DOTFAMILYの平和な日々
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2010年05月31日(月) スポーツ・バー 2: おお!あなたがファンだったのね!

早目に行ったので、着いた時にはバーはガラガラだった。ぽつぽつといる客は若い男性がほとんど。グラ片手に立ったままバスケットボールを見ながら結構盛り上がっている。爽やかなスポーツ青年という感じの人が多い。が、彼らは7時になって全てのテレビがUFCに切り替わると、帰っていってしまった。入れ替わりにポツポツと入ってくるのは・・・刺青をした兄ちゃん達である。でも、数年前に愚息がグラップリングの試合に出た時に、「刺青をした兄ちゃん=怖い」というのは間違いであるということを学んだので、さほど気にならない。(私のパーソナル・トレーナーも刺青をしている、髑髏とかの・・・もしかしたら怖い人なのかもしれない。)

隣のテーブルには、やはりどこかから椅子を持ってきた黒人のカップルが座っていた。男性の方はUFCとバスケット・ボールの画面を交互に見ているのだが、女性の方は実につまらなそうな様子でぼーっとしていた。彼(あるいは夫)につき合わされているのだろう。気の毒に。それにしても、まったくお話をしないカップルだ。恋人同士ではなく夫婦に違いない。

さて、客はほどんとが男性なのであるが、時々滅茶苦茶派手な格好をしたお姉さん達が入ってくる。長い耳と丸い尻尾をつけたら即バニー・ガールになれそうな網タイツのお姉さんや、確かに綺麗な脚をしているが、そのスカートは短すぎるだろう!と言いたくなるようなお姉さんが次々に入ってくる。いくらなんでもこの人達はただの客ではないだろう、と思っていたら・・・やはり違った。お酒やMMA(総合格闘技)のTシャツの会社の宣伝をする人達だった。

・・・そっか、男性の客の目を引くような格好をしているわけね。

が、宣伝であるから、対象は男性であろうが女性であろうが関係ない。売れれば良いのだ。という訳で、派手なお姉さん達が次々を私のところにもやってきて、ステッカーやらマリグラでばら撒かれるようなプラスチックのネックレスを置いていく。ついでに(いや、これが本来の目的なのだが)酒も勧める。私は酒は飲まないのでお断りするのだが、愚息はオクタゴン(UFCのリング)の形のショットグラスに入ったテキーラを買って(1ショット$5)、オマケに大きな文字でUFCと書いてあるTシャツと帽子まで貰っていた。ショット・グラスは可愛かったので私が貰った。(えっ?愚息、酒飲むの?そう言えば、最初からさりげなくビール注文してたけど・・・あ、そっかもう酒飲める年齢なんだ・・・愚息がバーで酒を飲む姿を見るというのも変なもんである。)

・・・ふむ、スポーツ・バーではこういう事も行われているのね。

さて、試合は進み、本日のメイン・イベントはQuinton Jackson対Rashad Evansである。メイン・イベントが始まると、それまで退屈そうにぼわぁ〜んとしていた隣のテーブルに座っていた女性の態度が変わった。身体は完全に連れの男性から離れ、画面に食いつかんばかりである。しかも、手を振り回したり拍手をしたり、時々叫んだりもする。完全に興奮状態!男性の方はと言えば、携帯電話をチェックしたり、周りをキョロキョロ見渡したり、こちらは試合には余り興味なさそうである。

・・・UFC観戦は、女性の方の目的だったのね。しかも、Evansの熱狂的ファンだったようである・・・良かったね、Evansが勝って。(私は良くないけど。)


2010年05月30日(日) スポーツ・バー 1: DOTMOTHER、初めてスポーツ・バーへ行く

愚息が通っているBJJ道場の先輩にスポーツ・バーのマネージャーがいる。私は一度も会ったことはなかったのだが、故あって数回Eメールのやりとりをしたことがある。そこで、「今度のUFC(総合格闘技のイベントの一つ)がある日、遊びにおいでよ。お母さんも一緒に。」と愚息が誘われた。

