DOTFAMILYの平和な日々
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今日で10月もお終い。すっかり秋!という天気が続いている。実に過ごしやすい。
さて、今日はハロウィーンである。ハロウィーンといっても愚息は夜近所を回ってキャンディを集めるというのは数年前に卒業してしまっている。ナッツ・スケアリー・ファームへももう行ったし、出身校のハロゥイーン・パーティへも先週の金曜日に行ったし。ショッピングモールの特設お化け屋敷にも行ったみたいだし、ハロウィーンだといっても特に変わったことはない。
ハロウィーンといっても学校はある(当たり前だけど)。宿題もある。フットボールの試合もある(しかも今日の対戦相手はライバル校だそうである)。剣道の練習もある。一生懸命コスチュームを作って、あちこちに連れ歩いた日が懐かしいですな・・・ってもうコスチューム作るのヤだけど。
昨日、生物の先生が「金曜日はテストですよぉ。みなさん、お勉強してきなさいね。」と言った時、クラス全員から猛反対があったそうである。曰く「明日はハロウィーンですよ!ハロウィーンの夜、勉強なんかしてる時間がある訳ないじゃないですか!月曜日に延期してください!」という訳で、テストは延期になったそうである。ふ〜ん、そんなものなのね。だが、彼らはまだ近所にTrick or Treatに出かけるのであろうか?
流石に高校生ともなるとハロウィーンなんてガキの行事は関係なくなる・・・と思っていたら、愚息は今朝、そそくさとハリケーンなんたらかんたらとかいうプロレスラーのTシャツを着て、彼のマスクをかぶって登校していた・・・まだ、ガキだったんだ!
車を定期点検に持っていった。今回は3,000マイル(約9.600キロ)ごとのオイルチェンジではなく、15,000ごとのしっかり点検だったので店で待ってるわけにはいかなかった。で、義父に店まで迎えに来てもらった。
持っていった車をメカニックのYさんがざっと見てくれて・・・「タイヤ、4本とも磨り減ってますよ。ほら、ここなんか太っと〜い釘噛んじゃってるし。4本とも取り替えなきゃ危ないですよ」
えっ!タイヤ、取り替え?4本とも?1本いくらぐらいするの?う〜ん、お金ないよぉ・・・と様々なことが頭をよぎるが、運転中にパンクしても困る。Yさんの店は安いタイヤを扱っているそうである。1本約60ドル(約7,300円)、これって安いよね。そう言えば、ダンナからタイヤ取り替えた方が良いって言われたの、いつのことだっったっけ?ダンナは自分が新しいタイヤ欲しいもんだから(彼は買った時のタイヤをまだ使っている。買ってすぐに新しいタイヤを欲しがったのだが、そういう贅沢は即却下!)自分の車のタイヤを私のにつけて、自分が新しいのを買おうとしていたのだ。それを思い出したので、「家に帰ってダンナと相談して電話します。」と言って取りあえず帰ってきた。
家に帰って(何故か)寝ているダンナを起して事情を説明する。 愚妻「で、あなたが欲しがってるタイヤって1本いくらするの?」 愚夫「えっと・・・ボソボソ」 愚妻「えっ!聞こえない。はっきり言って!」 愚夫「・・・多分・・・1本・・・う〜んと・・・150ドルくらいか・・・なぁ」 ぎょえ〜!1本150ドル!4本で600ドル!
すぐにYさんに電話をして、新しいタイヤと取り替えてもらうことにした。ダンナにはもうしばらく(今使っているタイヤが磨り減るまで)我慢してもらおう。でもなぁ、まだ6万マイル(約9,600キロ)しか走ってないんだよなぁ。そんなにタイヤって磨り減るのかしら?私の運転の仕方が悪いのかしら?とちょっと反省していたら、Yさんから電話がかかってきた。
「前のブレーキ、減っちゃってますね。新しいの付けないと危ないけど、高いですよ。どうします?」
どうしますって言われてもねぇ・・・お金ないからほっといてくださいとも言えないじゃないですか!そっか、ブレーキも減ってるのか・・・今の車の前はシビックに10年間乗っていたのだが、その間、前のブレーキを一回代えただけだった。後ろのブレーキは一度も代えていない。私、運転が雑になったのかしらん?とっても反省。
なんやかんやで700ドル(約8万5千円)以上の出費になってしまった。昨日食料品買いに行っておいて良かった。そうじゃなかったら今日の夕食はお茶漬けだぜ。
愚息が友人達と『リング』アメリカ版を見に行った。映画館まで連れて行かなくてはならないので、ついでに私も一緒に見たかったのだが、愚息から拒否された・・・しくしく。
さて、Ringを見行く計画は1週間前からあった。で、『リング』『らせん』『ループ』の話をかいつまんで愚息にしてやったら、もっと詳しく知りたいと言う。3冊とも持っているので愚息に貸して上げたら、一冊目の『リング』の1ページ目で読めない漢字がたくさん出て来て、挫折。私に説明しろという。全くもう、なんて安易な道ばかり選ぶヤツなんだろう、と思いつつも説明してあげようとしたら、細部が思い出せない。で、3冊とも読み直すことになってしまった。
さて、アメリカ版『リング』は根本のアイディアは同じであるにしても、全く別の作品として仕上がっているようである。(愚息から聞いただけだからはっきりとしたことは言えないが)タイムマシーンのリメイクみたいなものかな?でも、それなりに面白かったと言っていた。是非見たい!が、多分いつもと同じようにDVDが出るまで待つことになるのであろう。
CMでは「『シックス・センス』以来の恐ろしい映画」と言っているが、そもそも『シックス・センス』が全然恐くなかったじゃないか!で、Ringも全然恐くなかった、と愚息は言っていた。まぁね、日本語の本だって映画だって恐くはなかったもん。恐くはなかったが面白かった。Ringも恐くはないが、面白い、実に興味深い映画に仕上がっているそうである。
ところで、昨夜12時に時間が変わった。Sunlight Saving Timeが終わったのである。昨夜10時過ぎに電話がかかってきた。早寝早起き元気な一家(嘘だけど)である我が家には夜10時過ぎに電話がかかってくることはまずない。電話は一緒に映画を見に行くことになっている愚息の友人からだった。
友人「おい、今晩から時間が変わるぞ。」 愚息「うん」 友人「知ってた?」 愚息「うん、なんとなく」 友人「そっか、知らないといけないと思って電話した。」 愚息「うん、すまんな。で、お前、皆に電話してるんか?」 友人「いや、お前だけ」 愚息「そっか、じゃな。」
短い会話である。愚息の電話はいつも短い。電話を切った後、しばらくしてから愚息が「あっ!」と叫んだ。どうした?
