ALC ビル リフォーム -★-


 

 

ねことおやつ
   
 

2003年08月28日(木) ★ ちょびっと湿ったビスケットをかじって、

考える。

         ひとは、温度をもって産まれてる。


ひとは あたたかい
  ひとは つめたい



ひとは ひとを、、、、、、つめたくすることもできるし、

     あたたかくすることもできる



     ただ 在るだけで。
















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そのひとのさじ加減に 触れてしまったんだ、
そしたら なみだ。


2003年08月26日(火) ★ 雨石

バイトを終えダー送迎車に乗り実家へ寄った。
郵便物と食料をまた少し頂いた。
それから、座ってお義母様とダーと3人で少し話した。

「ねえ、あんたたち‥‥そろそろ   籍、 いれないの?」

ダーは 何もいわなかった。
私も 以前のようにそれを否定したり可能性を示したり、、
そういうことは何もいわなかった。

いつの間にか、話は変わって違う事を話しはじめた。


私はそういうものがあってもいいとも思うし、まだ超えられないいろいろがあってまだまだ とかって思う。あれば幸せかもしれないけど変わらないかもしれない。あってもなくてもいい。それだけ。

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帰って 夜、テレビゲームに没頭するダーを横目に
洗濯物をしていたら

 雨が。



  しばらくしたら、ダーの携帯にメールが入った。


どうしたの と聞くと
「(お母様方の)お婆ちゃんが死んだらしい。」
とダーが言った。
ダーは実家に連絡を取りはじめた。
私は白いシャツと黒いスーツを引っぱりだしたりした。(早まりすぎ。

明日 朝 実家へ行き、お葬式のうちあわせについていくらしい。




お母様方のお婆ちゃんは 農家でとてもつよい人で、緑と大地が好きで、
ためた年金をはたいて「これを家宝に」と石を買った人だそうだ。
(あとで聞くと「何ってことのないでかい石」(ダー談。))
石に値段があるなんて そうなんだろうけど 考えた事もなかった。




   そういえば もう消してしまった日記には記したと思うのだけど、
   ダーのもうひとりのお婆ちゃんが亡くなった日も 雨だった。
   そして、やっぱり私の傍らでダーはその知らせを聞いた。




私たちの、というか ダーの周りでは
葬儀が絶えない。

   そんなにいつもではないけれど、先日も長女姉様嫁ぎ先のお婆さまが。
   その前には近所の知合いの方で。
   その前は、ダーのお父様方のお婆さまが。


私は葬式を出した事もないし、参列した事もない。
だけどダーやダーのお姉さま方の葬式に対する落ち着きを見ると、
慣れてるなあ、なんて思う。


こっちは、召されてゆく人が多いな。
「ねえ、いまってそういう時期なのかもね」というと
世代交代なのかな、と ダーが言った。



せだいこうたい。


  お義母様が 夕暮れに口にしたあの台詞は、果して
  誰の言葉だったかな。

ダーは黙った。
お婆ちゃんが来たかな、と私は思った。
さあ、どうかな とも、思った。


2003年08月19日(火) ★ 在り処

「やっべー、オレ。」と携帯を閉じてT氏が言った。
どしたの? と私とダー。

お部屋に、T氏を招いてご飯を食べた。
そのあと、3人でビデオの濱マイクを見た。


T氏の携帯は半ばチャットのように返事を送ってくる。
そのあとに、T氏は言葉を続けた。

  あのさー、女の子って 会おうよ、とか言わないで
  「迎えに来て」とか言った方が会えるんだよね。



どうやらT氏は女の子を呼び出したらしい。
そして今夜はムフフらしい。
そういう「簡単な」女の子なら困ってないみたい。

登場したのはT氏の6才下の彼氏持ち専門学校生で、率直な意見では
今風なんだけど地味で可愛らしいけどかわいいとは言えない感じの女の子だった。
こんな娘は できれば、ちゃんとひとりの人に愛されて大事にされていて欲しいな と思った。許してくれるからと言って軽率にカラダを開いちゃダメだと思った。それは無意味でとても悲しいことで寂しい事だなと思った。


