DOTFAMILYの平和な日々
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2010年07月26日(月) |
DOTFATHERのプロジェクト:フェンスの取替え。 |
5月末に日記を再開した時に、ダンナが家のフェンスの取替えを企んでいて、あちこちから見積もりを取り寄せている、と書いた。その後も毎日毎日あ〜でもないこ〜でもない、とブツブツ呟きながら、このプロジェクトに取り組んできた。
家のフェンスというのは、家に向かって右側にある裏庭へ入るゲートと、左側にある庭に入るゲート+短いフェンス。そして、プールを取り囲むフェンス(これは法律で取り付けが定められている)とプールから家に繋がっている橋のフェンスである。多少古いとはいえ、今のフェンスで問題ないと思うのだが、あちこちが錆びてきているので、壊れる前に錆びないプラスチック製に取り替えたいらしい。
そんなん、壊れてから取り替えれば良いじゃないか!
と私は思うのだが・・・
さて、月日は流れ・・・約1ヶ月半後の7月21日にやっとフェンスの取替え工事が始まった。実際に工事を行うのは、フェンス会社の人なので、ダンナのカタツムリ・プロジェクトと違って始まると進むのは早い。
愚夫「ゲートが僕が頼んだゲートじゃない。橋だって、全部取り替えてもらうつもりだったのに、手すりだけしかやってくれないらしい。」 愚妻「どうして?」 愚夫「そういう風に上に人から言われてるって。」 愚妻「契約書見せたら?」 愚夫「契約書、どこにあるの?」 愚妻「あなたが持ってるじゃない!」 愚夫「君、持ってないの?」 愚妻「PCにスキャンしたのが入ってるけど、一度プリントアウトしたんだから、もう一回やるのはインクの無駄。前に渡したのを探して!」
という訳で、自分が持っていた契約書を見つけ出したダンナは・・・
愚夫「工事やってる人達の言う通りのことが契約書に書いてあるんだけど・・・僕が言ったのと違う!」
サインする前に読めよ、契約書!
夏は忙しいシーズンであるので、覚悟の上とはいえ、こう毎日長時間仕事が続くと、流石に参ってくる。それは、日本で私と同じ仕事をしてらっしゃる人も同じと思える。彼女の方が私より長時間働いていると思うだが、そこはほれ、こちらはもう歳だから・・・って、彼女の歳、知らないけど。
さて、プロジェクトも締め切りまでに後一ヶ月を残すところになり、「翻訳してね」と送ってくる方は週7日、1日24時間勤務体制に入ったそうである。といっても、向こうは会社の数も多ければ、働いている人数も多い。こちらは基本的には2人である。これではいくらなんでも体力も気力も持たないだろう、というクライアントの取り計らいで、日曜日はお休みしても良いということになった。これは有難い。週1日休みがあると、スーパーマーケットの買出しや溜まった家事を片付けることができる・
・・・甘かった。
日曜日が休みなのは私だけではないのである。日本の日曜日はこちらの土曜日。普通なら夕方になって日本の人が仕事に入る時間になっても、誰も入ってこない。週7日勤務体制といっても、やはり週末は仕事が少ないのだが、それでも定時には終わりそうに無い。1週間分の溜まった疲れもあり、夕方になるとだんだんストレスが溜まってくる。実は寝坊をしたために、仕事前に昼飯を作る時間が無く、昼食抜きで仕事をしていたのだ。要するに、ストレスや疲れというより、空腹だったのね。
愚妻「腹減った!夕食何か買ってきて!」 愚夫「何が食べたい?」 愚妻「チーズ・バーガーとフレンチ・フライとダイエットじゃない普通のコーラ!」
・・・食っちまった!
翌朝(本日)、体重を測ったら、ナント2ポンド(約1キロ)も増えていた。
ちょっとちょっと、確か高カロリーのでかいハンバーガーを食ったけど、それで一気に2ポンドも太るか?あのハンバーガーの肉は1/4ポンドだろう?フレンチ・フライとコーラとハンバーガーのパンで1.75ポンドもあるか?カロリーが高いと食った以上に太るのか?そりゃないだろう!
という訳で、本日、スーパーマーケットに行く前に、ジムに行って走ってきた。2ポンド、2ポンドと呟きながら(もしかしたら、呟いてなかったかもしれない・・・怒鳴っていたかも?)、汗を流してきた。(って、しっかり水分補給はしてるけど。)脚をガクガクさせながらスーパーマーケットに行き、冷たく冷えたソーダを横目で見ながら買物をしてきた。家に帰って、買ってきた物を片付け、ついでにしっかり朝食を食べ、シャワーを浴びて体重を測ると、ちゃんと2ポンド減っていた。
やれやれ、では日記の更新でもしようか、とコンピュータをつけたら・・・
別のクライアントから仕事が入っていた。
・・・今日も仕事かよ!
2010年07月24日(土) |
デジタル・カメラ:DOTMAN編 |
もちろん愚息はそんなハイテクな製品は持っていない。普通のカメラも、ポラロイド・カメラも持っていない。
愚母「新しいデジタル・カメラ買ったから、古いのあげようか?」 愚息「いらない、携帯電話のカメラで良い。」
・・・だと思った。
愚息は物を持つのが嫌いだ。
さて、DOTFATHERのデジタル・カメラその後・・・
父の日に妹の家にデジタル・カメラを持って行き、3枚ほど写真を写してきた。
「ねぇねぇ、写真撮ってきたから、コンピュータに移して!」
そんくらい自分でやらんかい!
最近のカメラは賢いのだ。(デジタル・カメラって昔からそうだけど。)付属品のコードでカメラとコンピュータを繋ぐだけで、後は勝手に開くウインドの指示に従えば良いのである。まさかカメラのどの部分にコードを差し込めばよいのかわからないんじゃなだろうね?差し込める場所は一箇所しかないんだけど・・・
7月も半ばを過ぎた現在、その後ダンナがカメラを使った形跡は無い。
えっ、私?私はあちこちでしょーもない写真を取りまくっている。私のカメラはメモ帳代わりだもん。が、まだビデオ撮影には使っていない。使い方がわからんが・・・イザとなれば何とかなるだろう。
2010年07月23日(金) |
デジタル・カメラ:DOTMTOHER編 |
私が始めてデジタル・カメラを買ったのは・・・あれはいつの事だったかな?もう10年位前になるのではないだろうか?壊れないのでずっと使っていたが、最近、色んな人が使っているカメラを見ると、とても小さくて軽そうである。あれなら、持って回るのに便利だろうなぁ、と数年前から思っていた。でも、壊れないと買い換えないよね、普通。
さて、先日、ダンナがメンバーになっている電気屋さんがメンバー・オンリーのセールをやる、ということなので、ダンナについていくことにした。日曜日の夜7時からだというので、その時間よりちょっと前に行ったら、店の前に入場券を持った人達がずら〜っと並んでいた。
ちんたらちんたら、必要が無い物を見たがるダンナをよそ目に、私はデジタル・カメラの売り場にまっしぐら。小さくて軽いカメラが欲しかったのだ。その上、実はダンナがデジタル・カメラ如きに500ドルも使ったので、そんなに金を出さなくてもデジタル・カメラは買えるのだ!という事を証明しようと企んでもいた。
いやぁ、在りますねぇ、小さくて軽いカメラ。私はどこにでもカメラを持って回りたいのだが、大きなバッグを持って回るのは嫌だ。小さなバッグに今持っているカメラを入れると、嵩張る上に肩が凝る。結構重いのだ。 色々見ていると、店員さんがやって来て丁寧に説明してくれる。結構安いじゃないか!200ドル以下でこれで十分というカメラがたくさんある。ただ色がねぇ・・・明るいピンクとかブルーとかは欲しくないぞ。ああでもない、こうでもないと迷っていると、店員さんがいつのまにかSonyからの人に代わっていた。私はSonyの製品が結構好きなので、話が弾む。と、いつの間にか、だんだん値段が高いSonyオンリーのセクションに移動していた。
むむ、中々やるな!