スポーツ・バーとは、名前の通り、大きな画面のテレビでスポーツを放映しているバーである。アメリカでは大きなスポーツ・イベントはペイ・パー・ビューで放映されることが多い。金額はイベントにもよるのだが、UFCは一回$50位・・・高い。が、スポーツ・バーへ行くと無料で見ることができる。(飲み食いした物の代金は払う。)もちろん、ペイ・パー・ビューだけでなく、無料で見ることができるバスケットボールやフットボールの試合もやっている。みんなで酒のみながらワイワイ楽しくスポーツを見ましょう・・・というのが目的のバーであるらし。

話に聞いたことはあるが、行ったことは一度もない。私はスポーツに興味が無いし、酒も飲まない。その上、皆で集まってワイワイというのが嫌いである。が、何事も経験である。こういうチャンスでも無ければ、スポーツ・バーなる場所に行くことは今後ないであろう。それに愚息がお世話になっている人に一度ご挨拶もしておきたいし・・・と、すぐにお母さんモードになってしまう。

PasadenaにあるJake’sという店である。インターネットで調べてみると、明るく小奇麗なハンバーガー・レストランであった。「おお、これは良いではないか!」こういうレストランに足を踏み入れるのにためらいはない。私が入っても全然違和感がなさそうな所である。ハンバーガーだって、自分で中身を選んで注文できるし、値段だってそれほど高くないし。たまには外食をするのも良かろう。(ハンバーガー食べたなんて言うと、トレーナーから怒られるんだけど・・・毎回、何食ったか聞かれる。しかも、私は毎回正直に答える・・・この程度の質問に嘘をつく価値は無い。)

という訳で、昨日愚息にJake’sへ連れて行ってもらった・・・全然違った。

Jake’sというのは確かにハンバーガー・レストランなのだが、それは明るい1階にある。スポーツ・バーの方は地下にある。入り口も違っていて、入り口の前には怖そうなバウンサー(用心棒)が2人立っていて、ID(身分証明書)を確認する。バーであるから20歳以下は入れない。IDで年齢を確認しているのである。愚息は兎も角、私は当然20歳以下には見えないから、IDを見せる必要は無いと思っていたのだが・・・しっかり確認された。ま、良いけど・・・規則なんだろうから。

階段を下りていくと、中は結構暗い。左手にプール・テーブルがずらりと並んでいて、その奥には小さなテーブルがいくつかあり、小さいながらもダンス・フロアもある。そこにもテレビはあるのだが、スポーツ・バーは階段を下りて右側。壁にずらりとテレビが設置してあり、どの角度からでもテレビが見えるようになっている。当たり前だが、バーもある。バーには椅子があるのだが、フロアに置いてあるテーブルには椅子がない。

「え〜っ、2時間も立ちっぱなしでテレビ見るの?しかもハンバーガー食べながら・・・食べられるよね、ハンバーガー?」

と言うと、愚息がどこからか椅子を引きずってきてくれた。1階のレストランにハンバーガーを注文することも出来るそうである。通常、バーはお酒を買う度にお金を払うのだが、しっかり食事もするつもりなので、最初にレジにクレジット・カードを預ける。そして、テレビの前のテーブルにど〜んと腰を落ち着ける。

さ、見よ、見よ、UFC見よ!

バーが混む前に良い場所を確保したかったので、7時にメイン・カードが始まる前に行った。6時からプレリム(アンダー・カード・・・前座?)をやっている。私はこのプレリムが割りと好きなである。プレリムに出場するファイター達はテクニックより気合!というファイターが多い。要するに未熟なのだが、私のような素人が見るなら、こちらの方が分かり易い。メイン・カードの選手達だと、動きが速すぎて何が起こっているのか見逃してしまうのだ。

私は動体視力というのが非常に低い。だから小さな頃から球技は一切ダメ。愚息が剣道をやっていた頃、トーナメントのお手伝いでスコアを付けることがよくあったのだが、そういう場合でも、審判が「面あり!」とか叫んだ時、一体どっちが一本取ったかがわからずに困ったもんだ。ちなみに、DSの眼力ゲームで動体視力のゲームをやってみると、これがかなり良い得点がでる・・・つまり、あのゲームでは正しい眼力は判断できないし、眼力(そういう言葉、あるのか?)が鍛えられるとも思わない。ゲームはしょせんゲームである。(閑話休題)

動きが速いだけではない。グランド・ゲームに入ると微妙な動きで試合が反転する。その微妙な動きを見てとることができない。実際、柔術の試合を見にいっても、選手が床で絡み合ったままじっとしているとしか思えない。・・・要するに、全然わかってないのである。

だから、プレリムと言えども、Joe Roganのカラー・コメントを聞きながら見たいのであるが、残念ながらメイン・カードが始まるまではバーのテレビの半分ではバスケットボールを放映していて、サウンドはそちらの方が流れている。

・・・これじゃ何が起こっているかわからないじゃないか!


