ALC ビル リフォーム -★-


 

 

ねことおやつ
   
 

2004年03月16日(火) ★ 人魚の夢


  私のカケラ 持ってって
  さよなら。




1度きりしか見ていないのに、鮮やかにキリキリ残る、優しいCMを見た。
これは男と女を巧に表現した、ショート・ムービーだ と思った。

このCM、好きだ。ぼやけたオレンジが泣きたくなる。





  ずっと見てて。
         観てる。



       幸せ?
          しあわせ よ。




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午後、なんとなく榛名へ出掛けた。

なんとなく出掛けた先は乾いた白い晴れの午後、
少し前に来た時は 裸だった枝に 梅の花が咲いていた。

内側から産まれ咲いた 花の色なんだけれども、
それは空から降りてきたかのように ふんわりと積もっていた。
斜面にある梅林の しろいろ に囲まれた家は
雲のうえに建っているかのようだった。


  車の窓をいっぱいに開けると かすかに香りがした。




万寿屋でダーのお酒を買った。
いいちこフラスコボトルを見つけてしまって、思わず購入。
夜バイトやってたとき、これが店一番安いお酒だった。
万寿屋だと、これが一番高い?焼酎だった。


お店を出たら 夕方で、
午後は春の匂いに包まれていたのに
やっぱり 少し肌寒かった。

だけど ちょっと 夏の匂いがするような気も、した。
だからちょっとドキドキした。



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万寿屋、市内にも近所にもあるんだけど
わざわざ 生きてる緑に会いたくて 榛名まで行ってしまう。
私は田舎に対する憧れが強いのかもしれないと思う。



2004年03月14日(日) ★ 完璧な虹 

先日リサイクルショップで食器棚を買ってしまい、
台所だけの模様替えのつもりが、
室内大移動となり デッキの場所も変わったので
余った棚に CDを並べた。
(今まで段ボール内にブチ込まれていた、いわゆる仮設。)


並べると、ずっと聴いてなかったCDをいろいろ聴きたくなる。
七尾旅人から三代目魚武濱田成夫まで。(あれっ狭いな)


“完璧な虹”。
2曲目“お日さまと猫”が好き。
この 青い空のCDは
私が一生懸命 頑張ってた時に聴いた曲だったから、
どきどきした。
ちょっと 泣いてしまった。

がんばれ、わたし。
がんばれ、わたし。

と、思うのです、
がんばれ、わたし。



そして、総てを愛してるような、
そんな気持になるのです。






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今日は、しろく晴れていて
埃っぽい道をダーと 前橋まで。
東京とんこつ『とんとら』でラーメン食べて
こんど買った車をダーに見せて、
ハードオフで車のスピーカやら見て
近所のミスドでドーナツ買って帰った。

最近、ポン・デとエンゼルクリームが好き。

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光ってた
泣きながらいった
光ってた
笑いながらいった


   泳ぎついたら
   色んな魚達は何を見つけてどう思うのかと思う



(催眠ドライブ/サンプリングサンより。)

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こんなとき、どきどきすると
のどもとが じりじりする。

だから、いつも思う。
私のこころはこのへんにある。


2004年03月08日(月) ★ ひとりっこナイテイがおりる

ちょっとこないだ、実家に行く用事があって、あさ寄った。
長女姉様が仕事を中断してお茶を煎れてくれた。
長女姉様が煎れてくれたお茶は美味しい。
ただの緑茶なのだけど、ぜんぜん違う。
お茶の愉しみ方を知ってるひとのお茶なのだ。

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長女姉様が、イキナリこんな事を言いだした。

「レイちゃんは、ずっと(彼氏)とふたりで暮らすの?
 それとも実家でみんなで暮らした方がいい?」

唐突な問い、ズバリ聞かれて何と答えればいいのやら困った。

[私は、(彼氏)とふたりで暮らしてる方がいいです。
人の世話すると自分の事が出来なくなって頭おかしくなりそうになるんです(笑)]

と、要約すればそんな内容の事を言うと

「まー、人の世話するのも自分のついでだと思えば一緒じゃん。
 洗濯も、ご飯の用意も、掃除も、自分のついで。」

あいた口がふさがらなかった。実家の家事が私にとってどんなに大変か全くわかってない。他人の家の家事をしたことのない人にはわからないよね。とか思った。

[あーそうですね。こういう大勢の家族で暮らしていればそんな風に思えるのかもしれませんね。私、ひとりっこだしハハとふたりだったので そういうのちょっとわからなくて。…長女姉様はどうなんですか?ダンナさんの実家に入らないんですか?]

