12時が過ぎて「日枝神社」というところへ、初詣に行った。 北野天満宮の系列らしく鳥居の下ににそのような事が記されていた。
ダーの専門学校時代の同級生と結婚したヨメちゃんが群馬人で、そのお宅へダー同級生が来ているという。年末は、毎年人が集まるからおいで、とのことだった。伺って解ったのだがヨメちゃんのお父さんはバスケ部の顧問をしていたようだ。教え子達が集まってきていた。最初はヨメちゃんのお父さんに挨拶をし、それから皆で気ままに団欒。そうやってこの家は年末を迎えていた。彼らの結婚式で出会った人も来ていたし、知らない人々もすぐ馴染んだ。いいひとたちだった。
この、集団約10人程で神社まで 寒い寒い、と言いながら歩いた。 神社は 人々が神前に列を作っていた。 ダーは酒を飲んで今日出会った人々に混じり浮かれ調子でヘンなノリを作っていた。 時々酔うと出るこんなダーが私はキライだった。
お参りが終って、 今年はお札を買おう。と思った。 お賽銭箱から少し離れたところの壇上で町内会みたいなオジサン達が物販していた。 「お札はおいくらですか。」 「‥えー、500円と1000円だね。」 なるほど。よく見るとそこにボール紙があり、
・お札 1000円(木札) 500円(紙札) 100円 ・お守り 500円
とサインペンで書かれていた。っていうか、100円のお札あるじゃん。 私は、自分に見合ったお札でいいと思った。
「100円のを頂けますか。」
と言うと、ちょっと嫌な顔をしてオジサンは和紙のお札を手に取り横にいる別のオジサンに渡した。ヨコナガシ。目の前にいるふたりのオジサンの間で100円のお札はくちゃくちゃになった。(100円だってよ)という感じだった。その行為は100円のお札しか買おうとしない私の事を粗末にしていた。(なんか、ちょっと、、、いらないなあ。)と思った。そんな私の横でダーは「火事にあわないお札クダサイ!えっ、これ火事にあわない?大丈夫?まじでぇー」と、調子に拍車をかけてる。
‥ここは神前でありこの瞬間初まった新年なのです。 ・かみさまのありがたいオボシメシをいただこうと物を買う人に対してその値段でひとを分けてはいけないのです。にっこり「よいお年を。」とやりとりをすべきなのです。 ・例え酒に酔っていても何であっても、身なりと行いをきちんと正すべきなのです。相手がどんな人であれ神様の事に携わっている人に対しましてや年上の人に対し、調子に乗りタメ口で冗談を言うところではないのです。 ‥と、思った。
「あっ、お守りください!赤と青、色違いで、ふたつ!!」とダーが言い出した。 私は(いらない。)と、思った。ノリで発したダーの言葉にオジサン達の顔色が変わった。明るくなる。さっきの険悪な感じは何だったのだろうと問いたいくらい調子よく、袋にお札とお守り2個を入れてくれた。 「1100円です。」 私はお金を払い ありがとうございました。と笑って、受け取った。
とっても気分悪かった。
後日談になるのだけど、目が覚めて財布を開いたらお札がなかった。 このときの1100円で財産が終っていた。 とっても気分悪い。
皆で家に戻り、テレビを見たりした。 帰る頃、ダーと口論した。 総てはダーのお調子なノリの仕業が巻き起こした事が原因だった。 何を教えてあげても、響かない。わかっているくせに解りたくないフリをする。 挙げ句の果てに「そんな事言われたくないし、関係ない。」と彼は言った。 彼は自分の行いとそれを正そうとする私から逃げまくっていた。 恋人と言うのはそういうものじゃないでしょ、教えあってわかちあうものなんじゃないの?どうして関係ないの?と私は言った。また、口論は続いた。
人間の強さ弱さって、こういうとき 出ると思った。 あきれた。キライになった。ついていけないと思った。
帰途、「なんでオレが悪いんだ、あやまらないから!」みたいな事をまた言いだした。 彼は酔った駄々っ子で、今夜数回目のお話で 毎度このセリフで ふりだしに戻った。 もう、私の気持はずいぶんと冷めていて、 「いいんじゃないの?じゃあ。私には 関係ないし。」と、突き放した。 ダーは黙った。
ダーは途中眠ったりしていた。私はお酒を飲まなかったので今日の総てが夢だとは思えなかった。一緒に帰っても一緒に眠れそうにもなかったし、もう何も教えてあげれない。と思ったので、実家の前に車を付けてダーを降ろし手も振らず去った。
私は自分の部屋に帰った。 ターリンがいてハナちゃんがいて幸せなお部屋だった。 ホッとした。 出掛けなきゃよかった。最初から気が乗らなかったんだ。
次の日、目が覚めて 綺麗に晴れた空を見て、 私もちょっと視野が狭くてくだらないことで突き詰めすぎたな、 と思った。夜って瞳だけでなくて心の視界も狭くなる。
机の上に、昨日 神社で買った「ありがたい御買物」の白い紙袋が置いてあった。 私が昨日帰ってそこに置いたもの。 ああそうか、このお守りが効いたんだな、なんて思った。 「北野天満宮」学問の神様は、私に何を見せてくれたのだろう。 年の始めから えらい目に出会った。だけど、
なんか、 ちょっと 勉強になったのかもしれない なんて思った。
先日、ダーとケンカ?した時に 一緒に楽しむ時間を出来るだけ作りましょう。 と、いう結論になった。
じゃ ダーの飲み会にも出来るだけ、‥ときどきは 参加するね。
と私は言った。ダーは ありがとう と言った。 こちらへ越して当初はダーの遊びに行くところへは毎回同行参加していたけれど、 モトモトカノの事があってから私は、一切 皆の前に顔を見せなくなっていた。 すごくまれに呼び出されて、断わり気味に出てくる。そんな感じ。 変わらず、毎週末ダーは出掛けてゆく。
私たちは離ればなれで週末の夜を過ごしていた。
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今日はダーの同級生らで前橋元総社のキッチンMOGIで忘年会だった。 前菜からオードブル、パスタ‥と美味しく戴いた。 キッチンMOGIはパスタ屋なんだけど、オードブル系が美味しい。
男女20人くらいが集まった。 すごく久しぶりに会う同級生もいるみたいだった。 こんな時しか会わない。そんな親しい人と会える機会はできるだけ持った方がいい。 そう思った。
話はいろいろ飛び交う。