2010年05月29日(土) れっつ・わーくあうと 1: まずは身体を温めましょう!

私は身体を動かすことが嫌いだ。小さな頃、スポーツとやらをやったことがあることはあるのだが、「ああ、楽しかった!」という思い出はない。、最後にスポーツというのをやったのは、中学生の頃の体操だったが、それでも学校では小学校を含めて運動部に所属した事は一度も無い。高校・大学時代には体育の授業もあったのだが、何しろ軟弱学校だったので、汗が流れるほどの運動はやらない。そんな私がジムのメンバーになったのは、生きるためである。歳を取ると生きるために運動しなくてはならないのだなぁ・・・って贅沢な悩みだよね。

昔の人は特に気にしなくても身体を動かしていた。主婦だって歩いて買物に行って重い荷物を持って帰ってくるし、掃除洗濯だって全部手動でやるのだから、肉体労働である。現在でも日本に住んでいれば、出かけるだけで駅までの距離は結構あるし、駅やビル内での階段の上り下りなど、身体を動かす機会はあるだろう。が、ここ南カリフォルニアでは車での移動が当たり前である。駅まで歩くこともない。買物だって大きなカートにボンボン入れて、そのカートを駐車している車まで押して行き、家に帰ってきたら家にくっついているガレージから家の中に荷物を移すだけなので、全然運動にならない。洗濯は洗濯機だし、掃除は掃除機。しかも1日中コンピュータの前に座って仕事や勉強をしていれば、運動が嫌いな私が運動不足になるのは当然である。1日中コンピュータの前に座ってカチャカチャやっているのは全然苦にならない・・・が目や腰や肩は痛くなる。

運動不足でぶくぶく太るのは全然気にならないのだが、あちこちが痛くなるのは困る。骨が弱くなって骨粗しょう症とやらになっても困る。運動不足で血圧が高くなるのも困る。(そうでなくてもすぐ頭に血が上るタイプだし。)とにかく痛いのや苦しいのは嫌いなのだ。そんな軟弱者がジム通いを始めても、トレッドミルの上でチンタラ歩く位のことしかしない。それでも何もやらないよりマシだろう?

が、5月27日の日記にも書いた通り、肩のリハビリのため、パーソナル・トレーナーについてもらって運動をすることにした。第一目的は肩のリハビリなので、トレーナーもキネシオロジスト(運動療法士)をリクエストした。本物のキネシオロジストは私が通っているジムにはいないので(彼らは主に病院で働いている)、キネシオロジストの卵についてもらうことになった。早く一人前になってガンガン稼ぐためにジムでバイトしながら大学院に通っているお兄さんである。(キネシオロジストは通常最低修士だが、パーソナル・トレーナーだって免許が必要なのだから、卵でも問題はなかろう。)中々親切でやさしそうな人だ。実は、ワークアウト中はメガネを外しているので(どうせ曇って見えなくなるから)、顔はよくわからない。でも、ま、顔なんてついてりゃ良い。

訂正、中々ハンサムである・・・と書いておこう、万一のために・・・日本語、読めないだろうけど、世の中は狭い。どこでどう伝わるかわからない・・・愚息の友人には私の日記を読んでいる子もいるし、トレーナーと同じ大学でキネシオロジー修士課程を目指していた子もいる。だいだい、私はよく知らないガキ達から叫びかけられるのだ(呼びかけられるの間違いではない。「叫び」あるいは「怒鳴り」である。)・・・DOTMANの母だというだけの理由で。(閑話休題)