「僕、時間が変わるの知らないで1時間早く約束の場所に行ってしまうようなヤツだと思われてたんだ・・・ちょっと悲しくない、それ?」
しかし、実際、君はそういうヤツだろう?
2002年10月26日(土) |
卒業アルバムアンケート |
愚息は今、日本語学校の中学3年生である。来年3月に卒業(予定)。で、卒業アルバムというのを作るらしい。先日そのアルバムに載せるためのアンケートをとった。クラスで一番おもいやりのある人、元気がある人、スポーツが上手い人等等の質問に生徒が答え、それを集計すし、各項目のトップ3をアルバムに載せるそうである。ま、遊びですな。
で、結果が出た。いやぁ、登場しておりますな、愚息、あちこちに。全20項目の内7つに登場しておりました。第一位に輝いたのは3項目。他にもT君が3項目第一位になっていた。が、問題は内容である。T君は「一番おもいやりがある人」「スマイルが似合う人」「将来エリートになりそうな人」が1位である。彼の人柄が思い浮かびますな。で、愚息が一位になった項目は・・・「一番元気がある人」「将来、有名になりそうな人」「面白い人」であった。この差は一体何処から来るのだろう?
「ふ〜ん、僕、将来有名になりそうな人なんだ・・・でも、犯罪者でも有名人だよな。」と愚息がぼそっと呟いた。
ま、遊びだから愚息も単純に面白がっていただけだが、「なんで僕が『髪型が一番かっこいい人』で2位なんだ!」と文句を言っていた。今時、オールバックやってるヤツ、いるか?・・・2位になれただけでも有難いと思え!
2002年10月25日(金) |
Parents Conferences |
Parents Conferencesがあった。ま、言ってみれば先生との個人面談である。アメリカでは共稼ぎが普通であるし、個人面談も両親揃って出かける人が多いので、コンファレンスは夜行なわれる。一応午後5時から8時まで。会場は体育館。入り口で教師の配置を示した地図が配られる。中に入ると、教師がアルファベット順にずらーっと並んでいる。う〜ん、当然と言えば当然だが、生徒数が多いと先生の数も多い。体育館の壁に面して4方に机が並べてあり、1m間隔で教師が並んでいる。で、体育館の中心にも机が並べてあって、ここにも教師が並んでいる。すっげ〜人数!(教師の数のこと)
親達は話したい教師の所へ行く。持ち時間は一人5分。というのが決まりなのであるが・・・いますなぁ、15分以上しゃべりまくる親が。そういう親がいる先生の前にはずらーっと列ができる。で、待ってる親の中には当然大声で文句をいう人がいる。しかし、もともと5分とわかっているくせに15分以上も平気で先生と話し込む親である。そういう文句にひるむ筈がないではないか!
最初の教師の前に並んで待っている間に、入り口で受取った地図書いてある愚息の教師達に印をつけ、その下に科目と中間成績の結果を書きこむ。これが結構後に役にたった。なにしろ・・・教師の名前を覚えていない。教師7人+カウンセラー、全部で8人も横文字の名前を覚えられるはずがないじゃないか!紙をチラチラ眺めながら教師を話をするのである。
しかしまぁ、色々な先生がいますな。愚息が誰か覚えてない先生(そういう先生、好き)、何故か愚息を誉める先生(きっと全員誉めてるんだろうな)、そして、明らかに愚息を嫌っている先生(親にわかるほど露骨に嫌うか?)。が、これから4年間お世話になるであろうカウンセラーは実に丁寧に話をしてくれた。カウンセラーさえしっかりしていれば、なんとかなるのが高校である・・・と思う。
ま、ね、コンファレンスに行くのは「子供のことを気にしてますよ。成績なんかどうでも良いなんて思ってませんよ。」ということを先生にデモンストレーションするのが目的なのである。だって、高校生なんだもん、文句があるなら本人に直接言うよね、先生。
という訳で、初めてのコンファレンスということもあり物珍しさが先に立って、何を話したのかは余り覚えていない。
チアガールというのは、可愛くてスタイルが良いお姉さん達が短いスカートを履いてボンボンを持って飛んだり跳ねたりするだけのものだと思っていた・・・違ってましたな。とてもとても可愛いとは言えない子やはっきりいってデブも混じっているのである。いやぁ、認識を改めました。
いや、認識を改めたというのはそういうことじゃなくて・・・今朝、愚息を学校へ送って行くために家を出ようとして、ガレージのドアを閉めたら、ガレージのドアにでかでかと「頑張れ、○○!」(○○=愚息の名前、もちろん全部英語)派手なペンキで書かれた紙が貼ってあった。そっか、今日はフットボールの試合なんだ・・・ってこんな紙、昨日は貼ってなかったぞ!
