DOTFAMILYの平和な日々
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適性検査5日目。そして突然検査は終了する・・・が〜ん!
朝8時に来いということだったので、息子を学校へ連れて行くのをダンナにまかせて(息子の学校はダンナがオフィスへ行く途中にあるというのに、何故彼は普段息子を連れて行ってくれないのかね?)、6時45分に家を出た。何も食べてはいけないのだから、時間はたっぷりある。フリーウェイも思ったほど混んでいなくて、すんなりと病院へ着いた。
支持にあった通りに2階の検査室へ行く。ここは血圧検査の部屋と違って受付に人がいる・・・良かった良かった。私は電話は苦手なのである。で、昨日集めた尿を渡して、ファックスされてきた書類を見せると「受け付けに行って必要な書類を貰って来い。」と言われた。電話でカウンセラーと話した時は、書類はもう検査の部屋に送ってあるから、直接その部屋へ行けと言われた。だから直接来たのではないか!と一応言ってはみたが、無駄である。「ない!」と言われてしまえばそれまでだもんね。
という訳で、再び受付へ行き、ちゃんと待たされてから書類を貰い、検査の部屋へ戻った。再び待たされて血液を取られ、結果がでたらすぐにテストをするから待ってなさいと言われた。よくわからないが、もう一度血液を取られてから何かを飲んで(グルコーラとやらを飲むそうだが、それは一体何なんだ?)その後2時間かけて検査をするそうである。2時間後にまた血液を取られるのかな?それとも血圧検査のように15分毎にやるのかな?などと考えながら待っていると、検査をやってくれたお兄さんが、なにやら深刻そうな顔をして電話をかけ始めた。ボソボソと電話で話している。何を話しているのかはわからないのだが、私の顔をチラチラと眺めながら話している。
どうせ私は英語はわからんのじゃ!もっと大きな声で話してくれないと気になるじゃないか!
電話を終えた彼は・・・
「今日はもう帰って良いです。午後1時過ぎにカウンセラーに電話をして下さい。彼女が説明します。」
「あのぉ、それってどういう意味?」 「取りあえず検査は中止です。」 「つまり、私はドナーになれないんですか?」 「多分無理でしょう。」 「どこか悪いの?」 「それはカウンセラーから聞いてください。」
深刻そうな顔でボソボソと電話した後すぐにこれである。 話していた相手はカウンセラーであろう。
それにしても・・・ちょっとくらい教えてくれたって良いじゃないか!
さて、今日は24時間尿検査とやらで1日中尿を集めなければならない。朝一番のは取らないで、次から明日朝一番のまでを取る・・・そうである。ダンナも何度かやったことがあるが、彼は一応仕事に行っているので週末にしかできない。私は平日にできる・・・日雇い労働者、いや在宅労働者の良いところである。
問題は、取った尿を入れる容器の置き場所である。ナント、冷蔵庫に入れておかねばならないのである・・・ヤダ。密封容器なのだから汚くはないというのはわかっていても、やっぱり嫌だ。で、クーラーボックスに氷を詰めてそこに入れておくことにした。そう言えば、ダンナが検査した時も「冷蔵庫は絶対ダメ!」と私が言い張ったものだから彼は医者の支持を無視してそのままトイレに置いていたなぁ・・・大丈夫だったのかな?