隣で「オレ達って世界が狭いよな」と言う話が始まった。聞けばその話題主のモトカノはこの輪の中に2人居るらしい。他にも誰々が誰々とどうなって、こうなって、誰々は‥‥‥どうやらこの中に元恋人2人、という人が数人いるらしい。ちなみにモトモトカノのモトカレもダー含め2人いる。「ビバリーヒルズ状態だな、‥」私は聞いてはいけない話のような気がして途中から違う話題に参加した。
私は、そういうの きらい。 友達の彼氏となんか関係もてない。彼氏の友達となんか関係できない。 例え、恋が終っていようとも。
誰かが、ダーは変わった。と言った。 「昔は面白かったと思うひとー」と声がして、 半数以上の人が手を挙げた。 そして女の子がはきすてるような口調で言った。 「☆☆(彼氏の名前)はもっと、バカだった!!」 流れ的なものなんだろうけど、とても腹が立った。 そして、ここには居場所がないなと思った。
確かに、卒業アルバムで見たダーは 人を掻き分けて前に出るような格好で写っていた。今のダーはどちらかと言うと人の後に立つような感じ。前に立つ人のやりたいように、やらせておいてそれを自分なりに見て何かしている、、、そんな感じ。あまりにも違うのでビックリした事がある。 無茶したい時もあっただろうし無理してる時もあったのかな、とか思った。 なんとなく 今のダーの方が自然体な感じがしたからだ。
ダーは以前 私の前ではネコをかぶってる、とかひやかされたりしてた。
だけど実際ダーは会った時からこんな人だったしみんなが求める「バカなダー」は知らない。演じている訳でもなくてガマンしてる訳でもなくて、私と居るダーはただ座っているこんな人で、私はそんなダーが好きでここに居る。
私から見ると 挙手が多いということが 手をあげる多数のひとが 私と居るダーを否定している ‥という気がした。
何故か私はひどく憤慨して怒っていた。 立ち上がって反論でもしたくなったが、ちょっと我慢して、しばらくして 「私、帰る。」とダーに言った。気にしなくていいよ、とダーは言った。 だけど、笑って「楽しんでおいでね」とダーを残して帰って来た。
私の半身になりつつある恋人の、変化が、気に入らないんだって!! 私と中和されていくひとの、変化が、面白くないんだって! 昔しか知らない奴が、今を語るな!!今のダーにだって善さがあるんだ! どんな想いがあって何を認めあって、こうしてダーを好きな私がいて ふたりで過ごしているか知らないくせに!きらいだきらいだきらいだ。‥とか、ブチブチ考えてたら泣きたくなった。そして車は『大友町』交差点に差しかかった。 あっ、ここって「大友町」なんだ。と思った。
トーコちゃんの家って大友町だったな、と思ってちょっと寄る事にした。
日にちが変わる真際の訪問、時の変りとともに心も変わる。雑談をして別れた。 帰って眠る時には、明日 新しく買って来たネコ缶あげよう♪とか 考えられるようになっていた。
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後日ダーに聞いたのだけど、この「おともだち」の輪の中で、 男Tは昔、女Nと女Iとつきあった事があった。 男Nは昔、女Yと女Iとつきあっていて今は妻Aがいる。 つまり女Iは昔、男Tと男Nと、それから男Kとつきあっていた。 女Sは昔、男Sと男Iとつきあっていた‥‥‥。
もっとネタがあった気がしたけど、こんな感じでこの人たちは 友達のモト恋人とつきあったりモト恋人の友達とつきあったりしていた。そして友達に戻ったりして、今こうして集まったりしている。
学生時代の事とはいえ、‥コメントしがたい。
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私は、申し訳ないのだけど ダーの同級生らの持つ独特の薄情さみたいなものが苦手だ。マメに出会うけれどじぶんは自分。困っている人を遠くから見守りはするけれど手は差し伸べない。お互いを分けあわない。その上、ずっと過去の事とはいえ交差しまくる恋愛関係‥楽しく楽しくって言うけど、そういうものなのかな。疑問を覚える。
私は大勢の仲間なんか要らないから、自分を尽くせる すごく大事なひと が欲しい。
私なら「昔の友達」に、「昔の自分」を求められると、 結局は「いま、ともだち」じゃないんだなって、思う。 久しぶりに出会ってまた遊びはじめたとはいえ、今の自分を知ろうとしてくれない「ずっと 友達」ってなんだろう、と思う。
浅く広くって苦手だ。
★暗くなった路を車で走ると、遠くまで見えないから ちょっと遠くまで行ってみようか というイタズラな気持ちになる。
☆今までの私がたぶん見ていた夢は 愛するあなたの笑顔であったり 親愛なる人々の輝きだったりした。すくすくと育つそれらが憂いだった。 夢が覚めたとき本当に長く永く夢を見ていたのだと知った。
これから、私があなたの夢になってみる。 ‥そういうのは、どうかしらん。
☆触れたことのない人なのだけど悲しい事実があって画面を通じてそれを知る。 ひきさかれる想いで何かを勝手に共有し、いろいろと漂ってみた たましいは言葉になった瞬間、それを触れた誰かのこころで いのちを持つ。 私の所にも芽吹き燃えあがる。悲しみの自分のこころ内をダーに話すのに、 2日かかった。こんな感情が、私の、こころにあります、という、ひとつの話を、 途切れとぎれに話す、私の、本当に伝えたいことは、実は、別のところにある。
触れたことのない人にふれていた。
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朝ちょっと目覚めたのはターリンが布団の上に丸くなる気配だった。 抱き上げて布団の私の胸元に入れてあげるとゴロゴロ言いながら私の指を舐めてくれた。ターリンが眠ってしまうまで待って、また眠った。
いつの間にかターリンはまた布団から出ていたらしい、同じ気配でまた目が覚めた。同じように布団に入れてあげたのだけど熱かったらしくて枕に丸くなった。私の頬にターリンのうなじがくっつくような格好になった。なんとなく触れている部分が幸せな気持になって、また眠ってしまった。
しばらくしてエサちょーだい、とターリンが鼻を舐めたので目が覚めた。 ちょうど正午頃だった。
エサを食べ終ったターリンは、 今日何をすべきか考えている私のひざの上に座ってグルーミングを始めた。
