DOTFAMILYの平和な日々
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2002年11月15日(金) フットボールについての補足

えっとぉ、私自身がよく理解していないので正しい説明になるかどうか自信がないのだが・・・

愚息の高校(多分アメリカの公立高校はほとんど同じシステムだと思う)のフットボールのチームは、Varsity, Jr. Varsity, Frosh(Freshman)の3つに分かれている。1軍、2軍、3軍みたいなものである。2軍、3軍は他校の2軍、3軍とそれぞれ試合をする。1年生は取りあえず全員3軍に入る。上手くても3軍。これは決まりらしい。ここで根性を試す訳である。つまり、最後まで残った子が2軍候補となる。

1軍、2軍はそれぞれ60人ほどいる。フットボールっつのは、オフェンスとディフェンスがそれぞれ11人で、他にキッカーとやらがいて、でもオフェンスをディフェンスを掛け持ちしてる子もいるわけだから補欠を入れても全部で30人もいれば十分だと思うのだが、1軍にも60人ほどメンバーがいる・・・何故だろう?

で、この1軍と2軍は完全に能力制。2年生でも上手い子は1軍入れるし、4年生でも2軍にいる子もいる。何故か1軍と2軍を掛け持ちしている子もいる・・・一体彼は何年生なんだろう?

高校フットボールのVarsityと言ったら、花形であるらしい。これはアメリカ中の高校で共通しているようだ。バスケットやサッカーじゃだめなんだよね。何故かフットボール。ただし、花形スポーツだというだけの理由で入ってくる子は、やはり続かないそうである。

で、Froshのチームがあるのも何故かフットボールだけなのである。バスケット、野球、サッカーなどはVarsityとJr. Varsityしかない。ということは、1年生でチームに入れない子が出てくる訳である。トライアルがあって、落ちる子がたくさん出てくる。で、1年生で入れなかったら、2年生で・・・ということは残念ながらまずない。

つまりこれはどういうことか?例えば、いくら運動神経があっても高校になって初めてバスケットに興味を持ったという子にはチャンスはない。バスケット、サッカー、野球なんかを高校でやろうという子は、ほとんど小学生の頃に始めている。高校入学時にはかなりの腕である。だから、高校になってチームスポーツを始めたいという子の希望がかなうことは珍しい。生きにくい世の中になったもんだ。

フットボール以外にも1年生チームを作ってあげれば良いのに。


2002年11月14日(木) フットボールリーグ戦終了

フットボールのリーグ戦が終わった・・・やれやれ。

愚息達フレッシュマンはリーグ1位。当然の如く(でもなかったな、結構苦戦していた)リーグ1位になったヴァーシティの連中は州大会へ進む。所謂プレイオフっつうやつだと思う。(よくわからんが)

が、フレッシュマン君たちはこれでお終いである。良かった良かった。木曜日に試合があるというのは結構大変なのである。Away Gameだったりしたら学校へ帰って来るのが6時半頃になってしまう。それから宿題をやって剣道へ行くと8時半になってしまう。で、剣道から帰って来て残りの宿題をやっていると・・・何時になってるんだろうなぁ?先に寝る愚母にはわかりません。

愚母「来年はヴァーシティ入ってね。」
愚息「何で?」
愚母「だって、ヴァーシティの試合、金曜日でしょう?金曜日なら遅くなっても構わないじゃない。」
愚息「母さん、僕が来年ヴァーシティに入れるって本気で思ってる?」
愚母「・・・思ってない。ちょっと言ってみたかっただけ。」
愚息「なら良い。」

さて、フットボール、終わったよぉ、と友人に言うと、皆口を揃えて誉めてくれる。「偉いねぇ」「頑張ったねぇ」もちろん愚息が活躍したわけでは決してない。何が偉いのか?最後まで止めなかったというのが偉いそうなのである。そう言えば、フレッシュマン・チーム、9月には60人以上いたのが、最後には30人弱に減ったそうである。

さぁ、これからは気合を入れて勉強の方を頑張ってもらいたいものである。今の内に追いついとかないと・・・中間レポートの成績が散々だったのだ。先生からお手紙まで貰ったのである。

