたら、メールでも。」 と、ママ。
今日はパパの誕生日でした。 何もしませんでした。
きっと新しい奥さんと弟でケーキなんか囲んでるだろうから。 たぶんそれで充分なのだから。
そっとしておく。
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もうすぐクリスマスですね。 あちこちで恋人成立のヨカンオカン。 テレビも雑誌もいろめきだってます。 こっちは雑な作りの田舎なので殺風景です。
●おとなりさん
1)----------------------------------------------
おとなりさんは、アパートの駐車場の、 駐車場でない部分に微妙にコワモテな車を停めている。
先日 住人でない人が廊下にいて、話し掛けられた。 おとなりさんの車にこすってしまったのだという。 逃げればいいのに、と思ったが その、人がよさそうなおっちゃんは本当に困っていて …というのも呼び鈴を押しても おとなりさんが出てこないので。
仕方なく「置き手紙でもしたらどうですか」とノートとボールペンを貸してあげた。ささっと書いてくれたらいいのに おっちゃんはチンタラ書くもので私は寝巻きのまま廊下で立ちんぼうするハメになった。ノートじゃなくて紙きれ1枚にしておけばよかったなあ。と思いながら ヒマだったので
「…ときどき、あるんですよ。こういう事故。」と私が話し掛けると 「車が入ってきたから、通してあげようと思ってバックしたら こすってしまって…。。。」と、弱々しく、おっちゃん。
私はおとなりさんの車のせいで自分の場所に停める手間がかかっている。 ちょっと迷惑だなあと 思っていたので
「でも、駐車スペースじゃない所に停めて傷つけられても、 何も言えませんわねえ」
と本当のことを言ってしまった。 おっちゃんは それには答えなかった。 無言だった。
すると、だ。
「なんですかぁ〜〜〜」
と、おとなりさんの玄関が開いた。 なーんだ、居留守じゃん。
私は おっちゃん渾身の手紙ページをちぎって、 人のよさと恐縮で不器用にあたふたしながら車の説明をするおっちゃんに渡した。
何度もチャイム鳴らしたのに。 おっちゃんと私が廊下で立ちんぼうしてけっこう経つのに。 おとなりさんの居留守に、私、つきあわされてるのに。 今頃出てきて、「なんですかぁ〜〜」はないよなあ。
でもでも。 おとなりさんの姉ちゃんは 積み木くずし”を彷佛とさせる濃さのがっちりメイクだった。 「なんですかぁ〜〜〜」は、((文句あっかゴルァ!))な迫力があった。
私は理不尽さを感じながら キャットが耳を伏せてる時の気持ちになって、 そそそとその場から逃げた。
2)-------------------------------------------
私の部屋は角部屋で隣が階段なのだが アパートは鉄筋なので階段のものおとが部屋に響く事はあまりない。
少し長く起きて、部屋の電気を消して ダーの横に滑り込む。
深夜2時は静かだ。と。
ダン ダン ダン
ダン ダン ダン ダン
ダン ダン ダン
ヒールで階段を登る、力強い足音が聞こえた。 わ。なんだ。と ネコズと耳をそばだてていると
ダン ダン …ダダダァンー☆
その足音は 踊り場でスベった。
クックック…という私の押し殺した笑いが部屋に響く。
笑っちゃいけないんだけど。
この階に今まで、この時間に帰ってくる人やそういう足音がなかったので 新人のおとなりさんかなあと思ったら。
やはり足音は隣の部屋に消えた。 おとなりさんは週に何回か(もしかしたら毎日かもしれないけど) 夜中の2時すぎに帰ってくる。
あくび。
3)-------------------------------------
先日、その時間帯にダーも起きていてふたりで布団に入った。 例の足音がけたたましく登ってきたので
「ねえ、この人 こないだ踊り場でステーン☆☆☆ってこけたんだよ。」
と教えてあげた。 ふたりで息を殺して足音が過ぎるのを待った。
ダダダァンー☆
私たちの沈黙の間に、おとなりさんがコケる音が轟き、
クックック…という ダーと私の押し殺した笑いが部屋に響いた。
笑って悪いなあと思ったので、 罪滅ぼしみたいに 毎日そんなに飲んで大変だなと思った。
おとなりさんは期待に応えてくれる人だった。
4)-----------------------------------------------
おとなりさんは2、3日にいちどベランダを掃除する。 先日ターリンと聞いたシュッシュッという音は ほうきの音だったらしい。 私はすごーくたまにしかベランダを掃除しないので、 えらいなあと思った。
このあいだ、おとなりさんにならって ベランダに掃除機をかけた。