朝、仕事前に予約を入れようと思っていた。が、トレーナーが午前中が大学へ行かなくてはならないということなので、夜やることになった。しかも9時から。これは遅すぎる、と思うのだが、私が仕事を終えるのは普通は6時であり、その後、夕食を作って、食べて・・・とやっているとすぐに9時になってしまうのだから仕方がない。実際に始めてみると、夜の9時というのは正解であった。私が運動している間に、ダンナが皿洗いをしていてくれるので、私は家に帰るとシャワーを浴びて寝るだけである。これが朝だったら、帰ってきてシャワーを浴びて寝ちまったらエラい事になるじゃないか・・・でもやりかねない。

実は、ずっと前に数回パーソナル・トレーナーについてもらったことがある。メンバーになったばかりの事だ。その時は、第一回目はジムにある様々な機器の使い方の説明と、当時の筋力を確認して、どの位の重さで何回位繰り返すことからスタートすればよいかを確かめるだけで終わった。で、今回もそうだろうと思っていたら・・・甘かった。

最初5分ほどお話をして(目的の確認・・・肩と腰の強化、できれば脂肪もちょっと落とせると嬉しい。)、すぐに「じゃ、まず軽く身体を温めましょうか。」ということで、お馴染みのトレッドミルを使って身体を温めることになった。

「トレッドミルの上をゆっくり歩いている人がいるけど、それは余り効果がありません。どうせやるなら、正しく効果があるやり方を学びましょう。」
「はい」(と素直な私)
「では、始めます。」

と、しょっぱなから結構なスピードで歩かされ、1分も経たない内にどんどんスピードを上げられ、10分間で1マイル(約1.6キロ)も走らされてしまった。

「身体、温まった?」

・・・バカヤロウ!


2010年05月28日(金) 人間的に不可能な体型

THQという会社が制作しているUFC Undisputed というゲームがある。XboxとPS3の2010版が最近リリースされた。早速入手した愚息が怒っている。

このゲーム、UFC(アルティメート・ファイティング・チャンピオンシップ)という総合格闘技のショーをプロモートしている会社に所属しているファイターを使うことも出来るが、自分でファイターを作成することもできる。2010版にはTUF (ザ・アルティメート・ファイターというリアリティ・ショー)のシーズン10(あのKimboが出演していたヘビー級のやつね)で優勝したRoy Nelsonという腹が出ているお兄さんが入っているので、愚息は2010版ではデブのファイターも作成できると期待していたのだ。

早速、愚息は身長5フィート8インチ(約173cm)、体重205ポンド(約93キロ)のファイターを作成しようとした。すると、拒否されたそうである。ゲーム曰く・・・

これは人間的に不可能な体型です!

「えっ、僕って人間的に不可能な体型なの?」

格闘技の事はわからないが、愚息は一種の格闘オタクではないかと私は思っている。極真空手とブラジリアン柔術を習っていて、時々密かにムエタイの練習にも参加させて頂いているらしい。(密かに、というのはバレると私が怒るから・・・だって、ムエタイって危ないでしょう?)アマチュアではあるが、総合格闘技の試合への出場も企んでいたらしい。今月デビューするはずだったのだが、対戦相手が負傷したとかなんかで延期になったそうだ。

そんな危ないこと、母は絶対許しません!って言ってんだけどねぇ・・・全然聞く耳持ってない。法的には成人だから(つまり試合に出場するのに親のサインはいらない)、私がとやかく言うことではないのかもしれないが・・・と、軽く流しているのも、健康保険がある間だけだからね!(余談でした。)

先日、ブラジリアン柔術の試合を見に行ったが(危なくなさそうなので)、テイクダウンされた後、ちゃんとスィープもしていたし(その後、スイープし返されて、最後はチョーク・アウトされたけど)、空手の試合だって(怖いから見たことないけど)下手なりにトロフィーとかいくつか貰ってきているので、人間的に動けない体型ではないと思う。

言うまでもないが、愚息が作成しようとしたファイターは彼自身がモデルである。UFC Undisputed 2009でも、WWE SmackDown vs. RAW(プロレス・ゲーム)でも、チビでデブの愚息をモデルにしたファイターを作成するのは不可能だった。今度こそは・・・と期待していたらしい。それが人間的に不可能な体型という理由で拒否された・・・怒るのも無理はない。

という話を私のクライアントの一つであるTHQの人に話したら、ははは!っと思いっきり笑われた。でも、ゲーム・デザイナーにその件を伝えてくれるそうである。

愚息よ、2011版は君の体型のファイターが作成出来るようになると良いね・・・っつうか、痩せろよ!君の身長でスーパーヘビー級(ブラジリアン柔術の試合の愚息の階級)は無理だ。

というより・・・アホなこと(ロドリゴ先生、拓先生、ごめんなさい)やってないで、剣道やれよ、剣道!剣道の方が格好良いだろう?せっかく二段まで行ったんだし。


2010年05月27日(木) この痛みはただ事ではない!