チアガールが夜中に家までやって来て貼って行ってくれたのである。一軒一軒回ったのだなぁ。愚息は(合法的に)越居入学をしている。チアガールさんは校区外まで遥遥来てくれたのである。ありがたいですね。愚息は・・・とってもチアされておった。そっか、チアガールって色々やっているんだ。
さて、愚息の通っている学校はこの辺ではフットボールが強いので有名である。(だから愚息はわざわざそこまで通っている。)という訳で、校区外からフットボールをやるために通っている子は結構いるそうである。チアガールさん、昨夜は遠くまで出かけたのね。ご苦労さんです!
さて、派手なポスターの隣には風船とキャンディが入った袋が貼り付けてあった。でも、愚息が喜んだのはやはりポスターと、ここまで応援しに来てくれたチアガールさんの心意気だったようである。という訳で、キャンディは有難く愚母が頂きました。
ところで、当然と言えば当然なのだが、愚息の名前のスペリングはしっかりと間違っていた。あの名前(日本語)を正しくスペルできるアメリカ人はまずいない。(ってそんな名前を付けるなって!)
愚息の高校で職業適性検査というものがあったそうである。色々な質問に答えると自分に合った職業がわかる。で、その職業に就くためには高校卒業後どんな学校に進んでどんな勉強をすれば良いのかを調べる。そして高校の間にどんな科目を取っておけば良いかを調べる、というのが目的である。「将来何になるかなんて全然考えてねぇよ」とか「何もなりたいものなんかねぇよ」という高校生にとっては、取りあえずの指針ということで使えそうではある。
テストの結果、愚息に向いている職業とは、「グラフック・アーティスト」「アカウンタント」「オペレーション・リサーチ・アナリスト」とやらであったそうである。「俺、こんなもんなりたくねぇよ。」と愚息が言うと、先生に「そんなはずはない!」と叱られたそうである。先生は「真面目にテストを受けていれば必ず自分にあった職業が出てくるはずだし、それが絶対になりたい職業のはずだ!」というのである。そんなことってあるだろうか?そりゃ、自分に合った職業、あるいは自分が出きる仕事というのはわかるかもしれない。が、「自分に合った職業=自分がやりたい仕事」というのは成り立たないと思う。自分に向いてなくても、やりたい仕事をやった方が良いと思う。才能がなければ、その仕事で名を上げることはないかもしれないけど、食べていくくらいなら何をやっても何とかなるのではないだろうか?自分がやりたくない仕事やって有名になるより、やりたいことやって無名で終わった方が幸せだと思うだが、そういうのって志が低い?
さて、生徒達は自分に合った職業がわかった所で、その職業は一体どういうものか?しその職業に就くためにはどんな教育や訓練を受ければよいのか等等を調べてレポートを書かなくてはならない。
愚息はテストの結果を完璧に無視することにしたそうだ・・・そして自分が目指している職業についてリサーチをすることにした。彼が目指しているのは・・・プロレスラーである。
ダンナが腎臓移植についてのパンフレットを貰ってきた。ナント、腎臓移植をすることになった夫を持つ妻のためのパンフレットである。まるで絵本のようなパンフレットであった・・・が、実はまだ読んでいない。
移植手術を受けないで、一生透析をやっている人もいる。が、ダンナは「まだやっと人生半分終わったばかりだから、移植した方が良いよね」と言う。あのなぁ、まだやっと半分終わったばかりって、もうとっくに50歳過ぎとるじゃないか!一体何歳まで生きるつもりじゃ!と聞くと「100歳まで」というお答えであった。
実を言うと、私も何の根拠もなく100歳まで生きようと思っている。なんとなく切りが良いでしょう、100歳って。中学生の頃、何歳まで生きたい?という話になって、元気に「100歳まで!」と答えて回りから白い目で見られたことがあったっけ。
さて、小さい頃から愚息には「親より先に死んではいけない。親より先に死ぬと賽の河原で石積みだよ!」と言い聞かせてきた。(信じてないけどね、私も愚息も)で、ダンナと私が100歳まで生きるとすると、年上のダンナの方が先に死ぬことになる。で、残った私が100歳になったら、愚息は70歳である。
愚息「僕、イヤだよ、寝たきりになってオムツなんかしてまで生きてるの。」 愚母「大丈夫。その歳になったらボケてしまってそういうことが嫌だなんて思わなくなるから。」 愚息「そっか、じゃ、母さんが僕のオムツ換えてね!」
おいおい、その頃私は100歳だぞ!