話は血圧検査に戻るが、首から血圧測定器をぶら下げて一日過ごしていたら、昔どこかで読んだ童話に壊れた時計を一日中首からぶら下げていた羊さんが出てきたなぁ、何だかあの羊さんになった気分だなぁ、と思った。でも、あの羊さんは、うさぎさん(だったっけ?)にどうして壊れた時計を首からぶらさげているのか聞かれた時、慣れちゃったからと答えていたが、私もずっとこの機械を首からぶら下げていたら何時か成れるのかなあ、と考えた。と、しょうもない事を考えていると・・・あの羊さんが出てくるのは童話ではなく村上春樹の小説だった!ということを思い出した。
どうでも良いけどね・・・血圧測定をしている時は、羊さんになった気分だったが、尿検査のための尿を集めている時は、羊さんの気分にもうさぎさんの気分にもなれなかった・・・やっぱ、どうでも良いことだね、これは。
24時間血圧測定器というのは一体どういうものだろう?と思っていたが、実に単純な機械だった。普通の血圧測定器と同じ。腕に布(?)を巻きつける。そこからチューブが出ていて、それが携帯電話を二つ繋げた位の大きさの四角い箱に繋がっている。この箱は首からぶら下げるようになっている。ちょっと持つと軽いのだが、24時間首からぶら下げているとなると、肩が凝りそうな重さである。でも、思ったより簡単そう。
・・・甘かった。いや、特に難しい訳でも辛い訳でもない。が、ナント15分置きに腕に巻いている布がぷぅ〜っと膨らみ、血圧を測るのである。その時腕を動かしたり曲げたりするとエラーになって計りなおし。運転中であろうが買い物中であろうが容赦なく機械は勝手に測定を始める。運転中は・・・これは仕方がない。曲がっている最中に測定が始まっても、急に腕をリラックスさせるわけにはいかない。もう、エラーの出っ放し!買い物中は・・・これは立ち止まって腕をだら〜っとさせる。が、支払っている最中にこれをやるのは変である。変ではあるのだが、エラーが出るとメンドクサイので、やる。
昨日、病院の帰り駐車場のエレベーターの中で早速測定が始まってしまった。右手にはバッグとコーヒー、左手はだら〜っ。ボタンが押せない。ボタンに一切触ろうとしない私は、一緒に載っていた男性に「お前は何様だ!」という目で見られてしまった。でも、ゆっくり説明するという情況じゃないよな、エレベーターの中って。
ところで、15分毎(寝ている間は30分毎)に測定される血圧は、首からぶら下げている機械に自動的に記録される。(世の中便利な物があるんですな。) では、昨日説明を受けた時の会話・・・
「特に何もなければ良いんですが、何か変わったことがあったら時間じゃなくてもすぐに測定をして、何が起こったか表に書き込んで置いてください。」 「変わったことって?」 「喧嘩したとか怒鳴ったとか、日頃起きないようなことが起こった時です。」 「あのぉ・・・私、息子がおりまして、怒鳴るとか喧嘩するとかもうすっかり日課に組み込まれてるんですけど。」
それでも、記録しなくてはいけないそうである。メンドクサイので、昨日は息子と口を利かずに早々と寝ることにした。
USC大学病院はダウンタウンの近くにある。家から40分ほどしかかからないのだが、フリーウェイを3本使って行かなくてはならない。フリーウェイの乗りかえって苦手なんだよな。しかも雨が降っている。雨が降ると事故が多い。フリーウェイが混む・・・やれやれ、どうして今日が雨なんだろう?
検査は1時からだが、大学病院というヤツはその前の手続きに時間がかかるので、30分前に受付に来い、と書いてあった。つまり12時半。雨のせいで渋滞に巻き込まれる可能性も考えて、11時過ぎに家を出ることにした。
雨=事故が多い=フリーウェイが混む、これはロスアンジェルスでは常識である。という訳で「今日は雨が降ってるから仕事(学校)行かない方が良いかな?」という人が多かったのであろう、フリーウェイはガラガラであった。12時前に病院に着いてしまった。でも遅れるより良いよね。病院のロビーは広々としていて、座り心地の良さそうなソファーが並んでいたので、受付を済ませて時間まで本でも読みながらゆっくりと時を過ごそう、と思って早々に受付に行った。
まずは受付で名前と用件を言う。しばらく待っていると、事務員さんに呼ばれて、彼女の部屋へ入っていく。そこで様々な手続きをして、書類を貰って検査の部屋へ行くのである。(そういう小部屋が6つほどある。)
