もんすん日記

2004年05月31日(月) ドラゴン

給料日だったので、会社帰りに、そごうでシビラのオレンジ色財布(勿論ライセンス)を購入。
電車の中でなんだからいらなかったような気がして随分気が滅入ってきたけど、気が滅入るのは他の理由からなのだ。
私の鬱期はこんな風に、色んなことに気が滅入る理由をなすりつけながら、堂堂巡りしている。

久々に某動物保護団体に送金。
「寄付したよ!寄付したよ!」とすぐに人に言ってしまうところが私のいやらしいとこだ。
単に動かない奴は金出すべきなんだよね。
気が滅入るだけで、自分が恵まれていることを忘れたくない。

こんなんほしいか?

「13歳」そして、中高年サバイバルに勇気を
やっぱ龍タンは私の中で「困ったときにお金貸してくれそうな人ナンバー1」。



2004年05月30日(日) 専業主夫願望

「ただならぬ午睡」という江國香織編の恋愛小説アンソロジーを読んだ。
恋愛アンソロジーなのに、私にはどれひとつ恋愛小説に思えなかった。
チェーホフの「かわいい女」が一番すき。
愛さずには生きてはいけない女、愛すると愛しすぎて自分がなくなる女。
女の性が若い頃はかわいくて、年をとると哀しい。

金曜は同じフロアで働いていたHさんが退職するため、最後の日。
午後からは社内の挨拶回りで大変そうだった。
泣きながら帰ってくるのでどうしたのかと思ったら、お兄ちゃん肌のドイツ人社員に、色々と説教をされたもよう。
つまるところ、次にすることをしっかり決めてから会社を辞めるのでないとだめだ、とこんこんと言われたと。
それはそうなんだけど、どこかで踏ん切りをつけて辞めたいという気持ちもすごくよくわかる。
初めて会社を辞めるときは、いろいろと不安に違いない。
来月も送別会があってまた会うんだけど、なんとなく名残惜しくて、オフィスを出た後、疲れたHさんを無理やりお茶に誘ってあれこれ話した。
楽しかったけど、ほんと疲れていただろうに、申し訳なかったな。

おじゃるは前から「専業主夫になりたい」と言っていたけど、冗談だろうと思っていたら結構本気らしい。
仕事をえらく頑張っているので、社会的地位を得たいタイプなんだと思っていたが、「専業主夫になったら、専業主夫の一番になりたい」ということで、自分がいる環境で頑張りたいらしい。
まー私が専業主婦になるよりも、彼が家事に打ち込んでいる姿のほうが想像しやすいしね。
ボスの住んでいるマンションには、妻の海外転勤についてきて、日本で専業主夫やっている夫が何人もいるそう。
かくいうボスの息子も、奥さんが仕事で飛び回っていて、息子さんが仕事を辞めて育児に専念している。
私もいつか家族を養えるくらい稼げるようになったらいいんだけどなー。無理だな。



2004年05月27日(木) ダメな日

昨日夜更かしして4時間しか寝なかったら、案の定体調が悪い。
通勤電車で既に眠くて眠くて仕方が無く、コーヒーを何杯飲んでも一日じゅう眠かった。
世の中には3,4時間の睡眠でことたりる人もいるようだが、私は最低7時間は必要。
体調が悪いと気分も悪く、恥ずかしいほどダメな一日だった。
それでも忙しいとあっという間に一日すぎてしまうけど、運悪く今日はボスについて、関連会社に行かなくてはならない日。
移動時間が長い割にあんまりすることがない。
往復2時間、車の中ではきそうに気分が悪かった。
私は沈黙が怖いタイプなので、普段は車などでは一人で喋っているが(これも迷惑か)、今日は重い沈黙が長いこと続いた。

昨日自殺の話を書いたが、鬱と睡眠不足が原因でついふらりと死んでしまうひとも多いのではないか。
私はそんな度胸はないが、こういう体調のとき歩道橋から道路を見下ろすと、吸い込まれそうになるので、ひやっとする。
生と死って本当に蜘蛛の糸1本で繋がっているような気がする。

