ALC ビル リフォーム -★-


 

 

ねことおやつ
   
 

2003年11月28日(金) ★ ねこのおしごと

   私は 恋より愛が好きです。


ありがとう に、ありがとう なのです。
とても光栄に なのはなかかげます。

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ハナちゃんがちょっとケモノ臭い気がしたので、来てそうそうで早いかとは思ったけど ハナちゃんをシャンプーした。シャワー時もおとなしくて慣れてるみたい。

‥と思ったのも束の間。
ドライヤにスイッチが入った瞬間、ハナちゃんは暴れだした。
噛まれた。引っ掻かれた。力づくで逃げる。必死で押さえる。

ふと気付くとどくどくと流血する指先。。。
だけど 乾かさなくてはハナちゃんが風邪引いてしまう。
ゲージに逃げ込んだところを狙い乾かした。
フーとかウーとか、とにかく怒られた。
ハイハイ、ごめんねー。とか言いながら8割乾いた所で電気アンカーの上に放した。

とにかく修羅場だった‥疲れた。

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午後、ハナちゃんを譲って頂いたブリーダーみいこさん宅へ電話した。
土曜日に貰って帰ったきり、何の連絡もしてなかったので。

ハナちゃんは、他のブリーダで産まれ、初代オーナーさんに飼われた。だけども初代オーナーさんは猫アレルギーになってしまったため、飼えないということでまた産まれた所へ戻って来てしまった。ハナちゃんを貰ってくれない?とか言われていたみいこさんは、私から電話を貰った時にハナちゃんの事を思い出した。→今に至る。住む家だけで3回、環境としては4回変わったことになる。これは猫にとってとてもストレスなのだと思う。
ハナちゃんはあまり人間に愛情をかけてもらえない環境にずっと暮らしていたのでなかなか簡単には懐かないのだそうな。そして ゲージ暮しには慣れているし他の猫との接触に慣れている。放っておきたい人にはぴったり‥な猫なんだろうか、私は猫とはべったりしたい‥。ターリンなんか今だって、この膝の上でお腹見せて寝てるっていうのに。

 ハナちゃんは、2002年6月生(推定。)、
 次のワクチンは2004年9月。(初回ワクチンは2003年8月と9月。)

キャットショーに出るメインクーンは毎週シャンプーをするが、
家猫メインクーンは月に2回くらいでいい。

という情報を得た。



猫はその存在が素敵なのであって 犬のように芸当や番を求めてはいけないのだけど
人と暮らしていく以上、猫にだって役割はあると思う。
私は、私が注いだ愛情を 体で表現してくれる猫が好きだ。
安心したり笑ませてくれたりくっついたり離れたり、そういう そんな。

    家猫の仕事は、愛情係。


ハナちゃん、早くお仕事覚えて幸せになってね。


2003年11月27日(木) ★ にごったひかり

昨夜、ダーが遊びにいって帰りが遅かった。
ギリギリまで待って、待てなくて眠った。

私は、自己管理の出来ない男の人がキライです。
自分の事は棚にあげてモノを言いますがそんな事を思っている。
毎朝6時に起きて仕事だから11時には帰って、風呂入って12時には寝て欲しかった。
「そろそろ帰って来て。」
毎回、そんなくだらないことで時間になったら電話を掛けている。
人が楽しく遊んでいるところを中断したくないから、自分でそういう管理をして欲しいと思っている。だから そんな事をさせる相手にも腹がたつし、いい加減あきらめられない自分も腹ただしく思う。

次につきあう人はそんなことがちゃんと出来る人がいいなと思う。
そんな事まで考える。



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昨夜はギリギリまで待っていたので 朝が眠たかった。
でも起きて朝ご飯を作る。‥のが、日課。
どうした事か 今日は起きなくていいよ とダーが言った。
それで私はしばらくして眠った。ダーは朝ご飯を食べないで出た。

私が起きたのは
ちょうどバイトに向かうバスが来る少し前の時間で 慌てるべきか迷って、
バイトに遅刻した。




次のバスに乗って いつもより少し遅い朝の街を見る。
そしてちょっと自分を見る。


   ゆるいなあ、わたし。



いったい、何をしてるんだ。

この自分の生活を変えなくてはと思った。
何だかわからないけど、こころが キュッ とした。


2003年11月26日(水) ★ だるまさんころんだ

昨日はさんざんだった。

★★雨の朝、なんとなくぼんやりターリンといちゃいちゃしていたらバスの時間になってしまい 気がつけば時遅し、バイトに遅刻。だらだらと化粧をして慌ててバス停に向かい、高崎駅に着けば ちょうど乗るべき電車がホームを出ていくところだった。次の電車まで20分も空きがあった。