T氏は
  ★ゆぅ事を聞いてくれる女の子が欲しいらしい。
  ☆物事を黙って笑って片付けるオンナは嫌いらしい。

  ■帰ったら料理と風呂があると、いいなーと思うらしい。
  □結婚とか堅実な恋愛とかって面倒臭くてアリジゴクだと思うらしい。

  ●小さくて美人でキュッとしたブラック系の女の子が好きみたい
  ○連れてる女の子がいつも逆なタイプなんですけど←ツッコミ


人にはいろいろ矛盾と言うものがあって にんげん なのだと思うのだけど
彼は夢見がちで支離滅裂だなあと感心した。言葉をあとから辿ってると面白い。

もし彼の思惑通りの女の子が出現したとしたら、それは「ごっこ」だと私は思う。
こころから尽くせるくらい本気で人を好きになったら、メンド臭い事だって巻き起こしてしまうだろうし(私なんかは特に。)そのモメ事みたいなのににいちいちつきあってこそ、得られる関係とか安らぎとかがあると思う。ましてや美人で可愛いコ(に、限らずだが)がそんなことしてくれるなんて惚れなきゃ無理だ。
と、思うので
T氏は女の子には困らないけど、結局ずっとひとり。
だと思った。

たまに会う、都合がいい沢山の女の子より、
ときどき面倒臭いけど大好きでたったひとりのおんなのこ の方が、
私は ずっといいなーと思う。





だから、今日部屋に来た その女の子も
誰かの所では たったひとりのおんなのこ なんだから
その事を、今夜は忘れて欲しくないなーと思った。


2003年08月18日(月) ★ まばたき

無機質な箱の浴槽に無理矢理に沈み
少しあいた扉の向こうにいるダーとお話をした。

  ねえ あのね

だけど それも髪を流すシャワーの音に遮られて言葉が交わせなくなった。

私の髪がすっかり濡れて清潔になるころ
扉のむこうからダーの適当なギターと歌声が流れてきた。
きままに曲調は変わり ときどき知ってるメロディだったりした。
ふいにやめたり始まったりなにがなんだかわかんなかったけど
ここちよくてこのギターが好きだなと思った。


それで、風呂をあがっても部屋の方へ戻ってしまうのが勿体無い感じがして
洗面台の前にいつもよりすこし多めに立ち、
椅子を持ってきて座しギターを弾いてるダーと過ごした。







途中で、ずっと前に レイさんこんな感じだよ と作ってくれた
そのフレーズで曲が始まった。
それは なんかオレンジできみどりでしろっぽくていい匂いのする風みたいだった。


    その曲の中に棲んでるものたちを好きだなと思った。






すぐ曲は移り メロディはかき消されてしまったけど
なんかその やらかい感じが余韻になった。

いつも、こんな夜があるといいなと思う。


2003年08月16日(土) ★ しろめしのつや

■よる7時くらいお米を買いに外に出たら
 遠くの空で 花火の音だけがしていて
 曇空と長そでの肌寒さと反する。
 おいてきぼりみたいな夏の音だな、と思った。

□200m先のフレッセイのレジにはまた見た事のない男のこがいた。
 スーパーに青年店員が多いってなんか違和感。
 っていうか、ジャニーズばりな好ましい甘めの青年多し。って気がする。
 顔でとってるのかなーそりゃ、主婦も通うよ。‥なんて変な納得。
 最近のスーパーは昼ドラの現場か。いまは夜だけど。


■炊飯ジャーがいま無いのでヤフオクで彷徨っていて、
 ジャーの写真ばかりで飽きてきて探すのをやめた。
 そして思いつきで自分で炊いてみることにした。
 検索してみるととってもいいサイトに出会った。
 さっそくこの人の師事を仰いでみる事にする。
 こういうこと知ってるひと、なんか好きだな。おもしろい。

 ところで、ちゃんと炊けるんですよ。割と美味しく。
 しばらくはこれで生き長らえることにする。



フレッセイで半額になったカラアゲとお味噌汁と一応ガス炊き?な白飯をお箸でつつきながらテレビのニュースを見ていたら、大文字の話題だった。


毎年 約束するともなく 偶然に半ば運命的に出会っては
ハラムランランと見てきた送り火を、

  今年は別な場所で ひとりでテレビで見るんだ。

と、思うと なんだかどきどきしてしまった。
私の8月16日にはいつもハラムランランが居た。
3回めを数えた時には来年もこれからもこの日があると思ってた。
当たり前のように。

