DOTFAMILYの平和な日々
DiaryINDEX|past|will
pantry、つまり食糧貯蔵室のことである。 食糧貯蔵室というとかなりのスペースがありそうな感じだが、我が家のパントリーは約1m四方くらいしかない小さな空間である。 が、この小さなスペースに物を詰め込むと、これが結構入るのだ。 ここは私のウォーク・イン・クローゼットと並ぶ『謎の四次元空間』なのである。
最近、野ネズミが我が家に遊びに来るので、パントリーが被害にあっている。 何しろ食べ物を入れておく場所なので、ネズミの社交場として公開するわけにはいかない。 もちろん。袋を開けた砂糖や小麦粉などは全てTupperwareに入れてあるからネズミに食べられることはないのだが、それでも容器の周りをチョロチョロされていると思うと気持ち悪い。 封を開けていない調味料などは被害に合ってしまった。
で、全て蓋付きの容器に収納することにした。 つまり、パントリーの大掃除である。
いやぁ、入ってる入ってる。 いや、食料はそれほどでもないのだが、一生使いそうにない調理器具や食器がぞろぞろと出てきた。 ここは思いきって処分しよう!と来月友人宅で行なうガレージセール用にダンボールに詰め込んだら、6箱にもなってしまった。
私はずっと必要ないものをしっかり溜め込んで生きてきたのだなぁ。
次は第二の四次元空間、クローゼットの片付けをしよっと!
日本語学校の集中授業も無事終わった。 わ〜い、終わった終わった! 本当に終わったのだ! 愚息は中学3年生であるから、もう来年から夏季集中授業はないのだ。 愚息が通っている○○学園の高校は家から遠いので、高校は別の学校へ行く予定である。 まだどこにするか決めてないが、出来るだけ○○学園より難しいところはないという噂であるから、ちょっと安心している。
で、今日は愚息は学校は休みなのだが、私は個人懇談へ行ってきた。 毎年、集中授業がある週の土曜日が個人懇談ということになっている。
愚息は小学校1年生からこの学校に通っている。 今年で9年目だ。 過去8年間、個人懇談の度にメチャクチャけなされてきた。 といっても先生の方に非があるのではなく、悪いのは愚息なのである。 返す言葉もなく、素直に頭を下げ続けた8年間であった。
ところが、今回初めて、本当に初めて誉められてしまった。 「ものすご〜く落ち着いてきた」と言われた。 何しろ去年まで 「もう成績がどうのこのという以前の問題ですね。 態度が全くなってません。 小学1年生のほうがまだまともです。」 な〜んて言われておったのだ。
もちろん、他の子と比べているわけではない。 以前の愚息に比べると急成長を遂げた、と言われたのである。 それで充分ではないか! 久しぶりに嬉しい気分になった愚母であった。
大学には奨学金制度があるということは知っていた。 が、その種類は多種多様であるということまでは知らなかった。
愚息が「僕、フットボールで奨学金貰って大学に行くの。」という夢のようなことをほざいていたので、フットボールをやっていて9月から大学生になる子に聞いてみた。
フットボールだけでなくスポーツ全部に言えることなのだが、スポーツでフル・スカラーシップを貰って大学に行く子はアルバイト禁止なのだそうだ。 練習と勉強だけしていろ!というわけである。 従って、授業料と寮費を全額払ってくれるだけでなく、生活費が毎月支給されるということである。 すっご〜い! お金を貰いながら大学へ通えるのだ。 良いなぁ、素晴らしいなぁ。
で、その話をしてくれた子に「あなたはフル・スカラーシップ貰えなかったの?」と聞いてみた。 「僕みたいに小さいとフットボールのフル・スカラーシップは無理。」 「あなたで小さいの?」 「後5センチくらい背が高かったらなんとかなったかもしれない。」
彼は身長185cmくらい、体重は優に100キロを超えている。 といっても決してデブではない。 筋肉隆々である。 高校で4年間フットボールとレスリングで活躍していた。
やはり現実は厳しいのだな。
以前から思っていたのだけど・・・生徒って、体操服って何着くらい持っているのだろう?
友人の子どもが通っている高校は、月曜日に体操服を学校へ持っていき、金曜日まで持って帰ってはいけない、という規則があるそうだ。 5日間も毎日同じ体操服を着るわけ? それって、汚くない?
愚息が中学生だった頃、彼は体操服を3着持っていた。 体育は毎日あるので、今日着る服、今日洗う服、予備、の3着である。 他の子がどうしていたのかは知らない。
さて、愚息は今、毎日フットボールの練習に通っている。 が、最初に渡されたユニフォームはTシャツ2枚にショーツが1枚であった。 練習だから必ずユニフォームを着なければならないというわけではない。 が、ほとんどの子は毎日来ているそうである。 愚息も毎日着て行く。
最初はショーツは毎日洗わなくても良いのではないか?と思っていた。 が、もって帰って来る服は汗でびしょ濡れなのだ。 絞ったら汗が滴り落ちるのではないかと思うくらい濡れている。 これじゃ、次の日同じものを着せるわけにはいくまい。
という訳で、最近、洗濯は愚息が帰ってきてからしなければならない。 洗濯ってやっぱ朝1番にしたいよなぁ。
もう1セット買おうかとも思うのだが、愚息が苛酷な練習についていけなくてもうすぐ止めるのではないか、と思っているので、どうも買う気にならないのである。
2002年06月26日(水) |
カルチャー・ショック |
愚息は今、サマースクールに通っている。 9年生(高校1年)の英語の復習コースを取っている。 これは「高校卒業資格テスト」に合格するためのコースだそうだ。 そんなこと知らんかったもん。
LAでは(カリフォルニア全部なのかな?)まともに読み書き計算を出来ないまま高校を卒業していく子が余りに多いので、数年前から「高校卒業資格テスト」というのが始まった。 このテストに合格しなければ高校は卒業できない。 実物を見たことがないから本当かどうかはわからないが、噂によると実に簡単なテストだそうである。 中学で習うことを全部学んでいれば合格できるそうである。 実際、知り合いの子の何人かは高校1年生でこのテストに合格している。
さて、愚息の中学の英語の成績は平均するとそれほど悪くなかった。 成績表には詳細が書かれた紙がついてくる。 これには英語がさらに細かく、ボキャブラリー・文法・ライティング・リーディングと分かれ、それぞれに成績がついてくる。 で、愚息は文法がメチャクチャ悪かったのである。 メチャクチャ悪い・・・つまりFですな。 だから愚息は文法が全くできない、と私は思っていた。 愚息も思っていた。 だからサマースクールで英語を取ったのである。
ところが・・・下には下がいるものである。 「出来ない」のレベルが違うのである。 本当に出来ない子だけが取るコースだったのである。
何しろ 教師「君、なんでここにいるの?」 愚息「僕、英語ができないと思ってたから・・・」 教師「うん、普通のクラスに入ったら出来ない方だろうけど、ここに来るほど酷くはないね。」 という会話が交わされたくらいである。
アメリカには全然勉強が出来ない子がいる、という噂は愚息も聞いていた。 が、実際にそういう子達に愚息が会ったのは今回が初めてである。 愚息が通っていた中学は決してレベルが高い学校ではない。 ただ、余りにも出来ない!という子はいなかった。 学校以外の友人には、成績の良い子から悪い子まで色々いたのだが、悪いといっても限度があった。 だからそういう子達を見たことがなかった。
これは愚息にとって一種のカルチャー・ショックであったらしい。 彼らは決して知能が低いわけではない。 勉強する環境で育たなかったのだ。 つまり、「勉強しなさい!」「宿題やったの?」とガミガミうるさく言う親や教師がいなかったのだと思う。 考えてみればこれは気の毒なことである。 本人は楽しく勉強なんか全くしないで楽しく暮らしてきたのだろうが(中には働かなくてはならなくて勉強どころではなかった子供達もいるだろう。)、やはりこれは不幸なことだと思う。 「勉強する義務」ではなく「勉強する権利」があることを学ばなかったのだ。