住所氏名保険証番号ソーシャルセキュリティ番号に何故か免許証番号まで言って、昨日送られてきたファックスを見せる。 「えっと、血圧検査ですね。」 「はい」 「予約、入ってませんよ。」 「へっ?」 彼女はキーボードをカシャカシャと叩き、色々調べてた。電話も数本かけた。
「担当医は誰ですか?」 「担当医?まだ医者に診てもらったことないので、いません。」 「いない?」 「はい」 「じゃ、誰にここに来るように言われたんですか?」 「移植カウンセラー」 「その人の名前は?」 「○○」(ファックス紙にちゃんと書いてあるじゃないか!ちゃんと読めよ!) 「えっと、わかったら知らせますので、外でしばらく待っていて下さい。」
待たされること1時間半、ようやく必要な書類を貰って、地下の血圧検査室に行けることになった。エレベーターで地下に下りる。地下1階なのだから階段を使った方が絶対早いのだが、階段がどこにあるのかわからない。病院って、患者が階段使っちゃいけないのかな?エレベーターを降りると目の前に見取り図(?)がある。えっと、何処へ行くのかな?おお、良かった良かった近くて・・・実は前回この病院へ来た時、迷子になってしまい、そこら辺を歩いている医者に「エレベーターどこですか?」と聞くはめになってしまったのだ。私は方向音痴である。
で、目的の検査室へ無事辿り着いたが、受付には誰もいない。見渡す限り人影もない。受付の窓口の隣に電話があり、「御用の方は電話して下さい。」と書いてある。ふ〜ん。 大病院ってメンドクサイよな。
結局、血圧測定器をつけてもらえたのは2時過ぎだった。ということは、明日2時過ぎに返しに行かなければならない・・・明日は4時15分に愚息を歯医者に連れて行かなければならないのに、間に合うかな?
「さて、ファックスはいつ送られてくるのであろう?」な〜んて悠長なことを言っていると週末になってしまうので、金曜日に催促のお電話を入れたのだが、係りの人がおらず、伝言を残したのだが応答なし。(何の話かわからない方は、恐れ入りますが2月20日の日記をご参照下さい。)流石に今日は絶対頂かないと困るので再び催促の電話を・・・木曜日にファックスを送れなかったのは急用が入ったからで、金曜日の送らなかったのはすっかり忘れていたからだ、いやぁ、悪い悪いと言われてしまった。「いやぁ、悪い悪い」で済ませられてもなぁ・・・しかし、今回はすぐに(と言っても30分ほどかかったが)ファックスを送ってくれた。良かった良かった。
送って来たファックスを読んでみると・・・ 明日午後1時に病院(USC大学病院)へ行って24時間血圧測定のための機械を取り付けてもらうことになっていた。で、水曜日の午後1時に機械を外してもらいに行く。その後24時間尿検査のための容器を貰いに行って、そこで血液検査も行うので、火曜日の夜中12時以降は検査をするまで何も食べてはいけない・・・へっ?
再び電話をかける。 「あのぉ、まず機械を外してもらうんですよね。その後、血液検査ですよね。その血液検査というのは、だいたい何時位にやって貰えるんでしょう?」 「そうですね、午後2時から3時になるでしょうね。」 「ということは、私はその日はそれまで全く飲み食いをしてはいけないのですか?」 「・・・あれま!」
私は規則正しく食事をしなければ生きていけないというほどではない。が、基本的には毎日朝食を食べる。昼食は朝食を食べた時間と量にもよるが、毎日何かは食べる。(もちろん夕食も食べる。)なのに午後2時まで全く何も食べるな、というのはちょっとキツイ気がする。午後2時まで寝てても良いというのなら食事抜いても良いけどさ。しかし、これは医者が言うことではあるまい。
という訳で、以下のように予約を変更してもらった。 火曜日午後1時、血圧測定器をつけてもらう。 水曜日午後1時、血圧測定器を外してもらい、尿検査用の容器を受取って帰る。 木曜日、24時間、尿を取る。 金曜日、午前8時、集めた尿を持って行き、血液検査をする。
えっ?午前8時? ということは、私は朝6時半頃家を出なくてはいけないの?
今日もダンナは家にいる・・・いつの間にか仕事を止めてしまったのだろうか? 学校から帰って来た愚息が家で遊んでいるダンナを見て・・・ 愚息「父さん、なんでいるの?」 愚父「僕?僕、ここに住んでるの。」
ダンナの腎臓のドナーになれるかどうかの検査の予約を入れますね、と腎臓移植カウンセラーから電話があったのは2月4日のことであった。(2月4日の日記を参照下さい。)あれから2週間以上たった今日、やっと病院から電話があった。何故に予約を入れるのに2週間もかかるのであろうか?