仕方がないから、ターリンが私のひざに飽きるまでじっと待ってみた。
いつもならすぐ降りるのに今日に限ってくつろぎ始めた。私はいろいろとやりたい事があって、だけど待ってみた。30分くらいしてターリンが眠りそうだったので仕方なく立ち上がる事にした。
そうそう そう言えば、今日無くなった牙のところ見たらもう新しい牙が生えていた。新しい牙は、欠けてしまった牙跡の1本前の場所に入れ替わるように生えていた。まだもと牙があった場所は歯がないままだった。自然界で生きていく上で 猫として戦うためにも牙って大事だから、きっと牙ナシ期間が短くていいように そんな風に生えるんだなーとかって想像した。
‥今朝、ターリンと恋人みたいだったのー。 と、上記のような事をダーに話したら 「ターリンターリンってターリンばっかり」とひやかされた。 我に帰ると ごもっともである。 仕方ないじゃん。念願叶って、初めての 私のネコ なんだもん。 しかも理想的な白黒ハチワレ。
ダーは、 昨夜は現場の人(ダーは事務所なのに、)の忘年会に社長の仰せで出席し、 今日は社長のゴルフに同行で早朝7時に集合だった。 それで忘年会の後は、同じ会社で今日ゴルフに行くの同級生のコの家に泊まってきた。外泊にて心も身体もオツカレ。迎えに行ったら ひとりにしてごめんね と言ってくれた。帰途どっか行こうかと言ってくれたけど、ダーはヨレヨレだったので特別何処かへも行かず、ラーメン屋へ行ってセブンイレブンでアイスを買って帰った。そんな私はとても幸せです。ありがとう。 ダーは帰ったら速攻眠ってしまった。静かな部屋にダーの寝息だけが響いてます。 残業代も出ないし休日手当てもゴルフ手当ても出ない‥。
そんな年末最後のお仕事、本当にごくろうさま。
★★ラーメン屋は、先日も行った前橋の「松屋」。 今日は気分で味噌ラーメンを食べた。たのんだら想像以上に美味しそうなのが出て来た。あっさりしてるのにコクがあって美味しかった。ラーメンは最初美味しくても途中から味がしなくなる時がある。だけど松屋の味噌ラーメンは最後まで惹きつけて離さない深い味わいがあった。とっても美味しかった!! ダーはとんこつを頼んでいた。先日は玉子麺だったのだけど麺が変わっていた。こっちのほうがイイ、とダーは言った。 「松屋」はとんこつで紹介されていて知ったのだけど、味噌ラーメンの方が私は好き。 また行きたいと思うラーメン屋にやっと出会えたと思った。
2003年12月27日(土) |
★ ねまきのたわごと |
男の人はときどき、 今までずっと何年も眠る時に着てきたヨレヨレのパジャマのように 夢見る自分の半身になりつつある 楽チンな他人、つまり恋人を
もう、これでしか眠れないんだ、 だから 家族だ という
そうやって、家族 を何着つくるんだい?
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男の人はときどき 恋人に手を抜き失敗すると「家族だ」という言葉で片付ける。 安心できるから。とか、そういう嬉しい言葉を添えて。 でもでも、息を抜くのと 手を抜くのは違うと思う! 無理しなくていいけど、息抜き場こそ マメに手入れをして欲しいな‥
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先日、ケンカ中にダーが言った単語、「家族」。 血の繋がらない家族 の定義についてぼんやり考える。
私の思う「家族」は、違うもの。 とおく離れても顔を見なくなっても、こころ変わらず 一生を通して帰っていく場所だと思う。
だから、私に家族はいません。
あなたは今現在 私の唯一のおとこのひと という存在です。
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トーコちゃんちの、かーりん婦人。 他の猫に対してフーシャーしない優しいひとなのだ。
ひとは 家庭ではなく 家族 の元へかえってゆく。
『石井達也再婚!』 ‥子供という糸で繋がれた恋人たちの結婚に、なんか納得。 結局、「家族」の強さには勝てない。
家庭のあるひと より、 家族のあるひと の方がつよい。
結婚は 家庭のためではなく より一層つよく結ばれるべきふたりと家族のために。
‥などと、ワイドショーにぶら下がりぼんやり妄想。
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ハナちゃん発情期到来。「おんな」ですわん。
恥ずかしいくらい積極的なハートマークのオンパレード、 いまだ我が家になかったセクシーキャラに戸惑いを感じる。でも、 [彼氏以外の男性とはセクシーさを排除したつきあいをしていきたいと]常々思う私は、自分と逆タイプ(タイプ??)な色気満開さが新鮮に感じたりする。相手をソノ気にさせるってこういう事なんだろうな‥「メス」ってこういう事なんだろうな‥とハナちゃんに教わったりして。
くねくねくねくね、やってます。 うにゃうにゃうにゃうにゃ、鳴いてます。 セクシー光線発している時のハナちゃんは、何処にいても目につく。 ヒトの目で見ても あ、ちょっとセクシーだなと思うのだから オス猫が見ればヨダレものかもよハナちゃん。 (あっターリンも一応オスだけど、中性だから‥)
当然のように ひどく甘えるようになった。 私たちが立ち上がったり歩いたりすると 怖がる瞬間もまだまだあって、だけ以前のようにまでは距離を取らなくなったし、ゲージの外でも撫でたりさせてくれるようになった。発情期が終っても、このままコミニュケーションがある関係だったらいいなと思う。
★我が家のセクシークィーン★
★★★ハナちゃんはカメラが苦手みたいで、シャッターの音と一緒にまばたきしてる。 ‥まばたきも一種のシャッターだけど。
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猫のいる家はコロコロが必需品!と言われ早速100均で購入、 今日もヒマをあましコロコロしていたら「!?」な物がころがっていた。
最初、爪か?と思ったけれど透明感が違う。 ターリンの口元を見たら左上の牙がなかった。
最近、ターリンがご飯をあんまり食べてくれなくて心配だったのだけど、歯が痛かったのが原因なんだと思った。 病気じゃなくてすっごく安心した。