流石の愚息も、このカルチャー・ショックは大きかったらしい。 勉強の大切さが少しはわかったようであった。 何しろ怠け者を自認する愚息、彼らを見ていて「明日は我が身」と思ったらしい。 といいつつ、今夜も「勉強しろ!」「嫌だ!」と怒鳴り合いを繰り返す親子であった。
アメリカの大都市に住む人が1年間に高速道路の車のなかでじ〜っと動かずに(って動かないのは車だけど)過ごす時間は平均60時間ほどだそうだ。 (とニュースで言っていた。) ノロノロと進む時間は入っていない。 完全に車が止まってしまう状態である。 60時間というのが多いのか少ないのかはよくわからない。
で、LAに住む人が渋滞で車が完全に止まってしまうという状態で過ごす時間は年間平均136時間だそうである。 アメリカ平均の2倍以上である。 まるで日本である。
が、日本との違いは、車を使わなければ仕事に行けないということである。 バスがないこともないのだが、バス停までは自分の車で行かなければならない。 それも通勤バスが走っているのは限られた地区だけである。 電車は・・・ない。 一応あるにはあるのだが、これも極々限られた地区だけ。 要するに公共交通機関が全く発達していないのである。
カープール・レーンなどという2人以上乗っている車しか走ってはいけないレーンがある。 多分「皆さん、誘い合って一台の車に数人乗って仕事に行きましょうね!」という意味で作られたレーンなのだと思う。 が、カープール・レーンはほとんどがら空き状態。 このレーンを皆に開放すれば、渋滞も少しは減るのではないか、といつも思ってしまう。
そもそも、カープール・レーンを使っている人のほとんどは子連れの親である。 近所に住む人たちが誘い合って会社に行く、というパターンはほとんどない。 LA近郊に住む人たちはほとんどが家族持ちである。 仕事へ行く前に子どもを学校へ落としていかなければならない。 帰りには夕食の買い物もしたいだろう。 そもそも、毎日定時に帰れるなんて、職場でカープール用のバンを提供してくれる公務員くらいのものではないのだろうか? 普通の会社員はそうはいかないのだ。 カープールなんてやっとられんのである。
もう高速道路のことはほっといて、公共交通機関を増やして欲しい。 でも、地下鉄とかがガンガン走るようになると、また犯罪も増えるんだろうな。
今週は日本語学校集中授業の週。
愚息が通っている日本語学校は毎週土曜日、午前8時45分から3時半までである。 が、夏休みに入ると、4日間集中授業というものがある。 月曜日から木曜日までの4日間、午後1時半から5時半まで4時間授業がある。
「夏休みは遊ぶ!ひたすら遊ぶ!」でこれまで生きてきた愚息は、現地校のサマースクールなどというものに行ったことがなかった。 フットボールのおかげで、今年初めてサマースクール・デビューである。 で、そのサマースクールは午前7時半から1時まで。
日本語学校の集中授業とサマースクールが重なると結構キツイということに、今年初めて気がついた愚息であった。
1時に高校へ迎えに行く。 1時半から日本語学校が始まるので、昼食は車の中で移動中にとることになる。 お弁当を持って愚息を迎えに行った。
高校は家と日本語学校の間にあるので、15分弱で着いてしまう。 その間に愚息はお弁当を食べ終える。 が、まだお腹がすいているので、日本語学校の隣にあるマクドナルドへ寄ってくれ、と言う。 ま、仕方ないか、まだ時間もあるし・・・と思い、マクドナルドへ寄る。 チーズバーガーを二つとフレンチフライとソーダを買って、学校の駐車場へ。 あれよあれよと言う間に食べ終わった愚息は、バックパックを持って学校へ。
「行って参りま〜す! あれ、母さん、お弁当は?」
君ねぇ、今、お昼食べ終わったばかりでしょうが! 確かに学校へ行く時は必ずお弁当を持っていくのではあるのだが・・・まだ食う気か!
2002年06月23日(日) |
A Real Woman Doesn’t Read Instructions! |
これ、オリジナルは A Real Man Doesn’t Read Instructions!です。 こういうのが書いてあるTシャツを見たことがある。
これまでに何度も書いたが、私はマニュアルやインストラクションを読むのが苦手である。 めんどくさいのだ。 いつも「何とかなるさ」でやってみて、結局なんともならないことが多い。 が、何度なんどもならなても学習しない・・・愚息に似たのかな?
我が家では、コンピュータの接続や本棚の組み立てなどは私がやることになっている。 以前はダンナがやっていたのだが、ダンナは何事も一人ではできないので、私が手伝いことになる。 手伝うくらいなら自分でやった方が早い。 という訳で、いつの間にかそういうことは私の仕事になっていた。
で、話は違うような同じような・・・新しい携帯電話である。 電話を変えたのは良いけれど・・・最近の携帯電話ってどうしてこうめんどくさいの? 私はモバイルなんかやらない。 (ところで、モバイル=Mobilというのを最近知った。 ず〜っと「モバイルとは何ぞや?」と疑問に思っていた。 でもさぁ、なんで「モバイル」なの? 素直に「モービル」って言っちゃいかんのかな?」) Call Waitingも3-way Callもいらない。 普通に電話がかけられて、Voice Mailが使えればそれで充分なのである。 (ところで、何故Voice Mailなの? 「留守番電話」とどこが違うの?)
多機能だということはそれだけボタンが多いということである。 小さな携帯電話にボタンの数を増やせるわけがないから、同じボタンの組み合わせで色んな機能を使い分けることになる。 複雑になれば複雑になるほど、単純な機能を使いたい時も複雑な操作をしなければならないことになる。 これは文明の利器に弱い私には大変なことなのだ。
要するに・・・新しい電話の電話帳に登録するのにやたら時間がかかったので文句が言いたくなっただけなんだけど。
電話番号を登録するくらい簡単じゃない、という意見もあるだろう。 確かに難しくはない。 が、我が家の携帯電話は4機あるのである。 1つは愚息の。 これは彼が自分でやる。 が、残り3つ、ダンナと義母と私のは全部私がやるのである。 我が家の携帯二つと自宅の電話、ダンナの仕事場、ダンナの弟と妹の家族の携帯電話と自宅の電話、これだけ入力するのにも3機となると結構メンドウなのである。
全くもう・・・そんくらい自分でやれよな!
携帯電話を変えた。 これまで持っていた携帯電話は最悪だった。 だったら契約が切れたらすぐに変えれば良いものを、そこはほれ、私は思い立ってから実行するまでが長いのである。
例えば、「あれがあると便利だろうな」と思う。 が、なくても生きていけるものに関してはすぐに忘れてしまう。 で、しばらくして「あれがあると便利だろうな」とまた思う。 で、すぐ忘れる。 これを繰り返している内に、思う間隔がだんだん短くなって、最後にはいつも心のどこかにひっかかっているという状態になる。 思ったり忘れたりする期間が短くて1年、長くて3年くらい。 いつも心にひっかかっている期間がその後1年くらい。 (我が家のキッチンテーブルなんか「欲しいな」と思ってから購入するまでに10年以上かかった。) その後、「よっこらしょ」という具合に行動に移るのである。
で、携帯電話。 何故が家の中で使えないのである。 先日、ハワイから友人が来た時、彼女は私の家からハワイにいるダンナと携帯電話で話していた。 私は同じ場所から隣町にいるダンナに電話をしようとして、繋がらなかった。
それから、ビルの中でも使えない。 デパートの中から同じデパート内部にいる愚息に連絡を取ろうとしたら、繋がらなかった。 何度も挑戦している私の横を、色んな人が携帯電話で話しながら通り過ぎていく。
これって絶対普通じゃないよな。 繋がらなさも普通ではないが、その電話を変えない私も普通ではない。 一体何のための携帯電話だ!