と思っていたら、これからフットボールのウエイト・トレーニングとコンディショニングとやらが始まるという・・・やれやれ。


2002年11月12日(火) ギャング事情についての補足

先日書いたギャングについてちょっと補足を・・・

ここで言う『ギャング』とは、禁酒時代に活躍したあのギャングではない。暴力を職業になさっている方々は、一般にマフィアとかモブとか言われている。ギャングという呼び方はほとんどしない。

ではギャングとは何か?昔のテレビ番組『リトル・ラスカル』が日本語で『チビッ子ギャング』になっていたが、なんとなくあんな感覚かな?ただし、当然あんなに穏やかなものではない。日本で言えば、一昔前の『不良グループ』みたいなものだろうか?武装した不良グループと思って頂けば間違いない(と思う)。ようするに彼らは不良なのである。

ただし、学校ごとにグループを作っている訳ではない。年齢は様々。同じギャングに小学生から大人までいる。でもほとんどはティーンエイジャーじゃないかな?ドラッグは売っているが、製造の方までは関わっていない。製造や運輸はも一つ上のマフィアのお仕事である。(日本の暴力団と不良の関係みたいなものかなぁ?)

一応、高校は銃器持込禁止になっている。見つかると結構エライことになる。高校によっては金属探知機を通らないと校舎に入れないところもあるが、愚息が通っている高校にはそんなものはない。いたって平和な学校である。が、数年前に構内で死体が発見されてからは、スクール・ポリスがちゃんと門の前で見張っている。

んなこと言われても全然実感ないでしょう?ないよなぁ。が、10年ほど前、隣町の高校でギャング同士の闘争があり、ナント、ライフルを使った銃撃戦があった。後でその高校を見に行ったら(行くなって!)、高校の看板(?)に弾が打ち込まれた後がたくさん残っていた。

つい先日も愚息の高校のすぐ近くに高校生の死体が捨てられていた。(愚息が通っている高校の子ではなかった。)平和にのほほんと暮らしているのであるが、たま〜に近所でも気を引き締めなくっちゃ!という事件が起こるのである。でもさ、ほとんどニュースにならないんだ、そういう些細な事件。(もちろん決して些細な事件なんぞではない。がいかにせん、件数が多すぎるのだ。)

話は変わるが、数年前、日本人留学生が、夜中、サンピドロという町の普通の人間は夜中にあんなとこ行かんわな、という物騒な地区で撃ち殺された事件があった。その事件は新聞に小さくしか報道されなかった。警察も熱心に捜査をしてくれなかったそうである。報道陣や警察の態度に対して日本からすざましいほどの抗議があった。日本人だからといっておざなりにしている!という抗議である。これは、はっきり言って違うぞ!アメリカ人だって、地元の人間だって、強盗にあったりギャング同士の闘争の流れ弾に当たって死んだりしても、新聞には小さくしか報道されないし、警察だってかかりっきりで捜査なんかしてくれない。あの事件は、この辺の高校生が殺されたニュースよりもずっと大きく報道されていた位なのだ。日本人だからといって、『特別扱いしろ!』と言ってもまず無理である。


2002年11月11日(月) 木曜日の移植について・・・

確認します、という電話がかかって来た。正に寝耳に水である。今度の木曜日にダンナの移植手術の予定が入ってるって?!一体、誰の腎臓を使うというのだろう?

現在、ダンナは腎臓移植のためのテスト中である。実に様々なテストをやらなければならないらしいのだが、それも残るは後一つ、というところまでこぎつけた。ダンナのテストが終われば、次はドナーのテストが始まる。ドナーはダンナほど様々なテストを受ける必要はないのだが(多分血液検査だけで良いと思う)、念のために候補者は数人いた方が良いので、1、2週間で終わるというものでもなかろう。

そんな中、突然、病院からの電話である。一瞬、喜びましたな。何かの間違いであることは確実なのだが、間違いのまま木曜日まで突っ走ってくれないものだろうか?でも、手術台の上でお腹開いた後になって、「あれっ?腎臓は?」ということになっても困る。と色々想像を広げておったのだが、同日、間違いだったということが発覚してしまった・・・残念。