★★バイト終了後、同期の子から話し掛けられつきあって猫話に花を咲かせ雑談を交わして手を振って駅に着いたら いつも帰りに乗ってる電車が出ていくところだった。また乗り遅れ15分待ち、高崎駅にやっと着くと乗るべきバスが出た所で次の便まで30分ほど待たなくてはならなかった。それで駅ビルで立ち読みをした。
久しぶりにファッションというものに出会った気がした。


思えば、最近おしゃれしてない‥
適当に、あるものをそれなりに着て家を出る。
これを着たい とか 何かその瞬間を楽しむための自分の演出 とか、、、
ない。ないなぁ‥とか、考えてたら バス車中で考えてたら寝てしまった。

私は、この街のゆるやかさに ただ眠る。
猫とダーと私。こうして埋もれていくのでしょうか。

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★とうとうウチのネコ草に猫が生えました★


ターリンはお気に入りの場所で熟睡。
今日は昨日とうって変わって晴天。

バイト休日につき洗濯をし布団を干してハナちゃんのゲージ内を掃除機、
部屋を掃除機。
ターリンのトイレ洗いネコ砂捨てて入れ替えた。


ハナちゃんとターリンは飛び回り遊ぶようになった。
‥私の見ていない所で。
その方を見るとハナちゃんはピタリと止まる。まるで だるまさんころんだ なのだ。ハナちゃんは人間が怖いんだと思う。最初の飼い主が原因なんだと推理。




         相変わらず 懐かない‥悲しい。
         怖がった目でめいっぱいまばたきしながら見る。





急にくるりの新譜を聞きたくなってバスでタワレコへ行った。
誰に会う訳でもないけどお化粧して服着て。
本当に、久しぶりに【服を着た】気がした。
いつもと同じ服でも、意志ひとつで 気分が変わる。

ヒップホップ以外の試聴台を全部聴いてまわり、くるりの他に、
ラウンジ系のオレンジのCDと、とても綺麗な声のクラシックのCDを買った。





★トイレにも座り込みキメキメ。★


女の子って困ったら個室に隠るけど、そんな感じ。

ネコの持つ楽天的興味本位な陽気さがない。もっと堂々と生きられないのかしら。

ホント暗い性格‥









帰ったら、ターリンが迎えてくれた。
ふと気付くと ハナちゃんが居なくて、すごく探した。
そう広くはない2DKなのにどこにも居なかった。

すごくすごく探した。台所の流しの下まで探した。
玄関を開けた時に逃げちゃったのかと絶望的になったけど
臆病なハナちゃんがそんな大胆な行動に出る訳はなかった。

最後の最後に、洗濯機周辺に辿り着きその隣のかごの足元に
もこもこが居た。ハナちゃんは見つかってしまうと全速力で逃げた。
何がハナちゃんをそこまで「人間コワイ」に追い込むのかよく解らなかった。
昨日はだっこしたら威嚇されてしまった‥
ハナちゃんが私を嫌いなのが悲しいと思った。失恋気分。





★私が夢見るには、きっと、
 猫はこうやって増える。

  「朝、目が覚めたら
   ネコが咲いてた!」

とか‥




『ネコ草』の由来がそんなだったら、
いいないいなー。











2003年11月24日(月) ★ そとがわからうちがわへ急流がはしること

白いブーゲンビリアが燃えていた

  「なのはながそれを見て泣いた。
   しろいろも猫も、可愛そうだって泣いた。」



感情のひだの そとがわからうちがわへ。
ちいさな言葉が深く急流を生んで
熱くしめつけた、泣けた。



  そして、




悲しい人をかなしいと泣ける なのはな が咲いててよかったと思った



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              愛するひとのなみだは 愛される誰かを洗うと思う。







そこに なのはな が、たくさん咲いてた
           たくさん咲いてる


2003年11月23日(日) ★ あわいふわふわ

ハナちゃん2日目、
とても晴れていたのでターリンをベランダに出し、
ハナちゃんを室内に放してみる。
随分トロいし、何に関しても引っ込み思案で 出たがらない。
‥のに、逃げ足だけは早い。即座に彼女は段ボールハウスに帰った。
仮設段ボールハウスの角で、この部屋の一番すみっこ。




←この調子でじっと じー‥っと、一日をずっとそこに座って過ごした。
時々、外が見えるようにしたり
隠れるように布で覆ってあげたりした。
道のはじっこしか歩けない人みたいな感じ。
なんて内気さん。


何回かターリン熟睡中を狙い目を盗んでは 箱から出して毛布にくるんで抱いてみるが、数分間じっとしていてくれるだけで 慌てて箱へ戻ってしまう。
無理強いはやめた。これは長期戦だ。。。