そりゃね、予約が2週間後にしか取れないとか、2ヵ月後にしか取れないとか言うのはわかる。生死がかかっている訳ではないので、混んでいればそういうこともあるだろう。しかし、何日先が空いているか位はすぐにわかりそうなものではないか!
という訳で(どういう訳だ?)来週の火曜日と水曜日に血圧の検査をすることになった。よくわからないのだが、火曜日に病院へ行って血圧を測る機械を身体のどこか(どこだろう・・・気になる)に取り付けてもらう。で、24時間血圧を測って、次の日に機械を外してもらいに行く、ということらしい。
「何時に何処へ行けば良いのか、詳しいことはファックスで知らせます。」電話をかけてくれた女性は、そう言って電話を切った。
さて・・・ファックスは一体いつ送られてくるのであろう?来週の火曜日までに送ってくると良いな!
カリフォルニアでは16歳になると運転免許を取ることができる。で、15歳になるとパーミッション(運転の練習をしても良いという許可証。筆記試験)を取ることができる。愚息は15歳になってしまった。
ティーンエイジャーの男の子達は車と女の話にしか興味がない、ということを良く聞くが、愚息は(女はともかく)車には興味を持ったことがなかった。同級生達がどういう車が欲しいかを話している時も、「おれ、デカイのが良い。」
そう言えば、愚息が小さな頃、友人の家で飲み物を頂く時、皆が「僕、緑のコップ」「私、ピンク」と騒いでいた時、彼は「僕、大きいの!」と言ってたっけ。・・・成長しとらんな。
そんな愚息が、突然、「母さん、近所で運転の練習させて。」と言い出した。 愚母「そういうの、パーミッションを取ってからでしょう。」 愚息「じゃ、テスト受けるから、DMV(陸運局のようなものではないだろうか?)に連れてってくれる?」
愚母「・・・・・・イヤ!」
だってヤなんだもん!
2003年02月16日(日) |
Japanese American Museum |
愚息の世界史の授業で、「自分の先祖の国の移民の歴史について」という課題が出た。実にアメリカっぽい課題である。・・・しかし、インディアンは困らないかい?
参考文献は書籍最低12冊(百科事典は含まない)プラス、インターネットのサイト。他にも細かな条件はたくさんあるのだが、書籍最低12冊というのは・・・困る。日本の移民の歴史についてなどというマイナーなテーマの本は、ローカルな本屋さんにも図書館にも置いてない。そもそもこの辺じゃ(というかアメリカでは)、日本人なんてマイノリティの内にも入れてもらえないほどマイナーなのである。アジア人と一くくりにされている・・・ま、良いけどね、アジア人だから。
取りあえず、来週が参考文献リストの提出締め切り。平日はとてもじゃないがゆっくり調べ物をする時間はないので、今日やるしかあるまい。なのに愚息は友人の誕生会に出かけて行ってしまった・・・しかし、15歳にもなって誕生会やるか?
という訳で、愚息に代わりにダウンタウンにあるJapanese American National Museumとやらに行って来た。(行くなよ!)
