「ありがとう。ごめんね。大好きだよ。」

私は罪を犯しました。
ひととして赦されない程
残酷な罪を犯しました。
もう此れ以上
人前に姿を晒す事は出来ません。
生きる資格も在りません。
この醜い姿。
この醜い心。
恥知らず。
だからもう。
此の日記は終わりにします。

ただ。
最期に。
何か言って良いとされるのならば。
私は。
私は只。

「大好きなひとと一緒にいたかっただけなんです。
 一緒に笑っていたかっただけなんです。」

其れが。
私の全てでした。
其の為だけに必死で生きていました。
必死に。
必死に。
只。
只。
一生懸命でした。

其の結果。
私は本当に大切なものを
握り潰してしまったのです。

ごめんなさい。
何度謝っても足りませんよね。
でもごめんなさい。
赦されない事は解っています。
でもごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。

此の日記は遺書として残しておいて下されば結構です。
ありがとうございました。
大切だった思い出達へ。
さようなら。
2005年10月18日(火)


「主よ、ひとの望みの喜びよ。」

汚れた心を浄化しようと必死。
私は赦されているのだろうか。
他人の不幸を願った事さえ在る。
自分を護る為に
自分が可愛い余りに
嘘を吐いた事も在る。
傲慢な言動をした事が在る。
自分の感情を大切にしようとする余り
相手の気持ちを理解しようとしなかった事も。
綺麗なんかじゃ無かった。
全然
綺麗なんかじゃ無かった。
私はいやらしい女だった。
そういう汚い部分を
少しでも無くしたくて
毎晩祈っているんだ。
赦して下さいと。
罪の重さに魘されながら。

他人の幸せを願うと自分が孤独になる。
自分の幸せを願うと誰かが傷付く。

私は我儘だから
自分も大切だしみんなも大切なんだ。
だから。
罪を意識する事で
出来るだけ傷を浅くしようと
悪足掻きをしているんだ。
2005年10月17日(月)


不毛。
得るものなんて何も無い。
奴との関係を終わらせた時。
一体何が残ると言うのだろう。
傷付いた心を再び奮い立たせる気力と若さが
果たして私に残されているのだろうか。
何時終わるかも解らない。
5秒後かもしれないし
20年後かもしれない。
其の瞬間に。
私は何を思うのだろう。

奴よりもいい男なんていっぱい居る。
そんなの解っている。
私をもっと大切にしてくれるひとや
もっと相性が良かったり
御金持ちだったり
格好良かったり
そういうひとがきっと何処かに存在する事実を
私はずっと前から知っている。
けれども
けれども私は
もう終わりにしたいんだ。
夢見る事を。
期待する事を。
もう疲れた。
ひとを好きになる事も。
此れ以上要らない。
奴で最後だ。
だから最後だから
全力で闘うって決めたんだ。
絶対に負けないって。
身も心もボロボロになってでも
私は勝ってみせる。

強くなれ。
2005年10月15日(土)


風邪完治させました。
2日間寝込んだけど。
夢に魘される事もしばしば在ったけれども。
健康って素晴らしい。
今日は部屋掃除を徹底的にやって。
気分も入れ替えて。
生活を立て直さなくちゃ。
負けないように。

余裕を持つ事が私の1番の課題だと思う。
例えばどうしようもないくらい
悪い考えに獲り憑かれて
離れられなくなってしまった時こそ
笑っていられる心の余裕が必要で
其れが在れば
何にも負けないような気がする。

取り敢えず床をピカピカに磨かなければ
私の気持ちは輝かない。
BGMはショパンの『英雄』でお願い。
2005年10月12日(水)


おかしい。
身体の調子がおかしい。
咽喉が痛い。
気分が悪い。
眩暈がする。
気温15度の職場で
キャミソールにコックコート1枚という
無謀な服装で9時間も労働したからかしら。
今日は休みだったので
昼食はアフタヌーンティーでパスタを食べたのだけど
咽喉が痛かったせいか
余り美味しく感じられなくて残念だ。

似非クラシックファンになってみようと
最近発売された6枚組のCDセットを買ってみた。
ついでに同じシリーズのピアノ版も。
しかし
どうしても知っている曲ばかり繰り返し聴いてしまう。
ちなみに現在のお気に入りは
ハイドンの『天は神の栄光を語り』と
映画『ピアノ・レッスン』の『楽しみを希う心』の2曲。
両方とも思い出深い曲だから
気狂いみたいに何度も聴いている。
体調悪い筈なのに
この2曲聴くと楽になれるの。
ゲンキンな奴め。

信じられない事に明日も休みだ。
映画観に行きたいけど身体が・・。
病気はつまらないと思うようになったのは最近だ。
昔は病弱な女の子が憧れだった。
すぐに貧血で倒れてしまったり
青白く痩せこけた身体は未熟で
独特な魅力満載だった。
それに私は家に居るのが好きだったから
病気が理由で学校に行けないなんて
不謹慎だが羨ましかった。
でも現在は
全く憧れない。
だって病気って苦しいものね。
入院を経験したから言えるのかもしれないけれど。
痛かったり苦しかったりするのはもう厭だ。
当たり前の事。
やっと気付いた。
そんな自分自身の成長を。
秘かに喜ばしいと思う。
自意識過剰。
でもいいの。
だって誰も私の事なんて褒めてくれないんですもの。

だるい。
熱が出てきたみたいだ。
わーん。
丈夫な身体が欲しいよー。
2005年10月06日(木)


私はどうしようもないくらい
奴の事が好きだから
奴が他の女とセックスするのは許せないし
例えば奴の子供を身籠ったとしても
私はきっと嬉しいし
それで結婚なんて出来たら
もっと幸せなんだろうなぁ。
って思っただけ。
奴は別に。
そんな風には思って無いのだろうけど。
寧ろ困るのだろうけど。

「結婚しよう。いや、やっぱ辞めよう。」
冗談なのか真剣なのか
奴の真意が読めずに戸惑う。
何がしたいのだろう。
何を考えているのだろう。
只はっきりと解ったのは
奴には私の存在以上に好きな女が居る。
って事。

やっぱし好きなひとに好きになってもらえないのは
寂しい。
「もっと好きになって。」
って喘ぎながら奴にしがみ付いたら
首筋に噛みつかれた。
未だ其処は赤く腫れている。
ずっと残ればいいのに。
私と奴がセックスした証拠。

どうすれば好きになって貰えるのだろう。
どうすれば此の気持ちが伝わるのだろう。
セックスする以外に。
ペニスを咥える以外に。
2005年10月02日(日)

かつて・・。 / 桃色少女

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