「ハナちゃん抱きたいー」
と、ダー。ハタから見るととってもオヤジな発言‥。



一日、オークションで落札したゲージが届くのを待って部屋で過ごす。
本日荷物は届かず。

ハナちゃんの存在感の淡さって、なんだろう。
とにかく自分の気配を消して ただそこに居る。
本当に幸せになれるんだろうか、このひと‥。


夜、箱の中でハナちゃんが鳴いた。
それでしばらく気配を見て(ハナちゃんはおトイレの時も鳴く。)
箱の中に手を差し伸べて 猫なで声で撫でてあげた。

‥すると。
ハナちゃんがゴロゴロ言ってくれた。その上、お腹を見せてくれた。



ハナちゃんが少なからず心をほどいてくれたことに 私はひどく感激してしまった。
ハナちゃんは お腹と胸が白くてフリルみたいで 女の子らしいおんなのこで、
愛されるべき存在です!!!!!

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ハチの時に感じだ事なのだけど ターリンは、あまり嫉妬を表面に出さない。
ただ、そっと甘えてきた。それで ハッとした。


ハナちゃんとは必ず仲よくなって欲しいので、ターリンにはいつも以上にスキスキをあげた。できるだけターリンと居た。(‥と言っても、このハナちゃんの存在感のなさは 問題外なのだが。)結果、ハナちゃんの仮設住宅(段ボールハウス)に私が近寄っても 遊んでいる時は遊んでいるし、寝ている時は寝ている。それを放棄して 私が何をするかとか見ている、という事は少なかったように思う。

どうかこの調子でターリンがその淡い存在に慣れて、
そして 愛してくれるといいなあと思う。





2003年11月22日(土) ★ ふわふわ到来

ハチが居なくなって、ターリンもまた一匹生活に慣れた所なのだが
ターリンも他の猫とやっていける事がわかったので、欲を出してしまった。
実は最近里親募集サイトみたいなのを常にチェックするのが日課。

血統書や種の持つ歴史や名前にはこだわらないのだけど
ターリンに長毛のメス猫が欲しいと思って、
積極的に探していたら とうとう出会えてしまった。



と、いう訳で 車で2時間 埼玉まで出掛けた。
メインクーンのブリーダをしているお宅で預かっている1才の猫だという。
実は出会えるまではどんな女の子なのか知らない。

サスガ・キャットショー受賞多数なだけあり 室内を堂々と歩く猫らは美しかった。
メインクーンって本当はすごい野性味ある顔をしてるんです。
初めて見たのでその凛々しさや風格に目が離せなかった。
いろいろとお話したり写真を見せてくれたりした。




「この猫ちゃんなんですー」
と、きいろいもこもこが登場。
ハナちゃんだった。




他猫が近寄って来てくんくん匂いを嗅いだり、私たちが手を伸ばして触ろうとしたりすると《苦手、にがてー‥》っていう顔で目をしぱしぱさせる。
とても臆病で恐がりなんだな と思った。

帰りは全部高速を使って帰った。所要時間1時間、うなるエンジン音。
その間ハナちゃんはキャリーの中でとってもおとなしかった。
ターリンだったら相当暴れるし鳴くだろう。(奴は5分入ってるだけでも鳴く。)

「生きる力ってものが感じられないな」とダーが言った。
ああそうだなと思った。
「どっちかっていうと《私なんか、私なんか‥生きててゴメンナサイごめんなさい》って感じだよねー。」
と私。猫ってもっと興味をもって色々旺盛に行動する動物だと思う。
「どんな所で育ったらそうなるんだろう、環境が何回か変わったことも関係するのかな」
と言ったら、ダーが それもここで最後だね と言った。
私はちょっと嬉しくなった。

   私たちと暮らす事で このこがしあわせだったらいいな。



例のごとく ターリンはビビり気味にフーシャーと威嚇。
猫的ゴタイメンな儀式が早く終って、仲良くなってくれるといいな。


2003年11月18日(火) ★ たまとり

ターリンは毎朝6時に私の鼻の先を舐めて起こしてくれる。
これがターリンと私の“ご飯プリーズ☆”の合図なのだ。





だけどだけど、今朝はターリンに朝食をあげる事が出来ない。
10時、キャリーをいじっていたらターリンが入って来たので
すかさず閉じ込め キャリー抱えて部屋を出た。
昨日予約した近所の獣医へ。