さて、ドナー候補者である。まず、血液型がBかOでなければならない。ダンナの兄弟は一人がAB、もう一人がA、もう一人は不明(コイツは最初からドナーになる気がない)ということが判明し、全滅。一人「私はB型よ!」という人がいたのだが、彼女もよ〜く考えたら恐いから止〜めた、ということでボツ。

現在、数いる親戚中B型であることが判明し、ドナーになろうかどうしようかと考えている人が約4名ほどいる。ダンナは候補がたくさんいて嬉しいな、と思っているようだが、私は内心「当てにしない方が良いんじゃない」と思っている。口には出さないけどさ。

嫌、「他人を当てにするんじゃないぞ!」「覚悟しとけよ!」と自分に言い聞かせているのであろう・・・と思うB型の私であった。


2002年11月10日(日) DOTMANの映画批評

つい先日、愚息は『Ring』を見に行ったばかりだと思っていたら、また映画に行くと言う。今度はエミネムの『エイト・マイルズ』である。家でも暇を見つけては映画ばかり見ている。(宿題せんかい!)

実は、私はエミネムが結構好きである。おばさんがエミネムを好きだなんぞとは恥ずかしくて口が裂けても言えないのだが・・・私も見たかった。当然今回も置いていかれたけどさ。

さて、愚息の感想。実に面白かったそうである。「僕、ああいう感じの映画、好きだな。」どういう感じ?で、こまごまと説明してくれたのだが、彼には要約能力が欠けているので今一要領を得ない。しかも、独自の解釈をするので、私が見てみたら全然違っていたということも多々ある。だから彼の説明には安心して耳を傾けられるのである。ミステリだったら犯人が違ってたとか、ありそうだもんな。

それ程映画が好きなら、映画評論家でも目指せば良いのに、と思うのだが、そういうことには全然興味がないそうである。自分の好きな映画を好きな時に見るのが良いのだそうだ。ま、そうだろうな。

ところで、見たい映画がたくさんあるのに、時間がない。私から見ればしょっちゅう映画に行っているように思えるのだが、実際は月に1、2回しか行っていない。で、絶対見たかったのに見れなかった、という映画がたくさんある。その中の一つ、『スパイダーマン』を先日DVDで見た。家で見る場合は私も一緒に見ることができる。で、私も見た。

が、私はスパイダーマンに関する知識が皆無である。愚息は小さな頃からスパイダーマンのファンであるので、予備知識がしっかりとある。予備知識があった方が楽しめる映画のようであった。面白かったけどね。


2002年11月08日(金) 高校ギャング事情

愚息が高校生になって3ヶ月目。ようやく高校生活にも慣れて来て、周りを見渡す余裕が出来てきたようである。すると色んなことがわかってくる。で、色々と報告してくれる。最近はドラッグとギャングの話が多い。これまでそういうものを目にするチャンスがなかったので、目新しいのであろう。愚息の中学時代の友人(知人?)がドラッグをやっていることも、彼は最近知ったらしい。それ以後、彼はその子と付き合っていない。(結構冷たいヤツなんです、愚息。)

で、今日はギャングのお話。愚息が小学校4年生の時、個人面談で担任の先生から「ロス・アンジェルスにギャングとドラッグがない学校は一つもありません。私立だろうが公立だろうが、絶対にあります。それが現状なのだから、自分がどうやってドラッグやギャングと関わらずに過ごすかが大切なのです。お宅の息子さんは、このままでは高校生になったら絶対にギャングに入ります。今から厳しく注意しておいてください。」と言われた。絶対ギャングになるって言われてもなぁ・・・ギャングの実態、よく知らないし。それだけ多いと言われるギャングだが、私の知り合いの子供でギャングに入っている子なんていないんだもん。

という訳で、愚息もギャングとは全然関わりのない生活を送っていた。が、愚息が通っている高校にもギャングがいるということを発見したらしい。小さなグループはたくさんあるが、大きいのはAsian Gangと呼ばれているグループとMexican Gangと呼ばれているグループであるらしい。多分正式名は違うんだろうけど。で、当然、Mexican Gangにはメキシカンでなければ入れない。(メキシコ系アメリカ人は入れるのかな?)が、Asian Gangはアジア人なら入れるか、というとそうではないらしい。ナント、中国人しか入れないそうなのである。周りから見れば、中国人も韓国人も日本人も区別はつかない。だからAsian Gangと呼ばれているらしい。区別がつかなければ入れるじゃないか、と思わないでもないのだが・・・多分、中国語がしゃべれないとダメなんだろうな。つまり、愚息は入れないのだ。Japanese Gangというのもきっとどこかにあるのだろうが、愚息の学校にはないらしい。