5)----------------------------------------------
今日3時頃、遅めなんだけど洗濯物を干してたら カラッ。と お隣のサッシが開き、おとなりさんも洗濯物を干しはじめるご様子だった。
私は数十分前から布団を干したり 窓を開け放して掃除機をかけたりしていた。
空気は冷たいけど、空も青くて晴れて気持ちいい。
バシッ。バシッ。
と、おとなりさんが洗濯物を伸ばす音がした。 私も(内心、負けずに)洗濯物を干す。 おとなりさんは私に気付いただろうか。 「こんにちは」っていうのも変なので、そのまま続行していると
「コホン」「ゴホッ、ゴホッ」
というせき払いの音が聞こえた。
私はなんだかおとなりさんの存在に畏縮してしまい そそそと洗濯物を終え ベランダを退散した。
ついでに、聞いてる音楽の音も消した。
おとなりさんは最強だった。
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無料で配付されるタウン情報誌にこんな記事があって、思わず感涙。
私が14歳の時は、バカみたいに呆然と漠然と過ごしていた。命の重さについて本当の意味を知る事もなく、平凡に。
この子は14歳にして生きる事と戦っている。
先日得たささやかな生活費の一部をネット振込みしてしまった。そんなことしても偽善でしかないのかもしれないけど。
こんな人にこそ 生きて、 まっとうして欲しい
と、思った。
この画像と日記の下部にリンク貼った、協力できなくても こういう人がいて頑張っている事を知って欲しいと思ったので。 今まではマスコミを介さないとこういうことをひろめる事が難しかった。 ネットってやっぱり便利だ。こういう使い善さがある。
昨日の続き。
気がおさまらなかった私は ダーが寝静まるのを息を殺して待って、 着替えて深夜の駐車場に降りた。
寒くて暗い。 誰もいない。
だけどなんかいそう。 そういう怖さも感じさせる 深夜、早朝。
車に乗って逃亡。
とりあえずガソリン入れて。 お財布を開いたら、五千円札のナンバーが“444222”だった。 うぉ。めずらしい。
ダーに見せたい。
とか、なんか思って。 こんな心理戦の最中に。テキのこと考えるなんて。
そのままあてもなく走りだして、何処へ行こうか考えた。 考えはだんだん自分のことになって、
・私が、いま 意地になって守ろうとしているコレはなんだ。 ・謝ってご機嫌とりをしてくれたダー。口をきかなかった私。 ・朝になって目が覚めて 私が不在であることを知ったダーはどう思うかな。
私は確かに憤りを感じたし 悲しいような怒りの気持ちを覚えたけれど。
私がいましようとしている事は、復讐でしかなくて、 ただのイジメなんじゃないだろうか。 と思った。
悲しい辛いと自分が感じた事を、 悲しい辛いと相手に思わせる事で 表現するなんて、なんておろかな事だろう。
朝 目が覚めて、私がいなくて、 もう私は新しい気持ちを芽生えはじめているのに そんなことも知らず、寂しい思いをダーがするなんて、 かわいそうだ。
コンビニに寄ってパン買った。「あたためていただけますか。」 で。部屋に帰った。
私が相手を想うように、相手が思ってるなんて。 きっと驕りでしかないんだ。
何も求めない。そういう風になれたら、 こんなつまらないことで怒ったりしないんだろうな。
「朝起きて私がいない」という切り札は、 とっておきにしておくことにした。うしし。
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誘われてみたい。。。
午後、買い物に出た。
今日はダーの好きなハヤシライスを作る事にした。牛肉を久しぶりに買った。お酒が切れていたので 新しいお酒も買い、ちょっとフンパツした気持ちになって。
鼻歌混じりで歩く。
新しいよるがうまれようとするこの時間、刻々と空の模様が変化するように私のこころも色を変えていった。 今日は晴れてたので空が綺麗。 部屋に着く頃にはすっかりダーを好きだという気持ちになっていて、脳内はいとも簡単に模様替えを遂げていた。
←ダーが今日から飲みはじめたお酒。 同郷、佐賀県産いも焼酎。 ネーミングに誘われ購入。 “まかいへのいざない”と読む。
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私だけのためにうまれてきた靴下です、 すごいカワイイ!!!うきゃー。
ダーは帰ってくると「おみやげがある」と言った。 それは王子(ダー悪友)のおばあさま作の靴下だった。
私はどんなサプライズよりも嬉しい気持ちになり 幸せで溶けてしまいそうになった。