このMuseumには図書館もある。日系人に関する本を集めた図書館だ。普通の図書館に比べると蔵書数は少ないが、それでも片っ端から見ていくとなると相当なものである。で、司書のお姉さんに「日本人移民の目的・理由、その背景の歴史について知りたい。」と尋ねてみた。
・・・尋ねてみるものである。コンピュータを暫くいじっていた彼女は、本棚から数冊の本を取り出して渡してくれた。お礼を言ってその本を読んでいると、次から次へと本を持ってきてくれる・・・便利じゃのぅ。しかし全部英語!考えてみれば、『日系』なのだから、当たり前である。でも・・・英語じゃ、ちょっと困る。で、「日本語で書かれた本、ないですか?」と聞いてみた。
・・・聞いてみるものである。もって来てくれた本からメモを作成していると、日本語で書かれた本も数冊持ってきてくれた。やっぱりあるんだな、日本語の本も。
という訳で、司書さんのおかげで実に充実した時間を過ごすことができた。が、帰ってきてメモを見ていると、情報漏れがたくさん見つかった・・・これでは、また行かなくてはなるまい。
バレンタインデーと言えば、日本では女の子が男の子にチョコレートをあげる日だが、アメリカではどちらがどちらにあげても良いことになっている。というか、基本的には男の子が女の子にチョコレートをあげる方が絶対に多い。何故チョコレートかというと・・・これは日本と同じくチョコレート屋さんの陰謀である。が、特に害は無さそうだし、チョコレート好きだし(関係ないか)、ま、深く考えることもあるまい。
という訳で、昨日のバレンタインデーにはいそいそ(?)とチョコレートを持って学校へ行った。一体誰にあげたのだろう?相手の反応はどうだったのだろう?母親としては気になるところだ。聞きたいし、聞く権利だってあると思う。(金を出したのは私だ!)とは思ったのだが、結局何も聞かなかった。相手の反応が良かったにしろ悪かったにしろ、多分愚息はそういうことは私には話したくはあるまい。私が聞きたい理由だって・・・ただの好奇心なのである。知る必然性は・・・無い。
さて、昨日はアメリカの学校(つまり普通の高校)の日だったが、本日は日本語学校の日である。日本語学校の習慣は日本の習慣に順ずるのが基本である。つまり・・・1日遅れのバレンタインデーは男の子がチョコレートを貰える日ね。愚息が貰うのはどうせ義理チョコではあろうが、義理チョコでも貰わないよりはまし。という訳で、今年もチョコレートを貰って帰ってきた。
愚母「ねぇねぇ、チョコレート貰った?」 愚息「うん。」 愚母「母さんにもちょうだい」 愚息「全部、食っちまった!」 愚母「・・・」 愚息「ケースあるけど、いるか?」 愚母「いるか、そんなもん!」
愚母「ところで君、ホワイトデーって知ってる?」 愚息「知らん」 愚母「チョコレートくれた子にお返しする日」 愚息「そんなもん、知らんぞ」 愚母「知らんでもあるんだよ、そういう日が。貰った子にお返ししなくっちゃいけないんだよ。」 愚息「それ、いつだ?」 愚母「3月14日」 愚息「おっ、僕、もう卒業してるから関係ねぇ。」
お前はそういう奴だったのか!
学生さん用カンニング・サイトなるものがある。有名なのはCheatHouse.comとschoolsucks.comらしい。高校生がレポートを書かなければならない時に利用するらしい。高校で出る課題に関する様々なレポートが手に入る。チートハウスには1万種ものレポートの在庫があるそうだ。欲しいレポートが見つからなかった場合は、代わりにレポートを書いてくれる人を紹介してくれる。
チートハウスを作ったジェンズ・シュライバーさんによると、「僕が提供しているのは図書館が提供しているサービスみたいなもんです。」だそうである・・・そうなのかい?
先日はテスト中に携帯電話でウェブサイトを見ながら答えを書いていた学生さんが捕まったとニュースで言っていた。捕まったっつうても、もちろん警察ではなく先生にだけど。
いやぁ、便利な世の中になりましたなぁ。
愚息が中学の頃、読書感想文の課題が出される度に、先生が同時に読書感想文用カンニング・サイトのアドレスをずらっと並べて、「このサイトは私がチェックしていますので、皆さん利用できません。」とおっしゃったそうである。他にも教師用に、生徒が書いたレポートの中に怪しいと思われる文章があった場合、その文を打ち込むとどこのサイトに載っているかを教えてくれるサイトもあるそうだ。
そう言えば・・・愚息のなんとまぁこれが中学生の書く文章かい?と呆れるほど稚拙な読書感想文は常に結構良い成績だった。確かに感想文としては酷いものであるが、「自分で本を読んだこと、自分で文章を書いたこと」が一目でわかるレポートだったから、だそうである。
かようにおズルをする生徒が多いのである。読書感想文をコピー&ペイストだけで作り上げたというツワモノもいたらしい・・・一発でバレたけどね。
しかし、一旦話題になってしまったからには、もう上記の2つのサイトは使えまい。日本にもそういうサイトがあるのかな?・・・あるだろうなぁ。
ちなみに愚息はカンニングをしない。理由は・・・面倒だからである。カンニングする位なら0点を取るそうである。方針は認めよう。しかし実践するなよ!