昼休み、人種ごとに集って飯を食っている生徒を見ながら、愚息と彼の友人はボケーット次のような会話を行なったそうである。
「俺達、平和だよなぁ。」
「うん、俺、日本人だし、お前、白人だし・・・ギャングないもんなぁ」
「うん、良かったなぁ」

うんうん、良かったね!という訳で、愚息は高校生になりましたが、ギャングには入っていません。ドラッグも(まだ)やってませんよ、DOI先生!


2002年11月07日(木) ダンナの病院

ダンナが腎臓移植をする予定になっている病院(USCメディカル・センタ)はナントあのアーノルド・シュワルツニガーが腎臓移植をした病院だそうである。
だからなんなんだ!って言われても困るけどさ・・・何となく嬉しい。
いえ、別にファンじゃないです・・・嫌いじゃないけど。

それにしても、彼が腎臓移植をしていたなんて全然知らなかった。
彼が腎臓を悪くしたのは、あの筋肉を作る薬、ステロイドの採り過ぎが原因だそうである。
もちろん噂だから真偽のほどはわからないけど。


2002年11月06日(水) 高校ドラッグ事情

愚息が嬉しそうにおにぎりを食べていると、中にドラッグか何かを入れてるんじゃないかと疑う生徒がいる、という話を昨日書いた。それほどまでにドラッグをやっている生徒がいるのか?答えは・・・残念ながらイエスである。

さて、高校生になると何故か人種ごとに分かれてグループが出きる。これはどこの高校でも同じらしい。で、そのグループ内でドラッグの売り買いがされる。つまり中国系グループには中国系の子が、メキシコ系グループにはメキシコ系の子がドラッグを売る、というのが一般的らしい。

が、残念ながら(全然残念じゃないけど)日系はグループを作るほど数がいない。で、愚息にドラッグを売りに来る子はいないそうである。もちろん、愚息の友人(?)にドラッグをやっている子はいるので、買おうと思えば手に入る。ま、彼はそんなものに使う金は持ってませんけどね。そんな金があったら他に欲しいものはたくさんあるそうである。

という訳で、ドラッグ売買の現場を見たことがなかった愚息は、今日、初めてそれを目撃したらしい。場所は男子トイレの中。彼がトイレに入ると、丁度売買が行なわれていたそうである。

愚息「母さん、知ってた?ドラッグはね、ビニル袋に入れてトイレットペーパーの芯の中に入れるの。でね、上下をビニル袋に入れたお米でふさいで持って回るんだよ。僕、始めて見た。だから僕がおにぎり食べてると、皆何か入ってると思うんだね。」
愚母「ふ〜ん、知らんかった。」
愚息「一つ賢くなったでしょう?」
愚母「うん。で、君は現場を目撃してしまって、どうしたの?」
愚息「どうしたって・・・トイレだよ。○○して、手、洗って、出てった。」
愚母「それだけ?」
愚息「他に何するんだよ、トイレで?」


2002年11月05日(火) おにぎり

愚息はお弁当に毎日おにぎりを持って行く。我が家名物『塩おにぎり』である。塩おにぎり・・・つまり、具が何も入っていない米だけのおにぎりである。1個がお茶碗に軽く1杯分の御飯。それを4個持って行く。ささやかではあるが、おかずもあるのだから、それは食べ過ぎというものだろう。ところが、愚息はもっと作ってくれと言う。5、6個持っていきたいと言うのだ。

愚母「あのねぇ、母さんは4個でも多すぎると思うのに、もっと欲しいの?」
愚息「うん!作ってくれない?」
愚母「そりゃ、おにぎりぐらい何個でも作ってやるけど・・・毎日毎日、塩おにぎりで、飽きない?」
愚息「全然飽きない!」
愚母「母さんだったらたまには別のもの食べたいけどなぁ。」
愚息「そんなことないよ。みんな塩おにぎり大好きだよ!」

ん?みんな?おいおい、一体君の弁当、何人で食っとるんじゃ!

