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ねことおやつ
   
 

2003年09月23日(火) ★ ネコ作家

ネコって多種多様な毛皮をまとっていて
そのデザインや愛らしいバランス感覚にときどき感心する。ので、

   ネコ作家 という職業のひとがいると思う。






うちのターリンをデザインしたひとは きっと大胆で大雑把なひと。

ターリンがまだ眠っている時 大胆に、そしていっきに
自信を持ってハケをふるい グレーを塗ったのだと思う。


だから、こんな風に一直線ができるのだ。ふふ。






    でもでも ターリンをデザインしたネコ作家は、
    とっても忙しいらしく 仕事が荒い!


↑ 右側をひと塗り、
↓ 左をひと塗り、いっぽんせん!!!


    ハイ終り!

‥と、いきおいよく仕事を片付けてたんじゃないだろうか‥。
だから背中に塗り忘れみたいな白いムラすじがあるし。




  だけど、きっとターリンは目が覚めてしまったんだ。
  仕事をするネコ作家の隣でイタズラを働いたりして。



作家のネコ用インクにこっそり触ってみたりして。
‥だから、四肢の肉球にインクをつけたまま来ちゃった。
←動かぬ証拠。







おでこにだけ
縞模様らしきものがあるのだけど、
虹みたいな曲線。

ひと筆描きぽい。
簡潔に済ませた痕跡か?









だけど、なかなかセンスはあるみたい、
だって、私のこころをくすぐるデザインじゃない?
思い切りのいいラインが描くバランス、ステキ。





   ターリン、スキよ♥







ネコ作家、年に2回繁盛するんだろうなあ。
いまごろ 徹夜かなあ。
ネコのデザインだったらやってみたいなあ。









‥と、居眠り夢見る私のネコに いろいろ夢見たりして。
























あああ、この調子だと私の携帯 ターリン画像だらけになりそう。


2003年09月22日(月) ★ ねこのひたいのせまさのせいで!

朝から雨だった。
ダーを会社まで送った。

我が家のターリンは毎朝5:30に暴れ出す。この部屋は彼の草原になる。
私たちは彼に起こされていちどちょっと目が覚めて、また眠る。

玄関へ向かう時、甘えながら着いてくるターリンに、
おもちゃを投げてじゃれて飛びついて夢中になってる間に部屋を後にした。
外までついて来られてはまだまだ、困る。


  そういえば ターリンは最近、私のひざのうえに来て眠る。
  夢を見て微妙に暴れたりちいさな寝言を言ったりしてちょっとかわいい。
  それから ネコって、すごいあったかい。あんしんするぬくもり。


ターリンとダーリンと。私とオレンジ。
ネコと愛しい人と、私たちの部屋とその生活。

気がつくと、こうしたい あれが欲しい とかっていう
不確かなりに くっきりとしたお願いみたいなものが産まれていたんだ。
それが 叶えたり叶えられたりしていた。

そしていま 私はどんな時よりも とても遠い所にいる。

ダーについてきた、だけど本当について来たんだろうか。
連れて来てもらったのかも。などと思ってみる。
尽くしているようで 実は尽くされていた、そんな場所をもらっていたとしたら
それはとても素敵な気がする。


ダーはギターを弾く回数が減った。
私は好きな友達や場所や瞬間と会えなくなった。
でも 何か描いたものがちょっと現実ちっくになってた。


   ああ。












だけど ちょっと悲しくなった。

それでも、どんなものであってもいいから夢を見ていて欲しい、
夢を見ている人に もっと夢をみたいな。

ちょっと 泣きたい気持ちでそう思った。
だけど、

「よくばっちゃ イケナイ って事なんだよね」

と、横で眠たそうに座ってるダーに言ってみた。
「何考えてるの?」と訊ねるとダーは

 何にも、眠いだけ。

と、ぼそっと言った。





雨の出勤道は田舎街に車が多くて ぼんやりと優しかった。
私の頭は 久しぶりに稼動していて、
そんな風ないろんな言葉を産んでは 忘れていった。

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午後は晴れた。
とても気持ちのイイ昼下がりになった。



夕刻、ダーをお迎えに行った。

ケンカをした、というか、
私が一方的に疑問を持ち 勝手に怒った。
つき離した。
約束の時間らしきものは来て、
約束を取りさげて戻って来ようとする人を押し戻して帰って来た。