おばあさまのことは 「いつも靴下作ってくれる、すっごいあったかいんだよ〜」 と、群馬に来てすぐ王子やダーに聞かされた。 でもその冬、私の靴下が作られる事はありませんでした。
ひとの手仕事が好きな私は、 「おばあさまの靴下」がひとつの憧れになってたみたいで。 欲しかったの。ずっと。
会った事もないおばあさまが、 ダーの彼女である私の存在を思って、編んでくださった、 その事を思うと笑みがこぼれてしまう。
なんていうか、 ナントカファミリーの一員になった?そういう気持ちもするする。
サイズはピッタリだった。
シャワーを浴びながら、 うっしゃっしゃっしゃ…と笑みがこぼれてしまう、私なのでした。
こんにちは。 ここ数日分更新しました。
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また夢の恐ろしさで目が覚めた。
私は学生をやっている。同級生の女の子が私を誹謗中傷するメール・画像をいろんな人に送っているというのを聞きつけたので、その子を呼び出した。 その子は明るい灰色のコートを着て、ポッチャリした黒髪おかっぱのメガネブスだった。私はその子のぶさいく加減というかセンスのなさに同情を覚えた。怒りの気持ちをなくし、でも怒っている事を表わすため威嚇しながら携帯を取りあげ とりあえずそのデーターだけ消して決着をつけようと思った。 メガネブスの携帯には沢山の画像があったが、そのほとんどが椎名林檎の画像で、なんと私たちの同級生の女の子の画像だった。
「もしかしてあの子が椎名林檎やってるの?」
と訪ねるとメガネブスはコクン、とうなづいた。 私はその椎名林檎ちゃんが最近理由も言わず苦しんでいるのを知っていた。 より強く支えてあげたいと思うようになった。 ちなみにスッピンの椎名林檎はそばかすがいっぱいでそんなにかわいくなかった。
私と椎名林檎ちゃんは同居生活を始める事になり2DKの旧いアパートに入居した。 ふたりぶんのベットで、片方の部屋は満杯になった。ふたりで笑ってる。 2段ベットでも購入した方がイイかしらと思った。
夜、目が覚めて台所へ行くと ネコズの餌に黒くちいさなものが集っている。 (ゴキブリだ!)と本能で思った。ゴキジェット片手にシュ−っ。とした。 すると餌の周りから恐ろしい数のゴキブリが出てきて、それはカブト虫みたいに丸く太っていて大きいのだった。こわい。 振り返ると流しにもガス台の下にも、ゴキブリ。恐ろしくてゴキジェットをそれぞれの群れに散布するが、キリがない。そのうち見悶えるゴキブリが床にころがりはじめ、夜の暗闇の恐ろしい光景となった。それでも生きている群れがあとからあとから現われる。
恐怖。叫ぶ。こわいこわいこわい。こわいこわいこわい。
…髪を触る気配がして、目が覚めた。 ダーだった。
暗く恐ろしい夜なかの世界から、ダーに助けられたのだった。
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そのまま、 ダーと布団の中で喧嘩した。
ダーは私の嫉妬心をあおるような解答をした。 今さら嫉妬させるような態度をしなくても、 解りあえてるはずなのに どうして嘘でも安心させてくれなかったんだろう。
なんか、いままで積み重ねてきた私という存在が まったくもってないがしろだと感じて、 どうでもいいことでスネた。
あっという間に 私たちの関係がメッキになる。
ダーはご機嫌とりをしてくれたけど、 気がおさまらなかったので威嚇した。
…威嚇してたら、 ターリンが「にゃー」と声をかけ本棚の上から降りてきた。 そして私にスリスリしたり膝の上を通り過ぎたりしてくれた。 ご機嫌をとってくれてるのかな。
私は外へ出かけ、 その間 ダ−から「実家へ行ってくる」とメールがあった。 いま現在(23:30)帰ってきてない事を考えると、 そのまま麻雀でも行ってるんだろうと思う。
それっきり、口きいてない。
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部屋に帰った。
野菜を沢山入れた生麺の塩ラーメンを作り その後スナック菓子をあけた。
恐ろしい量の食事をしてる気分になったが、 満腹感が生まれない。
精神が過食へ傾いている。
食べ過ぎで眠くなった。 夢を見た。
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ママと電話で話している。ママは寂しい。
ママの声が途中で声がゆがむ。
時空のうずに溶けてしまいそうなゆがみ。
薬を飲むのをサボったのだと察し、
「ねえ、この場でお薬飲んで」と私は懇願する。
ママは 飲まない・飲みたくない様子だった。