さて、愚息は一人前の高校生らしく弁当箱を持っていくのを嫌がる。邪魔だからである。で、おにぎはBrown Bagに入れていく。Brown Bagとは、ただの茶色の紙袋である。アメリカではこれにサンドイッチを入れて持っていくのが一般的である。つまり使い捨てね・・・もったいない。

で、昼休みになると茶色の袋を持って庭に出る。すると待ってましたとばかりに、愚息のおにぎりを貰おうと思ってフットボール仲間がやってくる。余り堂々とやると他の子も欲しがるので、こっそりと渡す。これは傍から見ているととても怪しい。まるでドラッグを売っているみたいではないか!

生徒「何、食ってんだ?」
愚息「ライス・ボール」
生徒「何が入ってるの?」
愚息「ライス」
生徒「いや、中に何入れてんだよ?」
愚息「何にも入ってねぇよ。ただのライスだよ!」
生徒「クラックかなんか入ってんじゃねぇのか?」
愚息「ただの飯!」

という会話が頻繁に行なわれているらしい。


2002年11月04日(月) 携帯電話

愚息の高校は携帯電話禁止である。この辺の高校は全部そうじゃないかな?ただし、不意打ち持ち物検査なんぞという無粋なことはしないから、スイッチさえ切っておけば持っていてもばれない。これは教師が言ったことである。つまり「持ってても良いから電源を入れるな」という意味ですな。授業中に鳴ったりしたら取り上げられることになっている。

さて、高校生というものは中々暇らしくて(愚息は全然暇じゃないんだけど)着信音なんかもPCからダウンロードして凝ったのを使っている子が多い。で、何故かまるで目覚まし時計の音のような着信音を使っている子がいた。音が似てるだけでなく、音量も中々のものらしい。バックパックに入れておいたその子の携帯電話が、幾何学の授業中に突然(って電話はいつでも突然だけど)鳴り出したそうだ。

熟睡中だった愚息はびっくりして飛び起き、寝ぼけ眼で手を振り回し目覚まし時計を探してしまったらしい。そして辺りを見回すと・・・愚息と同じようにびっくりして飛び起き、彼と同じような格好をしていた子を4、5人発見。彼らは「携帯、禁止だろうが!」と持ち主に対して怒ったそうである。おかげで教師が怒りそびれたらしい。高校生の昼寝の邪魔をすると恐いですな。

さて、世界史の時間、毎日、静かに大人しく、しかし熱心にゲームボーイで遊んでいる子がいたらしい。(何故かそういう子ってやたら成績が良いのよね。)彼は授業中には単純なゲームしかしないので、全然ばれなかったのだが・・・先日、格闘技のゲームをやっていたらしく、生徒達が討論中に突然大声で技の名を叫んでしまったらしい。教師も他の生徒達も何が起こったかさっぱりわからない。が、一瞬教室中がし〜んとしてしまった。彼が何のゲームをしていたか知っていた愚息と愚息の友人は、とっさに返し技の名を叫んだそうだ。で、「よくわからんが、討論に熱くなって何かを叫んだのだろう」と周りが思ってくれたらしく、何事もなく授業は討論へと戻っていったそうである。目出度し目出度し。

ちなみに、その子は後日ついにゲームボーイを教師に取り上げられてしまったそうである。


2002年11月03日(日) 今年最後のトーナメント、終了!

今年最後の剣道のトーナメントがあった。愚息は「参加することに意義がある」という一昔前のオリンピック精神を引きついでいるので、今回も当然出場した。残念ながら、「数撃ちゃ当たる」というわけにはいかないので、早く帰って来ることが出来たが(入賞しちゃうと最後まで残ってないといけない。負ければすぐ帰れる。)、それでも、日曜日に早起きして出かけるのは辛い。が、それもやっと終わった。しばらくは日曜日にゆっくりできるだろう。

と思ってたら・・・最近練習をサボり気味の愚息は、先生にしっかり注意されたそうである。曰く「今度のトーナメントは来年に入ってすぐ1月にあるからな。しっかり練習しろよ!」

え〜っ!1月にあるの?

