ALC ビル リフォーム -★-


 

 

ねことおやつ
   
 

2004年01月31日(土) ★ ガーベラ記念日


冬の山は雪がところどころ、残っていた。
緑がひっそりと隠れてしまった景色は寂しくなっていた。
とおくで浅間山がけむりを吹いていた。

妙義山麓ってとっても個性的なライン。
目が離せない。



岩に松が生えている。
いつも、根がどうなってるのか想像してみてる。
どんな気持でそこに居るのか考えてみてる。




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私の部屋は、色キチガイ。
何かとイロモノを選び買ってしまうために、
個々の存在感がぶつかり合いながら調和して部屋がなりたっている感じ。

先日掃除機ついでに模様替えをしてパソコンを窓辺に移したら私の部屋の南向きの窓では 日中、画面が白く反射してちゃんと見れない事がわかった。
色彩も狂ってくる。
カーテンを閉め陽を遮るも 我が家はカーテンという名のペラペラな布切れなので、陽がカーテンのオレンジに変身して部屋に侵入してくるのだ。
仕方ない。新しく「ちゃんとした」カーテンを探す事にした。

当初ヤフオクで探していたのだけれどカーテンってなかなかいいのがない。
ヤフオク徘徊してるうちに、イメージのようなものが定まってきて、
今度のカーテンは部屋に対し主張のない優しいものにしようと思った。
いろいろと市内のインテリアショップも見たけれど高かったり安っぽかったり。むむむ。。。‥そういうのって、無印がいいんじゃないかしら。なんて思った。


そんな訳で休日、ダーを起こしお願いして軽井沢のアウトレットに行った。
今日は気持イイくらい晴れていて、道が凍ってるなんて事はなく行けた。
日曜日のアウトレットモールなのに、人はいつもより少なかった。
雪の時期、軽井沢に行く人って少ないんだって。へー。

何がナンでも安く済ませたかったのでこのモール内の無印良品に行きたかったのだ。
カーテンは期待通り置いてあった。100×178cm1枚¥5900のものが¥1000!
窓1枚分で12390(税込)が、¥2100で済むのだ。きゃきゃきゃ。
ウチはそのサイズの窓が2つあるので、
12390×2=\24780分の買い物が¥4200…お手ごろで済んだ。

他のショップも見てまわり ダーのジャケットを購入した。
新しいジャケットを着たダーはちょっと違うおとこのひとに見えた。
似合っていて すてきだな と、思った。

なんだか、いいお買い物よ。



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ナイキショップで一目惚れした、ジョギングシューズ。
きいろとぎんいろとあかいろ。
飛びついてみるもサイズが26cmしかなかった。
それでも試しに履いてみた。大きすぎた。
がっくし。




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夕方、メールが入って、仕事が終ったふうちゃんと温泉に行った。
もちろん、峠の湯。

私は 温泉に行くと入る順番が決まっていて、それに従って進むので
お互い自分のペースで、という感じになった。

その後フーターズでダーと落ち合って、3人でパスタを食べつつお酒を飲んだ。
後からEJとT氏がやってきた。

ふぅちゃんとT氏は友達なんだけど友達じゃないのだ。




おんなのこが 許してくれるからって、
好きでもないこのからだをひらくのって、よくない気がする。
おんなのこは、もっと神聖で大切なものだと思う。

自身も、相手も、それを知っていて欲しいと思った。
個々の問題で 自分で選びとる事なのでもちろん自由なのだけど
特に、私が好きだと思ったり友達だと思ったおんなのこなら、
なおさら 気をつけて扱ってほしかった。

あいしあってもいないのに、愛しあうふたり。
悲しかった。


2004年01月30日(金) ★ 診察券2枚

ちょっとした出来心で、病院を耳鼻科と歯科ハシゴする事にした。

毎度時期が来ると通院する、耳鼻科。
アレルギー性鼻炎が酷くなって、どうしようもなくなってから行くので
「もっと早く事前に来てください!」と言われる。だから、今期は初めて早めの通院をするのだ。

iタウンページで近所の病院を検索、通院する事を考えても
2つの医院が近い方がいい‥と、探していてヒットした所へ行くことにした。
高崎って耳鼻科がとても少ない。
残念ながら町内にはなくて ウチのチョイ裏、くらいにあった。

診察の順番が来て、どうしましたか と言われたので
毎回早めに来てくださいと言われるので今回は早めに来てみました。
と、言うと 今回のお医者さんは全く違う事を言った。

事前にくる必要などないのだと。症状が始まってからで大丈夫だと。
なぜ早めの時期からの通院を耳鼻科の医者が勧めるのかと言うと、医者が儲かるから。そして薬屋が儲かるから。
「薬は症状が出てからでいいですよ」と言って2週間分くれた。
[はぁ‥じゃ、時期がきたらまた来ます。]と出て来た。

拍子抜けした。
なーんか、いいお医者さんだったなあ…。


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これに気をよくして、次は300mくらい戻った所の歯医者へ行った。
セメント詰めたまま次回で終了と言う時に通わなくなってしまっている歯があった。最近セメントが欠けて来たらしく時々痛いのだ。これはちゃんと、詰め治しておくべきなのだ。

名を呼ばれ入った診察室は 広くて窓が大きく明るくて清潔な感じだった。
観葉植物がイキイキとしていてなんかちょっと安心できた。手際のいい可愛い看護婦さんが数人居てよく働いてる。診察台が3つ並んでいた。要領よく仕事する医師だったら順番待ちしなくてもヨサゲな感じだった。(おお、これはイイかも…)と思い、座る。

お医者さんは気さくな感じのオッサンだった。
レントゲンを撮りお医者さんの説明を聞いた。
「神経を抜きます。」
うひゃー。そんなに酷かったったんだ‥

いやぁな予感がすっごくしてきて、怖くなった。
[なんか怖いなあ、やだなあ‥]と言ったら 初めてですか と聞くので はい と答えた。[麻酔注射も歯を抜いた事もありません。]と言ったら
「いろいろこうやって 詳しく説明はするけど、
 まあ こればっかりは出産と一緒でやってみないと解らないよ。」
なんて男らしい?事を言われつつ、診察台が倒れていった。きゃー。
周りでは手際のイイ看護婦さん達がちょこまか動いてる気配がしていた。

こわいな、イヤだな、イヤだな、と思っている間に 麻酔がちくり。
どうしよう、どうしよう。と思っている間に2本目の麻酔。
そして診察が始まった。
麻酔は人が言う程、痛くなかった。それでも恐怖の感じが私の中を駆けめぐっていて、気がつくと自分の洋服の裾を握っていた。そんな自分にちょっと気付いて笑いが込みあげたり、こわくて震えそうになっていたりした。
歯医者でこんなに怖い思いをした事がなかった…。やだぁ。

「はい、もう神経も抜きましたから、いま掃除している所ですからね」
とお医者さんが言ってくれ それでちょっと安心した。なんか細いものが歯の中に入ってきてコショコショやってた。とても丁寧にやってくれた。
口の中をこんなに長い時間 人に触られた事がなかったのだが、なんだろうこの不思議な信頼感。恋にでも落ちるか?ってな感覚なのだ(いやチガウ。)

神経を抜いてしまった歯の治療は痛くないから、もうこれからは痛い思いはしませんよ。と看護婦さんが言ってくれた。なるほどぉ。


コミニュケーションを取りながらちゃんと説明をしてくれるし、確実に治す方法を実行してくれている、そんな感じがした。最初の一瞬がスゲー!怖かったけど、以降は楽なら、いいのかなぁ。なんて思った。怖い思いしたからいい歯医者なのか定かではないがこれからしばらく通う事になりそうだ。


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レントゲンを見ながらお医者さんは言った。
「お父さんもお母さんも とてもいい歯でしょ」
私はお父さんの歯は知らないけれど、ママの歯はよかったような気がした。
ちなみにママは私がもって産まれてきた、この歯を自慢に思ってる。
妊娠中いろいろ頑張って食べたりしたらしい。

お医者さんに行ってレントゲン観ながら誉められたの、実は2回めなのだ。
歯を誉められると あんまり自分が誉められた気がしない。
どちらかというと遺伝なのだ。

ママ、この歯くれてありがとう。

と、感謝してみたり。


初めての麻酔は、感覚がなくて うがいが上手に出来なかった。これじゃあ、しばらくご飯たべれないなあ‥なんて、お腹空かせながら帰った。
歯医者は、ご飯時行くもんじゃありませぬ。

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2004年01月27日(火) ★ ひかりの住処

晴れたよる。
雲ひとつない。

白い月だけがそらにいて、しろい光を浴びていた。
田舎の国道はトラックばかり走っている。
街灯が久しぶりにしかなくて、道中は くろい。
閉店時間を迎え明日を待つ店の看板がこうこうと照らされて 時々立ってる。
民家の灯火が遠くささやかに佇んでる。