で、契約期間が終了してから1年以上たった今日、ついに携帯電話の会社を変えたのであった。 新しい会社はverizon 自宅の電話もverizon、DSLもverizon 我が家の通信関係はこれで全部verizonになってしまった。 (あ、まだKDDのメールサービス、キャンセルしてないけど。)
さて、新しい電話・・・通じる。 家にいてもビルの中でも繋がる。 これぞ携帯電話! 中々繋がらない携帯電話を3年間も使っていると、こういう当たり前のことでも感動するのである。
そういう繋がらない電話を何故今まで使っていたのか? もちろん、安かったからだ。 そう言えば、繋がらない電話に変える前に使ってた携帯電話、あれは高かったけどどこからでも繋がってたな。
さて、新しい携帯電話、値段は前の会社とほとんど同じである。 随分安くなったもんだ。 (電話機の値段じゃなく、通話料の値段です。)
2002年06月21日(金) |
I like your profile |
というメールが来た。 本文は・・・
Hi I saw your profile and thought you sounded interesting…if you want you can look me up at Http://www.xxxxxxxxxx.com/?aff-1694 I hope to speak to you soon.. Jamie. p.s I am usually on there in the evenings.
私はプロフィールなどというものはどこにも登録していない。 いや、ホームページには簡単な家族の紹介は載せているし、MSNにもプロフィールは載せている(HNはDOTMOTHERではないけど)。 が、どちらも日本語のみである。 英語のプロフィールはどこにも載せていない。 (んなもん書いたこともない)
一体これは何なんだろう? と思ってついついアドレスをクリックしてみた。 (上記のアドレスは本当のアドレスではありません。)
おおお!出会いサイトではないか! という訳ですぐに出てきてしまったので、真面目なサイトなのかいかがわしいサイトなのかは確認していない。 ようするに宣伝メールだったのね。
と思いつつも・・・ インターネットのプロバイダ、ソフトウェアの登録等等、当たり前だが私は本当の情報を送る。 (MSNのプロフィールにだって全部本当のことを書いている。) 今更年齢や未婚既婚に関して嘘をついてもしょーがあるまい。 というか、嘘を考えるのがめんどくさい・・・というのがホントの理由)
インターネットのプロバイダはアメリカの会社だし、英語のソフトウェアも使っているので、そういう所への登録は英語である。 そういう情報が他に漏れているのだろうか? クレジットカードの番号や銀行の口座番号(こういうものは登録しないけど)の他に漏れて困るような情報は残念ながら持っていないので、それ程深く考えたわけではないのだが、ちょっと気になってしまった。
ど〜でも良いけど、ジェイミーさんってどんな男性なのかな?
2002年06月20日(木) |
Asianxxxx.com |
と派手に書いたToyotaの4-runnerが走っていた。 Xxxxのところには4文字言葉が入る。 といっても、皆が普通に使っている普通の言葉である。 愚息を迎えに行った帰りのことである。 「Asian Xxxxって一体なんだろうね?」 「行ってみようか。」 「うん、行ってみよう。」 という会話を交わしたのだが、家に帰った後、愚息に昼飯を食わせて私はすぐに買い物に出かけた。
愚息は私が留守の間に行ってみたそうである。 「何のサイトだった?」 「ポルノ」 愚息はさりげなく答えた。
我が家のコンピュータ(インターネットに繋がってるヤツ)は台所に置いてある。 台所にコンピュータなんか置くな!って? だって、我が家の台所は、台所兼食堂兼私の仕事場兼勉強部屋なんだもん。 しかも、隣の居間との間に壁がない。 私はこの二部屋だけで暮らしているのである。 ここには生活に必要な全てが揃っている。
で、愚息がコンピュータを使っている時でも、私はチラチラと画面を見ることができる。 従って、どんなサイトであろうとロックはかけていない。 ポルノ・サイトであろうがテロ・サイトであろうが見たい放題である。 が、親の目が常に光っている。
それに・・・私は愚息が小さな頃から『臭いものにはフタを』してこなかった。 映画の暴力シーンもセックス・シーンも、私が見るものは全て愚息にも見せてきた。 ただし、暴力であれ麻薬であれセックスであれ(テレビ・ゲームであれ)、教育によろしくないものについては全てじっくりと話し合ってきた。 世の中に存在するものは目をつぶっても存在する。 その存在を受け入れた上で、善悪を自分で考えて判断するようになって欲しかったからである。 ましてや、親が見たりやったりすることを「子どもにするな!」とは言いたくない。 「子どもに見せたくないものは親も見ない」が我が家の方針である。 (わかったかね!ポルノ・サイトなんか行くんじゃないよ!>ダンナ) 今でも、愚息が友人と映画に行く時、成人映画以外ならなんでもOKである。
さて、「ポルノ・サイト」とさりげなく答えた愚息であったので、入ってすぐに出てきたんだろうな、とたかをくくっていた。 で、後で「履歴」を使って愚息が何を見たかチェックしてみた。
ひえ〜っ! 君、しっかり見てるじゃない!
2002年06月19日(水) |
数少ない読者の皆様へ (アップロードのお知らせ) |
DSLにしました。 お店に持っていってインストールしてもらえば良いものを、「こんくらい自分で出来るわい!」と思ってやってみたら、ちゃんと出来ました。 いえ、ちゃんと出来たと錯覚しました。 話せば長〜くなるのですが、色々あってPCが不調になりました。 しばらく日記もホームページも更新できないかもしれません。
よろしかったらホームページの方を引き続きご愛読下さい。 アドレスは http://dotmother.hoops.ne.jp/ です。 もちろん右下の『ホームページ』と書いてあるところをクリックしても入れます。
まさか「ホームページ、もう全部読んじゃったよ。」という方はいらっしゃらない でしょう。 私自身でさえまだ全部読んでません。 結構、長いのです。 自分で驚いて・・・途中で止めました。 誤字脱字を発見するのが恐くて読んでないわけではありません。 (それもあるけど)
2002年06月18日(火) |
We are going to make a monster out of you! |
昨日はフットボールの練習の初日だった。 初日はオリエンテーションが中心で、ほとんど練習はしなかったようである。 実は、愚息のような軟弱者にフットボールのような過激なスポーツができるのだろうか、と内心、とても心配していたのだ。 私自身が軟弱者であるので、残念ながら愚息にアドバイスをすることはできない。 軟弱さにおいては、私の方が上である・・・って自慢にならんけど。
で、練習二日目の今日、愚息は足を引きずりながら帰って来た。 足が痛い、肩が痛い、屈めない、靴が脱げない、などとブチブチ言っておった。 「練習、キツイの?」 「うん、もの凄くキツイ」 「じゃ、止めたら?」(なんつう親だ!) 「止めない」 「キツイけど、おもしろいの?」 「ううん、おもしろくない」 「じゃ、なんで止めないの?」 「続けてたらおもしろくなるから」 ふ〜ん、スポーツってそんなもんかい?