しかし、見つけてしまったのである。それほど軽くはないのだが、デジタル・カメラの癖して、ビデオが2時間も録画できるというのを!大きさだって小さい。もちろん、ビデオを2時間録画するには、それなりのメモリー・カードを買わなくてはならないし、ダンナのカメラと違ってメモリー・カード無しでは写真すら取れない。その上、メモリー・カードは別売りである。しかも、値段が格安セールで350ドルである。
・・・ふむ。
でもね、でもね、あの重いビデオ・カメラを持って回らなくて良いんだよ。カメラとビデオ・カメラを両手に構えてなくても良いんだよ。これは便利ではないか。あっ、でも、ビデオ・カメラ回しながら写真を撮るという技は使えないか。だけど、一台で済むというのは便利だよな・・・などと色々考えて・・・買ってしまった。しかも、メモリー・カードや消費税を入れると、400ドルを越してしまった。
・・・これじゃ、ダンナのカメラと値段が変わらないじゃないか!
家に帰って、愚息に自慢した。
愚母「このカメラね、こうやってカメラを横に動かすと、パノラマ写真が写せるんだよ。」 愚息「えっ、それ、欲しかったんだよね。それさぁ、最初右端に並んでいて、カメラを動かし始めると同時にさっと走って左端に行くと、1枚の写真に僕が2人写れるんだよね!」
・・・そういう使い方があったのか。
さて、夫婦で別々のカメラ使うの?とお考えの方。我が家では夫婦で物は共有できないのだ。ダンナは私の物や愚息の物は自分の物と同じように勝手に使って、使いっぱなしにするが、自分の物に人が触るのは大嫌いだ。テレビのリモコンですら私や愚息が触るのを嫌がる。例えば、デジタル・カメラで言うなら、人が使って撮影モードでなく、閲覧モードの方に切り替わったままになっていたりすると、「壊された!」と怒鳴りだすからである。テレビのリモコンだって、DVDモードに切り替わっていたために、これまでに愚息は何度も怒鳴りつけられている。居間のテレビを見る度に、愚息がテレビを壊した!と怒鳴りまくり、私が黙ってボタンを1つ押しただけで元に戻した事が何度もあるので、ダンナは居間でテレビを見るのを止めてしまったほどである。ダンナはテクノロジー音痴なのであるが、それを絶対認めようとしない。
2010年07月22日(木) |
デジタル・カメラ: DOTFATHER編 |
テクノロジー音痴のダンナが、退職してからデジタル・カメラを買った。4月の事である。
「君の卒業式の写真を撮ってあげよう!今の内に買っておけば、卒業式までには使えるようになるだろう。」
ダンナは退職祝いに友人から電気屋さんの商品券100ドル分を頂いたので、それを使って買おうというわけである。もちろん、最近随分安くなったとは言え、デジタル・カメラが100ドルで買えるとは思わない。たとえカメラが100ドルでも、予備のバッテリーやメモリー・カードも必要だ。早速ダンナはインターネットでデジタル・カメラを調べ始めた。
愚夫「ねぇねぇ、デジタル・カメラって高いんだね。500ドルから800ドルくらいするよ。」 愚妻「それは普通の人が使うカメラではないでしょう。色々な機能が付いた高性能のカメラ。」 愚夫「でも、色々な機能が付いてた方が便利じゃない?」 愚妻「例えばどんな?」 愚夫「いや、それはわからないけど。」 愚妻「それじゃ、500ドルのカメラってどういう機能があるの?」 愚夫「色々書いてあったけど、意味わからなかった。」 愚妻「意味がわからない機能があったってどうせ使いこなせないから、もっと普通の人用のにしなさい。」
という訳で、ダンナは260ドルの普通のカメラを買うことにし、早速電気屋さんに買いに行った。そして・・・一人で買物に行くといつもそうであるように、電話がかかってきた。
愚夫「アクセサリーもいるよね?」 愚妻「どんな?」 愚夫「予備のバッテリーとか・・・」 愚妻「あ、それはあった方が良い。」 愚夫「メモリー・カードとか・・・」 愚妻「そのカメラ、何枚くらい写真入るの?」 ・・・(店員さんに聞いている。) 愚夫「500枚くらいだって。それ以上だとメモリー・カード使わないとダメだって。」 愚妻「カメラに写真500枚も入れたら、整理するのに大変じゃない。それ以上はいらないよ。」 愚夫「でも、旅行とかに行くとメモリー・カード必要になるんじゃない?」
誰がどこに旅行に行くんだ?そもそも、旅行に行くときに便利だからとノートブックPCを買ったヤツは誰だ?旅行先で毎日カメラからPCまたはCD/フラッシュ・ドライブに写真を移せば良いではないか!そもそも、そんなにたくさん写真撮るか?
ダンナはこれまでカメラを持っていなかった。より正確に言うと、我が家にはカメラもビデオ・カメラもずっと前からあったのだが、彼がそれを手に取ることはなかった。ダンナにカメラを持たせておくと、写真が一枚も無いという結果になるからである。ダンナは「俺が写真を撮ってやろうってんだから、みんなそこに並べ!」という感じでしか写真を撮らない。従って、旅行に行くとスナップ写真なんか一枚も写さない。どこかに行く度に、私がカメラとビデオ・カメラを両方抱えて回るのである。私は写真を写すのが下手なのだが・・・やっぱ欲しいじゃない、子供の写真。
日本からダンナの親戚がやってきて、1週間ほど滞在した時、私が仕事で忙しかったためにダンナは一人で出かけたのだが、その時はデジタル・カメラを持って行った。ラスベガスへも遊びに行ったのだが、写した写真は1週間で合計3枚であった・・・そういうヤツに予備のメモリー・カードが必要かい?
愚妻「いらないと思うよ、メモリー・カード」 愚夫「・・・いる。カメラ・ケースもいるよね?」 愚妻「ケースに入れておくと使う時にさっと取り出せなくて不便じゃない?」 愚夫「・・・いる。後ね、後ね・・・」
勝手にしろ!
という訳で260ドルのカメラを買うのに500ドルも使ってきたダンナであった。
そして月日は流れ・・・
6月に入って私の卒業式が間近に迫ってから、おもむろにカメラを取り出し、説明書を読みながらバッテリーのチャージを始めた。他にも何かごそごそとやっている様子であった。そして・・・
愚夫「ねぇねぇ、試し取りしてみたんだけど、これってカメラの画面で見れるはずだよね?」 愚妻「見れる。」 愚夫「このカメラ、見れないんだけど、壊れてるのかな?調べて見てくれない?」 愚妻「説明書、読んだ?」 愚夫「・・・うん。」
っつうか、説明書読む必要があるか、その程度のこと。あちこのボタンを押しまくれば良いだけの事じゃないか!
もちろん、全然全く壊れていなかった。ボタン1つ押しただけで、ダンナが試し取りをした写真を見ることができた。ついでに、ダンナが写した私の写真も削除しておいた・・・あんな写真写すんじゃない!
さて、私の卒業式の写真は・・・出かける前に家の前で写してもらった一枚だけであった。
2010年07月21日(水) |
DOTFATHERの隠居生活: 腹立つなぁ・・・ |
お昼近く、後ろに気配を感じて振り向くと、ダンナがコーヒーメーカーの前で腰に両手を当ててじっと立っていた。新しいコーヒーをいれ、出来上がるのをコーヒーメーカーの前でじっと待っていたのである。
・・・待つなよ、そんなところでぼけーっと!コーヒーがはいるまでの時間にできる、やらなくてはならない事がたくさんあるだろう・・・あっ、無いか。
お昼。サンドイッチとビールを持って、いそいそとベランダへ。
・・・平日の昼真っからビールかよ!