10年ほど前に四十肩になった。ちょうと仕事が滅茶苦茶忙しかった時期である。左腕が上がらなくなり、カイロプラクターに通って治してもらった。で、今回は五十肩。

そもそも、四十肩とか五十肩というものは病名ではないらしいですな。一般的に丁度その年齢の頃肩を痛める、ということらしい。私は非常に一般的な人間なので、その通り肩が痛くなる。今回も仕事が忙しい時期のことであった。仕事が忙しい上に、日常生活に変化が起こると、私は運動を一切しなくなる。時間が無いというより、精神的に余裕が無くなる。私は肉体的痛みにも弱いが、精神的にはさらに弱いのだ。ま、ようするに原因は運動不足なのであろう。

喉元過ぎて痛みを忘れたのかもしれないが、今回の痛みは前回よりも激しかった。前回も腕を上げようとすると頭まで痛くなるほど痛かったのだが、今回は上だけでなく、後ろへも回せなくなった。つまり、背中を洗ったりブラジャーのフックを止めたりすることができない。ま、それだけの事と言っちゃそれだけなんだけど、夜中に寝返りを打ったりすると、痛みで目が覚める。しかも、左を下にして横になることができない。

実は、私は自分の右側に人がいるのが嫌いである。何故は分からないが右側に人がいるとイライラする。だから、寝る時は私は(天井を向いている状態で)ベッドの右側で寝る。(ダンナは右利きだから、私が左側の方が良いとは思うのだが・・・や〜らしい理由ではないので、誤解しないように。)従って、右を下にして寝ると、ダンナに背を向けて寝ることになる。ダンナは非常に繊細な神経をしていらっしゃるので、背を向けて寝ていると「僕のこと、嫌いになったの?」とかややこしいことを言い出す。(結婚生活25年にしてこういうことが平気で言えるというのは、もしかしたらものすご〜く図太い神経をしているのかもしれない。)これには参る。で、医者に行ったら、今回はカイロプラクターではなく、フィジカル・セラピーという所に行かされた。

ピンチ・ナーブというものらしい。肩の骨の位置がずれているため、肩を動かす毎に神経が骨と骨の間に挟まって痛むのだそうだ。神経を挟まれるのだから、これは痛い!そういう場合は、カイロプラクターへ行ってエィ!と力ずくで治して貰うのではないかと思うのだが、医者の許可がないと保険で払って貰えないので、選択の余地は無い。

で、フィジカル・セラピーに6回通って、痛みは随分減ったのだが、フィジカル・セラピーというのはマッサージもやってくれるか、基本的にはエクササイズをさせられるのですな。しかも、私の場合、事故に合って痛むようになったのではなく、原因が生活習慣にあるので、通うのは週1回で、後は自分でエクササイズをやらなくてはならない。んじゃ全部自分でやれば良いではないか!と思って、取りあえず1セット6回が終わった時点で治療を中断し、後はしばらく自分でやってみて、悪化したらまた通い始める事にした。家から結構遠いし。

が、自分でやるというのは非常に難しい。エクササイズ自体が難しいのではない。毎日自分でやる、というのが難しいのだ。何回かやってみたが、意志薄弱な私はすぐに止めてしまう。そもそも私は身体より頭の方が数倍速く動くタイプなので、エクササイズを1回やる度にサボる理由を100個以上考えつくのだ。しかし、痛いのも嫌いだ。どうしたら良いだろう?

頭は結構速く動くのだが、残念ながら正しい方向には動かないため、思いっきりアホなアイデアを思いついてしまった。しかも浅はかな私は、思いついたアイデアを熟考することなく実行してしまう癖がある。(そのせいで太平洋を越えてアメリカの地に流れ果ててしまったことを全然反省していない。)

そうだ!メンバーになっているジムでパーソナル・トレーナーにお願いしよう!