今日も朝から雨である。休みなしに1日中降り続け、夜になっても止まない。しかも土砂降りである。今日1日、ロスアンジェルスで起こった交通事故の数は1万5千件を越えたそうである。ロスアンジェルスの車は雨に濡れると溶けるんかい?
朝、愚息を学校に送って行く。学校周辺は学校へ向う学生さん達で溢れている。以前にも書いたことがあるのだが・・・誰も傘をさしていない。しかも、土砂降り。
雨に打たれ、びしょ濡れになって学校に着いて勉強する気になるのかしらん?と人事ながら心配になってしまう。しかも、そのびしょ濡れの服を1日中着ていなければならないのである。幸い、それ程寒くもないので風をひくことはあるまいが・・・でも気持ち悪くないかい?
そこら辺を雨に打たれて歩いている高校生どもに「ねぇねぇ、傘って知ってる?」と聞いてみたい気がする。
もちろん愚息も傘を持っていない。
昨日、愚息の学校が休み(Abraham Lincoln’s Birthday)だったので、チョコレートとズボンを買うために愚息をBrea Mallという所へ連れて行った。
チョコレートは結局愚息に選ばせることにした。この辺ではチョコレートと言えばSea’sである。猫も杓子(杓子がチョコレート食うか?)もSea’sである。だから一番目だたないと言えば目だたないのだが、ここはちょっと違う方が良いかもしれない。と思ってGodivaに連れて行った。
「ぎょぇ〜!僕、こんな派手な店入るの恥ずかしい。」と愚息が言うので、外からウインドゥにベターっとへばり付いてどれが良いかを選ばせ、私が店に入って買って来た。たった4個しか入ってない小さな箱である。でもあの金色の箱に赤いリボンがついていて、小さな金のハートまでついている。中々可愛い。「もっとシンプルなのないかぁ〜?」と愚息はぶつぶつ言っていたが、「これが一番シンプル!」と言い切った。もちろん嘘である。が、中に入れぬ愚息にはわかるまい。
ところで、Mallについて車から出た時・・・ 愚母「あっ!」 愚息「どうした?」 愚母「もうすぐ雨が降る。」 愚息「どうしてわかる?」 愚母「雨の匂いがする。」 愚息「お前は船乗りか!」 愚母「親に向かってお前とは何だ!」 (このようにして、愚親子の会話はいつもどんどん話題がずれていくのである。)
しかし、空気の中に雨の匂い嗅ぐことができるのは船乗りだけではあるまい。日本人なら誰でもできることである。が、愚息はいかにせんカリフォルニアン。雨が滅多に降らないこの土地では雨の気配を察することもできるようにならないのだなぁ、と愚息と私の国籍の違いをしみじみ感じたのであった。
という訳で、今日は雨です。
愚息の誕生日は2週間以上も前だったのだが、なんやかんやと色々あって(というかすっかり忘れていた)、今日やっと親戚一同で誕生会をやった。と言っても、もう誕生パーティでもあるまい、と近くのイタリアン・レストランに食事に行っただけである。
誕生日という名目で集ると、プレゼントが貰える。プレゼントとは気持ちが一番大切なので、こちらから何が欲しいというリクエストを出すのは言語道断!が、今年、愚息は新しいベース・ギターを欲しがっているので「お金が欲しい!」とリクエストを出してしまっていた。
しかししかし・・・そんだけじゃ足りねぇよ!