ダンナは隠居生活をしている。彼の隠居生活は彼が勝ち取った(って誰に勝ったんだ?)ものであり、コーヒーができあがるのをコーヒーメーカーのぼけーっと前で待とうが、昼真っからビールを飲もうが、彼の自由である。誰からも文句を言われる筋合いではない。でも、こっちが髪振り乱して仕事している所で、のんびりぽわ〜んとされると・・・
腹立つなぁ
ダンナのエアコン修理プロジェクトは、電話で予約を入れるだけで終わってしまった。いつもの如く、後は私の役目ね。
さて、壊れたエアコンだが・・・やはり壊れていた。コンプレッサーとやらがダメになっていたらしい。修理できないこともないのだが、何しろ古い。家が建った時(私達が買った時ではない)に付けたエアコンであるらしいので、燃費も悪い。という訳で、仕方なく買い換えることにした。
エアコンというのは文字通りエアー・コンディショナー(空気調整装置)であって、冷房だけではなく暖房も1台で行う。この暖房というのが取り付けるのが大変だそうである。家の場合は、屋根裏にある。新しい通気穴を開け、屋根裏に機械を取り付けなくてはならないそうなのだ。暑いだけだから冷房だけで良いです、という訳にはいかないらしい。木曜日に修理屋さんがやって来てくれることになっていたのだが、突然始まった猛暑のために時間が無くなり、金曜日の午前中にやって来てくれた。で、新しいエアコンを取り付けることに決まったら、その工事の人達はナントその日の夕方4時頃やって来た。そして、工事が終わったのが夜10時過ぎ。彼らは朝6時頃から働いているらしい。大変だねぇ。それに比べれば私の仕事なんて楽なもんだ。
さて、やっと涼しい家で仕事ができる、と喜んで、翌日早速エアコンを点けて見ると・・・点かない。
何故?
ダンナに頼むと話がややこしくなるので、今度は最初から私が電話をした。そしてその日の夜、修理屋さんがやって来てくれた。なんでもスターターというのが必要だったそうである。最初から付けてくれれば良いものなのだが、家によって必要な家とそうでない家があるので、新しいエアコンを取り付けた時には付けないそうである。なんかメンドクサイな。しかし、流石は大手である。毎回やって来る人が違う。完全に分業。(そういうのはちょっと苦手だが、文句を言っている場合ではない。素早く動いてくれるだけで感謝せねば。)さて、土曜日の夜やって来た彼は、家のエアコンが無事着いたのを確認した後、次の仕事に行ってしまった。
彼も朝早くから休み無しで働いているのだろう。特に老人が住んでいる家は、電話があれば、夜中であっても駆けつけるそうである。暑くて死なれたら困るもんな。「夏はまだ良いですよ。暖房はガスを使うから、安全問題のため、壊れたら直ぐに駆けつけないといけないという法律があるから、大変です。」
いや、夏も直ぐ来てください。
工事中や修理中、私は当然仕事をしていたのだが、暇なダンナは働いている人に付きまとって色々お話していたらしい。で、ダンナが仕入れてきた話。
エアコン業界も不況で大変らしい。この不況で個人でやっていた会社がバタバタと潰れ、大手に吸収されていったそうである。吸収されていったというか、個人でやっていた人達が、やっていけなくなり、大手に「雇ってくれ」と頼むらしい。大手に雇ってもらうと、収入はぐ〜んと減るかもしれないが、食ってはいける、という訳である。最初に家にエアコンと取り付けてくれた人も、個人でやっていたので、多分同じような状況にあるのだろう。(じゃ、留守番伝はにそう録音してくれれば良いのに。)
でもね、私には不況のせいばかりで潰れたとは思えない。だって、不況に関係なく、エアコンは壊れるし、猛暑は襲ってくる。大手の従業員さん達は朝も早よから夜遅くまで、汗まみれになって働いている。家がお世話になっていたエアコン屋さんは、親切で丁寧な仕事をする人ではあったのだが、週末は働かない。午後3時頃まで前の仕事が長引くと、時間が無いから来週来る。昼休みは3時間くらい取る、という人であった。いい加減な仕事をする人、ろくに知識もない人達もたくさんいるらしい。それじゃ、潰れて当然だろう?
ダンナが言うには、「この不況で8件中、6件は自分の会社を畳んで大手に雇ってもらった」らしい。
どうでも良いけど・・・何故4件中3件って言わない?
2010年07月19日(月) |
DOTFATHERのプロジェクト: エアコン |
一月ほど前に暑い日があった。冷房をつけてみようと思ったら、コントロール・パネルが真っ黒だった。
愚妻「エアコンのコントロール・パネル、真っ黒だよ。」 愚夫「エアコン屋さんに電話してみたら?」 愚妻「電池が無いんじゃないの?」 愚夫「じゃ、取り替えたら?」
私は仕事中なのだから、テレビを見ているダンナが電池くらい取り替えてくれても良いではないか!
と思ったのだが、電池の取替えを頼むと、サイズは?電池はどこにあるの?と色々聞かれるので、私がやった方が早い。
で、電池を取り替えて、エアコンをつけたら・・・生暖かい風しか出てこない。 仕方ないので、取り付けてもらったエアコン屋さんに電話をした。留守番電話だったので、メッセージを残した。翌日は暑くなかったのだけど、暑くなるとエアコン屋さんが忙しくなって中々来てくれないので、また電話をした。午前中だというのに誰も出ない。
仕方なので、他を探そうと思っていたら・・・
愚夫「何してるの?」 愚妻「エアコンの修理屋さん、探してるの。」 愚夫「仕事は?」 愚妻「たくさんある。山のようにある。死ぬほどある。」 愚夫「僕が電話してあげようか?」 愚妻「そうしてもらえると助かる。」
という訳で、ダンナは大切な大切なテレビの時間を割いて、エアコン修理プロジェクトに取り掛かることになった。
1週間目・・・壊れたエアコンを取り付けてくれた会社の知り合いである弟の家に電話をかけ、「電話してくれ」とだけメッセージを残し、電話をかけてくれるのをじっと待っている。 2週間目・・・電話をかけてこない弟に腹を立てながら、電話帳のイエロー・ページを眺めている。 3週間目・・・そうだ、AAAに電話をかけて、どこかお勧めの会社が無いか聞いてみよう、と電話をかけ、こちらも伝言を残し、電話がかかってくるのを待っている。 4週間目・・・突然猛暑が始まった。
愚妻「エアコンどうなった?」 愚夫「誰も電話してくれないからどうしたら良いのかわからない。」
ダンナがお遊びルームに持って行っていた電話帳を奪え返し、イエロー・ページに載っている会社に片っ端から電話をしようとしていたら、ダンナが怒った!
愚夫「僕がやるって言ったじゃないか。」 愚妻「一月前にやると言っておいて、何も進展していない。どうしたらいいかかわからないと思っているだけでは何事も進まない。とにかく手をつけないと暑くて仕事にならない!」
漸くダンナはイエローページの最初に乗っていたエアコン屋さんに電話をした。その日にやって来てくれた。
要するに、怒らせればダンナは動くわけね。
2010年07月18日(日) |
DOTMOTHERの平和な日々 |
7月4日の独立記念日の日から7月17日まで13日間、休み無しで1日10時間働いていた。
私は自宅で働いているので、通勤時間は無い。従って10時間働いて6時間寝たとしても、8時間はプライベートな時間がありそうなのものなのだが、要領が悪いのか、全く時間が足りない。
朝、5時半に起きて7時に仕事を始めるまでは、洗顔の後、朝食と昼食の用意をして、洗濯をし、朝食を食べるだけで終わってしまう。
仕事の途中で1時間休みを取って、昼食を食べ、洗濯物を畳み、夕食の下準備をする。
6時に仕事を終了し、すぐに台所へ行って(台所へ行くまでの時間約2秒)夕食を作る。7時に家を出る愚息に6時半に飯を食わせ、私は7時になったらダンナの話を聞いてやりながら夕食を食べ、8時になったらジムに行く。10時過ぎにジムから帰ってきて、シャワーを浴び、ナント、ベッドの上に畳んで置きっぱなしになっていた洗濯物を片付け(ないと寝れない)、やれやれと思うともう11時半である。
パーソナル・トレーナーに付いて貰ってのワークアウトは週2回なのだが、1日10時間コンピュータの前に座っていると、運動をしないと機嫌が悪くなる、ということを発見した。以前、いつも身体がだるくて機嫌が悪かったのは運動不足だったのだ。しかも、一人の時は、音楽を聞きながらトレッドミルの上を歩いているので、身体はともかく、精神衛生上には非常に良い。リラックスのひと時である。だから、相変わらず体重は全く減らないのだが、ジム通いは欠かせない。
しかし、流石に13日間ぶっ続けで仕事をすると、買物に行く時間が無い。冷蔵庫が空になると、いくらジムに行っても機嫌が悪くなる。じゃ、ジムに行かないでスーパーマーケットに行けば良いではないか!と思うのだが、夕食の後、お腹一杯の時にスーパーマーケット行きたくないんだよね、これが。食材が無いと飯が食えない。が、飯を食わないわけにはいかないので、愚息に何かを買いに走らせることになる。外食が続くと私だけでなく、家族全員の機嫌が悪くなる。
本日、やっと仕事が途切れ、アメリカと日本のスーパーマーケットに行き、帰ってきてから1週間分の食事の下ごしらえを出来る限りやり、溜まった洗濯物と支払いを片付け、夕食は豪華な冷やし中華を作った。(具が麺の二倍以上ある。)う〜ん、幸せ!