自分から離れておいてなんだが、

悲しい。




咽が酷く渇く。



















考えてみたら、ふたりは
毎日一緒にいるのだけど 随分会ってない気がする。


2003年09月15日(月) ★ トキメキトキス

最近、年下の男の子につきまとわれて 嬉しいです。

ふりむくと‥目が必ず合います。
気がつくと‥彼が私のすぐそばで自分のことをやってます。
ときどき とつぜん、話しかけてくれます。




   これは 恋なのかしら、なんて思います。うひ。




































ほら、今だってこんな風に私の傍らで‥







←ここが
彼・ターリンの
特等席。




ターリンは、鼻のてっぺんにホクロ、下唇に口紅をつけて生まれてきてます。
下唇にだけ口紅だなんて、よっぽど慌てて出てきたんでしょうか。
ちゃんとおめかし して来てくれてもよかったのに。






ネコのいる生活に夢を見ていて、前の日記にも描いたけど 八割れ・白黒・ホワイトソックスで できたらツキノワグマみたいな三日月なんてもってる子猫が理想で、‥そんな話をしたら バイト先の先輩の家のネコがひとりっこを出産。それがターリンなのだけど、ターリンは八割れ・優しグレイ色(微妙にトラ)・ホワイトソックスじゃなくてグレーマント・背中に月?を背負っている。ある意味燕尾服。‥そんな 私の理想に当らずハズレずなルックス。

とにもかくも、
一目出会った時から恋に落ちまして、



そんな訳で、
とってもにぎやかにやってます。







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9月3日よりター(ダーではない)入居、
最初は抱かせてくれなかったけど
最近は少しだけなら抱かせてくれるしお話もする。

ネコって、やっぱり恋人みたい。
役にもたたないし、いなくても生きていけるのだけど そうじゃない。
ただ居てくれるだけで、、、、みたいな存在で、
その愛情表現や在り方に 改めていろいろ学ぶ。



ダーと私のネコ、ターリン。


2003年09月09日(火) ★ 九州人は

「こないだー、九州行ったんだよ!」と、ダーの友達。
「『九州人は裏切らんけん!』って初めて会ったおばちゃんに言われてー‥」

ダーの友達は、九州の人を好きだと感想を述べた。
私は、なんとなく自分の血を好きだと思った。


九州は島だから 本島とはまた違う。
‥そんな、九州の出身の人やこころの郷里としている人どうしで、暗黙の「九州人」というひとつのプライドに似た結束みたいなのを持ってると思う。(あっさり捨ててしまう人もいるけれども、)

それは 旧くさすぎても捨てきれない引越し荷物のように、転々とする私のこころにも根付いている。初めて会う人でも九州人だとなんとなく安心するし許せる。同じ荷物持ってるね、みたいな共有意識が簡単に生まれたりする。


「九州人」は、自分の「仲間」以外の人にも 仁義を尽くす。
もちろん、いろんな人や様々な仁義があるんだろうけど。


あなたが初めて会う人であっても、裏切らないよ と言ってのけた、
その九州のおばちゃんが ホッとした。 
たぶん深い意味のないちいさな言葉なのだろうけど、そこには そうやっておばちゃんが生きてきた自信に満ちてると思った。





ちょっと思い出したことがある。

中学のクラスで数学の授業を誰も聞かなかった時があった。
数学は新任のどっしりしたオバチャン先生で怒ったりしない人だった。
生徒らは、寝たり違う本を読んだりしていた。
みんななんとなくウメボシみたいな顔のオバチャン先生を好きではなかったのかもしれない。ある時、オバチャン先生は言った。
「あなたがたが 私をきらいでも 私はあなたがたが好きですから」
自分の担任のクラスでもない生徒に対して、よくこんな事を言えるなあと私はなぜかちょっと感動した。
今思うのは 不真面目極まりない態度の生徒らに対し、まっとうな授業を根気よくやるってのは仕事とはいえ 尽くす に似てるなと思った。
オバチャン先生は、九州の典型的なオバチャンだった。

ああ、わかりにくいかな。ワカンナイよな。
とにかく、今日そのときはちょっとアツくホロリとしたんだ。
それから いろんな顔や出会ってきた、ひとのこころね のことを思った。