気分が良い日か悪い日か常にどちらかで、なんだか子供じみている。

裸できれいな布団にくるまって、24時間くらい寝たい。
目がさめたら濃厚な味のプリンを手づかみで食べたい。



2004年05月26日(水) 忘れ物

前の仕事がらみで友達になったMっちと会うため、仕事をさっさと切り上げて梅田へ。
遠くから彼女を見つけてわかった。
Mっちはなんだか独特の可愛さがあると思っていたけど、センスがいいんだ。
個性の強い格好をしているわけではないのに、彼女独自のスタイルがあって可愛い。
シンプルなマフラーを巻いていても何か違う、っていうひとがいるけど、彼女にもそれがあるね。
以前からMっちにはよくモノをもらっていたので、今日は雑貨屋で見つけた「ハトの形のペーパーホルダー」をおみやげに持っていったら、またまたもらってしまった。
「りんごの形のアクセサリーケース」。
バカなことに、私はおしゃべりにエキサイトしすぎて、いただいたものをどこかにおいてきてしまった・・・・。
明日探してみよう。

昨日はまたドイツ&スウェーデンのインターン学生とランチ。
学生といっても25前後だから、それほどギャップは感じない(と思いたい)。
スェーデンのワークシェアリングを誉めたら
「ワークシェアリングというと聞こえはいいけど、一人ぶんの給与じゃ余裕のある生活ができないから共働きするだけのことだよ」と比較的冷めた意見だった。
日本のこともよく調べてきている。
日本はなんで自殺者がこんなに多いんだろうね、という話題になった。
なんでだろう。
私の中では、この国の暗い時代は底を打った感があるんだけど、私の脳内でだけ上昇しているのかもしれない。
それから保育所での幼児虐待の話になり、子供に対する性的虐待ほど酷い虐待はないよね、という結論に。
考えたら昼間から重い話をしたなあ。
中国系スウェーデン人の学生のほうが、特に頭の回転が速くて面白かった。
私の中では、頭の回転が速い人ってAB型のイメージあるんだよね。
違うな、AB型は勘がいいの。



2004年05月23日(日) ナミビアの砂漠

今日はスイス人P(役員の奥さん)主催のBBQパーティに呼んでもらっていたので、早起きして(てほどでもないが)六甲へ。
他国へ引っ越すP一家の送別会も兼ねていたが、会社関係者はKさん、Hさん、私の3人だけで、あとはPの英語教室、料理教室、スペイン語教室、クラフトワーク、エアロビクス等の生徒さん(おばさんから若者まで)、各種?ヨーロッパ人だった。
面白いのはこういうとき、ヨーロッパ系の奥さんたちは夫子供同伴なのに、日本人の奥さんたちは子供だけ連れてくるのよね。
そして、ヨーロッパ系のだんな方は非常によく働く。
奥さん方がおしゃべりに興じている間、ジュージューBBQを焼いて、お酒をついで、子供の面倒も見ている。
やっぱり家事のできる男と一緒になるべし。

BBQで終わりではなく、その後各種ゲームが待っていた。
水の中のフルーツ食い競争、つなひき(なんで綱もってるねん)、トイレットペーパー巻競争?、水風船キャッチボールと、おばちゃんたちがキャッキャいいながら真剣にきそっているのが面白い。
近くで演奏していたK大学マンドリンサークルの人たちも加わり、音楽に合わせて皆で手をつないで踊りだした頃には、立ちくらみさえしてひ弱な私。
いやあー、でもこんなアウトドアな催しに参加したのは久しぶりやね。

インターンで来ているスイス人の男の子が、アフリカに1年いたらしく、アフリカの自然の話をしてくれた。
ビザが下りず、砂漠にいけなかったことだけが心残りだそう。
彼の友人によると、ナミビアの砂漠、二ヶ月以上砂漠で旅だけしても、飽きることはないのだそうだ。
旅した人の写真を見た途端、スイスを出たくなったという彼曰く、超自然的なこの世のものとは思えぬ美しさだったと。

私も、雑貨屋で魅せられて、ずっと部屋に貼っていたポストカードが砂漠の写真なんだよね。
砂漠の月。
あんな光景を自分の目で見れたら、何日いても飽きないだろうなと思う。