やはり週1日くらいは仕事をしない日がないと生活が成り立たない気がする。それにしても、こういう事で幸せになれる私って、ナント安上がりなんだろう・・・スーパーマーケットで値段を考えずにガンガン食料を買い込んで、全然安上がりじゃなかったけど。
えっ、掃除?
掃除はしなくても死なんだろう?
どうしても銀行に行かなくてはならなかったので、仕事の合間をぬって、久しぶりに明るい内に外に出た。
暑かった。
・・・そうか、もう夏だったんだな。
2010年07月12日(月) |
DOTFATHERの隠居生活:犬とお散歩 |
私や愚息が最近マメにジムに通っているので、ダンナも感化されたようである。時々、朝(っていっても10時頃だけど)お散歩に行くようになった。私の兄が酒屋さんの前掛けで作ったバッグを肩から下げ、ず〜と前に富士山で買った杖を持ち、老犬を従えて家を出て行く姿は、完全にご隠居様である。しかも、老犬を連れてのお散歩であるから、ペースが遅い。出かけたら1時間位戻ってこない。
昨日、以前から挑戦しようと思っていたちょっと遠くの公園まで行ったそうである。往復2.5キロほどある。だから昨日は1時間経っても帰ってこなかった。
・・・ん?2.5キロ歩くのに1時間かかるか?ちんたら歩いても1キロ15分位じゃないのかい?私は小学生の頃、バス停まで1キロの道のりを毎日歩いていたのだが、バスの時間より15分前に家を出ていた記憶がある。ダンナの足は小学生以下か?それとも老犬が一緒だからか?
どちらにしても、歩くのは良いことだ。ゆっくりだって全然歩かないよりは良い。そして本日・・・
愚夫「昨日は良く運動したから、体が痛い。今日は家でゆっくりしよう。」 愚妻「えっ?毎日ゆっくりしてないっけか?」 愚夫「・・・君はジムでどのくらい歩くの?」 愚妻「トレーナーとやらない時は5,6キロ」
トレーナーがいると走らされるので1.5キロでバテル。一人の時はipodを聞きながらちんたら歩く。楽しい楽しい独りの時間・・・それでも1時間も歩かないぞ!
愚夫「ふ〜ん・・・痩せないね。」
ほっといてくれ!
私はダンナがひょろひょろに見えて仕方がない。結婚当時はがっしりしていた(デブだったという話もある)ので、そのイメージが抜けないのかもしれない。なのに、ダンナのBMIは普通の上限ぎりぎりなのだそうだ。私はBMIは普通なのだが、何しろ身長163センチで結婚当時は45キロしかなかったので、ダンナには私がものすご〜いデブに見えているらしい。
愚妻「痩せると『痩せている』カテゴリーに入ってしまう。痩せてるのは健康的ではない。」 愚夫「でも、そうすると僕のガールフレンドが戻ってくる・・・そうなると嬉しい。」 愚妻「・・・あなたのガールフレンドはあなたが逞しい身体にならない限り戻ってこない!」
痩せてる男は魅力的ではない!
・・・ま、お互い様ということで良しとしようではないか。
2010年07月11日(日) |
DOTMANの組み手 |
愚息の空手の先生が、愚息が組み手をやっている写真を送ってくださった。我が愚息だけあって、中々格好悪いのだが、一枚だけ物凄く気合が入った顔をして構えている写真があった。が、ちょっと変である。足が内股になっている。で、愚息に聞いてみたら・・・
「思いっきりタマ蹴られて、でも後15秒しか残ってなかったから、このままやっちまおう、と思っている写真」
・・・なるほど。
2010年07月10日(土) |
DOTFATHERの隠居生活:家庭菜園 |
最近、DOTFAHTERは家庭菜園を始めた。日本のトマトときゅうりとしし唐とピーマンの苗を買ってきて、大きな鉢も買ってきて、鉢に植えて庭の端に並べてある。夕方にになると毎日庭に出て野菜の手入れである。その後は野菜鑑賞。ベランダに椅子を出して、犬と一緒にちょっと離れた所から眺めている。それだけなら良いのだが、実がなりはじめると、一々私が呼ばれる。
「ねぇねぇ、もう食べられるかな?あと2,3日待った方が良いかな?」 「日本のピーマンってどのくらいの大きさなの?」 「大きさは良いんだけど色が今一だと思わない?」
うるせぇなぁ、私は仕事中なんだよ!
それでも、庭で野菜が取れるというのは有難いことである。最近、我が家の夕食には必ずきゅうりが出る。火を通すのはもったいないので、そのまま河童のようにぼりぼり食べる。これが結構美味しい。が、残念ながら1日1本しか取れない。贅沢を言ってはいけない。新鮮なおいしいきゅうりが食べられるだけで有難い。
さて、本日はしし唐が大量に取れた。これは今晩焼いて、醤油をかけて食おう!
ピーマンとトマトはまだ1つずつしか取れていない。トマトは・・・うん、滅茶苦茶美味しかった。でも・・・
小さなピーマン一個だけ、どうやって食うんだ?(生でサラダに入れるかな?)
小学生の頃から本を読むのが好きだった。文学なんぞを読んでみたこともあったが、基本的にはずっと推理小説(当時はミステリーなんて言ってなかった)。小学生の時、友人から借りた子供向け「怪盗ルパン」と「少年探偵団」シリーズが最初だったと思う。その後は、コナン・ドイル、エラリー・クイーン、などのお決まりコース。中学生の頃は江戸川乱歩や横溝正史なんかの日本人作家をちょっとかじって、高校生の時はハード・ボイルド。その後、SFなんかにも手を出し始めたが、基本的には推理小説が好きだった。
映画も好きだった。小学校低学年の頃は母や祖母に連れられてディズニー映画(母)や怪獣映画(祖母)を見たが、当時は映画が好きというほどではなかった。高学年になって、テレビで「イージー・ライダー」を見たのが映画が好きになったきっかけ。その後は学校帰りに100円映画(というものが昔はあった)で古い映画見まくり!
アメリカに引っ越してからも映画館には良く行ったし、本だって片時も手放したことがなかった。実にありきたりの趣味ではあるが、私はありきたりの人間なのだから皆が面白いと思うことは大抵面白い。
・・・何時から本も読まず、映画も見ないようになったのだろう?