信号だけが常に働いていて、赤から青になり 黄色になった。

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ダーの会社に到着して電話をしたら、
もう誰も居なくなった事務所に招き入れてくれて紅茶を入れてくれた。
就業時間を終えたパソコンからくるりの新曲PVを開いてダーが見せてくれた。

優しかった。
それは とてもとても幸せな音がして、泣きそうになった。

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帰途、
国道からバイパスを作っている陸橋にさしかかった。
行儀よく並んで橋を照らしているオレンジの街灯が 真珠のように連なっていた。

キレイだった。



     きわだつひかりたちだけが、生きている。
     くろいよるだから、なおさら美しい。




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朝、ダーを会社まで送った。今日は車を使う事をやろう。と思ったので。
浅間山が真っ白だった。晴れていて、その手前に妙義山麓がくっきりしていた。田舎の冬景色は素朴な色調で、こんな人工的な建物や道なんて似合わないと思った。人々が自然と共存しているだけだった頃、この景色はどれくらい美しかっただろうか と、いつも思う。なにか想いのようなものが掻き立てられる。
だいたい、人生のうちで「浅間山」を見る生活があろうなんて思いもしなかった。社会科で習ったきりなのだ、浅間山‥。

帰って来て すこしボーッとして、

★家賃の振込みに出かける。

★帰宅しすぐターリンを動物病院に連れて行った。ワクチン注射のため。
ターリンは3.15kg、診察台の上ではオロオロして私のカーディガンの中に隠れようとしたりした。[ターリン、怖いの?大丈夫だよ、すーぐおわるよー、ごめんねー]と始終声をかけてやらなくてはならず、人のよさそうな医師の方も急いでくれたのですぐ終った。だけど、いろいろお話ができなかった。もっとゆっくり診察できるようになりたいニャン。

★帰って、買い物に出る。
ニチエーとセキチューとニトリに行く。
ニチエーでは1週間分くらいに相当するだろう食品を買った。セキチューではパイプフィニッシュなど購入。ニトリではカーテンやカバーなどなどが安くなっていて妄想を掻き立てられた。いろいろ衝動買いしてしまいそうな欲望を押さえ徘徊。ファーやムートンの時期も終わりで処分が始まっていた。顔を埋めると気持よくて、片っ端からふかふかにスリスリした。
このやわらかい感触ターリンみたい‥、と思った。
ネコと暮らすってなんて贅沢なんだろう!私だけのやらかいふわふわ。
ファーもムートンも、ターリンには及ばないのだ!…など思う。
ニトリには鉢を買いに行ったのだ。そろそろ新しいネコ草を栽培しなくては、なので。
気がつくと1:15、今どーでもいい昼ドラにハマっていてそれを見に帰る。
家に着いたのは始まる2分前、テレビつけたら疲れて動けなくなった。

★ドラマが終ってからチンゲン菜とナンプラーのヤキソバを作り食す。
ぼんやりしていると1時間くらいすぎる。ヤフオクメールのやり取り‥ご飯の支度、などやっていると時刻は6:45、眠たくなったので15分だけ眠る事にした。周りでは私が横になった事に安心したハナちゃんがすごい勢いで走り回ってる。ターリンもそれを追い掛ける‥、、、こいつらめ。7時、目覚ましは鳴ったのだけど止めて眠ってしまった。次に目が覚めたのは8時だった。起きて郵便局へ行きヤフオク商品発送、それからダーを迎えに行った。ダーの会社に着いたのは9時だった。行頭に戻る。


何をしたかと言えば、
何にもしていないような そんな雑用ばかりのこんな一日。


2004年01月26日(月) ★ しろいふわふわがすき


ターリンのお気に入り。
ターリンは、白いふわふわがすき。
感覚がイキナリ冴えて目つきが変わるくらい、好き。

今日はバイト午後からで朝からこんなところでカチカチ、
金曜日から日記更新しました。
本日の「ねことおやつ」は気分次第。


2004年01月25日(日) ★ と、ダー。

ダーの親戚の人が亡くなられて夕方からお通夜だった。
実家まで送っていった。
お義父様はまだ仕事をしていて、お義母様はこたつに居た。途中から長女姉様がやって来てしばらくお茶を飲んだり新聞を見たりして、私は実家を後にした。

ダーの周りはこの数年お葬式が多い。
世代の移り変わりの時期なんだろうか。


「足が、もう痛くて」とお義母様がこたつで暖めながら言っていた。
なんとなく遠回しに(誰か代わって仕事と家事してくれたらな‥)みたいな声が聞こえる気がして「ああそうなんですかぁ」と私は聞こえないフリをした。(ごめんなさい)
誰かの人生を背負いたい訳じゃない。それに手伝い必要ないと言ったのはご両親だったし、お陰でいま私だけの人生がある。いま始まったばかりのこれらを私は愛してる。
世代交代という名のもとで のっかられたくないし、のっかりたくない。

結婚ってふたりの精神的な儀式だし、他人を診る為のものなんだったら嫌だ。
もし私が道具になることがあって とうとうキッチンと一体化してしまったら
私はいずれ限界に達して 全速力で逃げるだろう。


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かんじょうせん。

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よる、“金井の湯”に行った。
ここは川沿いの露天で男風呂からは川辺を一望できるらしい。最高だろう。
女風呂は、ただ塀があるだけなので面白くない。でも夜12時まで開いてて安くて比較的綺麗だからたまに行く。
2回、サウナに入った。日頃の新陳代謝不足を解消。

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昨日、イベントに行く前ダーの友達らともんじゃとお好み焼きを食べた。
数日前に両親に挨拶に行った男の子が居て、
「3年をメドに‥!」とか言って来ちゃったらしい。
彼はそれ以来、ちょっと自分のバランスを取れなくしてしまったらしい。
結婚するだろう相手と居る事が不自由だ、という会話の雰囲気になった。
[彼女は結婚したいの?]と問うと「いや、そういう訳でも‥」と彼。
[じゃっ、(そんなに不安定になるほどイヤなら)結婚しなかったらいいじゃん!]と、私。つい言ってしまった。

世間一般的に言われる「幸せになるための約束」、、、結婚。
そんな事を決めておいて実はイヤだとか思うなんて、不誠実だと思う。
相手がそんな風だったら、イヤだ。そこまでして結婚しなくていいと思う。

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結婚が決まるとつばさをもぎ取られてしまった気持になる人を時々見る。
昨日の彼も、きっとちょっとそんな感じでバランスを崩してる。
何を失った気持になるのかな。
なら、どうしてひとは結婚を決めるんだろう…。

[ねえ、どうして私たち結婚するの?結婚したいの?]と私。
「結婚‥したい訳じゃないけど、なんとなくだよ」と、ダー。
[じゃっ、しなくていいじゃん!そんな不確かなもので決めていいの?]

[結婚決めてなにか失ったような気分になった?]と尋ねたら「そうでもないよ、」ダーは言った。[周りから結婚ケッコンって言われるから?]と聞くと「そうじゃない」とダーは言った。
「してみてもいいかな、って思ったから」と、ダー。

私は、ずっと群馬に自分が居るという気がまだしてなくて 人生の中で、流れていくひとつの地点だと感じていて、だから 内心この結婚の実感がまだまだなかった。
私は何かを失った訳じゃない。そして確実な何かを得た訳じゃない。




「レイさんはずっと僕といると思うよ、」

と、ダー。きゃー、なのだ。
初めてダーが決めた事に対してちょっと嬉しいような気持になった。それで、私は、
[うん、それはとてもいい思いつきだと思うよ。]と言った。


‥正しくは、【ダーが 私といる】だ!と思うけど。


2004年01月24日(土) ★ ぼくのおよめさん

目が覚めて寝返りを打ったら床に 毛布にくるまった人が寝ていた。
ああ、そーだ昨日 彼だけ残って眠ってしまったんだ…とか思った瞬間、また寝てしまった。

次に起きたらさっきまでホットカーペットの上で寝てた筈のEJが居なかった。
「ねー、EJがいないよ。」と、ダーを起こした。

綺麗に畳んだ毛布がそこにあった。



   目が覚めたら、いる筈の人が いない。

それって、ちょっとせつない感じ。
なんか、コレって何かの始まりみたいな感じだな。と思った。
きっとおんなのこなら(一応 私も女心あるジョセイだが無関係)カッコイイ彼がこんな事したら夢中になるだろうな。彼の外見(超越した足長イケメン&オシャレさん)や持ち物(セレブなブランドのオンパレード)や環境(お金持ち)だけじゃなくて、こんな行動もモテるひとつなんじゃないだろうか‥きっと恋心掻き立てられるであろう。とか、他人事ながら思ってみたり。

   でも、それは 恋で終る。


なんちゃって。
私は、あさ一緒にボサボサ頭でお茶飲んだりする方がいい。と、思います。

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毛づくろいなんてして邪魔してみたりして‥、、、


年間2回くらいしか着ないけど大好きな古着のワンピースがあって、それがヤフオクで売れてしまった。売りたくないので高値つけてたのに。(売る気ある?)だから、きょう最後に着る事にした。やっぱり着てみたらかわいかった。
今日が楽しかったらいいな、と思った。