2004年05月22日(土) 錆びないように

また生理の話で男性の皆さんには恐縮ですが、今月は薬なしでも生理痛がかなり軽く、自分でもびっくりしている。
先月は薬を飲んだけど、いつもの
腹で小人さん達が鈍器を持って、笑いながら交互に殴りつけているような
痛みはなかった。
それで今月思い切って薬を我慢してみたら、眠気と体のだるさ、体温の上昇といったいつもの症状はあるが、痛みははるかに軽かった。
もしかしたらここの水が効いているのかも。
副ボスが大絶賛していたので、オフィスでも家でもここのを常水?にしてみたら、吹き出物が減った。(今は殆ど出ない)
コーヒーや紅茶は明らかに味が上がった。
もしも生理痛まで軽減してくれるとしたら、温泉水さまさまだ。

昨夜はykkが予約してくれた韓国料理店でkoriwaと3人でお食事。
金曜の夜はこうでなくちゃね、という過ごし方ができて楽しかった!
転職したkoriwaさんの職場は楽しそうで、イキイキしていてよいな。

私のまわりの女友達は、結婚している人でもしてない人でも、会うごとにキレイになったりお洒落になったりしている人が断然多い。
年取ってくすんじゃったーって人は全然いない。
微妙な年齢になってきたから、私もお洒落しなくちゃね〜と思いながら、今日もすっぴんで近所をうろうろ。
昔の同級生に会ったら大変だ。

掃除中に家出した猫が、切られたての?脱皮したての?とかげのしっぽを持って帰ってきた。
切り取られたしっぽだけなのに、ずーーっと、生きてるみたいに動き回ってて、不思議だった。
おかんが「へびの赤ちゃん!!」と大騒ぎしていたが、確かにへびみたい。
保存しときたいと思ったが、おかんがティッシュにまるめて捨ててしまった。



2004年05月20日(木) 秘密

ひらいけんは歌がうまいなと感心して聴いていたのに、タクシーの運転手さんはチャンネルを訪朝のニュースに変えてしまった。

こういうニュースを聞くと、怒りでわなわな震えそうになる。
こうやっていつも、普通にささやかに生きている人が傷つけられる。
当事者は苦悩しているのかもしれない、と想像してみる。
誤って罪もない人を殺してしまった、という事実は、その人の一生に深く消えない影を落とすんだろう。

名前もすごいが顔もすごい。
この人の顔に見入っちゃったよ。

ウイーンで買った"Short cuts"の文庫を読んでいる。
春樹訳もいいけど、原書はやっぱりいいね。
独特の節があるなと思った。
春樹訳だとちょっと洗練された感じになってしまうけど、オリジナルは想像していたより俗っぽい文章だったりする。

「不倫相手への慰謝料請求」という話題に目が留まる。
私も初めてこういう法律があると知った時、なんじゃそりゃーと思った。
(不倫の是非はおいといて。そもそも悪いことだという前提はあるにしろ)
自分のだんな(奥さん)が浮気した時、浮気相手を責めたくなる気持ちはよーくわかるが、全責任を相手に押し付けて慰謝料を取り、離婚はしないで結婚生活を続ける、という趣旨なら、考えただけでおぞましい。
結婚というものの悪い象徴のような気がしてぞっとする。

おぞましいといえば、仕事のことでもプライベートなことでも、他人の秘密を知りたがる人って苦手だ。
仕事柄、機密事項を扱うことが多いが、(そこまでの機密情報でなくても)仕事上の必要性でなく、単なる好奇心から知りたそうにされると、さっと一線をひいてしまう。
もともと私自身がなんでも口にしてしまう性格、しかも声がでかいので、仕事では念には念を入れて「口は災いのもと」にならないよう気をつけている。
友達はみんな、そして会社のひともほとんどが、私よりもずっと良識があってデリケートだから大抵は心配ないんだけど。
会社にひとりだけ、ずけずけと聞いてくる人がいるんだよね。



2004年05月18日(火) とりとめもない倦怠

昔から、妹はどうしても父親と性格がぶつかる。
その割に電話を切るときに「じゃ、変更あったら連絡するから」という口癖とか、性格は反対なのにヘンなところが似ている。

帰りの電車で座っていたら、向かいに立っていたおばはんが、いきなり荷物を私の隣に押し込んできた。(隣のひとと私の間のわずかな隙間に)
荷物が私にもたれる格好になっても、おかまいなし。
世界共通の、おばさんのこの羞恥心のなさはなんだろうね。