日曜日は出かけたくないなぁ・・・
私は子供の頃身体が弱かった。小児喘息と貧血だった。小児喘息の方は、中学生になった頃からだんだん発作が起きなくなり、いつの間にか治ってしまっていた。貧血の方は、何故か子供を産んでからすっかり治ってしまったようだ。体格は・・・今だったら摂食障害かと思われるほど痩せていた。細くて素敵ね、という段階を通り越していた。小学校の体重検査が嫌で嫌でしょうがなかった。(今でも体重計に乗るのはイヤなのだが・・・理由は子供の頃と逆である。)
という訳で、日曜日にお友達と遊びに出かけると、次の週は1週間続けて学校に通いつづける体力がないので、水曜日以降に1日学校を休むことになる。必ずそうなる。で、いつの日からか日曜日の外出は禁止になってしまった。日曜日は家でゆっくり休む日、というわけである。
いやぁ、子供の頃の習慣というものは中々抜けないもんですな。おかげで今でも日曜日に外出するのは嫌いだ。特に朝、起きたくない。日曜日くらい思い切って寝坊したい!ちなみに私の寝坊とは昼近くまで寝ていることである。(土曜日の夜はいつも通りに寝ます。夜更かしはしません。)これが出来るのは日曜日だけ。だから私にとって日曜日はとても貴重なのである。
が、子供がいると色々あって思うようには行きませんな。愚息は基本的には病気をしない子であるから、日曜日でもガンガン遊びに行きたがる。学校を休むはめになるわけではないし、子供は子供なりに付き合いというものがあるのだろうから、特に文句は言わない。が、日曜日の待ち合わせは午後からにしてもらっている。だって送っていかなきゃいけないんだもん。
さて、今日は剣道の進級試験の日であった。剣道っつうのはガンなんだよなぁ。トーナメントもそうなのだが、イベントは決まって日曜日にある。これはまぁ良い。愚息だって日曜日しか空いてないのだ。他の日にあったら困る。が、会場は家から車で1時間ほどかかる上、集合時間が朝8時なのだ。家を7時に出なくてはいけない。これじゃ平日と同じじゃないか!ブツブツ。
愚息今年2級のテストを受けた。この調子で行けば来年1級、再来年初段である。(順調に行けば、ですけどね。)彼の場合、もうはっきり言って下手なので、高校卒業までに初段が目標である。本人はもちろん、誰も文句は言わない。が、愚息と同じ年に剣道を始めた子で、とても上手な子がいる。その子は今年1級を受けたのだが、彼の場合は他の道場からの非難が結構ある。有段者の腕を持っていてまだ級にいるということは、トーナメントの時にトロフィーを取り捲る、ということになるからである。しかし、彼は頑なに一歩一歩進むことを望んでいる。几帳面なのかしら?
そうそう、愚息とその子は同じ年に剣道を始めたのに、何故愚息より1級上なのか?実は愚息と同じ年に剣道を始めた子達は、全員今愚息より1級上なのである。つまり・・・愚息が1級ダブっちゃったのね。下手だったから・・・先生がダメって・・・悲しいね、運動神経の鈍い子。
という訳で、愚息は一緒に始めた子達においていから、後から始めた子達に追い越されるという状況で未だに剣道を続けている。これってさぁ、偉いと思いません?試合に出る度に優勝する子やどんどん上手くなっていく子が続けるよりも、弱くて下手な子が止めないで頑張る方が大変だと思う。(ってやっぱり親馬鹿?)
運動会について書いた後、以下のようなメールを受取った。
「富士宮四中では男子は上半身裸で頭に食い込むように巻かれた鉢巻をもぎ取ります。大将のは長い奴です。大将は昼の応援合戦のときに体らをそり返してだみ声を発していた人がなってるような気がする。 女子は長ーい丸太棒取り合戦。これも凄まじい。騎馬戦のときは周りで見ている先生達もこの時はひいている。 運動会が土曜日になって 観戦できない親も多いんだよね。」
おうおう、中々逞しいじゃないか!日本全国が軟弱になった訳じゃなかったのね。しかし、鉢巻をもぎ取るというのは痛そうだな。一緒に髪の毛を掴んでしまいそうじゃないか。でも、大将の長い鉢巻は今でも健在なのは嬉しい。格好良いよね、あれって。
が、兄の子供たちが通っている学校は、愚息がこちらで通っている日本語学校と同様、帽子取りである。実に軟弱で、全然盛り上がらないそうである。では、これは富士宮、あるいは静岡独特の騎馬戦なのだろうか?
「女子の丸太棒取り合戦」これは初耳。聞いたことも見たこともない。ちょっと想像できない。(凄まじさだけは想像できる気がする・・・女子のほうが恐そうだもん。)一体どういう風にして丸太取りするんだろう?もっと詳しく教えて欲しい。写真があったら送ってください、YSさん。
ところで、この「女子の丸太棒取り合戦」は静岡独特のスポーツなのだろうか?それとも他の県でもやっているのだろうか?あるいは富士宮四中の名物なのだろうか?ちょっと気になる。
女子の闘いで思い出したのだが・・・こちらの高校、水球なるものが密かに盛んであるらしい。(アジア系でのみ流行っているという噂もある。)知り合いの子にも水球をやっている子が結構いる。男子の水球もかなり過激であるらしいのだが、女子も水面下では蹴り合い殴りあい、水の中へ引きずり込んで滅多打ちにするそうである。試合が終わったら痣だらけになると言う。愚息の友人に高校で水球を始めた女の子が一人いる。彼女は小さくて細くて、試合なんかに出たら折れちゃうんじゃないの?と心配になるほどだ。が、同じような体型で高校に入学したダンナの親戚の女の子は、4年間水球をやって今ではものすごい体格をしている。決して太ってはいない。がっちりと逞しいのである。中々格好良い。愚息の友人も4年後にはあんな体型になってしまうのだろうか?
フットボールなんぞは所詮見えるところで闘うスポーツである。喧嘩になればすぐバレる。あの喧嘩が売り物(?)のアイスホッケーも同様。が水球は・・・レフリーは水中も見張っているのだろうか?