フォルクローレのライブイベントがあって、ダーの先輩が主催した。EJも手伝っていた。ダーとふたりで見に行った。高崎駅東口の半地下みたいなところのカフェだった。ライブの終る15分前程に到着してしまった。
その後、ダーの先輩がDJをやった。古典的な踊れないジャズばかり流れた。

そのあと、少し榛名の方へドライブして帰った。

今日は、特別楽しいイベントでもなかったし素敵なアクシデントがあった訳でもなかったけど、なんだか充実していた。
きっとダーとずっと一緒にいたからで、常にそれを感じていれたからだと思う。

だから、とってもありがとう。


2004年01月23日(金) ★ ジェントルメン


今日は、ハナちゃんをシャンプーをした。

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午後、ハナちゃん連れてネコマンションへ遊びに行く。
お見合いのつもりだったのだけど、ハナちゃんは臆病なメスネコなので相手に対し例のごとくフーシャー・ペッ。とかフーシャー・カッ。とかやってた…
お相手のうーたんは小型柴犬くらいある大きさの黒猫。ちょっと筋肉質で黒ヒョウみたいでカッコイイのだ、彼はそんなメスネコハナちゃんを黙って見て、しばらくしたらそそくさと散歩に出てしまった。

こんな相手がオスネコの時はケンカになる、とトーコちゃん。
ヒステリックなレディにはあたらず、触らず‥?
うーたんってば、ジェントルメンなのね。



そんなハナちゃんを部屋に残して、ふたりで今日のチラシのあか丸に行き、100均とペットコーナーと本棚を見に行った。本棚を探しているのは、私じゃなくて彼女。高さ180cmの本棚が¥1980!横幅が広い方は¥2980!安い!と、勇んで行くも「配送料って幾らですか?」と訪ねると「¥1500ですねー」‥合計すると他店とそう変わらない金額になった。私たちが違うところで見つけた家具の方が安いじゃん。と、退散。惣菜屋でおかずを買って帰った。

帰ってしばらくすると おかずの匂いにうーたんが帰ってきた。
ネコって、自分の部屋の気配とかどこに居ても感じるのかな。いつも彼はこんなタイミングでいつも現れるのだ。
‥でも部屋には変わらず「ウ〜」(唸り)なハナちゃんがいて、うーたんは目をまんまるにしたまま入り口に座っていた。しばらくして部屋にも入らず出て行ってしまった。
トーコちゃんも居なくなって、しばらくしてうーたんを抱えて帰ってきた。
そして、ハナちゃんの前にうーたんを降ろした。

‥即座にハナちゃんのシャーっ・な攻撃。
 うーたんはその瞬間 消えていた。

うーたんの逃げ足があまりにも早く「こんな女とつきあってられっか(汗」な
対応が面白すぎてふたりで笑った。漫画みたい。


ハナちゃんは自分からうーたんの方へ歩いて行くなど、普段ないような行動があり それなりにリリシイオスネコうーたんに興味があるみたいだったけれど 持ち前の臆病が彼女を唸らせてしまってる感じだった。

「ソバカスメガネ女みたい…」と、トーコちゃん。
以前ダーもそんな事言ってた。
誰の目から見ても《ハナちゃんてば本当は興味があるんだろうな、欲しいんだろうな》な事があるときでもこんな風なのだ。マタタビでも、ヨダレ垂らして我慢する。こまったひと。

学校とか、社会にもいるじゃないですか。
興味あるクセに[私は、そんなんじゃないわ!フン!]とかいう感じの優等生風なプライド先行型メガネブス女‥(失礼、)ハナちゃんて人間社会だとそんな感じかなと思う。[実は、私ってメガネ外したら美人なんだから]と内心思っていながら メガネ外さない、みたいな‥
結果、何もかもが逃げて行く。妄想のうちにイイオスネコも逃げて行く。

虚勢を張るってそんなに大事かね。

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帰ったら11時だった。
近所で飲んでるダーのこと考えたけど、ちょっと疲れたのでお風呂に入って寝た。
ターリンもお布団でゴロゴロ言ってて、私もうとうとして夢見心地‥な、とき電話が鳴った。いまから友達連れてくるよ。

もうお化粧してる時間もない。
仕方なく着替えてちょっと部屋を綺麗にしてお湯を沸かした。


今日の夜は長い。


2004年01月22日(木) ★ ひつじのえくぼ

また、バイトをサボってしまった。
行く気がないのだ。ごめんなさいなのだ。



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物語の、終わりについて 考えました。

ひととひとの出会いの 何処をもって終わりとするか、
自分で決めてもいいと思ったので。

ひととひとを繋いできた約束事が破棄されて、おわり
顔をみてこころを交わす事が許されなくなって、おわり
と、いう事もあるけれど
こころが求める限りは 私は終わりじゃないと思っています
その人を思いだして触れてみたくなったりする限り、
終らせなくてもいいと思ったりします。


好きだったら、何度でも取り戻したっていいんじゃないかな と思います。
例えば酷い仕打ちや間違いがあったとしても、認めてしまえばいいんじゃないかなって思います。恨んでまで忘れようとする事もあるかも知れない。でもそれはこれから触れあう事で浄化されていくかもしれない。もしくは、無理矢理消さなくても自然と優しい景色に溶けるかもしれない。

誰かを好きでいられるって、素敵だと思ったりします。
だから、会ってみたくなったら 出会ってみたらどうかなと思います。
無理にあなたを否定しなくてもいいんじゃないかなと思います。
忘れられないなら、
こころが続いているのなら、好きでいてもいいんじゃないかなと思います。
私は、いままでそうやって来たので その方法しか知らないんですけど、

闇と共存しようとしてみたり、でも苦しくて脱皮しようともがいたり、
時々はぬぐい去ってしまおうと してみるかも知れない。
だけど、無理矢理 自分を殺してしまわないで。

赦せない事は 許さなければいい。だけど、大事なのは
相手から「好かれている事」でなくて
自分が「あいしていること」だったり、しないかな‥なんて思います。




‥なんて、私は思ってみた。

でもでもだけど そこまでして、
自分を尽くしてまで 好きじゃない人なんだったらそれまで。



ものがたりは わたしのこころでいきてる





              ものがたりは あなたのこころでいきてる?

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さんざん迷った挙げ句、近所のアルバイト募集が出ていたデザイン事務所に電話したら、もう求人は決まってしまっていた。いろいろ悩んだ末だったので拍子抜けてしまった。ぬぬぬ。

とにかく、もうバイトやめる。


2004年01月21日(水) ★ きらきらまばたき

トーコちゃんは月曜日でバイトを辞めてしまっていた。突然だったので、荷物が残ってた。メールのやり取りで(荷物どうするの?)と聞いてたんだけど、嫌気が差して突然辞めたバイト先にまた来るのも嫌だろうなと思って、
仕方ないので私が持って帰ってきた。
それを、昨日か今日持って行くね、と約束していたのに連絡が取れない。
電話したら即留守電だし、メールは随分経って却ってきた。
彼女、借金があるし もっ、もしかして‥‥(ヨカラヌ想像
いや、携帯停まっちゃってるのかもな‥と、思い突然で失礼なのだが直接自宅へ行く事にした。

時間は正午ごろ、家は、留守。
仕方ないので置き手紙して帰る事にした。
新聞受けには朝刊がまだあったので、出掛けちゃってるのかな とか思った。


実はいろいろやりたい雑事があったので、その後はそれをやった。
赤まるへ行き100均とペットコーナで買い物、郵便局へ行き、ミスドでドーナツを買い(今プレゼントがネコ皿なので狙ってる)帰った。野菜も買いたかったのだけど ちょっとくたくたになったのでそれはやめた。
自宅下の駐車場に車を停めたらトーコちゃんからメールが入った。
お風呂に入ってたらしい‥。
取りあえず自分の部屋で休んで、また彼女の家に向かった。
家を出たら4時になってた。




豚肉の味噌炒めと、ほうれん草のお浸し、納豆オムレツの大根おろしかけを作ってくれた。私は、納豆が嫌いだったので、そのいわゆるメインディッシュを食べれなかった(ごめん)
誰かが作ってくれる料理は美味しい。
食べながら、発情期なネコらと戯れたりして過ごした。

そんな事をやってたら、ダーから電話があって[今日遊びに行くからお迎えイラナイ]と連絡を貰った。ダーはいつも11時ごろまで帰らないので、私もゆっくりすることにした。
前橋市内を車で走り、ちょっと買い物などをし、ふたりで食べようとマクドナルドを買って部屋に戻ったらダーからまた電話があった。[今帰ったー]、まだ9時なのに。早いね、少ししたら帰るから待っててね と電話を切った。