「ママに薬を飲ませて欲しい」とお願いする人がいないので 九州へかけつける事を考えた。
ママの声がゆがみながら 平常を装おうとしている。 ママが壊れてしまうかもしれない。
こわい。こわい。こわい。 こわい。こわい。こわい。
こわい。こわい。こわい。
こわい。
怖くて目が覚めた。 夜を迎えた暗い部屋の中で 私は眠る前と同じくひとりだった。
横むきに寝たおなかのところにターリンが寝ていた。 私は、ターリンのからだを撫でた。
私のやらかいしろくろにひどく優しい気持ちになった。
なんだろう、最近。 幸せな夢を見てない。 それとも幸せな夢は記憶に残らないのかしら。
夕方寝たので眠れないで起きていたら 3時ごろダーが帰ってきた。 もう顔も見ない。
昨夜のお話。
「明日、誕生日だね。 どうして欲しい?」
と訪ねるとダーは まかせる、と言った。 外で食べてもいいけど、 仕事が遅いかもしれないしお店も開いてないかもしれない。
お家で食事するか。 と思った。
「焼き魚」…反応なし。
「オムライス」…反応なし。
「ビーフシチュー」…反応なし。
「天婦羅」…反応なし。
「焼き肉」…反応なし。
「ホルモン」…反応なし。
「お刺身」…くるっ。とダーは振り返った。ニコッ。
「鉄火丼」…ニコッ。ニコッ。
どうやら、お刺身の類いがいいらしい。
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今日はとても晴れていて、気持ちいい。 ダーの誕生日を迎えた、なんかはりきっちゃう。
掃除機をかけたあと床をふきあげ、 トイレの掃除、 洗面台…って関係ないじゃん。な所を掃除。
そのあと、浴室を仕切っているカーテンをミシンで縫った。 新調されたオレンジは すごい可愛くて満足したけど、 誕生日と関係ないじゃん。なのだ。 ムダにがんばりすぎ。
ヤフオクが出品ポイント還元キャンペーンをやってて、 締め切りが今日の正午だったので慌てて出品。
…とか、いろいろしていると午後3時、 はりきりすぎて疲れた。眠くなって床で寝てしまった。 はっ。と気がつくとそとはもう暗くて6時。 慌てて用意してお買い物に出る。
ケーキ屋では丸いケーキが完売で、ショートのものを幾つか買った。 ダーのお酒を買おうと思ったが目当てのものが1件めにはなく、2件めに行くと閉店時間10分すぎで終っていた。なんていうか、お買い物が思うようにうまくいかないのだった。仕方ないけど。
最後は近所のスーパー。 鮮魚コーナーに陣取り、半額札がつくのを待った。 おはずかしい話ですがそうするしかないので。
ここでは、めでたくお目当てのお刺身をゲットできた。 スーパーさまさまだ!と思った。 半額札貼るお兄ちゃんは、じぶんの仕事が 私たちのささやかな食事を支えてくれてるって思わないだろうなあ。 今日ほど感謝した事はないぞ。サンキュ。
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ネットってすごく便利だ。 本を買わなくてもいろんな情報が得られる。
私はレシピを検索した。
海鮮ちらし寿司を作ろうと思った。 ちゃんと寿司飯を昆布で炊く所から作った。
いろいろ台所でやっていると、ダーが帰ってきて、 すごくいいタイミングでお食事が始まった。
いつもの食事がすこしだけゴージャスになって、 あとはゆっくり過ごした。
私たちは 特別な日が平凡に終わる事が多い。 でも私はダーが産まれてきたことを思って、幸せな気持ちになった。
おたんじょうびおめでとう。
それは優しい光景。
朝チャイムがなって、 とっても素敵なものが届きました。
どうして ひとが作るものって 優しいんでしょうか。
それは夢見たもので。
思わず息をのみ、 ひとり感嘆をあげ、はしゃぎ、 うっとりしました。
ネコズは不思議な顔をした。
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久しぶりに初回から最終回まで観たドラマが今日終わった。
「黒革の手帳」。
私は祇園で腰掛けアルバイトのホステスをやった。 茶色い高級なお酒も、寂しい客もきらいだった。 私に会いにきてくれるところは好きだけど、きたなくてだいきらいだった。 人間であるより前に おんなであることが仕事、そんな自分。 私はおんなである事よりも人間でいたい方なので。
嫌悪と自分に対する憎しみとプレッシャーで 最後らへんは酔いつぶれて部屋で泣いたりしてた。
でも、 普通のOLやフリーターでは味わえない、 京都の一流といわれる世界をすこしだけ味わう事ができた。 雑誌で紹介されるもの、もっと奥の隠されたもの。 京都の粋といわれる、美味しいものや観た事のない世界。 観光するよりも「京都」な、京都という街。