「私は、どっちのお母さんと住んでもいいんだけどなー。」
ど、どっちのって…、、、要はこの家に住みたいんだろうか、この人は。
[そろそろ(長女姉の息子)も大きくなるし、お部屋必要になりますね^^この家ならお部屋余ってますねー…]


…とかっていう、ヒヤヒヤものの会話があったのだ。
ハラのさぐりあいみたいなこの会話は長女姉様のみのQ&Qではない事は安易に読めた。
実家のお義母様はやたら『長男のヨメ』にこだわっていて、面倒見ろメンドウミロと遠回しにツメてくる。そういうコトバを聞けば聞く程、ざらざらとした やな肌触りが私を包む。自分の娘でなくて他人に頼るって何かね。
っていうか、私たち結婚してないし。

一寸先の老後だから、自分の事だから、心配なのはよく解るけど、
婚約もまだなカップルにこんな話して、逃げられるとか思わないんだろうか…


私は、人の世話を診る為の結婚だったら ぜったい したくないのだ。





お世話したいと思ってするのと、
お世話しなくちゃと思ってするのは
意味合いがぜんぜん違う。

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先日、ヤフオク3万でポンコツ車を買ったので
今乗ってる車を売りに出す事にした。
できる限り見栄えをよくしなくちゃ、と思って
実家の玄関を借りて洗車しに行った。


この1年間で2回くらいしか洗車しなかったこの車は、くすんでる。
ので、この度 コンパウンドに挑戦した。

…疲れた。

車全体にコンパウンド、全身筋肉痛になりそう。
ワックスを拭き取り終えたら4時間が経過していた。
でも、そのお陰でツヤピカピカキラキラに復活。



…その合間、昼食をご馳走になって、お饅頭を長女姉様とお義母様と3人で食べた。
お向かいのお婆さんの話になった。
お昼に息子が仕事しに来て、夜はお婆さんひとり。
息子は家族の元へ帰る。

お義母様は、
自分の家(実家)に仕事しに来てるんだから、帰らなくていいのに。変なの。
という風な事を言った後、
「まあ、しょうがないよね、ひとりっこなんだもん。


えっ?ひとりっこ?なにその脈絡。だから何?

一瞬、頭がハテナになったけど
長女姉様とお義母様が通じているのは暗の事だったので、先日の話題と似てるなと思った。たぶんそうなのだ。ナイテイが入ってたのだ。
つまり 私の想いを内偵で聞いた上で、
お義母様はそれでも自分の老後の話題をする訳なのだ。
自分の傍の娘たちは お義母様を診てあげようとしてるのに、いつもそれをふりほどいて 『長男のヨメ』の話をする。私みたいな娘をもったママからすれば羨ましいくらいのお話なのに、欲張るのだ。どうして?





家は、住みたい人が住めばいいと思う。
メンドウも、面倒みたい人が診ればいいと思う。
その方が、こころがこもってる。


お義母様にとっては普通というか常識なんだろうけど
私にはその根底にある、昔の人の結婚観って肌に合わない。





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今日、朝からずっと部屋を留守にしてたので
帰ったらターリンが甘えて来た。

心身ともにチカラ尽きて座ると、すべての荷物が降りた気がした。



    すっごい、疲れた。


2004年03月06日(土) ★ モリナガラブ。

  たまご料理のない人生なんて。

京都で住んでたボロマンションで夜更かしをすると決まって 朝7時、卵焼きの匂いが部屋に入ってくる。どの部屋の台所から流れてくるのか解らないけれど、誰かが誰かに焼いてあげてる卵のにおい、いつも美味しそう。ちょっと羨ましかったり ひとの幸せがしあわせになったり、した。
あー、あのマンション好きだったなあ。


最近トリ鶏ってとても騒動だけど、
セブンティーンって漫画をつい思いだしてしまうのは私だけでしょうか。
鶏からの復習。いや、復讐。

肉や卵に影響はないというけれど、ならどうして
そういう具体的な情報とかテレビ番組とかないのかな。
確実に大丈夫なら、白衣を着た専門家が出てきて
各局ワイドショーで説明コーナーを設けてくれたっていいと思うの。

たまご星人なのだ、私は。

幸せなふわふわきいろ、
本当は食べちゃいけないんじゃないか なんて
思いながら毎日食べてる。
安心して食べたいなあ。

とか、言いながら今日3個も食べてしまった。食べすぎ。
ごまかしてよこしまに卵を売ったら、その卵たちがどんなに万全で清潔でも
汚れていて体に悪いものだと思う。汚さないで。


   まごころのこもった卵を、幸せなきもちでたらふく食べたい。

      

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最近、彼氏顔のターリン。
きゃきゃきゃ。

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土曜なのにダーはお仕事だった。
いつもより少し遅く起きて出勤する。


朝、カーテンを開けると
平日起きる時間帯ではまだ真っ暗なのだけど
もう世界は朝をつむいでいて そして、まっしろだった。
「わー、雪だよ!」
と、なぜか銀世界に心が弾む。
そんな白色もダーが家を出る頃には溶け始めた。



昨日から私たちにはもう一台車がある。
先日からいろいろと長女姉のダンナ様に動いてもらって
タダ同前で軽自動車を手に入れたのだ。
タダ同前とか言っても車検とかタイヤ交換とかでお金は出てく。


新しい?中古車に乗ったダーを見送ってから
私はオイル交換に出掛けた。
ハンドルを切ったらときどき音がするようになったので
「ついでにブーツの具合見て貰えますか」とお願いした。