ああ、そうだ、大学に通い始めてからだ。大学通いが趣味に取って代わったのだ。教科書以外の本を読む時間がなくなったのだ。勉強でもないのに英語で映画を見るのが苦痛になったのだ。では、私の趣味は勉強である・・・というのは絶対違うな。趣味というのは楽しいからやるものであって、必要に迫られてやるのは趣味ではない。私が大学に通い始めたのは必要に迫られたからだった。というかず〜っと嫌で避けていたのが、避ける言い訳が無くなってしまったから始めたのだ。そして、とりあえず卒業した今、来学期にクラスを取るかどうかまだ決めていない・・・引き伸ばしの理由が出来ちまったもんで。でも1つ位は取った方が良いんだろうな・・・ボケ防止になるし。
さて、愚息は私の事をUFCオタクだと言う。ダンナは私の趣味をUFC観戦だと思っている。最近、日記にもUFCの話題がたくさん出てくる。確かに私はUFCのDVDはほぼ全て持っているし、かなり真剣に見ている。でも、これだって必要に迫られて勉強したのであって、決して好きなわけではない。というか、嫌いであった。今は嫌いというほどではないが、それでも格闘技が世の中から無くなったって全然構わないと思っている。
私の日記には仕事に関しては固有名詞を出さないことにしているのだがあまり曖昧な書き方をしても読んでくださっている方には実にわかりにくいと思う。UFCに関する仕事については、全く隠す必要がないので(弁護士事務所の仕事なんかは絶対に固有名詞は出せない。)書いてしまうが、私のクライアントの1つはUFC Undisputedのゲームを出している会社なのだ。2009版(版権がこの会社に移ってから)からお仕事を頂いている。(この会社は私のクライアントであって雇用者ではないので、特典は何も無い。また、ゲームそのものを訳しているわけではないので、私の訳が一般の方にお目にかかることも無い。)UFCに関する知識よりも、プログラミングの知識の方が役に立つのではあるが、じゃ、UFCの事を全く知らないでも良いかというと、やはりそういう訳にはいかない。
という訳で、UFCのお勉強を始めたのである。(実はUFCの知識が無いために、始めの頃はとんでもない間違いを何回かやった。)芸能人のゴシップ記事を訳していた時には芸能人に詳しくなり、宇宙関係の記事を訳していた時には宇宙関係に詳しくなった。私は翻訳屋であって、翻訳家ではない。頼まれれれば何でも訳すし、訳すからには、その分野に関してはある程度は勉強する。そして、何かを勉強し始めると、それが何であれ・・・面白くならないかい?新しい知識というのは何時でもドキドキさせてくれるのだ。
が、これは趣味ではないだろう。UFCだって趣味にしてしまえば、と思ったこともある。自分に「これは中々面白いじゃないか!」と言い聞かせ、せっせとDVDを見ていた時期もあった。でも・・・飽きた。2010版はほぼ終わったが、まだ2011版に続きそうな気配があるので、勉強は止めない。とりあえず、当分は自分に言い聞かせ続けるつもりである。が、先週末も愚息にスポーツ・バーに連れて行ってもらって観戦したし、実に良いイベントだったとは思うのだが、それでも周りの人達のような興奮状態にはなれない。心から楽しんではいないのだろう。最近はワークアウトを趣味にしようと自分に言い聞かせているのだが・・・これも無理そうである。楽しくないもん。
・・・やっぱ、趣味が欲しいよな。
でもまぁ、考えてみると、本を読んだり映画を見たりする時間が無いのだ。本は毎日少しずつ読む、ということが可能のように思えるが、実際は違う。推理小説(ミステリーというヤツですな)は、読み始めたら一気に読まないと気持ち悪いだろう?映画だってDVDで見れば途中で止めて「続きはまた明日」ということが出来る気がするが、実際にそういうことをやる人は愚息ぐらいのもんだろう。(彼は、マメにDVDをつけたり消したりして、時間があれば常に映画を見ている・・・従ってDVDプレイヤーにはいつもDVDが入れっぱなし状態である。)以前読んだ本や見た映画なら出来るだろうと思ってやってみたが・・・読み直す本や見直す映画というのは自分が面白いと思ったものだけである。いくら結末がわかっていても、面白いものは途中では止められない。
ああ、そうだ。私がゲームを完全に止めてしまったのも、時間が無いからだった。何にせよ、始めたら止められなくなる性格なのだ。自己コントロールというのが全く出来ない。仕方ない・・・
趣味は老後の楽しみ、ということにしよう!
余談だが、同社が出しているWWE SmackDown vs. RAW (プロレス・ゲーム)の仕事の方がUFC Undisputedより長いのだが、これに関しては家にプロレス大好き少年がいるので、わからない事は自分で勉強するより彼に聞いた方が早い。実は、一時期熱心にプロレスを見て勉強しようと試みたのだが・・・挫折した。それが何あれ・・・面白くないものは面白くない!WWEは、試合そのものが面白くないのではなく、それに付随するメロドラマのようなクサイ芝居がうざったい!あんな物で時間を引き延ばされるとイライラする。だからプロレスは嫌いだ!
私は武道というものをやった事が無い。武道どころかスポーツもろくにやったことがない。武道について学んだ事も無い。だから武道というものが本当はどういうものであるかは理解していないのだが・・・
大辞泉によると、武道とは「武士として見につけるべき技、武芸、武術」または「武士として守るべき道、武士道」だそうである。
現代に武士はいないから、剣道と柔道が武道になるんじゃないかな?空手は道が付かないから武道ではないのかな?それとも本当は空手道って言うのだけど長いから単に空手って言ってるだけなのかな?
でも道っつうくらいだから、華道や茶道と同じように、一つのことを極めようとすることではないかと思う。それはテクニックを学ぶことではなく、生き方を学ぶことだと思う。哲学でもあるのだと思う。
いずれにしても、一つのことを極めるのは簡単に出来ることではない。何かを極めようなんて、そんな大それたこと思ったこともないので、何かを極めようと努力している人を見ると無条件に尊敬してしまう。それは武道に関してだけではない。料理でも掃除でもゲームでも極めることは難しい。一つの事を極めようと努力し続けることも難しい。
剣道家とか空手家という人達は、剣道や空手を極めている人ではなく、極めようと日々努力をしている人達の事だと思う。料理家も華道家も同じ。何か一つの事を極めようと努力している人の事を〇〇家と言う。
と、私は理解している。従って・・・武道家という言葉は無い。武道とは元々「武士として見につけるべき技」なのだから、武士の道を極めようと努力している人の事を武道家というのかもしれないが、武士がいない現在に武道家はいない。研究者はダメね。〇〇家っつう人は実践者じゃなくっちゃ。武道から何かを学んで実践に役立てることはできるかもしれないが、武士自体は実践できんだろう?
と、私は思うのだが、間違っているだろうか?
何故こんな事を考えたのか、というと、愚息がよく「武道家」という言葉を使うからだ。最初は「舞踏家」と聞き間違えた。その後は「葡萄か?」と聞こえるようになった。愚息が使う度に「そんな言葉は無い!」と言い切っていたのだが、愚息が考え出した言葉だとは思えない。どこかで(多分漫画で)覚えたのだと思う。で、だんだん自分に自信がなくなって来た。もしかして「武道家」という言葉がいつの間にか出来てしまったのだろうか?
言葉というものは変わり続ける。絶対正しい言葉というのは、大多数が使っている言葉の事である。だから、「そんな言葉は無い!」と言い切る自信が無い。日本で「武道家」という言葉が一般的に使われるようになっているのなら、それは昔は無くても今は立派な日本語である。だから・・・「武道家」という言葉が載っているオフィシャルな辞書(が今は何かは知らないけど・・・昔は広辞苑だった・・・持ってない)があったら、誰か教えてくれないものだろうか?
2010年07月07日(水) |
DOTMANが酒を飲まない理由 |
もちろん金が無いからではあるのだが、パーティなんかに行ってもほとんど酒は飲まないそうである。だから酒に強いということはないと思うが、飲めないわけではないらしい。(彼の友人や友人の親は皆愚息が酒に強いと言うし。)嫌いなわけでもないらしい。愚息が酒を飲んでいる姿は何度か見たことがあるが、基本的にはよそで酒を飲んだ場合は運転して帰ってくることは禁止なので、酔っ払ったところは見たことがない。数年前に親知らずをまとめて抜いたとき、麻酔が笑気ガスだったので、かなりハイになっていた。愚息が酔っ払うと多分ああなるのだろう。
酒を飲むのが悪いとは思っていない。酔っ払うのが悪いとも思っていない。が、飲酒運転だけは絶対にいけない。本人が大丈夫だ、酔ってないと言っても私は信じない。(愚息だけでなく誰が言っても信じない。)飲酒運転は私が真剣に絶対許さない数少ない行為の一つである。
愚息「心配しないでも大丈夫だよ。僕、酒飲まないから。」 愚母「酒、嫌いだっけ?」 愚息「嫌いじゃないけど・・・そんなもんにカロリーを使うわけにはいかない。ラーメンが食えなくなる!」
愚息は週に1回ラーメンが食べたいがために酒は飲まないのだそうだ。そして、ラーメン食うぞ!という日には必ずジムを3つはしごして、3つとも倒れそうになるまで必死でやるらしい。
・・・デブは大変だね!