それから、美しいドレスとか非日常的な上品スーツとか、 華やかな結い髪とか、美しい女の子達とか。 お店の影で起こる愛憎劇とか。
そういうのは好きだった。
勧めちゃいけないことなんだけど 花街のバイトはお店さえちゃんと選べば 決して悪い事ばかりじゃないと思う。 その街を知る事ができるから。
ちなみに 元子が京都を訪れた時に歩いた石畳の道は、 京都人なら「?」と思うような場所にあって、 もと京都人がふらりと着物を見たりするために立ち寄る場所にはない。
そして私が勤めていたお店はまさにあの石畳沿いにあって。 この道が好きだった。 お昼よりも夜の方が美しい。
「黒革の手帳」は銀座が舞台で、 私が好きだったお水の一面がキラキラしてる。
中村トオルもカッコイイ、 もうちょっと続けて観たかったなあと思った。
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ダーと、コーラで ささやかながら 初杯をあげました。
きゃきゃきゃ。
お金で買えないものが ここにある、
2次元から 3次元へ。
ささやかな夢がひとつ叶いました。
いつもはのんびり寝てるだけのネコズがときどき機敏に動き回る時があって、それはこういうとき。
包装紙のきんちゃくのヒモをネコズにあげたところ、 お気に召した様子。
ハナちゃんが ひもをくわえて走り回りはじめる。 するとターリンが そのさきっぽを追い掛ける。
ターリンはハナちゃんの青いヒモをうばおうと試みるが、うまくいかない。
1本のヒモをめぐってネコズの奮闘が始まる。 つなひきみたい。
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AC公共広告機構の骨髄バンクの宣伝を見た。 星野監督が優勝を決めるにあたり、夢を託した女性が居た…という作品。
ささえあっている。 いつも、あつくあたたかい気持ちになる。
誰かが、誰かに夢を見るってすごいちからだ。
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脳みそがフル回転しているハナちゃんの目は、らんらんまんまる。
朝寝のとも。 ---------------------
先日、 ダーの左耳のつけねに脂肪の塊ができた。 塊はその中で何かが成長するように、 いきなり膨らみだしダーは病院へ行くはめになった。 処置されたあとのその場所からは 化膿跡の赤透明な液体がいっぱい出た。
恐ろしい気持ちでいっぱいになったけれど、 ダーの耳の後ろだから早く治って欲しい一心で その液体をとってあげた。
私は自分の左まぶたが腫れる夢を見た。
ダーと同じような症状で膨らんでいる。 そして赤透明な液があとからあとから出る。 私はどうなってしまうんだろうか、と恐ろしくなった。
その恐怖感で目が覚めた。 こわかった。
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この街は道を照らす灯が最低限しかなくて、それが夜を早く感じさせる。 住宅街でも市内でも車通りが切れてしまうとまっくらになる。 こんな暗くて長い道を車で走ると、このまま遠くまで行ってみたくなる。
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いかなくちゃ、いかなくちゃと思うと眠くて身体がうごかない。気がつくと床の上で夢を見ていた。部屋が少し冷えている。 いまウチの冷蔵庫はからっぽなので 夕方になって買い物に。
夕暮れの空が夜の準備をしている。
産直センターで白菜と椎茸を購入。一時期 台風と長雨の影響で野菜が高騰し白菜も1玉¥300とかになった。最近は白菜1玉¥150が相場、去年より¥50高い。でも綺麗でとてもりっぱなものが買えるようになって助かってる。 その後、スーパーでいろいろ物色。おなかが空いていたので食費だけで¥2500も買い物してしまった、買い過ぎ。冷蔵庫がぱんぱんになった。
昨日、我が家の台所も揚げ物デビューしたので今日は天婦羅を作ることにする。 天婦羅って外で食べると高額なんだけど、家でやるとちょっとの量で沢山できるし結構安く済む。椎茸の天婦羅と、玉葱とねぎと舞茸とちくわのかき揚げを作った。
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ダーは連日11時以降のお帰りだが、 今夜は早く帰ってくる。と予告してくれて その通り早く帰ってきてくれた。
風呂にお湯を落として入浴剤を入れ、一緒にお湯に浸かった。 入浴剤は効果を発揮し、ふだんよりも身体があたたまった。 ダーは長湯のできない人で すぐのびてしまいあがろうとしたけれど、 私が寂しがるとすこし我慢して並んで座ってくれた。