愚息が小さな頃は、アクションフィギュアを貰って喜んでいたものである。もう少し大きくなると、ゲームソフトを貰って喜んでいた。大きくなるのつれて、欲しいものがだんだん高くなってくる・・・困ったものだ。
と、誕生日が来る度に「ギターが欲しい」「トランペットが欲しい」「ベースギターが欲しい」と親にねだっていた私が文句を言っても説得力無いか・・・
そう言えば、先日父と電話で話した時・・・ 父「○○○(愚息)にしっかり頑張るように伝えておいてくれ。」 私「あっ、そりゃ無理だ。○○○は『頑張る』の嫌いだから。」 父「そうか、○○○は頑張るのが嫌いか・・・お前も嫌いだったなぁ。」 私「うん、今でも嫌い。」 父「お父さんも頑張るのは嫌いだからなぁ・・・仕方ないなぁ。」
愚息がああなのは私の父のせいなのであろう。
2003年02月05日(水) |
もうすぐバレンタインデー |
もうすぐバレンタインデーだ。
去年までは、毎年学校でバレンタインデー・パーティがあり、クラスの皆にチョコレートを配ったものだが、もう高校生になったのだから、そういうことをする必要もない。
クラス全員に配るチョコレートにはお金をかけるわけにはいかないので、ラッピングやカードを工夫する。そういうことにはついつい凝ってしまう性格なので、愚息が持っていくチョコレートは中々評判が良く、毎年皆が楽しみにしていてくれた。が、もうそういう準備をしなくて良くなってみると・・・実に気が楽である。
と思っていたら・・・ 愚息「母さん、バレンタインのチョコレート買ってきてくれる?」 愚母「えっ!高校生になったらもうそういうのやんないんじゃないの?」 愚息「クラスの皆に配るんじゃないよ。」 愚母「じゃ、何個欲しいの?」 愚息「1個」
ぎょぇ〜!
1個って・・・1個って・・・それじゃ義理チョコじゃないじゃないか!
愚母「誰にあげるの?」 愚息「母さんの知らない子」
それっきり愚息は何も説明してくれなかった・・・でもなぁ、金出すのも買いに行くのも私なんだから、誰にあげるのか位知る権利はあると思うんだけどなぁ・・・とぶつぶつ言いながらも、きっと私は愚息のためにチョコレートを買いに行くのであろう。
思いっきり可愛いの買って来てやるぞ! それとも手作りして“Be Mine!”とかなんとか書いてやろうかしらん?
2003年02月04日(火) |
ダンナの腎臓:中間報告 |
ダンナは相変わらすです。
が、やはり病気なので、最近良く家でゴロゴロしている。ベッドで寝ていれば病人っぽくてそれなりに同情もしてもらえるのだが、今でテレビ見ながらぼーっとしている、あるいは寝ているので、ただの『穀潰し』に見える。でも、仕事に行っても行かなくても給料は変わらないので文句は言えない。
余談だが、私のコンピュータは「ごくつぶし」と入力すると「ごくつぶし」か「ゴクツブシ」にしか変換されない。「ごく」と入力しても「穀」とは出てこない。「穀潰し」って死語なの?
さて、私が移植カウンセラーというか移植コーディネーターというか、兎に角(これは一発漢字変換が出てくる)そういう人に会いに行ったのは去る1月10日にことであった。「それじゃ、あなたが検査を受けると保険会社に報告します。保険会社の許可が出たら連絡しますから、すぐ検査にはいりましょう。」ということだったのだが、待つことおよそ1ヶ月、今日やっと「保険会社の許可がでました。」との連絡があった。
私は一応健康である。本当は健康ではないのかもしれないが、子供を産んで以来、大きな病気をしたことはない。少なくとも入院したり手術をしたりしたことはない。つまり、私の保険の記録を見ても何も前科は出てこないはずである。なのに何故、検査の許可が下りるのにそんなに時間がかかったのだろう?もちろん、この一ヶ月の間に数回催促のお電話はしているのである。
「検査のアポイントメントを取りますが、いつか良いですか?」 「今週は木曜日はダメですが、他はいつでも良いです。お医者さんの都合に合わせます。」 「いえ、いくらなんでも今週は無理でしょう。早くても来週になります。」 「いつでも良いから兎に角早くお願いします。」 「ではアポイントが取れ次第連絡します。」
という会話をして電話を切ったのだが・・・さて、検査が始まるのは一体何時のことになるのだろう?