愚息が参加しているのは9月に新入生になる子達の練習である。 Varsityチームのメンバーの練習は夕方から行なわれている。 従って、フットボール初心者ばかり。 みんな14、5歳だから身体もそれほど大きなわけではないらしい。 愚息の身長は真中くらいだそうだ。 体重は・・・多分上から2番目くらいだろうと言っていた。 つまり、デブである
さて、アメリカには「デブは走れない」あるいは「デブは動けない」という常識がある。 (日本にもあるかな?) 今日、誰がどの位速く走れるか、の競争があったそうである。 1度に2人づつ走る。 で、2回負けたらアウト。 最初は人数が多いから、待ち時間が長かったらしいが、だんだん人数が減ってくると、ゴールからスタート地点まで走って戻らなければならなくなる。 で、愚息は最後には疲れてしまって、一度勝った相手に負けてしまったそうである。 それでもトップ5には入ったそうだ。 愚息より速かった4人は、全員がすらっとした子達だったそうである。 「あのデブは速い!」と皆さんに褒められて(?)嬉しかったそうである。
で、次はウエイト・ルームで力比べ。 これはゆとりで一番ですな。 だてにデブやってるわけじゃないもん。 もちろん、新入生しかいない練習だからのことである。 Varsityの連中に比べれば、赤ん坊のようなものである。
それでも、コーチに We are going to make a monster out of you! と言われたそうである。 アシスタントに 「1年間頑張ったら、2年生でVarsityに入れるぞ!」 と言われたそうである。(現実はそんなに甘くはない!) 愚息はとても嬉しそうだった。
「ブタもおだてりゃ木に登る」のかもしれない。 (・・・比喩になっとらんな)
さて、無事卒業ウィークを終え、愚息は中学校を卒業した。 さぁ、夏休みだ!と言いたいところだが、今日から高校のフットボールの練習が始まる。
ところで、日記に頻繁に登場するフットボールとは『アメリカン・フットボール』のことである。 『サッカー』のことではない・・・念のために。
フットボールの練習は朝の7時半から9時15分までだ。 ということは・・・朝、愚息を送って行くために7時に家を出る。 真っ直ぐ帰ってきても家に付くのが8時頃。 で、1時間もしない内にまた迎えに行かなくてはならない。 う〜ん、これは時間の無駄だぞ!
という訳で、ついでにサマースクールのコースを取って来い!ということになった。 が、愚息はまだ入学手続きをしていない。 ということはサマースクールには出席できない。 困った・・・という訳で、知り合いのフットボールのコーチ(この人はvarsityのコーチなので愚息のコーチではない)なんとかならないか、と聞いてみることにした。 すると「なんとかしてやるから、朝6時半に学校に来い。」と言われた。 ひえ〜っ!
言われた通り、6時半に学校に行ってみると、サマースクールに登録しようと(早めに登録してなかったのだろう)生徒達がウヨウヨしているではないか! アメリカ人って早起きなんだなぁ。
ま、時間つぶしが目的であるから、科目はなんでも良かったのだが、頼んだコーチが勝手に(なんて言うと申し訳ないな)9年生の英語の復習コースを取っていてくれた。 愚息は9月から9年生になるんだけどなぁ・・・そういうの取っても良いの? とちょっと心配。
ところが・・・帰って来た愚息は、「メチャクチャ簡単」なんぞと嘯いていた。 英語は愚息が苦手な科目の一つである。 (ちなみに愚息が苦手なのは英語・算数・科学である・・・って主要科目のほとんどだ!) そんな愚息が「メチャクチャ簡単」? 何故だろう・・・あっ、わかった! これは単に想像でしかないのだが・・・
多分、このコース、9年生で英語を落とした子達が取らなければならないコースなのではないだろうか? 公立高校で単位を落とす、ということは、出席日数が足りない場合と宿題を提出していない場合を除外すると、「こりゃもう全くダメだ。話にならん。」ということである。 真面目に出席して宿題さえ出していれば、Dはもらえるのだと思う。 読み書きもろくに出来ない子達が集っているのであろう。 流石の愚息も、そういう中に入れば「出来る子」であるらしい。
そういうコースを取らせるのはどういうものだろうか? でも、止めちゃうと9時15分に迎えに行かなきゃならないし・・・ま、いっか。
という訳で、1時にお迎えに行けば良いことになった。 めでたしめでたし。
もう長いことDSLにしたいと思っていた。 思っていたのだが、DSLというのが何か今一わからない。 本屋さんでPC関係の本を立ち読みしてみたのだが、やはりわからない。 わからないと言えばコンピュータのことがわかっていないのだからDSLがわかるはずもない。
しかし、初めてコンピュータを買った時(昔々、まだWindowsが発売されるずっと前のお話)もコンピュータのことなんて何も知らなかった。 ワープロ買うくらいならいっそコンピュータにしちゃえ!と思って買ったのだ。 その後、コンピュータについての知識は全く増えないまま毎日使っている。 インターネットのことだって何も知らないままに毎日使っている。 んじゃ、DSLだって同じじゃないか、と思ってverizonという電話会社が「最初の一ヶ月は無料」というプロモーションをしている間につけてみることにした。 なんとかならなかったらキャンセルすりゃあ良い。
で、注文したらモデムが送って来て「17日の月曜日から使用できます。」というメールが届いた。 使用できるようになる前にモデムを接続してもちゃんと接続できているかどうかわからないから、17日に接続することにしよう、と思っていたら、昨日「もう接続しましたか?」という電話がverizonからかかってきた。 「月曜日から繋げるということだったので、まだです。」と答えると、「もう繋がってますよ」ということだった。 んなこと言われてもなぁ。
というわけで、今日早起きしてモデムを接続することにした。 マニュアルを読みながら説明通りにやっていく。 できた・・・実に簡単・・・ん?・・・繋がんない! だよな、そう簡単にいくはずがないよな。
説明書の中でわからなかったのは「NICはついてきません。」という個所だけだった。 えっと・・・NICって何だ? そういうものは私のコンピュータについてないの? 繋がらないということはきっとついてないのだろう。
というわけで、近くの電気屋さんにNICを買いに行った。 マニュアルを持っていって、店員さんにNICと書いてあるところを見せて「これください。」 「はい」とあっさり手渡された・・・でも20ドルもしたぞ!
NICのNとはネットワークのことだろう。 Cはカードではないかと思っていた。 (Iは全然わからんぞ!) が、店員さんから渡されたのは中に1枚のカードが入っているとはとても思えない箱であった。
家に帰って箱を開ける。 えっ、これってコンピュータの箱開けないと取り付けられないんだよな。 えっとえっと、コンピュータってどうやって開けるんだ? 実は現在使っているコンピュータはまだ自分で開けたことがない。 開けようとしたら、ケースにコンピュータを買ったお店の名前を書いた封印がしてあるではないか! これって「勝手に明けるなよな!」という意味ではないのだろうか?
が、今はそんなことを言ってる場合ではない。 あ〜でもない、こ〜でもない、としばし考えて、やっと空けることができた。 こういう時、力がないというのは便利である。 私が力持ちであったなら、きっと力任せに開けて壊していたであろう。
久しぶりに見たコンピュータの内部はDOSの頃とそれほど変わってはいなかった・・・良かった良かった。 NICがなんだかわからんが、この形、取り付けられる個所は3箇所しかない。 といってもその3箇所というのは基本的には同じところであるから、どれでも良いであろう。 というわけで、NICを取り付ける。
あれ?ネジがない。 ネジって付属品じゃないの? 仕方ないのでダンナの工具箱を漁って丁度良さそうなネジを頂いてくる。
あっ、ネジが合わない。 ま、いっか。 適当にグリグリと捩じ込んでしまった。 フタを閉めて完了!
さて、今度こそ・・・あ、ダメだ、繋がんない。
やはりマニュアルをちゃんと読まんといかんのかな? マニュアル通りやっているつもりなのだけれど、じっくりと読むということができないのだ。 ついつい、大きな文字だけ拾い読みして済ませてしまう癖がある。 仕方ないので、マニュアルをきちんと読み直した。
間違っていたのは・・・電話線を繋ぐ時、ファックスと二股にするのだけど、二股ソケットのDSLのラインとファックスのラインが逆になっていたのであった。 もしかして、最初にこれが正しく繋げてあればNICを買う必要なかったの?
それにしても・・・NICとは何なんだろう?
2002年06月15日(土) |
卒業はしたけれど・・・ |
今日は日本語学校の日である。 日本語学校は7月一杯ある。 来週の月曜日からは、フットボールの練習が始まる。 フットボールの練習は6週間。 終わった次の日から、愚息は泊り込みで10日間のスーパー・キャンプに参加することになっている。 (スーパー・キャンプについては後日詳しく説明する予定) キャンプから帰ってきたら、フットボール名物『Hell Week』である。 つまり、夏休みはない! 高校生は忙しいのだ!