初めて訪れる病院はちいさくて質素で昭和後期の感じがした。
じゃあ夕方。お願いします。と、動物病院を後にした。
ターリン、心細いだろうけどごめんね。ごめんね。



群馬は抜けるような晴天で、布団を干していたら 階下を野良猫たまちゃんが歩いていた。「あったまちゃーん。何してるの?」と声をかけたら野良猫たまちゃんは私を見上げて にゃあ と言った。
たまちゃんは人間が何か言うと にゃあ と短く小さく答える器用な野良猫で、日本猫の三毛に白を混ぜたような色合いのパステルカラーの三毛っぽいサビ猫だ。
・今日、いいお天気だね。‥にゃあ。・お散歩してるの?‥にゃあ。・サビちゃんは?‥にゃあ。(たまちゃんにはサビちゃんという相棒がいる。いつも2匹で一緒にいる。ちなみに名前は私が勝手につけた。)  
そんな問答を1Fと3Fでやりとり。ターリンがいると余所の猫とどうどうと会話なんて浮気みたいでできないのだけど今日は主人不在にて浮気し放題である。
だけどこんな会話を白昼堂々とやってるところを他のマンション住人に見られると苦情になりそうだったので、「ちょっと待ってて」と冷蔵庫からちくわをもってきて まるまる1本投げてあげた。
たまちゃんは私がひっこんで戻ってくるまで待っていて、落ちて来たちくわをゲットした。かぷっ。‥と、食べるかと思ったら たまちゃんはちくわをくわえてダッシュ、お散歩をきりあげ自分の場所へと一目散に消えていった。

生きてきて、ちくわをくわえ走る猫って見た事あるだろうか?
まんがみたい‥赤塚不二夫の世界だわー。

  わー。すっごい、かわいい!





ちくわをくわえた、たまちゃんが消えてしまうまで見送り、
部屋に掃除機をかけたりした。

今頃 何がなんだかわからないうちに麻酔で夢見てるだろうターリンの事を思った。
これから現れるだろう美しいメス猫とターリンの子供もちょっと見てみたかったなあ。未来の可能性を切取ってしまう事を残念だと思った。だけど、例えばターリンJr.がどんなに可愛くてもその子たちの責任を取り幸せにしてやる事も出来ないし、ターリンが発情しても出歩けずストレスを溜めさせてしまうのも可哀想だと思う。ターリン個人がこれから私と暮らしていく上での事を事務的に整理的に考える。それは なんとなく心の何処かのスイッチをオフにした感覚。

  ああ ターリンごめんね、ごめんねごめんね。
  ずっと一緒にいるからね。

手術の事を思うと きゅっと緊張が走る。






夕方、動物病院は不安そうな犬の声と怒ってる猫の声がしていた。
会計を済ませて、檻の所へ行くと鳴いている猫の声の主がターリンだった。
今まで聞いた事のないような猫らしい猫の声にちょっと意外だった。

ターリンは 苛立っていて怒っていて、ずっと鳴いていた。
キャリーから手が伸びて車を運転する私の袖に爪をかける。

   おい!どういうことか説明しろYO!
   ‥っていうかここから出せー!!!無視すんな!

と、始終訴える。すごい力で扉の隙間から顔を伸ばそうとする。

あーん、静かにして。
他の住人に会いやしないかとハラハラしながらマンションの階段を駆け上がり、
やっとの思いで部屋へ帰って来た。今日は一日が長かった。

私たちが部屋の匂いに包まれたとたん、ターリンが「猫の声」で鳴かなくなった。ぱたりと静かになり、キャリーから出ててきたターリンはごろごろと甘えた。

ああ帰って来たねターリン。‥にゃーん。

とかっていう問答をくりかえし、ご飯をあげた。
とてもよく食べた。
遊んであげた。ターリンはぜんぜん疲れなかった。
もっと、もっとー。。。って感じだった。


去勢したら性格が変わるとかいうけど、
ターリンはぜんぜんおとなしくならなかった。
そのときだけびびって大人しくなってる事もあるというけど、
ぜんぜんそんな感じもなかった(っていうか怒ってた)




明日はバイト休みだから、

ずっと一緒にいるからね。



   そしてそして、これからもね。


2003年11月17日(月) ★ のりかえ

明日はターリンの去勢手術、と思うと緊張してしまって体がキリリとなる。
バイト中もちょっと手につかなくなったりして 大丈夫かな‥とか考えてた。
ところで、今月はネコズ通院にお金をとても使ったので 貧民気味である。
幾らって言われたんです、とバイト先の猫友達に言うと
「えーっちょっと高い気がする…」と言われた。私もちょっとそうかなと思う。