恐ろしい夢を見て早朝に起きたときって、もう一度眠っても夢の続きを見るのはなんでだろう。
土曜の早朝、小さいボール二つを抱えて逃げ回っていたが、とうとうアイツに見つかる。
アイツは叢からぬっと姿をあらわし、私の足首をつかんだ。
心臓止まるかと思ったよ。
夢の中で逃げたり隠れたりしていることが多いのは、実生活でも何かから逃げているからか。


Carver’s dozen
の最初に掲載されている作品だというのもあって、「でぶ」という作品は何度も読んでいる。
太った男が食べるのを描写した場面は、何度読んでも飽きない。
底にあるあきらめと不安、少しの恐れと共感、うまれてくる新しい何か。
わけもなく不安になったとき、「自分だけじゃない」と知るために読むのかも。



2004年05月15日(土) はだか

某ホテル(というかウェスティン)より帰宅。
淡路ウェスティンはかなりおすすめです。
自宅からびっくりするほど近かった。
新しいし、環境はいいし、食事も美味しい。
私は(たとえどんな安ホテルでも)ホテルにいるときは、大体裸でいる。
なんせ自分ちが汚いので、清潔な場所にいると脱いでくつろぎたくなる。
一度蒲田で一ヶ月ホテル暮らしをしていたとき、同僚に(女)突然部屋のドアをあけられてばっちり裸を目撃されたことがある。
ヘンなものを見せてしまって申し訳ない。

よく奥さんの話をするおじさんってなんだか好き。
「うちの女房が・・・」と奥さんの話をする内容が、いかにも仲良さげといったかんじでほほえましい。
外国人みたいに表立って誉めなくても、おしどり夫婦だというのが伝わってくる。
今朝ホテルで一人朝食をとっているとき、まわりのカップルを観察してみた。
一緒に旅行にくるくらいだから、みんな仲良さげなんだけど、あうんの呼吸というか、同じ優しい空気をまとった夫婦とかいるんだよねえ。
結婚って悪くないかもしれない。

きっと、そういう空気を一緒にまとって歩いていける相手は、そうそういないわけで、生活や哲学ということを考えると、一緒に生きていく相手を社会的地位や相手が持っているもの(見栄のようなもの)を基本に探すのは、結局は不本意な生活を手に入れてしまうことになるかもしれない。
たくさん持っていても不幸せ、もっていなくても幸せ。
往々にしてそれはある。

BSで予告をしていた春にして君を想うをもう一度見たい。
ビデオ屋でバイトしていた大学生のとき一度見たけど、今見たらもっと馴染むと思う。
若さより、きっと老いの方がエキサイティングだ。



2004年05月14日(金) 羽を伸ばす

今日は某ホテルにて、終日社外ミーティング。
朝早くホテルに到着して、ひととおりセッティングを終え、無事会議が始まったので、会議場のビジネスルームにてひとやすみ。
ここはホテルと会議場が隣接され、便利かつ環境がとてもいい。
昨日あんまり眠れなかったので、皆様が会議している間昼寝しちゃおう。

それにしても、ホテルの担当だけでなく総支配人まで出てきてくれて、丁寧に扱ってもらえるのはちょっと気分がいいかも。
ビジネス顧客は大事だものね。
施設を選ぶのは実質秘書なので、丁寧に扱ってもらえるというわけだ。
私はプレゼンも何もしないのに、会議のセッティングやコーディネートだけして、美味しいもの食べていい部屋にとまれるという、今日はちょっと役得だな〜。

昨日は、しばらくドイツ人の学生インターンが来ているので、同じくドイツ人の同僚Sさんが紹介がてらランチに誘ってくれた。
学生H君は、背の高いおサルさんといった風貌。
1聞いたら100ほど答えるとこがドイツ人ぽい。
こっちが理解していない風でもかまわず話しつづけるのがドイツ人ぽい。
もう暑くてしょうがないらしく、「プールどこ?プールいきたい」と聞かれる。

ボスの奥さんが具合が悪くて、Mさんに連れられて病院へ行った後オフィスに立ち寄っていた。
今まで電話ばかりで初奥さん。
くしゃくしゃっと笑うかわいーい人だった。
しぐさとか話し方とか、少し話しただけでいっぺんにすきになった。
彼女もかわいいおサルさんに見える。