これまで、「夏休みは思いっきり遊ぶ!」で過ごしてきた愚息にとってはなんだか納得いかない様子である。 でも、自分でやりたいって言ったんだもんなぁ、仕方ないよなぁ。
で、多少の我儘は聞いてやろう、ということで、日本語学校の帰りにゲーム屋さんへ連れて行ってあげた。 実は予約していたゲームが入荷したという電話が入ったからではあるのだが・・・
愚息は叔父・叔母・祖父母から卒業祝いを頂いている。 現在、結構金持ち。 で、予約していたゲーム以外のゲームも購入した。 でもなぁ・・・
ゲームは1本60ドルほどである。 予約する時に10ドル払うので、受け取る時に支払うのは50ドルほどである。 愚息は自分のお財布から50ドルを払う。 だから、ゲームは1本50ドル、という感覚で予算を組んでいるようである。 しかし、予約時に10ドル払ったのは私である。 「10ドル返せ!」と言ったのだが、無視されてしまった。
さて、いつ入荷するかわからないが、愚息が予約しているゲームはあと1本ある。 金を持っている内に・・・と思って、愚息の財布から60ドル取り上げようとしたのだが、財布の中には50ドルしか残っていなかった。 なんだか納得いかないよな。
2002年06月14日(金) |
卒業ウィーク6:卒業パーティ |
今日は卒業パーティだった。 もちろん、親は出席しない。 学校の近くのカントリークラブのクラブハウスを借り切って行なわれた。 時間は夕方6時から・・・11時まで。 近頃の中学生は夜遅くまでパーティをやるんもんですな。
11時までといっても、パーティが終わった後も皆が名残惜しんで中々帰ろうとしなかったそうである。 ほら、あのアメリカ式の、抱き合ってやる挨拶があちこちで交わされる。 あれって中学生でもやるのね。
愚息はそこんところは日本人っぽくて、ああいう挨拶は苦手なようである。 (私みたいに相手が向ってきたら思わず体が引いてしまう、というほどではないけれど) が、一応礼儀だということで、拒否はしない。 次々に女の子に抱きつかれて、かなりうんざりしているようである。 まだまだガキなのだ、とちょっと安心。
それにしても・・・こちらの中学生(ってもう卒業してるけど)って堂々としているなぁ、と改めて感心してしまった。
2002年06月13日(木) |
卒業ウィーク5:GAP |
もう卒業してしまったのだから、今日は学校はお休みである。 で、特に書くことはない。 GPAとはGrade Point Averageの略である。 アメリカの成績はA・B・C・D・Fの5段階に別れている。 秀・優・良・可・不可ですな・・・古かった? で、Aが4ポイント、Bが3ポイント、Cが2ポイント、Dが1ポイント、Fはゼロ、としてそれぞれのポイントを合計して平均を出す。 これがGAP。
さて、愚息の学年は、学校創立以来、GPAの平均が最高であったそうである。 皆さん優秀だったというわけだ。 でもなぁ・・・ 愚息はKindergartenから入学して9年間この学校に通った。 9年の間に、愚息と仲良くなった子達は次々と止めていった。 最後まで残った親しい子は一人だけであった。 (彼とは高校も同じである。) 何故止めていくのか? 勉強についていけなかったからだ。 もちろん、成績が悪いからといって放校になることはない。 ないのだが・・・先生にねちねちと虐められたのではないだろうか、とつい想像してしまう。
止めていった子達・・・彼らは頭が悪いわけではない。 成績が悪いのは、勉強をしないからである。 でもね、勉強が嫌いなのって普通だと思う。 むしろ健全なのではないだろうか?
愚息も勉強が嫌いである。 従って決して自分から宿題をやろうとはしない。 宿題を提出しない日々が続くと、親が呼び出される。 親に「家でやらせろ!」「ちゃんと見てやれ!」と言われる。 成績が悪いと「家庭教師をつけてでもやらせろ!」と言われる。 でもね、これって先生のお仕事じゃないんですかい?
勉強が出来る子は、ほっといてもやるのである。 やりたがらない子をやる気にさせる。 やる気にさせないまでも、「やらなくてはいけない」という諦めの心境にまで持っていく。 それが教師の仕事だと私は思う。
「馬を川辺まで引っ張って行くことは出来るけど、水を飲ませることはできない。」とかなんとか言う諺があったような気がする。 川辺まで引っ張って行くのが教師の役目なのではないだろうか? できる限り環境を整えてやるのが教師の役目だと思う。 特に小学校、中学校では勉強そのものより、勉強のやり方を教えて欲しい。
教師や目上の人に敬意を払う、授業中はきちんと机について先生の話を聞く、授業時間に遅れない、等等、躾に関することは親が家庭で教えるべきである。 しかし、勉強の大切さ、宿題を提出日にきちんと提出することの大切さなどは学校で教えて欲しいと思う。 学校で学ばなかったことが家で教えろ!と親に言われてもなぁ。
もちろん、私は私なりに努力をしてきたつもりだ。 教科書を購入して(一冊50ドル以上する)昼間、辞書を使って読む。 夜、愚息が理解していないところチェックして、教える。 最後まで残った愚息の友人の親は、家庭教師を雇った。 我が子達はそうやってサバイバルして来たのだ。 でも、そういうことをしない、あるいは出来ない親だっている。 そういう子達は次々と止めていった。
勉強が出来ない子を止めさせておいて、なにが「創立以来優秀な学年」だ! 勉強が出来ない子を出来るようにさせてこそが「優秀な学年」だ!
ところで、途中で止めていった子達が、わざわざ愚息の卒業式にお祝いに来てくれていた。 卒業式の後、今では違う学校に通っている子達が愚息を取り囲んでお祝いを言ってくれた。 私はそれが何より嬉しかった。
2002年06月12日(水) |
卒業ウィーク4:愚息よ、卒業おめでとう! |
卒業式だった。 愚息の学校のスクール・カラーは赤である。 そのせいかどうかはわからないが、卒業ガウンも真っ赤であった。 公立中学の卒業式はガウンは着ない。 卒業式も昼間行なわれる。 が、そこはほれ、何事も派手にやりたい私立である。 卒業ガウンに房のついた四角い帽子をかぶり式に出る。 時間も午後7時半からである。
愚息に赤は似合わない。 もう見事に似合わない。 似合わない色というものはあるものである。 例えば、私がピンクの服を着るとメチャクチャおかしい。 自分で笑ってしまうほど無気味なのである。 で、愚息が似合わないのは赤。 彼もそれを自覚しているらしくて、卒業ガウンを着るのをとても嫌がった。 が、嫌がったところで決まりは決まりである。
ところで、中学生の分際で、男の子はガウンの下はドレス・シャツにネクタイである。 これも決まり。 そう言えば、修学旅行中、日曜日の礼拝に参加する時とブロードウェイでミュージカルを見学する時のためにスーツを持っていかなければならなかった。 中学生といえばまだ成長期の真っ最中である。 スーツなんぞを買うのはもったいないと思うのだが・・・アメリカ人は子どもでも皆スーツを持っているようである。 で、愚息は私にジャケットを預け、式の直前にガウンを着て直後に脱いでおった。 似合わないとは言え、一応記念に写真を撮りたかったのだが・・・逃げられた。
式にはダンナと2人で出席した。 が、他の子達は両親、祖父母だけでなく、親戚一同で出席していたようである。 たかが中学校の卒業式にそこまでするか・・・するんだそうだ。 ダンナの親兄弟も愚息の卒業式に出席できなくてとても申し訳ながっていた。 しかし、愚息の従兄弟の高校の卒業式が同じ日同じ時間にあったのだ。 彼女は卒業式にスピーチをした。 対して愚息はただ出席して卒業証書を頂くだけである。 という訳で、親族一同は皆、従兄弟の卒業式の方へ行ってしまったのである。 愚息はダンナや私も従兄弟の卒業式の方に出席すると思っていたそうだ。 「えっ、母さん達、僕の卒業式に来るの?」 おいおい、いくら私でも、自分の子どもをほっといて姪の卒業式には行かないぞ!