それで今残ってる餌を捨て、鍋にカリカリを入れ水で沸騰させふやかして冷ましモンプチを混ぜてあげた。 レイ特製カリカリですよー、とかってアホっぽく言いながら 私はなんだか あたたかい気持ちになっていた。
おめでとう、ターリンも大人になるんです。 ごはんいっぱい食べてふてぶてしくでっかい猫になってください。
2003年12月24日(水) |
★ 異国のならわしより |
3年ぶりくらいに年賀状を出すことにした。 遠くへ来て この年始の挨拶の大事さを実感した。
旧い手紙の束を捜査、送り先を選り出す。 ズボラずさんな性格が災いし、挨拶も連絡もしなかったため近年のひとびとの動向を知らなかったりする。いづれ会うだろうという気持ちがン年分も蓄積して距離を生んでいる。ひとり暮しの人は、だいたい 引越していて電話をしてみても繋がらなかったりした。実家の電話番号を知ってる人はだいたい連絡がついた。 「実家」があることのありがたさよ。
10年ぶりくらいの友達から電話がかかってきた。 私が彼女の実家に伝言を残したため。
彼女は結婚したとうわさで聞いていたのだけど、 一緒に中学高校時代を過ごした九州から北海道に移っていて子供がいた。 受話器いっぱいに女の子の声が反響して、離れていた間の年月を感じた。 「3歳なんだ!へぇー!!!」という私に 「でも もう離婚したけどね、あっはははー」 という彼女‥相変わらずだった。私は京都でも何回か引越したし引越葉書もマメに出さなくなったので、一部の人としか交流がなくなってしまっていたのだ。ずいぶん探してくれたそうだ。あとで写メールが届いて変わらない彼女の笑顔とその横にそっくりな女の子が写っていた。それから、10年くらい前に描いた私のイラストが玄関に貼られていてその画像も届いた。ヘタクソでひどく恥ずかしかったけど、くだらない私の絵を未だ掲げてくれている彼女にあたたかい気持ちになった。
共通の友達兄妹達も連絡が途切れとぎれで 今頃会いたくなったりしても会えなくなっていた。彼女と話して始めて、そっか10年経ったんだ…と実感した。 電話で話す程じゃなくても毎年の挨拶くらいは交わしておいた方がいいんだ。 女の子ってマメじゃないですか。年賀状届いたらお返事するでしょ。 私、頂いても「わー♪」とかって喜ぶだけで返信はおざなりにしてた。 でもでも、わかった。思い知った。みんなごめん。
年賀状って、すっごくありがたかったんだ!!! 日本の習わしのすばらしさよ。大事にします。
いま、一人暮らしをしている人は ぜひとも年賀状を出しましょう! (郵便局のまわしものではない。) それから、郵便物の転送依頼を郵便局でした方がいい。 前の住所に送られても転居先に葉書が届くから。 そしたら、3年ぶり(もっと経ってるひともいる、)きまぐれな私の葉書もきっと届く。。。(届いて欲しいなあ)
せっかくのバイト休みなクリスマスイブだというのに、年賀状作りに没頭してしまい ダーとふたりで年に一度を過ごすための準備を何も出来なかった。 ごめんね。
ダーの仕事が終ったのは9時ごろだった。 迎えに行きベルクで半額になったゴージャス惣菜並べて 赤ワインを飲んだ(飲んだっていう量も飲んでないが、気分的なもの。)
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私たちは、恵まれない人としてめぐまれてきました。 だけど、何か欠けていたとしても また違うものに満たされ恵まれていたのだと思います。 血の繋がりではない、私の兄妹たち。 とてもそんな言葉では表せないけれど、あいしています。
生きているあいだに、また会おうね。
今日は、国民の休日で遅くに起きた。
ふと目がさめると、枕元にターリンが座っていた。 横になったまま布団の中へ入れてやるとゴロゴロ言って、 そのままターリンは私の腕にアゴを乗せたまま眠ってしまった。 ふたたび私も寝た。
ハナちゃんがしきりに「にゃるるぅぅるるっ?」と鳴いていて、ターリンも私もそれを無視して寝ていた。 だけどあまりにもずっとずっと喋っているので「‥はぁい?」と返事をすると「にゃるるぅぅ‥」とハナちゃんも返して来た。今までだったら、私の返事に対しては黙り込んでいた。だけど今日は違ったのだ、会話がなりたつのだ。どうしたの?と布団の中から聞くと何やらお話している様子。仕方なく起きた。しばらくするとターリンも起きて来た。 エサをあげてるとハナちゃんは自分の食事場所で私を待っていた。今までだと、お皿を置いて私がそこから離れるまでじっとしていたのだが、今日は違う。どうしちゃったのだろう。
↑ネコマンション。このように時々は住人が上下入れ替わる。
それから洗濯やら片づけやらしていたらダーが起きて来た。 ハナちゃんは遊んでいる時も何か話しかけながら通り過ぎたりして、私たちが返事をするとそれに対してまた何か話して来た。急速に親密になった気がした。
ところで、ネコ缶売り場に行くと よくマグロ缶が売れてるみたいなのだが ウチのニャンコらにはマグロ缶は不人気No,1である。 あんなにねだられて作った朝ご飯だがほとんど残ってしまっていた。 それからドンキホーテでフリスキーのカリカリが安かったから買って来たのだけど それも不人気。ぜんぜん食べてくれない‥。今朝はその不人気なる組み合わせだったのでなおさらマズいのかもしれない。
私たちもお腹が空いて、パン屋を探して出掛けた。 ------------------------------------------------
夜、ハナちゃんがゲージから出て来てお腹を見せてくれた。これもとてもめずらしい事なのだ。どうやら撫でて欲しい様子だったので、毛をといてあげてるとゴロゴロ言った。さすがに抱き上げられるのはまだ怖い様だったけど、ずいぶん甘えてた。キリがない‥、と思ったらハナちゃんはお尻をキュッと上に突き出して後ろ足をフミフミしはじめた。なんか変だなと思ったのだけど嫌がらないので撫でてあげてるとお尻を私に向けた。。。初めてみるネコのポーズだったので戸惑ったのだけど、ハツジョウしちゃったのかなと思った。 今日、いきなり変化があったのはこれが原因だったのかな。 時期的にズレてると思うんだけど、どうなのかな。 そういえば、お年頃ですものね。