ずっと前から買おう買おうと思っていた電気歯ブラシをついに買ってしまった。数ある電気はブラシの中でも、歯医者さん推薦のフィリップス社のSonicareである。電気歯ブラシなんてどれでも同じだと思っていたのだが、歯医者さんによると、Sonicareだけが本物だと言うのである。う〜ん、値段が高いだけじゃないの?そう、高いのである。他の電気はブラシが10ドル〜50ドルで売っているというのに、これだけが100ドル近くする。だから今まで買うのをためらっていたのである。
が、Costcoで安く売っている、と友人が教えてくれた。私はCostcoのメンバーではないが、彼女はメンバーなので買ってきてくれるという。歯ブラシが2本とチャージャーが1つついているセットで100ドルくらいだという。我が家は3人家族だが、私とダンナは浴室を共用しているので、ブラシの部分だけ取り替えれば1本で良いであろう。という訳で、予備のブラシ(先だけ)2本セットと一緒に買ってきてもらった。それでも消費税を加えると120ドルくらいになってしまった。120ドルと言えばおよそ1万5千円である。3人で使うから一人5千円。う〜ん、一人5千円の歯ブラシはちょっと高すぎるのではないだろうか?しかも半年に1回ブラシの部分を買い換えなければならない。
しかし、ダンナと愚息は歯が黄色くなるのを酷く気にする。私は歯茎が弱いので随分前からSonicareを買え!と歯医者さんからせっつかれていたのである。なんでもSonicareの微妙な振動が歯石を取ってくれるそうである。友人の息子(彼はいいかげんな歯磨きしかしないので、歯医者さんからほとんど強制的に買わされたそうである。)が使ってみて3ヶ月で効果は抜群であったらしい。
で、使ってみた・・・ちょいとくすぐったくはあるのだが、なかなか快適である。上下の裏表を30秒ずつ磨くらしく、スイッチを入れると30秒ごとにブザーがなる。そして2分たつと自動的にスイッチが切れる。後は上下が噛み合うところや汚れが気になるところは各自が再びスイッチを入れて磨くように、と説明書に書いてあった。自分でシャカシャカ磨くと2分間は長く感じるのだが、Sonicareを使うと2分があっという間に経ってしまう。不思議だ!しかも、いかにも歯がきれいになりました!という感じ。
しかし・・・何故か私が使うと歯磨きがパジャマに垂れてしまうのである。必ず毎回パジャマに歯磨きをこぼす。ダンナと愚息はこぼさない。何故だろう?何故かは未だに解明していないのだが・・・彼らはパジャマを汚す代わりに洗面所のシンク及び鏡を滅茶苦茶に汚すことを発見した。私が使ってもシンクや鏡は全く汚れない。さて、どちらが良いでしょう!
2002年10月17日(木) |
ポストイットを貼る場所 |
愚息が小中学生の頃、彼の通っていた学校には”Spirit Week”なる行事があった。この週は日替わりテーマに沿った格好で学校へ行く。クレージーヘアー・デイとかパジャマ・デイとかがあるのだ。で、基準がよくわからん判定によってポイントを貰える。週の最後にはポイントをチョコレートと交換してくれる。ま、遊びである。小学生の頃は親子で色々工夫したものだが、中学生にもなるとチョコレートごときではつられない。だんだんいい加減になってきた。
さて、ナント高校にもその”Spirit Week”があるというのである。今週がその週だと言う。おいおい、高校生にもなってそんなことやって遊ぶのかよ!?と聞いてみたら、生徒の95%は完璧に無視しているということであった。ま、当然だろうな、景品は相変わらずチョコレートみたいだし。
が、明日はクレージーヘアー・デイだから髪をなんとかして行く、と彼は言う。「ねぇねぇ、明日の朝、今日はクレージーヘアー・デイだって思い出させてくれない?」と愚息に頼まれた。あのなぁ、朝のクソ忙しい時に、そういうこと一々覚えてられると思うか?しかしまた何故明日に限って参加しようという気になったのだろう?と尋ねてみると、まわりが何かして来いとうるさいので仕方ない、というのである。リクエストには結構きちんと応えるタイプなのだな。まぁね、彼は日頃髪をオールバックでガチガチに固めているから、周りの子は他のスタイルも見たいのであろう(見たいか、そんなもん!?)
という訳で、「そういう時は、ポストイットに忘れはいけないことを書いて、必ず見る所に張っておくんだよ。」と教えてあげた。「あっ、そっか!」と彼は嬉しそうにポストイットに「クレージーヘアー・デイ」と書き込んだ。「それ、洗面所の鏡の真中に貼っておきなさい。明日の朝、絶対見るから」と私が言おうと思っていたら、彼は「えっと、えっと、明日絶対に見るところは・・・おお!わかった!」と言いながら・・・
私の額の真中に、ぺたっと貼り付けたのであった。
愚息がフットボールの練習用のジャージ(ごっついパットの上に着るシャツ)と下に着るTシャツを盗まれたそうだ。盗まれたというより、おそらく誰かが間違ってもって帰ったのだと思う。が、名前が書いてあるのに返さないということは盗んだと同じであろう。
Tシャツは兎も角、ジャージがないと練習に参加できない。2日間ランニングだけをやらさせていた彼は、コーチの所へ何とかしてくれ!と嘆願に行った。っうか、新しいのを買おうと彼は思っていたのである。
愚息「コーチ、ジャージが盗まれた。どうしよう?」 コーチ「誰に盗まれたんだ?」 愚息「それがわかってたら取り戻す!」 コーチ「仕方ないなぁ・・・自分より小さなヤツを殴って、そいつから取り上げて来い!」
おいおい、それがコーチの言うことか! そこで愚息は、「わかりました!」と言って「おい、ジョージ(愚息より小さい子、仮名)、ちょっとこっち来い!」と叫びながらコーチの部屋を出たのであった。 そんな愚息の姿を見て、コーチは笑っていたと言う。
もちろん、愚息は本当にジョージ君に呼びかけたわけではない。ジョージ君はその場にいなかったそうである。愚息曰く「自分より小さい子からジャージ奪ったって入らないじゃないか!」
しかし今日、何故か愚息はジャージを持って帰って来たのである。しかも肩のところが破けてる・・・おいおい、盗むんだったら破けてないやつを盗んで来い!