He graduated with honors today. Congratulations, Dotman!
2002年06月11日(火) |
卒業ウィーク3:End of the Year Trip |
英語で『修学旅行』は単純に『Field Trip』と言う。 遠足もField Tripである。 で、今日のField Tripはお遊び。 最後に8年生全員でナッツ・ベリー・ファームへ遊びに行った。 卒業まで残った日にちを消化するために遠足の日にした、ような感じではある。 しかし・・・10日間の修学旅行からず〜っと全然勉強というものをやっていない。 こんなことで良いのかな?
さて、夕方から愚息が入学することになっている高校で、新入生のためのフットボールの説明会があった。
愚息が行く高校はダンナが行った高校でもある。 ダンナが通っていた頃、1学年500人ほどの生徒の中、アジア系はダンナともう一人中国人がいただけたったそうだ。 当時、「日本人はみんな柔道をやっている」という常識(?)があったため、ダンナに喧嘩をふっかける生徒はいなかったそうである。
時代は変わって・・・ 先月、高校のクラスに関する説明会があった。 こちらの公立学校にはHonors Classというものがある。 生徒間の学力の差が余りに大きいので、出来る子はひとまとめにしてしまおう!ということらしい。 (ちなみに、勉強が遅れている子達のクラスもある・・・そうである。 もちろんELSのクラスもある。) で、そのHonors Classの説明会の時、出席者の大半がアジア系であった。 ダンナが高校生だった頃とは大違いである。 「ふ〜ん、この高校はアジア系が多いんだ。」と理由もなくちょっと安心してしまった。
ところがところが・・・ 今日、フットボールの説明会に行ったら、アジア系なんて一人もいないのである。 いや、一人だけいた・・・愚息。 アジア系はフットボールなんかしないのだ! じゃ、一体何をしとるんだ?
愚息の友人のアジア系高校生は、お勉強が出来る子はバンド、そうでない子はサッカーをやっている子が多いようである。 何故フットボールはやらないのか? 多分、身体が小さいからだろうな。
フットボールのチームメンバーのプロフィールを眺めてみる。 身長6フィート5インチ(196cm)体重275ポンド(125kg) 身長6フィート3インチ(190cm)体重254ポンド(115kg) 身長6フィート(183cm)体重203ポンド(92kg) 身長6フィート6インチ(198cm)体重313ポンド(142kg) ・・・お前ら本当に高校生か! こういうのが集っていると・・・恐い。
こういう子達の中に入れば、はっきり言って愚息は小人である!
2002年06月10日(月) |
卒業ウィーク2:Award Night |
アメリカの学校にはAward Nightというものがある。 基本的には成績優秀者の表彰式である。 従って愚息には関係ない。 関係ないから出席しなくても良いと思っていたのだが、そこはほれ、規模の小さな学校なので『全員出席』であった。 え〜っ!関係ないのに行くのぉ!とブチブチ言っていたら「母さん、車の中で待ってて良いよ。」と愚息に言われた。 が、せっかく行くのだから話の種に・・・と見物してきた。
皆勤賞(っていうんだっけ?)というのもある。 成績優秀者というのは確かに偉い。 中学ともなれば頭が良くても勉強しなければ成績優秀者にはなれない。 ましてや主要4科目だけでなく、音楽、体育、美術までも全部Aを取り続けるというのは大したものである。 大したものではあるのだが、「ふ〜ん、偉いね。」でお終いである。 つまり、私は成績に関してはそれほど興味がないのである。
しかし、しかし、皆勤賞は偉い! 素晴らしい! 尊敬してしまう! 健康管理が行き届いている。 しかも健康なだけでなく、精神的にも強くなければ取れない賞だろう。 と以前から思っていたのだが・・・ ナント、皆勤賞受賞者が10人以上いたのである。 凄いなぁ。
ところで、各教科ごとに頑張った子達も表彰される。 美術の表彰の時の先生のスピーチ・・・ 「美術というのは才能が大きな部分を占めます。 才能がある子は努力をしなくても上手な絵が描けますが、センスがない子はいくら努力をしても出来ません。 それでも諦めず努力を続け、頑張って頑張って、最後まで全然上手くならないのに諦めずに頑張った子達に賞をあげたいと思います。 その子達は・・・」
おいおい、これって『君達、最後まで下手だったなぁ賞』かい?
ちなみに、『スポーツ・アワード・ナイト』というのが別の日にありまして・・・ こちらは「全員出席の必要なし!」でした。 どうも愚息の学校はこちらの方には全然力を入れてないらしく、地味〜な行事ではあったのですが、こちらの方は実に愚息に関係があり、色々頂いて参りました。 ・・・そういう愚息です。
2002年06月09日(日) |
卒業ウィーク1:Baccalaureate |
以前から疑問に思っていたのだが、一週間というのは日曜日から始まるのだろうか?それとも月曜日から始まるのだろうか? 私の感覚では「月曜日から始まる」である。 日曜日の夜になると「ああ、また明日から一週間が始まるぅ。」と思ってしまうのは私だけではないはずだ。 しかも、日曜日はウィークエンドである。 神様がこの世を作り終わって最後に休んだのも日曜日である。 だから、一週間の終わりが日曜日だと思う。 じゃぁ、何故全てのカレンダーは日曜日から始まってるんだ?
で、日曜から始まるとして・・・今週は卒業ウィークである。 勉強はもうない。 今日は日曜日だというのに、しかも昨夜修学旅行から帰ってきたばかりだと言うのに・・・
朝の9時からBaccalaureateだった。 Baccalaureateとは、卒業生のためのミサである。 だから日曜日のミサの時に行なう・・・当たり前だろうなぁ。 でも、日曜日くらいゆっくり寝たいよなぁ。 (ちなみに、愚息がいない間のんびりした私ではあるが、ダンナの朝食を作らなければならないので、大好きな寝坊だけは出来なかった。)
ま、私は卒業生ではないので出席しなくても良かったのだが、愚息を(愚息が行ってる学校の)教会へ送っていたついでに参加してきた。 私は高校・大学供にクリスチャン系だったので、一応Baccalaureateというのは経験している。 が、アメリカも同じかな?という興味もあった。
う〜ん、流石は基督教の本場、かなり本格的にやるもんですなぁ。 卒業生が全員ガウンにあの四角い帽子をかぶって参加。 小さな学校で生徒数が少ないとはいえ、かなり壮観でありました。
感心したのが生徒のスピーチ。 成績優秀者がスピーチをするのだが、残念ながらそれはたいしたことがなかった。 ただ、最初にスピーチをした子が凄かった。 堂々としているだけではない。 話し方がまるで・・・ニュースキャスターだ! 中学生でもああいうのがいるんだなぁ。 最近の中学生は侮れんな!