2003年12月21日(日) |
★ ぎんせかいしんせかい |
ターリン初めての銀世界。 街じゅうで雪が水になる音がしている。
私は、本気で猫にも嫉妬する。
ハナちゃんは相変わらず打ち解けない。ハナちゃんが私の事を好きで、ターリンとも仲良くするんだったらきっとまた違っていただろうなと思う。2匹一緒に寝てるとちょっとくやしい。
ターリンとハナちゃん、どっちに嫉妬してるんだろ。
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夜。 さっき、ふと窓を開けると外は静かで真っ白だった。 隙をついてベランダに出たターリンは初めて雪を見た。冷たく濡れたベランダをくるくる走りまわり落ちてくる雪に果敢に挑戦しているようだった。。。ダーが桟に積もった雪でゆきだまをつくりターリンに投げるとじゃれた様子。 風邪をひかれると困るのでターリンを部屋に戻したのだけど「出せー出せー」と窓際で訴える。
猫だって雪でかけまわりたいのです。 こたつでまるくなるばっかりじゃありませんです。
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最近目覚めたのだが猫シャン好きだ。猫を洗いたくなってしまう。洗ってしまう。 ターリンなんか慣れっこで、私がターリンにドライヤしていると膝の上で自分の毛並みを整えている。まるで身体を乾かすのが2人の共同作業のようだ。 さすがに季節的なものもありニホンネコを洗うのは控えてるけど、ムラムラするものなのだ。んな訳でハナちゃんは定期的に洗ってしまう。
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バイト先に同じ年のコが居て そのトーコちゃんの家に遊びに行った。 ちいさな3DKのマンションで猫を飼っている。 2年も身体を洗っていないという長毛猫が居て、猫シャンしに。 出張猫シャン。
部屋に行くと、彼女が『このコは野良猫だ』と主張する“雨シット”がいた。 “雨シット”は語源がアメショト。雑種なんだけどそれっぽい。 トーコちゃんは黒猫“うーぱ”とアメリカンカール“婦人”を飼っている。 うーぱは立派なオス猫なのにお人好しで、今年の春の発情期の時 野良のメス猫を連れて来た「こいつらにエサをあげてくれ」。トーコちゃんは仕方なく駐輪場の脇でメス猫とその子供らにエサをあげてた。きっと子供らのなかにはうーぱの子供もいるだろうから。(でもうーぱそっくりな猫はいなかった)数週間して母野良猫は次の恋のためさっさかと立ち去った。母は強し。そして母は女だったのである。子猫らはひきつづきトーコちゃんからエサを貰っていたがいつの間にか皆何処かへ消えてしまった。…ところが、1匹だけついてくる猫がいた。そのコはそのうち部屋にまで上がり込みトーコちゃんの帰宅を待つようになった。それが“雨シット”。野良猫だと主張するのはトーコちゃんだけで、誰がみてもこの家の猫なのだ。
雨シットは、まるかった。コロコロに太っていた。猫が太っているのはかわいい。 私は雨シットのカワイさに夢中になり ねこじゃらしでコロコロいじっているとカーリンも参加、パンとローズティーを飲み話しながらそんな事をうきゃうきゃ女子&メスらでやってるとふすまの向うで「みやぁ〜」という声がした。 トーコちゃんが開けるとうーぱが外から帰って来た。小型の柴犬くらいあるとても立派な黒猫だった。黒ヒョウみたい。野球部って感じ。うーぱは私のところへ来て頭をスリスリしてきた。なんてフレンドリー‥主人のお帰りで部屋はにぎやかになった。
「わ!見て。」
ベランダからは公園が見える。 雪が横なぐりに降っていた。群馬の風は強い。その早さ強さを目で実感できた。 窓に顔を近付けるとすぐにガラスが曇った。
初雪だった。
うーぱはいつの間にかいなくなり出掛けてしまっていた。 - - - - - - - - - -
洗ったのは 長毛猫の“婦人”。 シャワーで身体を湿らすと2年分の何かが溶け出して すごい匂いがした。 封印が解けた!という感じだった。 ‥すっごい臭かった。 長毛猫は定期的に洗った方がいいなと思った。
ふと、猫が水にぬれるのを嫌うのは ぬれると臭くなるからなんじゃ‥ と、思ってみたりした。
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トーコちゃんは彼女のマンションに家賃11ヵ月分の借金をしていて、時々は督促される。それで、時々は返済の話もする。
ウチでハチが下痢をして、ターリンまで下痢をした事があった。病院代もバカにならなかった。猫の頭数分、治療費がかかるのだ。ドライフードと猫砂が安物でも経済的じゃない。トーコちゃんみたいに3頭もいたらなおさらだろうと思った。そんな時の家賃返済の話で 野良猫:雨シットの里親を探したら、と言ったらそれは嫌だとトーコちゃんは言った。雨シットの事をウチのコじゃないと言う割には面倒見がよすぎる。聞けば雨シットが自分で出ていくのを待ってるらしい。 私たち猫貧民ね、という話になった。 「彼氏に相談するか、猫を減らすかどっちかにしたら」と言ったら (トーコちゃんの彼氏はイイ年してるのだ)
「猫、捨てるくらいだったら 男すてる。」
と、言った。 彼女の言葉には重みがあって、私は返す言葉がなかった。
帰途、雪の道をダーの運転で眺めながら 今日訪れた部屋の事を思った。 いまごろ4匹(3匹+1)でぬくぬくやってるかしらん。 まるで、かけがえのない“ささやか”に似た瞬間みたいな、団欒だったな。 あれは“家族”だった。
今日は雪も降って寒いし こんな日にターリンが一匹じゃなくてよかった、と 今度は 留守中のウチの部屋のことを思った。
ハナちゃんは常にターリンの事を意識している。それは私たちに対する“警戒”とはあきらかに違う優しいものだ。 ターリンは、遊びたい時はハナちゃんと遊び、ハナちゃんが遊んで欲しい素振りをしても眠たい時は眠りたい場所でねむる。自分が遊びたい時ハナちゃんが寝てると起こすくせに。そして時々はこうして寝る。ある時は一匹で眠る。もしくは私のそばで寝る。ハナちゃんは無理強いはしない。突然ターリンの眠りに割って入ってじゃれついたりしない。だから余計ターリンは自己中な男になる。