愚息が通っている空手の道場が、最近愚息が好きなラーメン屋さんの一つがあるビルの同じフロアに引っ越した。前を通る度に後ろ髪を引かれる思いをするそうである。
先日、私がジムにいる時に電話がかかってきた。空手の練習が終わってからのことらしい。
愚息「これからラーメン屋さん寄って帰ってくるからちょっと遅くなります。」 愚母「・・・うん。」 愚息「どうしたの?大丈夫?」 愚母「ダメ。ジョギング中。」 愚息「・・・じゃ、頑張ってね。」
夏休みである。次の日に早く起きる必要は無い。そういう時に何故わざわざ遅くなると電話をして来るのだろう?それにラーメン食うくらいでそんなに遅くなるか?長くて15分だろ、店にいるの。
あっ、もしかして私に「ラーメンなんか食べないでさっさと帰ってきなさい!」って怒鳴って欲しかった?で、怒鳴り返しながらその勢いで店の前を通り過ぎたかった?週1回のラーメン日じゃなかったもんね。
・・・人に頼るなよ、そういう事で。
小学生の頃、遠足やキャンプへ持って行っていた私の水筒はヘビー・デューティだった。カーキ色のアルミの水道で、同じ色のキャンパスの布地で出来たカバーがついていた。米軍払い下げではないかと思える水筒であったが、もちろん違った。当時はスポーツ店に行くとそういう水筒が売っていた。(今でも売ってるのかな?)クラスメート達は皆、可愛い絵がついたプラスチックの水筒を持っていたが、それがとても羨ましかった・・という記憶は無いな。私は小さな頃から粗忽者だったので、落としてもぶつけても壊れないその水筒が結構気に入っていたのだと思う。・・・実は、今でも持っている。持っているが使ってはいない。あれは・・・軟弱おばさんが持って回るのは変だろう?
さて、ここ南カリフォルニアは空気が乾燥しているため、やたら喉が渇く。だから、外出する時はいつも飲み物持参である。というか、数年前に医者から毎日水を2リットル飲め!などという無体なことを言われたので、持って飲み物を回ることにした。飲み物ったって水かお茶だけど。その習慣は大学に通い始めてから始まった。大学にはいたるところに店があるので、水は買えるのだが・・・おいしい水が無料で手に入った時代に日本で育ったおばさんは水を買うことに抵抗があるのだ。(お茶、売ってないし。)
という訳で、水筒の登場である。ここ数年でステンレス製の水ボトルが売っているのをあちこちで見かけるようになった。プラスチック・ボトルに入った水を買うのは環境に良くないので、ステンレス製の水ボトルを使いましょう!という訳である。アメリカ、いや南カリフォルニアのプラスチック・ボトルの消費量は中々のものであるらしい。そう言えば、私が通っているジムでも、使い捨てのボトルに入った水を持っている人が多い。あれって信じられんよな。いや、環境云々の問題ではなく、水を買うという感覚が信じられないのだ。もったいなくないかい?(仕事や大学に行く途中でスターバックスに寄ってコーヒーを買う感覚が信じられないのと同じ。)
南カリフォルニアは水道の水の質が非常に悪いので、家庭にはかなり大掛かりなフィルターがある。我が家にもある。洗濯にもシャワーにも、トイレでさえフィルターを通した水を使う。そして、飲み水は更にフィルターをかける。そうやってフィルターをかけた水の質は、売っているボトルに入った水と同じだそうである。だから家で水筒に水を詰めて出かければ、出先で水を買う必要は無い。
といっても水を持って回っているわけではない。中身はお茶である。水って苦手なんだよね。お茶ならガブガブ飲めるのだが、水は大量には飲めない。で、実は最近まで500ml入りのお茶ボトルを洗って使っていたのだが、愚息が最近になって冷たいお茶の味を覚えてしまって、冷蔵庫に入れているお茶を部屋に持って行ってしまうようになった。持って行くと空になっても台所に戻さない。戻さない上に色々な物が乗っかって、ボトルがつぶれてしまう。そうでなくても使い捨て用のボトルは長持ちしない。ダメになると新しいお茶を買わなくてはならない。お茶を買うというのも抵抗がある。
そうそう、日本ではいたるところでお茶が買えるが、あれってそれだけ買う人がいるということなのだろうか?私が子供の頃はお茶なんて売ってなかったけど・・・お茶は水筒に詰めて持っていく物ではなかったっけ?いつから変わったのだろう?
何の話を書いていたんだっけ?・・・水筒だ!そういう事情で、これまで洗って使っていた使い捨てボトルを一掃し、ステンレスの水筒に変えることにした。で、探したんだけど、買うとなると結構高いんですな、これが。半永久的に使えるとは言え、夏は水やお茶の消費量が増えるので、1、2本では足りない。ところがステンレスの水筒は1本10ドルから15ドルもする。安いのは無いかと色々探してみたら750ml入りのSub Zeroというメーカーのが6ドルで売っていた。模様も何も無い実にシンプルな寸胴の水筒。これを水用、お茶用、愚息のスポーツ・ドリンク用と色分けして大量に買って、冷蔵庫に並べてみた。
同じ形の物が仲良く並んでるのって、なんか嬉しい。 出かける時はこれを持っていく。ジムに1時間いると、750mlの水筒がちょうど空になる。大きさも丁度良いようである。
ちなみに、愚息も出かける時は飲み物持参である。彼は財布に金を入れておくとジャンク・フードやソーダを買いたくなるらしいので、お金を持ちたがらない。で、出かける時は水を持っていく。彼の水ボトルは・・・
1ガロン(約3.8リットル)入るものすご〜く普通のプラスチックのボトルである。
だって男の子だもん。
2010年07月05日(月) |
スポーツ・バー 5: 余談 |
昨日はアメリカの独立記念日だった。しかも日曜日である。が私は日曜日も祭日も関係が無く仕事をしていた。愚息は朝起きていつものように、ブラジリアン柔術の練習に行った。ダンナは「わ〜い、独立記念日だ!」と思っていたかどうかはわからないが、彼は毎日が日曜日なので、特に変わったことはない。DOTFAMILYの独立記念日は、犬が花火の音に怯えてガレージに閉じこもる、という程度の変化しかない。
ところで、愚息の昨日のブラジリアン柔術の練習のスパーリング(Rollというらしいですな)は、皆がやたらテイクダウンを行って、Brook Lesnerごっこであったらしい・・・実に軽いノリの連中である。ところで、ブラジリアン柔術とはいっても、習っているのは皆アメリカ人である。ブラジル人は先生だけ。
愚母「アメリカ人なのに独立記念日に練習するの?」 愚息「だって、昨日あんな試合見たら自分でもやりたくなるよ。」
昨日の練習はUFC観戦中に決まったらしい。
愚息「それに・・・先日の世界大会に出た連中が全員ボロ負けして、今、ムキになってるの。」 愚母「・・・なるほど。あれ?でも、世界大会に出た連中は黒帯とかそんな人達でしょう?君、邪魔にならないの?」 愚息「ならない。僕、動くダミーだから。」 愚母「・・・なるほど。」
さて、土曜日のUFC観戦の余談・・・
私は部外者だったのだが、大きなプロジェクターの真ん前のソファにど〜んと座り込んで観戦させて頂いた。おばさんはそういう事をやっても許されるのだよ。私の隣には最初愚息が座っていたのだが、彼は注意力欠陥障害なので(冗談です)、長い間一箇所にじっとしていることができない(本当です)。で、愚息が席を外している間に若い女性がやって来て「ここ座って良いですか?」断る理由は無いので、「どうぞ」と言ったら、その女性ともう一人の女性が座ったため、3人掛けのソファーは満員になった。
彼女達は6人連れで、最後の3試合になった頃やって来たらしいのだが(もしかしたらもっと前にバーの方にいたのかもしれない)。全員が20代前半、皆さんギンギンに短いスカートをはいてらっしゃる。(化粧はそれほどケバくなかった。健全な若い女性っぽかった。)席は私の隣しか空いてなかったので、残りの4人は床に直接座った。愚息を含める愚息の道場の連中は、最初、彼女達のことを他の道場の人達と思ったらしい。が話を聞いていて全然関係ないことがわかった・・・そうである。彼女達は一体何者だったんだろう?