九州から遠く離れた地で出会う九州人ほど頼れるような気持ちになる。
九州から遠く離れた地に出会うほど九州人であるような気持ちになる。






            目が覚める に、似た感じで改めて思う。

            私はこの血をあいしてるし 大事にしたい。

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・この車社会の街を、私たちはふたりで1台の車で生活してる。
 今日はバイトが休みで日中、車を私が利用したので
 ダーが仕事を終るころ、迎えに行った。

・帰途、実家へ寄った。
 今日はダーのおとうさまの誕生日だったので、
 斜向いの昔からある酒屋で日本酒を買っていった。

・その帰途、ダーの友達の兄宅へ寄った。
 ダーの友達&兄夫婦でバーベキューやってるというので。

・帰ったらもう寝る時間で、ダーはシャワー→即寝。
 私はずっと溜めてたアイロンがけ。シャツ7枚、スラックス3本。ひー。
 深夜番組も終って画面は海沿いのちいさな田舎町の朝靄が流れていた。
 それは平凡で、けど情緒が溢れていて 日本にしかない風景だと思った。
 美しすぎた。そんな景色を見ると しずかな気持ちになった。

 日本人でよかった。なんて思ってる自分が居た。


2003年09月08日(月) ★ ほんものにうたれるなみだのこと

「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」を、初めて聴いた。

ぼんやりテレビを見ながらご飯を食べて、
いつの間にか歌番組が始まっていて、
うっかりしていたので、

   気がついたら 泣いてた。





びっくりした。
歌詞で、というか はだかのこころを打つのは
キワモノにしか発することの出来ない
彼らの、そんなもの と思う。











(ちなみにあのピアノの人に ウチのダーは似てると思う)


2003年09月03日(水) ★ いちばんのネコ

この時期の田舎街の道路には
車に飛ばされてしまった仔猫が横たわったまま
そのまま何処かへ行ってしまう。
置き去りにされた身体を見て、ちょっと、、、想う。

本来のネコの魅力は
興味をしめしたら飛びつく そのしなやかで愛らしい仕種や気性や、
好きな時に走りまわったり眠ったり‥自由気侭なところ
だったり、すると思う。

だけど元気で旺盛なネコに限って こんな目に会うんじゃないだろうか。
人間界に適さなかったネコは こうやって“淘汰”されるんだろうか。
慎重で恐がりなノラネコの方が実は人間界を生きて行く上では賢かったりするのかな。

気持ちに向かって直進すれば はねられる。

  ちょっと、人間みたい。


もしもせかいがこんなアスファルトや造形じゃなかったら、
おまえは いちばんのネコになれるよ。


‥と、
理想的に中央線上に伸びた背中に、思った。

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今日はダーが出張で早朝から出たので松井田まで送った。
車で戻ってきて、温泉に行った。
恵みの湯。6時〜10時は500円なんだって。

トドみたいなオバチャンがふたり来て、浸かってた水風呂で頭ごと丸ごと入ってきてじゃぶじゃぶやりだして、居心地が悪くてそそくさと露天に移った。
背後ではゲハゲハと笑いながらでっかい声で話す 温泉番長(温泉ごとに馴れ合いができるらしい、そのなかで一番よく喋るオバチャン)のオバチャンの声が響いていた。
今日は お腹にネコが3匹、背中に1匹入ってそうなオバチャンばかりいた。
私もあんな風になるのかなーイヤだなあ、と思った。
でも体型維持って大変なんだろうな と、ぼんやり思う。

ああいう目に毒な(失礼、)オバチャンも、
お家に帰れば 家族から愛されている(はず)!!
‥そんな風に視点を変えるとトドなオバチャンも違って見えるから不思議なのだ。



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もともと キツイんだけど
最近 特に自分の「醜いものに対する厳しさ」に滅入る。

美しく、変な癖とか
美しく、ゆがんだ性格とか
美しく、いびつな個性とか、
そういうのは好きなんだけど、出会えない。


醜い癖、
醜い性格、
醜い個性、
こういうのが嫌いで、許せない自分がいる。
ひとのことなんて言える身分じゃないんだけど
これはスキキライのものさしなんだ。

  昔はダーでバランスをとってたけど、
  彼も忙しいみたいで慌ただしい。

誰のせいでもなく 自制できずに
ちょっと、暴走しがちであります。





                日々、潤いたいと思うのです。



父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥

レイ 

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