いろいろ考えて意を決し、バイト帰路のバスを降りてちょっと寄ってみた。
藤本アニマルクリニック。

‥あの‥今月ちょっと通院してお金使っちゃって‥もうお金がないんで‥明日の去勢手術なんですがお支払い金額が気になって‥(と、ささやかな貧民アピール)
「去勢は15000円。他、麻酔とお薬で4000円貰ってますから‥2万弱ですね!」
2万円!内心ぶったまげ。私は、最初に15000円って聞いていたのに。
結局のところここで去勢をすると2万円になるってことだ。
‥友達は1万円で去勢したって言ってたから‥それくらいだと思ってたんですけど。と、言うと
「ウチはこの金額でやってますからー!」
ちょっと苛立ったのか獣医のプライドをかけた、微妙に高圧的な態度にまたまた流されそうになっている私に 分割を勧めてくる獣医。
‥じゃ、ちょっと考えて来ます。
と、クリニックを後にした。


お高いのねー。。。安さを求めてる訳ではないけれど、ターリン5匹飼ったら手術代10万円。例えば助ける気持ちで他ニャンコ手術、なんて出来ないなあ‥。愛猫ってもっと身近で、命のやりとりの覚悟があるなりに気軽なものだと思っていた。覚悟を上回る金額‥こんなに敷き居が高かったら通えないじゃん!

なんだか 腹がたって来た。もう絶対ここには頼まない!
帰宅、電話帳を開き2番目に近い六郷動物病院へ。

「去勢‥1万円ですねー。」
えっ、麻酔とかお薬とか含めておいくらですか?
「いえ、込みで1万円です。他には初診料1000円と消費税‥だけど早い時期の去勢だと病気になったりするので2週間くらい後にしても大丈夫なら‥スプレー始まりましたか。じゃあ、した方がいいですね‥」
安い、っていうか親切ぽい。(きっとこれが当前なんだろうけど。)
それで、手術の予約をした。



アニマルクリニックはキャンセルした。
新しめで、明るくて受付に女の子が無駄に数人いて雰囲気がよくて、高い。
安心をお金で買いたいような人のためのセレブ〜な動物病院だったな‥
相談に乗ってくれるっていう雰囲気でもなかった。ターリンの下痢も長引いた。合わなかったんだ、きっと 私が通えるようなところじゃないんだ。と、思った。

そんな訳で動物病院のりかえ。
それぞれで使い分けして行く事にする。


2003年11月13日(木) ★ この街

いつも乗る電車に遅れたらバスが30分後までなくて、待ってるのもなんだと思い高崎駅から、歩いた。30分ほど歩いていたら、途中バスに追いつかれたのでそれに乗った。

乗った‥座ったら、バスはぜんぜん違う方へ進路を切りはじめ どうしようどうしょう と内心思ってる間に降客がいないものだからバス停をどんどん過ぎる。このバスでは帰れない、降りなくちゃ‥だけど知らないところで降りても帰れない。誰かバスを停めてー。。。。。バスは17号線に出た。見た事のある景色がなんとなく見れた。そして降りるオジサンが居たので一緒に降りた。

空は真っ暗で17号はぶんぶん車が走っていて、明るいのに歩いてる人がいない。
両脇にならぶ大型店鋪の中には沢山人がいるのだろうけど誰もいない。
道も聞けない。

ダーに電話したらまだ会社だった。
仕方なく自宅へと歩いた。






大きなバイパスからバス通りの方へと住宅街をナナメに抜ける。
明るくて車通りの多い道から 1本外れただけなのに路は真っ暗だった。
道に沿って並ぶ住宅の灯りも庭や塀を隔てていてなかなか道路まで伸びて来ない。
なんとなく不安になって、背後を確認したくなるような暗さ。

ミニスカートの女子高生が自転車で過ぎて行った。
なんか、あぶなっかしいなと思った。



    やっとバス通りに出た。
    いつもバスから見る景色は違って見えた。
    歩くと、ちょっと街に触れた気がした。

バス通りなのに車が切れるとうす暗い。
まだ時計は7時。ぽつんとある商店の灯りまでやっとの思いで歩いた。
向側から歩いてくる人の影にずいぶん気付かなかったりした。





結局、1時間ちょっと歩いた。
玄関をあけるとお腹を空かせたターリンが待っていて、
寂しかったよー待ってたよー、エサ!エサ! と言った。


くたくたになった。
だけど、初めてこの街に触れた気がしてちょっと親しくなった感じがした。
歩かないとその街を解らないと思った。残念ながら暗いんだけど。
車で走ってばかりじゃ、街を愛せないんじゃないだろうか‥とか。