ところで、Tシャツの方は間違って持って帰っていた子がちゃんと(洗わずに)返してくれたそうだ。教訓:自分の物にはちゃんと名前を書いておきましょう!(ってジャージにも名前書いてあるぞ!)
2002年10月15日(火) |
コンピュータ、ついに故障 |
夏頃からコンピュータの調子が悪いとは思っていたんだ・・・いたんだが、何もせずに騙し騙し使っていた。が、ついに昨夜、スイッチを入れたとたんプッチン!と音がして、うんともすんとも言わなくなった。エライこっちゃ!ウインドウズが起動しないどころではない!ファイルが開けないどころではない!ぜ〜んぜん動かないぃぃぃ!コンピュータが使えないと飯の食い上げである。(ワープロ機能とEメールしか使ってないんですけど)。
今使っているコンピュータは、なんと「ウインドウズ98日本語版」が入っている。これを買うためにわざわざ片道1時間もかけて日本語が通じるコンピュータ屋さんまで行ってきたのである。2年前に壊れた時は、その店まで修理に持っていった。ヴァイラスに感染した時も、そこまで行ってアンチヴァイラスのソフトの日本語版を買って来たのだ。が、その後、私は学んだ。コンピュータに関することは例え日本語で書かれていようが日本語で説明されようがわからんのである。
んじゃ、わざわざ片道1時間かけて修理に持っていくこともあるまい、と思って家から10分ほどのところにあるチェーン店のコンピュータ屋さん持っていって見ることにした。こういう店はシステムが決まってますね。「お預かりして48時間以内にご連絡いたします。」と(「置いてってね、48時間以内に電話するから」とカジュアルに言われたのかもしれないけど)言われ、「そこを何とか今すぐやってくれる方法ってない?」と取り合えず言ってみたのだが、無駄だった。受付のお姉さんが修理してくれる訳ではないから仕方あるまい。
で、家に帰ってきたらすぐに電話がかかってきた。 「サーキットが駄目になってますね。」 「あっ、そうなんですか?」(ってサーキットって回線のこと?) 「修理できません。新しいのと取り替えないと。」 「取り替えてください!」(何か良くわからんけど) 「えっと、70ドルくらいかかりますけど良いですか?」 「はい、お願いします。」(駄目って言ったら安くしてくれる?) 「じゃ、取り替えたら連絡しますね。」 という訳で、電話で話した15分後には「できました」の電話がかかって来た。なんとまぁ、迅速なことよ!
もちろん、停電に備えてプロテクターは付けている。だから今回の故障の原因が先日の停電にあるとは思わないが・・・何しろ物凄い音がしたので一抹の不安がある。が、単に寿命だとしたら、他の部分もこれからどんどん壊れてくるのだろうか?そっちの方がもっと恐い!
2002年10月12日(土) |
Black Out! |
2週間ほど前の日曜日の夜9時頃、ドアのベルが鳴った。一体こんな時間に誰なんだ!と思ってダンナに出てもらうと、Southern California Edison Company(電気会社)の人だった。
我が家の庭にはパームツリーが3本ある。プールを囲むようにして立っている。植えた同時はパームツリーのミニチュア版の様で中々可愛かったのだが、木が育つのは早いものである。知らぬ間に高さが5mほどになっていた。
電気会社の人が言うには、風が吹くとその中の1本の葉っぱが電線にチラチラと当たって火花がバチバチ飛ぶので危ない、という連絡が入った(誰から)ので見に来たということであった。で、見てみたら確かに危ない。「早速切りに来ます。」と彼はきっぱりと言い切った。明日、切りに来るから家にいるように、と言い残して彼は帰って言った。日曜日の夜遅くまで、ご苦労なことである。
で、次の日、一日中家で待機していたのだが、誰も来ない。夕方、電気会社に連絡すると、木を切るのは下請け会社なのでそちらの方に問い合わせるように、とのことであった。で、問い合わせると、取り合えず水曜日に来ると言う。
それからお決まりのごちゃごちゃむにゃむにゃがあって、結局下請けの木を切る人(樵さん?)がやって来たのは、一週間後の月曜日のことであった。しかも、「今日はちょっと様子を見に来ただけ」ということである。・・・ホントにもう!
危険だから上の方を切る。が、パームツリーは上を切ると枯れてしまう。枯れないように下の方から切ると有料。そうして欲しければ、見積もりの人に来てもらう、と彼は言う。一体何なんだ、そりゃ!
で、結局、家の庭師さんに根元から抜いてもらうことにした。だって、下の方から切って貰ったって、また伸びるわけでしょう。じゃ、いっそ抜いた方が良いじゃないですか。それにどうせお金を払うなら、いつもの庭師さんに頼んだ方が良いもん。それに、そんなに危ない状態なら、早く切らないと!
という訳で、今日、庭師さんがやってきた。まず葉っぱを切り取ってから、幹を抜くと言う。で、葉っぱを切っていたら、切り取った葉っぱが電線に当たってしまった。ボン!という爆発音と供に、近所一体が停電。ふ〜ん、あんなにちょっと当たっただけでも停電してしまうんだ・・・と感心している場合ではない。ちょうと愚息を迎えに行く時間だったので、ガレージを手で押し開けて(だって停電なんだもん)愚息の学校へ向った。すると、家から500mほど離れた大通りの信号まで止まっていた。ううぅ、これって家のせいだよねぇ。ごめんなさ〜い!