後1週間でフットボールのリーグ戦が終わる。そしたら遅刻しないで剣道の練習に行きますから・・・もうしばらく大目に見てくだせぇ。


2002年11月02日(土) アメリカの警察機構

アメリカの警察の仕組みが良くわからない。まず、連邦警察というのがあって、次に州警察というのがある・・・のかな?で、群警察があって、市警がある。と思うのだが、どうもそう単純ではないらしい。

話は変わるが、毎年、9月にロス・アンジェルス・カウンティ・フェアーというのが家の30分くらいで行ける場所で行なわれる。多分、こういうフェアーは全国のカウンティで行なわれているのだと思う。やってることはたいしたことないが、やってる場所が広い。ちゃんとカウンティ・フェアー用の場所があるのである。が、フェアーで使われるのは1年の内1ヶ月ちょっとである。それ以外の時は、あの広い敷地を遊ばせることになる。これはもったいない。という訳で、そこでは色んな展示会が催されている。

話が続いて、その会場でポリス・ショーというのがあるというので、愚息の授業参観日だというのに、そっちはほっといて(先生、ごめんなさい)ダンナと一緒に行ってみた。(っつうか、ダンナのお供で・・・たまには付き合ってあげないと拗ねるから。)きっと警察の仕組みがわかる、と思ったのだ。でも、全然わからなかった。

色んな警察が出店を開いていた。といっても焼きソバを売ったり金魚すくいをやったりしていたのではない。あれって、多分リクルートが目的じゃないのかな?ベンツやハンビーのポリス・カーなんかを派手に並べて呼び込み(?)をやっていたのである。

さて、我が家があるとこを守ってくれる警察は一体どこになんだろう?と思って、一巡りして見た。LAPDがあるが、これはロス・アンジェルス市警である。私が住む町は市ではないので、市警はない。多分、カウンティだ・・・カウンティ、カウンティっと。オレンジ・カウンティやサン・ヴェルナンディーノ・カウンティ、その他色々あったけど、LAカウンティの警察の出店はなかった。う〜ん、LAカウンティは警察ないのかな?・・・まさかねぇ。

ところで、我が家付近をパトロールしてくれているのは、ポリス(警察)ではない。LAカウンティのシェリフ(保安官)である。もしかしたら・・・シェリフだから、ポリス・ショーには来てなかったのかもしれない。

余談だが・・・ベンツのポリス・カーを飾っていたのはビバリーヒルズ・ポリスであった。いかにも・・・ですな。


2002年11月01日(金) スーパーヒーロー

愚息は小さな頃マントやヘルメットが大好きだった。幼稚園の頃まではいつも背中にマントをつけて(ってタオルですけど)遊んでいた。

あれから10年の時が流れ・・・突然、何の脈絡もなく始まった愚親子の会話

愚息「母さん、スーパーヒーローのコスチューム、作って!」
愚母「えっ!もうハロウィーン、終わったじゃない。」
愚息「ハロウィーンのコスチュームじゃなくて、本物。」
愚母「本物って?・・・スーパーマンとかスパイダーマンとか、そういうの?」
愚息「うん!」
愚母「で、誰のが欲しいの?」
愚息「僕の!」
愚母「僕のって・・・君、スーパーヒーローだっけ?」
愚息「ううん、まだ。だってコスチューム持ってないもん。」
愚母「コスチュームがあればスーパーヒーローになれるの?」
愚息「うん・・・と・・・思う。」
愚母「でも君、特殊能力、持ってないじゃない。」
愚息「特殊能力って?」
愚母「とても人間とは思えないものすごい技」
愚息「ない・・・でも、まだスーパーヒーローになってないもん。それに、バットマンだって何もないじゃない。あれただの金持ちのおじさんだよ。」
愚母「ふむ・・・とにかく、君はスーパーヒーローになりたいのね?」
愚息「うん」
愚母「で、そのためにコスチュームがほしいのね?」
愚息「うん!」
愚母「で、どんなデザインのが欲しいの?」
愚息「う〜ん、一緒に考えよう!」
愚母「・・・わかった。」

とても14歳とは思えない。が、彼は本気なのであった。感謝祭の休みに一緒にデザイン考えよっと!


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