今日ロビーで参加者の出欠を取っていても、皆がおサルさんに見えてしかたなかった。
おサルさんが暑かったり寒かったり食べたり眠ったり飽きたり怒ったり興奮したり、する。



2004年05月11日(火) お金のフシギ

今更だが、お金ができたら株をやってみたい。
おじゃるがボーナス全部つぎこんで中国株などを買っていて、話を聞いているとなんだか面白そうなのだ。
確か田口ランディが株を生き物に例えていたけど、世の中の動きで上がり下がりして、読めそうで読めないところがナマモノなんだろう。

最近お金のイメージが自分の中で生まれつつある。
体と水の関係に似ているような。
からだが太りすぎでも痩せすぎでもいけないのと同じで、持ちすぎてもなさすぎてもだめになってしまう。
大金持ちや極貧でも幸せになるような大きな器の持ち主なら良いのだが、普通のひとはお金に食われてしまうんじゃないか。
そういう意味でも、お金は猫と同じく、自分を上手に扱ってくれて飼いならせる人のところに集まるのだろうね。

定期収入が入るようになってから、と思っていたフォスターペアレントにまた興味が湧いてきた。
街角の募金と違って、誰のもとに届けられるのかきちんとわかるのがよい。
3千円から参加できるとはしらなんだ。
勿論途上国の子供を援助できたらいいな、という気持ちのほかに、いくばくかの稼ぎがあるなら(貧乏派遣社員ではあるのだが)、きれいに循環させると結局まわりまわって自分のとこへも(物質的ではなく精神的にかもしれんが)帰ってくるんじゃないかという、身勝手な考えもある。
富豪のユダヤ人がお金が無いときから慈善事業に寄付しているのも、そういうことを理解しているからだろう。
偽善は、何の役に立たない善よりも、むしろ良いものだ。
いや、なんの役に立たない善だって良いな。



2004年05月09日(日) 母の日

スーツやコートなどハンガーにかける服類を全て収納しようと、クローゼットハンガーを購入。
レンチを駆使して5時間弱もかけて組み立てたらどでかいすごい代物が出来上がった。
他の色が売り切れで赤いカバーケースなので、部屋の半分が真っ赤!
それもさすが安物、というどぎつい赤。
確かに全部収納できたけど、これじゃあ誰も部屋に呼べないな〜。
(前から呼べなかったけど)
家具類は安物は避けたほうがよいことを学んだ。(遅い)

今日は母の日。
おじゃると回転寿司を食べた後、夕方おかんと三宮で待ち合わせ。
腕時計がほしいというので、時計店を物色した。
「文字盤が大きくてかわいい」とディーゼルのを欲しがったが、結局アルマーニのシンプルな腕時計をプレゼント。
実はここ数ヶ月家にお金を入れてないので(パラサイト)、もっとどかんと高いものを買おうと思っていたんだけど、おかんがこれでいいというので甘えることにした。
そういえば私はここ6〜7年腕時計って使っていないな〜。

それにしてもおかんは、娘と一緒だと急に幼児返りするので困る。
おかんなりのぶりっこをするんだけど、おかんという妖怪に見える。



2004年05月06日(木) 輪になって

知らなかった。
ボスのゴルフ友達であるLさんが、ゴルフの回数を減らした理由が「スクエア・ダンス」なるものにはまっているからだとは・・・。
検索してみたらカントリー&ウエスタンメロディにのって「手をとりあって踊るさわやかな踊り」だそうです。
Lさんは現在のところ奥さんの理解は得られていない、とのボスの話でした。
Shall we dance?
私も年を取って尼になっていなかったら、踊りとボランティアを趣味に、若い頃よりアクティブに暮らしたい。

今日は躁鬱でいうと、完全に躁の日だった。
「町じゅうのあなたにハイタッチ」が今日のキャッチフレーズ。
もうひとりのボスAさんが「僕のGWはまだ終わっていない」とか言って、子供を会社に連れてきていたので、一緒に遊びたく、コーラをだしたりいろいろご機嫌を取ってみた。

そして今日はドイツ語の日。
先生のIさんが、だんなさんを迎えにくるついでに私もピックアップしてくれた。
車で赤ちゃんが泣くので、おろおろしていると
「おしゃぶりしゃぶらせて!」と言われたので手にもたせると、すかさず口に含んで無表情になきやむのがシュールでよかった。