ひととひとのめぐりあいはひとつではなくてふたつ。















いまごろ思い出したけど、一日かけてダーと喧嘩した一昨日の朝、
昔だいすきだったひとが満面の笑みをしてくれる夢を見た。
笑うほほが盛り上がってゆく。
柔らかな陽のひかりの感じがそれをめいっぱいに包んでいて、
あれはしろくてなんかいい夢だったな と思った。


2003年08月15日(金) ★ 平凡なオレンジ

特別にイベントを求めている訳でもなくて 部屋にひとりなので
お盆というゴールデンサマーな連休なのだけど、
できるだけ平凡にだらだらと過ごした。

・やっとモデムスプリッタが届いたので、ネット設定。
 &マイラインやソネット解約の手続き。
・素麺を食べる。
・お洗濯と、ダーにかかりきりで放置していたアイロンかけ。
・掃除機ついでに小さく模様替え。


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■ベットサイドのカーテンを変えてみる。
 きなりいろカーテンの優しさを知ると、イロものカーテンが邪魔になる。
 主張とは時として無駄な存在なのだと思う。



□あさ9時 ダーが出てってから何するともなく雑事を堪能していたから
 外に出てみたら 夕刻で雨休みの紅い曇りの景色だった。
 不安定な色調に世界は包まれる。変な感じ。



■珍しく電話が2件。
 まだ帰ってこんとね? と地元の友より。
 今年は帰るとね? と帰省路中の友より。

    みな、お盆にはかえるところがあるのです。
    帰るところがあって、還ってゆくのです。

 私は今年も帰れそうにありません。



□ひとりでいると 食事は手抜き。
 キャベツ半玉使って大胆にお好焼きを焼く。

   お盆なんだから一緒にいようよ、と言ってくれたひとに
   お盆なんだから別々に居てもいいんじゃない? と

 妙な説得に納得を得て送りだした私
 その割には少々こころ細い心地がする我が食卓に麦茶を重ねる。



■こんどの新居は 白とオレンジです。



□100円均一で2万円分の買い物をしました。
 田舎町の100円ショップは凄くてハシゴしてしまうのです。





■忘れられないのは「猫の第六事務所」所属のかま猫のこと。
 チクリと痛い。


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★いまささやかに考えることは
部屋に名前をつけようと思うの、何にしようかな。
それを住所の一部にして郵便物が届くようにすれば
楽しいかなって思ったりするのです。
‥ああ、NTTもガスも電気ももうお願いしちゃったんだよなー。。。


2003年08月14日(木) ★ つじつまごっこ

旅に出るつもりでふたりで出たのだけど
当然の渋滞、ダーはイライラするし私は楽しめない。

軽井沢は14度、トレーナが欲しい肌寒い雨。


ダーは私に不満があると 必ず持ち出してくる話題があって
その 私の中のモトモトカノ の話になって

えんえんと ケンカしながら帰ってきた。
くどくどとこうして欲しいとか こう思うとか 説明してもまったく響かないし
悲しさを積んでるだけ。

  だから、そーいうの めんどくさいんだったら その人とつきあいなよ。


と、何度も言った気がする。
私とつき合うなら それ相応の努力が必須でしょ。

モトカノとかモトカレ とかって、
一番【保険】の効く容易い存在だと思うんです。
っていうか、私がいなくなったらダーはモトモトカノとつきあうかもしんない。
だって出会いのないふたりですから。

不潔。
私はそんなものが見たくて ここに居る訳じゃないのに。
私はそんなことしてもらうために 日々を尽くしてる訳じゃないのに。
互いを磨いてる訳じゃないのに。


  ダーは 私に手を抜くくせに
  ぜったい私の手を放さない。





京都では
ふたりはどんなことでけんかするの、とか聞かれるくらい喧嘩しなかったのに

群馬にきて、ケンカばかり。
繰返すリズムのように しろとくろ。


   あー。くっだらなー。





そして今日も 最後はしろで幕を閉じた。


くろの時は、結局わたしはふたりのつもりで ひとりだし
ダーは「どうせ」ひとりなんだって思う。
くろからしろに変わると これからはふたりだよねって思う、
だけど

本当に解りあう時ってくるんでしょうか。悲しい。



父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥

レイ 

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