修学旅行中、規則違反行為を3回やると親に連絡が行き、親は自費で東海岸まで迎えにいかなければいけないことになっていた。 この10日間というもの、一抹の不安が頭の片隅に座り込んでいた。 愚息は毎年夏休みになると10日ほど様々なキャンプへ出かけていたので、多分大丈夫だろうなぁとは思っていたのだが、とにかく学校と相性が悪いのでやはり心配ではあった。 ・・・無事帰還。
夜8時にLAX着ということだったので、ダンナと一緒に迎えに行った。 夫婦揃って行くほどのものか?と思わないでもないのだが・・・これが結構皆さん夫婦揃って迎えに来ているのである。
普段はダンナと滅多にしゃべらない愚息が、帰りの車の中で喋り捲っていた。 もう、メチャクチャ楽しかったそうである。 特にニューヨークが気に入ったらしい。 大人になったら是非住んでみたい、とのことであった。 WWFの本部があるから、以前からNYに住みたいとは言っていたのだが、実際に行ってみて益々気に入ったようである。
愚息が東海岸へへ行ったのは実は2度目なのだが・・・赤ちゃんの頃行ったので、彼の記憶には全くない。 あの時は、ハーバード大学のキャンパスで「ほぅら、ここが君が大きくなったら入る大学だよ。」と言って聞かせたのになぁ・・・
2002年06月07日(金) |
明日は愚息が帰って来るというのに・・・ |
愚息が修学旅行に出かけている10日間、あれもしようこれもしようと計画を立てていた。 が、何一つ出来ないまま、終わってしまった。 原因は、ダンナが愚息の旅行に合わせて休みをとってしまったこととラスベガスなんぞへ行ってのんびりしてしまったことである。 参ったなぁ。
しかし・・・この10日間で寝不足は解消。 肩や腰の痛みも取れたし、ボロボロと物を落としてしまう手の震えも治まった。 あれをやらなきゃ、これをやらなきゃ、と思いつつもダンナと一緒にのんびりビデオを見たりぼけ〜っとしたおかげで、溜まっていた疲れが取れたのであろう。 精神的にものんびりしてしまった。 これは・・・多分良いことなのだろう。
今日は午前中、美容院へ髪を染めに行った。 茶髪に金色のメッシュ、というと派手に聞こえるが、実際はそれほど派手ではない。 何故、茶髪なのか? カリフォルニアに住んでいると髪が焼けて自然に茶色になってしまう。 もともと『緑の黒髪』にはほど遠い色だったのがますます茶色になってきて、茶色がすっかり自然になったためである。 では、何故、金色のメッシュを入れるのか? ははは・・・髪が伸びてきた時、白髪を誤魔化すためである。 つまり、私が髪を染める理由は、100%白髪隠しである。 でなきゃ誰が金を出して髪を染めるもんか!
で、午後からは車の窓の修理と家の掃除。 これで1日が終わってしまった。 ・・・やれやれ。
2002年06月06日(木) |
ラスベガス旅行の続き |
無事ラスベガスから帰還。 帰りはほとんど私が運転。 後部座席の三角窓は割れっぱなしだけど、私は運転席と助手席にしか座らなかったのでそれほど不自由ではなかった。 (お義父さん、ごめんなさい。) ただ流石に冷房は効かなかった。
さて、ラスベガスへの往復のほとんどは砂漠の中の一本道である。 フリーウェイの制限速度は70マイル(約113キロ)。 もちろん制限速度を守って走っている車はほとんどいない。 私は基本的には制限速度を守りたいタイプなのであるが、片道2車線しかない道路を大型トラックがたくさん走っているので、追い越さないわけには行かない。 そうなると、80マイルくらいは出さなければならない。 広々とした場所を走るのだから、80マイルでもそれほど恐くはないのだが、窓が割れているのでとにかくうるさい!
単調な道なので時々ボーっとしてしまう。 ボーっとして前の車についていっていたら、いつの間にか90マイル(約145キロ)出ていた。 安全運転の私がこんなにスピードを出したのは始めてであった。 慣れとは恐ろしいものだ。 ダンナの透析時間のことを考えて多少焦っていたのだ。 普通だったらどんなに皆に追い越されてもこんなことはしない しかし、みんな飛ばすなぁ。
さて、今、一仕事終えて日記を書いているところである。 ダンナは居間のソファーで寝ている。 私が仕事をしている間、ず〜っと寝ていた。 疲れてるんだろうから仕方ないけどね・・・私は仕事中なんだからテレビくらい消して寝てくれんかな。
彼は愚息の修学旅行に合わせて休みを取っているそうなのである。 従って、明日も休みだそうである。 「ねぇねぇ、明日ダウンタウン・ディズニー行かない?」なんぞと能天気なことを言っておる。 「僕、一度行ってみたかったの。」 溜まった洗濯をしながら仕事をしている私に向ってそういうことを言うな!
しかし、『旅行先での透析実験』のための今回の旅行は成功だった。 良かった良かった。 でも、これに味をしめて、「また行こうね」なんて簡単に言われたら困るからね! 実は今月末にラスベガスでWHOのコンサートがある。 彼はWHOのファンなので、行きたがっているのだが・・・一月に2回も行けるか!
実は、スター・トレックも大好きである。 ラスベガス・ヒルトンはストリップからちょっと離れている。 が、ここのカジノのテーマは『スター・トレック』である。 だから、帰りに寄ってみることにした。
もちろん初めてではない。 ラスベガスへ来る度に寄っている。 ここにはお土産屋さんだけでなく、『スター・トレック・ミュージアム』っぽいものもあり、見てるだけで楽しい。 スタートレック・イクスペリエンスとかなんとかいう名のライドもある。 これも中々楽しい。 レストランのメニューもスター・トレックに出てきそうな名前の料理がずらっと並んでいて楽しい。(今回は行かなかったけど) クリンガン(クレンガン)達がレストランの内外をチョロチョロしているのも楽しい。 彼らは思ったとおりデカイ! 時々襲ってきてくれたりもするが、概してフレンドリーである。
今回、またスターフリート・アカデミーのTシャツを買ってしまった。 (新しいデザインのが出てたの!) 本当はジャケットが欲しかったのだが、コカコーラ・ワールドでお金を使いすぎたし、車の窓の修理代あるので次回まで待とう!
スターフリート・アカデミー、行きたかったんだよなぁ。 でも2061年設立だから・・・多分もう死んでる。 生きてても百歳越えてるから無理・・・間に合わない・・・悲しい。 サンフランシスコだからそんなに遠くないんだけどなぁ。
ところで、私はギャンブルに興味がない。 ラスベガスに来るとスロットマシーンで遊ぶけど、ゲーム感覚でやっているので儲けたことがない。 それでもラスベガスは大好きである。 砂漠の真中にある大人の遊園地。 欲望が渦巻く街という言い方もあるようだが、ギャンブルに興味がなくても十分楽しめる街だ。
そう言えば、今回はショーを見なかったな。
2002年06月04日(火) |
コカコーラ・ワールド |
車の窓が割れているので多少不安ではあったのだが・・・考えないことにしよう。
今回泊まったのは『トロピカーナ』というホテルである。 (そうそう、チェックインする時にダブルベッド二つの部屋をキング・サイズのベッド一つの部屋に変えてもらった。 これで文句はないだろう!) 『トロピカーナ』はストリップの割と端の方にあるのだが、隣はあの巨大なMGM。向かいに『ニューヨーク・ニューヨーク』『エクスカリバー』『ラクソァー』が並びホテルからホテルへ歩道橋やシャトルを使って行き来できる。 値段は安いし、部屋は広いし、まぁまぁのホテルだった。
カジノではないのだが、歩いてすぐのところに『コカコーラ・ワールド』というものがある。 コカコーラのお土産屋さんである。 実は、私は子供の頃からコークが大好きで、ここも以前から一度行ってみたいと思っていたのだが、いつも一緒に行く連中が興味を示さずに今まで行くチャンスがなかった。 で、今回はダンナと2人なので(ダンナの両親はスロットマシーンに夢中なのでほっとくことにした)行ってみた。 特に何ということはない。 コーク・グッズが売っているだけである。 コーク・ミュージアムのようなものを期待していたのだが・・・ それでもコークが大好きな私にとっては見ているだけでとても楽しいお店だった。 あれも欲しい、これも欲しい・・・欲しいものだらけである。 また来れるから今度にしよう、と絶対欲しいものだけ買ったはずなのに、あっと言う間に100ドルを越えてしまった。 でも、ちょっと幸せ。