一応Teixeira BJJの予約席なので、周りは皆さん道場のメンバーで、ほとんどが若い男性である。メイン・カードが始まった頃から、他の道場の人達もさりげなく混じっていたけど、お互いに紹介しあって和気藹々と楽しそうに話をしていた。そういうところにミニ・スカートをはいた若い女性がゾロゾロと入って来る。これはとりあえず試合は置いといて、そちらの方に目が行く。ちょっとお話なんかしてみる。という展開になるのが普通だと思うのだが・・・そういう展開になる気配すらなかった。
皆さん試合の話で盛り上がっている。試合の合間にはブラジリアン柔術の話で盛り上がっている。誰も女性達には見向きもしない。
いやぁ、ブラジリアン柔術やってる若者達って、真面目なんだなぁ・・・
で、帰りの車の中で・・・
愚母「若い女の子達が数人混じってたのに気付いた?」 愚息「うん。」 愚母「誰も声かけないんだね。」 愚息「だってブスばっかだったじゃないか!」
・・・ふむ、皆さん一応観察なさっていたのだな。
ちなみに、愚息の道場の数人はガールフレンド連れ、奥さん連れでやってきていたが、全員ちょっと振り向いてしまうほどの美人だった。
・・・ブラジリアン柔術やってる人ってモテるのだろうか?
2010年07月04日(日) |
スポーツ・バー 4: エンターテイナーの性格 |
昨日、また愚息にJake’sに連れて行ってもらった・・・しかも、ハンバーガーとフレンチ・フライをど〜んと食べた後、デザートまで頂いてしまった。(文字通り頂いたのである。私が注文したのではない・・・言い訳)飲み物は・・・大ジョッキに入ったコーラだった。うっ、太った!と思っただけ。実際は、運動しても体重が減らないのと同じで、暴飲暴食しても体重は増えない。(Jake’sに関しては5月30日の日記を参照)
でも、仕方あるまい。UFC 116: Lesnar vs. Carwinだったんだもん。これはテレビで放映するまで待つ訳にはいくまい。Lesnarが初めて自分と同じサイズの対戦相手とファイトするのである。それはCarwinとて同様だ。ヘビー級とはいえ、これまで彼らは自分より小さい相手とファイトして来たのである。265ポンドまで体重をカットするヘビー級のファイターはUFCにはほとんどいない。初期のUFCには400ポンドのファイターが登場したりもしたが、彼らの動きは鈍かった。体重だけでやってます、という感じだったので、自分よりはるかに小さな動きが速いファイターの相手ではなかった。が、LeasnarとCarwinは違う。二人ともデカい、強い、速い!
さて、前回は、画面の前とはいえ、バーの固い椅子に座って観戦したので、座り心地は悪かった。今回はバーではなく、プール・テーブルが並んでいる部屋の隅にソファーで観戦できると聞いたので、喜んで出かけていった。すると、確かにプール・テーブルが並んでいる部屋の壁の大きなプロジェクタが設置してあり、その前に3人がけのソファーが二つ置いてあった。ソファーの後ろには、背が高くて横に長いテーブルとバー・スツールが数脚用意してある。そしてそのソファーとテーブルの上に紙がたくさん置いてある・・・
Teixeira BJJ Reserved!
えっ?団体さん用の予約席?私BJJやってませんけど・・・ま、いっか。
ちなみに、Teixeiraとは愚息のBJJの先生の苗字である。今回は人数が多いので、特別に席を用意したらしい。ま、仕方ないわな、Lesner vs. Carwinだもん。
さて、試合はどんどん進み(私が好きなChris Lytleもちゃんと勝って)、いよいよメイン・イベントである。アナウンサーがCarwinを紹介すると、周りの皆さんが「イェーイ!」と大声で歓声を上げる。Lesnerの紹介の時には皆さんでブーイングである。(聞こえないって!)えっ?皆Carwinの応援なの?私は皆がブーイングをしている中、心の中で「イェーイ!」とLesnerに声援を送る。
どうもLesnerは人気がないらしい。しかも原因は彼の性格にあるらしい。彼は試合前には「俺は強い!」と全面的にアピールする。勝った後は「ざまぁ見ろ!」という態度を取る。実にふてぶてしい。武道家(繰り返すが、『武道家』という言葉は無いと思う。)やスポーツマンとは思えない態度である・・・そうである。
えぇぇぇ、性格なんてどうでも良いじゃないか!
私は映画が好きだ。特定の俳優が出ている映画は全部見たい!という俳優も数人いる。(Expandable、楽しみですね・・・映画館行こうかな?)が、その俳優の私生活や性格には一切興味が無い。映画の中のキャラクタが好きなのだ。私が彼らと友達になることは無い。なりたいとも思わない。万一街で見かけても、サインを貰おうなどとは思わない。ファン・サイトやファンの集いというヤツにも興味は無い。私が好きなのはエンターテイナーとしての彼らである。本当の性格なんてどうでも良い。
個人的にお付き合いをする人達ならば、一番大切なのは性格である。そもそも、人として一番大切なのは性格だと思っている。頭や外見は二の次である。私が尊敬する人達も、偉業を成し遂げた人ではなく、自分が出来ることを淡々と行っている人だ。それは才能の問題ではなく、性格の問題だと思う。外見は・・・それぞれ持って生まれた顔というものがある。がそれだけでやっていけるのは30歳までだと思っている。人間の顔は変わるのだ。いくら綺麗な顔で生まれても、そして綺麗な顔を維持していても、性格が悪かったり頭を鍛える努力をして来なかった人は、そういうのが顔に出る。(身体を鍛える努力を怠っていた私は・・・腹に出た。)30過ぎると味が無い顔になってくる。反対に、所謂醜い顔で生まれても、(それが何であれ)自分を高める努力をしてきた人は、良い顔になる。私はそういう顔が好きだ。
が、それは私が直接係わり合いになる人間の話。画面の中で楽しませてくれる俳優の実生活なんて全く興味ない。というか性格が悪くても、映画の中での役の性格が素敵であれば何も問題は無い。ましていわんや、実生活では絶対に係わり合いたくないUFCファイターの性格なんてどうでも良い。問題は、どれだけ面白い試合を見せてくれるか、どれだけ強いかだけである。
でもなぁ・・・UFCが数あるMMAのイベントの中で最も強い人達が出るとは言わないが、それなりに大きなイベントであるので、チャンピオンになる人達はそれなりに激しい練習をしているのではないかと思う。一つの事に打ち込んでいるのではないかと思う。そういう人達がそれほど性格が悪いとは思えない。平気で反則をするというのは問題外であり、私生活でも、実際に喧嘩をする人はUFCには参加できないはずである。練習時間に遅れたり、自分勝手なことばかりする人だって、いくら強くても消えていくのは時間の問題であろう。ましてやチャンピオンである。それほどいい加減なヤツになれるとは思えない。従って・・・Lesnerがそれほど性格が悪いとは思えない。人付き合いは悪いのかもしれないけど。それに、試合以外で放映される部分って編集済みだから、本当の姿が映っているとも思えない。
特にLesnerのファンという訳ではないのだが、あれだけブーイングをされると応援したくなるではないか!
さて、Carwinがタップした瞬間、立ち上がって両手を挙げてイェ〜イと大声で叫んだヤツがいた。愚息である。
・・・君もLesnerの応援してたのね!