今日は私が11時頃帰った。ダーはゲームをしていた。
「ただいまー」
なんだか、いつもと逆なのです。



慌ただしく風呂に入り、ターリンと少し遊び、ふとんに入った。
帰宅して1時間ちょっとだけしかダーと一緒にいなかった。
その間、ターリンのお帰り攻撃を受けネコズに係りっきりだったので ダーとあまりコミニュケーションがとれなかった。そんな日もある。


私が家で待ってて11時に帰ってくるダーを迎えるのと、
  外から11時に帰り ダーに迎えられ一緒に過ごすのでは
その後眠るまでのふたりの、同じ1時間が ちょっと違うなと思った。

  いつもより、ちょっとしか一緒に居れなかった感じがした。

家に居る時は、自分の事をしていても 帰ってくる人の事を考えてる。
だから一緒に居るのが1時間でも ずっと一緒に居たようなものなのかも、
待ってるって、こういう事なのかなと思った。待ってるっていいなと思った。


この感覚、待たせて帰る人には 解らぬことなのかも。なんて思った。
誰かが待ってる事の優しさ。どうか平凡に続き、当り前になりませんように。

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ちいさくてとても素敵な祝福ありがとう。
そういうの、泣きたくなる。
嬉しいです。

あなたにああたかいなみだがふりますように。


2004年01月19日(月) ★ ノラを着ててもこころは錦

ミユが19の時、お水バイトで出会って付きあった彼氏は3年目の冬に「来年の6月に結婚しよう」と言った。ミユはすごく嬉しかった。彼には怪しいところがいっぱいあったんだけど、気付かないフリしてた。彼氏は時々 携帯の電源を切っていて、連絡取れない事が多かった。でも(結婚できるからいいや!)って思ってた。
年があけて2月頃から昼間働いていた会社に女から電話が掛かるようになった。ミユの携帯にも。彼氏は「頭がおかしいから相手にするな」と言ってくれた。だから、そんなの相手にしなかった。
5月頃から上司に電話が掛かるようになった。「私の旦那に手を出さないでくれ」、携帯に無言の電話も多くなった。彼氏とも連絡取れなくなった。いつ電話しても電源を切っている。

半分諦めた頃、彼氏から会社に電話が掛かってきた。
「今日の仕事が終わったら お前の実家に挨拶に行こう」すぐに上司から3日の休みを貰った。会社が終り彼氏が迎えに来て、部屋へ荷物をまとめに戻った。彼氏は車で待ってると言った。ミユはひとりで部屋へ戻った。
いろいろ用意していたら、玄関のチャイムが鳴った。開いてるよ〜、と言ったら、
女が入ってきた。

女はとても興奮していた。
ふたりがクリスマスにお揃いで購入した腕時計を見ると すごい力で取ろうとした。
血が出た。

彼氏は、その女と5月に結婚していた。



   その時の傷は、未だ残っている。

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その女は、ミユに言った。
彼氏は あんたと付き合って尽くされ過ぎて重荷だったって言ってるのよ、
なのに別れられないのは

   親と離れて育ってて 可愛そう だったからよ!


ミユはその生い立ちを通して いろんな人に出会えて、よかった という話をしていた。悲しいとか辛かったとかそんな 同情を引く話をしたつもりはなかったのに。

一番悲しかったのは、
そういう話を、会った事もない 女の口から聞いた事。

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ミユはその時、百貨店の駐車場の警備員をしていた。
忙しい時間帯で、次々くる車を地下二階と三階の分岐点で車を振り分けていた。
そこに一台の車が停まった。指示しているのに。見るとレンタカー。
わかんないんだな。と思って、説明しようと近づいて行ったら、

  運転席に彼氏。助手席に笑ってる女‥

ミユは、足がガクガク震えた。立っていられなくなった。無線の声もおかしくなった。
職場の仲間が駆けつけてくれた。
ふたりは5分も経たないうちに出ていった。

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その後、彼氏から電話があった。ミユは出なかった。
留守電に、女と別れるからやり直そう と録音されていた。

さすがのミユも振り向かなかった。


毎日のように知合いの店に飲みに行き、そこで別れた旦那と知り合った。
半年、同棲して 結婚した。

早く結婚して子供が欲しかったから。


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どうして、こんな人生があるんだろうか と思った。

会わない10年の間に彼女にはいろんな事があった。
彼女が悲しかった事が、かなしかった。



私たちはそれぞれ違う高校に進学した。ミユは 定時制に通いながら、ちいさな田舎町のちっさい百貨店で朝から働いていた。私が当時好きだった、ちょっと高いチョコレートをいつも買ってきてくれた。私はいじわるで時々いたずらをするけど、絶対怒ったりしなかった。私が困った時は私に変わって怒ったりしてた。
いつも笑ってた。優しくて、強かった。

どうして、あなたはそうなの。



お昼も、夜も、働いて、
ただ幸せになりたくて、、、、、頑張っている人のことを、

‥そんな彼女の事を、
どうして、そんな目にあわせられるんだろう?
どうして??





許せないと思った。
私の、からだじゅうがあつくなった。

ただ、ひたすら



    かなしかった。



2004年01月16日(金) ★ みるくのうみ

今日は休日で車を借りたのでダーを会社の前まで迎えに行った。
6時にきて、と5時すぎにメールを貰ったけれど、そんなにスグに着ける訳ない。
15分も遅れちゃった…とか、思ったら私はそこでダーを約2時間待つハメになった。
長引く仕事。‥っていうか、私が迎えに来たのを理由にそそくさと帰るつもりだったのだろうが、作戦失敗だったらしい。だいたい、昨日は夜と夜中のあいだに帰宅だったのだからそれくらいの予想はつく筈であろう。
ダーが思っている程 仕事の中での自分の存在が軽くはないってことだ。
いなくなったからって、関係なく進む仕事って訳じゃないってことなのだ。
暗い車内は寒くて、時々エンジンをかけた。ときどき眠ってしまったりした。
月曜で仕事辞める!とのたうちまわってるバイト仲間にメール送ったりした。
仕事の終ったダーが現れた時はまさにそんな時だった。

私は待つのが嫌いなのに 2時間待たされたけれど、
今日は特に腹も立たなかった。


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   けっこん する?






‥と、ダー。

                   「えっ、ギャグ?」と、私。

そういう具体的な言葉が出て初めて、私の中での準備がない事を知る。‥なんか、そういうのって嬉しかったり泣いちゃったりしながら、「うんっ」とか 頷くものだと思ってた。まるで自分に降りてきた言葉じゃないみたいに聞こえた。

「えっ、ギャグ?えっ、GYG?」と、聞く私に
「式はまだまだ挙げられないけど」と、ダー。

ええええええええっ。ええええええええええええええええっ。(ほんとなんだ。)
でも、なんかこの突然の進展にふたり盛り上がってウヒャウヒャ浮かれて訳もなくじゃれたり、した。ダーの名字になるのか、とかちょっと考えて ゴロ合わないなあ、ダーが私の名字になればいい。とか思った。


この瞬間から 何かが永遠に続くとか その実感がまだない、そんな感じ。

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女の子って、普通は何が何でも結婚したいですよね。待ってますよね。眠りヒメのごとく。だから頭の中でもそういう妄想ができちゃってる人もいて、こういう夢のような出来事があると すぐそんな自分の姿が描けたりするのかな なんて思うのだけれど。

私は ぽわぁっ、と頭の中がしろくなった。顔面蒼白、とかじゃなくて ただただ。
あたまのなかにミルクが流れ込んできて、まっしろになった。 
そんな感じ。

私たちは、何も変わらないのかな なんて思う。

こっちの人は、すぐ「結婚しろ」とか「結婚しないの?」とか言う。
その度に、いやはぁ‥そいうのは、ちょっと‥ と答えてきた。私はいつか居なくなるかも知れないし、とか思ってきた。漂うままに流れを選び ここに来たので。私の育ってきた環境には「幸せな夫婦生活」がなかった。ママも、おばあちゃんも ひとりだった。それでできるだけ結婚というものに夢を抱かないよう努めてきた。そんな私の結婚説を否定すると、私は内心では、結婚願望がないんじゃなくって 実は結婚に対して慎重なんじゃないか なんて思ったりした。
ほんとうのところはどうなんだろう。

    いま、自分がわからない。


既に描いてきた事を実現するのじゃなくて、
これから何かを描いていくのもいいかな とも思う。


    ねえ、どう思う。

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ああ、結婚生活 よりも。
シャンとしたスラックスとかわいいセーターなんか着てバスに乗ってくるおじいちゃんとか、晴れた鴨川沿いのカフェ窓際 紅茶の湯気の向うの外を散歩するおじいちゃんが背中いっぱいにあったかい陽を受けてあるいてる姿とか、そんなおじいちゃんとか。おじいちゃんとか。眼に映るおじいちゃんがステキな白髪や深いシワをもっていたら、
私は ダーを描いていたような気がする。


蒸発して天に昇ってゆく生命の水分が 残り少しになっても、好きでいれたらいいな、
こんなおじいちゃんみたいに、相手の事が優しく私の瞳に映ればいいな、
と思っていた。

老後、かあ‥
ん?なんか、ズレてる?