しかし、人の庭の上に電線を通さないで欲しい。
夜遊びっていってもイケナイ遊びをしていた訳ではない(と思う・・・いや、思いたい)恒例のナッツ・スケアリー・ファームに友人達と行っていたのである。
スヌーピーで御馴染みのナッツ・ベリー・ファームは10月の間、夜ナッツ・スケアリー・ファームに変わる。ハロウィーンにちなんでのお化け屋敷みたいなものである。営業時間も午後7時から午前2時までと、いつもより閉園時間が遅くなる。で、愚息は友人達と毎年そこへ遊びに行くのである。(明日は日本語学校というのに・・・ブツブツ)
一緒に行く仲間は毎年だいたい同じ。皆、同級生なので14歳と15歳だ。つまりまだ運転が出来ない。親に連れて行ってもらうのである。だから親に嘘を行って実は他のところでイケナイことをしていた、ということもあるまいと思って毎年快く行かせてあげている。
が、今年は迎えに行ってくれるお母さんが「2時までなんてとんでもない!1時に迎えに行きます!」と言ってくれたので(その1時間の差はどこから出てくるんだ?)いつもより早い帰宅だった。と言ってもとっくに午前2時を過ぎていた。
愚息はとても恐がりである。高い所、暗いところ、お化け等等、子供が恐がりそうなものは全部恐がる。(ちなみに狭い所やジェットコースターなどの遊園地の乗り物も全部恐がる。)しかも自分が恐がっているということを決して隠さない。堂々と恐がる。恐がるのではあるが、流石に幼児ではないので拒否はしない。ジェットコースターでもお化け屋敷でも皆と一緒に入る。(成長したなぁ)で、やたら悲鳴をあげるので、みんなの笑い者になるそうだ。う〜ん、だから愚息と一緒に行くと面白くって皆さんからお誘いがあるのだろうか?
先日、愚息が友人と「1年間、cursingをしないでいられるか?」という賭けをしたそうである。(良い賭けだ・・・勝ったら何が貰えるのだろう?)cursingというのは、辞書によると「罵る」ことであるが、この場合、大声でFu○kやSh○tなどの言葉を大声で言うというくらいの意味で使っているようである。(それって罵るっていう意味?)が、愚息は「ナッツ・スケアリー・ファームではその賭け無しにしてくれ、オレ、恐くて絶対叫ぶぜ!」と友人に頼んでいた。・・・情けないヤツだなぁ。
あるいは運動会:その3
愚息が通っている日本語学校の運動会は、毎年必ずESGVJCC(日系コミュニティ・センタ)の秋祭りと同じ日にある。愚息が通っている剣道道場は、このESGVJCCの体育館を使ってやっているので、道場のメンバーも秋祭りに参加しなければならない。剣道のデモンストレーションは午後5時からだが、屋台(というかブース)は1日中やっている。剣士の母達はこのブースの準備から最後まで一日働かなくてはならないのだが、私は運動会のお手伝いをしなければならないので、運動会が終わってから手伝いに行くことになる。朝も早よから1日中疲れる日なのである。でも1日で終わるから嬉しいような気もする。
剣士の母達はブース内でお寿司を売ることになっている。母達の仕事は、お寿司を詰めるところから始まり、売り切ったところでお終い。剣士達は別のブースでゲームをやってお金を稼ぐ。センタの方はブースを出す団体に場所代をチャージしたり、寄付を募ったりしてお金を稼ぐわけである。要するに資金集めですな。でも、これが何故「秋祭り」なのだろう?単に秋に行なうから「秋祭り」?だとしたら余りにも安易なネーミングではないだろうか?
さて、翌日6日(日曜日)にも「解脱会の教会の秋祭りで剣道のデモンストレーションを行なうので来てね!」と言わたので愚息を連れて出かけていった。こっちの秋祭りもESGVJCCの秋祭りと同じようで「何故、秋祭りっていうの?」という感じではあったが、屋台はこっちの方が充実していた。(焼き玉蜀黍がとっても美味しかった。何故か剣道と全く関係ない愚息の友人が数人いた。
しかし、週末2日続けて出かけるというのはちょっと辛い。しかも2日とも思いっきり暑かったのである。これじゃ全然秋じゃないよぉ!
それにしても、解脱会って一体何なんだろう?・・・何も知らんのにのこのこ出かけて行くな!
運動会の準備体操はあの『ラジオ体操』である。(日本でも未だにそうなのかな?)愚息が小学校に入学してから昨年まで、全校生徒の前で台の上に立って模範体操をするのは中3の役目だった。ところが、理由はわからないが今年は中3は前でラジオ体操をしないことになったらしい。愚息は一度あれをやってみたかったそうである。中3になれば自分がやるもんだと勝手に決めていた。が、学校側が決めたことは仕方ない、と思わないのが愚息の愚息たるところである。先生に交渉に行ったのだ。「僕はずっと台の上でラジオ体操をやりたかった。8年間まったのに今年になって中3はやらないなんて困る。僕にやらせてくれ!」・・・交渉成立。彼の望みはかなったのである。
あんなもん、何故やりたいのだろう?ま、彼は確かに目だちたがり屋ではあるのだが・・・と思っていると、「母さん、ラジオ体操をアレンジしてみたから、ちょっと見てみて」とやって来た。ナント彼は自分でアレンジしたラジオ体操−言うまでもなくふざけたヤツである−を全校生徒の前でやろうと企んでいたのである。しかし、あまりふざけたことをやると途中で台から引き摺り下ろされる可能性もあるであろう。という訳で、さりげなく随所にオリジナルにはないポーズを入れるというのはどうだろう?と愚息と一緒にあ〜でもないこ〜でもない、と色々考えてみた。こういうつまらないことに何故か熱心になってしまう愚親子なのである。
もちろん最後に「母さんはそういうふざけたことは絶対許しませんからね。ちゃんと真面目にやりなさい!」と付け加えることは忘れなかった。愚息は「うん、わかった」とニヤリと笑った。
結果は、中々好評。ただ、本人はホークホーガンのポーズをと思ってやったポーズが何故かウルトラマン・ポーズとして受けていた。ま、仕方あるまい。子供達にだけでなく、一部の母親にも受けていた。しかも、先生からのお咎めは無し・・・めでたしめでたし。 (これ、まさか先生、読んでらっしゃらないでしょうな?)