高崎市は人口が減るばかりなんだって。
対策としていろいろ何かビルのようなものとか作ったりしてるらしい。
何かがあれば、人は呼べるかも知れない。でも、長く住まうなら愛着だと思う。
都市化よりももっと大事な この街らしさみたいなもの。

5年経っても10年経っても、戻りたいと思えるような街だと市民は思ってるんだろうか。私はこの街を歩いて過ごして来た人‥学生時代をここで過ごした人しかそう思わないんじゃないだろうかと思った。後から入って来た人がこの街をどう思うんだろうか。。。

九州人は九州が好きできっと自分の街を愛している。
京都人は京都が好きできっと京都に戻る。
群馬人はどうなんだろうか。

高崎はとても歩きにくい街です。
人が沢山いる地域だって真っ暗だし、自転車も危ないと思う。
歩く人の事を全く考えてない街づくりだと思う。

前橋に入った時に肌に感じる違いはこういうのもあるのかもと思う。
街路樹や灯りや。
歩きやすさと 歩きにくさ。
私は数回しかまだ行った事はないのだけど前橋の方がまだ好きです。


およそ不似合いな高層市役所を建てる前に 不格好にビルを建てる前に、そんな使い捨てみたいな街にする前に、もっといろんな時間にいろいろ歩いて自分の街を考えて欲しいと思う。何もない街にも もっとシンプルで長く愛せる何かがきっとあると思うから。



もっと歩きやすい街にして欲しいな。
観光名所とかそういうことじゃなくて。
今日の結論はこれに尽きる。


2003年11月12日(水) ★ べんとり

ターリンの下痢が柔らかかったり、健康だったりするのだけど
今日の便は健康である必要があるのだ!!

下痢のため処方されていたお薬が今日で切れる。
それとともに健康ならば 去勢のスケジュールを組んでもらう。
ぜひとも、そのオーディションに合格してもらわなくては!!なのだ。



横から猫パンチをくれる(じゃれてるつもり)ターリンを牽制しつつ、
検便ケース片手に猫砂山探索。
とても綺麗な便が猫砂の狭間から出現、これなら絶対合格だ!と思う。
検便が済み 綺麗になったトイレに、座り込みキメ込むターリン‥もしや、と思いじっと見つめていると目の前には液体のような便が出現した。
   がっくり。
あー‥やっぱり 体調もままならないよにゃ‥
取り敢えず先程採った健康な便の上に
出来たてほやほやの液体便ものせて検便ケースを閉じた。

ターリンの身体を想うならば、軟便が治るまで待った方がいいし、
生活やスケジュールの事を考えると早く手術してしまいたい気もする。
‥迷うところなので両方持っていって獣医の判断に任せる事にした。




藤本アニマルクリニックへ。
そしてまさかの合格。

「大丈夫ですよー。綺麗な便ですね!では‥」
来週に手術のスケジュールを入れてくれようとする獣医に一抹の不安。
(あの‥やっぱりワクチン先の方が‥抵抗力とか大丈夫でしょうか‥)
の、質問にも 去勢手術への流れを変えない獣医に流されるように予約して帰って来てしまった。

   この下痢なんだろ‥抵抗力落ちてるんじゃ‥手術耐えられるかしら‥
   ターリン死んじゃったりしないかな‥


ターリンは血液検査(¥3000)&エイズ検査(¥4000)をして、
えらい目にあった、って顔して帰って来た。
注射、怖かったよね。ごめんね。

  今日はターリンとできるだけ一緒に居た。
  遊んであげた。一緒に昼寝した。
  猫缶フンパツした。(ちょっと量を増やしただけ。)


ターリンは猫エイズ陰性で合格だった。
血液検査も大丈夫とのこと。

今日の支払い1万円。…しかし、猫難民じゃー。
今日まで通院してお支払いした費用で軽く去勢が出来てしまうよ。






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この日まで、2回通院したのに長い事下痢が治らず 軟便&健康便を繰返していたのだけど 新しく貰ったお薬を与えるようになってからは健康便が続いた。血液検査でわかった事があったんだろうか‥(前と違う薬なんじゃ?)と疑ってみる。


2003年11月09日(日) ★ 猫のムコ入り

麻雀に行ったダーを迎えに行き、帰ったと思えば
職場の話をアツく語りたい友達に呼ばれて近所の居酒屋へ出て行った。


  私と、ターリンだけが部屋に残された。

テレビも見ないし、
先日からの寒気で部屋も寒い。
そしてふたりだけ。


   しーん。しー‥ん。。。

ターリンはひたすら寝てた。
起きれば鳴いてはキョロキョロウロウロしたりしてた。
でもあきらめてか、この数日の遊びすぎによる睡眠不足を解消するかのように また眠った。