ストーブ前にて。このまま寝た。
しろいところ。
しろいところはやらかくてふわふわで。 しろいところがいとおしい。
そんな。
しろいところは よわいところ。
2004年12月06日(月) |
★ あなたはあなたをすきなひとをひとりにしてしまうノ? |
あるひとのいちにちの記録に出会って、ちょっと素敵だったから日記のふりだしを読んだら
“将来、私のだんなさんになるひとと、”
テレビを見た話、だらだらした一日 が
簡単に記録されていて
その相手に込められたささやかな言葉に 触れた瞬間、愛情みたいなものが ぱあぁっと溢れてきて なんか優しくてあたたかい気持ちになった。
あつくなって、 なきたくなるような。
なんかぜんぜん知らないひとだけど、私が感じた以上の あたたかい幸せにずっとずっと包まれててほしいと思った。
-------------------
・いろとりどりちりばめたようなかわいいものたちがこぼれてる。
小学校の前を車で通ったら、ちょうど下校の時間だった。 迎えの車がチラホラ子供を待ってる。
私が小学生をやってたときはママに迎えに来てもらったことなんかなくて、授業参観とか懇談会とかの後ママと ランドセル背負って一緒に歩くと すっごい特別な気持ちになって嬉しかったなあ。
そんな迎えの車とか親が校門で待ってるとか、なかった。親子一緒でほのぼの、幸せな光景と表現していいのか迷う所だ。 世の中が物騒になったってことかなぁ。
こういう親とか子供とかの間を通る時、私はいつも少し緊張する。子供を物色するアヤシイ人に見えたりするんだろうか、とか思って。内心(私は危害をくわえませんよー)ととなえながら通ってたりする。
ノロノロ注意深く通り過ぎようとしたら ぴゅッ とチビッコがでてきて、 私はそのチビッコを横断させてあげようと思って停止した。 そして(どうぞ)と手で合図をしてあげた。
するとチビッコは、ぱっともとの路肩の方へ戻り、手袋の小さな手のひらをひらいて私に見せた。そのあと、その手を左から右へ流すようなしぐさをした。
私に(お先にどうぞ)と言ったのだ、 きゅー、カワゆい。
何がカワイイかというと、 まるで大人のようなしぐさだったのだ、 チビッコはじぇんとるめんだった。
私はチビッコの好意を無駄にすると失礼だと思い、 チビッコに にこ。と笑ったあと (ありがとう)とパクパク言って通してもらった。
そのときチビッコは私のなかでひとりの男として扱われたのだった。
なんか、こそばくて清清しいきもちになった。
大人みたいなしぐさ、とおもったけれど こんなことをしてくれる大人の男の人をあまり見ない。
この心掛け、青年成年男性に教えて差し上げたいと思った。 いや、私がジョセイだったからチビッコが通してくれた訳ではないのだけど。
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この日記はアクセス制御されてるのでイキナリ外部から侵入てことができません。 ちゃんと決めた門や道があってそこからしか辿り着けない場所なのです。
先日 拒否られリストを見た。 アクセス制御がちゃんと仕事をしていることを知って、 いろんな検索でここへ辿り着こうとした方々がおいでだということを知った。
・献杯 ・ケンパイ ・献杯の意味 この“献杯”がやたら多かった。ナンデだ?と思ったら 誰かミュージシャンがそんな名前のライブツアーやってたねえ。 そのせいかな。
・クロ號 この本はイイ! 検索をしたひととには読んだ感想を聞いてみたいものだ。
・狭山庵 四万温泉へ向かっていくといきなりあるお蕎麦やさん。 暗い過去があるけど今は硬派なカタギです・なオニイサンがお蕎麦をつくってくれる。そば茶とそばつゆがすっっっごく、美味しかった。 オススメ。
・清流の湯 福岡 私が行った「清流の湯」は残念ながら福岡ではなくて四万温泉なのでした。 気持ちよかった。また行きたい。
・みどりの部屋 ・まるい生活 個人的にこういう検索フレーズ、その感性がスキです。 こういう検索だったら辿り着いてくれてもいいかなあ。
・酒店 クレーム ・ヤフオク 喧嘩 なんか困ったことでも起こったんでしょうか、案じられます。
・だるまのイラスト これは高崎市民ではないかと思った、 いま市役所がだるまちょうちんの募集をしてるから。 それとも年賀状かな。
・京都の古着屋 ・館林 古着 ・埼玉の古着屋 私も古着は好きです。 いい情報あったんだろうか…
・恋に落ちる確率 そんなもん、検索してわかるもんなら世の中イーズィーだよ! ばっかじゃない。マニュアル本でも買えば?