で、早速ジムへ行って、週2回、1回1時間パーソナル・トレーナーについてもらうことにした。高いんですな、これが結構。でも、その時は、良いアイデアだと思ったのだ。高い金を払ってでも、長い目で見れば価値がある、と思ったのだ。多分、その考えは間違ってはいない。間違ってはいなのだが・・・これ程キツイとは思わなかった。

最初の2回は吐きそうになった。愚息に相談したら、「今度、バケツ持って行けば。」と実に正しいアドバイスを頂いた。

3回目は・・・家に帰ってシャワーを浴びている時、腕が上がらずに顔を洗うのに一苦労した。腕が上がらずぶるぶる震えるので、顔を下げてから上下左右に動かして洗った。次の日、両腕がものすご〜く痛んだ。二の腕は触るとガチガチである。筋肉(というものが私の腕にあるのだとしたら)が裂けたか何かしたに違いない!この痛みはただ事ではない!愚息に相談したら、マッサージをしてくれたが、これがまた痛い!そもそも、中学を卒業して以来40年近く運動らしい運動をした事がない私が突然パーソナル・トレーナーについてもらって運動すること自体が間違っていたのだ。こういうのを「年寄りの冷や水」と言う!明日になっても痛みが減少しなかったら医者に行こう!

と思っていたのだが、痛みは徐々に減少し、3日後には全く痛まなくなった。つまり・・・

あれは、ただの筋肉痛だったのだ・・・やれやれ。


2010年05月26日(水) DOTFAMILYの平和な日々

ご無沙汰しております。皆さんお元気でお過ごしでしょうか?

ドキドキしたりウキウキしたりする事もなければ、ハラハラすることもない。ぬるま湯に浸かっているような平和な日々が淡々と続いて行く。毎日毎日同じ事の繰り返しが続き、今日が何曜日だかもわからない・・・そういう人生が私の理想とする人生である。

が、世の中そんなに甘くない!生きていれば色々な事が起こる。毎日毎日何かが起こる。今日は昨日とは違い、明日も今日とは違う。それが人生というものである。それは私だけでなく、万人に起こっていることである。(自覚しているかどうかは別として)。半世紀以上生きていればそういう事は自然にわかってくる。それでも、これまでの私の人生は、恙無く、幸せな日々が続いていた。

イヤ、現在も充分幸せで、平和な日々が続いている・・・のだが、今年に入ってから状況がガラリと変わってしまった。そう思うのも、もしかしたら自覚の問題かもしれない。歳のせいで変化に順応できなくなったのかもしれない。

まず、3月にダンナが仕事を辞めた。

以前から辞めたい辞めたいと言っていたのだが、ダンナは言い出してから実行に移すのに随分時間がかかる人だし、ほとんどのことは実行せずに終わってしまうので、いつもの事だろうと高を括っていた・・・ら、本当に辞めてしまった。この不景気時に仕事辞めてどうするんだ!ダンナはまだ50代である。50代で仕事辞めるか?「しばらくのんびりしてから、別の仕事を探そう。」なんぞと言っておったのだが、辞めてから3ヶ月近く経ったというのに、まだ家でのんびりしている。しばらくって、具体的にどの位の期間を指すのだろう。っつうか、この不景気時に、仕事を辞めた公務員に次の仕事があると思ってるのかい?

しかも、暇なものだから、痛んだ家のあちこちが気になるらしい。自分で修理するアメリカ人と違って、そこんとこだけ日本人の彼は、色んな会社に電話をかけて修理の見積もりを取り始めた。「えっと、フェンスの修理が2万ドル位ね。で、下水管が1万ドル。でね・・・」

あのぅ・・・お金無いんですけど。

元々ダンナの収入はそれ程多くなかった・・・というかはっきり言って少なかった。(私より多いけど。)それでも、毎月毎月必ず一定金額は入ってくる。健康保険の心配も無い。贅沢さえしなければ、一家3人が安心して暮らしていけた。だから、万一に備えて貯金・・・なんてものは一切無い!そして、私はそういう生活に非常に満足していた。金持ちの生活が羨ましいと思ったことは一度も無い。衣食住の心配をしなくて良い自分のことをとても幸せだと思っていた。イヤ、今でも、それが一番大切なことだと思っている。家の外見(または中)が多少悪くても良いではないか。暮らしていくのに不自由なければ、イヤ、多少不自由しても暮らしていければ良いではないか。車が傷だらけでも、走れば良い。着ている服が古くて時代遅れでも清潔ならば良い・・・良くない?が、決して金遣いが荒くなかったダンナは、現在大金を使うプロジェクトの計画に熱心なのである。人間、暇だとろくな事を考えませんな。

次に、愚息が大学に行きたいと言い出した・・・って、君、大学生じゃなかったんかい?