この部屋ってば、いつになく すっごい静か。

私は、テレビを一瞬つけてぼんやり、見る気になれず消してぼんやり。
ホットカーペット(ウチの暖房機具はこれだけ。)の上で眠るターリンとぼんやり。

‥これがもともとの姿だったのだけど、ハチやちびっこらがいなくなってしまうと その存在がなかった時の事が思い出せない。
実家にいる頃、5才だったかのオイッコがやってきて騒ぎ倒し嵐のように帰っていった後も、こんな感じだったなあ(大人4人も居るのにすっごい静か!と思ったものだ)と思ってみたり。



ハチは、ハチを連れて来た若い夫婦の所へムコ入りして行った。
今日、お届けに行った。ハチお気に入りのネコジャラシ持って。


朝はとても仲睦まじく窓辺に2匹で寝ていて ああ幸せだなあ とかって思って、この光景がもう見れないのかと思うと きゅんとした。こころの何かのスイッチを常にオフ、少し目が覚めてじゃれあっているところを引き離すフリをして連れ出した。ターリンごめんね。ごめんにゃ。。。うきゃ。。。
だけどハチは求められて迎え入れられる訳で 後のメールなどで拝見するにとっても喜ばれ愛されているようで、、、それはそれはとても何よりなのです。

  ただ ちょっと、今だけは ぽっかり。



そんな ぽっかり も、
これからの日常に優しく埋められていく、
そんなちいさなしるしなのでしょうか。


2003年11月06日(木) ★ あさとよる

朝 出勤前、バス時刻ギリギリまで部屋でボーっとする。
今日も無心でテレビを見ていて、ふと我に帰りニャンコらを見ると、

ターリンがカニ歩きをしていた。

マッチョマンのポーズ(手を胸の所でまるく組み、肩を斜に。)に片方の前足をまるくし アゴを引き 尾を太くして 腰をひどく突き上げるように高くし、、、気分はシュワちゃん。身体を横にしたまま、マイケルジャクソンを彷佛とさせるような素敵なムーンウォーク。約1.5mをステップ。

  なんてユーモラスなポーズなんだろう!
  思わず吹き出してしまった。

私はこんな猫の姿を見たのが初めてだったので衝撃を受け、目が離せなくて、ターリンと目が合ってしまった。ターリンは途中で(ヤベっ。レイに見つかった☆)という感じでからだ全体のちからが抜けたが、そのままの姿で相変わらず横向きに歩き 洗面所に消えた。まるで舞台の裾へ消える役者のよう。なんとなくじっとしていると しばらくしてターリンが何もなかったかのような素振りで私のそばへ戻って来た。相変わらず尻尾は太かったけど。

観客だったハチはじっとターリンを見ていた。

ぜひともマッチョマンポーズでカニ歩き&ムーンウォークをしてみて欲しい。
人間がやっても絶対面白いと思う。
バイト先で延々と猫生活をしている同年の子にその話をし、
ちょっと真似してみせてあげた。
「あー、前居たキツイ性格の子がよくそれやってたー」
と言った。ターリンてば性格がキツイのかしらん。ねこかぶってる?



格好わるくて、ちょっとカッコよかったな。
あれは素敵なステップだったな。
惚れなおしちゃった。
どうやったら見せてくれるかワカンナイんだけど、
カニ歩きターリン、また見たいな。



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←白黒がしろくろと、
シロクロ。
どこまでがひとつなのかわかんない。
溶けてる。



最近、ハチが膝の上にのぼってくるのであぐらをかいて招き入れてやると眠りだす。キャワユイ。しばらくすると、ターリンが例の「にゃあるるるるるっ?」と(昨日の日記参照)鳴くので「はーい、ターリン?」と言うと何かウニャウニャ喋りながら寄って来るので、抱き上げターリンも膝の中心に置いてあげる。その上に、ねぼけハチを乗せる。‥しばらくするとターリンも眠る。広い部屋のなか、ここだけ密集してる。






          ターリンてば仲間はずれは おイヤみたい。


2003年11月05日(水) ★ ねこなでごえ

ターリンは時々「うにゃあるるるるっ?」と、鳴く。
それは大抵、料理だとかパソコンだとか‥何かに没頭?してる時で、
私はその場所から「あーい、ターリン?」と答える。
ターリンは「あっココにいたんだー、レイ!ねえねえあのさあ‥」とかって何かウニャウニャ喋りながら歩み寄ってくる。
それで、作業の手を留めて足元に来たターリンを抱き上げてあげる。
甘えたいのかな。とか思う。が、それがまた違うらしい。
何か訴えたいんだろうけど スグ降りたいそぶりを見せるんです。
遊んで欲しいのかなぁ‥