・ゆーきゃん よかった ・イグワナズ ↑↑この手の検索、身内ぽくて怖い。
・荒れる海原に船を ナンダ?と思ったけど、奥田民雄の歌だね。
・タイトスカート の画像 誰だテメエ??と問いたい。 怪し気な検索フレーズ。。。
こうやってみると、 世の中の人がどんなことに興味を持っているのかとか、 ちょっと覗いてしまったような気持ちになった。 たぶん求めている情報は私の日記にないけれど、 知らない誰かとフレーズが一致したんだなあと考えると面白い。
昨夜からダーは「麻雀仲間と飲む。」と言って出かけてしまった。 夜中にでも帰ってくると思ったら帰ってこない。
電話したら出ない。 2回めの電話でコールバック。
友達の家に移動した、麻雀やってるから後から帰る (飲むと言うから送っていった、迎えに行く約束をしていた)
ということだった。ほほぉ。へぇぇ。 もっと早く言ってほしかったなぁ。
深夜3時、雨が降り出して それからそれから、灯油がなくなってしまって、買いにいくついでに迎えに行こうと思ってたのに。 夜の駐車場は怖い、迷いに迷って・明日寒いとイヤだから買いに行く事にする。 勇気だして。と、いうかマインドコントロールで平常心。
深夜の給油所は誰も居ない。 さむくてこわくてさみしい。
朝、目が覚めたら素晴らしい晴れで 私はひとりだった。
11時、連絡がない。 なんかムカついたから出かけた。 仕入れに行って、部屋戻ったのは夕方5時。
帰って来た形跡もない。 連絡もない。 更にムカついて、ついでに疲れたので シャワーを浴びてターリンとふて寝した。
夜9時前に目が覚める。 まだ私はひとり。
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目的地に着いて、車から出たら 「レイちゃん」と声がかかった。
見たらしろくまさん だった。
今度 古着屋を することにしたから、 リメイクの件 頼みたいんだけど。
リメイクの件。 はぁ。
今日までときどきしろくまさんからはメール貰ってて、そういう相談も受けてたんだけど。なんかめんどくさくて、のらりくらりとかわしたり・やんわり断ったりしてた。
縫ったり作ったりするのは好きなんだけど、私は仕事が雑だしソーイングを職にしたくないっていうか、「仕事」「ノルマ」みたいなのに追われて作ったりしたくない、そういう気持ちがあって、なんか乗り気じゃないのだった。
だから、会って欲しい。
お店の場所も決まって、98%の確率で開店するのだそうな。 「じゃあ、また具体的にいろいろ決まったら連絡してみて?」と答えた。 それで しろくまさんは帰っていった。
彼はどういう訳か、 私は何か売れるものを作ると思ってるらしい。
自分もミシンを使えるのだから 自分でやってくれればいいのに。こまった。
本来なら、 自分の作品を置いてくれる店があるって、 喜ぶべきことなんだろうなあ。
でも私のやりたいこととミシンはまた少し違う。 私ってこんなどうしようもない日々を送っておきながら、 贅沢言ってフトドキものだ。
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・誰かを ワルモノにしなくては 成りたたない正義の世界
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ジョリーパスタがあって懐かしくて久しぶりに入った。 不味かった、後悔した。
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ぺロリ。
先日、ママが荷物を送ってくれて その中で私たちが一番喜んだのは「うまかっちゃん」だった。今、「うまかっちゃん」って【高菜味】があるんですよ。ママってばナイスセレクトじゃん。
関西でもあまり見かけなかったが 関東には「うまかっちゃん」がない。
高菜味の「うまかっちゃん」は美味しかった。 九州の味サイコー。
「うまかっちゃん」は高菜味でお願いします。
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・可哀想なのは 私じゃない、
ママだ。
★★★あなたはあなたのスキな人が死んでしまうとき傍にいることはおろか、そういうお知らせももらえないような存在になってしまっても、かまわないというのですか★★★あなたはあなたのスキな人のこころが死んでしまいそうになったとき、声をかけてあげることはおろか、その事実でさえしらないまま心配もできないまま終わってしまっても、かまわないというですか★★★だれより一番にかけつける権利を失ってしまって お知らせもなくてだきしめるつかまえるおいかけるおおきなこえで泣叫ぶことも許されないかもしれないけど、それでもかまわないというのですか★★★あなたというお花があなたの好きな人のなかで枯れてしまって土になってもう芽吹くこともなくなって、もうそれで、耐えてしまってもいいというのですか★★★★★★★★★★★★★★★ やめてしまうことは簡単だけど 好きじゃなくなることはむずかしい、そう思います。
あなたはあなたがスキなひとをひとりにしてしまうの? あなたはあなたをスキなひとをひとりにしてしまうの?