愚息は今年22歳になった。大学へ行った友人達は着々と単位を取り、仕事を始め、独立していっている。22歳というのはそういう年齢である。もちろん世の中が世の中であるから、昔ほど簡単には就職できない。それでも、皆大学を終えて大学院へ進んだり、バイトしならが夢を追いかけていたりする。

愚息はもともと精神的な成長が他の子より遅かった。3年位遅れていると思っていたのだが・・・うん、やっぱり遅れていたな。それでも、私は愚息が大学生をやっていたと思っていたのだ。頭が悪いから多少人より時間がかかるかもしれないが、それでも通い続けていればいつかは卒業できる。一人前になれる、と思っていたのだ。が、ナント、アイツは大学に籍をおいて遊びまくっていたのだ。

で、やっとやりたい事が決まったそうである。と言うか・・・やりたいことは元から決まっていたのだ。「楽しく遊んで暮らしたい!」というのが以前からの愚息の希望であった。が、22歳になってやっと「一生遊んで暮らすのは無理かもしれない。」ということに気づいた。

では、何になろう・・・そうだ、お巡りさん!

何故お巡りさんなのかはわからない。そして、アメリカでお巡りさんになるには、何をすればよいのかもわからない。ポリス・アカデミー(警察学校)というのはあるが、あれは、実地訓練であるらしい。法律とかのお勉強の方は普通の大学でやるそうである。公立大学にお巡りさんになるための専攻というのがあるそうなのだ。そこで、「大学へ行きたい!」である。

もちろん、高校を卒業してから3年間遊びまくっていた愚息がそう簡単に大学へ入れるはずがない。という訳で、取りあえず現在は今まで籍を置いていたコミュニティ・カレッジでお巡りさんになるための単位(全部ではないか、かなりの数、ここで取れる)を取ることにした。が、愚息の頭は8年間に渡る空白のため(彼が最後に勉強というものをしたのは中学生の時である)、勉強頭になっていない。従って、一気に単位を取ってしまう、ということが出来ない。だから現在は3つのクラスと体育のクラスを取っているだけである。彼は夜更かしの割にはクラスは早朝いクラスが好きなので、大学は朝7時半から始まる。取っているクラスの数が少ない上に月曜日から金曜日までに振り分けているので、午前中で授業は終わる。その後、ブラジリアン柔術の道場へ行って、午後2時頃家に帰ってきて、ゲームをやったりお昼寝をしたりして、夜は空手の道場へ行く。木曜日は柔術も空手も無いのでジムへ行く。土日は柔術または空手とジム、という日々を送っている。(で、勉強は何時やってるの?)

それにしても、もし愚息が本当にお巡りさんになりたいのなら(私は無理だと思うのだが)、近い将来普通の4年制大学に移籍しなくてはならない。コミュニティ・カレッジは授業料が安いので、私の収入でも何とかなるのだが、普通の大学に行くとなると・・・その授業料はどこから来るのだろう?

君の父親は無職なのだよ!

家にぼわ〜んとしているヤツが2人もいるというのは、自宅で仕事をしている私にとっては悪夢である。彼らは3食家で食べる(愚息は4〜5食)。しかも暇だから、しょっちゅう私の仕事の邪魔をしに来る。ダンナは仕事をしている私の隣でどうでも良いことをしゃべりまくる。愚息は・・・見てるだけでイライラする!

という訳で、私は過労のため(冗談です)肩を痛め(これは本当です)、フィジカル・セラピーという所に通う羽目になった。

他にも毎日色々な事が起こっている。私はストレスが溜まってはち切れそうだ。そういう時にはどうするか・・・

ウェブ日記で愚痴を言いまくるに限る!

という訳で、ストレス発散のために、再びエンピツさんのサイトにお世話になることにしました。よろしくお願いします!


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