『コカコーラ・ワールド』の隣は『M&Mワールド』である。 こっちの方は興味はなかったのだが、ついでに行ってみた。 「あっ、これは欲しい!」と思ったのは数枚のポスターだけだったが、残念ながら非売品であった。 しかし、色とりどりのM&Mがずらっと並んだ眺めは壮観であった。
夜はMGMのカジノへ遊びに行った。 スロットマシーンでちょこっと遊んで、勝ちもせず負けもせず。 でも、今日は『コカコーラ・ワールド』へ行けたから満足。
2002年06月03日(月) |
I have good news and bad news |
Which do you want hear first? という言い方をアメリカ人は良くする。
で、ラスベガス旅行の初日、良いことと悪いことがあった。 どちらを先に書こうか・・・ 良いこととは些細なことであり、悪いことはその後起こったので、ここはクロノロジカルに書いていこう。
2泊3日でラスベガスへ出かけた。 家からラスベガスまでは約250マイル(約400キロ)である。 平均時速60マイル(約97キロ)で走ると約4時間で着く。 途中休憩を入れても5時間あれば十分着くだろう。 ダンナの透析は最低3時間以上、最高8時間以内行なわなければならないが、ラスベガスまでなら充分間に合う。 という訳で出かけたのだが、ちゃんと間に合った。
自宅で透析を2回行い、午後1時頃出発して、夕方にはホテルにチェックイン。 すかさず透析。 透析用の荷物が多いのには参ったけど、それ程大変ではなかった。 (って透析やってるのはダンナだけど) さて、これは良いニュース。
夕食は塩分一日2gという苛酷なダイエットを完全に無視して『ステーキと蟹のディナー、$12スペシャル』というものを食べた。 ダンナはサラダやベイクドポテト、蟹にレモンだけをかけ淋しく食べていたが、私はブルーチーズドレッシングや溶かしバター、サワークリームをたっぷりと使ってとても美味しく頂いた。 蟹がとても美味しかった。 しかも食べきれないほどど〜んと出てきて、幸せだった。 これも良いニュース。
さて、ラスベガスのカジノはストリップとダウンタウンに分かれている。 有名なのはストリップ。 今回止まったホテルもストリップにある。 これまでラスベガスには10回ほど来たが、何故かダウンタウンには縁がなかった。 ダウンタウンのメインストリートを覆っている屋根(?)で1時間ごとにレーザー・ショーをやっているらしいので、夕食後見に行った。 ものすご〜く素晴らしい・・・というほどではなかったけど、中々面白かった。 これも良いニュース。 ここで終われば、良いニュースばかりの目出度い一日だったのだが・・・
ダンナの透析時間が近づいてきたのでホテルに戻ろう、ということになって駐車場に戻ってみると、車の窓が割られていた。 助手席側の後ろの三角窓。 幸いアラームが鳴り出したせい(だと思う。人が来たのかもしれない。)で何も盗まれなかったが、そもそも車の中に金目の物は入れてない。 車が傷つけられるのが一番痛い。 しかも・・・窓だもんなぁ。 保険の控除額内で修理ができてしまいそうである。
ちゃんとホテルの駐車場に停めていたのである。 ここはLAか!? それともダウンタウンという所はどこでも物騒なのであろうか?
アメリカ人は何かといえば訴訟を起す、と良く言われる。 訴訟が多いから弁護士が増えるのか、弁護士が増えたから訴訟が多くなったのか? 確かに、えっ?そんなことで訴えるの?と思いたくなる訴訟は多い。
ある女性が息子が任天堂のファミコン(Nintendoとしか言ってなかったので64なのかゲームキューブなのかはたまたファミコン、スーパーファミコンなのかはわからない)をやっていた時に発作を起して倒れ、そのまま死亡してしまったので任天堂USAを訴えている、というニュースをラジオで聞いた。 愚息もテレビゲームが大好きだから、う〜ん、こりゃいかん!と思って、真剣に聞いてしまった。
しかし・・・彼女の息子は30歳。 毎日8時間以上ファミコンをやっていたそうである。 で、ゲームをやっていた時、癲癇の発作を起し、倒れてテーブルの角に頭をぶつけ、病院に運ばれてそのまま死亡。
30歳にもなって一日8時間以上ファミコンやるなよなぁ。 仕事行けよ!
もちろん、詳しい事情は知らないので、無責任に「仕事しろよなぁ。」とは言えない。 仕事に行けない健康上の事情があったのかもしれない。 でも、一日8時間以上毎日ファミコンやってたら、健康な人でさえ病気になるのではないだろうか?
「健康のためにファミコンのやり過ぎには注意しましょう」とは書いてないけど、ファミコンやゲームカートリッジの箱には「一時間やったら30分休みましょう」とかなんとか、そのような注意書きはしてあったと思う。 そんなことわざわざ書かなくても当たり前じゃないか!と思った記憶がある。
・・・当たり前じゃなかったんだなぁ。
さて、明日からラスベガスへ行ってきます。 私はギャンブラーではないので、お金を儲けて帰ってくることは決してありません。
2002年06月01日(土) |
今時の若者3:日系編 |
今時の若者、最終回
日系人と言っても剣道をやっている子くらいしか知らないのだが・・・ 彼らのほとんどは日本語をしゃべる。 が、その日本語は実につたない。
多分、彼らは英語で話す時は憎たらしい言葉を使っているのだろう。 が、私に対してはつたない日本語で一生懸命話してくれる。 私が英語ができないだろう、との思いやりである。 (子供と交わす程度の英語なら出来ると思うんだけどな・・・実際、愚息のアメリカ人の友人達とは英語でしゃべるわけだから) いかにも日本語下手!という子でも、ゆっくりと考えながら一生懸命日本語を使って話してくれる。 彼らはとても優しい。 つたない言葉が彼らを一層優しく見せる。
彼らは敬語が使えない。 (本人は使っているつもりかもしれないけど・・・失礼) 「召し上がりますか?」と言わなければならないところを「食べますか?」と言う。 「おっしゃってました。」は「言ってました。」になる。 けれど、決して大人に大して「食べる?」とか「言ってた。」とは言わない。 必ず丁寧語を使う。 使い方を間違えることも多いが、それでも丁寧語を使おうと努力している。 「お願いします。」「ありがとうございます。」「ごめんなさい。」は、はっきりと言う。 しかも些細なことに対してもきちんと言う。 すれ違えば必ず挨拶をする。
高校生の男の子達が5、6人集まってなにかよからぬことを話している風である。 実にむさ苦しい。 というか一見、恐い。 身体はデカイし、ズボンは引きずってるし、髪は染めてるし・・・ そういう連中のそばを通りかかると、皆が「こんにちは!」「こんばんは!」と爽やかに挨拶をしてくる。
わぁ〜お、と感心してしまうのが、彼らがアメリカ人と挨拶を交わすのを見る時である。 初めての人に会った時、相手が大人であっても名を名乗って握手をする。 相手から握手のための手を出されるのを待つこともなく、自分から手を出す。 中学生、高校生の癖して、その態度の堂々としていること。 しかも実に自然である。 もじもじする、などということは絶対にない。 (相手が同じ年頃の子の場合は、握手でなく他の動作のこともある。 動作は相手によって変わる。 その基準は・・・不明) そして、しばらく挨拶程度の軽い会話をする。 う〜む、やっぱり彼らはアメリカ人なのだなぁ。
今時の若者は・・というセリフは何百年も前から言われている。 その後には必ずネガティブな言葉が続く。 でも、今時の若者、頑張ってるじゃないか!と私は思う。 駐在員の子供達も、留学生達も、日系人達も、それぞれに一生懸命やっている。 嫌な事件が増える一方の世の中ではあるが、彼らと話すチャンスがある度に、「将来は明るい!」と感じる。
頑張っている若者達がいる。 礼儀正しい若者達がいる。 思いやりがある優しい若者達がいる。
それに対して、大人にがっかりさせられることの多いこと! (人の振り見て我が振り直さなくっちゃ!)
|