年下の男に尽くしまくる女のようにハナちゃんはターリンを意識している。 新しい男に尽くしまくる女のように 私もターリンをかわいがる。
んな訳で、ウチで一番モテてるのはこの男なのだ。
いつしか、誰よりも猫を選ぶようになるんだろうか。私も。
一生懸命生きていますか。
バイト休日にてぼやぼやと朝寝、目が覚めたらハナちゃんがベットの上に仁王立っていた。目が合ったら、そそくさと隠れ場所に戻っていった。感じ悪い。
洗濯を2回 まわして 布団を干して 洗濯物を干した。 何をしよう、とかじゃなくて する事は沢山あるけれども 甘いものに飢えていて、台所の隅に残っていたホットケーキミックスを焼いた。 ココア色のスポンジを無味に食べながら、求人雑誌を見なくちゃ、と思った。 求人広告を見ていて思うのは「事務職」。 自分がその職につくと思って生きて来なかったのだが 最近視野に入る。 何処へいっても通用して、定時で帰れて、ちゃんと生活が保証されお給料が貰える。 新規に始めるにもギリギリ通用する年齢なのだからこんなものも見てしまう。 出来もしないのに。
「“そうですか”じゃないよー。子供じゃないんだからさー。仕事だよ?」 と、先日バイト先の課長下りみたいなオジサンに言われた。 私は、誰でもいいような仕事を無責任にやりたくてバイトをしている。 仕事に対し深く突きつめたり尽くしたり熱くなったり勉強したり、しないしたくない。ただただ、お金のためにだけ時間を裂いている。だから一定以上のクオリティを求められたくない。仕事だけどバイトなのだ。好きな仕事じゃない。
毎日ねこのこと考えて幸せに生きてる。
考えてみれば、真剣に仕事してたのって京都で就職した時だけだった。 徹夜してMacにしがみついていた。 好きな仕事だったけど、もうあんなのもゴメンだと思う自分が居る。 なんてこと。
勤めが長くつづいたのは そのデザイン事務所と 運よくママに気に入られて続いたお水バイトくらいだなあ‥ どうしようもないや。
結局、求人情報誌も毎週買うけれども 読まずに終る。
何か、始めますか?
‥そんな事思うけれども 平凡に今日もおわるおわる。
ターリン遠山キョウコに似てる。
先週よりハナちゃんルームデビューした。2匹の仲が温和になった事と、微妙に私たちに慣れた事からそれに至る。 ゲージ2階のホカホカゾーンにて。ちょっと妬けちゃう。心境はフクザツなのだ。
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午後、ダーと出掛け問屋街の倉庫を改築したパスタ屋でランチを食べる。 それから隣の家具屋をぶらり。初めてボールチェアを見た。その、ただひたすら“満足”だけのためにデザインされたでかい無駄な球体に憧れる。 そこで、フライヤーを手に取ったら今日のイベントのものだった。
ダーが面白そうなイベントだったらクラブに行こうかと言ってくれてたので、あとで調べようと思っていたところだった。むこうから情報が流れて来た。
イベントは私が好きな雰囲気なものと、ダーが好きなロックが流れた。 格別に泣きそうになったのは、大音響で聴いたアジカンだった。 初めてちゃんと全部聴いた。 日本人のうたとメロディの美しさが、優しく悲しく可愛く響いていた。 どうしようもなく あふれていた。
わたしは にほんじん です。
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ハナちゃん相変わらず人間が苦手。
だけど、ゲージ2階のこの場所でだけは撫でるとゴロゴロ言ってくれたりするようになった。ブラッシングが好き。機嫌がいい時は「ここも、ここもー」とくるくる動いてくれる。そんなハナちゃんは色っぽいのだ。すばらしくかわいい!!!
…だけど、次の瞬間にはウーとかフーシャーするのだ。
まったくワカランのだ。
あれっ、エンピツ入力画面の『登録』って『■登 録■』だったっけ? なんかやけに気になるんですけど。
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バイト帰りの電車で高崎駅についたら寒かった。 熱が風に奪われていく。
ものを考える時間に溢れるくらい恵まれているというのに、 もをを考える時間が少ないように思った。
部屋にいる時は 無心。 考えてる時間という実感がないなと思った。 何も考え感じなくなったのではないかと思った。 イタズラな思いつきにちょっと打ちひしがれ悲しくなった。 でも、 取りあえずあと3分で出てしまうバスに向かって走った。いつものこと。
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ブザーの音で 我に却った。 意識の中でいきなり景色が鮮明になり 気がつけば降りるべきバス停だった。 帰途のバス車中、慌てて小銭を出し握りしめてバス停を待った。
考えるでもなく 考えていた。何をという訳でもなく。
いつも 降りそこないそうになるのだ、実は。 幸いな事に 私が降りるバス停で必ず下車する人が居て、 その人がバスを停めてくれるので帰る事ができる。感謝なのだ。
マンションまで歩く。 夏ならうっすら明るい時間も 今日は雨の闇、寒い。
気がつけば暖か過ぎるバス車中は私の考え事ゾーンになっていた。 電車はまだバイト先の緊張が少し残っていて、頭が冴えてる。ものを考えるというより人間観察したりメール打ったり。だけど、いちど寒い駅に降りてバスに乗ると 何かがほどけるんだ、きっと‥
今度は、その考え事ゾーンについて考えながら ターリンが待ってる部屋へ急ぎ足で帰った。
帰ってきてドアの前に立ちカギをいざ開けん!と構えると、ドアの向う側で「にゃぁぁぁ。」という、ちょっとヨレっとした声が聞けるようになった。暗闇のなかでそこに座っているターリンを思うといつも嬉しくなる。
誰かが帰ってきてくれる部屋っていいと思う。
今度は 最愛なる存在の、そんなことについて考えてた。
★あとで、昨日の日記も更新したい。
* * * * * *
祝福ににたことばうぬぼれのようにありがとうなのです。
2003年12月10日(水) |
★ あかだまそらいろ |
今日はバイト休みにつき車を借りる事にしたのでダーを会社まで送った。 視界の向こうに個性的なラインを描いて妙義山麓が横切っている。 ‥そして、
妙義山が煙を吹いている!