           ハチ。かっわいー☆



「うにゃあるるるるっ?」
と、今日もターリン。

カレーを作り最中な台所からお返事、‥そして部屋の方を見ると
ターリンてば 私じゃなくてハチ(ちびねこ)の方へ歩いてた。
そんなターリンと目が合ってしまった。

  ターリンは(あっヤベ。レイに見られてた)って感じで目を逸らした。
  私は見ちゃいけないものを目にした気持ちになって、
  何もなかったかのようにカレー作りに戻った。




     ‥ってか、負けた。

目には目を、歯には歯を、、、

  猫にはネコを。

2匹の仲は急速に親密に。
日課でドタバタやってます。

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「ねこなでごえ」
‥とはよく言ったもので、ネコに「猫なで声」は本当に有効なんだ。
知ってた?

今日も声で撫でてやる。
私の猫なで声に、嬉しそうにノドならすニャンコら。

人間界ではイヤぁな意味合いで多用されることの多い言葉だけど、
もしかしたらネコ界では幸せの象徴なんじゃないかしらと思う。




2003年11月04日(火) ★ 猫嵐・この数日のあらまし・

先々週、我が家に生後1ヵ月のコニャンコら3匹がやって来た。水をすくう形に両手をあわせたくらいの大きさ、重さ420g。

バイト先の人の実家で捕獲、公園に捨てられていて保護したはいいけど猫アレルギーの家系だったので保健所行きになるという。それはイケナイのだ。

ターリンてばコニャンコ到着時のケモノの匂いにビビりまくり、ベットの下から出て来ず。呼んでも出て来ない。「‥ミャア‥」と弱々しく答える次第。1時間くらいして引きずり出し抱き上げなだめてコニャンコらを風呂に入れる。ぽてぽてと歩く円いお尻に魅せられ私&ダーはコニャンコに夢中。アイドル・ターリンでさえもかすんでしまった(ゴメン)。‥結果、ターリンのナワバリ意識?を高めたのか初マーキング、に 始まりコニャンコらの下痢、臭い&ウンPの始末に洗濯、洗濯、洗濯。私の背後でターリンはコニャンコらにじゃれつくわ(というより【狩る】という感じ)ウギャフギュブガーの声(@コニャンコら)が絶えず 心休まる時がない。育児ノイローゼってこういうことかしらん。取り敢えず言っておくわ、ターリンあなたが好きよ。




と、そんな‥ネコ、ネコ、ネコ、ネコ‥な猫まみれの数日を バイトに通いつつ送った。ネコの事で悩まされるようになったなんてとっても平和。

段ボールハウスから呼んでくれる「ニャア」も3匹3様、
聞き分けられるようにまでなった。


・茶トラ メス
ターリンの猫パンチにも果敢に挑んでいたのがこのコ。きちんと怒り、それを示した。段ボールを覗くと兄妹どっちかと必ず遊んでいる。意志がハッキリした感じで将来、外猫をやっても生きていけるそんな感じ。イイ女系コニャンコ。

・ミケ メス
ターリンの追撃ちからひたすら逃げ、耐えていた。他の猫に対しても優しい感じ。人の気配を察知して段ボールハウスから呼んでくれるのはたいていこのコ。内気なのかと思ったが 脱出に関しては積極的。抱き上げるとすぐゴロゴロ言い、喜ぶ。おしとやかで甘えたがり‥な、割には駆落的脱出、かなり女の子らしいコニャンコなのだ。


  幸い 群馬には動物愛護協会というのが存在し、
  1週間後連絡がありこの2匹は貰われていった。



残りの★白黒ハチワレ★は、残した。相変わらずターリンに『遊ばれて』いる。‥かと思ったが 男の子、ターリンに負けてるなりに向かってったり 時にはゴロゴロ言ったりして。

ある日、ターリンがハチを舐めていたので激的に誉めてあげた。
そしたら次の日からハチを舐めてあげるようになった。
それから急速に2匹の仲は深まっている模様。
(相変わらずハチがフギャフギュ言わされてるけど)


   昨夜、とうとう夢のような光景を見た。


一緒に寝てる!

今までターリンてば寝てる時にコニャンコらを近付けると
フーシャーと怒っていたのに‥。
ああん、幸せ。かっわいー。

   しろくろが、白黒と シロクロ。





この2匹は下痢完治の為、病院に通った。
ターリンは激しく抵抗したが注射を2本打たれた。
早期ワクチン、必須だった‥時すでに遅し。

ハチは来週にコニャンコらを連れて来た若い夫婦に貰われていく事になった。
ターリンは寂しいだろうな。



父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥

レイ 

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