2010年07月03日(土) |
ポリエステルの運動着 |
Sprawl・・・スプロール・・・本来の意味は腹ばいになるとか手足を伸ばすとかいう意味だと思うだが、ここでは・・・レスリング用語なのかな、これ?対戦相手がテイクダウンをシュートした時、ぱっと腹ばいになりかけてテイクダウンを避けることじゃないかと勝手に思っている。間違っていたらごめんなさい。(調べるほどのものではあるまい。)
さて、愚息が習っているブラジリアン柔術の道場は、毎週金曜日はNo-Giといって柔術着を着ないで練習するそうである。(洗濯日ですな。)最初、愚息は普通のショーツ(運動用)とTシャツでやっていたのだが、ショーツにはポケットがついていて、これが相手の足にひっかかって具合が悪いらしい。Tシャツもびよ〜んと伸びるので足がひっかかるらしい。(何故Tシャツに足がひっかかるんだ?)だから、そういう普通の格好でやるな!と言われたそうである。
じゃ、どんな格好でやるんだよ!と聞いてみたら、それ用の服(トレーニング・ウエア)があるそうですな。でも、そんなのどこに売っているんだろう?
で、インターネットで調べてみた。うん、あるある、たくさんある。どこにでも売ってる。でも・・・高い!高いよ、これ。一枚50ドル以上するじゃないか!どっかセールしてるとこないの?
・・・あった。Sprawlという会社が在庫セールをやっていた。ほとんどのサイズは売り切れていたが、愚息のサイズは残っていた。下の問題はこれで解決。
上は・・・Tシャツ脱いで、上半身裸でやれば良いじゃない。
「男相手に汗びしょの裸でマットの上で転がり回るのは絶対に嫌だ!」
・・・そう言えば、これは愚息が高校生の頃ブラジリアン柔術を止めた理由の一つだった。あれ?でもどうしてまた始めたんだろう?
「ロドリゴはすぐ上を脱いでやるけど、汗に濡れた毛むくじゃらの胸を顔に押し付けられたら、もうその瞬間タップする!」
余談だが、ロドリゴとはブラジリアン柔術の先生の名前である・・・呼び捨て。それなりに名のある人だそうで、Invitation Onlyの試合にもいつも招待されるらしい。でも、皆呼び捨てなんだそうだ。空手の先生は英語で話していても必ず名前の後に先生をつけるのだが・・・何故だろう?
愚息には胸毛は無いが、ま、ついでだから上も買うことにした。(上はセールじゃなかった。)
上に着るシャツはラッシュ・ガードと言うらしいですな。ポリエステルの身体にピッタリとフィットするシャツ。(腹が目立ちますぜ。)そういえば、パンツの方も生地はポリエステルだ。私は時代遅れの人間なので、ポリエステルの服で運動はどうも、と思うのだが、近頃のポリエステルは優れものだそうである。なんと言っても乾くのが早い。上下とも1時間もせずに乾いてしまう。乾燥機は使ってはいけないそうだが、これなら乾燥機なんて使う必要が無い。
ちなみに、安いポリエステルのラッシュ・ガードもどきを買ってみたら・・・汗をかくと痒くなってダメだという事だった。ポリエステルにも色々あるらしい。
では、No-Giで練習中の愚息と相手の会話・・・2人とも息が上がってはぁはぁ言いながらの会話であったらしい。
相手「Sprawl出来ねぇ癖に、どうして上下ともSprawl着てんだよ?」 愚息「・・・セール。」 相手「えっ、どこで?」 愚息「Sprawlのウエブサイト」 相手「俺も買おう!」 愚息「早くしないと、サイズ無くなるよ。」 先生「おい、そこ、サボるな!練習中に何話してる?」 愚息「Sprawlのセールの話。」 先生「えっ、どこで?」
・・・だから、呼び捨てにされるんだよ!
愚息が剣道を習っていた頃、防具の下に着る服(?)を皆が道着と言っていたので、剣道、柔道、空手で着る服は全部道着と言うんだと勝手に思っていたが、本当はなんて言うんだろう?剣道着、柔道着、空手着、とそれぞれ言い分けないといけないのかな?
愚息は、ブラジリアン柔術を習っているのだが、ブラジリアン柔術では単にGiと言うらしい。「着」なんだと思うが、日本人にとっては言いにくい言葉である。慣れの問題かな?で、週5回、練習に行っているのだが、帰ってくるとそのGiが汗でびしょ濡れである。空手着は薄いので、洗っても次の日の練習までには乾くのだが、Giの方は厚いので簡単には乾かない。外に干せば乾くのかもしれないが、直射日光を当てると痛むのが早い気がする。乾燥機は縮むからダメ。
ところで、柔道着とブラジリアン柔術着って、違うのだろうか?ブラジリアン柔術のGiは白だけでなく青とか黒とかあるけど、生地は同じのような気がする。でも柔道着は近くで見たことがないから、本当のところはわからない。
何故、こんなことを考えたかと言うと・・・熱心に柔道やブラジリアン柔術に励んでいる人は、一体いつ洗濯をしているのだろうか、と思ったからである。が、ブラジリアン柔術をやっている人が私の日記など読んでいるはずがない。でも柔道は非常に一般的なスポーツだと思うので(オリンピックの競技だし)、もしかしたら私の日記を読んでくださっている方で柔道をなさっている方、あるいはなさっていた方、または柔道を習っているお子様をお持ちの方いらっしゃるのではないかと思ったのである。で、もしそういう方がいらっしゃいましたら、一体いつ柔道着の洗濯をなさっているのか、何か早く乾くコツのようなものがあるかを是非教えて頂きたいと・・・他力本願!
空手着は薄手だからすぐ乾く、とは言え、愚息が空手の練習から帰って来るのは夜10時過ぎなので、洗濯は翌日である。だから、愚息は帰ってくると、とりあえず空手着をハンガーにかけて風通しが良い場所にかけておく。が、愚息が出すのを忘れたりすると、私も洗うのを忘れる。万一、車の中に置きっ放しにでもしようものなら・・・即カビが生える。汗がついているとカビが生えるんですな・・・知らなかった。で、一旦カビが生えると、これが中々落ちない。これまで何度カビを生やしたことか。そもそも、(道着を含め)道具の手入れをしないヤツに武道なんぞをやる資格はないのではないか、と私は思う。そういう心構えでは、いつまでやっても上達しないのではないだろうか?
ま、上達しなくても私は全然構わないけど、先生に失礼だろ?
私のPCの上にはChuck Liddellのアクション・フィギュアが置いてある。決してファンではない。彼の勝利ポーズが気に入っているだけだ。それにほら、何も置いてないと殺風景でしょ、仕事場が。(なんか言い訳っぽい。)
さて、愚息がダンナにスター・トレックのゲームを買ってきた日のことである。
「父さんにだけオモチャ買って母さんに何も買ってあげないと可愛そうだから・・・」
と、愚息がForrest GriffinとJohn McCarthyのアクション・フィギュアを買ってきた。
・・・
「だって対戦相手いないと変じゃないか。レフリーだって必要だし。」
そういう問題ではない!Chuck LiddellはForrest Griffinと試合をした事は無い!John McCarthyだってとっくにUFC止めてるし・・・という問題でも無い。断じて無い!
でもまぁ、買っちまったものはしょーがねぇし、ちょっと狭いけど、3人ともPCの上に乗せてみた。Chuck LiddellとForrest Griffinを向かい合わせて、間にJohn McCarthyを置いてみた。Let’s Get It On!
翌日、PCの上を見ると、Chuck LiddellがForrest Griffinの上でFull Mountしていた。そのまた翌日、Forrest GriffinがChuck LiddellにRear Naked Chokeをやろうとしていた。次の日は、何故かJohn McCarthyがChuck Liddellに目突きをやっていた。
・・・誰だよ、お人形さんごっこをしてるのは!
普通だったら愚息だと思うだろうが、この件に関しては、ダンナがやっている可能性もある・・・そういうヤツらなのである。
それにしても、何故Forrest Griffinが13ドルで、John McCarthyが25ドルなんだ?
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