と、毎度思うのだ。だけど、 それは行く手にある工場の煙突から伸びる煙なのだ。 煙突は遠くから見ると上手に景色に隠れる。 今日も騙されてしまった。(安中から松井田に向かい18号を走って、同じく騙される人がきっと居ると思う!) いつも内心くやしい。
空は済んで透明な青色。 なんとも美しい晴れた朝空だった。
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バイト休日に買い物に行く、近くてちょっと遠いスーパーで売ってるベーコン小間切れは安くて美味しい。だからそれと、ブロッコリーが2個100円、ジャガイモが5個90円だったので買って帰った。 それから、タマネギと牛肉。
家に帰ったら正午すぎだった。 うららかな陽は暖かくてベランダに出るとターリンがいつものネコ草の鉢植えをベットに寝ていた。呼吸する暖かい毛むくじゃらに顔を埋めると、お日さまの匂いがした。 それは幸せな匂いだった。
お腹が空いたので買って来たベーコンとあるものでインチキチャーハンを作った。食べながらブロッコリーを茹で、それをザルにあげてそのお湯でジャガイモも茹でた。隣でタマネギも炒めた。 そんな感じで台所にずっと居た。 午後早くから作り始めたつもりだったのだけど、ゆっくりと座れたのは4時だった。
それも束の間、次は林檎をざくざく切って、 初めて果実酒なるものも漬けた。
これは、きょうのひうまれ。
ダーの誕生日生まれのお酒なのだ!
5時に家を出てダーを迎えに行った。 ハッとするようなだ円の月が鮮明に昇っていて、 綺麗だね、本当に綺麗だねーと言いながら帰って来た。 今日は、空が表情豊かでとても美しい いちにちだったと思った。
それとは関係ないのだけれど 毎年、この日にお酒を漬けるってのも面白いなと思った。
帰って来てふたりでハッシュドビーフとポテトサラダを食べた。 今日いちにちをダーに捧げたのが誕生日プレゼントとなった。
ダーより、私の方が ダーの誕生日を満喫してるかなと思った。
2003年12月07日(日) |
★ どうしてもどうしても。 |
よる、ダーとふたりで北高崎駅の下のホカ弁を買って部屋で食べた。 普段 弁当を食べない生活をしているので、 帰りの車では膝の上にある白い包みがとてもイイモノ!な気持ちがして、 わくわくした。 車中いろいろつまらない事を沢山話した。
幸せだなと思った。 私が、ひどくほしがったのは こんなふうな ちいさなものです。
“ほっかほっか大将”のお弁当はとても安くて少し家庭的な味がした。 美味しかった。 --------------------------------------------
午後に ダーは友達と約束をしていた。 その約束は数日前からのもので、私も一緒に行くつもりで予定していた。 だけど 昨日のような事があり ろくに口も聞いていないので とてもじゃないけど、ふたりで人前に出たくなかった。 行った先で私たちが仲よかったら、それは嘘だ。
「私たちは話し合うべき事があると思うから、そのつもりで帰ってきてね」 いってらっしゃい のかわりに、予告。
そして夕方、帰宅したダーと話した。
私というひとと一緒にいるというのに、いろいろと配慮が足りないんじゃないですか。思いやって過ごしていますか。毎日一緒に居てもひとりなら、たまに出会ってふたりの方がいいと思うんです。私は満たされたい。こんなのつきあってイケマセン。
‥みたいな事を せつせつこんこんと 3時間程話しあった。
ダーは会話の中で 私を家族のようなものと言った。 私は家族のような存在になってこんな風に軽々しくも疎かにされるのなら 愛より恋がいいと言った。
ダーは、私のいるところへ帰って来たいのだそうだ。 一緒に居て安心する、のだそうだ。だから、
だから。だから、つまり。 要約すると“こういうこと”かな、と感じてそれをちゃんと聞きたいと思った。 「“どうしても”っていうならいいよ。」と私は言った。
どうしても。
‥どうしても。ふたりで暮らす事に落ち着いた。
ふたりでホカ弁の色気ない白い弁当箱並べてうきゃうきゃテレビみながら、 “どうしても”っていいことばだな と、ちょっと思った。
この魔法が続きますように。
2003年12月06日(土) |
★ ねこのキラキラ/きらきらいきらい |
夢を見た。
知らない街を歩いて‥急な緑の斜面にある砂利道がその街の歩道だった、その斜面の下を車がびゅんびゅん走っていた。人に道を聞いたりしながらその場所へ向かった。 どこかの大学の講堂で、100人くらい集まり何かの打ちあげパーティをした。
舞台の方がお酒やらお料理やらのゾーンで大体の人がそちらで雑談をしたりしていた。 数えきれない沢山の人がいたけど、皆私を知っていて、私も気軽に会話をしていた。
楽しくて 空いたフロアに居る皆と くるくる気ままに踊っていると、 昔 永い事敬愛してきた男友達が出て来た。 この人はときどき突然 私とふたりの空間に連れ出してくれる人だったので、 その時もそうだった。 ふたりでパーティを抜け出して歩いた。 道中、(現実の世界ではそんな出来事はなかったのだけど、) ‥ちょっともつれあったりした。 私の事をとてもよく知っていて簡単にツボを押さえられ、 簡単な恋に落ちるような予感がしたりした。
だけど それは それだけ。 予感というのはその実、錯覚なのだ。
ラーメンを食べた。 いろいろ話した。と、思う。
ふたりで会場に戻ると、パーティはもう終っていて大半の人が帰っていた。 主要スタッフだけ残っているような感じで 最後の雑談みたいなのをしているような、なごやかな雰囲気だった。 誰かに呼ばれてそちらへ行くと 高校3年間+1年つきあってた彼氏が数人と居た。 別れて以来会ってなかったので駆け寄って話そうとすると 彼は胸をはったポーズをしてみせた。それで彼が身長が伸びた事に私は気付いて[のびてなーい]と言った。笑った。数日前に彼とは電話していた。約束のフィルムを持って来てくれていた。「2時間と1時間、どっちがいい?」と聞かれたので 何が入っているのかも解らず[せっかくだから手間のかかった方を貰うよ]みたいな事を言った。[ちなみに、それは何の機械で読み取れるの?]と聞くと(そのフィルムはスケルトンな手のひらサイズで見た事のない形状をしていた。)「これは‥分のを倍速で縮めたもので、8mm映写機があれば見れるよ」みたいな事を言った。ウチにはそんな機械はないので[あーそっか。ROMに焼いたりできない?‥また別の日にROM貰おうかな。]とか言ったあとで[あーでも奥さんに怒られるもんな]‥彼はヤキモチ焼きな女の子と結婚したと実家の方の友達から私は聞いていた。
‥どうしようかな。 とか、考えたら 目が覚めた。
瞼が開く瞬間に ターリンが映り、 そのターリンも目覚めて ひどく間抜けな顔であくびをした。ターリンは、目覚めるとともに壊れそうにゴロゴロを言いながら 私の手を毛づくろいしてくれた。
ターリンの向こうに、泥酔するダーの背中のしましま。
あーん、よかった。
と、何故か思った。 ひどく幸せな気分。 それでターリンとしばらくじゃれて、起きてエサを作ってあげた。
うわき、した?