2004年01月15日(木) ★ やけど 

殺人者に無期懲役判決 が降りた、というニュースを見た。
生きたまま焼かれたひとが見つかったという事件が少し前にあった。
その、判決。



今日はバイトで帰ったら疲れてしまって、部屋で座ったら動けなくなった。
あと 少ししたらご飯つくんなくちゃ、とか考えながら6時台のニュースを紅茶で流し込んだ。労働の後のイッパイって、酒じゃなくても美味しいんだ!!とか考えてたら もっと動けなくなった。きっと、ひとりで暮らしていたら何もしなかったと思う。
だけど もっと仕事して帰ってくる人がいるんだから。
と、思うとインスタントで済ます気にはなれなくて色々考える。


目の前のニュース画面では 涙ながらの遺族の方が「娘をこんな目に合わせた人を、殺したいと思っても 法の裁きの下でしかできないから、くやしいです」と言っていた。悔しくも憤慨すべき結果だと思った。

誰かが私を生きたまま焼いて殺したら、
私はその誰かをどうして欲しいだろうか なんて考えた。

私は、その犯人を逃がしたくないと思った。だから生きて、私が死んだ事の意味と、生きる事の無意味さを考え感じて生き抜いて欲しいと思った。死んでしまったら、私が殺された事が それで終ってしまう。そんな事は許せない。



ダーは、あと数分で12時になろうという時に帰ってきた。
シャワーを浴びてる間にご飯の支度をする。

「私が殺されたら、どうする?」と問うとダーは その時にならないとわからない、と言った。私は、上記の考えをダーに述べた。
「レイさんはどうするの」と言うから また考えた。

   ダーが殺されたら…

私はその人を生かしてはおけないだろう。
「私は、きっと殺すよ」と、迷わず言った。


罪人は 生きるべきなのだろうか、死ぬべきなのだろうか。
つぐないとは何なのだろうか。
だけど私が遺族ならつぐないなんか欲しくない。ただただ天罰を望む。

心の中で 正論と現実がもわもわと交差した。


2004年01月11日(日) ★ ねこのよだれ



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ぬぅ〜。
あの女め!ターリンの寝込みを襲ってる!
と、私は、ちょっと真剣に妬いてしまう。

ターリン頭がハナちゃんのよだれだらけ。
びしょびしょ。




‥そんな話をすると皆には怒られる。
猫のことなのに。と。

ねこのことだからねこにはなれないから、
ちょっと嫉妬するだけじゃん












2004年01月10日(土) ★ 恒夫とジョゼ 

あなたのたいようになったわたしは
あなたを だめにしてはいないか



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その人のお父さんは、車とバイクと釣りが好きだった。本当にソレしかない人だった。
未熟児だったその人が赤ちゃんの頃、これは危ないから病院へ って時も、
「じゃ、よろしく」と釣りに出掛けてしまった。
そんな風な感じで、お母さんはいつもいつもひとりだった。


      ある日、お母さんが突然居なくなった。
      そして帰ってこなかった。

お父さんは2ヵ月間会社を休み、子供を連れまわってお母さんを探した。
何処にも居なかった。
「どうして連れまわったのかな、実家に預けるとかできたんじゃない?」
と問うと うんお婆ちゃんもイイお婆ちゃんでね、良くしてくれたんだよ
と、その人が言った。

ある日 やっと、お母さんに辿り着いた。


      お母さんは、今の彼氏の所にいた。

      もう、帰ってこなかった。


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その人の目は、潤んでいて、
目をそらすと 大事な何かを見落としてしまいそうな気がした。


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午後、メール貰った。澄んで晴れた群馬、車内は暖かい。
ぬくぬくとして、その人の事をなんとなく想った。

ほんとうのきれいなひとは 汚れない。
例えば世界中が汚染されてしまっても、
きれいなひとは たぶん きれいなのだ。

 ああ 彼女はきれいだな と思った。







ふぅちゃんと遊んだ。
上品でくだけた店構えの串焼き屋へ行って食事をして、
いわゆるショットバーに行って話した。

夜遊びらしい夜遊び、店から店にはしご。
こんなのひさしぶり。


そんな遊びをしてた自分を思い出す。
数年前の数ヵ月間、光を求める蛾のように木屋町を飲み歩いた頃があった。
暗くて汚い世界は楽しい。夜の灯りは甘いお酒が美味しい。
でもある時、新しく大好きな友達に出会って、世界が変わってきた。
見た瞬間 好きになって、急に夜の街が必要なくなった。
私は彼女とお陽さまの下を歩くようになった。

ちょうどその頃、色々恋愛沙汰が周囲で起こって 私は夜の集いに参加しなくなった。
木屋町は散歩でひょこひょこ歩いても、
その街に楽しさ混じりのお酒を求めて歩くような事はなくなった。
それ以来。それきり。

その時は そう感じなかったけど、
あの時の私は何かに飢えていた。寂しかった。
大事なものを失った時だったから。



ヒマを見つけてはこうして夜を歩いてるの、と言う ふぅちゃんは、
寂しいのかも知れない と思った。
「うちにも遊びにおいでね」と私は言った。


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   まえ、ニュースプラスワンの特集で、
   金儲けの為に 今流行のMIX犬を作ってる悪徳ブリーダが
   特集されていたらしい。

   奇形のワンコらとか産まれるんだよ、
   6匹産まれて1匹しか犬の形してないとかあるんだって。
   そんなの…、

と、話すふぅちゃんの目は涙でいっぱいだった。
ああこのひとってば好きだ。と思った。


私が彼女をみた瞬間 感じた彼女のきれいさは、
こんな所だろうと思った。

彼氏がずっといなくて飲み友達に甘んじてしまう かわいい彼女の、そんなところを 好きになってくれる人がいるといいな、と思った。いま好きな人がそんな所を好きになってくれると尚ヨシだ。

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私は、ひとをすごく選ぶのだ、だから友達が少ない
ダーは誰とでもどんな人とでも楽しく遊ぶ だから遊ぶ友達が尽きない

慎重に選んでいる訳じゃない。ただ直感ピピピな人がいないだけなのだ。
ダーは友達を作れつくれとプレッシャーをかける。
私は今の所 とくに必要としていないし
こんな風に気がむけば出掛けて行くし

そんな訳で、ご心配なく。
でも、ありがとね。


2004年01月09日(金) ★ 生き、伸びることを やすむとき





     ターリン、ネコ草に座し光合成。





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榛名から安中へ211号線で山を超える。

夏は、ドキドキしてしまうくらい 緑々していた路は、冬を迎え寂しくなっていた。
わびしさ という美しさが、素朴な彩りを生んで森を作っていた。

「なんだ、あんなに元気だったじゃないの。」と、
肩をたたいてやりたくなるくらい、裸の木々は力なくじっとしている。

路肩に車を停めて窓をあけた。
あたたかい陽射しに冷たい風が寄り添う。
それに揺られて時々 ささやかな葉の音がしていた。
静かで寂しい光景に 死んでしまったのじゃないか と、ふと心配になったが、
私は知っている。
緑たちは いま、休むときなんだ。



   また春が来たら あおうね。

     また あおうね。



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「峠の湯」に行った。しつこいくらい言うけど、大好き。峠の湯サイコー。
肩凝り解消すべく腕をぶんぶん回した。
露天で100回以上、回した。ほぐれまくり。
平日は空いていて、もう寒いので内湯より露天の方が人が少なくて綺麗だった。
2時間、湯に入ったり冷ましたりして過ごした。


休憩室で足を伸ばしてお茶を飲んだ。
目前には独特なラインを描いて妙義山麓が伸びる。
あのね、妙義山にはオニがいるんです。
←ほらね。

かわいいでしょ。






駐車場を車まで歩くと 群馬県特有のからっ風が吹いていた。
風にあてられて冷たいなと思って触ったら、鼻に汗がびっしょり。笑った。
今日は日頃の新陳代謝不足も解消できたに違いないと思った。

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ダーは仕事から帰るとすぐ、横浜の友達の所へ行ってしまった。
この3連休を使って、遊んでくるのだそうだ。

高崎駅まで送って、帰りにふらりとスーパーへ寄ったらタイムサービスで惣菜半額をやってた。客がそのコーナーにだけわらわらと集まっていて、つられるように手に取る海老フライ。‥と、カラアゲ。
カラアゲは、まだ半額の札がついてなかった。海老フライとカラアゲ、どっちにしようか悩んでいると惣菜係のオバチャンが「カラアゲも半額にしますよ。」と言ってくれた。ありがとうございます と半額のシールを貼ってもらてしまった。そうすると、オバチャンの前で買い物かごにある海老フライを返す訳にも行かなくなって 逃げるように立ち去ってしまった。ひとりで食べきれもしないのに、両方買う事になった。
野菜を買っても明日明後日とダーがいないので片付けられない。まだ残ってるやつ食べるか、と 何故かなぜかダイエットペプシなど買う。