ところで、私が中学生だった頃、運動会の花形と言えば、騎馬戦と棒倒しであった。男子生徒が上半身裸でぶつかり合う。今考えてみれば、ひょろりとした子達だったんだろうけど、当時はやたら格好良く見えたものだ。騎馬戦の大将の鉢巻だけは腰に届くほど長く、大将は花形中の花形、という感じだった。
今の子の騎馬戦って、帽子取りなんですよね。つまんな〜い!やってる本人達も今一盛り上がりに欠けるようである。が、先生曰く「今の子供達って、すぐ骨を折っちゃうんです。だから本物の騎馬戦は危なくって。」ふ〜ん、そうだったんだ。
愚息に日本語学校の運動会だった。
愚息の通っている日本語学校は、何かと親が手伝いをしなければならない。役員をしていない(私のような)親は、子供一人につき年1回「図書当番」というのをやる。一日図書室にいて子供たちが本の貸し借りをするのを手伝ってあげるのだ。それから年2回、「安全当番」というのがある。これは・・・学校をパトロールして回るのである。トランシーバーを持って回り、怪しい人を見かけたらすぐに警備員に知らせる。危ないことをして遊んでいる子供たちを見かけたら注意する。というのが主な仕事ではなく、実際は子供たちが建物や木などを壊さないように見張っている、という気がするのは私だけだろうか?
で、図書当番と安全当番の他にも、様々なイヴェントのお手伝いを一つ選ばなければならない。9年前、愚息が小学校に入学してすぐ、先輩お母さんに「運動会の手伝いにしなさい、あれが一番楽だから。」と言われ、その後毎年運動会のお手伝いをボランティアしてきた。そのお手伝いも今年が最後である。嬉しいような、寂しいような・・・
さて、今年のお手伝いはゴザ敷きとお弁当の引渡しだった。ゴザ敷き・・・ゴザですよ、ゴザ!子供達が座る場所にゴザを敷くのである。私が小中学生だった頃、運動会の時は地べたに直接『体育の座り方』をしていた。なんとまぁ、お上品(?)な生徒達でございますこと!しかし、靴は脱がずにゴザに座り込むのだろうなぁ。余り意味がない気がするのだが・・・
で、お弁当の引渡し。年に一度の運動会には、重箱(っつのは言葉のアヤですが)にお弁当を詰めて家族揃って見物に来る人もいる。が、事前に注文しておけば、お弁当屋さんがお弁当を配達してくれたりもするのである。過去、運動会にお弁当の注文を受けるかどうか、が議論を呼んだことがある。数年前、学校側から「運動会は家族揃って参加する行事です。お昼に家族と一緒に手作りのお弁当を食べるのを子供達はとても楽しみにしています。必ず手作りのお弁当を持ってきて、子供達と一緒に食べてください。」というお達しがあった。
私なんぞは単純に「ふ〜ん、そんなものか」と思っておにぎりを作って持っていったのだが・・・これには父兄から物凄い反論があった。曰く、「土曜日には仕事があるから子供の運動会は見に行けない。行楽弁当なんか作っている時間もない。そういう子は日本語学校に行かせるな!という意味か!それは差別ではないのか?学校側にお弁当の内容まで口出しする権利があるのか?!」いやぁ、中々すざましい親もいるもんですな。で、お弁当の注文を受けることになったのである。
わっはっは!やっと10月じゃ!
ここ二日ほど暑くないなぁと思っていたら、突然寒くなった。朝起きて、思わず着替えてしまった。(普段は出かける前までパジャマを着ている。)しかも、ジーンズにスゥエットシャツを着てソックスまではいてしまった。まだ10月なのに、である。(そうそう、そう言えば10月に入りましたなぁ・・・早いもんです。)
私のパジャマは半袖のTシャツにショートパンツである。昼間家にいる時も半袖のTシャツにショートパンツである。出かける時は・・・Tシャツにショートパンツである。しかし、同じものを着ているわけではない!ちゃんとお出かけTシャツ、普段着Tシャツ、パジャマTシャツと使い分けているのだ!新しいTシャツがお出かけ用、よれってきたら(って日本語かこれ?)普段着用、まだ破れてはいないがちょっと恥ずかしいかな?と思ったらパジャマ用。要するに、同じゃないか!で、破れたり袖口なんかがすり切れてきたら切り刻まれて使い捨ての雑巾(トイレ用)になるのである。家族3人でTシャツを愛用しているので、トイレの掃除には大胆に使い捨て雑巾を使ってしまう。う〜ん、贅沢!
トイレの掃除の話ではなかった・・・寒くなったという話。寒くなると朝起きるのが辛くなる。いや、暑くても、心地よい季節でも朝起きるのは辛い。辛いのだが、寒い時と辛さが違う。普段は、目覚ましが鳴っても「起きたくないなぁ。後5分だけ。う〜ん、もうちょっと・・・」とベッドの中で一人でグデグデしている。起きるのがとても嫌いなのだ。が、寒い朝は、何故か目覚ましが鳴った瞬間、きっちりと止め、再び熟睡してしまうのだ。で、ハッと気づいた時にはもう遅い。慌てて飛び起きても身体がまだ起きてないので、文字通りベッドから転げ落ちてしまうことになる。
これから秋が来て、短いながらも冬がやってくる・・・辛い生活が始まる(って大袈裟な!)
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