最近 私とターリンとダーで川の字になって寝る。 ターリンは眠る時は私の胸の所で人間みたいに布団から顔だけ出して眠るくせに、起きる頃にはダーの背中に身体をつけて寝ている。ターリンも寝返りを打つらしい。‥私が目覚める瞬間を感じ取って起きてくれたのかな。 モテた?夢より愛する現実。‥なんて、目覚めたこの世界は 幸せなんだろう と何かを噛みしめるような気持ちになった。
しばらくしてダーが起きて来たので 私はコーヒーをたてた。
窓の外は午後、 雲が急に切れてあかるくなった。
------------------------------------------------ 最近、思い知った事がある。
猫好きを主張してきたのだが、そうでもない。 猫なら何でもイイ!って訳でもないのだ。 やみくもに猫だったら何でも愛せるとかじゃないのだ。
私は 私を好きな猫が好きなのであって、 私は 私を嫌いな猫は、だいきらいなのである。
半径2m以内に近寄って来ず、隠れるかのように部屋を歩き回り、まるで野良猫のように 私たちに懐かないハナちゃん。そんな風に歩かれると余計目につくし気になる。でも近寄ればダッシュで逃げるし、抱き上げれば力づくで逃げる。できる限り見ないでじっとしていてあげないといけない。 それでもゲージに戻さなくてはならない時もあって、そんな時は格闘の末に爪痕に血が走るし、フーシャーされた挙げ句 ウー とかって言われ、ほとほと愛想も尽きる。
そんなハナちゃんも最近は少し(数秒間)だけ抱かせてくれるようになった‥かと思えば、手を放した瞬間 フーシャーされる。。。 ブラシッングは好きみたいで、ゴロゴロ言うのだけれど 何かの拍子にウーとかって言ってるし、仲良くネコジャラシで遊んだ!?と思ったら、凄いイキオイで逃げたり威嚇したり。もーわかんないのだ。きらい。
------------------------------------------- 今朝 あんなに幸せな気分で目が覚めたのに 眠る時は最悪だった。
夕方 ダーとふたりで出掛けた。 ネットで得た情報を元に「松屋」というラーメン屋へ行った。 とてもまじめなトンコツの味がした。個性はなかったが今風トンコツで美味しかった。だけど何かが足りない。関東人にトンコツを作らせるのは無理なのか!?と疑問を抱きたくなるくらい「感激するようなこってりラーメン」に出会えない。群馬の人はこの地をラーメン激選区とかって言ってるけど、今のところ通いたいと思える店がない。 ‥そんなデートを楽しくしていたら、ダーの携帯に連絡が入った。 ダーは誘いを断わらなかった。 それで、夜になるとダーは出掛けて行った。
私は一人でいつものように部屋で過ごし、テレビを見ながら立派な山になったダーのカッターシャツと制服にアイロンをかけた。1時間ちょっとかかった。疲れた。
ハナちゃんは私をじっと見て構え逃げたりするし、パソコンデスクの下に座り込み決め込むのはいいけどコード噛むしひっぱるからめちゃめちゃになった。これで数度めで注意しても聞かない。[ダメだよ]と言いながら近づくと威嚇する。いい加減イライラして来た。イライラしてきたから、模様替えした。パソコンデスクの下が部屋の総てから視界に入るように配置しなおした。
12時頃にダーからの着信があったようだったので、電話した。 ずっとずっとずっと話し中だった。 きっと掛けなおしてるとイライラするだろうから電話するのはやめた。
毎週毎週金曜ダーは飲みに行く。金曜の夜だけで済めばいい。 休日午後遅くから起きてきてもっとゆっくりにふたりで出掛けて 間もなくまた飲みに出掛けてゆく。ダーは断れない人で、つきあいがあるのは解るのだけど毎度のように断わらない、ということは 結局私ではなくて飲み仲間を優先したという事だと思う。ものごとを自分で取捨選択するという事をしない。だったら 永遠に流されるように飲み続ければいいんだ!私なんかとつきあわないで!きらいだきらいだきらいだ。
なんで、私のことを嫌いな猫の食事やトイレや室内(ゲージ)掃除をしなくちゃならないんだ。 なんで、どこかで浮かれ遊んでいる人のシャツを週末だと言うのにアイロンがけしなくちゃならんのだ。
あまりにも、くやしすぎる。 いら立ちと悲しさで頭がキリキリしてきた。
総てが終ったのは夜中3時半、部屋には暖房機具がなくて空気が寒い。 寝ようと思って横になった。寒さといら立ちで暖まらず指先が冷たく頭が痛い。 眠れなくてうたた寝のようなものをしていると4時半頃ダーが帰ってきた。 それでもっと眠れなくなった。
ごめんとかすきとか、もうそういうことでまかなえない気がする。 この先 これをずっと続けていくのかと思うと絶望する。 とにかく、今は疲れた。
父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥
レイ
My追加
↑My追加大歓迎です ・あなたの日々を熱烈熟読してますです。サンキウです。
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【ご協力できませんか】千明美咲さんの命をすくう ★
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