海老フライとカラアゲとペプシコーラ。
お前はアメリカ人か!と問いたい組み合せだ。
レジに出す時 女の子として恥ずかしくなった。

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フライのオンパレードと朝の残りのお味噌汁など食べ、
残ってしまったフライをどうするか考えていると電話がなった。

九州から出てきて関西に就職したコからだった。

  毎日、昼間は客に無理を言われ それを叶えるために頭をさげて、
  夜は12時まで仕事して、帰ったらコンビニ弁当食べて、眠るだけ。
  何やってるんだろう、何のために働いてるんだろう。


ああそれって悲しいなと思ったけれど それは言えなかった。
ダーが
「仕事終ってラーメン食べて、帰ってテレビ見て寝る。っていう生活はしたくない。」
と、ちょっと前に言ってたけど、たぶんこういうことなんだろうなと思った。
それすごく解ると思った。でも何かしてあげたいが遠くてできない。

ちなみに、今日の私の目の前にも惣菜フライのオンパレード。
ひとりだと食事もそうなりがち。



話は地元(そのコの身内の)の事になった。

12月1日、親戚の子が亡くなった。

院長の息子でストレートで医大に入ったひとで、だけど何かズレてしまって半年で退学してしまった。その後は東京へ逃げフリータ生活。30歳をすぎて帰ってきた。そしてまた医者を目指し勉強を始めた。父親:院長の母校である医大に合格。父親は手放しで喜び将来を楽しみにした。‥今年の4月から入学することになっていた。

   そんな矢先の突然の交通事故で、即死。32歳だった。

相手は年の近い普通の人だった。


「えーっ、作った話?よくできてるね」
と私が言うと ほんとう、とぽつんと言った。



家族の人も失望してしまって お葬式も喪主が泣き崩れてしまって、
代わりにそのコの父親が壇上に立った。(父親と院長が兄弟。)
そのコの父親は、九州男児で紳士という感じの熱くて物静かな感じの人だった。
そんな父親も壇上で話しながら、泣いてしまった。



そのコは父親をとても尊敬しているコだったので、そんな父親の姿を見れば
感情移入が、悲しみに拍車をかけた事であろう と思った。
亡くなった息子は皆の希望であり愛されるべき命だったのだろうと思う。
これから親孝行が始まるだろう時になんてこと。
というか、話していて出会った事もない人の事なのだけれど、
涙がこぼれてしまった。

受話器の向うの人は 悲しんでいる。





もう、私は。こうして、ひとくぎりついてるんだけどね。

と言うそのコに そう思った。




   受話器の向うの人は 悲しんでいる。








2004年01月08日(木) ★ リトマス感情

ドラマの中で父親が死んだ。それを囲むヨメさんと息子。

これはドラマなのだ ドラマなのだ ドラマなのだよ
‥と思いつつ驚愕のナミダ、なみだ。ううう。


   あなたが生きている今日は 幸せです。
   感謝します、ありがとう。

   例えば 会えなくても触れられなくても。


      - - - - - - - - - - -

私は誰の立場でモノを感じ生きるべきひととの別れを悲しんだのか、
ちょっと 考えてみた。
こういう感情移入の時 誰を想うか、それで
いま 私にとって誰が大切なのか、ちょっと解ってしまう気がした。
簡単なテストのよう。



ドラマが終って、アイロンが終らなくて作業しながら、そんな事考えながら、くだらない番組みてたら、ダーから[もうすぐ帰るよ]と電話が入った。
この部屋に向かってなんか幸せな気配がやってくる、そんな感じがすごくした。

窓の外を見てしまったら 夜を住処とする何かの魔法にかかってしまって、
何が見える訳でもない その暗闇と民家の灯りにざわざわとした。

それは、くろいわけじゃない。

      - - - - - - - - - - -


                 寝るまぎわ、私は
                 「ねえ 死んだりしないでね」
                 とダーに言いました。



  (例えば、私がそこにここにいなくてもね。)

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★買い物じまん(記念)★


午後、靴が届いた!ナイキのダクタリ。
ラムちゃんみたいな柄にやられ ヤフオクで一目惚れした。
迷いに迷ったあげく、まよわず入手。
‥箱を開いた瞬間、ターリンまよわず入箱。
(ニュウセキではない)

私のピンクと 私の猫。なんて幸せな組み合わせなのかしら‥





新しい匂いと靴ヒモに魅せられターリンも参加。
「こんな無駄使いして」と、ターリンに言われているかのよう。
良心の呵責かしら‥。

靴ヒモはずっと前買ったもの。
使える靴がなくて休みっぱなしだった。ここで登場。
これがまた絶妙にお似合いなのだ。ステキ。
まるで この時を待っていたという感じ?





ターリンもナイキ好き?気に入ってくれた?
「ナイキは、箱が最高なんだよねー」とか猫的見解で語ってくれる?



靴箱だけでなく包装紙まで楽しんでくれるなんて、サッスガ。



‥と、買い物じまんから 溺猫じまん?にいつの間にか変貌。



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そうそう、“ねことおやつ”のヘルプページ作りました。上記の(おもな材料)。
その正体は ただのくだらない、メモのようなもの。


2004年01月07日(水) ★ あかり

“昨日急遽横浜に呼ばれて行ってきました(-_-;)
 大きな蒸しパンをお土産にいただき、お裾分けにでもと思って”

と、次女姉さまより メール。
中華街・紅綿のマーラカオだ。大好き好きなのだ。うきゃ。

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今日の仕事はスーツな、ダーを迎えに行った。
松井田からの帰りは 気分で原市を抜ける旧道にした。
すっ とハンドルを左に切り、入った路は街灯が一切なくて暗い。
暗いというか、黒い。
そんな路に月がひときわ美しく映った。

昔の人が観ていた 月 はほんとうはきっとこんなものなんだろうな。
真の闇の中で見る月はどんなだろう なんて想う。


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家に着き少しすると“自宅に着いた”と外出先から戻った連絡を貰った。
それでダーとふたり、次女姉様のお宅へいそいそと出掛けた。


中華街・紅綿のマーラカオ。
えっ洗面器で作った!?…な、デカさの物体がでーんと登場した。
中華街では、この1/8が「1個幾ら」として売られてる。
なんて贅沢なんだろう!
まんまるでまだ切られていないのだ、初めて見た。
次女姉様はこの半分をくれた。すごすぎ。
そして、甘いものって、どうして幸せにしてくれるんだろう‥





話中、次女姉さまが面白い事を言った。
疑問に思っている事があるという。そう思ったのは、例えば。
以下のような事を目にして。

★★先日、「お月様に唱える夜のお経があるんですってね」と坊さんに尋ねた所
「あー‥ありますね‥」で、話が終ったらしい。
次女姉様としては、そのお経の意味や産まれた発端のことや何かそれにまつわる素敵なエトセトラを雑学ウンチクされたかったようだった。だが、そのお坊さんは様子からしてそのお経のことを知らなかったらしい。
「例えば、『宗派が違うからわかりません』とか
 そういう風に言ってくれた方が納得出来たのにさー」との感想。
どうやらお坊さんは、我が身の勉強不足をごまかすため知らない事も知ってるフリをした様子だった。

★★あるお坊さんは酒癖が悪くお葬式の時に暴れだしてしまった。死体がなげだされてしまい、急遽別のお坊さんが呼ばれた。その後、そのお寺の檀家さんは分担され他のお寺へ移ってしまった。

★★その様子を見た2女娘が、意を決しその道の宗教学校へ。素朴な顔に派手なパーマなどをして住職として生活をしている。女だけど「尼さん」ではなくて、坊さんなんだそうだ。出会って「おっ、お坊さん?」と思った。

★★酒癖なお坊さんは、女を買ったり派手な事をしたりしてるそうだ。


☆☆☆察するに 次女姉さまは、
   体裁を見繕ったり、着飾ったり、見栄張ったり。なげかわしい!
   ‥と思ったのじゃないだろうか。

‥「聖職」って何?お寺って?お坊さんたるもの何ぞや?
家を守るためにやるものなのか?
お葬式の時に決まった事を読み上げればいいってものなの?
名前をつけてお金さえ貰えばいいってものなの?