あなたはあなた自身をひとりにしてしまっていいノ?
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ターリンかっこイイ!!!
机ってよくない。 モノ置き場になる。
机の上がモノ置き場になると 創作意欲が低下するので…という、こじつけで 先日、机の上を片付けた。
朝からクレヨンだして書く。 CDラベル製作。もう頭の中に図案がある。
描いて取込んで調整して加工して合成して…、 手順ややりたい事は既に頭の中にあるので 脳内ではスグできる気持ちになる、とても簡単なのだ、だけど実際には時間がかかる。
ダーは会社から帰ってきて 私と過ごすため遊びに行かないで部屋に居てくれた、が、寝てしまった。 あと少しで隣に行くからね、あとすこし。と思いながら作業をしたけれど、 私がダーの隣に滑り込んだのは日付けが変わった深夜4時だった。
ものを描く、創るという瞬間ってこの数年なかった。 気が滅入る出来事があってそれを理由にわざと遠ざけていた、 だけど本当はめんどくさいという気持ちもあったのかもしれない。
だけど、ここ数日すごく充実して、 こういうきっかけがあって、 なんかよかったなあと思った。
毎日こんなふうに過ごせたらいいなあと思った。
今日も素晴らしく晴れている。 書いては捨て、書いては捨て。かきかきくしゃくしゃ。 ラクガキ帳半分をつぶして手紙を書いた。
手紙って、記憶では小学校あたりから書いてた。九州の親戚の女の子と文通しはじめて、ずいぶんマメに書いたものだ。高校の時なんかは毎日のようにやりとりしたりして。会って10分.話せばいいようなことをタラタラと授業中とか書いてたなあ。
…そんなふうに、 短時間でぱぱっと書き上げたものだ。が。が。
なかなか、思うように書けない。 社会に出て就職して(今は自由人だが)それ以来パソコン環境にどっぷり、手紙を書くこと、文字を書くことすら少なくなった。構成力とか、集中力とか あと漢字忘れちゃったりとか、なんかそういう類いのものが落ちたんだろうなあ、と思った。メールなら数分、数時間で書き上げてしまうものを。
手紙を書き終わったのは空が暗くなってから。
出来上がった数枚の紙切れは数分で読み終わってしまうようなもので、 とてもじゃないけどそんなに時間がかかって出来上がったような そんな尊いものじゃなかった。
だけど、まあいいか。 誰かの事をこの部屋で思っていちにちを過ごした、 それは無意味なことじゃないから。
はてな。
2004年12月01日(水) |
★ カタカタカタカタ。 |
晴れたいちにち。
出かけもしない。 ミシンカタカタ。カタカタカタ。
「ネコースター 」を作る。 さすがに多少は上達したが、 相変わらずな私は雑な仕事。 差し上げようと思って作るので、 手紙のこと、ねがい、 コースターが旅立っていく先の事を考えたりする。
ものを作るって、無心になる。
運転して遠出してる時と似てる。 踊ってる時にも似てる。 何かをしてるんだけど、頭がまっしろになる。 その割にはいろんなこと思う。
“考える”じゃなくて“思う”。
思考のけむり。 おもいのうず。
朝ミシン出して、 ときどき家事やって作業やって昼ドラ見て、 またミシンやって、出来上がったのは夕方だった。 ああなんか久しぶりに何か作った。気持ちいい。
作っているものが出来上がると現実に戻る、私を溺れさせていた思考のうずも消えてしまう、そして周囲の景色が輪郭を見せはじめる。
まるで旅から帰って来たかのようだ、 と思った。
ものを作る私は そういう感覚に陥る。
父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥
レイ
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