案の定、助手席側のドライブシャフトブーツが切れてグリスが散ってた。
しょっく。もうすぐタイミングベルトも交換なのだ。
こっちの車、乗り換え時かなあ。

ていうか、元から1台でやってきたのだから
この車は今のうちに手放してしまって、新しい1台でやっていきたいと
私は思うのだけど ダーはおイヤみたい。会社でお迎えに来るの待ってるのがイヤなんだと。

出費に出費が重なりまする。


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帰途、急にお好み焼きが食べたくなって近所のフレッセイに寄った。
おたふくソースが切れちゃったので買いに行ったのだ。
なんと、オタフクソースがなかった。最低。オタフクがないお好み焼きソースのコーナなんて、イッサのいない駄バンプみたいなものだわ。なんとここにはCGC(スーパのブランド)のお好みソースしかなかった。(しかも、甘くて奥行きに欠ける味だった。最低。)



休日のスーパーと言うものは子供連れのお父さんの姿もチラホラなのだ。
と、言ってもこのささやかなるスーパー、そんなに流行ってる訳でもない。
閑散としてる。




そこに、
今日は とっても気になる人が働いていた。

思わず凝視してしまった。







かの有名なお方ではないの。
永遠のアイドルも
ドサまわりするこのご時世なのか…感心関心。
なんて パシャパシャ隠し撮りしてたら マネージャみたいな人(正しくはサンプル品配りのオジチャン)が「写真撮っていーよ。」と言ってくれた。ついでに何故かキョロちゃんとツーショットの写真撮ってくれた。アメちゃんをひと掴みくれた。








キョロちゃんは子供相手に けなげに仕事してた。
爽やかで感じいいひとだった。


これからも食べます、チョコレート。







…本当はブルボンが好きだけど。


2004年03月02日(火) ★ ゼロ申告

始めて、ソノ時期に税務署に行った。
確定申告なのだ。

「収入がないので、その事を申告しにきました」とムショの受付おじさんに言うと
めんどくさそうに市役所に行くように言われてしまった。



市役所駐車場はめずらしくコミコミで満車、5mごとに進むすすむ。
役所なので長居する人はいない、しばらくすると駐車できた。

2階29番窓口に行くと、ワラワラと申告待ちの老男女が用意された椅子にかけて待っていた。若い?申告者は数人だった。
順番が来て、その旨伝えるとちゃくちゃくと申告書を作ってくれ、ものの5秒で手続きが完了した。なんだ簡単じゃないの。時期じゃない時に行くと、せつせつと説教されたり 働けと言われたりするのに。
お役人様も忙しくてそれ所じゃないのだ。

ちなみに、京都で無収入申告をすると、市民税だけでなく自動車税も免除になる。
長女姉のダンナに言わせると、群馬では免除にならぬらしい。残念?


帰りに地下の食堂で昼食として ミニ丼食べた。
食券買って渡すと無愛想なオバチャンが作ってくれた。
役所ってのは、食堂のオバチャンまで事務的なんだろうかね。
無味に昼食を取り、あとにした。


帰途、役所の駐車場から出るため 坂道発進の嵐、
ヘタクソドライバーには辛い緊張の連続だった。


確定申告より、こっちの方が辛かったりして。


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午後、次女姉夫妻がどくだみ茶を持って来てくれた。
1時間半ほどいて、帰って行った。



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ふぅちゃんのお婆ちゃんが先日より危篤とのことだった。
どうですか?と、今日聞いてみたら一命とりとめたそうだ。

ふぅちゃんは、父親方について育っていて 母親方のお婆ちゃんだから
そうそう簡単には会いに行けない、悲しい と言った。
孫なのに、そんな事って!!…ある。
悲しいかな、そういうオトナの事情は血縁者をも阻む事がある。

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いろいろ自分の事も考えてみた。
私は母方なので 父方の祖父母が亡くなった事を、数カ月経ってから知らされた。
その、亡くなる前の年の夏にン十年ぶりとかで父方の実家へ行き、祖父母と会ってたので びっくりした。


   私の白いジープを停めるのにお爺ちゃんが先導してくれた。

   「お婆ちゃんがいるから、お爺ちゃんは生きてるんだ」と、
   言ってお爺ちゃんはお婆ちゃんと私を前に笑った。
   仲よかった。

   その後、お婆ちゃんと近所のチャンポン屋に行ってチャンポンを食べた。
   あんなに実とシャンとしてたのに。


お婆ちゃんが夏に亡くなり、お爺ちゃんは後を追うように11月に亡くなったのだそうだ。お爺ちゃんの言葉の通り お爺ちゃんを生かしていたのはお婆ちゃんだった…

…とか、考えてたら、なんかシランが電話口で泣いてた。


長崎の、
階段を登ったところにある旧い実家はもうない。

そう言えば、そんな電話を貰ったのは
数年前のこんな時期だったような気がする。

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だけど、危篤だと知らされても 母方にいる私は駆けつけれただろうか。
他人の事になってはじめて、その理不尽なオトナの都合みたいなのに気付いた。



人の生き死ににまで、係わる 縁の繋がり。

生きて別れると、
死ぬとき別れられない。






    そこで死んだと知らされなければ、私の祖父母はずっと生きていた。



父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥

レイ 

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