私の素人的意見だと、やっぱり聖職に就く人には そのゆえんを守って欲しいという気持が強い。人間の欲や汚れた気持を超えた悟りの粋に達して、そして純粋なる聖職者になって欲しいと思ったりした。結局の所人間なんだなあー、と悪い意味で思っちゃうようじゃ 聖職者 じゃないんじゃないかなあ‥。ある意味ヒトを超え卓越してこそソレになれるんじゃないかなあ、なんて思った。

「いま、本当の聖職者なお坊さんってなかなかいないんじゃない?」と私。
次女姉さまは言った。
「お葬式もお経なんか有り難がってお願いするより、旅立つ人を 心から
 弔おうという気持の人々だけで集まってお祈りを捧げた方がいいんだなって思う。」

「お前、坊さんになれるよ、なれ。 って言われたよ。」と次女姉ダンナ(気孔師)。
最近は通信教育という名の通信販売でその資格が取れちゃうらしい。

んーんんん。私は、難しい事を求めてる訳じゃないけれど
心意気っていうか 心粋 を持ってやって欲しいなあ なんて思った。



しかしそう思うと聖職者も安くなったものだ。











京都のコピー屋でバイトしてた時、よく来るお坊さんがいた。
どこか違う国から来てるひとのようだったけれど、いつも綺麗に頭を剃り、使い古した清潔な袈裟を着ていた。とても高級なお坊さんという感じの人で、難しい注文をしてきては その注文の内容を何度も確認&復習をしてくれる人だった。その人の仕事はめんどくさくて嫌だったけど その人は嫌じゃないなあと思ってた。
ある時 頼まれたものが仕上がったので電話をしたら弟子が出た。すごく敬われているお坊さんのようだった。後からバイト先の先輩に聞いたけど「ああやって話してるけどすっごく偉い人なんだって」‥そういえば日本に居ない時があるとかって言ってたな、と思った。きっと おそれおおくも、という感じなんだろうか。
‥なんて思った。

この人の事を思いだしたのは、どうしてだろう。

同じ高さの床に立って普通に話していても彼には光が差していて柔らかだった。
寺院で会った訳でもなくて ありがたーい施しを受けた訳でもないけれど、
あの人は まぎれもなく聖職者だった。
あの人が居るから、お坊さんも、なげかわしいばかりじゃないんです。たぶん。






深く深く何かを共有した訳でもなく ただ少しのやりとりをしただけ。
でも なにか、感謝できるような日常だったな と思った。

かみさま ありがとうございます。



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帰る時、明かりのない駐車場で 私の影を見た。
見上げると 晴れた夜空。


今日の月は しろくあかるい。


2004年01月05日(月) ★ 大地賛唱

ターリンてば寝る時に腕枕をしてあげたら、落ち着いてゴロゴロ言いだす。
それでヨシヨシしてあげてると目を閉じる。壊れそうなゴロゴロ。
ターリンが目を閉じると、私は、じっと待つ。

ターリンは 本当に眠りに落ちる瞬間、おおきな深呼吸をする。
からだがひときわおおきくふくらんで、すっ と気配がなくなる。

それを確認して、なんか安心して 私も眠る。

夢に落ちる瞬間の深呼吸。
映る景色はどんなのなの?
タメイキつくほどすてき?

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年の終わりに野菜を買った。
群馬はJAが割と活動してる所でよく見かけるのだけど、
安中の野菜直売所で買い物をした。
野菜が新しくて安い。直売所で野菜を買うのが私は好きなのだ。



京都に居る頃、高いなりにリーズナルブルなちょっとイイ所で食事をした時、一日限定何個 とかっていう ホイル焼きがあった。
その日運よくたまたま食べれた。見たらサツマイモかと思うくらい紅くまるいジャガイモがふかふかして出てきた。皮を剥くとジャガイモと似てるけど甘い。バターが溶けだして美味しかった。
初めて見た紅いジャガイモ、「コレなんですか?」と尋ねるとマスターらしき人が「北海道からわざわざとりよせてるんです」と誇らしげに言ってた。私はスーパーでも紅いジャガイモを見た事がなかったので その味わいの深さと珍しさにちょっと感激した。


安中にはジャガイモ農家の人がいるらしくて、安中の野菜直売所はジャガイモが安い。ダーが私のポテトサラダが好きだと言ってくれるので、調子に乗って作る時にはここで購入するようにしている。

で、あったんです。
紅いジャガイモ!!
しかも5個90円。安っっ。

メークイン(80円)とその紅いジャガイモを1袋ずつ買った。レジのお姉さんが「これ紅イモですけど大丈夫ですか?」と尋ねられ、(京都ではとっても珍しい(?)食材なんですよ)なんて言いそうになったが飲込んで はいっ、と返事した。

ダーに、紅いジャガイモって知ってる?と喜び勇んで尋ねると ああ‥と、ゆるい返事。どうやら知っているようだった。私は、また食べたいと思っていたので買えた事に興奮していた。‥が、正月に入り、料理なんてする訳もなく今に至っていた。


今日、見たら、ジャガイモ達にちょっと芽がでていたので夕食にポテサラを作った。
群馬の紅いジャガイモも甘かった。そしてメークインより早く茹であがる。
つまみ食い塩ふってホクホク、シンプルな料理でも充分美味しい感じ。
今度からこれを買おうと思った。


紅いジャガイモバンザイ。
群馬の大地バンザイなのだ。


2004年01月04日(日) ★ らくだのかいもの

あー、もう『2004』年なんだ‥
昨日から日記、2003年1月でつけまちがってる‥
2003年ボケしてます。


今日は、温泉に行こうか とふたりで家を出た。

近所のマクドナルドで朝食を兼ねた昼食をとり、とりあえず年始のご挨拶に実家に寄ったのだけど留守、メモ残してスグ出て来た。のちのちお義父様から電話があり お義母様とふたりで“ラストサムライ”見に行ってたのだそうだ。よきことなりかな。

道中、どこに行くつもり?と尋ねるとダーは磯辺温泉にしようと言った。
磯辺温泉は、そんなに遠くなくて綺麗めだから使いやすい。だけど浴室にアタリとハズレがあって、ハズレになったら嫌なので 峠の湯がいいなー。と思った。(私は峠の湯だいすき。)でも峠の湯は数日前にも行ったので、結局、行った事のない“ハルナ温泉スパハウス悠遊湯”って所に行った。
途中寂しくなるような山の中へ入り えええええっっ??どこ?‥と言うくらい登ったところにあった。全体的に旧く、マメに手入れをしているような感じはしなかったけれど いいお湯なのだと思った。湯舟に入った瞬間、からだがほぐされるような感覚になったので。ありがたげな硫黄の匂いがツンとする。効果ありそう!?
この正月休み中、温泉はどこも混雑している。と、思って覚悟していたのだけれど、この温泉は 私が入ると同時に毎日通って来てるらしい(でかい声で話していた、)オバチャンら数人が出ていき、頭を洗い終えて振り向くと誰も居なかった。
静かなはずだわ。
ひとりなので せっかくだから(?)ワニ泳ぎとか湯舟でのたうちまわったり、お行儀悪く入った。最高に気分よかった。うふ。

6帖くらいの広さの内湯がひとつ、岩の露天風呂がひとつ。最近流行の健康ランド風な温泉とちがい、こじんまりとした家庭的な感じ?の所だった。
ある意味「温泉らしい温泉」だとダーが言った。そうなのかも。

先日、安中の郡銀に寄ったら観光ガイドなる無料広告冊子が置かれていて持ち帰った。そこには年間を通してお祭り&イベントの情報がのっていたり各温泉や観光名所の割引チケットがついていたりした。今日は、それを活用した。500円の入浴料が300円になった。群馬ってばいい所じゃん。(単純)

湯をあがり脱衣所に行くと、またオバチャン達がどやどやと現れた。
ここは地元の働くお母さん&お婆ちゃん達に愛されているようだった。


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ダーの勤め先にはダー同級生が2人居て、ひとりは社長の息子。彼は勤勉な人で あぐらをかく事なく熱心に頑張ってると思う。
ところで親戚の関係で車を買う事になったそうだ。

会社の経費で、ボルボ。

高い勉強代だなあと思う。オシャレな彼の事だから普通のボルボじゃないのかも、と思ってみる。羨ましい限りです。
もうひとりの子も、最近真っ赤な新車を買ったらしい。先日嬉しそうに320万とかって言ってた。彼には彼女もいないし結婚願望もないみたいなので ローンを組むのも躊躇しないのかな。わー、エライ買い物。とかって思って感心してあいづち打ってた。
ところが。後から聞いたんだが どうやら父親がお金を出してくれたらしい。

   親の金で、イイ車乗れるひとは羨ましいよ。

彼らはまわる金で買った車だからいいんだけど、私なんか決して裕福でもないのに 思いっきり趣味に走った車を買ってもらった事があるので そういうの見ると痛々しい。
ママに思いきって買ってもらった車も数年で売り払っちゃうし、‥あの時はごめんね。
2台目の車は自分でローンを組んだ。ローンが終る頃、乗らなくなって廃車。

嗚呼これがほんとうの火の車。

ときどき凄くいい車に乗ってるいわゆるワカモノを見て思う。
その車、飾りみたい。
ああ、私もあんなだったんだな‥多分。(反省)