私は字が酷く汚い。中学校の習字の成績は2だった。毛筆は完全アウト。結婚式や葬式の受け付けに筆ペンしか置いてない場合は、何も書かない。書いたって読めないんだから書くだけ無駄である。サインペンは汚い字が益々汚く見えるので嫌い。ボールペンは、時々インクがどべっと出てくるのが嫌い。シャープペンは結構好き。何しろ間違えたら消せる。中学の頃買ったステッドラーのシャープペンシルを未だに愛用している。あの重さが良い。鉛筆は・・・愚息が小中学校で使った鉛筆の残りを毎日せっせと使っている。鉛筆って油断してるとすぐ増えるんだよね。
が、ナントいっても一番好きなのは万年筆である。学生時代は万年筆をよく書き潰したものだ。安物だからすぐ潰れたんだけど。で、今は、実は一本も持っていなかった。
この歳になると、やはり安物の使い捨てではなく、ある程度ちゃんとした万年筆が欲しい。が、そういう万年筆は高い。どんなに安くても、1本100円くらいの使い捨てペンには勝てない。無いと困るほどのものではない。つまり、万年筆は贅沢品なのである。
話は変わるが、アメリカ人ってサインする時に使うインクの色に全然こだわらないのだ。小切手にサインする時も、学校に提出する書類にも、平気で緑や赤のインクのペンを使う。あの神経は理解できない。(できるけど、したくない。)もちろん、正式な書類の場合は黒か青のインクでなくてはいけない。ちゃんと書類に「黒か青のインクで記入して下さい。」と書いてある。ちゃんと書かなきゃいけないところがなんとも言えない。ちなみに愚息は油断してると平気で鉛筆を使って署名してしまう。
話を戻そう。先日ふと血迷って、万年筆を買ってしまった。もちろん安物である。(安物だけど、一応ウォーターマン)早速使ってみる。うわぁ、懐かしい!この書き心地!やっぱり万年筆は良いなぁ。
万年筆で書いても、私の字はやはり汚い。汚いのではあるが、なんとなく「字」っぽく見えるぞ!・・・とても嬉しい。
2003年02月02日(日) |
Football Award Banquet |
スーパーボールも終わり、フットボール・シーズンは終了したようである。ようである、と書いたのは、室内フットボール(?)とやらがどこかでやっているらしいからだ。という訳で(という訳でもないけど)今日は愚息の高校の優勝祝賀パーティだった。
アメリカの高校フットボールは全国大会というのはない。州大会で終わりである。で、今年、愚息が通っている高校のフットボール・チームが州大会で優勝。(去年は州大会進出を逃したが、結構頻繁に優勝している学校なのである。)
でも、それはヴァーシティ・チームのお話。愚息が入っているフレッシュマン・チームには関係ないだろう、と思って愚息をドロップ・オフして帰ってきてしまった。別に親が出る必要もないでしょう。
後で聞いてみると、1年生の親族も結構来ていたということだ。一人で10人くらい連れてきてる子もいたそうだ。「○○なんか父親が二人も来てたよ!」と愚息が言う。おいおい、なんで父親が二人もいるんだ、と聞いてみると、一人は本当の父親で、もう一人は母親のダンナだそうだ。同じパーティに出席して抵抗無いんだ。きっとにこやかに世間話でもしたのであろう。さすがに息子自慢は出来なかったのではないだろうか?
さて、リーグ戦で優勝したフレッシュマン・チームの皆さんも、いっちょまえに名前が入ったトロフィーと表彰状を頂いてきた。ふ〜ん、フレッシュマン・チームも貰えるんだ。良かったね。
でも、愚息の名前はファースト・ネームの代わりにミドル・ネームが入っていたぞ! (愚息のファースト・ネームは9文字中5文字までが母音である。発音も難しいがスペルがまたまた難しい。で、皆に避けられる・・・でも、日本では平凡な名前なのである。)
あと少しで愚息は9年間通った日本語学校を卒業する。よく頑張ったと自分を誉めてやりたい。(はい、頑張ったのは私です!)担任の先生にも「もう少しですね。良く頑張りましたね。」と誉めて頂いた。(もちろん私が、である。)
「先日、○○先生(去年の愚息の担任)も『お母様に卒業証書を差し上げたいくらいです。』とおっしゃってましたよ。私も同感です。」とも言われた。
確かにそうだろう。そうではあるのだが・・・先生からは言われたくないよなぁ。愚息だって多少は頑張ったのだから、ちょっと位認めてくれないかな?
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