2004年05月05日(水) 美の基準

最近「美しくなりたい」と思春期女子のように悩んでいます。
以前「自分の顔に文句は無い」と言って妹に「迷言」よばわりされたけど、土台は他に選べないんだから文句言ってもしょうがないし、という境地。
欠点も愛嬌と割り切って自分の顔を気に入るしかないでしょう。
私が最近こうなりたい、と憧れるのは藤原美智子さんUA
昔から純粋に顔がすきなのは、小野リサさん大貫妙子さん
彼女らのように顔が神々しいのも(内面がにじみでているから)素敵、藤原さんやUAのように自分に似合うものを知っていて、ファッションやメイクに確固とした自分のスタイルがあるのもいい。
自分に似合うものを、いいものを、と貪欲にさがし始めると、買い物に行っても買いたいものはそうそう見つからないんだな〜と実感。

久々にクルミさんのサイト(良サイト!)も読んで、生き物を犠牲にしていない素材、実験をしていない化粧品、そういったものも賢く選んでいこうと、と思った。
選ぶという行為そのものが自己表現。

美といえば、男ってどうしてこださいフツーの女がすきなのだろう。
和香ちゃん(彼女は飛びぬけている)とかグラビアアイドルなら好きなのわかるけど、なんとかミホとか、エロスも感じさせないし、よーわからん。



2004年05月04日(火) つるばみ

やっと部屋の掃除を、本棚の整理からとりかかっているが、古い本や漫画に熱中してしまって、全然すすまない。
「いたいけな瞳」の2巻と8巻をむさぼり読んで、私が漢字の「実」という字がすごく好きなのは、吉野 朔実 さんに由来することを思い出した。
文学よりも文学的で、哲学よりも哲学的な作品を描く彼女は天才だ。
私はこの作品に出てくる女性がすごく好きなんだな〜。
(男性もなんだけど、こういう男性はきっと実世界には存在しないだろう。フランス人とかならいるかもしれないけど)
気高くて寛容で賢くて孤独。

 でも もしもは いつも もしものままで
 いつか 忘れてしまうんだ
 淡い 気分だけ残して

 あなたは 誰よりも 愛されなければ

 花は起きていた
 起きてひと晩中 ぼくの眠りを妨げた
 言葉をかわすこともなく
 肉体をかすこともなく
 花はまるで剣のように 
 ふたりの間に 横たわっていた


吉野朔美や岩館真理子のような上質な少女漫画って、むしろ大人になってからの方が愉しめる。
ずっと浸っていたいと思わせる余韻。
女に生まれてよかったかもしれない。



2004年05月01日(土) 近くに

やっとS君にお線香を上げに行った。
実際に彼の遺影を目の前にすると、なんと言ったらよいのかわからない。
恥ずかしいときに無駄に言葉を重ねてしまうように、語りかける言葉を見つけあぐねていた。

江原氏の本に書いてあったことを、行きの電車からずうっと考えている。

−実は死が悲しみなのではなくて、生きること自体が苦労の連続という悲しみなのだ。死を迎えた魂は「お疲れ様」と言って迎えられ、産まれてゆく命は「これから学ぶために、たくさんの苦労をするんだろう。かわいそうだけど、頑張っておいで」と見送られる。−
といった内容のこと。

魂だとかなんとか、名前をつけると途端に胡散臭くなってしまうが、この考え方自体は私はすんなり理解できる。
そして、中島らもが書いていたように、実は生と死はそんなに遠くないのかもしれない。

お父さんお母さんと3時間近くも話していて、なんとなくそういうことが伝えられればいいな、と思ったが、やっぱりぐるぐるとことばが空回りするだけだった。
私の生死観を披露したところで、どうにもならないだろう。
もっとも身近な肉親を亡くした悲しみは時間が経ってもいえることはないだろう。
ただ、S君もおじさんもおばさんも私も、本当は今だってそんなに遠いような気がしないんです、となんだか言いたくなったのだ。
それはかえって、身近な人を亡くしたことのない人間のセンチメンタリズムで、身勝手さ、無知さなのかもしれない。

一年か。
あー私はまだまだダメだよ。
S君みたいに、皆に好かれて皆を受け入れてあげられるようなひとには、まだまだなれそうもない。


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