「いい車」ってのは、自分の作った金で乗って欲しい。
それでこそ“私のイイ車”なんじゃないだろうか。



私は旧い車が大好きなので、また、分相応に乗れるようになったら、今度こそ キャッシュで買ってみたい。

今の所、格好よくなすぎて同情を買ってるダーの車の買い替えが先決なのだけど。
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帰るとダーは麻雀に出掛けていった。
明日から仕事だっていうのに、そういう時に限って行きたくなるんだ。
試験前に部屋の模様替えをしてしまうのと似てるんだろうか‥
ダーはちゃんと約束の11時すぎに帰って来てくれた。
休みボケに負けぬよう12時には寝たい私との約束だったのだ。

あああ、明日から仕事だ‥とぼやくダーは考え事で目が冴えてしまったらしかった。
私はそんなダーと無関係に 眠るとき誰か居るっていいなぁ‥なんて ぽわぁんと
ぬくぬくしながら 呑気に思った。
途中からターリンもやって来て、川の字になって眠った。


一日のうちで、一緒に眠りにはいるこの瞬間が、一番幸せだ と、思う。


2004年01月03日(土) ★ 遮断機

ダーのメガネが壊れた。
京都だと3000円から作れる安物メガネ屋が数店鋪あった。
こっちには悪徳ハートアップしかなくてしかたなくてそこへ行った。

なぜ、悪徳かと言うと「安い!!という広告で客を呼び込み、これは合わないから こういうのが、とか色々出して来て 最終的に高いものをつかませる」とトーコちゃんから聞いたから。
実際の所どうかというと、レンズ込み9000円のものに決め いざ受付・診察をすませ レンズ説明の段階になると その通りの進行となった。コミコミ価格のレンズはよくないという。よくないものを売るのか?と問いたくなった。オカゲで高価なレンズの長所について説明され随分詳しくなれた。

私たちは、最初5000円で済ませてしまうつもりで行った。
でも私は メガネって毎日つけるものだし好きなデザインがあれば少々高くなってもいいかな なんて思っていた。ただ、フレームにお金をかけてもレンズにお金をかける予定はなかった。最初からコミコミのレンズで充分だと思っていた。ダーも実際見えたらいい、という感じなのでそう思ってた。
だから、いつもならこういう時は「あっ、私たち予算があるんで。これで充分です」とか私が断わっていた。

目覚ましテレビの女子アナみたいなお姉さんが説明を始めた時ちょっと思った。
そういえば、こういうときいつも私が断わってるなあ、自分の事なんだから自分で決めて断わってよ。‥そして、ダーがどうするのか見る事にした。
最初から買うつもりのない、高価レンズの説明はどんどん進行する。早く断わってあげればいいのに。総額で3万とかそういう説明になったりした。私たちは気軽に買えるチープな安物メガネを買いに来たのに。
ダーは私の様子を見て どう思う、みたいな事を聞いた。
私はここで私が いらないんじゃない、と言えば私を理由に高価レンズの購入は断わるだろうと思った。だから「あなたのメガネなのだから自分で決めたら?」と返した。

ダーはしばらく黙って、お姉さんを促すように‥最初からのでいいです みたいな事を言った。

お姉さんはさんざん気を持たされ説明をした後だったので 内心がっかりした感じだったけど、にこやかにメガネの手続きをしてくれた。
「じゃあ‥仕上がりは、11日ですね(にこっ。)」
なんてこった。出来上がりは1週間後なんだって!前回1時間で作っただけに、そのつもりでいた私たちはちょっとがっかりした。確かに作った場所が違うんだけど。




断わるのが苦手なダー。いつも私まかせなのだ。
断わるのが親切の時もあると私は思っている。こちらの意思表示をはっきり見せてあげることも、必要だと思う。今日なんか、最初から安物で済ませると決まっていた事なのに断わらなかったせいで お姉さんの説明が無駄になった。私たちの時間も無駄になった。

断わらない事は優しい事じゃない と思う。


断わるではないけれど「そろそろ帰るから、」とかそんな些細な事でも、私がいつもダーに代わり切りだす。おかげで私が、流れてくる何か人や物事やかかわりあいとダーの間を中断してしまっているようではないの。

自分で、必要だと思う物事を選びとる意味でも 流れを自分で作る意味でも、ぜひ習得して欲しい事だと思う。


セールスに惑わされるような人だったらオコトワリだわ。
お正月、断わり係もおしょうがつ。

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先日からのお話になるけれど、ハナちゃんと喧嘩してる。
目が合うと シャー と言うようになったのだ。腹がたった。
今までそんな時は抱き上げて「どうしてそんなこというの?仲良くしないとでしょ?」と、ヨシヨシをゴロゴロ言うまでしてあげていたが、さすがに堪忍袋っていうものがある。もともと私は気が長くない。

シャーと言われるのでこっちから シャー と言ってやった。
目が合う度に、シャー。

この話をしたら「猫と本気でケンカだなんて」と次女姉さまには笑われた。
私は真剣なのだ!
さっき、うって代わってヨシヨシとブラッシングをしてあげたらゴロゴロ言った。
彼女、ゲージの2階でだけはこの調子で甘えるのだ。


どちらにしろ、私にはハナちゃんは飼っていけない気がしてる。
猫と人にも相性と言うものがあるだろうと思う。恋人みたいなものだ。
私にはハナちゃんの存在はストレスだし、ハナちゃんも私では安心できないのかもと思う。自分の部屋の中のことでイライラしたりしたくない。
自分勝手を承知で のんびりハナちゃんに合う里親を探したいと思った。


2004年01月02日(金) ★ へいぼんにあける

目が覚めたらお昼の12時だった。ターリンが布団の上に丸くなっていて、抱き上げて布団に入れてあげるとゴロゴロ言って、私の腕を枕にしアゴをのせた。かわいくてターリンが眠ってしまうまで待っていたら、また寝てしまった。

次に目が覚めたら3時頃だった。
何故か起きれなくて、また寝た。
本当に目が覚めたのは その1時間後だった。
すっっっっっっごく、寝た。


ミスドを購入、明日京都へ帰っていく人に託した。
ついでに、御利益があった例のお札とお守りもこの夫婦にあげてしまった。
「夫婦円満のおまじない!」と。この夫婦も何かあっても乗り越えられるだろうか。
乗り越えられるから、結婚するんだろうけど。試される。






それから、電話が掛かっていて次女姉宅にお邪魔した。
次女姉ダンナが煮豚を作っていた。とろとろに溶けそうに柔らかくて味が染みていて、すっごく美味しかった!「竜馬がゆく」を4人で見て、終ったところで帰って来た。



そうそう、今日はハナちゃんと真剣に喧嘩していて、
いま 私たちは険悪なのです。


2004年01月01日(木) ★ はくし

ダーと、ダーの次女姉さまからの電話で目が覚めて、出掛けた。
実家にいるからおいで、とのことだった。

ダーの実家では毎年恒例で正月は温泉宿に出かける。
自営業をしていると家では仕事や家事をしてしまうものだ。
恒例となっている。

残った私たちは留守番を頼まれた。ときどき、覗いてみてね。と。




両親が居ない時にしか来れない次女姉さまのダンナと(両親は12才差の夫婦を認めていない、っていうか籍入れた事もナイショのままなのだ)ダーと4人でだらだらとすごした。お腹が空けば何か作って食べ、テレビを見て、次女姉ダンナの占いを聞いたり雑談して過ごした。次女姉ダンナは気孔師をしている。最近免許皆伝になったらしい。お師匠様は凄い人でガン治療などもしている。私の肩凝りも一瞬で完治した事がある。




★占い。
今年、ダーは新しい事を始めると失敗する。今年は今までやって来た事を守るように過ごした方がいい。新しい事は来年から。私は、お金をつかむ年なんだそうだ。仕事に就けるという事なのかな‥とぼんやり考える。土の力を持つ五黄土星のダーと、金の力を持つ七赤金星の私の相性について‥土があって、金は育つ。ここに水が入ると土を洗い流してくれるのでもっと善くなる。今年はダー厄年だから子供を作らない方がいい、すごくイイか、すごくワルイかどっちか。水のちからを持つ子供を産もうと思うなら4年後か5年後が‥っていうか、えっ子供?作らないし。。。結婚も予定してないのに。



旧い家を4人で探検しお宝を探したり、冷蔵庫の物でうどんをつくったり餅を焼いたり、した。昨日の出来事を話したり話し合ったりし、ダーとダンナは将棋をしたりした。いちにち家から出ずに過ごし、時間はあっという間に過ぎて、日にちが変わった。

帰る頃には、ダーと私は仲直りをしていた。

昨日は口論中あんなに行かない謝らないと騒いでいたが
「明日、どうするの」と聞くと
「謝りに行くよ」と、ダーが言った。
私はなんかちょっと安心した。



そんな訳で、今年もよろしくね。



父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥

レイ 

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